歌詞の中にも登場する“イマドキ言葉”いくつご存知ですか?

 いつの時代にも若者の流行り言葉(イマドキ言葉)というものは存在するようですが、最近では「ゆとり用語」や「学生用語」「新ギャル用語」「ネット用語」というものが大人を困惑させるようです。たとえば<ちな>、<りょ>、<とりま>、<ワンチャン>、<パリピ>、<バイブス>などなど…。まず<ちな>は“ちなみに”、<りょ>は“了解”の略です。では、残りのワードの意味はわかりますか? 実はこれらの言葉、最近の楽曲の歌詞中に登場することもあるのです。

ピュアなハートだって 千変万化
白のパンダだって よく見りゃ茶色
カニ食べんだって 今や自腹
北京ロンドン リオ東京

20周して また一回転
うらおもて で おもてがうら で
知ったこっちゃないわ とりま うちらは
まだまだまだまだ いい感じ
「パフィピポ山」/PUFFY

 この曲はデビュー20周年の“PUFFY”が昨年11月にリリースした楽曲。作詞を手がけたのはヒャダインこと“前山田健一”さんで、彼女たちの代表曲「アジアの純真」「これが私の生きる道」「渚にまつわるエトセトラ」を思い起こさせるキーワードがたくさん盛り込まれていますね!そしてフレーズに登場する<とりま>。ご存知の方も多いと思いますが、これは“とりあえずまぁ”の略。つまり<とりま(とりあえずまぁ) うちらは まだまだまだまだ いい感じ>という意味ですね!

うぜぇ 男と消える
ワンチャンで捨てられるのがオチだろう?
死ね ブスビッチ粉砕
遊ばれて くたびれて 居なくなれ 消えろ
「ブスビッチ」/密会と耳鳴り

一人じゃできない遊びが夏には多過ぎるんですよ 
波の音に委ね揺れて
気付けば僕らは卑屈になって疲れているんですよ 
君に会いに海へ行こう

友達ぐらいおるわ 他人よりボッチが平気なだけ 
パリピしばきたい
「夏っぽいことしたい」/キュウソネコカミ

盛り上がりまくりAll night long$
冷めないバイブスと体温
ギリギリ危ない Break of dawn
OK OK まだ OK
Shot 両手に備えてさぁカンパイ
Let's get it started
「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」/EXILE THE SECOND

 死ね、消えろ、しばきたい…穏やかでない単語も飛びかっておりますが、立て続けに3曲ご紹介しました。まず、密会と耳鳴り「ブスビッチ」の<ワンチャン>は“ワンチャンス”の略。「ワンチャンあるわ!」と言うと“もしかしたらイケるかも”“可能性がなくはない”というような意味になるそうです。また下ネタで使われる場合もあるようで、おそらく「ブスビッチ」はこちらのパターン。“一晩だけの関係”という意味になり、すぐにヤラせてくれる<ワンチャン女>なる言葉もあるんだとか…。
 
 そして、キュウソネコカミ「夏っぽいことしたい」の<パリピ>は“パーティーピープル”の略。社交的な場が好きな人、ノリの良い人、騒がしいことが好きな人を指すような言葉だそうです。夏はビーチでウェイウェイ、秋はハロウィンで仮装パーティーというような方々のことですね。EXILE THE SECOND「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」の<バイブス>は、雰囲気、心の中、 考え方などを意味する英語。新ギャル語としてもヒットし「バイブスやばい!」「バイブス高い!」などの使い方をし、“テンション・ノリ”がとてもアガっている状態を表している模様。
 
 みなさんは、イマドキ言葉、いくつご存知でしたか…?とはいえ、今や死語と言われている「ナウい」「チョベリバ」「タンマ」「マンモスうれぴー」などのワードもかつてはイマドキ言葉だったんですよね。まだまだ想像もつかないような新単語が次々と誕生していく予感がします…。歌詞の面でも注目しなければなりませんね…!