蟲の音 ~Reprise~蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 慎乃介 | | 人々が眠りの樹海に落ちる夜 蟲の羽音が響いた 風に流され流れるまま泳いでいた蟲が 金色の弧を描いていった 深い夜の黒は、光を帯び、蒼に染まってゆく 蟲に声が聞こえた 遠くから、近くから 音吐朗々、伸びやかに 包み込むような声 その声に導かれ 星たちが蟲に集まっていった 蟲が、ヒトのカタチを模(かたど)っていくー |
虫ピンキミノオルフェ | キミノオルフェ | 蟻 | 蟻 | | 彼女は風速320kmの苦沙味をして 白い雪の様な唾を 僕にかけた 蒸し暑い日 彼女の机の上に 赤い封筒 ザラついた窓 カーペットの染みは猫みたいだ 茹で上がった水槽の魚は動かない 「探さないで下さい」は 「探して下さい」の同義語? どうなんだ 流動する砂の様な彼女を捕まえに しょうがない 虫網を持つか 気を持たせようとする 君の悪い癖ごと 閉じ込めてあげる カーテンの隙間から 無数の針で刺す太陽 雲はぶよぶよした粘土の塊 小銃の玉のように打ち付ける大雨 彼女はその全てを楽しそうに見ていた はしゃぐ君を 踊る君を 喘ぐ君を 眠る君を 君を惑わす全てのものから 隠してあげる 眩暈のように軽やかな足跡を追いながら 彼女を見つけた日の事を思い出していた モルフォ蝶の青い花畑で 寝息を立てていた その無防備な姿 激しさの中で充血した羽根は 奇跡みたいに等間隔の鱗粉を飛び散らせ 脈打ちながら僕を包み込んだ 熱を帯びた美しさだけは 標本には出来ない 優しく笑いかける老人も 口の中へ入って皮を剥けば いとも簡単に姿を変える 剥き出しの虫歯みたいに弱く見える者ほど その胸の内に悪魔を住まわせているんだ 誰も信じてはいけない そのことを何度も彼女に教えておいたのに 彼女は疑うことを知らなかった 僕を見つめたその瞳さえ 水の様に澄んでいた 彼女には僕がいなきゃ駄目なんだ 扇ぐ 風の感覚 甘い いつも見てた花 月に 手が届きそう こうなる前に虫ピンで二度と 飛べないようにしておけば良かった 背中から湧き水のような血が滲んだら ノートの1ページ目のような ハンカチを押し付ける 君を生かすのも殺すのも僕だ はしゃぐ君を 踊る君を 喘ぐ君を 眠る君を 蜘蛛の糸に引っ掛かり 夜に引きずり込まれぬことを どうか彼女の美しい羽だけは どうか彼女の美しい羽だけは 夜の糸を掻き分けて 見つけ出した時にはもう 彼女は傷だらけで小さくなって 震えていた 美しかった羽もその原形は無く 氷のダイヤのようにあっけなく溶けていった キズのついた君ならもういらない 1人で何処にでも行けばいい 君の好きな場所へ 何処にでも 「さようなら」 自由を手に入れた君は 誰より 誰より 誰より 美しかった |
レンタル蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟲ふるう夜に | | 紺色の空に、灰色の雨 今日 返すはずの ビデオ片手に会いに行くよ 君と過ごした毎日が 大好きで思い出にしたくない 永遠の別れじゃないけれど 僕のシンゾウに穴があくんだ その笑顔が 消えないように 冷たい風が 当たらないように 空を見ても 花を見ても 何にも思わなかったよ こんなに素晴らしい物が たくさん落ちているなんて もう明日から会えない 大切な時間は 足早すぎたね 寂しいなんて 言わないからさ 今日は朝まで話そう その笑顔が消えないように 明日を生きていくのが 嫌にならないように 春も夏も秋も冬も この歌が届きますように 悲しい歌じゃないよ 歌は人のためにある 届いてる? 届いてる? |
青の中の一つ蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟲ふるう夜に | | 人類は皆 一つになれない どんなに平和に暮らしても 争いは起きてしまう 自分と違うものを不安に思う 人間は一番になったつもり 宇宙は 冷ややかに見てるだろう 人類は皆 一つになれない だから常に誰かを意識する そうしなきゃ見失うんだ [自分と違う] そう、それが当たり前 明るい昼間に星は見えないが その存在は常にそこにある 悲鳴を上げている動物達が どれだけいるのか知らない ただ私達は今を生きている そう、今日もビルを造る あの星とあの月に 森の息吹よ 届け 茜色舞う また来る夜を 一途に想え、想え 人類は皆一つになれない [自分と違う] そう、それが当たり前 静かに息絶える子供達が どれだけいるのか知らない ただ私達は今を生きていく そう、今日もビルを造る あの星とあの月に 森の息吹よ 届け 茜色舞う また来る夜を 一途に想え、想え 琥珀月夜 雲の波間に 優しく照らす 明かりがあるのなら 大地に雨よ 飢えた子供に 生きる希望よ 届け 世界の空に花は咲く |
