今月の編集部オススメ! 椎名佐千子 インタビュー!


インタビューの最後に、読者プレゼントあり!

Shiina Sachiko

椎名 佐千子

New Single「 潮騒みなと 」


★ デビュー 20周年記念シングル「潮騒みなと」!
★ マイナー調でテンポのある、切ない王道の波止場演歌!
★ 魅力的な明るい響きの歌声が引き立つ歌!
★ オリコン 週間シングル 演歌歌謡ランキング 1位!
★ 伸びやかで力強い、椎名佐千子の心に響く歌声を!


中学2年の時に、作曲家・鈴木淳にスカウトされ、その後、レッスンを重ね、2002年4月24日、19歳の時に、シングル『御意見無用の人生だ』でキングレコードより歌手デビュー。「第44回 日本レコード大賞」新人賞を受賞した 椎名佐千子。

今年、2021年2月10日に発売となった、通算21枚目となる最新シングル『潮騒みなと』は、マイナー調でテンポのある、切ない王道の波止場演歌。

2015年の『哀愁…日本海』以降、7作連続で、『長良川艶歌』(五木ひろし)、『津軽の花』(原田悠里)、『河内おとこ節』(中村美律子)、『波止場しぐれ』(石川さゆり)そして、『浪花恋しぐれ』(都はるみ&岡千秋)などの作曲で知られる 岡 千秋による作品。

前作『丹後なみだ駅』に続き、椎名佐千子の伸びやかで力強く、明るい響きの歌声が引き立つ、聴けば聴くほど沁みてくる歌。

発売直後、2/22付 の オリコン 週間シングル 演歌歌謡ランキングでは、自身、初となる 1位を獲得。

3月12日(金)には、昨年10月26日に続く「椎名佐千子 YouTube 生配信ライブ」の第2回が配信される。最新曲『潮騒みなと』を中心に、前回同様、オリジナル曲あり、カバー曲ありで、この日限りのスペシャルライブとなる。


椎名佐千子『潮騒みなと』

椎名佐千子「潮騒みなと」歌詞を見る


リリース情報

椎名佐千子 「潮騒みなと」
シングル CD
2021年2月10日発売
KICM-31002
¥1,364 + 税
KING RECORDS

<収録曲>
1 潮騒みなと (作詞:森田いづみ、作曲:岡千秋、編曲:伊戸のりお)
2 ぼっち酒  (作詞:森田いづみ、作曲:岡千秋、編曲:伊戸のりお)
3 早春慕情 アコースティックバージョン (作詞:悠木圭子、作曲:鈴木淳、編曲:矢田部正)
4 潮騒みなと (オリジナルカラオケ)
5 ぼっち酒 (オリジナルカラオケ)
6 早春慕情 アコースティックバージョン (オリジナルカラオケ)


椎名佐千子 キングレコード

椎名佐千子 オフィシャルサイト


MUSIC GUIDE「注目歌手カタログ」椎名佐千子

椎名佐千子 歌詞一覧



生配信 ライブ

椎名佐千子 YouTube 生配信ライブ 第2回
2021年 3月12日(金)19時00分 スタート予定

【椎名佐千子】 生配信ライブ 【第二回】 2021/03/12 公開予定


椎名佐千子 新曲 インタビュー

オリコン 週間シングル演歌歌謡ランキングで 初の1位!「私自身も気合が入っております…」

ーー 新曲『潮騒みなと』は、「♪ねぇ~」が印象的だった前作『丹後なみだ駅』(これもいい歌です!)に続き、椎名佐千子さんの歌声の魅力が引き立ついい歌だと思います。マイナー調で王道の切ない波止場演歌ですが、こういうテンポのある曲は、これまで、椎名さんのシングルでは、意外となかった曲調かと思います。最初に、この楽曲を聴いた時、どう思われましたか? 作曲の岡千秋さんの歌声で聴かれたのでしょうか?
 
ありがとうございます!
今作『潮騒みなと』は、作詞は初めて森田いづみ先生に書いて頂き、作曲は前作の時にもお世話になった岡千秋先生に作って頂きました。
最初に『潮騒みなと』を聴いたのは、岡先生のピアノの弾き語りで、先生の歌声で聴かせて頂きました。
実は、最初はもっとスローテンポの作品だったんです。今歌っている雰囲気とはだいぶ違って、当初は、哀愁漂う、泣きのある王道演歌に感じました。
過去のテンポのある歌、『御意見無用の人生だ』『北海度胸船』『女の華祭り』などとは、またひと味違った新しい雰囲気で素晴らしい作品と出会えた喜びと、作品の大きさを感じました。
 
ーー レコーディング、歌録りで、実際に『潮騒みなと』を歌ってみてどうでしたか?
 
