LIVE REPORT

赤色のグリッター×Shout it Out ライブレポート

赤色のグリッター×Shout it Out

『うたごころ、結髪』

2016年10月05日@TSUTAYA O-WEST

撮影:西槙太一/取材:山口智男

2016.10.14

ひたすら真っ直ぐなShout it Out、ちょっと癖のある赤色のグリッター。それぞれに表現の仕方は違ったものの、両者が訴えかけたのは、“うたごころ、結髪”と題したツアータイトルにもある通り、それぞれの歌心だった。

同世代のバンドとしてお互いに尊敬し合うと同時に、ライバル心も燃やしながら熱演を繰り広げた今回の5公演を通して、彼らの絆がさらに強いものになったことがそれぞれのMCからも伝わってきた。しかし、“(ツアーが)終わるのがつらいならこんなに仲良くならなきゃ良かった”と言ったShoutに対して、赤グリはShoutのメンバーをイジりながら縮まった距離を表現した。そんなところにも、それぞれの個性がしっかりと表れていたところも面白かった。

先日の9月3日のライヴを最後にギタリストとベーシストが脱退したShoutは、このツアーからサポートメンバーを迎えていたが、山内彰馬(Vo&Gu)の両脇でエネルギッシュに動き回るサポートふたりのパフォーマンスはShoutのステージに躍動感をプラス。演奏がひとつになった時に生まれるグルーブという意味では、まだまだこれからながらも、それを期待させるという意味で、彼らはバンドの変化を伸びしろだと感じさせた。

7月にリリースしたメジャーデビューシングル「青春のすべて」をはじめ、お馴染みの曲に加え、12月7日にリリースするニューシングル「DAYS」も披露。ファルセットを交えた歌が印象的な新曲をこの日はいつにも増して力強い歌声で披露した山内は、“バンドが歩き続ける意思表示。未来を歌った曲”と紹介した。

一方の赤色のグリッターは、序盤、盆踊りパートも含む「海より」で早速盛り上げ、客席の温度を一気に上げると、“歌を最後までちゃんと歌いたいと思います”と佐藤リョウスケ(Vo&Gu)が宣言。その言葉通り、疾走感のあるナンバーからバラードまで、緩急自在のリズムをはじめ、それぞれに変化を付けた多彩な曲を披露しながら、1曲ごとにさまざまな感情を込め歌い上ていった。聞けば、この日は歌を聴かせる楽曲を多めに選んだという。その意味では、ダンサブルなビートに観客が手拍子で応え、大きな盛り上がりを生んだ「ラン・ロン・ロン」よりもむしろ胸を打つ歌が印象に残ったバラードの「小さな瞳」のほうが聴きどころだったと言えるかもしれない。

ブレスが絶妙な佐藤のヴォーカルをはじめ、一見風変わりなバンドに思えるが、バンドそのものというか、その表現には太い芯が一本びしっと通っているようだ。変化球が多めの癖の強い演奏からも力強いグルーブが感じられた。

何事にも終わりがあることを理解しながら、突然の別れに翻弄される気持ちを歌ったアンセミックな「風は突然に」ほど、ラストナンバーに相応しい曲はなかったと思う。もちろん、そこで終わるわけはなく、アンコールではここでしか観られない貴重なセッションも実現。赤グリの演奏で、佐藤と山内が一緒に歌った赤グリの「ハナミズキ」、そしてShoutの演奏で、山内と佐藤、さらには観客も一緒に歌ったShoutの「青春のすべて」で全5公演にわたるツアーは大団円を迎えた。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 【Shout it Out】

  2. 9.逆光

  3. 【赤色のグリッター】

  4. <ENCORE>

  5. 1.ハナミズキ/赤色のグリッター

  6. 2.青春のすべて/Shout it Out

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