NSP
1972年に結成された 3人組 フォークグループ「NSP」。1974年のヒット曲『夕暮れ時はさびしそう』をはじめ、数々のヒット曲を世に送り出しアルバム総売上300万枚を越える実績を残しながらも1986年活動休止。
2002年に復活し、全国ツアーやアルバムリリースを実現するも、2005年3月12日の渋谷公会堂渋コンサートの数カ月後に天野滋が死去。
天野滋、最後のライブ映像作品として、2005年に NSP ファンクラブから販売された『Maybe Tomorrow』(DVD) は、長らく入手困難になっていたが、今回、天野滋の命日である 7月1日に再発売されることが決定した。
これは、ポニーキャニオンの「パッケージ・オーダー・プロジェクト<POP>」という、現在は廃盤や入手不可能となっている商品を、リクエストにより復刻するプロジェクトで実現したもの。予約購入の募集期間内に申込数が規定に到達した商品のみが復刻・商品化されるシステム。
NSP『Maybe Tomorrow』は、「パッケージ・オーダー・プロジェクト<POP>」に、天野滋の誕生日である 5月5日に エントリーしたところ、予約申し込みが殺到し、同日、数時間のうちに商品化されることが決定した。
予約申し込みは、6月30日まで。
『Maybe Tomorrow』(DVD)は、 NSPが 復活して3年目にあたる 2005年3月12日に東京・渋谷公会堂で行われたコンサートと、その前後のシーンを盛り込んだドキュメンタリー映像。すでに病魔に侵されていた天野の強い希望により開催されたコンサート。
ファンのみんなに元気な姿を届けたいーー そんな一心でステージに立った天野が観た景色はどんなものだったのか? そんな彼を支えるメンバー・中村貴之、平賀和人は、どんな想いで同コンサートに挑んだのか? 3人にとっても、そしてファンにとっても忘れることのできない思い出の1日。
冒頭の名曲「さようなら」で頬を濡らしながら声を振り絞る天野滋。 既に病魔に体を蝕まれギリギリの状態でのステージであった。 それをなるべく明るく支えていたメンバーの中村貴之、 平賀和人の友情が滲む。
公演後に吐露された天野滋のコメントが心に響く。
演奏に加えリハーサルや打合せ風景もふんだんに収録された、 天野最後の肉声を刻んだ2005年3月12日渋谷公会堂コンサートとそれにまつわるドキュメンタリー映像。
また、今回、そんな思い出の作品の復刻販売を目指すにあたり、メンバーの平賀和人が当時の心境と共に本作への想いをコメント動画で寄せている。
リリース情報
NSP 「Maybe Tomorrow NSP Live & Document 2005」
DVD(収録時間104分)
2021年7月1日 発売(6月30日 予約締切)
SCBP-00063
¥5,000 (税込)
PONY CANYON
<収録曲>
01 如月の詩
02 水のせいだったんです
03 粉雪のささやき
04 碧き空は永遠に
05 朝
06 BIRTHDAY
07 Radio days
08 フェアリーテールを探して
09 北風が見ていた
10 どこまでも青く
11 君と歩いてみたくて
12 雪のララバイ
13 17才の詩
14 かくれんぼ鬼は誰
15 歌は世につれ
2005年3月12日 渋谷公会堂 にて収録