片倉三起也作曲の歌詞一覧リスト  292曲中 201-292曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
極楽荊姫ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也互いの血肉を貪って 生け捕られるように 愛し合うことは限りなく 悦びに近づけど  天日の恵みのままに 芽吹き散る花の定めなど わたしの目蓋は見ず  月闇の呪縛の糸に 縛られた盛りの時を 引き延ばそうと足掻く  生きなくちゃならない 眠りの森の外 貴方を見掛けても 擦れ違う 仮面の微笑さえ 交し合うことなく  ふたつの乳房の間裂き この心渡せるなら すべての証と引き換えに いっそ止めを願えど  潜りゆく地獄の獄 其処にこそ在る安息と 幸福の逆光に  落ちたまま仰ぐ空には 忌まわしき遥か郷愁 二度と戻れなくとも  夢すべてまぼろし いばらの森の外 誰もが望むものだけ  待っていたなら この愛に 出逢えなかったでしょう  痛みなら深くあるほど 焔には緋の柱たち その先は天上と  知ればこそ仰ぐ空には 愛惜しき陰翳の影 この身に受け写して  生きなくちゃならない 眠りの森の外 貴方を見掛けても 行き違う 仮面の下伝う 滴は甘くとも
薔薇獄乙女GOLD LYLICALI PROJECTGOLD LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也豹のように美しくわたし 着飾るは闇の毛皮 谷間の百合 踏みつけても あなたの場所に向かうため  牙を立てる果肉の甘さは 結ばぬ実の不実の夢 交わりましょう  逃げてるのか追ってるのか わからなくなるまで わたしを視て もっと深く 溺れ乱れ蜜地獄  魔触の爪 腐蝕の骨 軋む音響かせ これが愛か憎しみなのか 答えは必要ですか  ああ掴まれた心臓は あなたの氷のような 指の中で生き返るわ  哀しみだけ飼い慣らしても 粧うは蝶の微笑 足首結わく綺麗な鎖 奈落の扉につながり  舌でなぞる鍵孔の先は 血の味に繁る小径 進めますか  抱いてるのか抱かれるのか わからなくなるほど あなたを視る 回す腕は 咲いて散って薔薇地獄  不浄の月 腐爛の夜 欠けてはまた満ちる これが恋でも裏切りでも 屍は同じでしょう  ああ手にしつくしたものから その目に色褪せるなら 何度だって生まれ変わる  逃げてるのか追ってるのか わからなくなるまで わたしを視て もっと捕らえて 燃えて紅蓮薔薇地獄  いきたいのか堕ちたいのか もうわからないけど これが愛で苦しみならば 終焉が欲しいですね  ああ奪い取ってその心 鑞に変わりゆくわたしの からだの奥 閉じ込めるわ
眠れる城(Drama Version)ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也目覚める前の国で 僕らはいつも 頬を寄せ合いながら 唄った  見知らぬ未来たちが 待っていようと いつか迷わずに 戻って来られるように  小鳥にも授けよう 忘れえぬ 歌のつばさを  優しくて哀しい 気持ちはいつどこで 育っていくのだろう 蒼い芽の中  君だけ抱きしめる 腕は蔓となって そっと絡みついて 離れたくない lalala  果てなくつづく園の 片隅にある この小さな世界で 眠った  摘まれたつぼみ埋める 弔いの土 ふたり掘りながら ぬくもり残してゆこう  ただ夢を見ることが これほどに 難しいなら  愛しくて寂しい 心はバラバラに ひび割れ重なって 星のかがやき  君へと差しのべる この手は風になり どんなに遠くても かならず届く lalala
汚れなき悪意ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也・斉藤聡傷を負った若い獣が 檻に囲われ閉じ込められ 自由という名の荒野へと 駆け出す夢ばかり見る それが今のこのわたしの姿  心には誰も 暗い闇があり あふれる恐怖を抱え蹲る 何が間違いで どれが正しいか この手で選ぶにはまだ世界は大きすぎて  君ならわかってくれると思った  月が雫を降らせるなら 今宵涙の代わりにしよう 少しだけ生きただけなのに かぶさる孤独の影は 長く深くわたしを包むから  なぜ君に出逢い その頬に触れて またひとりになると知っても愛し どこが始まりで いつが終わりかと 迷い込んで行き止まって慄えているばかり 何より優しさに怯えてた  なぜ人は生まれ なぜ死んでゆくか 幼いまま答えを探しつづけ ああ君と出逢い その背を見送り また逢えると信じるのは愚かなのだろうか  心には誰も 暗い闇があり あふれる恐怖を抱え蹲る 何が悪なのか そして善なのか この目が捉えるのには世界は翳りすぎる  だから君にそばにいて欲しい
埋葬の森の黄昏坂ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也病葉泥濘るむ地上は つづく足跡 覆い隠して  斑に滴る月光 木々の隙間から僕を侵し 痛みばかり鏤めてゆく  あなたのもとへ飛び立てる 翼の無いことをよろこぼう 誰も苦しみと共に 出逢うことを 望みはしない  葬りたいのは絶望よりも 生まれた小さなひかり 穿たれゆく土の底に  あなたの眠り呼び覚ます 歌を知らぬことが仕合わせだ 人は死神と共に 在ることなど 忘れればいい  あなたもとへ飛び立てる 翼の無いことを哀しもう そして蔓延った 根のように佇む  僕らは独り
KING KNIGHTALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也はるかな遠い昔 この手は翼でなく 双つの剣で  草いきれの褥で 僕らは獣のように 息を殺してた  いま孤独と虚無の中で 騒ぎ滾る血をいかにしよう 本当の強さ欲しいと願えば 導かれるのか  いざ行かん甲冑の鋼を照り返し つわものどもが夢の跡を 心を覆いつくす盾を取り払えよ 見えない国境はすぐそこに  地獄の底から声がきこえても “まだまだ夜明けは遠かろう”  触れ得ぬ星の屑 希望の輝きは 一夜に消えども  永遠なる明日はいづこ 瞬間刹那の時 つなぎ永劫を  どこに畏怖も畏敬もなく 生きる空しさをなんとしよう 真の優しさ安逸の揺り籠に 育ちはしない  いざ駆けよ漆黒の荒馬嘶いて 雄々しき國の末裔たち 張り巡らされた高き柵を飛び越えよ まだ見ぬ世界は果てしない  天の彼方から歌が降り注ぐ 帝の恩恵をその背に  いざ行かん甲冑の鋼を照り返し もののふたちが辿りし道 その想い封じ込める楔を外せよ ぬかる足跡も乾くだろう  いざ駆けよ漆黒の荒馬嘶いて 麗しき國の先駆者たち 終わりなき戦いに投じる御身へと 誠の魂宿るまで  もうひとりの自分が僕に声かける “ここからすべてが始まる”
聖少女領域石田燿子石田燿子宝野アリカ片倉三起也まだ云わないで 呪文めいたその言葉 「愛」なんて羽のように軽い 囁いて パパより優しいテノールで 奪う覚悟があるのならば  百万の薔薇の寝台(ベッド)に 埋もれ見る夢よりも 馨しく私は生きてるの どうすれば醜いものが 蔓延(はびこ)ったこの世界 汚れずに 羽搏いて行けるのか ひとり繭の中 学びつづけても 水晶の星空は 遠すぎるの  まだ触れないで その慄える指先は 花盗人の甘い躊躇い 触れてもいい この深い胸の奥にまで 届く自信があるのならば 白馬の王子様なんて 信じてるわけじゃない  罅割れた硝子厘(ケエス)に 飾られた純潔は 滅びゆく天使たちの心臓 また明日も目覚めるたびに 百年の刻を知る 眠れない魂の荊姫 くい込む冠 一雫の血に ああ現実(いま)が 真実と思い知るの  まだ行かないで 月光の結界で 過ちに気づいてしまいそう 安らかなぬくもりに抱かれ 壊れたい私は 罪の子なのでしょうか そっと零れてくる 涙の意味さえわからない  もう云わないで 呪文めいたその言葉 「愛」なんて鎖のように重い 囁いて パパより優しいテノールで どんな覚悟もできるならば  さあ誓ってよ その震える唇で 蜜を摘む 狩人のときめき 攫っていい この深い胸の奥底を 射抜く勇気があるのならば 貴方 捕まえたらけして 逃がさないようにして
apre le noirALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也Cheri, mon amour 夢で逢う 私はどんなふうに微笑うの?  Tu vois lumiere あなたは かがやく私しか 見てない  Que fais l'amour ろうそくも 届かない深い闇に もうひとりの私がいて いつでも あなたの まなざしを求めてるのに  Je t'aime, je t'aime 囁きが 唇に触れるたび  Je vois noir 小さな痛みが 胸を熱く 塞ぐ  Que fais la vie 甘い薔薇 その陰の棘のように 傷つけ合うときが来て すべてが 消えること 蕾の日から知ってても  Que fais l'amour, et que fais la vie もう何にも言わないで 答えは愛しい 瞳の奥にあるはず  だからこうして 恋人たち 見つめ合うのね
天使に寄すALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也天界は今 はるかなる 湖のように 汚れなきその心を 地上へと 映し出す  目覚めよ 天使 さあ 瞳をあけ 濡れた翼は 月の光に ひらくでしょう  生きとし 生けるもの達の 祈り声は風 命の樹木を揺らして 空をふるわせる時  目覚めよ 天使 さあ 腕をのばし 小さな手のひら 抱えきれない 愛がある  謳えよ 天使 永遠なる調べを いつか翼は 誰かの夢を 抱きしめる  目覚めよ 天使 その 薔薇のえくぼで 絶え間なく流れる 涙を止めるため
Anniversary of AngelALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也ブルーベルの空に 粉雪が舞ったら それは天使の羽根よ 胸の痛みを 撫でましょう  逢えない人 想い うつむいてばかりの そんな あなたのために 今宵 呪文を かけましょう  雲の上から 見ていたの あなたのこと ずっと  Anniversary of Angel 凛ときらめく 夢におやすみ もう泣かないで Anniversary of Angel 闇のなかでも 透明すぎる やさしい心 小さな涙が わたしを呼び覚ました  頬染める 希望と 交差する 不安を リボンのように結び 勇気のベル 鳴らしましょう  春の息吹も すぐそこで 足踏みしてるよ  Anniversary of Angel きっとすてきな 恋に出会える ほら顔あげて Anniversary of Angel すべての瞬間(とき)が 祝福に満ち 誰より綺麗に かがやく日がいつか あなたを迎えに来る  Anniversary of Angel けさ神様に お願いしたの 地上(ここ)に来ることを We are alone, We are angels だってわたしは もう一人の あなただから ふたりがいっしょになる あなたがあなたになる  Anniversary of Angel 凛ときらめく 夢に暮らそう 笑顔が似合う Anniversary of Angel すべての瞬間が 祝福に満ち 誰より綺麗に かがやく日がいつか あなたを迎えに来る
