LIVE REPORT

宮野真守 ライヴレポート

宮野真守 ライヴレポート

【宮野真守 ライヴレポート】 『MAMORU MIYANO ASIA LIVE TOUR 2019 〜BLAZING!〜』 2019年9月8日@横浜アリーナ

2019年09月08日@

撮影:上飯坂 一/取材:清水素子

2019.09.12

宮野真守のツアー『MAMORU MIYANO ASIA LIVE TOUR 2019 〜BLAZING!〜』最終日、9月8日の横浜アリーナ公演。5月より台湾・上海を含む10都市14公演を巡った宮野真守最大規模となるツアーのフィナーレを、ただ見届けたい一心で集った12,000人に向かって、彼は何度も感謝の言葉を繰り返した。アンコールでは自身初のドーム公演を2020年6月6日にメットライフドームで開催することも発表。“みんなの声と力があったからこそ、TEAM MAMO、ドームに行けます”の宣言に、場内では万歳三唱が繰り広げられた歓びのステージをレポート!

初のアジアツアーで宮野真守が掲げたテーマは“ヒーロー”。SFX超大作のごとき世界観の中で戦うオープニング映像からステージに降り立ち、「FIRE」と曲タイトルを囁いた瞬間、立ち上る炎とペンライトで視界は一面真っ赤に! 息遣いからも迫力を感じる歌唱、ダンサー陣を率いてのダイナミックなダンスで、観る者を異空間へと引き込んでゆく。以降、リフトアップして観客の頭上を行き来するムービングステージで剣舞を披露した「EGOISTIC」などロックな序盤ではダークヒーロー、トロッコで客席通路を高速移動しながらマシュマロを投げる「Sugar, Sugar」では女性にとっての王子様と、多彩なヒーロー像を提示できるのは声優&俳優として数多くのヒーローを演じてきた宮野真守ならでは。客席に振りをレクチャーしてともに踊った「ぼくはヒーロー」に続き、同曲が『NHK みんなのうた』で放送された際のアニメを実写化したようなスペシャルムービーで場内を爆笑させつつ、仲間と力を合わせることの重要性を訴える流れも圧巻だった。そのメッセージ通り、自身が声を当てるウルトラマンゼロの映像と見事なシンクロを果たした「ULTRA FLY」を経て、ファンとの一体感をエネルギッシュに高めてからは「EXCITING!」の大合唱へ。鳴り止まない“マモ!”コールに応えての最新作「アンコール」でも、呼ぶ声があるからこそステージに戻れることへの感謝を歌った詞が、今の状況にぴたりとリンクして胸を熱くさせる。“みんながいるから僕はヒーローでいられる。みんなが僕のヒーローです!”の言葉を、全身で証明してくれた感動のツアーファイナルだった。

撮影:上飯坂 一/取材:清水素子

宮野真守

ミヤノマモル:『DEATH NOTE』『機動戦士ガンダム00』『ポケットモンスター ベストウイッシュ』『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター』『ちはやふる』などのアニメ作品に加えて、『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』などの吹き替えにも出演する人気声優。2008年よりアーティスト活動をスタート。声優、俳優の現場で培った豊かな表現力と類い稀な歌声、そしてダンスを駆使した高いライヴパフォーマンス力を武器に、独自のエンターテインメントを追求し続けている。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 10

    10. TRANSFORM(REMIX)

  2. 17

    <ENCORE1>

  3. 20

    <ENCORE2>

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