愛や恋、そんなものより今の私がなによりも愛おしく感じた。

 2020年11月4日に“eill(エイル)”がミニアルバム『LOVE/LIKE/HATE』をリリース!昨年、1stフルアルバム『SPOTLIGHT』をリリースし、注目を浴びた彼女。今年の前半は、韓国の人気女性グループEXIDやNEWSへの楽曲提供、m-flo、さなりとのコラボなど自身のリリース以外で話題を届けました。新たなチャレンジで進化を遂げた、今、注目のシンガーソングライターの最新作。じっくりとご堪能ください…!
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放つ“eill”による歌詞エッセイを2週連続でお届け!今回は【前編】に続く【後編】です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「FAKE LOVE/」にまつわるお話。赤い糸が“プツン”と切れてしまい、誰のために綺麗になるのか、何のために生きるのか、わからなくなってしまっているあなたへ、この歌詞とエッセイが届きますように。

~歌詞エッセイ【後編】:「FAKE LOVE/」~

“プツン”
赤い糸が切れかけた瞬間
愛や恋、そんなものより
今の私がなによりも
愛おしく感じた。



冷たい風を切って
彼の家を飛び出す。
スキップしながら涙を流す。
私はイカれたクイーン。

追いかけてくる
彼の腕を振り払い
睨みつけた二人の過去

“プツン”
二度目の糸が切れた時
私は全てを断ち切った/



終わりに乾杯
その夜は、親友3人でホームパーティーをした。

赤いリップにキラキラしたアイシャドー
誰のために、綺麗になるの?
私のため。
この人生は誰のもの?
私のもの。

顎を少し上にあげて
鏡に映るわたしは
いつもより少し強く見えた

リアルラブ?

それは私の中でしか生まれない。

<eill>

◆紹介曲「FAKE LOVE/
作詞:eill
作曲:eill・Ryo'LEFTY'Miyata

◆ミニアルバム『LOVE/LIKE/HATE』
2020年11月4日発売
DDCB-12368 ¥2,300+Tax

<収録曲>
1 踊らせないで
2 片っぽ
3 Into your dream
4 FAKE LOVE/
5 Night D
6 夢の続き
7 2025
8 SPOTLIGHT - Kan Inoue (WONK) Remix -
9 with U