男の酒場唄

背(せな)に冷たい 世間の風も
暖簾(のれん)潜(くぐ)れば 温かい
男なりゃこそ 心に鎮め
口にゃ出さない 胸の内
命ぬくめる 命ぬくめる
あぁ… 男の酒場唄

逢わずじまいで かれこれ二年
どうしているやら 暮らすやら
何を今更 繋ぐな未練
呑んで忘れろ 引きずるな
酔えば身に沁む 酔えば身に沁む
あぁ… 男の酒場唄

夢にはぐれた 心の寒さ
真情(なさけ)も冷えびえ 風に舞う
思い通りにゃ ならないが
我慢重ねて 流し込む
差しつ差されつ 差しつ差されつ
あぁ… 男の酒場唄
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