水曜日 / 密室少年少女 迷いの庭で天国夢みる このクラブのリーダーは神ではないのさ 走れ 速く メリーゴーラウンド どこかへ連れて行くよ 遊ぼう 遊ぼう 目が回って叫ぶ! おもちゃの兵隊の影 みるみる僕らを追い越していく 誰も気付いていない 破れたリュックサックに蛇 大丈夫、もう からだの声に毒されているから 走れ 速く メリーゴーラウンド どこかへ連れて行くよ 遊ぼう 遊ぼう 今日が終わらぬように 密室の蝶みたいだよ 君の祈りは 立ちのぼり 急降下して 燃えて消えるのさ 密室の蝶みたいだよ 君の祈りは 青い空が先に目を逸らしたってさ 僕らは楽し過ぎたから 動けなくなった 僕らは楽し過ぎたから 戻れなくなった 走れ 速く メリーゴーラウンド どこかへ連れて行くよ 指で、口で、満たしたいよ 呼吸を! 密室の蝶みたいだよ 君の祈りは 立ちのぼり 急降下して 燃えて消えるのさ 密室の蝶みたいだよ 君の祈りは 立ちのぼり 急降下して 燃えて消えるのさ 溢れ出した 赤いミルク 白い血 いつか結婚しようね 僕らは楽し過ぎたから 動けなくなった 僕らは楽し過ぎたから 戻れなくなった 僕らは楽し過ぎたから 動けなくなった 僕らは楽し過ぎたから 戻れなくなった | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 少年少女 迷いの庭で天国夢みる このクラブのリーダーは神ではないのさ 走れ 速く メリーゴーラウンド どこかへ連れて行くよ 遊ぼう 遊ぼう 目が回って叫ぶ! おもちゃの兵隊の影 みるみる僕らを追い越していく 誰も気付いていない 破れたリュックサックに蛇 大丈夫、もう からだの声に毒されているから 走れ 速く メリーゴーラウンド どこかへ連れて行くよ 遊ぼう 遊ぼう 今日が終わらぬように 密室の蝶みたいだよ 君の祈りは 立ちのぼり 急降下して 燃えて消えるのさ 密室の蝶みたいだよ 君の祈りは 青い空が先に目を逸らしたってさ 僕らは楽し過ぎたから 動けなくなった 僕らは楽し過ぎたから 戻れなくなった 走れ 速く メリーゴーラウンド どこかへ連れて行くよ 指で、口で、満たしたいよ 呼吸を! 密室の蝶みたいだよ 君の祈りは 立ちのぼり 急降下して 燃えて消えるのさ 密室の蝶みたいだよ 君の祈りは 立ちのぼり 急降下して 燃えて消えるのさ 溢れ出した 赤いミルク 白い血 いつか結婚しようね 僕らは楽し過ぎたから 動けなくなった 僕らは楽し過ぎたから 戻れなくなった 僕らは楽し過ぎたから 動けなくなった 僕らは楽し過ぎたから 戻れなくなった |
水面上のアリア水は夜 飛沫上げる聞こえる音 暗いプール人影ひとつ見下ろしている 沈んでいく水のなか 眠っている君と目があった 家の屋根が見えるかな 心配ないさ 夜は僕の背中にある カウチのそば流血の痕 沈んでいく水のなか 眠っている君と目があった 家の屋根が見えるかな 今 2階の窓が開く 僕はもういないものとして生きていた もう既にいないものとして生きていた 君はそう手を伸ばして揺れていた 水面を越えてしまってはダメだ 沈んでいく水のなか 眠っている君と目があった 家の屋根が見えるかな 星が眩しい 今 2階の窓が開く 僕はもういないものとして生きていた もう既にいないものとして生きていた 君はそう手を伸ばして揺れていた 水面を越えてしまってはダメだ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 水は夜 飛沫上げる聞こえる音 暗いプール人影ひとつ見下ろしている 沈んでいく水のなか 眠っている君と目があった 家の屋根が見えるかな 心配ないさ 夜は僕の背中にある カウチのそば流血の痕 沈んでいく水のなか 眠っている君と目があった 家の屋根が見えるかな 今 2階の窓が開く 僕はもういないものとして生きていた もう既にいないものとして生きていた 君はそう手を伸ばして揺れていた 水面を越えてしまってはダメだ 沈んでいく水のなか 眠っている君と目があった 家の屋根が見えるかな 星が眩しい 今 2階の窓が開く 僕はもういないものとして生きていた もう既にいないものとして生きていた 君はそう手を伸ばして揺れていた 水面を越えてしまってはダメだ |
JFK空港君の沈んだプールへ 男たちが飛び込んだ でも君はここにいる 羊飼いが手を上げる たかが知れた痛みのなか 笑みを洩らす君はもう ながくはもたないと思った とっさに「帰ろう」って手を引いた 管制塔 黙り込む 機内の酸素は薄れる かつて嫌った夕焼け 燃える客室のなかで 嘘をつけない体で ふたり こころに決めた 炎はいまに呑み込もうとしてる 来ない迎え 待った 『もしもし パパだよ、ママだよ 今頃は家に着いたかな ごめんね、許して、許して 僕らまだ子供だったんだ』 いいよ、いいよ、知っていたよ 目隠しをして産まれてきたんだよね 君はいま次の夢を見ようとしている 瞳孔を開いて 光の庭は果実で溢れ 朝 眩しいホース 株価は暴落 とある日のニューヨークで 腹を抱えて 笑う 笑う 塩の柱は僕らの前にもうひとつもないよ 歯車が悲鳴を上げるのを僕は聴いた そこはとても寂しい国 経済は脆くも崩れた 粉々に割れたクレジットカード 水浸しの小切手 我らが愛すべき愚かな王様の 国を挙げてもてあます休日 アルコールの海に漕ぎだして 遭難したことを決して認めようとしない 帆が折れて船が沈んでしまっても 君はまだ信じられない 僕を失ったことに 僕はまだ信じられない 君を失ったことに 巡り巡って地球を一周したようだ すでに方位磁針に針はないけれど 城壁の向こうの取り繕った朝食の気配だってもうここにはない 僕の誰にも知られたくなかった君の犯罪者のような目 守り抜こうとしたものは指の隙間から 最後の最後でこぼれ落ちていってしまった それはいつでも滑走路から 離れられずに燃えている でも どうか諦めないで だって 僕たちはまだこの世界に産まれてはいない 荒れ放題の庭で全部の催しは終わっていない 永久に続く寝息のような 優しい象の背中 美しいものは巧妙にカモフラージュされている かけられた巨大な布 大掛かりな手品が始まる 僕はただ君の笑顔が好きなひとりの愚かな人間だった 君のよろこぶ姿が見たかったんだ トイレの床に出現する甘いチアノーゼが 僕たちの足跡をたどって瞬く間に地球を覆い尽くしていく 僕たちはまだこの世界に産まれてはいない 受けとめて、君 みて 晴れた 空から降ってくる | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 君の沈んだプールへ 男たちが飛び込んだ でも君はここにいる 羊飼いが手を上げる たかが知れた痛みのなか 笑みを洩らす君はもう ながくはもたないと思った とっさに「帰ろう」って手を引いた 管制塔 黙り込む 機内の酸素は薄れる かつて嫌った夕焼け 燃える客室のなかで 嘘をつけない体で ふたり こころに決めた 炎はいまに呑み込もうとしてる 来ない迎え 待った 『もしもし パパだよ、ママだよ 今頃は家に着いたかな ごめんね、許して、許して 僕らまだ子供だったんだ』 いいよ、いいよ、知っていたよ 目隠しをして産まれてきたんだよね 君はいま次の夢を見ようとしている 瞳孔を開いて 光の庭は果実で溢れ 朝 眩しいホース 株価は暴落 とある日のニューヨークで 腹を抱えて 笑う 笑う 塩の柱は僕らの前にもうひとつもないよ 歯車が悲鳴を上げるのを僕は聴いた そこはとても寂しい国 経済は脆くも崩れた 粉々に割れたクレジットカード 水浸しの小切手 我らが愛すべき愚かな王様の 国を挙げてもてあます休日 アルコールの海に漕ぎだして 遭難したことを決して認めようとしない 帆が折れて船が沈んでしまっても 君はまだ信じられない 僕を失ったことに 僕はまだ信じられない 君を失ったことに 巡り巡って地球を一周したようだ すでに方位磁針に針はないけれど 城壁の向こうの取り繕った朝食の気配だってもうここにはない 僕の誰にも知られたくなかった君の犯罪者のような目 守り抜こうとしたものは指の隙間から 最後の最後でこぼれ落ちていってしまった それはいつでも滑走路から 離れられずに燃えている でも どうか諦めないで だって 僕たちはまだこの世界に産まれてはいない 荒れ放題の庭で全部の催しは終わっていない 永久に続く寝息のような 優しい象の背中 美しいものは巧妙にカモフラージュされている かけられた巨大な布 大掛かりな手品が始まる 僕はただ君の笑顔が好きなひとりの愚かな人間だった 君のよろこぶ姿が見たかったんだ トイレの床に出現する甘いチアノーゼが 僕たちの足跡をたどって瞬く間に地球を覆い尽くしていく 僕たちはまだこの世界に産まれてはいない 受けとめて、君 みて 晴れた 空から降ってくる |
She Hates December早すぎる夜明けの訪れ 凍りついた もたらされぬ救い 残虐な朝の光 無防備にも晒されて 秘密は暴かれていく 泥も水も混ざり こぼれるだけ 壊したくない?壊したい? 棺 白い床が回る She Hates December 月が消えたら僕らだ 満ちて 欠けて 擦り切れるのは 鳥の形相した彼女は屋上で 扉の音聞いて 弾かれるように跳んだ ああ! ただの夢だよ 決して終わらぬ夢だよ 足を踏み鳴らすエコー 壊したくない?壊したい? 棺 白い床が回る She Hates December 月が消えたら僕らだ 白く 汚れ 擦り切れるのは 忘れられた朝だ 壊したくない?壊したい? 棺 白い床が回る She Hates December 月が消えたら僕らだ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 早すぎる夜明けの訪れ 凍りついた もたらされぬ救い 残虐な朝の光 無防備にも晒されて 秘密は暴かれていく 泥も水も混ざり こぼれるだけ 壊したくない?壊したい? 棺 白い床が回る She Hates December 月が消えたら僕らだ 満ちて 欠けて 擦り切れるのは 鳥の形相した彼女は屋上で 扉の音聞いて 弾かれるように跳んだ ああ! ただの夢だよ 決して終わらぬ夢だよ 足を踏み鳴らすエコー 壊したくない?壊したい? 棺 白い床が回る She Hates December 月が消えたら僕らだ 白く 汚れ 擦り切れるのは 忘れられた朝だ 壊したくない?壊したい? 棺 白い床が回る She Hates December 月が消えたら僕らだ |