夢のあとに apres un reveALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也しずかな夜に 眠りかけるのを そっと揺り起こす 月の指先よ  失くしたはずの ぬくもり 思い出すようで  おやすみ おやすみ もう おやすみ 胸の欠片(かけら) 明日は 明日は やさしいから  夢のどこかで 出会いし人の その移り香を いつまでもさがすよ  真白い百合が 似合うでしょう 恋の枢には  さよなら さよなら もう さよなら 遠い昨日 明日は 明日は やさしいから  ほのかに青く 刻は降りつもる 草に埋もれし 日時計の上にも  きれいな影絵が 窓で 手招きをしても  お眠り お眠り もう お眠り 胸の欠片 二度と 二度と 目覚めぬよう  さよなら さよなら もう さよなら 遠い昨日 明日は 明日は やさしいから
WishALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也I wish, my wish When I wish upon a star 星に願いをかけたの I wish, my wish my dream comes true 巡り逢えるように  琥珀の雲に咲く ひかりの花園 目に見えない花が 白い羽根になって そっと肩に落ちてくる  眠るあなたの顔 見つめてるだけで こんなに優しくて こんなに泣きそうで 胸があつい気持ち どんなふうに 伝えたらいいの  I wish, my wish 小さな頃に 星に願いをかけたの I wish, my wish 大切な人に 巡り逢えるように 私はあの夜から あなたを探していた  色褪せないものは 未来(あす)を祈る声 “願い”は争って 勝ちとるものじゃない 誰の上にも ほら 輝いて広がるわ 天空(そら)が  I wish, my wish 愛する人を ぎゅっと抱きしめた腕を I wish, my wish 伸ばせば星に 届くかもしれない あなたがそばにいれば どんな勇気も持てる  I wish, my wish When I wish upon a star いつかあなたとふたりで I wish, my wish our dreams come true 同じ夢叶える ねえ その時のために きっと生まれてきたの  I wish, my wish 小さな頃に 星に願いをかけたの I wish, my wish 大切な人に 巡り逢えるように 私はここでずっと あなたを待っていたの
赤と黒ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う 眠らぬ街は永久に 未来なき明日を追う 私はひとりで 瞳ひらく夜  闇の奥でいつまでも 紅ゆれる残り火のように 鎧まとう心にも くすぶった想いは消えず  ああ すべてを燃やすほど 情熱の炎のなか 生きていたいと  眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う 行くべき道がどこへ 続いていたとしても いつかあなたに たどりつける  群れなす羊たちの 見上げる遠い空 はかない幸せより もっと大事なものを この手につかむと 信じているから  革のコートに隠し持つ 弱さを彩るための刃 あなたの腕に抱かれて こぼす涙で溶かしたい  ああ 命に代えてまで 守りたいものを人は まだ持っているの  天には神はおらず 地上は荒れ狂う めくるめく欲望の 王に仕えし民は 虚無をかかえて通り過ぎる  汚れぬ心の中 あなたを想っている 汚れたこの世界で 出会える愛はきっと 他の何よりも 光り輝くだろう  眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う 行くべき道がどこへ 続いていたとしても いつかあなたに たどりつける  群れなす羊たちの 見上げる遠い空 はかない幸せより もっと大事なものを この手につかむと 信じている  眠れる獅子は目覚め 見果てぬ夢を追う 眠らぬ街は永久に 未来なき明日を追う 今日もひとり 瞳とじて 汚れぬ心の中 あなたを想っている 汚れたこの世界に 生まれる愛はきっと 他の何よりも 光り輝くだろう
月蝕グランギニョルGOLD LYLICALI PROJECTGOLD LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也頭上には星屑 墜ちるは奈落の底 幕開きし暗黒グランギニョル 死と生が手を取り踊り巡る 欲望カルナバル 誰もが群れのなか 孤独に耽り いけない夢を見る  今は廃屋 黄金塔の遊戯場で 甘き追憶 髑髏の眼窩に探る  錆びつく短剣を 拾い上げ この胸に 向けて翳すたび 赤き血が 生きる痛みに滾る  極彩の楽園 独裁者の庭園 時は一千一夜 魔の都 グロテスクな街に 眠れる君は王女 少女サクリファイス 透明な翼で 無垢なる魂 黎明を迎えよ  着飾りし罪 戦慄の舞台上で 演ずるは罰 聖裁の喝采はなく  横たわる君の 薔薇色のぬくもりは この虚無に捧ぐ供物なれ 朽ちゆく花の薫り  幻覚の満月 残酷なる太陽 終わりなき月蝕グランギニョル 堕天使と悪魔が手を取り踊り嗤う 覚醒マスカレイド そして誰も独り 孤独にふるえ 恐怖を思い出す  極彩の楽園 独裁者の庭園 時は一千一夜 魔の都 グロテスクな街に 眠れる君は王女 汚れることなかれ 清らなる微笑よ  頭上には星屑 墜ちるは奈落の底 幕は閉じ暗澹グランギニョル 死と生が 抱き合い踊り果てる 陶酔ニルバーナ 人びとは叫ばん 神の言葉を 世界に光りあれと
ピアニィ・ピンクALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也あでやかに咲いた ピアニィ・ピンク あたりいちめんに 色褪せた頬の 私を 染めておくれ  恋をしたら ひとりきりでも 小さな胸が 事件であふれちゃう  こっそりあなたを 見つめるそのたびに 世界が息づいた  朝つゆに光る ピアニィ・レッド 炎みたいね 弱さにうつむいた 日々を燃やしておくれ  誰にだって 優しいあなたを くやしいけれど 誇りに 思っちゃう  女の子は皆 秘密の花園で 綺麗になってゆく  清らかに歌う ピアニィ・ピンク ときめく吐息 裸のくちびる そっと蝶々が触れた  あなたの瞳に 誰より ああ残りたい  あでやかに競う ピアニィ・ピンク あなたのために 笑顔が いちばん すてきな私になる  あでやかに咲いた ピアニィ・ピンク 私のために 笑顔が いちばん すてきな私になる
白堊病棟ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也斉藤聡まぶたをあけてなお 闇ならば 夢の底に留まりましょう  この身覆う白い緞帳に 鮮やかな絵を描く あなたの優しい眼差し  見つめてください この世にたったひとりで 生まれてきた 名もなき魂を  誰かがわたしに そっと触れれば その指があなただと 信じられる強さだけが わたしの真実だから  かつて零れた 血の色も無く 戦いの地に萌える草  荒野より冷たいこの胸に 流れ出す哀しみも いつか溶けるのでしょうか  迎えてください この世でいまもひとりで 消え入りそうに 震える魂を  誰かがわたしに 呼びかけるたび その声はあなただと 想い続けられる力だけが 命を満たすの  探してください この世でずっとひとりで 生きることを 覚えた魂を  誰かがわたしを 抱き上げる時 その腕はあなただと 信じて待つ運命だけが わたしのすべての光
殉教者の指ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也数えてみよ さあ心を 荊が巻く身体の中 あそこここにそこにも在り 弾け裂ける 憎む妬む恋うる欲す  ああ一度に君に向かう想い ああ僕はもう止められない こんな責め苦の果てにも  繋げてみよ この血管 僕の肉を縫う赤い絲 目眩続くこの長さが 君への距離 太く細く熱く硬く  愛などと奇麗事で叫べば 剥がれて暴かれるのは穢れ 皹割れてゆく死  愛などと奇麗事で呼べど 痛みに掏り替えられる陶酔 ああそれでも君に向かう想い もう僕は生きることしか出来ず 責め苦を背負って
GOD DIVAALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也幸福の種 いかがと 地獄に棲む天使が 売りにくるのなら  不幸の方 お安く 絢爛豪華な惨劇 お試しいかがでしょう  不測の罠へと堕ちても 有能な弁護団が 助けにおいでと今さら 信じてらっしゃいますの?  さあさようこそ ここが救済の地 貴方はただ黙って 身を任せればいい 忘れなさい忘れなさい この世の有耶無耶を 望む道行き道すがら 薔薇色カタストロフ  色失せた現に 愛欲非道の 人生劇場は満席  他人の不幸は 無常に滴る蜜の味で 己の上には起きぬと 思ってらっしゃいますね?  さあさようこそ ここに極楽の血 貴方はただ眼を伏せ 腕差し出せばいい 夢見なさい夢見なさい あの世の底深く 針の先から裂けてゆく 終焉トラジコメディ  ご覧遊ばせ 醜いこの景色 その足下を抄う 砂上咲く楼閣 壊しなさい壊しなさい 自ら意志を持ち  さあさようこそ ここが救済の地 貴方はもう黙って 身を委ねればいい 忘れなさい忘れなさい この世の有耶無耶を 果てる道連れ行き止まり お熱いカタストロフ
In The WorldALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也平野義久もし言葉を持たずとも 風のように わたしたちは 歌い続けられるかしら 誰に教えられずとも 人を愛することが できるように  はじめて君に触れた指から わたしの命は芽吹き 空を大地もすぐそばに在り ここで生きていると思えた In The World  ナイフひとつ持たずとも 知らぬ間に誰かの心 傷つけているかも知れず それはやがてこの目から こぼれる赤い涙かもしれない  こんなに君を知った胸にも 孤独の火の子は散って いったい何を燃やしたいのか 今を生きたいと願っても In The World  たとえ世界が終わろうとして 星の灯が消えても 君の瞳のその輝きが 終わりのない旅を教える  はじめて君に触れた指から  わたしの命は芽吹き 空も大地もすぐそばに在り ここで生きてくと思える In The World
水月鏡花ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也遥かな記憶は 水面に描いた 翡翠の波間に 浮かび  わたしの身体は 届かぬ底方へ 撓み沈み揺れて落ちる  生まれくる前に 視た夢が泳ぎつく場所は なんにもなくても すべてがあふれる 光で織られた岸辺でしょうか  ぬくもる目蓋は 開くの それとも 閉じるためにあるのかしら  生まれくる前に 視た夢が辿りつく時は 薄闇の幕が そっと捲られた あなたに出会った あの日でしょうか  生まれゆく前に 還ったあとも夢はつづき 忘れえぬ声と 微笑みを抱いて 永遠の輪の中昇ってゆくの