働き蜂蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 慎乃介 | | 今のあんたの無神経な一言が 僕を鈍器で殴った 蜂の様に日々働いて 人の噂に花咲かせ 夢語って人をけなして 朝は早いし夜は遅い 逃げ出した後にくるモノ 後悔はそれこそ 想像もできないんだろ? 変えたくても 今世紀 最大のピンチがそこに 横たわってテレビを見ているよ 時間に追われて時計回り イラついてる 腕の秒針が笑った 時のように生きてみたって 流れる季節 感じなよ 愛、語って肩を抱き寄せて 荷物増やして手が回らない 吹っ切れた後にくるモノ 新世界へようこそ この場所じゃヒーローさ 働き蜂でも 今世紀 最大のピンチがそこで 起き上がって地球を見ているよ 動け!鉛の体 今ここで 立ち上がるんだ僕は 今世紀 最弱のヒーローが ここに 誕生だ 誰にも負けないぜ |
airキミノオルフェ | キミノオルフェ | 蟻 | 蟻・中原裕章 | | どんな時だって 愛を確かめ合って 泡のように きれいに 消えそうで 消えそうで 夢のように遠くへ 行かないで ああ、君の身体から 僕のにおい 毎朝の「おはよう」 こすりつけた頬が柔くて エアコンもとうに切れて 冷たくなった部屋の この温もりから 出られなくなるんだよ 僕に出会う前のことを 君は何にも話さないから ふとした横顔の 悲しさに惹かれた でももうそんな顔させたくはないんだよ 君がいなくなったらどうしよう? もう不安に押しつぶされそう 「これは依存か」と自分に問えば どんな時だって 愛を確かめ合って 腕の中丸まって このままでこのままで どうか 君のいる日々が 続くように ああ、僕の身体から 君のにおい 特別なことは ないけどプレゼントしよう この花の名前も あの雲の行方も 知らない事だらけだと 思い知るよ 君の目が映した ものなら全て愛おしい ほんとに思うんだよ 世界中の奇跡が 君の中にあるんじゃないかってことを 君がいなくなったらどうしよう そう、いなくならない為にどうしよう 愛の淋しさが僕を試すんだ どんな時だって 僕ら確かめ合った 泡のように きれいに 消えそうで 消えそうで 夢のように遠くへ 行かせない ああ、君の身体から 僕のにおい どんな時だって 愛を確かめ合った 腕の中丸まって 愛しくて愛しくて 君が帰る場所ならば ここにある ああ、僕の身体から 君のにおい |
ふたつの旅立ち蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | ずっと夢見ていた 地平線の先を ぎゅっと踏み込むんだ この足で 君と一緒に 君と一緒に オーロラの星を 見つけに行こう 君と一緒に 君と一緒に 大地の海を この目でみよう 渡り鳥は朝日と共に 世界に時を告げるよ 道は開く 僕の行く先は 無限のパノラマ 色鮮やかに 僕は進むよ あの日の約束 ああ いつか旅も終わる だから 振り向かない 今は 振り向かない 僕は進むよ あの日の約束 ずっと夢見ていた 憧れの先へ きっと僕の弱さ 変わるかな 君と一緒なら 君と一緒なら オーロラの星も 見つけられるよ 君と一緒なら 君と一緒なら 大地の海も この目でみるよ 渡り鳥は 必ずうちへ 帰って来るから行ける 未知の場所へ 僕の後ろに ついてくる過去 その足跡 僕は守るよ あの日の約束 二つの意味を持つ “何処でも行ける” “そこから逃げる” 僕は守るよ あの日の約束 ああ いつか旅も終わる だから 振り向かない 今は 振り向かない きっと君と僕の目には 変わる景色 広がってく 二つの意味を持つ “何処でも行ける” “そこから逃げる” 僕は守るよ あの日の約束 |
君が息を吸い僕がそれを吐いて廻せこの星をキミノオルフェ | キミノオルフェ | 蟻 | 蟻・Chocoholic・中原裕章 | | 目覚めたときの 重い身体 朝陽は眩しい 昨日が今日に繋がるのなら 失敗ばっか目に付くけど 望みは その先に ちゃんと見てる 一分一秒 あなたが息をしているかぎり そのおこないが間違いでも悪でも 私は許すわ 信じて あなたのことを 信じて 愛する人を 君が息を吸い、 僕がそれを吐いて、 廻せ この星を ひとつ話をしてもいいかな 臆病ないじめられっ子のお話 誰もがみんな敵だと思ってたの 自分すら信じられなくなった カーネーションを母親に 贈れるようになって初めて 「ありがとう」ちゃんと 言った気がした ずいぶんかかったけど 痛みがわかる君の きれいな炎で 松明を掲げよう 信じて あなたのことを 信じて 愛する人を 君が息を吸い、 僕がそれを吐いて、 廻せ この星を さよなら昨日までの世界 少しつまづいて 挫けてしまったけど 冷たくぶつかる雨も 気付けば優しく肩を叩く 君のカーテンを開いて ラララ 信じて あなたのことを 君が息を吸い、 僕がそれを吐いて、 廻せ この星を 君が息を吸い、 その胸ひろげれば、 廻り出す 星よ |
おやすみまた明日キミノオルフェ | キミノオルフェ | 蟻 | 中原裕章 | | 叫びたい 嫌になる 誰の力も借りずに 一人だって生きていける そう言いたいのに ばか 日が変わっちゃったな ベッドの中もがく 明日も早いから 余計ねむれない ああ 頑張ってるねって 言われて泣きそう もう今日はいっぱい 考えたから ああ 晴れ間のような 君との時間は 永遠じゃないと決めつけて これから誰を信じるの? 叫びたい 嫌になる 誰の力も借りずに 一人だって生きていける そう言ってるうちは 叫べばいい 楽になる 疑うことをしなくていい 寂しいって思えたら 誰かの寂しさに気づける おやすみ また明日 |