新聞円の中心に立って雨を待ち望むとき 人は守られている 空想の卵のなか もう一歩も踏み出せない 外の世界で砂埃が舞っている ラジオが放送されている 息も絶え絶えに 夜の闇を瞬くシナプスの列 カメラのフラッシュ ショーウィンドウ 円の中心に立って雨を待ち望むとき 人は守られている 空想の卵のなか 誰かが何かを吹き込んだ 頭のなか テープレコーダー 人はそれを記憶と呼んだ 頭のなかテープレコーダー 原音を忠実に再生していると誰もが口をそろえて 新聞紙はそう言った 雑音に満ちた数世紀をまたぐ 名前が足りない 名前が見つからない戦争があって 言葉がだぶつく 言葉があり余る季節がきた いつでも視線を感じている 新聞紙はそう言った 暴風雨が踊る おびただしいアンテナをなぎ倒して それは人間のようなかたちをしている それは鳥のようなかたちをしている それは衛星のようなかたちをしている それは電波のようなかたちをしている それは塔のようなかたちをしている それは箱のようなかたちをしている 名前が足りない 名前が見つからない戦争があって 言葉がだぶつく 言葉があり余る季節がきた いつでも視線を感じている 新聞紙はそう言った 雑音に満ちた数世紀をまたぐ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 円の中心に立って雨を待ち望むとき 人は守られている 空想の卵のなか もう一歩も踏み出せない 外の世界で砂埃が舞っている ラジオが放送されている 息も絶え絶えに 夜の闇を瞬くシナプスの列 カメラのフラッシュ ショーウィンドウ 円の中心に立って雨を待ち望むとき 人は守られている 空想の卵のなか 誰かが何かを吹き込んだ 頭のなか テープレコーダー 人はそれを記憶と呼んだ 頭のなかテープレコーダー 原音を忠実に再生していると誰もが口をそろえて 新聞紙はそう言った 雑音に満ちた数世紀をまたぐ 名前が足りない 名前が見つからない戦争があって 言葉がだぶつく 言葉があり余る季節がきた いつでも視線を感じている 新聞紙はそう言った 暴風雨が踊る おびただしいアンテナをなぎ倒して それは人間のようなかたちをしている それは鳥のようなかたちをしている それは衛星のようなかたちをしている それは電波のようなかたちをしている それは塔のようなかたちをしている それは箱のようなかたちをしている 名前が足りない 名前が見つからない戦争があって 言葉がだぶつく 言葉があり余る季節がきた いつでも視線を感じている 新聞紙はそう言った 雑音に満ちた数世紀をまたぐ |
新市街ようこそ 銀色の世界へ そびえる金属の箱へ あなたは憶えていないかもしれない ヒーローだったよ 遺失物センターにも 記憶はみつからない あなたは隠し事だらけ 今にも増え続けるのさ 楽しいことには貸し借りは要らない 震える大地の巨大な秘密 ぜんまい、モーター、シリンダー 不揃いのボルト 重なり合う櫛と歯 地軸震わせ オルゴール鳴りだしたら どおぞ そこは舞台さ オルゴール鳴りだしたら どおぞ 踊ろう 朝まで ぜんまい、モーター、シリンダー 不揃いのボルト 重なり合う櫛と歯 地軸震わせ モルモット駆け出したら ほおら 回るリボルバー オルゴール鳴りだしたら どおぞ 引き金を引け | People In The Box | Hatano | People In The Box | | ようこそ 銀色の世界へ そびえる金属の箱へ あなたは憶えていないかもしれない ヒーローだったよ 遺失物センターにも 記憶はみつからない あなたは隠し事だらけ 今にも増え続けるのさ 楽しいことには貸し借りは要らない 震える大地の巨大な秘密 ぜんまい、モーター、シリンダー 不揃いのボルト 重なり合う櫛と歯 地軸震わせ オルゴール鳴りだしたら どおぞ そこは舞台さ オルゴール鳴りだしたら どおぞ 踊ろう 朝まで ぜんまい、モーター、シリンダー 不揃いのボルト 重なり合う櫛と歯 地軸震わせ モルモット駆け出したら ほおら 回るリボルバー オルゴール鳴りだしたら どおぞ 引き金を引け |
失業クイーン棺の並んだ廊下に君はいた 近くて遠いところに立っていた 見て ただまっすぐに 彼女の眼を 聴いて 憎しみの芽が奏でる音を 水浸しにしてしまおうぜ このむせ返る太陽の街 強いて もうばか騒ぎは止めるように 跪いて 蟻の兵隊のお出ましだ 僕らは出来るだけ長く 息止めていたよ どちらが先に気絶するだろうね あんなに世界を呪っても 虚しいだけだった君は どこへいったんだ? 遊びにおいでよ 君が仕事を辞めたビルにさ 僕だけは歓迎するよ 地図を塗りつぶす君を 見て ただまっすぐに 彼女の眼を 跪いて 蟻の兵隊のお出ましだ 僕らは出来るだけ長く 息止めていたよ どちらが先に気絶するだろうね あんなに世界を呪っても 虚しいだけだった君は もう手を汚さなくていいよ 見て ただまっすぐに 彼女の眼を 聴いて 憎しみの芽が奏でる音を 跪いて 蟻の兵隊のお出ましだ 僕らは出来るだけ長く 息止めていたよ どちらが先に気絶するだろうね あんなに世界を呪っても 虚しいだけだった君は もう手を汚さなくていいよ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 棺の並んだ廊下に君はいた 近くて遠いところに立っていた 見て ただまっすぐに 彼女の眼を 聴いて 憎しみの芽が奏でる音を 水浸しにしてしまおうぜ このむせ返る太陽の街 強いて もうばか騒ぎは止めるように 跪いて 蟻の兵隊のお出ましだ 僕らは出来るだけ長く 息止めていたよ どちらが先に気絶するだろうね あんなに世界を呪っても 虚しいだけだった君は どこへいったんだ? 遊びにおいでよ 君が仕事を辞めたビルにさ 僕だけは歓迎するよ 地図を塗りつぶす君を 見て ただまっすぐに 彼女の眼を 跪いて 蟻の兵隊のお出ましだ 僕らは出来るだけ長く 息止めていたよ どちらが先に気絶するだろうね あんなに世界を呪っても 虚しいだけだった君は もう手を汚さなくていいよ 見て ただまっすぐに 彼女の眼を 聴いて 憎しみの芽が奏でる音を 跪いて 蟻の兵隊のお出ましだ 僕らは出来るだけ長く 息止めていたよ どちらが先に気絶するだろうね あんなに世界を呪っても 虚しいだけだった君は もう手を汚さなくていいよ |
皿(ハッピーファミリー)パーティーは続いている 終わりそうに見せかけているが ケチャップで引いた国境に ピザはほぼ型崩れ 我が子は大切だよ 他人の子よりも みんな賛成だよ 友達だものね 友達だものね あのとき略奪してしまってごめんね 欲望が欲してるのは 欲望そのもの 遊びさ ただの遊びさ パーティーは続いている クラッカー打ち鳴らしてさ コーラの油田 奪い合う 冒険小説 深読みしながら 我が子は優秀だよ 他人の子よりも みんな賛成だよ 友達だものね あのとき略奪してしまってごめんね 欲望が欲してるのは 欲望そのもの 400年前のあの混乱をうまく再現するのさ 思い出せるかな 遊びさ ただの遊びさ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | パーティーは続いている 終わりそうに見せかけているが ケチャップで引いた国境に ピザはほぼ型崩れ 我が子は大切だよ 他人の子よりも みんな賛成だよ 友達だものね 友達だものね あのとき略奪してしまってごめんね 欲望が欲してるのは 欲望そのもの 遊びさ ただの遊びさ パーティーは続いている クラッカー打ち鳴らしてさ コーラの油田 奪い合う 冒険小説 深読みしながら 我が子は優秀だよ 他人の子よりも みんな賛成だよ 友達だものね あのとき略奪してしまってごめんね 欲望が欲してるのは 欲望そのもの 400年前のあの混乱をうまく再現するのさ 思い出せるかな 遊びさ ただの遊びさ |