歌えば歌うほど気持ちを込めて思いっきり歌える作品だと感じました。
カラオケファンの皆さんにも、きっと気に入って頂けるのではないかと!
今作は、2003年に発売し、演歌・歌謡曲ファンの皆さんからご好評をいただいた第三弾『泣き虫海峡』を彷彿とさせるような作品になるように、少し懐かしいアレンジに仕上がっているのですが、椎名佐千子らしさをしっかりお伝えできる作品になる!と感じました。
 
ーー サビ前の「♪閉じ込めた」「♪また募る」「♪連れてくる」の張ったところが、『丹後なみだ駅』の「♪雪が舞い散る冬の空」のところのように、聴いていてとても気持ちよく、続くサビの「♪信じてる」「♪赤々と」「♪騒ぐから」のメロディがとても切なく、聴かせどころかと思いますが、とくに、気をつけて歌った箇所や、気をつけたことはありますか?
 
そうですね、サビ前から「きっと、きっと」のフレーズが、この作品の一番の聴かせどころとなっています。感情を込めて歌うことも大切ですが、サビの部分はとくにしっかりとリズムに乗って歌うこと。体でリズムをとって、少し前のめり気味に歌うイメージです。そのあたりに気を付けて歌いました。
 
ーー 岡千秋さんは、レコーディングの時、立ち会われたのでしょうか? その時、どんなアドバイスをされたのでしょうか?
 
はい! レコーディング現場にお越しくださり、さらに、熱血指導をしてくださいました。
何事も土台が大切という事で、歌も同様に骨格しっかり歌うためのポイントである母音の使い方を細部までご指導して頂きました。
「母音を前に出して歌うことで、歌にスピード感が出るのでその辺の使い方を覚えると良いと。ひとつひとつの言葉が繋がってひとつの作品になるので大切に歌ってね!」とアドバイスを頂きました。
 
ーー カップリングの『ぼっち酒』も、「♪今夜は ひとりぼっちっち」が耳に残る王道の酒場演歌ですが、最初に聴いた時は、どう思われましたか?
 
私も最初に「ぼっち酒」を聴いた時は、「♪今夜は~ ひとりぼっちっち~」のフレーズがとても印象的で、耳に残る歌詞とメロディーラインだなぁと思いました。一度、岡先生にレッスンをつけていただいたのですが、自宅に帰ってから気付くと……「♪今夜は~ひとりぼっちっち~」と口ずさんでしまっていたくらいでした。
しみじみと、ひとりで飲むお酒の BGM に 是非!(笑)
 
ーー もう1曲のカップリング曲『早春慕情』は、2014年に発売され、洋装で歌われた、師匠の鈴木淳さん作曲のポップス調の曲ですが、今回、アコースティック・バージョンとして歌い直してみて、どうでしたか?
 
『早春慕情』~アコースティックバージョン~は、初期に発売した『早春慕情』とはまた違う情景を心に描き、新鮮な気持ちで歌わせていただいております。もともと大好きな作品ですし、ファンの皆さんにもとても評判が良い作品をこうしてまた違った雰囲気でお届けできることが本当に嬉しいです。
 
ーー 最新シングル『潮騒みなと』は、2/22付の オリコン 週間シングル 演歌歌謡ランキングで 初の1位を獲得されましたが、どんなお気持ちですか? また、すでに好調ですが、これまでとは違った手応えは感じていますか?
 
これまでの歌手生活で、オリコン1位を頂けたのは初めてのことで、あまりの嬉しさに「やったー!!」と思い切り声に出して叫んでしまいました(笑)。
いつも応援してくださるファンの皆さんや、お世話になっているスタッフの方々のお力添えがあるからこそ、いただけた 1位だと思います。
  
なかなかステージやイベントの再開が難しい中で、「今出来ることを!」と、番組リクエストや配信などに参加して応援してくださるファンの皆さんはもちろん、新しい方法でプロモーションする機会を作ってくださるスタッフの方々にも心から感謝しております。

『潮騒みなと』を聴いてくださった方々が「今回の曲は歌いやすいね」と褒めてくださいます。すでに覚えて、歌ってくださっている方がこれまでの作品以上に多いように感じます。
これからもっと『潮騒みなと』があちこちで聴こえてくるのではないかと思うととても楽しみですし、私自身も気合が入っております。

『潮騒みなと』は 20周年記念シングル! 「エッセンス、ニュアンスをまず感じ取ること…」

ーー 今回、『潮騒みなと』が 20周年記念シングルとなりますが、この20年を振り返ってみて、いかがですか?
 
