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  • センチミリメンタル
    手を繋いで海へ
    手を繋いで海へ

    センチミリメンタル

    手を繋いで海へ

     2025年2月5日に“センチミリメンタル”が初のセルフカバーアルバム『for GIVEN』をリリース。今作はCD2枚組のアルバム。DISC1には、TVアニメ『ギヴン』に登場するバンド“ギヴン”と“syh”に提供した楽曲のセルフカバーを全10曲収録。DISC2には、2024年11月に開催されたライブイベント「ギヴン-海へ-」のライブ音源が収録されております。    さて、今日のうたではそんな“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイを2週連続でお届け! 今回は第2弾。綴っていただいたのは、収録曲「 海へ 」にまつわるお話です。自身にとって“海”とは、どんな存在、どんな場所なのか。それを歌にどのように描いたのか…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。   この世界のありとあらゆるものは、回っているなぁと思う。 日々は朝と夜を繰り返し、12ヶ月の中を回っている。季節も回る。 その中で出会いと別れをぐるぐると繰り返し、いろんな感情が巡り、そんな僕らが生きるこの地球も回り、その地球も太陽の周りを回る。   水の循環、というものを昔授業で習った。きっと誰しもみんな教わったことだと思う。 海などから蒸発した水が上空で雲になる。その雲が雨を降らし、大地に染み込む。湧き出た水は川をくだり、やがて海へたどり着く。   「海へ」というタイトルを目にした時、このサイクルのことを思い出した。   前回のコラムでもあったように、「海へ」という楽曲はアニメ『ギヴン』シリーズの完結編でもある『映画 ギヴン 海へ』劇中歌として提供した楽曲で、原作漫画にすでにタイトルが出てきていたため、そのタイトルに向き合う必要があった。   「海へ」。   昔からなぜか海が好きだった。 泳げないのに。波にも乗らないし、砂浜で肌をこんがり焼くようなタイプでもないのに。ただ、人気のない海に向かってドライブするのが、到着し、静かに海をぼーっと眺めるのが好きだった。   目まぐるしく回る日々で、世界で、 海はひとつ流れ着く場所のような感じがした。 忙しないサイクルの中で、ひと呼吸おける場所。 心を少しだけ休ませてあげられる場所。   潮風に髪をくすぐられ、戯れ合うように頭を撫でられているような気持ちになる。 波音も、柔らかな話し声のように感じる。言葉もない、海との対話。   そんな、憩いのひとときを過ごす。   ずっと海にいられるわけでもないから、帰路につき、僕はいつもの日常のサイクルの中に戻っていく。 何度でも、海に行けたらと思う。 人生の中で巡り逢う歓びや哀しみ、そして大切なものと手を繋いで、海へ。   <センチミリメンタル・温詞>   ◆紹介曲「 海へ 」 作詞:温詞 作曲:温詞   ◆セルフカバーアルバム『for GIVEN』 2025年2月5日発売