さようなら、こんにちは雨の街に傘を降らす それを奇跡と呼んだよ まわる まわる 地球儀に そびえ立つ銀行に宿るもの 橋が燃えているよ 燃えて焼け落ちるよ モルヒネの川のなか ぼくら夢をみてる 傘を忘れて踊ろう 降り注ぐ それは雨じゃなかったんだ 橋が燃えているよ 燃えて焼け落ちるよ あなたの絶望で空が晴れ渡るよ わたしの聖域にはいっておいで 土を踏みしめて なみだを垂らして 意味もなくきみが笑う (さよなら、物質) 意味もなくぼくも笑う (さよなら、物質) いくつも国を抜けて 列車は走る最中へ 深い深い中心へと 花と宇宙が散るなかを めざめだ わたしの聖域にはいっておいで 土を踏みしめて なみだを垂らして 意味もなくきみが笑う (さよなら、物質) 意味もなくぼくも笑う (さよなら、物質) 窓を開け放って 風を誘い込んだ 屋根を吹き飛ばして すべて撒き上がるよ 窓を開け放って 光 暴れだした まぶた開け放って その眼でなにもみるな ただいま、ひさしぶりだね 原風景 | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 雨の街に傘を降らす それを奇跡と呼んだよ まわる まわる 地球儀に そびえ立つ銀行に宿るもの 橋が燃えているよ 燃えて焼け落ちるよ モルヒネの川のなか ぼくら夢をみてる 傘を忘れて踊ろう 降り注ぐ それは雨じゃなかったんだ 橋が燃えているよ 燃えて焼け落ちるよ あなたの絶望で空が晴れ渡るよ わたしの聖域にはいっておいで 土を踏みしめて なみだを垂らして 意味もなくきみが笑う (さよなら、物質) 意味もなくぼくも笑う (さよなら、物質) いくつも国を抜けて 列車は走る最中へ 深い深い中心へと 花と宇宙が散るなかを めざめだ わたしの聖域にはいっておいで 土を踏みしめて なみだを垂らして 意味もなくきみが笑う (さよなら、物質) 意味もなくぼくも笑う (さよなら、物質) 窓を開け放って 風を誘い込んだ 屋根を吹き飛ばして すべて撒き上がるよ 窓を開け放って 光 暴れだした まぶた開け放って その眼でなにもみるな ただいま、ひさしぶりだね 原風景 |
さまよう出口のない世界を 泳ぐ魚 ミッドナイト 川沿い染まった 星座と提灯 歩きなれた道路が 柔らかく牙を剥く いつだって同じさ 痛みさえどこかよそよそしい 少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ 外れない仮面を 素顔というなら コンクリート 雨粒の模様は 深夜の句読点 少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う きみにわからないはずはない 利用された誰かの孤独を 理由に惑わされていても 彼女を守るのはきみだけの使命 きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ 壊れた傘 投げだして 雨のなかひとが踊るよ 濡れて隠れた泣き顔も きみの知らない陸つづきの素顔 少女は理由もなく街をさまよう | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 出口のない世界を 泳ぐ魚 ミッドナイト 川沿い染まった 星座と提灯 歩きなれた道路が 柔らかく牙を剥く いつだって同じさ 痛みさえどこかよそよそしい 少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ 外れない仮面を 素顔というなら コンクリート 雨粒の模様は 深夜の句読点 少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う きみにわからないはずはない 利用された誰かの孤独を 理由に惑わされていても 彼女を守るのはきみだけの使命 きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ 壊れた傘 投げだして 雨のなかひとが踊るよ 濡れて隠れた泣き顔も きみの知らない陸つづきの素顔 少女は理由もなく街をさまよう |
砂漠砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる 砂時計が 木々を揺らせば 果物は種を宿して浮かぶ 結わえ 結わえ 電極を地表に それが真実だ 曲線 せまる波うちぎわ はりつめた糸 針の先 終わりは悲しい 誰も知れない 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる 人 消えた昼の都会で たちのぼる煙草の煙 結わえ 結わえ 電極を地表に それが真実だ 曲線 せまる波うちぎわ はりつめた糸 針の先 毒 孕んだ花が咲いたのさ 遥か古代のテレビドラマ 種子まとって 砂漠は拡がる 最後まで 終わりは悲しい 誰も知れない 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる 砂時計が 木々を揺らせば 果物は種を宿して浮かぶ 結わえ 結わえ 電極を地表に それが真実だ 曲線 せまる波うちぎわ はりつめた糸 針の先 終わりは悲しい 誰も知れない 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる 人 消えた昼の都会で たちのぼる煙草の煙 結わえ 結わえ 電極を地表に それが真実だ 曲線 せまる波うちぎわ はりつめた糸 針の先 毒 孕んだ花が咲いたのさ 遥か古代のテレビドラマ 種子まとって 砂漠は拡がる 最後まで 終わりは悲しい 誰も知れない 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる |
サイレンみんな生きるのが好き? 死んだことないから 彼女は3度目の手紙を書いた 花束に頭を突っ込んだまま 手をつないでどこへ行こうか 2つの眼差しは僕を越えて 週が変わり 頬で靴音が響く なりすましてるんだ みんな知ってるかな 知らないかな 知ってるかな 楽しみで震えてしまう 妄想にしたって僕は居ないな 街を通り抜けるこの体が 渋滞を掻き乱している (So So Cold Breeze) 踊ってみたいね サイレン鳴らして みんな振り向くかな 行き交う肩 誰も君に気付いていない 空は低く 街に吹き荒れる 腐敗の季節 君は君ではいられなくなる (So So Cold Breeze) 消防士 水の精霊に祈りを捧ぐ 公衆トイレの床は冷たい 氷のようだ 赤い炎が飛び火する | People In The Box | Hatano | People In The Box | | みんな生きるのが好き? 死んだことないから 彼女は3度目の手紙を書いた 花束に頭を突っ込んだまま 手をつないでどこへ行こうか 2つの眼差しは僕を越えて 週が変わり 頬で靴音が響く なりすましてるんだ みんな知ってるかな 知らないかな 知ってるかな 楽しみで震えてしまう 妄想にしたって僕は居ないな 街を通り抜けるこの体が 渋滞を掻き乱している (So So Cold Breeze) 踊ってみたいね サイレン鳴らして みんな振り向くかな 行き交う肩 誰も君に気付いていない 空は低く 街に吹き荒れる 腐敗の季節 君は君ではいられなくなる (So So Cold Breeze) 消防士 水の精霊に祈りを捧ぐ 公衆トイレの床は冷たい 氷のようだ 赤い炎が飛び火する |
昏睡クラブ誰かが同時に存在してるって エベレストは神の見張り台さ 窓からぶら下がった 跳ねるトゥシューズ バレリーナはいない あの衛星から星は逃げ惑った 三日月のような目をしたスパイさ 窓からぶら下がった 跳ねるトゥシューズ バレリーナはいない 各フロアの監視カメラが同時にとらえる 誰もが気付いてはいない 灯りが落ちる 100個の目覚まし時計 君は眠り続ける 僕はひとつひとつ アラームを解除していく 100個の目覚まし時計 君は眠り続ける マネキンのように 耳鳴りのなかで 鉛筆と消しゴムの追いかけっこ 欲望の樹は枯れることは無い 窓からぶら下がった 跳ねるトゥシューズ バレリーナはいない 100個の目覚まし時計 君は眠り続ける 僕はひとつひとつ アラームを解除していく 100個の目覚まし時計 君は眠り続ける マネキンのように 耳鳴りのなかで 僕はそれに触れる | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 誰かが同時に存在してるって エベレストは神の見張り台さ 窓からぶら下がった 跳ねるトゥシューズ バレリーナはいない あの衛星から星は逃げ惑った 三日月のような目をしたスパイさ 窓からぶら下がった 跳ねるトゥシューズ バレリーナはいない 各フロアの監視カメラが同時にとらえる 誰もが気付いてはいない 灯りが落ちる 100個の目覚まし時計 君は眠り続ける 僕はひとつひとつ アラームを解除していく 100個の目覚まし時計 君は眠り続ける マネキンのように 耳鳴りのなかで 鉛筆と消しゴムの追いかけっこ 欲望の樹は枯れることは無い 窓からぶら下がった 跳ねるトゥシューズ バレリーナはいない 100個の目覚まし時計 君は眠り続ける 僕はひとつひとつ アラームを解除していく 100個の目覚まし時計 君は眠り続ける マネキンのように 耳鳴りのなかで 僕はそれに触れる |