マイナー調のBGMがいい曲に聞こえたキミノオルフェ | キミノオルフェ | 蟻 | 蟻 | | 「ほんとに面白いのはここからなの」 テーブルに前のめりになる同級生 これは持論だけど 面白い映画や本は最初っから面白い 口をつけたグラスのふちを 親指でなぞって おしゃべりな彼女を黙らせる 話題の持ち合わせがないことに ちょっとがっかりした まるで糸の切れたラジオを聞くような “幸せ”だとか “未来”のこととか 本当にうまくやれてるかな どこにいたって 何をしてたって 「僕」は「僕」でしか埋まらない 「あのさ」やっと切り出した 私の声をさえぎり彼女が 「あ、そろそろ帰んなきゃ」と 上着を羽織る 外には背の高い誰かが迎えに来ていて それまで気にもとめなかった マイナー調のBGMが いい曲に聴こえた まるで首の折れた花を撫でるように “幸せ”だとか “未来”のこととか 本当にうまくやれてるかな どこにいたって 何をしてたって 落としどころが埋まらない “自分らしく”って 選んできたのに 気づけばここでいいのかな どこにいたって 何をしてたって 「僕」は「僕」でしか埋まらない 咳払いで覚めるような 夢を見てただけなの ガラスの靴 誰かのキス 手放した 優しさ “幸せ”だとか “未来”のこととか 分からなくても進んでいく 長い道のりを 遠い道のりを 空っぽの空とどこまでも 自分らしくって 選んで来たから 不器用に生きた証を残して どうにか大丈夫 それでも大丈夫 「僕」は「僕」でしか埋まらない 「僕」は「僕」でしか埋まらない |
バックパックキミノオルフェ | キミノオルフェ | 蟻 | 蟻 | | 針で刺したような 革命さえ 僕らの夢の宝を探す 開口 朝と夜が混じり合う紫 背中にしょった想いの数だけ ゆとりの最前列を歩く 僕らが何かを掴んでる 夢も希望もないって言うけれど 無いんじゃない 透明なだけ 『大人になりたくない。 スマホ代を払うのが嫌だからー』 電車で聞こえるように言う 知ってるよ?君は勉強熱心 『選ばなければ幾らでもある職』 その中から選ぶのかな 0×1=僕 だった 0×100=君 だった どうやら0は夢ってやつらしい 僕らの未来を広げる 唯一の地図だ そう 探し物は 僕らの足で見つけなきゃ そうだ 君と 君の犬も 一緒に行かない? いつも凄い勢いで吠えるけど こういう時は心強いし 願い事の片道キップ 帰り道はどうにかなるよ 不安も期待も詰め込んだ この50lのバックパックで どこまでも どこまでも 行ける気がする さぁ 透明な空へ僕ら描く 飛行機雲のようなクレパスで イヤフォン片耳づつで聴いた ラララ ラララ つまんない曲 雨が降り出して風が吹いて 前も見えず君が転んだら 泣きそうな君が傷を払い こう言った 「行こ」 ゆとりの最前列を歩く 僕らが何かを掴みかけてる 擦りむいた傷はカサブタになって いつの間にか剥がれ落ちていた こんな風に気付けば色んな事が ぼろぼろ落ちてくからさ たまに大切なものとかも 紛れ込んでたりするのかも そうか 何かにつけて君は 突っかかってくるけど きっと守るために 必死だったのかもね だって君と君の犬は ほんとにそっくりだ でも辺りは そんなに敵だらけかな? 僕には見えないよ 落し物は自分の手で さぁ 拾いに行こう 針で刺したような 革命さえ 僕らの夢の宝を探す 開口 朝と夜が混じり合う紫 背中にしょった想いの数だけ 透明な空へ僕ら描く 飛行機雲のようなクレパスで イヤフォン片耳づつで聴いた ラララ ラララ 覚えたよ 君の髪を風がすり抜けて 雲一つない空見上げたら 泣きそうな君の手を握って こう言うよ 「行こ」 |
蟲の声蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 音吐朗々 - 声に導かれ 蟲は飛んだ 月に向かい 蟲は飛んだ 身体に光が絡み付き 蟲はヒトの姿となった 蒼い夜空と赤い血の瞳 それは、森の匂いを、土の冷たさを、 風の音を、陽の暖かさを、 そう、初めて、世界を見る そして蟲は一人の少年と出会う 碧い海と鳶色の大地の瞳 蟲と“白の少年”との出会い この出会いは、何を生み、 何を壊し、何を遺すのか 今、旅は、始まろうとしていた |
フリーダム!蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | ため息で埋もれた 電車に乗って 「他人より前へ前へ」 押し潰されて いつだって そうやって ガマンするんだろう もう 戻らない! どうしようもない! このまま逆向きの電車乗って 海へ行こう 海へ行くんだ どうしようもない! 不甲斐ない僕の自由と逃走 逃げ出そう 逃げ出すんだ あなたの元へ 走れ 走れ 誰よりも上手くなった 作り笑いで いつだって そうやって 慣れっこなんだろう もう 戻らない! どうしようもない! 空っぽの空を見上げて笑った 僕みたい 僕みたいだ どうしようもない! 後がない僕の自由と闘争 立ち向かう? 立ち向かうんだ あなたの元へ 走れ 走れ どうしようもない! 不甲斐ない僕の自由と逃走 逃げ出そう 逃げ出すんだ どうしようもない! 後がない僕の自由と闘争 立ち向かう? 立ち向かうんだ あなたの元へ 走れ 走れ |