    2025/02/10

  • センチミリメンタル
    ただそれだけのはなし
    ただそれだけのはなし

    センチミリメンタル

    ただそれだけのはなし

     2025年2月5日に“センチミリメンタル”が初のセルフカバーアルバム『for GIVEN』をリリース。今作はCD2枚組のアルバム。DISC1には、TVアニメ『ギヴン』に登場するバンド“ギヴン”と“syh”に提供した楽曲のセルフカバーを全10曲収録。DISC2には、2024年11月に開催されたライブイベント「ギヴン-海へ-」のライブ音源が収録されております。    さて、今日のうたではそんな“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイを2週連続でお届け! 今回は第1弾。綴っていただいたのは、収録曲「 冬のはなし 」のお話です。「冬のはなし」という言葉と向き合ってみたとき、気づいた思い。そして感じた自身の使命感とは。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。     「 冬のはなし 」という曲の制作を始めたのは2018年のことだった。TVアニメ『ギヴン』の劇中歌として制作を始めた。 そんな中実は、作り始めるにあたってひとつ悩ましいことがあった。 タイトルだけ先に決まっていたのである。 原作に『冬のはなし』とタイトルが記載されているため、詞曲ともにこのタイトルに合う内容にしなければならなかった。   楽曲のタイトルとは言わば人の名前と同じで、そのものを表す大切なもの。考え、飲み込み、馴染ませ、自分のものにしなければ魂や体温の存在する楽曲にならない。なのでこの『冬のはなし』を自分から出てきた言葉と同じくらい理解する必要があった。   今までの僕は自身のアーティスト名の「センチミリメンタル」に準えて、風景描写や季節的な表現よりも、とにかく精神面の表現を色濃く描いてきた。   冬のはなし、という余白のある言葉をどういった捉え方で行こうか、と考えながら、歌詞の断片をいくつも残してあるメモを開くととある言葉が目に入った。   溶け損ねて 日陰にいつまでも残る雪みたいな想いを   昔、車を運転していた時のこと。 温かい日差しの気持ち良い日だな、と思っていたが、よく見渡すと日陰にはかなり雪が残っていた。 それを見た時、思い出す人がいた。 あぁ、もう溶け切ったと思っていた想いも、まだ心の翳った部分に冷たく残っていたのか、と気づいた瞬間だった。その時にメモをした言葉だ。   そのメモを見て、一気に書き上げたのが「冬のはなし」だった。   人は別れを乗り越えて生きていける、いや、乗り越えれなくても、生きていけてしまう。世界中でこの一瞬にも様々な別れが訪れていて、当事者以外からしたらそれは別れが来たのだという、ただそれだけのはなし。 みんな、なんてことない顔をしているように見えて側からは見えない心の日陰に溶けきれない雪を抱えていたりする。   僕はその冷たく残る雪に触れたいと思う。 あなたの抱える、ただそれだけのはなしに耳を澄まし、話相手になれたらと思う。 きっとそれが僕の使命であると、「冬のはなし」を作る過程で改めて教えてもらった気がする。   <センチミリメンタル・温詞>   ◆紹介曲「 冬のはなし 」 作詞:温詞 作曲:温詞   ◆セルフカバーアルバム『for GIVEN』 2025年2月5日発売