木洩れ陽、果物、機関車さあ行こうぜ ドアが開いたら 退屈にさらわれるまえに エレベーターは降り続けている 5min.25sec.かけてゆっくりと エレベーターは降り続けている 5min.25sec.の次にとびこむ景色は 木洩れ陽、果物、機関車 風に遊ぶ動物たち 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず エレベーターは降り続けている 5min.25sec.かけてゆっくりと エレベーターは降り続けている 5min.25sec.の次にとびこむ景色は 木洩れ陽、果物、機関車 風に遊ぶ動物たち 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず 紙幣が印刷される速度で 年老いていくしわしわの赤子へ 少年はいまエレベーターにいる 思い出は部屋に残していけ 好きなものだけで ハッピーバースデーから レストインピースまで 埋め尽くすだけ 木洩れ陽、果物、機関車 悲しいことはひとつもない 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず エレベーター開いたら さあ行こうぜ 花をまきちらして | People In The Box | 波多野裕文 | People In The Box | | さあ行こうぜ ドアが開いたら 退屈にさらわれるまえに エレベーターは降り続けている 5min.25sec.かけてゆっくりと エレベーターは降り続けている 5min.25sec.の次にとびこむ景色は 木洩れ陽、果物、機関車 風に遊ぶ動物たち 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず エレベーターは降り続けている 5min.25sec.かけてゆっくりと エレベーターは降り続けている 5min.25sec.の次にとびこむ景色は 木洩れ陽、果物、機関車 風に遊ぶ動物たち 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず 紙幣が印刷される速度で 年老いていくしわしわの赤子へ 少年はいまエレベーターにいる 思い出は部屋に残していけ 好きなものだけで ハッピーバースデーから レストインピースまで 埋め尽くすだけ 木洩れ陽、果物、機関車 悲しいことはひとつもない 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず エレベーター開いたら さあ行こうぜ 花をまきちらして |
鉱山聖なるビルのふもと 電磁波の降るなかを ぼくは歩いて帰ろう 見上げた空は虹色 螺旋の樹にのぼる 21人の子供 朝を隠して 夜を消す 山は静かにたゆたう 帰ろう 聖なるビルのふもと 電磁波の降るなかを ぼくは歩いて帰ろう 見上げた空は虹色 | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 聖なるビルのふもと 電磁波の降るなかを ぼくは歩いて帰ろう 見上げた空は虹色 螺旋の樹にのぼる 21人の子供 朝を隠して 夜を消す 山は静かにたゆたう 帰ろう 聖なるビルのふもと 電磁波の降るなかを ぼくは歩いて帰ろう 見上げた空は虹色 |
月曜日 / 無菌室太陽のなかで愛されたら 君はもう生きれないかもしれない 木漏れ日模様に脈打った身体 青ざめた朝の路地裏で ワインを1滴垂らして 腐った香りで 地球を浸す 指を重ねて 地図をなぞって 僕ら世界をゆすった 飛行機は落ちて いまいましい神様は逃げ出したよ 誰かが口を滑らせて 僕らをおとしめたかもしれない それがどうしたっていうんだ! ちぎれたボタン 指を重ねて 地図をなぞって 僕ら世界をゆすった 船は水を吸って 取り乱す乗客を吐き出したよ 太陽がのしかかる やわらかに 君は進んで受け入れたよ その眼は僕の背後を見てた ―――ようこそ ここは舞台で女優が消えた場面さ フィルムは回った 逆さに 指を重ねて 地図をなぞって だけどそこには何もなくて 僕も行きたいよ 僕も行きたいよ 次の世界へ そこへ 君の好きな唄をうたう 唄をうたっている ずぶずぶずぶ 蝕んで 蝕んでいく 君の好きな唄をうたう 唄をうたっている ずぶずぶずぶ 蝕んで 蝕んでいく | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 太陽のなかで愛されたら 君はもう生きれないかもしれない 木漏れ日模様に脈打った身体 青ざめた朝の路地裏で ワインを1滴垂らして 腐った香りで 地球を浸す 指を重ねて 地図をなぞって 僕ら世界をゆすった 飛行機は落ちて いまいましい神様は逃げ出したよ 誰かが口を滑らせて 僕らをおとしめたかもしれない それがどうしたっていうんだ! ちぎれたボタン 指を重ねて 地図をなぞって 僕ら世界をゆすった 船は水を吸って 取り乱す乗客を吐き出したよ 太陽がのしかかる やわらかに 君は進んで受け入れたよ その眼は僕の背後を見てた ―――ようこそ ここは舞台で女優が消えた場面さ フィルムは回った 逆さに 指を重ねて 地図をなぞって だけどそこには何もなくて 僕も行きたいよ 僕も行きたいよ 次の世界へ そこへ 君の好きな唄をうたう 唄をうたっている ずぶずぶずぶ 蝕んで 蝕んでいく 君の好きな唄をうたう 唄をうたっている ずぶずぶずぶ 蝕んで 蝕んでいく |
月曜日消失世界でいちばん静かなSOS 長距離電話 遠い街を震わせてる 国道は白い粉にまみれてる 君は今まで何度死んでは生き返ったの? 排水溝のなかラクダに乗って 絶望した君に会いに行こう 開きっぱなしだった君の眼 夜が更けたまま明けぬ日曜日 毛布のなか野蛮な声がしてる 緊急事態SOS 逮捕者がでたサーカスで 君はたった一夜にして 炎の上を歩いた 排水溝のなかラクダに乗って 絶望した君に会いに行こう 勉強しなさいってママが言った 深い場所までは声は届かない 君の合図でミュージックスタート 夜が牙を剥く それは巨大な椅子取りゲーム 君はたった一夜にして 別人になった | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 世界でいちばん静かなSOS 長距離電話 遠い街を震わせてる 国道は白い粉にまみれてる 君は今まで何度死んでは生き返ったの? 排水溝のなかラクダに乗って 絶望した君に会いに行こう 開きっぱなしだった君の眼 夜が更けたまま明けぬ日曜日 毛布のなか野蛮な声がしてる 緊急事態SOS 逮捕者がでたサーカスで 君はたった一夜にして 炎の上を歩いた 排水溝のなかラクダに乗って 絶望した君に会いに行こう 勉強しなさいってママが言った 深い場所までは声は届かない 君の合図でミュージックスタート 夜が牙を剥く それは巨大な椅子取りゲーム 君はたった一夜にして 別人になった |
夏至ぼくは静かにページめくった 黴の匂いにきみは目醒めた ああここはどこからも 遠ざけられた場所 海は風に凪ぐ 物いわぬ便箋のように 鳥は静かに翼たたんだ 夏がおわれば夏がはじまる 過ちをおかした 海辺の行列 途方に暮れ微睡む 罰を忘れられて 止まる世界でページめくった いまも目次に たどり着けない いまも目次に たどり着けない | People In The Box | Hatano | People In The Box | | ぼくは静かにページめくった 黴の匂いにきみは目醒めた ああここはどこからも 遠ざけられた場所 海は風に凪ぐ 物いわぬ便箋のように 鳥は静かに翼たたんだ 夏がおわれば夏がはじまる 過ちをおかした 海辺の行列 途方に暮れ微睡む 罰を忘れられて 止まる世界でページめくった いまも目次に たどり着けない いまも目次に たどり着けない |
鍵盤のない、風は頭上かすめ ゆらり 海藻の様な 子供の手をすり抜けて ガソリンスタンドなぎ倒し 君はウサギの仮面 鼻 ひくひく動かして どろり 緑の海の 淀んだ匂いを嗅いだ 空腹だ 林檎を齧ろう そして横たわり さあ眠れ 瞬きは通りを抜けて ラジオが流れていた 僕らは横たわった 子供の手は空に伸び 二度目の風を待つ 息苦しいね ここは 完璧なものだらけで レーゾンデトゥールとか言葉とか 急にわからなくなるね 不服だ 死を叫ぼう そして 栓を抜け さあ眠れ 瞬きは通りを抜けて 僕は 街のかかとに住んでいる いつも前触れもなく ゆっくりと倒れていく 切られた肉の匂い 崖を旋回する鳥 雲は絶えず姿を変える もう恐れなくていいよ 君には眠りが訪れる 夢は 見ない 君の心は鍵盤のようにバラバラになってしまったからね | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 風は頭上かすめ ゆらり 海藻の様な 子供の手をすり抜けて ガソリンスタンドなぎ倒し 君はウサギの仮面 鼻 ひくひく動かして どろり 緑の海の 淀んだ匂いを嗅いだ 空腹だ 林檎を齧ろう そして横たわり さあ眠れ 瞬きは通りを抜けて ラジオが流れていた 僕らは横たわった 子供の手は空に伸び 二度目の風を待つ 息苦しいね ここは 完璧なものだらけで レーゾンデトゥールとか言葉とか 急にわからなくなるね 不服だ 死を叫ぼう そして 栓を抜け さあ眠れ 瞬きは通りを抜けて 僕は 街のかかとに住んでいる いつも前触れもなく ゆっくりと倒れていく 切られた肉の匂い 崖を旋回する鳥 雲は絶えず姿を変える もう恐れなくていいよ 君には眠りが訪れる 夢は 見ない 君の心は鍵盤のようにバラバラになってしまったからね |
逆光馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 雲の柱の隙間 くぐり抜ける 細胞の速さで 獣の瞳で 照射せよ 20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない 馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 空白の万博へ 集結していくさ 腹は満たして 獣の瞳で 放射せよ 21st あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は誰も死なない きみは知らない 鈍感で神経質な 女王閣下に敬礼を あの日ニーチェは馬のそば 見開いた穴になにをみたのか 光の中になにがあるのか 20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は 眩しすぎて なにもみえない | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 雲の柱の隙間 くぐり抜ける 細胞の速さで 獣の瞳で 照射せよ 20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない 馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 空白の万博へ 集結していくさ 腹は満たして 獣の瞳で 放射せよ 21st あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は誰も死なない きみは知らない 鈍感で神経質な 女王閣下に敬礼を あの日ニーチェは馬のそば 見開いた穴になにをみたのか 光の中になにがあるのか 20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は 眩しすぎて なにもみえない |