デビュー前は、正直、歌手として20年も歌えるとは思っていなかったので、私自身が一番驚いています。振り返ると、歌の道一筋で、まっしぐらに走ってきた20年でした!
 
ーー これまで、長かったですか? 短かったですか?
 
あっという間に感じる時もあれば、ゆっくりと時間が流れているように感じる時期もありました。色んな事を経験させていただいた20年でした!
 
ーー 20年の歌手生活の中で、とくに印象的な出来事を教えてください。
 
とくに印象に残っているのは、やはりデビュー当時です!
椎名佐千子の顔と名前をたくさんの方に覚えていただくために、当時の衣装だった「袴」に「編み上げブーツ」といういわゆる「ハイカラさんスタイル」で、全国津々浦々ご挨拶とキャンペーンに伺った時の事は、今でも鮮明に覚えています。
飛行機や新幹線なども、全部衣装を着ての移動は、当時はちょっぴり恥ずかしさもありました。卒業式シーズンの時には卒業生と思われたんでしょうね……。たくさんの方に「おめでとうございます!」と声をかけていただきました(笑)。今では、いい思い出です。
 
ーー とくに嬉しかったことと、辛かったことを教えてください。
 
嬉しかった事は、ひとつに絞るのはとても難しいのですが、デビュー前に初めて歌声をお聴きしてから大ファンになり、私自身が「歌手になりたい!」と思ったきっかけにもなった憧れの先輩、島津亜矢さんに、デビューしてからお会いすることが出来た事です!
夢のような時間なのに、緊張と恥ずかしさでほとんどお話出来なかったんです。
その後も何度もご一緒させていただいているのですが、今でも緊張してしまうし、恥ずかしくてなかなか自分からお話することができません……(泣)。
 
辛かった事は、ストレスで声が出なくなり、落ち込んでいた時期が長くあったことです。頑張りたい気持ちはありましたが、心身共に悲鳴をあげてしまったんです。
今ではおかげさまで乗り越えることができましたが、そのこともあって大切な歌を自分らしく歌うために、心も体も元気である事の大切さをしみじみ感じています。
 
ーー 椎名佐千子さんは、明るい響きの歌声がとても魅力的だと思いますが、ご自身では、自分の歌声をどう感じていますか?
 
明るい声を響かせる事! これは日頃からディレクターさんや先生方からアドバイスをいただいており、私自身も心がけている課題の一つなのでそう言っていただけて嬉しいです!
明るい声の響きで、さらに情感をのせていく……、歌の難しいところだなぁとしみじみ感じています。
 
ーー 高校生のころから通われていた、師匠、鈴木淳さんのレッスンはどんなものだったのでしょうか?
 
師匠である鈴木淳先生のレッスンには、故郷の千葉県旭市から、東京六本木にある事務所まで4年間、往復4時間かけて通っておりました。
レッスンでは、まず、鈴木先生がピアノを弾いて発声練習をしてくださり、調子が良くない時は約1時間のレッスンが、発声のみで終わる日もありました。4時間もかけてレッスンに行ったのに、歌を聴いていただけなかったその日は本当に悔しくて……。
歌のレッスンも、毎回注意される事が沢山でした。当時はレッスンの厳しさを感じていましたが、デビューしてからプロの歌手というのはそれが当たり前の世界だという事を痛感しましたね。
 
ーー レッスンに通われていて、印象的なエピソードを教えてください。
 
高校時代の夏休みに、当時、流行っていた明るめの髪色、アッシュ系のヘアーにしました。そしたら、鈴木先生から連絡が入り、急遽、レッスンのため六本木へ伺う事に……。
当日は、洗うと落ちる、ふきかけるタイプの黒髪になるスプレーがあったので、そのスプレーで黒髪にしました。
でも、その日は六本木に着いた途端に、あいにく土砂降りの雨。せっかく黒く染めたのに、スプレーが雨で落ちてしまって白シャツが真っ黒に……。思い出すと、今でも自分で笑ってしまいます。
 