Nous Deux C'est Pour La VieALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也Loin, il eait une fois Dans la lumiere Une belle chanson Hier, ce n'etait qu'hier J'etait dans tes bras J'ai fait un beau reve Les reves, si doux si certains Je suis avec toi, ici et toujours  Personne ne connait cette fleur rouge Qui s'ouvre en grand dans mon coeur Quand tes doigts sur moi decement se posent Et que tu murmures, “Je t'aime”  Tant d'amour, tant de passion Comblent mon attente amoureuse Tes yeux sur moi J'en ai besoin Nous deux c'est pour la vie  Loin, il eait une fois Dans la lumiere Une belle chanson Hier, ce n'etait qu'hier J'etait dans tes bras J'ai fait un beau reve Les reves, si doux si certains Je suis avec toi, ici et toujours  Un jour si quelqu'un te fait du mal Je me ferai cygne blanc Alors mes bras deviendront des ailes Pour te proteger du malheur  Tant d'amour, tant de passion Comblent mon attente amoureuse Tes yeux sur moi J'en ai besoin Nous deux c'est pour la vie  C'est il y a bien longtemps L'eclat des etoiles Un beau souvenir C'est peut-etre demain Si tu me regardes Je m'en souviendrai Les reves, si doux si certains Je suis avec toi, ici et toujours  Loin, il eait une fois Dans la lumiere Une belle chanson Hier, ce n'etait qu'hier J'etait dans tes bras J'ai fait un beau reve Les reves, si doux si certains Je suis avec toi, ici et toujours
マリーゴールドガーデンALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也こもれび舞う 鳥のさえずり 朝陽にかがやく 光の輪の庭 聞こえてくるの やさしいソプラノのあの声 パラソルの影の中 ほほえむ人よ  オルゴールの 蓋を開ければ よみがえりし世界 馨しき時間 小さな頃 ときめく夢  悲しみを知った今も 胸の痛みに 涙するたび それは 光の花 こころに咲く あの瞳のように  目を閉じれば 帰ってゆく 愛する者に囲まれ いつの日にか 思い出を恋うる あれは 遥かな国 宝石より 美しきものよ  咲きみだれる マリーゴールド 天使の羽根音 幼子の眠り 奏でているの 子守歌の調べ 遙かに 過ぎし日は 鳶色  あまき夢の庭で遊ぶ あの日
神の雪ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也触れたきものは 仄蒼き頬の下 かよう血汐の 生き急ぐぬくもり  時をつなぎ止めるため あなたを抱く 肩の向こう見上げる冬の 夜は羽摶き  いま私に舞い落ちるのは白い雪ではなくて土 冥い闇の底にひとり安らかに埋もれよう この世で大事なものを幾つも失くしてきたのになお まだあなたの美しい横顔に惹かれるのか 果てもなく 狂おしい祈りのように  踏みしだかれた 薄氷の上に立つ 足元すくう凩 天の奈落 越えて届く ひとひらの夢 縋れるならば  いま私に降り注ぐのはやさしい雪ではなく炎 この手で消す術も持たずただ焼かれ朽ちるため この世に変わらぬものなど在りはしないとわかってなお なぜ人はどんな日も無きものばかり望むのか 罰のように 汚れ染みぬ想いに変えて  どうかあなたを包むのは冷たい雪ではなくて星 その輝きに焦がれて私は息絶えるだろう この世に悲しきことは尽きぬほど満ちたと知ってなお なぜこうも易々と涙はあふれるのか 罪人のように いつまでもその腕のなかで
月光夜ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也月光の冷たさに 骨がそっと 氷る 雪のような胸の下は 赤い薔薇のシャーベット  蜉蝣の翅も軋む 眠りへの階段 踏み出すたび 痛みの欠片 ひとつふたつ こぼれて融ける  糸杉の間に間に ゆれるのは魂 世にもやさしい目で わたしを見ている  少しだけ今だけ 生きるのを止めよう すべてを忘れたら もういちど目覚める  月光は 銀の爪で 絹の糸をつむぎ 縫い綴じるよ 玉兎(うさぎ)の見た いつか降りる 終嫣の悪夢(ゆめ)  心はこんなにも 儚い匣だから ひとつぶの涙の 重さを知ってる  少しだけ今だけ 生きるのを止めよう 何もかも忘れて もういちど生まれる  糸杉の間に間に ゆれるのは 魂 世にもやさしい目で あなたを見ている  少しだけ 今だけ 生きるのを止めよう 何もかも忘れて もういちど生まれる
彼と彼女の聖夜(イヴ)ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也ルーベンスの絵のような 雲が空に溶けて 街中にジングルベル 鈴のようにわらう子供  銀のモミの木見上げ ふたり手をつないだ 心はもうどんな日も 凍えたりしない  こんなに気持ちが きれいにかがやく夜が来る  そっとMerryChristmas 雪のかけら 頬に触れて消えるの ずっとMerryChristmas 終わりのない 愛はあるの? 目を閉じて祈る  白い教会の屋根 ながれる賛美歌 生まれるその前に 聞いた気がするわ  誰もがやさしく 誰かを守ってるいつでも  だからMerryChristmas 星は灯る 世界中の窓辺に きっとMerryChristmas 離さないと 約束して それが贈りもの  I love you, MerryChristmas 涙になるあふれそうな想いは I love you, MerryChristmas 愛しているだけじゃ とても伝えられないの  そっとMerryChristmas 夢が降りる もうひとりじゃないのね ずっとMerryChristmas 終わりのない 愛があるの この胸のなかに
百合と夜鶯ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也月に羽根を染めた 夜鶯が舞い降り 馨しき憂いの百合へと 問いかける  何故あなたは 夜毎 花を濡らして 美しい宵を ただ泣いて過ごすの?  それは恋しい人が 娘を抱くから  やさしく触れた指が 忘れられずに 枯れるだけのこの身が 哀れで悲しい あの人の胸のなか 香れるならば 一夜の命も惜しまぬのに  百合は答えあまく慄える  森の苔の褥 彷徨うのは娘 葉末の間から 夜鶯は訊ねる  何故あなたは ひとり暗い小径を 茨に血を流し 迷い込んだの?  それは恋しい人が 去って行ったから  移ろい変わるものは 時だけじゃなく 人の愛と心と 知ってしまったの 愛しい腕のなかに 戻れぬならば もう夢の欠片も見えぬでしょう  長い髪に 薄闇が散る  やがて娘は 朽ちた百合の根元に 倒れてその目蓋を 閉じて動かない 乱れるように開く 花の底から 黄金の花粉が降り注ぐ  移ろい揺らぐものが 儚いのなら 清らかなまま昇る 魂はどこへ 白い墓標の上で 囀る夜鶯は 天使の翼に憧れて  一晩中 羽搏きました
アンジェノワールの祭戯ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也自鳴鐘の音が 消える午前三時 透きとおった 扉に映る影 手招きに 誘われて  花を燃やす香り 噎せるように甘く 漂うなかで 鍵を開けてしまう ざわめきの 声の渦  今宵は 金の美酒 さあ お召しあそばせ 紅 肌を染め  ドアの外はカルナバル 見知らぬ人々が踊るの 誰も私にかまわないで 天使のままで生きていたい  貴方の顔さえ 忘れてしまったわ 杯のなか 沈んでゆく涙は 少しずつ 嘘の味  この世は 邪悪の蛇 巻かれて 惑わされ それでも 愛したい  身も心もゆだねる 闇夜の帳の波間に 黒い薔薇の花を抱いて 天使のままで息絶える  今宵は 銀の雨 ああ 熱い矢のよう 終わりの ない祭戯  ドアの外はカルナバル 見知らぬ人々が踊るの 誰も私にかまわないで 天使のままで生きていたい  身も心もゆだねる 闇夜の帳の波間に 黒い薔薇の花を抱いて 天使のままで息絶える
蜜薔薇庭園ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也緑の指で ここにいない あなたを なぞりつづけて 夢の扉 探せば 乾いた くちびるにのせ 唄う恋も 潤みだす Rosengarten 秘密の茂み 埋もれ咲くのは 蜜薔薇 Rosengarten うす絹 脱いで 纏わりつく薫り抱き 切ない記憶を燻らす この身は香水塔  迷い込んだら けして逃れはしないと 小さな棘は 赤く熟み肌を刺す この痛みが消えるとき 月は満ちてゆくのでしょう Rosengarten 奥深くへと 羽音みちびく蜜蜂 Rosengarten 眩暈の淵で あなたの名前 呼ぶから 今宵の睡りのどこかで きっと聞いてください  この想いを失って 生きるなど できるでしょうか Rosengarten 秘密の園も いつか 荒れ果てるのなら Rosengarten 涙の雫 まだ甘く零れるうち わたしの心を溶かして まだ見ぬ莟に捧ぐ
聖少女領域PLATINA LYLICALI PROJECTPLATINA LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也まだ云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて羽のように軽い 囁いて パパより優しいテノールで 奪う覚悟があるのならば  百万の薔薇の寝台(ベッド)に 埋もれ見る夢よりも 馨しく私は生きてるの  どうすれば醜いものが 蔓延(はびこ)ったこの世界 汚れずに羽搏いて行けるのか  ひとり繭の中 学びつづけても 水晶の星空は 遠すぎるの  まだ触れないで その慄える指先は 花盗人の甘い躊躇い 触れてもいい この深い胸の奥にまで 届く自信があるのならば  白馬の王子様なんて 信じてるわけじゃない  罅割れた硝子厘(ケエス)に 飾られた純潔は 滅びゆく天使たちの心臓  また明日も目覚めるたびに 百年の刻を知る 眠れない魂の荊姫  くい込む冠 一雫の血に ああ現実(いま)が真実と 思い知るの  まだ行かないで 月光の結界で 過ちに気づいてしまいそう 安らかなぬくもりに抱かれ 壊れたい私は 罪の子なのでしょうか  そっと零れてくる 涙の意味さえわからない  もう云わないで 呪文めいたその言葉 “愛”なんて鎖のように重い 囁いて パパより優しいテノールで どんな覚悟もできるならば  さあ誓ってよその震える唇で 蜜を摘む狩人のときめき 攫っていい この深い胸の奥底を 射抜く勇気があるのならば  貴方、捕まえたらけして 逃がさないようにして
緋紅的牡丹ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也腕を回して抱き取る 夢の形よ 美しき君が其処に居る 奇跡を密かに愛しむ 深き想いはその瞳に 届かざりしも 苦しみは甘き棘を持ち 私は痛みに酔い痴れる  花に譬えて生きられる 戀と云う麗らかな日々を ああ忘れざりしこの世の 思い出と代えて 春の中 散らん  せめて牡丹の 緋の色を残して  倫倫地想著似 擁著似的肩 無法進入似那片天 痛苦交纏 甜蜜的荊棘 在痛中癡戀迷離 浄扎盤旋 迷失留戀  展開的美麗花瓣 幸福的笑臉 愛無法實現的毎天 苦苦思念 世世年年永從心中美好懷念 美的夢町 美的春郷 不要離我那摩遠  紛紛飄落的花瓣 那是緋紅艶麗的牡丹  蝶に譬えて死にたもう 戀と云う残酷の時よ 広げた羽は千切れて 天の高みには 昇れないのなら 君の瞳の青空に 墜ちよう