金曜日 / 集中治療室さあさあ、集まれ 亡くしたもののぜんぶ ここへ 足のもつれた役者の為に 幕が上がる Aは花を散らして Bは踊る CとDはどうやって夢を見る? オピウム? 君が呟く 舞台の隅で 脚本にはないセリフ 『死にたくなってしまったら そっと告げていいよ 少しだけなら葬ってあげる』 Aが服を脱いだら Bは舌を噛む CとD 白衣着て 患者を待っている 運び込まれたモナリザはベッドで泡を吹いている Aは花を散らして Bは踊る CとDはどうやって夢を見る? オピウム? 前髪を絡めて 血を流す みんなまとめて包帯で ミイラにしてしまえ めちゃくちゃにして、やろうよ めちゃくちゃにして、やろうよ めちゃくちゃにして、あげるよ 翌朝 報いの雨に濡れて ダメになった絵のなかの国で 僕らの困ったように笑う姿は 溶けていったよ 消えていくよ | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | さあさあ、集まれ 亡くしたもののぜんぶ ここへ 足のもつれた役者の為に 幕が上がる Aは花を散らして Bは踊る CとDはどうやって夢を見る? オピウム? 君が呟く 舞台の隅で 脚本にはないセリフ 『死にたくなってしまったら そっと告げていいよ 少しだけなら葬ってあげる』 Aが服を脱いだら Bは舌を噛む CとD 白衣着て 患者を待っている 運び込まれたモナリザはベッドで泡を吹いている Aは花を散らして Bは踊る CとDはどうやって夢を見る? オピウム? 前髪を絡めて 血を流す みんなまとめて包帯で ミイラにしてしまえ めちゃくちゃにして、やろうよ めちゃくちゃにして、やろうよ めちゃくちゃにして、あげるよ 翌朝 報いの雨に濡れて ダメになった絵のなかの国で 僕らの困ったように笑う姿は 溶けていったよ 消えていくよ |
球体球体に守られて だれもが痣だらけ 球体に守られて だれもが痣だらけ 球体に守られて 今日も 昨日も 明日も 球体に守られて だれもが痣だらけ 誰も気付かない 声をかえせ 泥棒は笑っている 晴れた日 視界から消えたものは 密かに膨らんでいく 僕らはだれも殺せはしない 透明な膜のなか 青ざめた労働者 群れを成しさまよう 砂ぼこり 舞い上がり 顔はほとんど見えない 球体に守られて だれもが痣だらけ 球体に守られて だれもが痣だらけ 球体に守られて だれもが痣だらけ 誰も気付かない 声をかえせ 泥棒は笑っている 空がおちてきたところで 指くわえ みているだけさ 噂と架空の痛みさえ 城壁は越えない 声をかえせ 泥棒は笑っている 晴れた日 視界から消えたものは 密かに膨らんでいく 僕らはだれも殺せはしない 透明な膜のなか 空をかえせ 泥棒は笑っている | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 球体に守られて だれもが痣だらけ 球体に守られて だれもが痣だらけ 球体に守られて 今日も 昨日も 明日も 球体に守られて だれもが痣だらけ 誰も気付かない 声をかえせ 泥棒は笑っている 晴れた日 視界から消えたものは 密かに膨らんでいく 僕らはだれも殺せはしない 透明な膜のなか 青ざめた労働者 群れを成しさまよう 砂ぼこり 舞い上がり 顔はほとんど見えない 球体に守られて だれもが痣だらけ 球体に守られて だれもが痣だらけ 球体に守られて だれもが痣だらけ 誰も気付かない 声をかえせ 泥棒は笑っている 空がおちてきたところで 指くわえ みているだけさ 噂と架空の痛みさえ 城壁は越えない 声をかえせ 泥棒は笑っている 晴れた日 視界から消えたものは 密かに膨らんでいく 僕らはだれも殺せはしない 透明な膜のなか 空をかえせ 泥棒は笑っている |
旧市街朝食に毒を密かに盛れ ながい土曜日を終わらせる為に 軌道を外れた人工衛星の物憂い視線 緩んだ口元 塔の門をくぐってからどのくらいの時間が経っただろうか 1時間? 1日? 1年? 100年? この階段はあまりに長くて 昇りながら下っているような感覚に陥った 多分そのふたつに大きな違いはない ほとんどは忘れてしまった 雨に溶けていった どこかの大地の養分に僕の記憶はなる 誰かが今頃 遠くで雨季を待つ 雨季は遠い 突然階段は終わる 風が沈黙する 静寂が辺りを包む 時が満ちたようだ 最上階の扉 開け放ち 僕は言った 僕は言った 「時間だよ 僕から生まれた僕自身に告ぐ メメント モリ」 青空 少しだけおかしくなったよ 君の首に触れて引きずり込んだ かくして僕は塔に君臨した さあ角砂糖を献上せよ 遠い眼下をのぞき込んだ そこに元の君の姿はない 印刷機が作った未来の歴史 退屈な病に血清はない 革命に血は流されないからだ 生きながら死んでいるような感覚に陥った 多分そのふたつに大きな違いはない 足音が秒針のように近づいてくると 僕はそれを知っていたこと 思い出したのさ 足音止んで 開け放つ 君は言った 君は言った 「時間だよ 僕から生まれた僕自身に告ぐ メメント モリ」 青空 少しだけおかしくなったよ 僕の首に触れて引きずり込んだ 青空 少しだけおかしくなったよ 僕の首に触れて引きずり込んだ 青空 塔を抱いて眠りにつくのさ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 朝食に毒を密かに盛れ ながい土曜日を終わらせる為に 軌道を外れた人工衛星の物憂い視線 緩んだ口元 塔の門をくぐってからどのくらいの時間が経っただろうか 1時間? 1日? 1年? 100年? この階段はあまりに長くて 昇りながら下っているような感覚に陥った 多分そのふたつに大きな違いはない ほとんどは忘れてしまった 雨に溶けていった どこかの大地の養分に僕の記憶はなる 誰かが今頃 遠くで雨季を待つ 雨季は遠い 突然階段は終わる 風が沈黙する 静寂が辺りを包む 時が満ちたようだ 最上階の扉 開け放ち 僕は言った 僕は言った 「時間だよ 僕から生まれた僕自身に告ぐ メメント モリ」 青空 少しだけおかしくなったよ 君の首に触れて引きずり込んだ かくして僕は塔に君臨した さあ角砂糖を献上せよ 遠い眼下をのぞき込んだ そこに元の君の姿はない 印刷機が作った未来の歴史 退屈な病に血清はない 革命に血は流されないからだ 生きながら死んでいるような感覚に陥った 多分そのふたつに大きな違いはない 足音が秒針のように近づいてくると 僕はそれを知っていたこと 思い出したのさ 足音止んで 開け放つ 君は言った 君は言った 「時間だよ 僕から生まれた僕自身に告ぐ メメント モリ」 青空 少しだけおかしくなったよ 僕の首に触れて引きずり込んだ 青空 少しだけおかしくなったよ 僕の首に触れて引きずり込んだ 青空 塔を抱いて眠りにつくのさ |
起爆きみは戦争に興味がないしね 戦争はきみに興味がない しね | People In The Box | Hatano | People In The Box | | きみは戦争に興味がないしね 戦争はきみに興味がない しね |
季節の子供顔を上げて見渡せば 季節が変わる匂いがした 金色の塵が頬をかすめる 思い出すのはなに まんまるい目をした 跳ねる影ひとつ ふきのとう芽が出たのを見つけて 声を上げた あれからいくつの夢をなくした ここは安全だよ 帰っておいで ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供は溢れだした 冬を経た木々が空へ突き刺さっている 街中歩きまわれば誰かひとりにでもあえるかな もう悲鳴のような 遠くの大きな機械の音は聴こえない オレンジとレモンとリンゴの木 風が吹いてベルが鳴る 足を一斉に踏み鳴らす お祭りの日 ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供が溢れだして きみを笑う | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 顔を上げて見渡せば 季節が変わる匂いがした 金色の塵が頬をかすめる 思い出すのはなに まんまるい目をした 跳ねる影ひとつ ふきのとう芽が出たのを見つけて 声を上げた あれからいくつの夢をなくした ここは安全だよ 帰っておいで ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供は溢れだした 冬を経た木々が空へ突き刺さっている 街中歩きまわれば誰かひとりにでもあえるかな もう悲鳴のような 遠くの大きな機械の音は聴こえない オレンジとレモンとリンゴの木 風が吹いてベルが鳴る 足を一斉に踏み鳴らす お祭りの日 ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供が溢れだして きみを笑う |
