um-hum

人生に1つ折り目が付いて、考え方や感じ方の視点が変わった気がする

 2021年5月26日に“um-hum(ウンウン)”が1st mini album『[2O2O]』をリリースしました。彼らは2020年関西最大の音楽コンテスト<eo Music Try19/20>でグランプリ受賞。急速に注目を集める、結成1年半の平均年齢21才大阪発4ピースバンドです。今作には、全8曲を収録。3日間で一気にレコーディングを終え、彼らの初期衝動が詰まった現時点での最高傑作となっております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“um-hum(ウンウン)”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾。執筆を担当したのはR.ioka(ろん れのん/Gt&Key)です。バンドを結成し、約1年経った頃のとある“黄金体験”のお話。ご自身の性格や考え方、感じ方のお話。そして歌詞に対する想いと、今作の収録曲「Yawning」についてのお話。3つのテーマで綴っていただきました。是非、歌詞と併せて受け取ってください。

~歌詞エッセイ第1弾~

どうも、um-humで、Guitar&Composer担当、ろんれのんです。ボンジョルノ。


・黄金体験(ゴールドエクスペリエンス)

えーと、2019年2月くらいかな、うん。弱冠19歳の時、後のum-humというバンドを、気休め程度に組んだ。それまで、海に流れるプラスチック片みたいな流れ者の僕は、ギター片手に(時にベース)色んな所で色んな人と演奏してた。

そんな快楽主義に侵されてた僕が考えたのは、自分のバンドを組んでみること。桃太郎が仲間を集めていくように、個性的でバラバラの3人のメンバーを集めて。自分の意思で、意図を他人と共有して具現化する。難しくて楽しい初めての作業がなんとなくゆるりと始まった。

そんなバンドを組んで1年ほど経って、2020年にも春の風が吹き出した頃。僕は過換気(過呼吸)症候群を患って、無を経験した。20年くらい生きてきたけど、息ができなくなるなんて無かったし普通に考えてヤバい。

3週間、色んなことを放棄して、何も考えないようにしてた。別に心が不安定だったり闇を抱えている…なんて事もないのに、それは突然やって来て。

桜の季節なんてお構い無しに、独りでSuperにDopeになって無になって、夕暮れ時の寂しさなんかも感じたりした。多分、この時期、僕の人格のリセットボタンみたいなものが作動して、新しい自分が始まった気がする。「自分だけど、自分…?」みたいな感じ。良い意味でも悪い意味でも、人生に1つ折り目が付いて、考え方や感じ方の視点が変わった気がする。


・多重人格で本質主義(の僕)

AB型ってのもあるかもしれないけど、昔から人格にムラっ気がある僕は、時期や環境によって人格がちょいと違ってくるっぽいので、時に変わり者って思われ、言われる時が多々ある。

自分と自分の周りの物事が、何かしら繋がって必然的に進んでる的な考え方に傾向したのは、ゆるっと死んでいたあの頃(上記より)から。

「自分」を他人に誇示しようとは昔から思わないけど、今は音楽があって、表現に苦しんでる。変な話。「人生にドM」なんて言葉を、うちのボーカルが出会った頃、呟いていたような。

ある意味捻くれてる。でも自分は自分。そんな僕にも大切な人達がいて、こんな僕にも付き合ってくれる多種多様な仲間がいる。これ以上に幸せな事はないなー。


・アルバム「2O2O」歌詞?

色んなインタビューとかで聞かれた時、文学的な歌詞は書けないって、よく言ってる。この歌詞で、誰かの想いが、とか、届けばな、とか、直接的な意図を文学的に綴るより、語文の直感さや、シンプルにイカれた歌詞が僕は描きやすいし、好き。まあ別に誰かの気持ちや想いをくすぐりたくない訳じゃあないけど。

M-3「Yawning」は、ここだけの話、性愛を、まるで乾いた土手に水を撒くように勤しみたい!、みたいな曲を沢山書きたくて、そのうちの1つ。歌詞に実験的な要素をと、色々と最近はしてる。他の曲については疲れたので、また今度。

<um-hum・R.ioka>

◆紹介曲「Yawning
作詞:R.ioka
作曲:R.ioka

◆1st mini album『 [2O2O]』
2021年5月26日発売

<収録曲>
01 Ungra(2O2Over.)
02 芥
03 Yawning
04 JoJo(2O2Over.)
05 続予報
06 20??
07 space interval
08 secret track
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