    2025/02/04

  • センチミリメンタル
    音楽はやさしい
    音楽はやさしい

    センチミリメンタル

    音楽はやさしい

     2024年2月14日に“センチミリメンタル”がニューシングル『スーパーウルトラ I LOVE YOU』をリリースしました。タイトル曲は、2部作の前編となる『映画 ギヴン 柊mix』主題歌。同映画は2019年にTVシリーズが放送され、2020年にアニメ映画が公開された『ギヴン』の続編で、主人公・真冬の幼なじみである鹿島柊と八木玄純にスポットを当てた物語。センチミリメンタルは、同TVシリーズのOP曲となった「キヅアト」及びアニメ映画主題歌となった「僕らだけの主題歌」に続いての起用で、今回も新曲を書き下ろし!    さて、今日のうたではそんな“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイを2週連続でお届け。今回は【後編】です。綴っていただいたのは、シングル収録曲「 月を食べる 」にまつわるお話。どこまでも真っ直ぐな愛の歌「スーパーウルトラ I LOVE YOU」のカップリングに、屈折した愛の歌を入れたいと思ったその理由は…。歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 僕は変わり者だった(らしい)。幼い頃は特に。 幼少期の頃を記録してあるビデオを見ると、テーブルの上で突然ダンスを踊り出したり。いとこ2人と自分の兄が3人で一緒に遊んでいる時、1人でよく分からない遊びをしていたり。ちょくちょく奇行の目立つ子だった。   小学生になる頃にもそれらが落ち着くことはなく、授業中に髪の毛を切り出したり、突然授業中に教室を出て空き教室に逃げ込み鍵を掛けては、「天気がいいからへ長調の曲が浮かぶ」とか言って出てこなかったり。   そんなことをした記憶は全くないのだけれど、そんな感じの子だったらしい。 確かに、大概みんな“小中学校からの友達”が1人や2人はいるものだと思うけど、僕にはいない。そう思うと、聞かされる自分の幼少期の時の変わり者エピソードたちにも頷ける。   でも、周りに人がいなかったわけではないことは覚えている。 休み時間に教室に置いてあるオルガンや音楽室のピアノを弾くとみんな「あの曲弾いて」とか「これどうやって弾くのか教えて」と寄ってきた。合唱などは基本いつも伴奏に選ばれたから、練習時にみんなを取りまとめていたりもした。   音楽をしていると、僕はこんなにもみんなに認めてもらえるんだと、そういう自覚があった。 音楽は、変わり者の僕を“普通の人”として扱ってくれた。   ここまでは僕の変わり者のエピソードだ、 でも、僕はこう思っている。 正直、人間って、みんなどこか変である。 見られたくない一面や、汚い、恥ずかしい、カッコ悪い、最低な一面が、きっとどこかにある。 どこまでも普通の感覚で、間違いのない清廉潔白な聖人君子などいない。どれだけそうなりたいと願っても。   近年のスマートフォンなどによる映像や写真、記録媒体の進化と普及や、SNSでの圧倒的な拡散力で、そういった見られたくない部分を白日の元に引き摺り出して攻め立てるようなことが毎日のように行われている。   この現状をなんだかなぁ、と思う。   その点、音楽はやさしい。 いろんなジャンルがあり、いろんな内容が歌われている。 もちろん、人には言えないようなことを吐露する歌もある。   みんな、そういう存在が欲しいのだと思う。無条件に自分を受け入れてくれるような。 そして、音楽はそれになりうると思う。 僕は音楽に自分を受け入れてもらったので、僕も“誰も迫害しない音楽”をしていきたい。   「月を食べる」という曲は「スーパーウルトラ I LOVE YOU」のカップリング曲である。 「スーパーウルトラ I LOVE YOU」はどこまでも真っ直ぐな愛の歌なので、その裏面には屈折した愛の歌を入れたいと思いこの曲に決めた。 どんな愛も迫害しない、そんなSingleにできたらと願いを込めてこの曲をセレクトした。 どちらもでもいいし、どちらかでもいい。 あなたに寄り添う作品になればと、僕はいつも通りそう願っている。   <センチミリメンタル・温詞> ◆紹介曲「 月を食べる 」 作詞:温詞 作曲:温詞 ◆ニューシングル『スーパーウルトラ I LOVE YOU』 2024年2月14日発売 