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
鎮魂頌ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也愛する者を 守りぬくため 僕らは命を 投げ出せるだろうか  この手に握る 平和という名の 剣をかざして 戦うのだろうか  生まれくる前の我 それは今ここに 眠る英霊か  真白き鳩が 舞い降りるたび さわぐ梢の間 真昼の月  迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君 我の代わり生きよと  頭を垂れて 祈りつづける 老いし人の背に ゆらいだ陽炎  終わりなき悲しみを 包み抱くのは 誰が眼差しか  蝉時雨だけが 降り注ぐ日の まばゆい空の 青さが染みる  さまよう心 呼び戻した地に 優しい姉のような 唄を聞く ああ君 死にたもうことなかれと  真白き鳩が 飛び立ってゆく 翼の先の 光に向かい  忘れることなき 涙の川の 果てない流れを 人は渡り  生きる果敢なさ 生きる尊さを 巡る時のなか 僕らは知る  迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君よ 己がため強くあれ
阿修羅姫GOLD LYLICALI PROJECTGOLD LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也阿修羅修羅の舞 この手を取って あなたが好きだと言ってるじゃない 諸行無常 移ろいゆく浮き世 人の心 留まらぬとしても 恨ミザラマシ  最期の瞬間に あなたの瞳 見つめられるなら 犯す罪残さず 地獄の神に赦しを乞おう  殺め合うように 求めてはいけないでしょうか 胸深く刺さった 哀しみの剣  鮮血のヴィーナス 素肌に鎧うのは 金襴の鎧よりも美しい 愛と云う傷跡  阿修羅修羅の詠 嵐の声が 恋しい名前を叫びつづける 夜叉般若の面 華の貌 あなたに逢うのはどっちの私 身モコガレツツ この想いだけは けして穢れぬように  禍の夢を 仄い土の底に孕んで 刻満ちる 女は 赤い雛罌粟 狂い咲くでしょ  命削ぐように 愛したのは運命でしょうか 交わった 縁の 指切る綾取り  転生のヴィーナス 生まれ落ちた場所は この地上の何処よりも果てない 愛という戦場  阿修羅修羅の舞 髪を解いて あなたが欲しいと言ってるじゃない 諸行無常 移ろいゆく浮き世 寝ても目醒めても泡沫の日々 玉ゾ散リケル  何がいちばん 尊いことかを教えて  阿修羅修羅の舞 脚を絡めて もうあなたを誰にも渡さない 魑魅魍魎夢魔食んで蜜蟲 堕ちる処まで堕ちて空蝉 身ノイタヅラニ  阿修羅修羅の詠 嵐を越えて 恋しい名前を 叫び続けて 夜叉般若の面 華の貌 あなたが逢うのはどっちのわたし 身モコガレツツ  この想いだけを抱いて 生きて行くだけ
コッペリアの柩(Noir Ver.)ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也コッペリアの柩 流れる涙はもう枯れ果て 血に飢えた孤独 死は天使の和毛(にこげ)の 匂いをさせて舞う  黒い太陽が沈まぬ街で 誰もが黙って奇術めき働く 金属の壁に囲われた部屋 私は朝まで 死んだように眠る  あなたが見えない この眼は見えない 我ら造りたまいし神  コッペリアの柩 人は踊り疲れた人形 祭壇の羔機械仕掛けの夢は どこに向かってゆく  世界の終わりを 予言が告げる隣人の扉を 兵士たちが叩く 幾千の指が翼のように 折られ畳まれて 祈りだけが昇る  あなたに会えない ここでは会えない 我ら救いたまえる神  コッペリアの柩 流れる涙は もう枯れ果て 血に飢えた孤独 死は天使の和毛の 匂いをさせて舞う  それでも触れたい この手で掴みたい 我ら護る唯一の愛  コッペリアの鼓動 生きることは 痛みを知ること 脱ぎ捨てた靴を もう一度踏みならし 迷わず歩き出す  コッペリアの柩 暗闇から目覚める光よ 祭壇の羔 螺旋の途切れた夢は どこに向かってゆく
あたしがアリスだった頃ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也細い首 絡みつく 見えない長い指 手鏡に 映るのは 三日月とあの人の影  もう少しだけそばに居て あたしのこと忘れないで  過去と現在(いま)が 時間の国で魅かれ合う  ああ此処は 何時(いつ)でしょう  白い胸 抉るのは 微笑と熱い息 恋と云う嘘に死ぬ 世にも愚かなお伽話  もう一度だけ逢いにきて 愛していたと囁いて  夢と記憶は 同じ絵の具で描かれる 汚れた血 混ぜ合わせて  あたしがアリスだった頃 何もかもがきれいだった 空に染みひとつ 目にすることはなかった  あたしがアリスだった頃 さいごにアリスだった時 魔女が棲む森で 迷子になって怪我をした 呪いとは気づきもせず
禁じられた遊びGOLD LYLICALI PROJECTGOLD LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也薔薇の首輪つなげて 銀の鎖くわえて 今宵もひとり果てる あなたが憎らしい 跪いてお甞めよ 苦い愛の雫を 天使に施す青いドレサージュ  自己と云う柩の中 魂はまだ動いてる 千切れた翅は月光に 生き返り 潤むわ 闇よりも 怖いのは孤独 ふたりの証 十字架の元で 貪りませう  薔薇の手錠はずして 白い手首かさねて 触れ合うことの奇跡 あなたが愛おしい 跪いて捧げよ 痛い愛の言葉は 包帯に滲んだ赤いアラベスク  罪でもいい 好きと言って 禁断のくちびるを  世界は聳え建つお城 門を開けるのは神 そんなふうに導きつづけて  そしてわたしの目を 塞いだら 誰よりやさしく 名前を呼んで その時知るでしょう 永遠の意味を  薔薇の指輪まじえて 革のリボンむすんで 鏡の間の舞踏会 すべてが狂おしい 迷い込んで悟れよ巡る愛の歴史を 涙で飾ろう黒いマリアージュ  嘘では嫌 好きと言って 純潔のくちびるで  薔薇の首輪つなげて 銀の鎖くわえて 今宵もひとり果てる あなたが憎らしい 跪いてお甞めよ 苦い愛の雫を 天使に施す青いドレサージュ  薔薇の手錠はずして 白い手首かさねて 触れ合うことの奇跡 あなたが愛おしい 跪いて捧げよ 痛い愛の言葉は 包帯に滲んだ赤いアラベスク  心から 好きと言うわ 穢れなきくちづけを
コッペリアの柩石田燿子石田燿子宝野アリカ片倉三起也黒い太陽が 沈まぬ街で 誰もが黙って 奇術めき働く  金属の壁に 囲われた部屋 私は朝まで 死んだように眠る  あなたが見えない この眼は見えない 我ら造りたまいし神  コッペリアの柩 人は踊り疲れた人形 祭壇の羔 機械仕掛けの夢は どこに向かってゆく  世界の終わりを 予言が告げる 隣人の扉を 兵士たちが叩く  幾千の指が 翼のように 折られ畳まれて 祈りだけが昇る  あなたに会えない ここでは会えない 我ら救いたまえる神  コッペリアの柩 流れる涙はもう枯れ果て 血に飢えた孤独 死は天使の和毛の 匂いをさせて舞う  それでも触れたい この手で掴みたい 我ら護る唯一の愛  コッペリアの鼓動 生きることは痛みを知ること 脱ぎ捨てた靴を もう一度踏みならし 迷わず歩き出す  コッペリアの柩 暗闇から目覚める光よ 祭壇の羔 螺旋の途切れた夢は どこに向かってゆく
Je te veuxALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也わたしの胸はぴあの ゼンマイ仕掛けの小鳥 くるしい恋の唄ばかり 歌いすぎたみたい やさしく叩いて 壊して  わたしの指はミシン 心臓ふちどるビーズ いつも赤い糸ばかり よじれもつれ途切れ 幾重にも絡まる愛の重さ だけど絹(シルク)のように 包んであげるわ  世界中でいちばん あなたが欲しい もう何も誰もいらない  わたしのからだはまだ 組み変わってゆくパズル どうぞ恋の欠片ごと 嵌めてつなぎ合わせ ここにあなたが 居るという答え そっと唇寄せて 教えて下さい  わたしの目がすべてを 消してしまうまで ずっと
DaphneALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也春まだ浅き 黄昏の 冷たく棚引く 風の底に  密かにダフネの 香り嗅ぐ 行く手に穿たれし わが奈落を 閉ざすように 塞ぐように 甘く纏いつき  あなたへと 転がりゆく 心を放てと  逢いに行っても いいですか 月影籠もる闇へ  この身が抱くのが 荊でも ああ恋は 傷つくことを恐れぬ  静かにダフネは 朽ちるだろう 乙女の最後の 季節のように  幸福と哀しみの 狭間 私は佇み  ただあなたの 髪を撫で 眠りにつく日 待ちわびる
わが恋は月光に散りぬALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也だらりの帯 緋毛氈 ひとり雛遊び 手毬追って庭の隅 夕暮れの木蔭  わたしは現る 儚い女(ひと) 闇が揺れて  はらはら舞うのは 桃の花 哀しい瞳は誰 こんこん子狐 白き影 零れ落ちる涙が綺麗 小さな胸の奥で感じた  あれから幾年が過ぎ ひとり雛飾り 変わらぬものの尊さ 変わりゆくわたし  せめて優しい 少女の時 思い出そう  きらきら手鏡 映るのは 淋しい瞳の闇 ゆらゆら宵待ち 恋の花 月の晩だけ そっと咲いて 朝焼けの光に凍える  はらはら舞うのは 桃の花 あの日の瞳はわたし ゆらゆら散るのは 恋の花 月の輝きに死す こんこん子狐 白き影 零れ落ちる涙は帰る 夢が夢でいられた頃に
幻想庭園ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也黄金の空のしたで 眠りについた廃墟の 隠された鉄の門が 追憶のように開く 秘境の花園は 神秘なる薫りで 溢れる  それはかすかな郷愁 そして少しの哀しみ わたしは言葉を失くし 幻想のなかを歩く 角を持つ獣が やさしい目を向けて 佇む  夕昏には 金の光が満ち 炎に燃える 麗しきこの庭園 幾千ほどの 薔薇たちが見る夢の ひとつひとつを 数えながら 時を 過ごした日々が 遙かな昔 それでも あったような 気がする
青蛾月ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也憂いの三日月に 恋したウサギは 光の雫で からだを染めるよ 手を伸ばせば何でも 届くと信じられる  胸刺す月の針 光を紡いで あなたを迎え飛ぶ 絨毯をつくる 唇を濡らしても 触れるのは風ばかり 独りきりの 蒼いこの世界で  天鵞絨の闇の中で 泣きながら眠る 悲しみよ夢の中で 立ち止まるがいい  感じる指先の鮮やかな記憶 あなたに逢うための 祈りを続ける 瞬きをする間 塗りかえられる景色  一人では何処へも 飛ぶことができない 遠い国へ 誘うことまでも  幾千の年月が過ぎても あなたから届く月の便りを ただ 待つばかり わたしは月姫 哀しい運命の 金の文字が 瞳に沁みる 涙が零れて 止まらない  抱きしめられるたび 帰ってゆく想い それは昔聞いた おとぎ話の中 息を潜め 美しき夜に  苦しみは森に潜む 青蛾の翅 銀粉にまかれながら 消え失せてしまえ 花に埋もれ オフィーリア わたしはここに 狂気に埋もれた夢を 取り戻すために  光に包まれて 抱かれて眠れ 悲しみよ夢の中で 凍りつくがいい
