フレンズ

聞こえて来た藤井アナウンサーの言葉に心が動いた。

 2021年8月4日に“フレンズ”が2ndフルアルバム『SOLAR』をリリースしました。本作には、ドラマ『きのう何食べた?』の主題歌「iをyou」をはじめ、数々のタイアップに起用されたこれまでのシングル曲のほか、新曲「東京今夜」を含む全15曲を収録。加えてBonus Rare Trackとして新録で「NIGHT TOWN(神泉ver.)」まで収められた、これまで以上の多彩なサウンドが詰まった、まさにフレンズの真骨頂と言える作品となっております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“フレンズ”のおかもとえみによる歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回はその最終回。綴っていただいたのは、新曲「海のSHE」に通ずるお話です。ある日のニュース番組で、心が動かされた理由とは。そして曲に込めた想いとは。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。

~歌詞エッセイ最終回:「海のSHE」~

去年の2月、コロナが蔓延し始めて、何がなんだかわからない未知のウイルスに怯えていた。あれやこれやと慌てふためいているうちに緊急事態宣言が発令され、家に篭った。ぼーっとテレビを見る機会も増え、世の中がどうなっているのか確認するためにニュースもよく観た。

ある日の夕方『news every.』を観ていた時に聞こえて来た藤井アナウンサーの言葉に心が動いた。普段ニュースを読んでいるアナウンサー、テレビの中の人たちは“テレビの中の人たち”と、どこか一線を引いて見ていた。そんな偏った感覚で彼らを見ていたのだが、ある日の藤井アナは自分の言葉で喋り出した。まっすぐにこちらを見て。

「感染者数に一喜一憂しないでください。この数字は2週間前の結果です。私たちは2週間後の未来は変えることができます」

「命より大切な食事会やパーティーはありません」

「たくさんのものを我慢してあきらめる日々を過ごしていますが、他人を思いやる心まで失わないでいることが大切です」

など、自らが感じた言葉を丁寧に視聴者に伝えてくれた。そんな藤井アナを見て、ああ、テレビの中の人たちも私と同じ人間なんだなあと。今までも自分の言葉で語る人たちはいたが、時代と相まって私の心に刺さった。同じ不安を抱えて、同じ夜を過ごしているんだ。あなた自身だって苦しくて折れちゃう時もあるだろうに。視聴者のために希望を与えて、事実を伝えて、大切な気付きを与えてくれた。

私は音楽を作っている。これを見ているあなたは、誰かのために働いている。自分のためだって人もいるだろう。職業年齢性別関係なく不意に襲ってくる不安や、誰にも言えなくて辛いこと、ふと寂しくなるような瞬間は、中身は違えど誰にだってある。

私がテレビを見て感じたあの人、SNSで見かけるあの人、ライブでよく見るあなた。私を知ってくれているあなた。ふと通りがかったあなた。あの時、私自身に心に刺さった感覚と感情を。少しでも誰かの救いになれるようなものを作りたいと思わせてくれたあの人とあなたへの感謝を込めて、この曲を作りました。

“大丈夫さ 僕も同じ
夜を過ごしているよ”

<フレンズ・おかもとえみ>

◆紹介曲「海のSHE
作詞:おかもとえみ
作曲:おかもとえみ

◆2ndフルアルバム『SOLAR』
2021年8月4日発売
初回盤 AICL-4030-4031 ¥4,400(税込)
通常盤 AICL-4032 ¥3,300(税込)

<収録曲>
1.東京今夜
2.急上昇あたしの人生
3.FUTURE PEOPLE
4.Hey Boy Hey Girl
5.夢って
6.海のSHE
7.元気D.C.T~No at all~
8.いつものサタデー
9.iをyou
10.8月31日の行方
11.約束
12.あくびをすれば
13.楽しもう
14.ボルテージ!
15.いいんじゃない?
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