それでも、その手を蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟲ふるう夜に | | 僕の右ポケットの中には 小銭が数枚だけあって それを裸の子供にやる事は たやすいこと あまりに脆い命の上 吐き捨てるほどいる人々 目を閉じては浮かぶ景色は 赤褐色に染められた青 そこに立ちすくむ僕は 右手のモノを一度だけ見た あまりに脆い命の上 なくなっていくもの 壊れていくもの 小さな その手に 握らせた 僕の「自己満足」が それでも その手を 温める 君は 許してくれるかな あまりに脆い命の上 造り出せるもの 守るべきもの その中で 僕も自然と共生(い)きて 愛を 唄えるように 何度も その手を 温める 君が 笑っているから だから、、、 |
ふたりの鳥蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟲ふるう夜に | | 止まり木の上で寄り添う2人 どんなに年をとっても そばにいる 心と体の命綱は 今にも切れそう 飾って、飾って、ねえ 偽りの私だから あなたの、あなたの 目がいつまでも見れないの 素直な気持ちで繋いだ手と手 離さない、離れないで 確かめあった 右手の温度が左の心に 火傷をつくるよ 黙って、黙って、ねえ 今は雨よ降らないで 一人で、一人で、 どこまでも朽ちてゆく 若かったね...あの頃は さみしい... 私の手、あなたが触れた 黙って、黙って、ねぇ 今は雨よ降らないで あなたの温度が、ねぇ 今もまだ...、苦しいよ |
満ちた月蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟲ふるう夜に | | 退屈していた 「この世界に何で 生まれたんだろう」 人より選れた所なんて ひとつも無くて 感情は壊れた ビルとビルの隙間に 白いものを見た 赤い眼は此方を見て消えた 吸い込まれるように後を追う 戻れないかもしれない 覚悟を決めて 息が切れる 暗闇に熔ける 置いて行かないで 綺麗な歌があれば 伝わったの? 耳に残る歌なら 許してくれたの あの満月に あの満月に 手を伸ばした 満月のナカに… 息が切れる 暗闇に熔ける 置いて行かないで 綺麗な歌があれば 伝わったの? 耳に残る歌なら 許してくれたの あの満月に あの満月に 手を伸ばした あの満月に あの満月に 手を伸ばした 綺麗な歌があれば 伝わったの? 耳に残る歌なら 許してくれたの あの満月に あの満月に 手を伸ばした |
別離蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | その瞳で見る 景色は何色なの? 僕の瞳には 今はもう灰色の街 ここで決めなきゃ あぁ 君は いつも変わらずに 僕の出す 答えを待ってるの その瞳で見る 旅路は別のものなの 僕の瞳にも 守るべきものが映るよ ここでさよなら あぁ君は 振り向きもせずに あぁ僕は 繰り返すように あぁ君は 振り向きもせずに さよなら 繰り返すように ららら |
オトナのうた蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 泣いてる顔上げて オトナになって 見返すんだ 涙の虹に 教科書を投げた あれからいくつかの 挫折もあってさ 作った世界で 気付いたらオトナだ 鼻歌をうたうったったら ダメな時もあるよ 声を枯らすよ 泣いて涙拭いて 一晩寝たら らったったたら これはこれでいいか 答えはまだないけど 迷った顔 上げて 自分探しは ちょっと休んで 目線と心 平行線だ あれからたくさんの ウソを重ねて 作った世界で 気付いたらオトナだ 鼻歌をうたうったったら 何がしたいとかは わからなかったよ 泣いて涙拭いて 一晩寝たら らったったたら これはこれでいいか 答えは見えないけど 気付いたらオトナだ 鼻歌をうたうったったら 涙声でいいか オトナになったよ 泣いて涙拭いて 虹をかけて らったったたら 子供の頃に見た 七色の光 泣いて涙拭いて 虹をかけて らったったたら 無理して胸張って オトナの歌うたう |
ヒトの音蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | ヒトというモノは かくも愚か 生は平等 天は動かん そんな簡単な仕組みを なぜ分からない ヒトというモノは かくも愉快 “トキヨチヂメ”と 縊れるイノチ この先の地獄 永遠に終わらない ヒトというモノは かくも愚か 分かり合えぬなら 壊してしまえ それでは救われないだろう なぜ分からない ヒトというモノは かくも愉快 求めて止まぬ 無私無償愛情 それをくれるモノ 近くにいるのに ナンテリカイシガタイ生キ物 ヨノセツリヲシラヌ生キ物 ヒトというモノは かくも不思議 タニンが消えたら 周りを囲い 自分の事のよう それは嘆いている ヒトというモノは かくも不思議 タニンを救うと 幻想を真実へ どうやら弱イダケではないらしい ナンテリカイシガタイ生キ物 ヨノセツリヲミトメヌ生キ物 闇夜に光 ヒトスジにのびる光 闇夜に光 ヒトスジにのびる光 どこから聞こえてくる? どこから聞こえてくる? どこから聞こえてくる? 「ケシテモ消エナイ叫ビ」 闇夜に光 ヒトがつくり出す光 闇夜に光 ヒトがつくり出す光 |