    2024/02/29

  • センチミリメンタル
    言葉の遠回り
    言葉の遠回り

    センチミリメンタル

    言葉の遠回り

     2024年2月14日に“センチミリメンタル”がニューシングル『スーパーウルトラ I LOVE YOU』をリリースしました。タイトル曲は、2部作の前編となる『映画 ギヴン 柊mix』主題歌。同映画は2019年にTVシリーズが放送され、2020年にアニメ映画が公開された『ギヴン』の続編で、主人公・真冬の幼なじみである鹿島柊と八木玄純にスポットを当てた物語。センチミリメンタルは、同TVシリーズのOP曲となった「キヅアト」及びアニメ映画主題歌となった「僕らだけの主題歌」に続いての起用で、今回も新曲を書き下ろし!    さて、今日のうたではそんな“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイを2週連続でお届け。今回は【前編】です。綴っていただいたのは、新曲「 スーパーウルトラ I LOVE YOU 」にまつわるお話。歌詞に対する温詞の持論とは。そして、その持論が少し変化してきた理由とは…。 「愛してる」や「大好き」などという直接的な言葉を使わずに愛情を表現することに魅力に感じる人は、創作をする側にもそれを受け取る側にも少なからず居ると思う。 かく言う僕もそのうちの1人で、比喩を使ったり、情景や細やかな心の機微を描写する作詞の仕方に強い憧れを抱き、二十歳前後の時は特に直接的なワードから少し逸らした表現を好んで多用していた(恋愛的な歌詞だけにとどまらず)。   僕は“人は遠回りに心動かされる”という持論がある。 エベレストの山頂にヘリコプターで到達するより、長く時間をかけ準備し、努力を重ねやっとの思いで登頂した方が感動は大きいに違いないし、大切な人との帰り道は最短ルートで帰るよりも少し寄り道した方が新しい発見や思い出ができるかもしれない。面白い話はフリがあるからオチが活き、悩み相談はいきなり結論を言い放たれるよりちゃんと話を聞いてもらって共感してくれた上だからこそアドバイスが刺さったりする。   しかし。僕は何度もこの持論を崩されかけてきた。 「温詞くんの歌詞は結局何を言いたいのか分からない、綺麗な感じの言葉を並べているだけのように感じる」と仲間のミュージシャンから言われ、その反発から簡単で単純な単語のみで曲を作ったら好評で、しかも後に自分が苦しいくらいに人を好きになった時、その曲がやけに心に刺さったりした。   伝えたいメッセージを上手く、美しく表現するのではなく、とにかく直接的で、時に暴力的にまで感じられるほど赤裸々なパワーワードを使うというコンセプトで始めた覆面のサブプロジェクトが始動から半年足らずでオーディションでグランプリを獲得した。   そして2022年の夏頃。友人から「表現の奥深さを追求するばかりじゃなくて、もっとシンプルな言葉で、さらにもっとわかりやすくメッセージを届ける曲も書いていいんじゃないか?」と言われ、この言葉をぐるぐる反芻しならが明け方の街をひとり歩いた。   そんな時に頭に浮かび、ボイスメモに口ずさんだ歌が「スーパーウルトラ I LOVE YOU」の原形だった。   今の僕はこう思っている。 人は遠回りに心動かされる。しかし、最短距離が最適な時もある。   みんながみんな、いつでも言葉の遠回りに連れ添えるわけじゃない。時間がなかったり、心に余裕がなかったり、そもそもそれを必要としていなかったり。ましてや初めましての人との遠回りは、結構しんどいものがあったりする。   そんな時、シンプルで愚直なワードはスッと入り込んできて、僕らの心を掴む。 そして、この人となら遠回りをしてみたいと感じたりする。 要は必要な言葉は人によって、時と場合によって、全然変わるのだ。 どちらも同じくらい魅力的で素晴らしく、同じくらい大切。   そもそも語彙力とは難しい言葉をたくさん仕入れて使うことではなく、より相手に伝わりやすく言葉を扱う力のことだ。   2019年のTVシリーズからずっと関わらせてもらっている『ギヴン』という作品も言葉をすごく大切にしている作品で、愛しさという想いをいろんな言葉で表現していた。 そんな『ギヴン』で、柊というキャラクターが好きな人を前に「すきすきすきすきすきすき」「あ~~~~~どうしよ好き!!!!」と脳内で叫んでいた。とてもわかりやすい。そうなんだよな、と新たな発見をもらった気がした。   そんな彼をクローズアップする『映画 ギヴン 柊mix』の主題歌を担当させてもらえるということになった。 あの言葉が頭に浮かんだ。 2022年夏、ボイスメモに残した、アカペラの「スーパーウルトラ I LOVE YOU」の断片。 この曲しかない。 僕は自分なりの“最短距離”を目指して走り出した。   <センチミリメンタル・温詞> ◆紹介曲「 スーパーウルトラ I LOVE YOU 」 作詞:温詞 作曲:温詞 