机上の空軍砂と人の行く果ては 風に訊くしかない 1000年前の声を聴くが 話す言葉がわからない ほんとうのこと教えてと 口癖かのように 望むというのならここへ 入っておいで できるだけ密かにそして大胆に 例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー もめごとはテントの外で ジョークを履き違えて 街路が曲がっていく 笑いが止まらない 笑いが止まらない すでにほとんどは起こってしまったというので 例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー 机上の空軍あらわる サーカス団はじっと固まっている もめごとはテントの外で 砂と人の行く果ては あと10秒しかない | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 砂と人の行く果ては 風に訊くしかない 1000年前の声を聴くが 話す言葉がわからない ほんとうのこと教えてと 口癖かのように 望むというのならここへ 入っておいで できるだけ密かにそして大胆に 例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー もめごとはテントの外で ジョークを履き違えて 街路が曲がっていく 笑いが止まらない 笑いが止まらない すでにほとんどは起こってしまったというので 例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー 机上の空軍あらわる サーカス団はじっと固まっている もめごとはテントの外で 砂と人の行く果ては あと10秒しかない |
気球何千機もの気球が ゆっくりと地上を離れていく 虹色の荒野 年老いたぼくらがいた 植物も思い出も かたちをとどめないよ ここは最後の国 ぼくらは孤独なアインシュタイン 互いの声 耳も貸さず もうすぐおしまいだと 誰もが信じていたけど ここはおじいちゃんとおばあちゃんの国 それはただのながい幼年期みたい トンネル抜ければそこはまた大きなトンネルのなか いつから列はここでつっかえていたのか 眼を閉じ 耳を塞ぐ 誰かの温度も忘れた 迷走するボロい機械 それでも歯車は チクタク回転している 金属の粉振りまいて チクタク回転している 眼を閉じ 耳を塞ぐ ぼくらは孤独なアインシュタイン 震える夜の闇に これは、はじまりかも ただただ気配がしている とっくに無視はできないよ あなたは孤独なアインシュタイン 空想する春のマシン これははじまりだよ! ここは歴史のまんなかさ ここは歴史のまんなかさ チクタク回転している | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 何千機もの気球が ゆっくりと地上を離れていく 虹色の荒野 年老いたぼくらがいた 植物も思い出も かたちをとどめないよ ここは最後の国 ぼくらは孤独なアインシュタイン 互いの声 耳も貸さず もうすぐおしまいだと 誰もが信じていたけど ここはおじいちゃんとおばあちゃんの国 それはただのながい幼年期みたい トンネル抜ければそこはまた大きなトンネルのなか いつから列はここでつっかえていたのか 眼を閉じ 耳を塞ぐ 誰かの温度も忘れた 迷走するボロい機械 それでも歯車は チクタク回転している 金属の粉振りまいて チクタク回転している 眼を閉じ 耳を塞ぐ ぼくらは孤独なアインシュタイン 震える夜の闇に これは、はじまりかも ただただ気配がしている とっくに無視はできないよ あなたは孤独なアインシュタイン 空想する春のマシン これははじまりだよ! ここは歴史のまんなかさ ここは歴史のまんなかさ チクタク回転している |
眼球都市点/線/矩形/曲線 フェイズ/トレース/彩色/カレイドスコープ 巨大なステップ踊るコルトレーン 描くトライアングル 山手線 東京 乗るトレイン 円なぞれば 天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル ノイローゼ/治療/処方 オレンジ/空はシアニド 背骨は S字 とんがり帽子 目は逆さ十字 ねじの回転 そう、きみは異分子 ワッチングユー 電気と同じ気分で 調子の波はパラメトリカル 紀元は記号次第で テーブルマナーはシアトリカル 燃えるまぶたから垂らす万国旗 ひきずり出したら挨拶するのさ ヘイ、ベイブ ぼくのハートは幾何学模様 天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様 きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様 視力 1000.0 ワッチングユー/ワッチングミー | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 点/線/矩形/曲線 フェイズ/トレース/彩色/カレイドスコープ 巨大なステップ踊るコルトレーン 描くトライアングル 山手線 東京 乗るトレイン 円なぞれば 天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル ノイローゼ/治療/処方 オレンジ/空はシアニド 背骨は S字 とんがり帽子 目は逆さ十字 ねじの回転 そう、きみは異分子 ワッチングユー 電気と同じ気分で 調子の波はパラメトリカル 紀元は記号次第で テーブルマナーはシアトリカル 燃えるまぶたから垂らす万国旗 ひきずり出したら挨拶するのさ ヘイ、ベイブ ぼくのハートは幾何学模様 天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様 きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様 視力 1000.0 ワッチングユー/ワッチングミー |
完璧な庭軋む階段 振り返る 謎を君はすべて解いた ポテトの皮いっぱいのバケツ 欲望が顔をのぞかせてるけど 君の声はこの世界にない 子供らは森に消える 毎日、たった少し、ふたりは死んでいく 今日はもっと知りたいな 汚れた君のことを めざめ、眠りを繰り返すだけ そんなふたりの生態系 暇つぶしの公開処刑 水を打ったような静けさ ようこそ亡霊の紳士淑女たち 欲望が顔をのぞかせてるけど 朝の鳥は世の終わりに鳴く 毎日、たった少し、ふたりは死んでいく 今日はもっと知りたいな 汚れた君のことを めざめ、眠りを繰り返すだけ そんなふたりの生態系 ほどいた糸のかわりに紡がれる 長い内臓や言葉 呼吸もぜんぷ ほおらね 地球が震えて歌い出した 振るい落とされてしまいたいな 君の声はこの世界に 毎日、たった少し、ふたりは死んでいく 今日はもっと知りたいな 汚れた君のことを 毎日、たった少し、ふたりは死んでいく あの狂った夏休みの君は もう既に壁の向こうで 意思を固めた 僕はドアを叩いた | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 軋む階段 振り返る 謎を君はすべて解いた ポテトの皮いっぱいのバケツ 欲望が顔をのぞかせてるけど 君の声はこの世界にない 子供らは森に消える 毎日、たった少し、ふたりは死んでいく 今日はもっと知りたいな 汚れた君のことを めざめ、眠りを繰り返すだけ そんなふたりの生態系 暇つぶしの公開処刑 水を打ったような静けさ ようこそ亡霊の紳士淑女たち 欲望が顔をのぞかせてるけど 朝の鳥は世の終わりに鳴く 毎日、たった少し、ふたりは死んでいく 今日はもっと知りたいな 汚れた君のことを めざめ、眠りを繰り返すだけ そんなふたりの生態系 ほどいた糸のかわりに紡がれる 長い内臓や言葉 呼吸もぜんぷ ほおらね 地球が震えて歌い出した 振るい落とされてしまいたいな 君の声はこの世界に 毎日、たった少し、ふたりは死んでいく 今日はもっと知りたいな 汚れた君のことを 毎日、たった少し、ふたりは死んでいく あの狂った夏休みの君は もう既に壁の向こうで 意思を固めた 僕はドアを叩いた |
火曜日 / 空室はねかえるよ光 誰もいないキッチン 影を落とすクジラ テーブルの上に プロペラ 8月 食べかけのケーキ 乾いて割れたプール ある朝消えた 彼女は消えた 天気予報はずれ 記録を更新中 絶滅した記憶 反古されたアドバルーン 切りかけのカード 喪失のアート 121グラム ある朝消えた 彼女は消えた | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | はねかえるよ光 誰もいないキッチン 影を落とすクジラ テーブルの上に プロペラ 8月 食べかけのケーキ 乾いて割れたプール ある朝消えた 彼女は消えた 天気予報はずれ 記録を更新中 絶滅した記憶 反古されたアドバルーン 切りかけのカード 喪失のアート 121グラム ある朝消えた 彼女は消えた |