pastel pureALI PROJECTALI PROJECT今野緒雪片倉三起也平野義久朝もやの中 続く白い道 鳥のさえずり 挨拶かわしながら 時に雲が 垂れ込めて 日差し陰ろうとも 背すじ伸ばして 歩く 私は知ってるから 重い雲の上は 青い空  夕べの鐘が 響く並木道 手と手つないで 小走り 日が暮れるよ 夜の とばりが追いついて 昼間の夢をのむ 急かさないで 時よ 私は信じている 暗い夜空だから 光る星  道草をして行こう ほら花が咲いている 立ち止まり見上げる 青い空 背すじ伸ばして 歩く 私は知ってるから 私たち見守る 青い空
ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也je vis je meurs dans mon cocon  tu ris tu reve c'est loin sans moi  指には何も 触れることなく 紡がれて 繰り出されてゆく 扉  je vis je meurs dans mon cocon  言葉はもう 翼を持たずに 白い壁 赤く叩いて 穢す  あなたに二度と 触れることなく 紡がれて 滴るのは 愛する痛み
未來のイヴALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也ケミカル・スコープで 覗いて 朝まで 禁忌などない お気に召すまま 解剖学的に愛して  都市は巨大な 実験場なの 不用になれば すぐに消される 情熱に生き急いで  地下室にエデンの園 奪い合う 幸福は 幻  未來のイヴ メフィストフェレスの 骨から生まれた 涙もないアンドロイドの 堕落の女神よ あなたの林檎 舐めさせて 齧らせて 含ませて 罪の味を  金属の脳には めくるめく恍惚 天使のままで 死に絶えていった 少女たちの記憶なの  誰もが変わらぬ 決められた運命 無情の神に 隷属の日び ほんとの自由などない  信じられるモノはここに 横たわり微笑む肉体  理想のイヴ 科学者達が すべてを注いだ 愛 操る 電子仕掛けの 安息の娼婦よ 誘惑の蛇 まさぐって突き刺して さぐらせて 闇の奥を  あなたの瞳に 見つめられて 紅玉の胸 鼓動が鳴り出す  わたしはイヴ メガロポリスの 妄想で育った 汚れ知らぬアンドロイドよ やさしく抱きしめて  未來のイヴ メフィストフェレスの 骨から生まれて 涙を知るアンドロイドは 恋する女よ あなたの林檎 舐めさせて 齧らせて 悟らせて 生きる意味をもっと
地獄の季節ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也ああ祈りの 季節がはじまる  盛りの炎が 消えたこの世の 最後の種子から 生まれ落ち黄昏に 育った子らよ  純粋の闇 真実の夜 その底に潜む 月光は獣道 本能の声が呼ぶ  銃をかまえて aller a la chasse 夢を狩り出す手解きを 指に食い込むダフネの花 まだ見ぬ母の子守唄 身体中を熱く巡り ひかれ合う血と蜜  もっと強く啜ってごらんよ ここに湧く享楽の美酒を  死を抱くよりも 恐れるものは 揺蕩う時間に 流されて魂が 老いてゆくこと  求めもしない 救えもしない 未来に望むのは 愛よりも美しい めくるめく滅亡  翼をもいで aller a la chasse 君を飾ろう檻の中 噎び泣くのは鞣しの肌 不在の父に恋い焦がれ 白い胸を輝かせる 癒えることない疵  もっと深く抉ってあげよう そこに在る悲しみの果実を  剣をたてて aller a la chasse 君を抱いても終わらない 鏤められた野獣の罠 異端の神を仕留めよう  銃をかまえて aller a la chasse 夢を狩り出す手解きを 指に食い込むダフネの花 まだ見ぬ母の子守唄 身体中を熱く巡り 混じり合う血と蜜  いくつでも齧ってみせよう 甘やかな苦しみの果実を ああ実りの地獄の季節で 僕らの永遠よ!
少女殉血ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也白馬ニ跨リ 闇ヲ駆ケル ワタシハ父ガ仇 討ツ剣士ノヤウニ  留マル事無キ 無常ノ世ニハ 純潔ト不浄トガ 同ジ場処ニ棲ム  眼蓋ノ 君ガ面影ダケハ 茜ニ染マツテモ 消エハシナイデシヨウ  “ワタシヲ オ許シ下サイ”  放テヨ魂 捧ゲル血ト薔薇 気高ク生キヨト 御霊ノ言乃葉 迷エル心ヲ征シ ワタシヲ 導イテ下サイ  飽食ノ森デ 飢エル狼 ワタシハ求メテイタ 命賭ケシモノ  君ヲ想フトキ 熱ク伝フ 涙ノヒト雫ニ 真実ハ在リヤ  一夜限リノ 契リハ胸ニ 刻ミ込マレタ刺青 今生ノ餞  “ワタシヲ忘レテ下サイ”  翔ビ立ツ魂 捧ゲル死ト百合 貴ク散ラント 吹キコム神風 憂イノ季節ハ過ギヌ コノ身ヲ 嗚呼 迎エテ下サイ  “ワタシヲ 行カセテ下サイ”  放テヨ魂 捧ゲル血ト薔薇 気高ク生キヨト 御霊ノ言乃葉 美シキ日びノ為ニ ワタシヲ 導イテ下サイ  麗シキ日びノ為ニ ワタシヲ 導イテ下サイ
MOTHERALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也あなたがこの世で目にした 穢れや醜いものすべて わたしの指で ふさぎ ぬぐい きれいなものだけ見せたい  うつむいて 土の花 顔を上げ 空の星 希望 ひとつひとつ 数えましょう  きっと 生まれ変わって わたしはあなたを 産む母になる こんなふうに髪を撫で  あなたがこれまで流した 涙は 透明な海へと 注いでゆくわ 寄せて かえす 波間に月は輝く  愛はどこにあるのか 人はどこへ行くのか 答えを少しづつ 探しましょう  いつか 生まれ変わって わたしはあなたを 守る母になる こんなふうに抱きしめて  だけど 今は小さく 何にもできない 女の子なの ただそばに居るだけの
星月夜ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也平野義久どんなにあなたを 抱きしめても いつかはふたりが 離れる時がくる  迷子のように それがこわい  星が音を たてて墜ちる 秘やかな こんな夜は  誰も天使に なれないけど 心は空より 息づいているわ  ただひとつの 翳りもなく  あなたが目を 閉じたあとも そばにいるわ いつまでも  もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから  いつしか涙は 悲しみよりも 愛するために あふれてゆくでしょう  あなたを知る それまでより  わたしが目を 閉じるときは ただこの手を 握ってて  もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから  木々のみどり 風のかおり わたしたちが 流れてく  時をこえて 夢をこえて そばにいるわ いつまでも
FeliciterALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也平野義久花束にこぼれて落ちる ナミダは空の色 この世で目にした穢れを すべて流すように  ひとり手懐けた 寂しさの小鳥 窓を越えて行く  おめでとう 心から あなたへと 送りたい 昨日まで探しつづけてきた 幸せを抱く迷子の天使 このとき あなたのベールに 降りるの  いくつもの夜に語った コトバは月の色 散ってはまた咲く夢を なだめては眠った  喜び哀しみ 分け合って人は 優しさを知るの  ありがとう 心から あなたへと 伝えたい どんな日もそばにいてくれた 宝石箱の想い出のなか 何よりも あなたの笑顔が うれしい  恋した季節の 切なさも 胸に忘れないでいて  おめでとう 心から あなたへと 歌うから 今日からは大切な人の 微笑み護る女神となって いつまでも 変わらぬあなたで いてほしい
Lolita in the garretALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也アトリエの窓辺から ルドン・ブルーの空こぼれ 床(フロア)を塗りつぶす  夜明けまえ去った人 広いシーツは冷たく 変わらぬ朝を包む  tu sais, je t'aime この次は どこか私を連れ去って まだ知らぬ自由を覗きたいの 大人のずるさは 知ってるけど  描きかけの自画像と 鏡に映した顔は 夜毎に かけ離れ  恋だけで 息をする わたしは泡沫の日々 浴室で沈めたい  tu sais, je t'aime 会えるまで あなたを学びつづけよう カフェ 地下鉄 美術館 どこにいても あなたの視線で なぞってるの  tu sais, je t'aime すぐに来て どうかわたしを連れてって 何もかもきらめく その場所へ  Monsieur, どうして愛は 移ろい人を変えるのか 汚れない想いが 真実か すべてをあなたに 教えて欲しい
夢魔の夜、あなたを迎える者があるALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也現は幻 夜の夢こそまこと 目映い太陽に 傷ついた眸を あなたは閉じる さまよう霊魂に 闇が新たな命を 与えたもう  “夢魔に堕ちよ”  ここは救済の暗黒の獄 逢魔ヶ刻から始まる  犯した過ち 洗い清める 涙はまだ足りず 地上で果たせぬ 希み残らず その身に 叶えたもう  “夢魔に耽よ”  いまは快楽の極彩の宴 流刑の地の果て これから もうあなたはひとりではない
NostalgiaALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也道に 灯が ひとつ ひとつ点り 山のふもとに 童話のような汽車が行く  幼い日々へと運ぶのは 草の小舟か森の梟か わたしの名前を呼ぶ声は誰 振り返れば 懐かしい顔が 笑っている  抱えきれない想い こぼれおちて 何も言葉に できない時があるの  夕闇迎える蛍火や ささやき交わす風や木々の音は かつてわたしを愛した人たちの 形見のように やさしさに満ちて いまを 包む  探してた夢は ここにあるわ 小さなわたしが 握りしめてる  指をひらけば 真っ白な花が舞うの  夏が終わったらこの道を ひとりでまた辿って行くでしょう もしも忘れ物があったとしたら それは遠い 昨日までの 儚い わたしの影
熱帯性植物園ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也シゲミのなか 重ねる吐息 待ちわびる ここから熱帯 道すじは ミドリの果て まぼろしの蘭 蜜を吸って 光り食んで あたしはあなたを 植えつくす 風は熟れて 草を薙いで 深まる迷路を作り出す 絡む蔦 la la la  ナミダは今 汗のしずくに 恋をする いつでも熱帯 渇く間に ルビーの蛇 底なしの沼 皮を剥いで 果実噛んで あなたはあたしを 埋めつくす 息を止めて 幾度死んで それでも終わりはこないから このままで la la la  蜜を嘗めて 光り吐いて あたしは あなたを 撒き散らす 空は堕ちて 幹を裂いて 翳ろう出口を塞いでく 棘を抜いて 疵は満ちて あたしは あなたを孕んでく 息を止めて 幾度死んで それでも 終わりはこないから このままで la la la