    2024/02/22

  • センチミリメンタル
    僕の音楽人生を揺るがす出来事。
    僕の音楽人生を揺るがす出来事。

    センチミリメンタル

    僕の音楽人生を揺るがす出来事。

     2023年2月5日、様々なアーティストへの楽曲提供でも知られる温詞(あつし)のソロプロジェクト“センチミリメンタル”の新曲「ひとりごと」が配信スタート!今作はドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』の主題歌として書き下ろした楽曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイをお届け!今回が最終回です。 第1弾 では新曲「 ひとりごと 」の制作過程を、 第2弾 ではその歌詞に込めた想いを明かしてくださいましたが、最終回は自身が音楽に触れ、歌を作るようになるまでのお話。彼の音楽人生を揺るがしたとある出来事とは…。今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 新曲「ひとりごと」リリースに伴ってのエッセイも今回で区切り。 前々回では楽曲が出来上がるまでの話、前回では楽曲の内容について詳しく掘り下げたので、今回は、僕が音楽に触れ、そして歌を作るようになるまでの話を出来たらと思う。   昔から、心の動きを言葉にするのが好きだった。 題名の付けられていないピアノ練習曲たちに、ひとつひとつ題名をつけていたことを覚えている。 この曲は力強いけど、どこかのんびりしているから「ライオンのお昼寝」とか。 そうして音楽に言葉をつけていくと、輪郭が増していくような感覚があった。   僕が本格的に作曲を始めたのは小学2年生からで、その時作っていたのは言葉のないピアノ曲たちだったけれど、今思えばその曲たちのタイトルを決める瞬間がとても好きだった記憶がある。   幼少期からクラシック音楽をやっていたのだが、実はずっと引け目に思っていることがあった。それは、楽曲が自分の中に入ってこない、染み付いていかない感覚。   無論、クラシック音楽が嫌いなわけではなかった。むしろ、聴いていて、弾いていて心地の良い素晴らしい音楽文化だと思っている。でも、それでも染み付いていかない。   それを顕著に感じるきっかけになったのは、どうも自分がクラシック音楽の題名を覚えれないということだった。 繰り返し聴いた曲はおろか、弾いた曲でさえも時折題名が出てこない。曲そのものと題名が脳内できちんと一致していないのだと思う。   だから、自作曲に向き合う時間が好きだった。 これは自分がその音や、それを弾く上で感じた心情をそのまま自分で命名しているのだから、間違えようもないし、変な引け目を感じずに済んだからだ。   そんな中、僕の音楽人生を揺るがす出来事が起きた。   それは、忘れもしない、僕が小学5年生の時。 家族と一緒にドラマ『1リットルの涙』を観ていた。 切ない物語に胸を揺さぶられている中、とある楽曲が劇中歌として流れてきた。 レミオロメンの「 粉雪 」という曲だ。   脳内に電撃が走ったような感覚があった。美しいサウンドの上に乗っかる、力強い歌声、言葉たち。 音楽が、心臓を貫くように、まっすぐに入り込んでくる。 これだ、と思った。 僕の好きな音楽は、やりたい音楽はこれだったんだ、と気付くきっかけとなる瞬間だった。   その衝撃を忘れられず、僕は中学生の頃からピアノ曲ではなく、歌を作るようになった。 言葉を書くことはずっと好きなままだったので、小学生の頃からよくポエムを書いたりはしていたから、オリジナルの歌を作り始めることはとても自然で、心地よいことだった。   言葉はまるで宇宙のようで、その中を駆け巡って僕はどこへだっていける気がした。 思考も、願いも、妄想空想も、言葉は全部カタチとして僕に応えてくれた。 小説を書いたりした時期もあったけれど、僕の中では言葉と歌声がひとつになった時の衝撃を越えられなかった。   それからもう随分長いこと経つけれど、僕は飽きもせず歌を作り続けている。 心の中に閉じ込めた思いを、声に出し、音に乗せて、歌い続けている。   今もなお思う。言葉は宇宙だ。 無限の可能性があるからこそ、その暗闇の中に迷い込んでしまうことも度々ある。 でも、その中で君と一緒に迷って、探して、傷つけ合って、支え合って、繋がっていたい。   だから、僕はずっと、言葉を“歌”というラッピングに包んで君に手渡していく。 <センチミリメンタル・温詞> ◆新曲「 ひとりごと 」 2023年2月5日配信 作詞:温詞 作曲:温詞