夜蜘蛛蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 慎乃介 | | 隙間風が吹いた 窓は全部閉めたのに 足の長い奴が音も立てずに ワンルームの部屋に 遺された傷の跡を 誰かが見てるんだ 気が狂いそうだ 甘い飴を差し出そう、そっと 小さい体でついてくる後ろに。 赤い体は部屋中に糸を引き こわくないから。 おいで、ほらこの手に 赤い月夜にそっと… こわくないから。 おいで、ほらこの手に |
スターシーカー蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻 | | ずっと走ってた君を 僕は見てたよ 長いトンネル 不安だったね ふっと振り向くその瞬間 転んでしまう あまりに長い道 驚き 誰かが言うよ 驕りだってさ 羞恥心と大粒の雨で 濡れた悔しさ 見上げた天井 目を凝らして 光はあるから 賽は投げられた 星を掴もう 宇宙の秘密は誰にも分からない 銀河の海へ飛び込んで 星たちは歌い始める 白鳥が飛び立つその先に 君の星が 輝いた さぁ その手でつかまえよう 地球が終わるその時に そのカラダ一つ持って行こう 夜の闇に スターシーカー ずっと君は自分だけ 信じてたよね だから誰かに 頼れないんだね きっと簡単なことさ 君の弱さを 聞かせて欲しい他人がいるから 立ち尽くしてた 歪む景色も 足早に通り過ぎてくよ 過去も現在も未来さえも 誰かと思い描けるのなら もう大丈夫さ 僕はここだよ 宇宙の秘密を見つけに行こうか 銀河の海は優しくて 星たちが歌い始めた アンドロメダの鎖を辿り 君の星へ 迷わずに さぁ 僕は羽、広げよう 地球が終わるその時は だからもう怯えなくていいよ 夜の闇は スターシーカー 何度も夢を見てくれた 宇宙の果てに想い寄せ トカゲのしっぽ掴んだね 触れたんだ この手の中へ 何度も夢を見ればいい 夢から覚めた今ならば 一人ではないだろ 共に行く スターシーカー 銀河の海へ飛び込んで 星たちは歌い始める 僕は君を乗せた白い鳥 二人の旅 幕開けた みんなを空へ連れてくよ 地球が終わるその時に 道のり照らす光であれ 君の名前 スターシーカー |
戦争蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 黒い煙を吐き 荒々しく舞い踊る風 倒れる者の旗をはためかせた 平穏な日々は突然に 終わりを告げていた 何が正しくて 何が間違っていたんだろう 戦争 その手に染まる血のように 流れ落ちるの 栄光 その手を掲げ 笑うのか 誰を殺して 燃える炎の中で 唸る声 舞い踊る風 倒れる者の旗をはためかせた 平穏を勝ち取った時の その裏の何処かで 泣き声は響いて それも聞こえやしないんだろう 戦争 その手に染まる血はいつか 流れ落ちるの 栄光 その手は空に誇るのか 何を信じて 君は自由を手に入れると言って 振りほどいたんだ 僕は「いつでもどこか連れて行くから」 約束したんだ 戻りたい その手の中に 今、戦場に立つ |
表裏の傷痕蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟲ふるう夜に | | 踏み入れた木々の中 裏表は側にある 心配は要らないさ、 日が暮れる、帰りなよ。 傷付いた足の裏 泣く少女に夜は来る …止めないさ? 本気なら この右手を貸してやろう。 アダムとイブが 口にした林檎 その瞬間世界は、 大きな悲鳴をあげる 過去の世界は 今を見て泣いた。 花も木も 残酷だった ああ 強く生きていけなかった あの子は 記憶にそっと残すから ああ この腕で泣いていた 虫の声 記憶にそっと残すから 君の声も 君の匂いも 君の息も 君の温度も |
二十歳の朝蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻 | | 何もかもリセットしたくて 降り立った人ごみの改札 遠い街の夜は冷たくて 明日の行き場もわからない 「身分証、見せてください」 険しい声でふと目覚める 真夜中のショーウィンドウに 名もない少女 涙の跡 からっぽの携帯 アラームさえならない けど何かが欲しくて ただ誰かが欲しくて 世界中が敵に見えた 神様はいないから ひとりぼっちのココロは 夜の雨に固まっていた 世界中が敵に見えた 神様はいないから ひとりぼっちのココロは 夜の雨に重なっていくよ 気づいたらそこにあなたが 僕の歌で笑ってくれた 怖れずに自分の言葉で 隠すことはもうやめよう 透明な言葉で 刻んでくよ あなたに ただ握って欲しくて ただわかって欲しくて 世界中が敵に見えた 神様はいないけど ひとりぼっちのココロを 東の空が照らしていくよ 世界中が敵に見えた 神様はいないけど ひとりぼっちのココロを あなたが見つけてくれた 神様はいないから 誰かを愛するんじゃないの ひとりぼっちのココロを 迎えに行こう 二十歳の朝 |