戦争と平和ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也Love will give wish to all the people 夢から目醒めて 泣き出す幼子をあやしつけるように What should we do for the world この星を揺らす せつない叫び声をそっと鎮められたら  たとえ天の怒りに触れて ひかりの園を追われたとしても  けしてあなたと離れはしない 瓦礫の森の白い月を見上げて はるか遠い時 黄金の記憶を呼び戻すの  Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕には哀しみも抱きしめられるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける  荒れた地にも一茎の花が 太陽に向かい咲きほこるように この世に満ちる美しきもの めぐる緑と広がる蒼穹の下で あなたを愛し 故郷を想って私は生きる  Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を包む海より深い愛を人は満たしつづける  炎散る廃虚逃げ惑う人 飢えた子供の罪なきその眸に おとぎばなしの青い鳥の影が映る日まで  Love will give wish to all the people 無力なこの手を差し伸べれば いつか誰かを救えるの? What should we do for the world この星を揺らすせつない叫び声をいつか鎮めるために  Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕なら 哀しみに戦い勝てるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける  Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を照らす空より高い愛を人は掲げつづける
妄想水族館ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也甘口のアルコホルで 魔昼の中毒 一日淫ら乱れて マルゴオ快楽(けらく)の美味  転がった玻璃(ガラス)瓶に 吐息の芥子の実 戯れ伸びる花に あなたの片眼が咲く  恋は盲目なんて 溺れても ああ無情  憂鬱症(メランコリア)発病で 千の魚 行き交う アタマの中通り抜け 溶けたハアト食べる 白昼夢(まひるのゆめ)  地球儀を青インクで 塗りつぶしながら 焦げた赤道線で 夕日を探してるの  陽炎の珊瑚礁に 沈んだ日常 切ないときをつなげ 歴史は老い急ぐよ  夢は泡沫に消え 世紀末ああ無惨  形態変化(メタモルフォーゼ)発情期 千の鱗 生まれる 鰭の先で愛し合い 真っ赤な泡を散らす 海の底で  憂鬱症発病で 千の魚 行き交う アクアリウム囚われて あなたはガラスの向こう  形態変化発情期 千の鱗 生まれる 鰭の先で愛し合い 真っ赤な泡を散らす 海の底で
apres le noirALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也Cheri, mon amour 夢で逢う 私はどんなふうに微笑うの?  Tu vois lumiere あなたは かがやく私しか 見てない  Que fais l'amour ろうそくも 届かない深い闇に もうひとりの私がいて いつでも あなたの まなざしを求めてるのに  Je t'aime, je t'aime 囁きが 唇に触れるたび  Je vois noir 小さな痛みが 胸を熱く塞ぐ  Que fais la vie 甘い薔薇 その陰の棘のように 傷つけ合うときが来て すべてが 消えること 蕾の日から知ってても  Que fais l'amour, et que fais la vie もう何にも言わないで 答えは愛しい 瞳の奥にあるはず  だからこうして 恋人たち 見つめ合うのね
桂花葬ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也盛りの森で わたし眠る あなたの夢を 噎せるような 香りに涵し ここから見上げる 星は 金の鎖  静かな胸を 慄わすのは あなたが去った 足音の凍った欠片 梢に掛かった 星は 銀の斧  金木犀が 揺れてる  人はなぜ はるかなる 天ばかり 仰ぐのだろう 帰ってゆくのは 深い深い土 その下なのに  いくつ辿って 思いだせる 痺れるくらい 甘い記憶 ひとつふたつ 指をのばしても 触れるのは 風だけ  金木犀が 散らばる  弔いの列のように 時が 通り過ぎて逝く この目を閉じれば 遠い遠い日に 戻って行ける
SacrificeALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也ガラスの空の下 この都会は瓦礫の森  ネオン色の夢が散る 其処ここに 無惨に綺麗に その間を渡ってく いまあたしは あなたに逢いたい 生きるために  地下室に潜んだ 子供らの 目には目を  裁き合う許し合う ひとりでは 穢れは拭えず 注ぎたい捧げたい ただこの身の 赤い赤い血を 生きる証を  堕落の楽園で 快楽は美徳の神 獣は肉体を喰み 少女らは虚無を孕む  もっと光を  地下室に眠れる 子供らの 歯には歯を 御母の御胸は あまりに遠すぎる  あふれる愛の炎を さもなくば気高き死を ガラスの空の下 この世中瓦礫の森
閉ざされた画室(アトリエ)ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也世界の果てから 見たなら ここが 世界の果てね  曇った 天窓 年老いた画家が 暮らす 室(へや)よ  世界中に あふれる 色という色を 見てきた あなたが  描いた 少女像(わたし)は 画布(キャンバス)のうえで 蒼く 沈み  わたしより先に 大人になってく  暖炉を 灯した 夕暮れ 天へと むかうのは 炎  わたしは かじかむ あなたの乾いた 指を つつむ  くずおれた灰に おちるのも炎  その胸に 深まる海で 泳ぎを止めた 哀しみの 魚たちの行方 わたしにきかせて ああ 欲しいと思う  わたしの眸は 未来を見つめても 輝けないのに  あなたは色褪せた 写真の青年の 眸のまま  しずかに絵筆は 遠い日を写す  その胸の 奥の窓辺で かつて唄った 喜びの 小鳥たちのなかの 最後にわたしを ああ 置いてください
病める薔薇(そうび)ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也廃屋の庭の隅に 病める薔薇の 一株 匂いの亡霊たちが 過ぎし日々を 呼び覚ます  あの人の洩らす言葉 ひとつひとつに 胸を染め 汚れ知らぬ 少女のように すべてを信じた  やがて死すべき その葉陰 恋の亡骸も埋もれて なべて 土の中  いまそっと指に触れる 病みしもなお 赤き棘 わが憂い痛ましむ 気高き最後の抗い  忘れ去られし女にも 鮮らかに夢は 訪う 滲む血の如く  やがて朽ちゆく その葉陰 面影だけが仄揺れて なべて 闇の中  いつまでも胸の奥に 病める薔薇の 一片 匂いの亡霊たちが 思い出を抱いて薫る  甘く甘く 哀しみを 彩るため
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
MALICEALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也薔薇の靴を履いて 踏みつけたいモノは何? イトシイ アナタヲ 悪夢と快楽 その隙間が 愛なの  恋なんて美しい病気だと 思いましょう キガフレ オシマイ 月光治療も もはや効き目がなくて  赤く滲むことない痛みが 知らぬ間に 胸に散らばるの あなたの指で触れてやさしく ここは幻影城(シャトー・ノワール)  闇のローブ・ドゥ・マリエ纏って 黒衣の舞踏会 さあワルツを あなたの指をとって 誰にも 渡さないから  繋ぎ止められるのは 蜜のからだだけですか ハアトハ オキザリ それならほんとの 遊戯(あそび)をつづけましょう  赤く滲みはじめた痛みを 見せてあげるから 胸を裂いて あなたの首を寄せて囁く あたしはマリス  研いだ銀のナイフも輝く 月夜の晩餐 ああ最期の あなたの首を抱いて もう二度と 離さないのよ  赤く滲みはじめた痛みを 見せてあげるから 胸を裂いて あなたの首を寄せて囁く あたしはマリス  研いだ銀のナイフも輝く 月夜の晩餐 ああ最期の あなたの首を抱いて もう二度と 離さないから
闇の翼ですべてをつつむ夜のためのアリアALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也叶わぬ 願いは ひとつぶの種 深い夜へ 埋める  月のしずくで 育てたならば どんなふうに芽がのびて そして葩(はな)は何いろで ひっそり 夢のどこかで 咲くのでしょうか  もしも 願いが もうここにいないひとに 送るものなら  よごとに ますのは 闇の静けさ もういちど あの微笑みと やさしい声に 逢えるなら すべてを 捨てることさえ いとわないのに  なみだは 夜露に抱かれ 草に落ちる その葉陰 思い出たちが はらはら踊るよ  見果てぬ 哀しみ 空へ放てば こうもりたちの羽に乗り 夜明けのひかりを浴びて 今宵の 夢の終わりで 消えるでしょうか  いつでも想いは 変わることなく 胸の奥に たたずむ
コッペリアの柩ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也黒い太陽が 沈まぬ街で 誰もが黙って 奇術めき働く  金属の壁に 囲われた部屋 私は朝まで 死んだように眠る  あなたが見えない この眼は見えない 我ら造りたまいし神  コッペリアの柩 人は踊り疲れた人形 祭壇の羔 機械仕掛けの夢は どこに向かってゆく  世界の終わりを 予言が告げる 隣人の扉を 兵士たちが叩く  幾千の指が 翼のように 折られ畳まれて 祈りだけが昇る  あなたに会えない ここでは会えない 我ら救いたまえる神  コッペリアの柩 流れる涙はもう枯れ果て 血に飢えた孤独 死は天使の和毛の 匂いをさせて舞う  それでも触れたい この手で掴みたい 我ら護る唯一の愛  コッペリアの鼓動 生きることは痛みを知ること 脱ぎ捨てた靴を もう一度踏みならし 迷わず歩き出す  コッペリアの柩 暗闇から目覚める光よ 祭壇の羔 螺旋の途切れた夢は どこに向かってゆく
un tableau blanc~絵画旅行~ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也Redonのペガサス 神秘の青(ブルー) Rubensの天使は 薔薇いろに微笑う  Monetの睡蓮の 庭にたたずみ Rousseauの葉陰で しばし午睡(シエステ)  いつでもこころは かがやくパレット 思い出を重ねる  Kislingの少年 初恋の瞳 Rossettiの少女は 愛は語らう  Cezanneの丘で 樹木を駆け抜け Goghの星月夜 闇を彷徨う  わたしのこころは 白いタブロー 未来を描くため  この胸には 誰にも描けぬ あなたがいつもいる
a la cuisineALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也あふれる果実の ジュース 人さし指ですくう ハニー 一晩中 呼びつづけた あなたの名は 何より甘いシュガー  こんなに くっついていたら 食べられるのは beiser だけね いくらでも 欲しいけれど ちょっぴりおなかが 鳴っているでしょ  もうすぐカフェが できるわ 幸福のレシピを みつけたわ  aller a la cuisine シーツを巻きつけて aller a la cuisine l'amour 待ってて  気をつけて 恋の炎は 舌を焦がしそうな いきおいなの