ーー 2014年、14枚目のシングル『早春慕情』までは鈴木淳さんが、その後、2015年、15枚目の『哀愁…日本海』以降は、岡千秋さんがずっと曲を書かれています。岡千秋さんに変わった経緯を教えてください。
 
これまで、鈴木先生に作っていただいた作品は、バラエティに富んでいて、唸りをきかせて歌うデビュー曲『御意見無用の人生だ』や、しっとり演歌海峡もの『泣きむし海峡』、不倫の恋を唄った『恋勿草』など、さまざまな作品をいただき、挑戦してまいりました。
当時の担当ディレクターさんが、「椎名佐千子をステップアップさせるためにと、岡先生の作品で行こう!」と決められたのを、当時の新曲の候補曲であった『哀愁…日本海』の制作が始まるタイミングで知りました。
岡先生とのご縁をいただいてから、有り難い事に、何年もご一緒させていただいております。
とにかく今は色んな事を学んで吸収していきたいです!
今後、師匠(鈴木淳)の曲を歌わせていただく時には、「成長したね」と言っていただけるように頑張りたいです!
 
ーー 鈴木淳さんは、どちらかと言えばポップス系の歌謡曲の方で、岡千秋さんは、正統派演歌が得意な方です。椎名さんなりに、お二人の違いをどう感じていらっしゃいますか?
 
作家の先生方それぞれに独特の世界感があることに、徐々にですが気が付くようになりました。でも、その違いは言葉ではうまく表現出来ません。私はそれぞれの先生の色合いの違い、エッセンス、ニュアンスをまず感じ取ること、そしてそれを自分のカラーとして表現できるようにと、とても難しいですが努力しているところです。
 
ーー 椎名さんは、ポップス調の曲も、とても魅力的です。昨年の配信ライブでは、『SWEET MEMORIES』『いい日旅立ち』や、ギターの弾き語りで西岡恭蔵さんの『プカプカ(赤い屋根の女の子に)』なども歌われていて魅力的です。ジャンルにかかわらず、オリジナルでもカバーでも構いませんが、今後、歌ってみたい曲があれば教えてください。
 
見ていてくださって嬉しいです!
好きな歌は、ジャンルを問わずにカラオケなどでは歌っておりましたが、YouTube 生配信では、普段はお届けする機会が少ないジャンルの作品を歌えて私もすごく楽しかったです!
昭和歌謡も大好きな曲が沢山ありますし、憧れのアーティストである、ちあきなおみ さんの歌の世界も大好きで、いつかお披露目出来たら良いなぁ!と思っています。
 
ーー 最近、自宅や移動時間などで音楽は聴いていますか?
 
はい! 自宅に居る時には音楽を聴いている事が多いです。
演歌ですと、最近はキングレコードの往年のアーティストの先輩方の名曲が収録されているアルバムを聴いたりする事が多いです。
江利チエミさんの『テネシーワルツ』、三橋美智也さんの『おんな船頭唄』、倍賞千恵子さんの『さよならはダンスの後に』など、他にもたくさんあります。今、チカラを入れている歌謡浪曲の歌の世界では、三波春夫さんの『大利根無情』や『元禄名槍譜 俵星玄蕃』、二葉百合子さんの『岸壁の母』などを聴いています。
最近の J-POP では、あいみょんさんの『裸の心』、YOASOBI さんの『夜に駆ける』、LiSA さんの『炎』などを聴いています。
 
ーー 今年は、どういう1年にしていきたいとお考えですか?
 
今年も引き続き、今出来る事を続けていこうと思います。20周年のイベントも予定しております。
いつも応援してくださるファンの皆さんや支えてくださる方々と喜びあえる事が一つでも増えるように頑張りたいです!
まだ直接お伺い出来ないことも多いので、自分のY ouTube チャンネルや配信ライブ、ネットサイン会など SNS で皆さんと繋がれる方法を模索していきたいと思います。
作詞にも挑戦してみたいと思っています。
 
ーー 最後に、読者へのメッセージをお願いします。
 
大変な日々が長く続いており、不安やストレスを抱えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。
今頑張っている新曲『潮騒みなと』のサビにあるように、「きっと、きっと」明るい未来がやってくる!と信じ、私自身も強い気持ちで突き進みたいと思います!
そして、皆さんにも前向きな気持ちになっていただけるよう、精一杯唄ってまいります!
皆さん、笑顔で過ごしてくださいね。
私、椎名佐千子も、今日も一日、笑顔で元気に!!
 
(2021年 3月)




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