星の王子さまキミノオルフェ | キミノオルフェ | 蟻 | Chocoholic | | 口ずさむ愛の彼方 月のブランコ揺らして 君の星はどこかな? ブランケットにくるまる なかなか見えてこない感情 たくさん愛のオプションの中から 曖昧で甘い言葉を選んで この距離と間隔を埋め尽くそう とおくとおく離れていても 電波で繋がる声と声で 去年流行った音楽を覚えてる?なんて ささやかな話をしよう Everyday is special そう One step at a time いちにのさんで!揃えて 星のグラスで乾杯! ずっとずっと話したのに 電話を切った瞬間に 寂しくなるのはなぜ? 君はもう夢の中にいる Let's Go 君に会いに行こう Don't think too much なに話そうかな 夢の中おじゃまするよ 笑った君を見つけたい 響くベルが Ding! Dong! Dang! Dong! チュッてして白いベールの向こう 永遠に誓うよ 神様 愛のうた流れる まだまだ知らないことばっか たくさん感情オプションの中から あまり飾らない自分でいい ちゃんと怒ったり笑ったり ながいながい天の川くだり 大きなキャリーで会いにいく 支えてくれた時を思い出して 近くにいれることに感謝しよう Everyday is special そう One step at a time いちにのさんで!揃えて 星のグラスで乾杯! きっと「運命の人」とは トツゼン出会うわけじゃないの 大切に思った時間が 少しずつ「運命」にしてく Let's Go 君の隣にいよう Don't think too much 離さないでいて 夢の中も一緒だよ 今日から 同じ星にいる Let's Go 君の隣にいよう Don't think too much なに話そうかな 夢を二人で叶えよう Forever More 「運命」にしよう |
クロイトモダチ蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟲ふるう夜に | | また暗闇がノックした 君は僕の昔からの友 街灯を次々と消して行く 君にあらがう人々を笑うように 聞きたくもない 人々のざわめきの中 生かされているから “僕” は死んでしまう このまま このまま 腐っていくのか 明日もその次も 変われないのか すれば無脳に 生きよ すれば無脳に 生きよ また暗闇が囁いた 「君は僕の昔からの友 街灯を次々と消して行け ヒトの壊れる音が待ってる」 ほら 他人のざわめき 悲鳴みたいな喜びの声 ケータイ キラキラ 光らせて “私じゃなくて ホントに良かった!!” どこまで どこまで 腐っているのか 明日もその次も 変わらないんだろ? せめて派手に 消えろ せめて派手に 消えろ 聞きたくもない 人々のざわめきの中 生かされているから “僕” は死んでしまう このまま このまま ノイズに飲まれ 未来と永劫を 無脳に生きるんだ 君だけ 君だけ それを知ってたんだ 見たくない 聞こえない ノイズが止まない |
オオカミの森蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 暗い森に 迷い込んだ 血の匂いが 鼻をついた 一口だけ 含んだ水 まめが潰れ 血が滲んだ 大木さえ 傷だらけで 震えている この場所では オオカミの森 警告の傷 悲鳴が 聞こえたの 足を止めて 声の方へ 嫌な汗が 流れ落ちた オオカミの森 警告の地で 食われる ヒトの音 無我夢中で 血も涙もないケモノを (殺した) もう手遅れとどこか解かっていて それでも 救いたかった 無我夢中で 小さな命を守ろうとした (殺した) もう手遅れとどこか解かっていて それでも 救いたかった あぁ、僕は 悪魔を殺したんだ あぁ、それにすり寄る小さな ケモノは 母を失くす悲しみ あぁ、僕をその目で見ないで 暗い森に 迷い込んだ 血の匂いが 鼻をついた |
灰の都蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 全てを焼き尽す 戦場の業火 哀しみを運んだ 二つの正義 世の摂理 力なきものは倒れ 命は途絶え 力あるものは奪い 命は続く 世の摂理 生き延びる為に逃げる者たち 守り抜く為に戦う者たち 二つの選択 二つの正解 天上の光は涙を照らした 時が流れれば その涙すら乾き 雲となり 天へと昇るのか 地上にまた 哀しみが降り注いだ 空に消えゆく太陽 地には流る水よ こんなにも 日々の中で 溢れている 不条理 迫ってきては 選ばされて 未来なんて 見えないんだ 争いの中で 僕ら 殺す 逃げる 価値があるの? 正義の行進 または逃走? その一歩、そしてまた一歩 “戦場の血を浴びて 腕を失くす黒の未来” “無力さを噛み締めて 足を返す白の未来” 灰の都 静かに 二人の再会 この星の この場所に 生まれて 進むべき 道の在り方 この星の この場所に 生まれて 進むべき 道の在り方 この星の この場所に 生まれて 進むべき 道の在り方 この星の この場所に 生まれて 進むべき 道の在り方 進むべき 道の在り方 進むべき 道の在り方 空に消えゆく太陽 |