少女貴族ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也ナイトメアの途中 目蓋が開いた 裸の胸 心臓の上 赤い蝶が羽ばたいていた  いまも地下牢の柩に眠る 遙か祖先 一族たちの 王に優る気高き血が わたしの奥で叫んでいる  目覚めよ目覚めよ aristocrat 集えよ集えよ majesty  異端をはじきだす社会に 真実の美は生まれない 腐敗 汚染 低俗の民に 天は罰を与える  ブランド狂いの継母たちは 金に物を言わせ やや子可愛や 無能教師に託し  路上かまわず 絡まりあった 犬のような男と女 愛もクズに成り下がる 恥を知らぬヤツは葬れ  抱けよ抱けよ 叡智なる 光を光を 魂(こころ)に  この地上に美が消えれば 生きられない私たち 誇り 高貴 純血の我ら 制裁の剣を持つ  この目を汚すものは消せ わたしを護る声がひびく  目覚めよ目覚めよ aristocrat 称えよ称えよ majesty  右に倣えのデモクラシーに 夢の未来は築けない 欺瞞 虚飾 陋劣の國に 天は遙か裂けて  降らせよ降らせよ 輝く 光を光を この身に  この地上に美が消えれば 生きられない私たち 誇り 高貴 純血の我ら 聖裁の剣翳す
deep forestALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也ある日 あなたは森へ行く 誰も棲まない その奥へ きれいな泉 湧き上がり そっと あなたは口づける fu fu‥‥  晴れることない 霧が溶け 枝は 光を抱きしめる 白や黄いろの 蝶が舞い 花は開いて 実を結ぶ  いまわたしは 生きていると感じる 目を閉じても あなたが見えているから 何よりも強く  ある日 あなたは森を出る 足跡ひとつ 残さぬよう 泉はいつか 泥の中 朽ちた木の葉が 揺れるよ  でもわたしは 生きていると感じる 目を閉じれば あなたに会えることを もう知っているから
LABYRINTHALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也Flyin' to my Dream ひとりじゃないこと あなたの胸で はやく教えて 呼びつづけて 私を  自由という名の 迷路の真中で 途方にくれながら 膝を抱えてる  鏡の壁を覗くたび ワタシハ ダレと こだまが問いかけるよ  Flyin' to my Dream 凍てついた夜を いくつ壊せば 未来が見えるの Labyrinth of my Heart 幾重にもつづく 扉の向こう 何があるのか 連れて行って 私を  愛という名の 深い森の中で 何度も傷ついて あなた探してる  少女の夢で信じてた 出逢いの奇跡 いつか星が導く  Flyin' to your Love ひとりじゃないこと あなたの胸で はやく教えて Labyrinth of my Heart まだ見ぬ光が 心の隙間 満たすその時 生まれ変われそうなの  Flyin' to my Dream 見えない翼は どんな風にも きっとはばたく Labyrinth of my Heart 幾重にもつづく 扉の向こう 何があっても 呼びつづけて ずっと 連れて行って 私を
金いろのひつじALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也どんなに離れてても わたしは君を想う  心だけ 翼を持つ ああ風のように  泣かないで そこにいて やさしい唄をあげるから 遠い町 その中で 君の窓だけ輝いて見える  いつでも帰る故郷 ある人は幸せだわ  たそがれに金の羊 ああ空をのぼる  泣かないで そこにいて 懐かしい声を聞かせて あしたへと つづく道 今宵も君を運ぶよ そっと  泣かないで そこにいて やさしい唄をあげるから 遠い町 その中で 君の窓だけ輝いて見える
LOST CHILDALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也虚像(うそ)こそ真実と 画面がささやく  蛹のベッドは 背骨が軋む ぼくたちは 強くなりたい  人は争うことばかり 都市は怯える人だかり  キレイなふりして お家に帰るの  ギブスの翼が 肩に食い込む わたしたち ひとりがこわい  日々は解せないことばかり ママの小言は神がかり
ナルシス・ノワールALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也あなたは兄さまの友達 白い頬をした少年 わたし憧れていたの たとえどんなに邪魔にされても 茨の庭を追いかけたけれど あなたの瞳にはいつも兄さまが 映ってた 扉の陰から抱き合うふたりをはじめて見たとき とても綺麗で胸が騒いだ  ナルシス・ノワール 何も知らぬ少女の日の初恋よ ナルシス・ノワール 今もあまいあなたの声が聞こえる  ある日兄さまは家を出て あなたも二度と来なかった 母さまは嘆き悲しみ 家には灯もともらない 大人になるまで知らずにいたわ 町外れの湖にふたりは 沈んだと 神に背いた愛の報いだと 人々は囁くけど わたしは目を閉じるだけ ナルシス・ノワール 湖のほとり そっと咲いた水仙は ナルシス・ノワール ああどんなにあやしく香ったでしょう  ナルシス・ノワール あれからわたし どんな男も愛せない ナルシス・ノワール 今も変わらぬ あなたの姿が見える  ナルシス・ノワール 何も知らぬ 少女の日の初恋よ ナルシス・ノワール 今もあまいあなたの声が聞こえる
堕落論ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也間違いだらけの バイブルを開いたように ときどき人生は 理由もなく憂鬱になる  平穏は ビロオドの柩みたいで このままじゃ埋もれそう  あせっちゃって わめいちゃって 何でも放り投げて 遊んじゃって 終わっちゃって 自分に言い聞かせる ねえこんな日も きっと大切だって  らくがきだらけの バンビの日記帳に 並んだ アイノコトバ 紛いものの星みたいね  しあわせに掟があるなら それに気づいちゃいけない事  はしゃいじゃって ふざけちゃって でも何かおかしくて 恋しちゃって ふられちゃって とつぜん悟ったわ いつもあたし ぜったい本気が足りない  あせっちゃって わめいちゃって 部屋中散らかって 疲れちゃって 眠っちゃって ステキなあしたを 夢見るのも きっと才能だわ  もう はしゃいじゃって ふざけちゃって 何かが見えてきて まあいいっかって 立ち直って なんだかね 単純なの でも新しいあたしに これで会えるの
乙女の祈りALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也寝返りうつたび 地球が軋む 不眠の闇を つれづれ越えて  あなたを好きだと 言ったとたんに すべてが嘘に 変わってしまいそう  巷にあふれる退屈な 毒にも薬にもならない Love Song  乙女の祈り この想いは どれだけつづくのかしら 熱いからだも 流行り病と同じでいつか冷めるの? ああ 誰か教えて  爪に星を塗り 占うカード 決まって落ちるよ ハートのQueen  こころの底から 信じられるモノ 本能のままに 探すしかないね 楽しく 泣かないで生きるには 満足できない 夢見るStories  乙女の祈り この世界はあたしのために進む 誰とも違う あたしをまだあなたは知りもしないで ああ 何が愛なの?  乙女の祈り シュウアクな大人にはなりたくないよ この手の中で けして変わらないものは こにあるの ああ 誰か答えて  乙女の祈り この想いはどれだけつづくのかしら 乙女の祈り この世界はあたしのために進む ああ それがすべてよ
HalationALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也シュールな空の下 退屈が喉につかえ あくびが出ちゃうたび 胸のどっか叫んでいる  壁の落書きだけ あたしに話しかけるの 罪のないハートたち キラキラ星 墜ちるよ  刹那 刹那 遊べや遊べ 永遠に 永遠に 踊れや踊れ  変わらない言葉を 誰かが持っているのかな その言葉はいつか あたしの耳に届くかしら  いいことがありそうで なんにもない日もあって それでもなんとなく キラキラ夢 見てるよ  生きよ 生きよ 恋するように 愛でよ 愛でよ 爪の先まで  道路の真中で 小犬のように泣きたいな あたしの神様は どこで道草してるのかな  膝を抱えながら 朝が迎えにくるのを 待っていたら瞳の中 キラキラ星 墜ちたよ  刹那 刹那 遊べや遊べ 永遠に 永遠に 踊れや踊れ
Rose MoonALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也ああ 逢いたくて 恋の歌さえずる カナリア 吐息の檻の中で 翔び立つことも出来ない  じゃあ おやすみと 急ぐように電話は途切れ あなたの香に似た 冷たい闇が降りるわ  恋しさに負けそうになる 奪いたい あなたを 微笑みや言葉や愛 わたしの知らないものから  ああ 逢える日の ときめきは 茨の羽根なの 素肌に刻むように あなたを抱きしめるでしょう  心まで裸になれる 瞬間をください 薄紅の薔薇になって その胸の中に 散りたい  恋しさに負けそうになる 壊したい あなたを 想い出や未来や夢 わたしだけ見えるように  心まで裸になれる 瞬間を ください 薄紅の薔薇になって その胸の中に 散りたい  その胸の中で 散りたい
LabyrinthALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也Flyin' to my Dream ひとりじゃないこと あなたの胸で はやく教えて 呼びつづけて 私を  自由という名の 迷路の真中で 途方にくれながら 膝を抱えてる  鏡の壁を覗くたび ワタシハ ダレと こだまが問いかけるよ  Flyin' to my Dream 凍てついた夜を いくつ壊せば 未来が見えるの Labyrinth of my Heart 幾重にもつづく 扉の向こう 何があるのか 連れて行って 私を  愛という名の 深い森の中で 何度も傷ついて あなた探してる  少女の夢で信じてた 出逢いの奇跡 いつか星が導く  Flyin' to your Love ひとりじゃないこと あなたの胸で はやく教えて Labyrinth of my Heart まだ見ぬ光が 心の隙間 満たすその時 生まれ変われそうなの  Flyin' to my Dream 見えない翼は どんな風にも きっとはばたく Labyrinth of my Heart 幾重にもつづく 扉の向こう 何があっても 呼びつづけて ずっと 連れて行って 私を
日曜日のシエスタALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也まぶしい 木漏れ日の下で スヤスヤ あなたは午睡(ひるね)してる  甘い 甘い 甘い キスを あげましょう 頬を 頬を つねったり 起こそうかな  恋って毒キノコみたい 見た目は華やかで 胸が苦しい  ひとりで 残された気分 寝顔は なんて幸せそうなの  そばに そばに いてもいつも 不安よ どんな どんな 夢を追っているの?  恋って しゃぼん玉みたい うっとりして ほんのはずみで割れる  Mon amour fait la sieste.(私の愛は今休息しています) Mon amour fait la sieste.  甘い 甘い 甘い キスを あげましょう どこに どこに 今あなた いるのかな  恋って そう迷路みたい どうしても 通れない道がある  Mon amour fait la sieste. Mon amour fait la sieste.
