一歩一歩ずつ、踏み外さないように、しっかりと胸張れるように…。

階段を上る時も
足下を一歩一歩ずつ
踏み外さないように
しっかりと胸張れるように
何度となくただ涙しても
悪くはないでしょう

挫ける時も進めていない気がしても
焦らないで自分を見て
出来るはずだよ
「一歩ずつ」/Rihwa

 10月4日は、シンガーソングライター“Rihwa”さんのお誕生日!おめでとうございます♪ 自身のTwitterでは「10月4日、27歳になりました。皆様お祝いメッセージありがとうございます!大好き!目標は、曲を100曲書く!!!頑張らなきゃ。笑 こんな私ですが、少しでも誰かの役に立てるよう、笑顔を忘れずに精一杯生きていこうと思います!これからもよろしくね」とツイート。彼女自身、冒頭でご紹介した「一歩ずつ」の歌詞のように、これからも<一歩一歩ずつ>しっかりと、新たなステージへ進んでいくのでしょう。そして目標は、新曲100曲…!その歌たちがいつか私たちの耳に届く日が楽しみですね…!!

 さて、Rihwaさんの数ある楽曲から「一歩ずつ」をピックアップした理由にも関係しているのですが、10月4日は<徒歩の日>とも言われているそうなんです(「と(10)ふぉ(four)」の語呂合わせから…)。たとえば、歌詞に“走る”という言葉が使われている場合は、勢いや疾走感、弾けるようなエネルギーを感じることが多いですよね。一方で“歩く”という言葉は、“走る”と同様に“前へ進むこと”では変わらないのですが、また違った性質を持っております。そこで今日のうたコラムでは、Rihwa「一歩ずつ」に加え<徒歩の日>にちなんだ楽曲に注目してみます!

走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでく
誰にも言えない事は どうすりゃいいの? おしえて

急ぐ人にあやつられ 右も左も同じ顔
寄り道なんかしてたら 置いてかれるよ すぐに

嘘でごまかして 過ごしてしまえば
たのみもしないのに 同じ様な朝が来る

走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでく
だから歩いて帰ろう 今日は歩いて帰ろう
「歩いて帰ろう」/斉藤和義

歩いていこう 歩いていこう
僕は「今」を生きていくよ
傷ついても 何度も 信じたいよ
この手を この日々を
君と泣いて 君と笑って
僕は強くなれたんだろう
君がくれた言葉はここにあるよ
そうだよ 歩いていこう
「歩いていこう」/いきものがかり

「あなたが笑ってられる、幸せである
それが私の幸せだから
自分ばかりを責めないで
私は勝手に幸せになるから あなたは前向いて」

今までの事思い返すと 涙滲むのはどうして?
キレイなだけじゃ語れない
足跡を胸にまたそれぞれ歩き出そう
「それぞれ歩き出そう」/阿部真央

 歩くのは、斉藤和義「歩いて帰ろう」のように“ひとり”の時もあれば、いきものがかり「歩いていこう」のように君と“ふたり”の時もあり、阿部真央「それぞれ歩き出そう」のように一緒だった誰かと離れ“それぞれ別々”になる時もあります。しかしどの曲にも共通しているのは、目に映る景色、自分や誰かの心、過去などをしっかり見つめ、向き合い、噛み締めながら“歩いてゆく”のだということですね。“走る”よりも、その足跡が一層くっきりと見えてくるような気がします。

 ちなみに“歩く”という行為は『人間がする運動の中で一番完璧に近い運動』だとも言われており、身体だけでなく、心にも必要なことなんだそう。自律神経がゆっくり整うため、気分がよくなったり、やる気が出たり、ストレス・不安・憂鬱が減少したりという効果もあるんだとか。走ることでパーッとエネルギーを発散させることも気持ちが良さそうですが、たまには一歩一歩、進んでいくように、日常を丁寧に味わってみることも大切なのかもしれません。また、ご紹介したどの曲も、お散歩のお供にピッタリですので、是非聴きながら歩いてみてください♪