「告白すること」それが一番の片想いからの卒業だけど…。

 今年、5ヶ月連続配信リリースを発表した“erica”が、2019年9月20日に第2弾配信シングル「オトメゴコロ」をリリースしました。8月23日にリリースされた第1弾「タテヨミ」は、面と向かって言えない気持ちが、歌詞を“縦読み”することで伝わるラブソング。そして今回は<言いたいでも言えないでも言いたい>気持ちのなかで葛藤する恋心を歌った“告うた”となっております。

 さて、歌ネットでは併せて、5ヶ月連続で“erica”本人が歌詞エッセイを連載中!今回は第1弾エッセイに続く、第2弾をお届けいたします。第2弾で彼女が綴ったのは、とある女の子の恋物語と心模様。新曲「オトメゴコロ」とどのようにリンクしているのか、そして第3弾~第5弾のなかでどのように変化していくのか…。是非、歌詞と併せてご堪能ください…!

~「オトメゴコロ」歌詞エッセイ~

「恋をした」

淡く弱く色にしたら水彩画のような
それはそれは繊細で透明な色。
そんな恋だ。

理由なんてない
出会ってしまった
ただそこにいた
それだけで十分な理由だった

恋に恋してる
そんな恋も恋と呼んだことがあったかな
でもこの恋は楽しいだけじゃない
夢見る乙女なんかじゃない

自分の弱さを沢山知って
自分が何度も嫌いになった
本当の恋は、誰かを想う気持ちと同じくらい
自分の心と向き合うことなんだと知った

だから…
少し話せた日は勇気を出して「頑張れた日」
何もできず遠くから見るだけの日は「逃げた日」

「頑張れた日」は
なんだか自信が湧いてもっと明日は話せるようにと
「自分が好きな自分になる」為の努力ができる。
髪型を変えたり、鏡を見る回数が増えたり
ダイエットも勉強も…

「逃げた日」は
言い訳ばかりが増える
どうせ私なんか
あの時はしょうがなかった
あの子の方がいいのかな
そんな風に誰かと比べたり…

今までの恋は後者が理由で諦める恋が多かった。
そして、恋だけじゃない
思えば全てのことに対して
「もう無理」だとほんの些細なことで
理由をつけて諦めていたことに気づいた。

勉強も、夢も、趣味も、人間関係も…

諦めるのが早ければ傷も深くない
深くなければ記憶に残らない
その方がよっぽど楽だ

でもだから分かった
なんて中身が薄っぺらいんだろうと。

何かを頑張ってる人はそれだけで輝いて見える
外見より内面から出るキラキラした輝きには
どんな厚メイクも流行りの服も勝てやしない

何かに挑戦したり努力してる人の周りには
それを応援し同じ志を持った仲間が集まる

それはどんな小さなことだっていい
今日は昨日より「ありがとう」を沢山言おう
明日は何か良いことを一つしよう
どんなことも気持ち次第で
変わるチャンスになったりする

「自分に自信を持つ」

皆、簡単に言うけど根拠のない自信より
努力して得た自信は本物だ

“オトメゴコロ”には答えがない
探しても見つからない
なぜなら自分の心に答えはあるから

行ったり来たり
落ち込んだり舞い上がったり
笑ったり泣いたり…

何度も自分の心と戦って
少しずつ自分なりの答えがわかった時こそ
「後悔ないと胸を張って言える告白」ができる。

「告白すること」
それが一番の片想いからの卒業だけど、
それ以上に過去の自分からの
「卒業」ができた証でもある

「本当の告白」

それは

「自分が変われた日」
「頑張った自分を褒めてあげる日」

きっとそんな恋ができたら本物であって
そんな恋は決して記憶から消えたりはしない

もうこの瞬間からスタートを切っている。

<erica>

【第3弾へ続く!】

◆紹介曲「オトメゴコロ
2019年9月20日配信
作詞:erica
作曲:erica・nao