音楽サイト“ORICON STYLE”では今夏に『復活してほしいバンド』について調査を行っておりました。結果、首位はYUKI率いるジュディマリこと【JUDY AND MARY】。1993年にデビューした彼らは、残念ながら2001年に解散してしまいましたが、色褪せない楽曲が今も尚多くのリスナーから支持され続けているようです。以下、10位までBOΦWY、THE YELLOW MONKEY、THE CHECKERS、ZONE、プリンセス・プリンセス、ELLEGARDEN、オフコース、THE BLUE HEARTS、FUNKY MONKEY BABYSと続きました。
また、2016年は“閏年(うるう年)”で、4年に1度やってくる2月29日が存在します。そうなるとやはり、2012年2月29日に惜しまれつつ解散してしまった、椎名林檎率いるバンド“東京事変”にも想いを馳せてしまいます…。音楽をやっている人なら誰もが一度は頭をよぎるのかもしれない“解散”や“辞めるということ”に鋭く切り込んだのが、4人組ロックバンド“ミオヤマザキ”の新曲です。タイトルはずばり「バンドマン」。
“バンドが解散する度、しょうもないつぶやきが増える
「バンドは永遠に続く訳じゃない。だからライブ行こう。CD買おう」
その気持ちはわかるよ
でもさ、誰かの解散に託けて責任意識なんて課すなよ
そもそも“好き”で続けてるんだろ?バンド
金がなく時間もなくて
自分のキャパに限界を知って
辞める理由が何にせよ
“好き”で越えられなくなったんなら
それは“好き”じゃなくなったって事
ただ単にそれだけの事 そうでしょ?”
“「CDなんて売れないから!」
「あいつらも一発屋。もう消えたな」
「メジャーデビューも意味ないよな」て
まず行ったこともない奴が言うなよ”
“どうすりゃいいの? 迷ってるの?
誰の為に戦ってるの?
やりたい様にやったらいいじゃん
どうせ3年後は誰も覚えちゃいねーよ いねーよ
上を向け 胸を張れ
思った事くらい口に出せ”
ガンガンぶつかってくるフレーズのひとつひとつに、ドキリ、ザクリ、ガクリ、とするのはバンドマンだけではないはず。歌詞のなかにもあるように、会社員もそう、主婦もそう、学生もそう、今を生きる全ての人がそう。正解がなんだかなんてわからない中で戦っているのは誰も皆同じです。“ミオヤマザキ”は日本中に、世界中に、そして自分たち自身にも“不貞腐れている暇があったらなんでもっと本気にならないんだ”本気になれよ!とこの曲で叫んでいるのかもしれません。
尚、今作は10月30日から配信されており、現在ヒットメイカーとして大きな注目を集めているSHIROSE(WHITEJAM)とのコラボレーション楽曲!大胆なサウンドもカッコイイ一作となっておりますので、是非その歌詞と共にチェックしてみてください。そして最後にもうひとフレーズ、ガツンと胸に来たフレーズをご紹介。
“NO MUSIC? NO LIFE?
いやいや音楽はなくても生きていける
ただ音楽があった方が生きたいと思える
だから音楽は無くならない”
「バンドマン」/ミオヤマザキ