かみさまかみさまはいつだって優しい嘘をつく きみの顔を覚えているだとか きみは大丈夫だとか 困り顔で 予行演習を上から 眺めてるんだろうな おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみが隠れてやっていること お見通しだというのに 明日も平和で 笑えること この世界に誰が幕を引くというの? おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみは特に優れているとか きみは報われるだとか 手を伸ばしても空を切る 滑稽な鳥の墜落をみてた おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみの顔を覚えているだとか きみは大丈夫だとか 困り顔で 予行演習を上から 眺めてるんだろうな おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみが隠れてやっていること お見通しだというのに 明日も平和で 笑えること この世界に誰が幕を引くというの? おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみは特に優れているとか きみは報われるだとか 手を伸ばしても空を切る 滑稽な鳥の墜落をみてた おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい |
割礼きみはたとえば夜行列車で産みおとされた 赤ん坊 その寿命は北半球を行き来する 振り子 永久機関に焦がれた腕が 踊る たえず軋むレールに 拍子あわせ ほら 物質の洗礼さ 夜空 輝くコイン あの東京にも原始時代はあった ためらうにきび面の少年も 駆けだすそばかすだらけの少女も IDをカラーチャートに照らし合わせ 近似値で恐怖の汗を ぬぐい落とした ほら 物質の洗礼さ 夜空 輝くコイン あの東京にも原始時代はあった ほら 物質の洗礼さ 夜空 輝くコイン あの東京にも原始時代はあった | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | きみはたとえば夜行列車で産みおとされた 赤ん坊 その寿命は北半球を行き来する 振り子 永久機関に焦がれた腕が 踊る たえず軋むレールに 拍子あわせ ほら 物質の洗礼さ 夜空 輝くコイン あの東京にも原始時代はあった ためらうにきび面の少年も 駆けだすそばかすだらけの少女も IDをカラーチャートに照らし合わせ 近似値で恐怖の汗を ぬぐい落とした ほら 物質の洗礼さ 夜空 輝くコイン あの東京にも原始時代はあった ほら 物質の洗礼さ 夜空 輝くコイン あの東京にも原始時代はあった |
風が吹いたら風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで 決して嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな にぎやかな通りでも 人影はないさ 隠れた人々 合図ひとつで 溢れる顔 迎える声 風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで きみは嘘つきなんかじゃないよ みんな信じてくれるかな 灯り消してぼくを待つ この部屋を飾って 楽しい衣装でクラッカー構え そうこうしているうちに 10年たった 街はいたずらがとても好きだ 笑みをころして きみに居留守を決めこんでいる ずっと前から 風が吹いたらぼくは行くよ きみを迎えに 誰も嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな みんなここへおいで すべておいておいで みんなここへおいで すべておいておいで | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで 決して嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな にぎやかな通りでも 人影はないさ 隠れた人々 合図ひとつで 溢れる顔 迎える声 風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで きみは嘘つきなんかじゃないよ みんな信じてくれるかな 灯り消してぼくを待つ この部屋を飾って 楽しい衣装でクラッカー構え そうこうしているうちに 10年たった 街はいたずらがとても好きだ 笑みをころして きみに居留守を決めこんでいる ずっと前から 風が吹いたらぼくは行くよ きみを迎えに 誰も嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな みんなここへおいで すべておいておいで みんなここへおいで すべておいておいで |
影ピエロが千人 七色 とび散る影 挨拶を交わしてあたりを見渡せば ひと足遅かった すでに誰もが別人 ピエロが千人 七色 とび散る影 タイガの果てまで 冷たい青の向こうへ 朝と夜の境を汗で溶かしていけ 春が夏を捜している 乗り物を乗り継ぎ続け ピエロが千人 七色 とび散る影 七色に 影もかたちもちぎれそうだよ 爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ 鶯も百舌も雲雀も くちばしを広げた ピアノ線に挟まれ 餌付けを待っている 味わいたいものを味わうがいいよ ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ 爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ ピエロが千人 七色 とび散る影 | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ピエロが千人 七色 とび散る影 挨拶を交わしてあたりを見渡せば ひと足遅かった すでに誰もが別人 ピエロが千人 七色 とび散る影 タイガの果てまで 冷たい青の向こうへ 朝と夜の境を汗で溶かしていけ 春が夏を捜している 乗り物を乗り継ぎ続け ピエロが千人 七色 とび散る影 七色に 影もかたちもちぎれそうだよ 爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ 鶯も百舌も雲雀も くちばしを広げた ピアノ線に挟まれ 餌付けを待っている 味わいたいものを味わうがいいよ ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ 爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ ピエロが千人 七色 とび散る影 |
海抜0m誰だっけ 水のなか静かに笑っているのは 忘れていくこと 息を繋いで 痛みの無い世界に僕は住んでいたんだ 流れる血液は下水道へ 溢れる水槽を眺めていたんだじっと 沈んだ影ひとつ泡をはいた 存在はスプーンの上 スープのなかで笑った 全部は食べきれないかも もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい 居させて君の街に 君が片足で渡る大きな橋 僕は背中を曲げて見上げた 支えきれないし 降り止まない 肉眼で見えない美 今度は許されないのかな もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい 居させて君の街に 流れる僕ら 地形に沿って 次は南半球でおちあおう 今度は許されないから もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい 居させて君の街に | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 誰だっけ 水のなか静かに笑っているのは 忘れていくこと 息を繋いで 痛みの無い世界に僕は住んでいたんだ 流れる血液は下水道へ 溢れる水槽を眺めていたんだじっと 沈んだ影ひとつ泡をはいた 存在はスプーンの上 スープのなかで笑った 全部は食べきれないかも もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい 居させて君の街に 君が片足で渡る大きな橋 僕は背中を曲げて見上げた 支えきれないし 降り止まない 肉眼で見えない美 今度は許されないのかな もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい 居させて君の街に 流れる僕ら 地形に沿って 次は南半球でおちあおう 今度は許されないから もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい、だけ もう一度そこに行きたい 居させて君の街に |
開拓地月を漂白してみることはできても ふれることはできない いつも手ざわりはこの手のなかあるけど 冷たく圧し黙ったまま 向かい風のなか目を凝らしてみれば 空っぽの小屋が佇んでいる その歪なかたちした楽器の 名前を誰も知らない 歌をおぼえたての外国語で歌う 帽子深く隠れて 向かい風のなか目を凝らしてみれば 空っぽの小屋が佇んでいる 強い強い風が 強い風が 強い強い 強い風が吹いた 向かう場所はいつでも荒れ地だった 虫たちは土に凍る 遮るものもなく 隔てられもしないけど それは迷路だった 途方にくれた ようこそ ごきげんいかが 孤独な旅人 おなかが空いたら 食事にしようよ ようこそ ごきげんいかが 祈りが終わったら 食事にしようよ おなかが空いたら 食事にしようよ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 月を漂白してみることはできても ふれることはできない いつも手ざわりはこの手のなかあるけど 冷たく圧し黙ったまま 向かい風のなか目を凝らしてみれば 空っぽの小屋が佇んでいる その歪なかたちした楽器の 名前を誰も知らない 歌をおぼえたての外国語で歌う 帽子深く隠れて 向かい風のなか目を凝らしてみれば 空っぽの小屋が佇んでいる 強い強い風が 強い風が 強い強い 強い風が吹いた 向かう場所はいつでも荒れ地だった 虫たちは土に凍る 遮るものもなく 隔てられもしないけど それは迷路だった 途方にくれた ようこそ ごきげんいかが 孤独な旅人 おなかが空いたら 食事にしようよ ようこそ ごきげんいかが 祈りが終わったら 食事にしようよ おなかが空いたら 食事にしようよ |