    2023/03/07

  • センチミリメンタル
    最高の愛の言葉。
    最高の愛の言葉。

    センチミリメンタル

    最高の愛の言葉。

     2023年2月5日、様々なアーティストへの楽曲提供でも知られる温詞(あつし)のソロプロジェクト“センチミリメンタル”の新曲「ひとりごと」が配信スタート!今作はドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』の主題歌として書き下ろした楽曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイをお届け!今回はその第2弾です。 第1弾 では新曲「 ひとりごと 」の制作過程を綴っていただきましたが、今回はさらにワンフレーズずつをピックアップしながら、歌詞に込めた想いを明かしてくださいました。今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 前回のコラムで、「ひとりごと」という楽曲を作るに至るまでの過程などをお話しさせていただいたので、今回は実際に歌詞について触れていきたいと思う。     どれもこれもきっと君に 出会うためだったんだ そういうことに出来そうな気がしてるよ これを幸せと呼ぶのかな   幸せとは一体なんなのか、というのはよく議論される話題だけれど、自分なりに考えてみようと思った。   バタフライエフェクトという言葉がある。 非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながることを意味する言葉である。   人生にはいろんなことがあって、胸のつぶれそうな痛みを伴う別れや、仕事や対人関係での苦悩、はたまた小さいことで言えばタンスの角に小指をぶつけただとか醤油を服にこぼしただとか、様々な種類の悲劇がある。   でも、それらも全て“君に出会うために必要不可欠なことだった”と思えるような大切な誰かに巡り会えることが「幸せ」なのかもしれないな、というひとつの結論に辿り着き、この歌は歩みを始めた。     何もかも上手くいかない 真っ黒な日々でも 君の煌めきを見逃さないためだとしたら 意外と悪くないかな   星や月の小さく優しい光は暗闇の中でしか見つけられないように、心に影を落とす出来事たちは、君の煌めきをちゃんと見つけられるための背景なのだと考えていけたらいいなという思いで書いた。     La La La La... おんなじ想いを分け合えたらいいのに La La La La... こころは聞こえないんだな   そんな自分の想いが、大切な誰かにとっても同じものであったらいいのに、心の中の本音というのは、覗いたり盗み聞きしたりできないものだ。     だから いつの日も 思ってること "愛してるよ" まだ照れくさい ひとりごと 口喧嘩さえも好きだよ その声に僕の声が重なるから   すれ違う時があるのも、 出会って、一緒にいて、向き合っているからこそ。     抱きしめていいかな 僕のすべてで 守らせてよ 君の生きる未来ごと たぶん来世でも好きだよ そういう気持ちなんだよ 覚えといてよ   言葉は万能ではないから「愛してる」や「好き」だけではきっと伝えきれない想いがあって、それを自分なりの言葉で表現したものにサビの最後の締めくくりを任せたいと思った。   正直、僕は来世が存在するとかしないだとか、自分の中での結論は現状まだない。 それでも、もし生まれ変わって新たな命を生きる時が来たとして、その時にも、もう一度出会いたいな、と思えるような気持ちって、最高の愛の言葉なのかもしれない。 そう思い、このフレーズでサビを締めくくることにした。     誰も彼も抱いている 人間のほつれを やさしく包んであげられる あたたかさを 君に教わったんだよ   自分の足りないところを受け入れてもらえたり、逆に相手の足りないところを受け止めるという経験をしたり、体験を重ねていくことで、少しずつ人は優しくなれるような気がする。     La La La La... おんなじ日々を生きていられますように La La La La... 奇跡的な当たり前をしよう   大切な人と連絡を取ったり、顔を合わせたり、生活をしたり。 そんな奇跡的なことを“当たり前”にできるということがどんなに幸せなことなのかを忘れないでいたいし、聴くたびにその気付きをくれる楽曲にしたいと思い、この歌詞を書いた。     子どもみたいな顔して 寝息たてる君を 見つめ気付いた 生命の意味を 数えきれぬほどの 死にたいワケなんかは たったひとつで消えるんだな   センチミリメンタルには「死んでしまいたい、」という楽曲があるのだが、その楽曲のテーマにもなっているように、僕らは「死にたい」という言葉に「もっと上手に生きたい」という矛盾した願いを乗せてきた。   しかし言葉が持つパワーは凄まじく、徐々に「もっと上手に生きたい」という本質よりも「死にたい」という考えばかりに支配されてしまったりする。なぜなら、そういった感情に出くわす場面は、大小はあれど数え出したらキリがないからだ。   それでも、生きるべき理由がたったひとつでもあれば、僕らは踏みとどまることができる。「死にたい」のではなくて「生きたい」のだと力強く気付かせてくれる。 だからこそ、そのたったひとつに巡り合うということは、何にも代え難い、素晴らしいことだ。 人生は、そのたったひとつを探し、やがて巡り合い、寄り添い大切にし合っていくためにあるのだと思う。   そして。   だから いつの日も 思ってること "愛してるよ" 君にだけの ひとりごと       苦楽も共に 刻んでいこう その声に僕の声で答えていくよ 抱きしめているから 僕のすべてで 守っていくよ 君と生きる未来ごと たぶん来世でもふたりだよ そういう気持ちなんだよ 覚えといてよ     …随分長くなってしまったけれど、 今一度歌詞を全部並べ、ひとつひとつ振り返ることで自分としても改めてこの曲に込めた想いに気付くことができた気がする。   「ひとりごと」。 あなたは、この歌を聴きながら、そしてこのコラムを読みながら、誰のことを思い浮かべるんだろう。 そんなことを考えながら、僕はこの文章を書き終えることにする。 また次回。 <センチミリメンタル・温詞> ◆紹介曲「 ひとりごと 」 作詞:温詞 作曲:温詞

