あなたと別れるんじゃない、あなたを愛した自分と別れるの…。

これ以上私を愛さないで
離れられない夜にしないで
あなたが本当に好きな人は
私以外にも いるんだから
なぜ あなたが泣くの?
泣くのはいつも私だったのに
突然 砂の城は壊れてしまうものなの
「他の誰かより悲しい恋をしただけ」/Flower


 …悲しみに満ちたフレーズで幕を開けるのは、“Flower”の新曲「他の誰かより悲しい恋をしただけ」です。なんだかタイトルから刺さりますね。この曲は、9月14日にリリースされるベストアルバム『THIS IS Flower THIS IS BEST』に収録される楽曲。すでに歌詞の先行公開がスタートしており、歌ネットの注目度ランキング首位に輝いております。

 「他の誰かより悲しい恋をしただけ」は、彼女たちがこれまで大きな魅力としてきた“切な美しいラブソング”の真骨頂。歌詞の中に登場する<Forbidden love>とは、禁断の恋という意味です。イメージするのはやはり浮気・不倫…。<本当に好きな人は私以外にもいる>のに、恋が終わるときになって涙を流すなんて、ズルイ男性ですよね。

あなたに愛する人が 
いるってわかってて 好きになったんです
どうにもならない恋が 
胸の奥で 赤く赤く泣いてる
「白雪姫」/Flower

キミのすべてが大好きだった 
何もかも大好きだった
イヤだよ イヤだよ イヤだよ 
抱きしめられなくなるなんて
「さよなら、アリス」/Flower

私 あなたの腕の中の
愛を知らない 熱帯魚だった
どんなに 激しく泳いだって
そこにあるのは 涙の海でした
「熱帯魚の涙」/Flower

 Flowerの歴代人気曲では“他の誰かより悲しい恋”がたくさん描かれてきました。報われない恋、終わりを迎えてしまった恋、許されない恋…。どの曲にも涙や未練、苦しみの感情が揺れています。しかし、2011年のデビューから5年目を迎えるFlowerが歌う「他の誰かより悲しい恋をしただけ」は、その一歩先へと進んでいるんです。

私 あなたと別れるんじゃない 
あなたを愛した自分と別れるの
薔薇の花の棘みたい…チクリ、痛いわ

愛してた…決して幸せにならない恋に彷徨(まよ)って
終わりがあることを見ようともせずに
あなたを想い続ける理由を
嘘つき…ウソツキ… 捜していた
他の誰かより悲しい恋をしただけ
そんなふうに思い込んで忘れるわ
もうだめよだめ もう終わりにしましょう
私たち永遠に…Forbidden love Forbidden love
「他の誰かより悲しい恋をしただけ」/Flower

 <あなたを愛した自分と別れる>…この言葉からは、すべてを彼のせいにはしない女性の潔さや強さが伝わってきますよね。禁断の恋に足を踏み入れてしまった弱さ、今までその恋を正当化していたズルさ、自分の中のそういうものと真正面から向き合い、幸せになるために別れを選ぶ。そんな勇気をくれるのがこの新曲。

 ちなみに、男性は“禁断の恋”をした場合、自分から別れを告げる方は少ないんだとか…。バレなきゃ良いとダラダラと関係を続けたり、女性側が寂しさに耐え切れず関係を終わらせるのを待っていたりすることがほとんどだそうです。Flowerの「他の誰かより悲しい恋をしただけ」には<恋より淋しい関係 続けていちゃいけないわ>というフレーズも綴られております。本当にその通り…。今“他の誰かより悲しい恋”をしているあなたも、どうか過去に手を振る勇気を持てますように。

◆紹介曲「他の誰かより悲しい恋をしただけ
作詞:小竹正人
作曲:Jonas Mengler・Carlos K.

白雪姫
作詞:Masato Odake
作曲:Hiroki Sagawa from Asiatic Orchestra(Vanir)

さよなら、アリス
作詞:小竹正人
作曲:Soulife

熱帯魚の涙
作詞:小竹正人
作曲:SKY BEATZ・FAST LANE