この世界に花束をキミノオルフェ | キミノオルフェ | 蟻 | Kanata Okajima・蟻 | ioni・菅原一樹 | 笑った私は素敵でしょう その誰かに花束を 太陽が西を歌い 星が東を指すとき 窓辺に止まる鳥は飛び立った 世界が空を見上げても 下を向いていた 擦りむいた膝を 抱えていたあの日 誰かが来るのを待ってた 当たり前のことが 当たり前じゃないんだと 失うことで知るよ 凍ったエガオが私を傷つけ それでもエガオが私を癒す 君が見ていた世界 急にいなくなった空振りの手はここ 握る未来は君だよ 笑った私は素敵でしょう その代価に生傷を 笑った私は素敵でしょう その誰かに花束を 立ち上がることに 理由がなくなって 眠りの檻から出れない 目覚めて気づくよ 土や空になれない 私はここにいるよ 笑った仮面のカタチを保てず 崩れた仮面の下で見るんだ 君が好きだった世界 花は種をつける また会おうと散った 生きる“意味”が、眩しいよ 笑った私は素敵でしょう その代価が君ならば 笑った私は素敵でしょう その世界を愛せるの 君ならサヨナラも言わず 笑うから エガオを教えてくれた キミがいない世界 キミと巡り会えた世界 笑った私は素敵でしょう その私に祝福を 笑った私は素敵でしょう この世界に花束を 太陽が西を歌い 星が東を指すとき 窓辺に止まる鳥は飛び立った 世界が空を見上げるなら 私は地面を踏み出そう |
変わる景色蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | まだ旅は始まったばかり 心は迷走している 過ぎ行く未来に黒い 闇たち重ね合わせた 今、旅は足踏みしている 心がまた時を戻す 幼い僕の声響き 両手で耳を塞いだ あぁ 何を見ようとした? 変わる景色の中で こたえはどこなの? 僕の行く先の 暗い道を照らして あぁ 目を塞いでいたの 変わる景色の中で 命の叫びは 僕の行く先を 僕自身が拓けと 戻れないと知って 戻れないと知って 時はいつもそう 戻れないと知って 戻れないと知って 今は前しか見ない |
犬蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟲ふるう夜に | | ご主人が動かない もう5日になります となりで待ってます あなたが起きて笑うのを しずかに縮こまり 水を口にふくみ 空腹にも耐えます だから早く「いい子」ってして? ルララ 雨水の浴槽 顔が映ってます 頭に座る虫 払ったらどこか逃げてった 逃げてった また朝だよ もう起きようよ 今日もこたえてくれないのですか? また朝だよ もう起きようよ? おかしいな ボクも動けない、、、 どうして?考えてもわからない どうして?考えてもわからない どうして?どうして? おこってください こんなに鳴いてるの どなってください こんなに泣いてるの いけない子でしょう? いけない子でしょう? |
守るべきもの蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 今はもう懐かしい 外れの小さな家 帰り道は狭く暗い 幼い僕は怖い 今はもう大丈夫 一人でもゆける 優しい祖母の顔を 思い出した 淡い水に足をつけ 冷たさを知ってしまう 身は震え じき気付くだろう 今、僕は何を求めるのか 今、僕は何を捨てたいのか 今、僕は何を選ぶんだろう 今、僕は何を守れるの その中で その中で 今、僕は何を求めるのか 今、僕は何を捨てたいのか 今、僕は何を選ぶんだろう 今、僕は何を守れるの 一つだけ 一つだけ |
白の出会い蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 淡い風にその瞳が揺れる 瞬きもなく何処かを見ている 出会った瞬間の凍った空気は 静かに流れ溶けようとしていた 森が騒ぐ何処から声がする 息を止めて 確かめる 高鳴る胸を 君との出会いは 色のない世界を 終わりにしたから まだそれを知らない僕は 流れる雲 通り過ぎて 見送る日々 独り 空に繋がる世界樹の枝 思い募らせて夢を描いていた 森が歌う 命の音がする 君の声は 風に乗る ふたりの路を 君との出会いは 色づく世界の 始まりだったから まだそれを知らない朝日 流れる雲 後を追うよ 輝く明日 君と 僕等の出会いは 夢の旅立ちを 後押ししながら 今始まろうとする日々と 流れる雲 後を追うよ 輝く明日 行こう |
明星蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 夕方の雲にかかる あたたかい陽の中で 君がまぶしく手をふった 今日もこれで一日の終わり まるでこれはエンディングロール 虫の鳴き声が聞こえてくる 君がどんどん小さくなる 消えてなくなるまで見送る 空に流れてく雲 空に流れてく息 ひとりぼっちの僕に価値など あるはずないと思っていたよ 君がいつかおしえてくれたね 「あなたは私の生きる意味よ」 まるでそれはオープニングロール 虫の鳴き声が聞こえてくる 君がどんどん大きくなる 君の声に耳をかたむけ 僕はそばにいる 小さなこと大きなことも 受け止めてあげる 帰り道 足を止めてみた 君と離れてさみしくないよ そこから見える小さな星を そっと両手で包み込んだ 君の声に耳をかたむけ 僕はそばにいる 小さなこと大きなことも 受け止めてあげる だからそばにいて |