    2023/02/21

  • センチミリメンタル
    大切なひとりごと。
    大切なひとりごと。

    センチミリメンタル

    大切なひとりごと。

     2023年2月5日、様々なアーティストへの楽曲提供でも知られる温詞(あつし)のソロプロジェクト“センチミリメンタル”の新曲「ひとりごと」が配信スタート!今作はドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』の主題歌として書き下ろした楽曲となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“センチミリメンタル”の温詞による歌詞エッセイをお届け!今回はその第1弾。綴っていただいたのは、新曲「ひとりごと」にまつわるお話です。主題歌を担当するドラマのタイトルに改めて注目したとき、思い出した出来事。彼にとって、歌とはどんな存在のものなのでしょうか…。ぜひ、歌詞と併せてエッセイをお楽しみください。 初めて、ドラマの主題歌を担当することになった。 それは『ひともんちゃくなら喜んで!』という漫画作品が原作のドラマ。   人事コンサル会社「オフホワイト」女性社員の“人見まもる”が、ブラック企業と名高いアパレルメーカー「ジェットブラック」社長の“佐京紫織”と、協力しながら「ジェットブラック」を改善していく。そして、その過程で深まっていく2人の恋模様も描く…といった内容のラブコメ作品である。   センチミリメンタルは今まで「生と死」や「別れ」などといった、ラブコメ作品とはほど遠い世界観の楽曲を多く歌ってきていたため、果たして僕の音楽で主題歌が務まるのだろうかと少し心配だったが、原作を読み、改めて『ひともんちゃくなら喜んで!』というタイトルに目を向けたとき、ふと思い出す出来事があった。   以前、友人が結婚をすると報告してくれた時に、「今までの恋人の中で1番喧嘩が多い相手だから、結婚したいと思った」と彼は言っていた。僕は喧嘩が苦手で、割と本音を飲み込んで中立を図るタイプだったので、その言葉は意外な物だった。   「どうして喧嘩が多くて、それで結婚したいと思ったの?」と訊いてみると、彼は、「今までは何かすれ違いがあっても、まぁいいやってうやむやで済ませて来ちゃったんだけど、初めてちゃんと相手の発言や考えに対して、真剣に自分の思ったことを伝えたい、そう思える人に出会ったんだよね」と少し照れくさそうに笑っていた。   その言葉に、ハッとした。   僕には声に出して言葉にできなかったことがたくさんある。それは良い言葉も、そうではない言葉も、どちらも。飲み込むことに、自分の中だけで溜めてしまうことに慣れてしまっていて、誰かとぶつかったり、恥ずかしいことや言いづらいことも本音で語ることを避けてきてしまったな、と。   でも、だからこそ。 だからこそ僕は歌を作ってきたのだ。 言えずに飲み込んできたことを、全部歌にして生きてきたのだ、と改めて気付きをもらった。   歌は僕にとっての、独り言だ。 ちゃんと言えずに心の中だけでこだましていた独り言を、遠回りでも届けることのできる魔法みたいな存在だ。   そうして書き上げたのが「ひとりごと」という一曲だった。 普段口にするには気恥ずかしい言葉が並んでいる。   きっとあなたにも、言おう言おうと思っていてもなかなか言えないままの気持ちが胸の奥にあると思う。そして、その言葉を待っている誰かがいるはず。だから人はそれを歌にしたり、はたまたそれを自分に重ねて聴いたりするのだと思う。   この「ひとりごと」という楽曲が、あなたや、あなたが大切に想う誰かにとっての“大切なひとりごと”になると嬉しい。 <センチミリメンタル・温詞>

    2023/02/07

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