Cheri CheriALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也ラビアンローズなんて まだまだ遠いけど あなたがくれるベエゼは 薔薇色なの  呪いの魔法が みるみる解けるように わたしは綺麗に 微笑(わら)えるようになる  Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル Cheri Cheri もうひとりに きっときっと戻さないで あなたが好き ジュテームおしえて  自由はあふれて みんな木の葉みたい ひとりじゃ行き場所さえ 決められない  あなたとわたしを 籠に閉じ込めて 日がな一日絵を描く ステキナミライ  Cheri Cheri 胸の小鳥 ずっとずっと鳴きっぱなし ふらちな不眠症の ラビリンス Cheri Cheri だけど強く ぎゅっとぎゅっと抱きしめられ ゼンマイねじ 壊れちゃいそう  Cheri Cheri 銀のナイフ ずっとずっとお守りだった 不実の果実がなる ジャングル ほんとに欲しいものは この世にふたつだけ あなたの瞳 ジュテーム見つめて
ぶくぶく空が…ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也冷たい雨にうたれて 駆け出したの 行き交う人の傘だけ はなやぐ睡蓮のよう  ぶくぶくぶく空が アブクをたてる Rainy rainy day どうして 言えなかったの ごめんねの一言が  水たまりは底なしの 沼になって わたしの足をのみこむ 転んで服もずぶ濡れ  ぶくぶくぶく空よ アブクをたてて Lonely lonely day ハートを 洗いながして 泣きながら笑っちゃう  “もしもし おじょうさん ごきげんいかが?” 手をさし出したのは 笑顔のあなた  ぶくぶくぶく空は アブクをたてて Shiny shiny day 夕日を 磨いてたのね だってこんなに まぶしい
愛だけじゃないALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也今だけ 楽しければ いいだなんて そんなの つまらない  この次 会ったときにも 見てほしいの もっと素敵な別の私を  愛だけじゃない 恋だけじゃない あなたにあげたいもの  ドキドキしたい 冒険したい 永遠にかがやく そうよ ダイヤモンドの魂(ハート)  ひとりのときはいつでも 切ないほど 想ってるけれど  あなたの声聞いただけで 勇気出ちゃう 危険も恐れぬ少女になるわ  Kiss だけじゃない Sweet だけじゃない あなたとやりたいこと  もっと知りたい もっと見せたい かかえきれぬほど たくさんの 未知なる日々  愛だけじゃない 恋だけじゃない だけどそれが 始まり  この手にしたい あなたといたい 広い世界中で 一等賞の幸せを  愛だけじゃない 恋だけじゃない あなたにあげたいもの  ドキドキしたい 冒険したい 永遠にかがやく そうよ ダイヤモンドの魂(ハート)
カフェテラスでお茶をどうぞALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也カフェテラスで お茶をどうぞ 午後三時の ティータイム おしゃべりな こもれびたち  紅茶にたらした ハチミツのように ほら 時間も溶けてしまう  忙しいあなた ちょっと足を止めて 座っていきなよ  しあわせを スプーン一匙でも さしあげられたらいいな  カフェテラスで お茶をどうぞ いたづらな そよ風に テーブル中のクロスが舞う (flying flying)  あっちこっち 大騒ぎ 午後三時の ティータイム 小鳥たちがウェイトレス  ホットなアップルパイに つきさしたフォークで さあ 恋を占いましょう  待ちぼうけの君 信じることも美徳 がっかりしちゃダメ  いつでも 変わらない笑顔のまま 逢えたら素敵ね!  カフェテラスで ひとやすみ ミルクカップで うたた寝 夢のおかわりは いかが? (glaces glaces)  甘ずっぱいお菓子そえて 初恋の味かしら 胸のなかもクランベリージャム  カフェテラスで お茶をどうぞ 悩み事もいっしょに 飲み干してしまえるから (singin' singin')  いつ来たって花盛り クリィーミーなときめきを カフェテラスで お茶をどうぞ
Water DropALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也あふれる想いは どうして生まれるの 透明な泉で 心は出来てる あなたを知って 気づいたの  はるかな昔から 水は命を生み 森は息を返し 星は闇を照らす そして人は 誰かを愛する ただひとりだけに だいじな言葉を 伝えて  逢えない夜には 夢の入り口で あなたを待ってる 離れ離れでも 同じ明日を 見つめたい  はるかな昔から 雨は空ヘ帰り 花は土に抱かれ 鳥は歌をうたう そして私 あなたを愛する その腕のなかで 懐かしい鼓動 聞くのよ  はるかな未来にも 水は命を生み 森は息を返し 星は闇を照らす ずっと私 変わらず愛する 今あなただけに 好きって言葉を言えるの  どんなものからも あなたのすべてを 守るわ
月夜のピエレットALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也曇りかけた 空を見上げ 夜の息の 冷たさに  手を伸ばせば あなたがいた 昨日さえも 遠くなるの  あなたの夢まで 出掛けてゆきたい  パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 あなたの窓辺にそっと腰かけて おやすみの投げキッス 明日 逢いに来てね  まだふたりは 見つめるたび 恋におちる季節でも  雪のときも嵐もある ずっと 駆けてゆけるかしら  離れてるだけで 泣きたくなるから  月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ  パラソル回して 銀色影絵の つなわたり 恋の径 小さな不安はうずめてしまおう ゆらゆらと踊るように 生きていたい  月夜のピエレット 瑠璃色螺子巻 くりかえすセレナアデ あなたのこころに 音符の星たち きらきらと降りつもる 明日 きっと晴れよ
SanctuaryALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也若き葉末には風が立ち 森は翡翠の息を返す 雲の切れ間から注ぐ 光に君を見初めん  碧き瞳のほほえむとき そは鐘のひびき胸に打つ さしのべた腕に絡む 蔦の葉に君を逃す  残る 香り 水面をかけゆく恋の舟 つかの間の波に 揺られ  やさしき幻影 心に映るその姿よ 永遠なる君に 想いを捧げん  若き葉末には風は眠り 森は密やかに息を止む 抱きしめた腕のなかで 静かに君は消えゆく  月は 満ちて 黄金の羽根が舞いおちる 我はただひとり森に  祈りたまえや
Chu ChuALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也ある日 目覚めたときに 胸の奥で かすかな痛みとともに あなたを思う  Sha La La La 窓で 光たちが 踊っているよ どんな朝より キラキラすべてが 綺麗だと 感じる  あなたのことこんなに 好きだなんて 気づいたら もうじっと してられない  Chu Chu Chu Chu 小鳥が 私の耳に 愛をうたうよ 服を着ながら とつぜん なみだが こぼれた 一粒だけ  Sha La La La みんな 女の子は 生まれる前 可愛い天使だったこと 秘かに思い出す こんなとき  Chu Chu Chu Chu あなた 頬に胸に キスを送るわ どんな夜より やさしい夢をあげたいのよ ああ今すぐ
ストロベリーパイをお食べALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Love いくら食べても 飽きることはない love me  銀のナイフを 握りしめる瞬間から 胸は躍る  おなかすかせた獣みたいに 恋をした  アノ子が欲しいの アノ子じゃ わからない コノ子がいいかな いいえドノ子も 中味は変わらないね  真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me  食べ散らかした お菓子のように あちこち 恋のシガイ  部屋から部屋へ コマドリたちは 放し飼い  おしゃべりはずんで いっしょに寝ました 三日もたったら 愛は壜詰め 綺麗なカビが生えた  真っ赤な Strawberry pie おもてなししてね とろける Honey Heart いくら飲んでも すぐにノドは乾く 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love you  真っ赤な Strawberry pie おもてなししましょ とろける Honey Heart いくら食べても 飽きることはない 素敵な Strawberry pie 甘くて切ない あふれる Honey Love いくらあげても まだまだ足りないの love me
鏡面界 im JuniALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也六月の雨に 薄紫の花 堕ちてゆくだけの 動かぬ蝶の色 手をのばしても 何も触れない 貴方はこんなに 近くにいるのに  フロアに割れた鏡 たえずmusic流す 永遠に繰り返す 砕けたまま 星のように キラキラと  六月の雨は ひらいた花の色 読み忘れていた 詩集の紐をとく 手をのばしたら みんな消えてく 貴方もきっと 消えてしまうでしょう  フロアに割れた鏡 たえずmusic流す 虚ろって繰り返す 果てしない夢のように つめたい心の中 砕けたまま 星となりぬ キラキラと キラキラと…
少女忌恋歌ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也指ですくう こぼす涙 はかなく舞う 鳥の羽根に 髪を飾り 心ひらく  冷めた瞳 何を見てる 鏡の裏 通り抜けて 後戻りの 記憶に戸惑う  遠く闇を よぎる影に 身をひそめて 息づくとき 終わりのない 唄を聞いた  といだナイフ 指をすべる 滲む赤い 花びら見つめて 愛する痛みを 知りそめ  迷宮の入り口に 人はみな惑わされ 禁断の夢に酔う  手繰りよせた 記憶の糸 めまいの中 色づく吐息に 忘れたはずの 声を聞く  迷宮の入り口に 人はみな迷い込み 禁断の夢を追う 永遠の旅に出る  冷めた瞳 何を見てる 何も見ない
パラソルのある風景ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也空飛ぶパラソルを追って あの娘は行ってしまった 水槽の金魚のひれが おだやかな殺意のよう 私の大事な媚薬を盗み あの人に飲ませた 罪は重い  行方不明の哀しいポートレート しぶい髭の探偵は たくさんの少女の中から 私の腕を捕らえる 昨日はお部屋で眠っていたわ そんな娘は知らない 他をあたって  まっかなパラソルが浮かぶ 湖に犬がほえる 探偵は首をかしげて 完全犯罪成立 私は見つけた媚薬の獲物 お髭の探偵さん 貴方がいい
硝子天井のうちゅうALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也ガラスの天井 眠りにつくとき 見上げれば夜空は 世界中の 物語を聞かせてくれた  それはどこ? 遠い海 行き交う人の みんな青い目をしている それとも遠い砂漠 らくだに揺られて 終わりのない 旅  四角く切り取られた宇宙 それが僕のすベてだった  あれはどこ? 遠い星 宇宙の果てに いつしか連れて行ってくれると 約束したね 今も あの頃のように 信じて待っている
フラワーチャイルドALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也夢のフラワーランドヘ 連れて行ってあげるわ ひかりたちのダンスに合わせ 花のドレスでキララ歌いましょう  風のメリーゴーランドに わらい声がひびくよ ほら ここでもつぼみがひらく みんな一緒にリララ踊りましょう  星がささやくころには 甘いミルクを飲んで ふわふわ眠るゆりかごのなか あなたのことそっとおもいだす  明日もほほえむおひさま せかいじゅうをつつむわ どんなときもやさしいこころ わすれないでねそれがやくそくよ
おとめの反乱キューティー鈴木キューティー鈴木宝野アリカ片倉三起也流行りのカッコで駆けてるあなたの 手にはマンガの本 街を歩けばつまらないおしゃべり ちょっとケリいれたいね  どこ行く?なんてネ 聞かないで 誘いだしたのは あなたなのに  つきあいきれない アイソッが尽きたの ついに乙女の反乱 うんざりしちゃう トキメキ逃げて ゴング鳴らして 退場したい  ……ごめんあそばせ  クールな振りして渦巻く 欲望 目線 私の膝 ふざけて黙って男ゴコロは とてもついてゆけない  優しくなくては 不満だし 強くなくっちゃ 燃えないのよ  つきあいきれない 何もあげない ついに乙女は乱心 うんざりしちゃう ざんげしなさい 男磨いて 出直ししてね ……十年はやいよ!  つきあいきれない アイソッが尽きたの ついに乙女の反乱 うんざりしちゃう トキメキ逃げて ゴング鳴らして 退場したい  ゴング鳴らして 退場したい ……ごしゅうしょーさま
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