黒の出会い蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 千切れた虹は 僕の家まで 橋を架けては くれなかった 暗い路地裏 貧しい暮らし それでもみんな 此処に “居るんだ” 大切な事は秘めて 嵐の中に 飛び込む勇気 青い空は 白い雲は この先に きっと広がってるんだ 笑いあって ごまかしあって この街 揺らしてんだって 下を向こうと 上を向こうと ここから逃げたりしない 笑いあって ごまかしあって この街 揺らしてんだって 下を向こうと 上を向こうと この場所 捨てたりしない だから 海と大地の 瞳をした旅人 僕の目の前で 足を止めた 君は手を伸ばす 僕は目を逸らす 面倒な荷物は “要らないんだ” 「誰もがみんな 生まれた時に 違う荷物 抱えるんだ それでも それぞれ道はあるんだ」 笑いあって ごまかしあって この街 揺らしてんだって 下を向こうと 上を向こうと 出口はないと 思った 笑いあって ごまかしあって この街 揺らしてんだって 下を向こうと 上を向こうと 出口はないと 思った だから 笑いあって 重なり合って この星 生きてくんだって 道の向こうに 虹の向こうに 未来はきっと変わるんだって 笑いあって 重なり合って この星 廻ってんだって 道の向こうに 虹の向こうに 未来はきっと変わってく 笑いあって 重なり合って この星 廻ってんだって 道の向こうに 虹の向こうに 奇跡はきっと 起こせる だか |
一緒に逃げよう蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | きっとあの頃 僕は 見落とした事の方が いっぱいあったんだろうな 旅の途中 塞ぎ込んだ君は その時の僕みたい 溜め込んだ涙 堪えて 精一杯だ どうして? あまりにも 大きな試練なの 小さな君だけじゃ 乗り切れず 何度も挫折を 味わう事になる 僕だってきっとそうさ 自分が落ちそうな時に 他人をすくい上げて やれるんだろうか? 君だってきっとそうさ そんな力はないさ それでも変えたいって 願っているんだ 君だってきっとそうさ 自分が落ちそうな時に 他人をすくい上げて やれるんだろうか? 僕だってきっとそうさ そんな力はないさ それでも変えたいって 願っているんだ どうして? あまりにも 大きな試練なの 小さな君だけじゃ 乗り切れず 何度も挫折を 味わう事になる どうしたい? 息が詰まるほど 狭い世界 それでも 笑って しのいだだろ 何度も 何度も 偉いよって褒めてやる ぎゅっと握っててよ 僕の手 離すなよ ぎゅっと握っててよ 僕の手 離すなよ あまりにもこころ 潰れそうな時は 一緒に逃げよう ぎゅっと握っててよ 僕の手 離すなよ ぎゅっと握っててよ 僕の手 離すなよ あまりにもこころ 潰れそうな時は 一緒に逃げよう |
幻水の都蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟻・慎乃介 | | 空に 燃えゆく太陽 地には 流る水よ 旅人の 瞳に映りし 蜃気楼 白き壁よ あぁ 丘を越え 走るからだ 空を 射落とす王に すがりつく 民の声よ 華やかに 耽るのなら 「あの影に 逆らうなよ」 あぁ夢虚ろ 富と罪の 水の都 打ち鳴らせ 大地を 打ちのめせ 弱者を もう一つの惑星へ もう一つの惑星へ もう一つの惑星へ もう一つの惑星へ 太陽、星が、この子の為に 微笑むのか あざ笑うのか 貧しくても 逃げだせず 信じた 何かが 変わるってきっと 流る歌に 音楽が 重ね合って 揺らす街を 浴びる罵倒 殴られて 信じた 何かが 変わるってきっと 信じた 信じた 信じた 信じた… もう一つの惑星へ もう一つの惑星へ もう一つの惑星へ もう一つの惑星へ |
向日葵の咲く道蟲ふるう夜に | 蟲ふるう夜に | 蟻 | 蟲ふるう夜に | | あしたあなたに会える きっと、会える 神様ひとつだけ叶えて 明日の天気 雲は流れ 雨が去った後には 必ずあなた 手をふってくれた まぶしいよ “教えてくれる” “支えてくれる” あなたは何でも持っていた 小さな体 大きく見せた すぐ見つけてもらえるように 聞かせてよ あなたの “おとしあな”みたいな話を あなたが泣いたら すぐ飛んでくよ あなたが泣いたら すぐ飛んでくよ あなたが泣いたら すぐ飛んでくよ あたしも一緒に 泣いちゃうけどね。 雲が流れ 雨が去った後には 必ずあなた 手をふってくれる そう思っていた 見えないよ あなたが 咲けないよ あなた無しじゃ だから強くなるからね あたしも強くなるからね あなたも強くなるからね 窓は開けておいてよ 花が咲いたら 見にきてよ 花が咲いたら 見にきてよ あなたの笑顔 この先ずっと 雲にいたずら されませんように だから強くなるからね あたしも強くなるからね あなたも強くなるからね 窓は開けておいてよ |