懐胎した犬のブルース忘れてしまうだろうね さっきまで熱っぽく話していたことさえ 日課のコーヒーひとつ、いれることもやめてしまった 冷めきって 固まったシチューのポット ねえ ボーイスカウト すぐに火を起こして 海をあたためて 懐胎した犬のブルースが聴こえる ウォウ、ウォウ、ウォウ 楽しみ尽くしたら さよなら友達よ ぼくを救えないひと 忘れてしまうだろうね 催涙スプレーの昼も ヒトビトがどんな遠くからやって来たかも ねえ ボーイスカウト かたく紐を結んで 暴れて 怪我せぬように 明日生まれ変わるから 記憶はいらない バイバイ ねえ ボーイスカウト かたく紐を結んで 暴れて 怪我せぬように 明日生まれ変わるから 記憶はいらない バイバイ ねえ ボーイスカウト すぐに火を起こして 海をあたためて 懐胎した犬のブルースが聴こえる ウォウ、ウォウ、ウォウ | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 忘れてしまうだろうね さっきまで熱っぽく話していたことさえ 日課のコーヒーひとつ、いれることもやめてしまった 冷めきって 固まったシチューのポット ねえ ボーイスカウト すぐに火を起こして 海をあたためて 懐胎した犬のブルースが聴こえる ウォウ、ウォウ、ウォウ 楽しみ尽くしたら さよなら友達よ ぼくを救えないひと 忘れてしまうだろうね 催涙スプレーの昼も ヒトビトがどんな遠くからやって来たかも ねえ ボーイスカウト かたく紐を結んで 暴れて 怪我せぬように 明日生まれ変わるから 記憶はいらない バイバイ ねえ ボーイスカウト かたく紐を結んで 暴れて 怪我せぬように 明日生まれ変わるから 記憶はいらない バイバイ ねえ ボーイスカウト すぐに火を起こして 海をあたためて 懐胎した犬のブルースが聴こえる ウォウ、ウォウ、ウォウ |
おいでよ重い荷物かかえて帰る ぼくはゆうれい そばにいたいよ ぼくのゆうれい そばにおいでよ 青い窓に白い空 ぼくはゆうれい そばにいたいよ ぼくのゆうれい そばにおいでよ | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 重い荷物かかえて帰る ぼくはゆうれい そばにいたいよ ぼくのゆうれい そばにおいでよ 青い窓に白い空 ぼくはゆうれい そばにいたいよ ぼくのゆうれい そばにおいでよ |
エンジェルダストそして広場には 独り 僕が居て ブリキで出来た固い馬車に 乗り遅れたら 風はいつもより 気持ちよく刺さり 痛みは僕の骨に 冷たさを残しては 消える 植え付けた種は いつか芽を出して 指の痙攣は それまでは止まらない みんなが嫌う 僕の最低な顔で 素敵な昼下がり 白黒の中 歩こう いつまでも淡い闇に手をのばす 少し冷たい 光の粒で無邪気になる子供達は 僕を笑う 消毒された醜い僕を地下室まで 連れてゆくよ 連れてゆくよ 音もなく | People In The Box | 有村竜太朗 | 長谷川正 | People In The Box | そして広場には 独り 僕が居て ブリキで出来た固い馬車に 乗り遅れたら 風はいつもより 気持ちよく刺さり 痛みは僕の骨に 冷たさを残しては 消える 植え付けた種は いつか芽を出して 指の痙攣は それまでは止まらない みんなが嫌う 僕の最低な顔で 素敵な昼下がり 白黒の中 歩こう いつまでも淡い闇に手をのばす 少し冷たい 光の粒で無邪気になる子供達は 僕を笑う 消毒された醜い僕を地下室まで 連れてゆくよ 連れてゆくよ 音もなく |
映画綺譚ホテルのロビーで瞬くシャンデリア 鍵を受けとって 屋上にドアを放つ 1000機のカメラが浮かび ぼくらを視ている 赤い目の御加護が 今夜 ありますように 映画を撮るのさ 美しく燃える町の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが 夜を見晴らせ レンズをのぞいて 近くのトラジディも離れればコメディー 導かれたぼくら合図を待っている 至高の芸術 プロペラの風が吹く 映画を撮るのさ 美しく燃える街の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが 決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR 監督は誰だ 現場には姿は見あたらない 賛美歌のような眼差しを 背中に浴びながら 決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | ホテルのロビーで瞬くシャンデリア 鍵を受けとって 屋上にドアを放つ 1000機のカメラが浮かび ぼくらを視ている 赤い目の御加護が 今夜 ありますように 映画を撮るのさ 美しく燃える町の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが 夜を見晴らせ レンズをのぞいて 近くのトラジディも離れればコメディー 導かれたぼくら合図を待っている 至高の芸術 プロペラの風が吹く 映画を撮るのさ 美しく燃える街の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが 決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR 監督は誰だ 現場には姿は見あたらない 賛美歌のような眼差しを 背中に浴びながら 決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR |
海はセメントもうわずかだ 与えられた残り時間は いつもより 殊更にいつもどおりでいるのさ 森のようで 都市のようで それは滲んだ広告 靄を見下ろして 口を潤して 興奮が沈まるまで さよなら 水に浮かべたトルソ 平気でいよう カーテンの向こう 青く瞬く新宿 さよなら 水を憂かべたトルソ 平気でいよう 無闇やたらとあいさずにいてね この不確かさを 石油ストーブの懐かしい匂いがしている 災いがなんとなくやって来て去るのを 翼ふるわせクククと笑うサモトラケのニケ そこに座って霞の先へ弓を引いたまま やれやれ さよなら 水に浮かべたトルソ 平気でいよう カーテンの向こう 青く瞬く新宿 さよなら 水を憂かべたトルソ 平気でいよう 無闇やたらとあいさずにいてね 今という時間を 醒めてはじめてそれがまぼろしと知るのさ ああこれが去年ならもうとっくに取り乱してた さよなら 水に浮かべたトルソ 海は今日も明日もセメントの色 耳に手をあてて 雨を澄ませ 静けさに満ちた この世界で 耳に手をあてて 雨を澄ませ 静けさに満ちたこの世界で | People In The Box | 波多野裕文 | People In The Box | | もうわずかだ 与えられた残り時間は いつもより 殊更にいつもどおりでいるのさ 森のようで 都市のようで それは滲んだ広告 靄を見下ろして 口を潤して 興奮が沈まるまで さよなら 水に浮かべたトルソ 平気でいよう カーテンの向こう 青く瞬く新宿 さよなら 水を憂かべたトルソ 平気でいよう 無闇やたらとあいさずにいてね この不確かさを 石油ストーブの懐かしい匂いがしている 災いがなんとなくやって来て去るのを 翼ふるわせクククと笑うサモトラケのニケ そこに座って霞の先へ弓を引いたまま やれやれ さよなら 水に浮かべたトルソ 平気でいよう カーテンの向こう 青く瞬く新宿 さよなら 水を憂かべたトルソ 平気でいよう 無闇やたらとあいさずにいてね 今という時間を 醒めてはじめてそれがまぼろしと知るのさ ああこれが去年ならもうとっくに取り乱してた さよなら 水に浮かべたトルソ 海は今日も明日もセメントの色 耳に手をあてて 雨を澄ませ 静けさに満ちた この世界で 耳に手をあてて 雨を澄ませ 静けさに満ちたこの世界で |
馬蒸気のなかから もてあましている指をのばして 星座をほどけ 食卓ぜんぶ 星で汚せ 馬を駆る夢をみた 砂漠を散らせ 食卓ぜんぶ 砂で汚せ 馬を駆る夢をみた 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ 蒸気のなかから もてあましている指をのばして 言葉をほどけ 食卓ぜんぶ 声で汚せ 馬を駆る夢をみた 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ 勇敢な馬よ 芯へと走れ 筒を抜けて 核へと走れ 管を抜け | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 蒸気のなかから もてあましている指をのばして 星座をほどけ 食卓ぜんぶ 星で汚せ 馬を駆る夢をみた 砂漠を散らせ 食卓ぜんぶ 砂で汚せ 馬を駆る夢をみた 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ 蒸気のなかから もてあましている指をのばして 言葉をほどけ 食卓ぜんぶ 声で汚せ 馬を駆る夢をみた 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ 勇敢な馬よ 芯へと走れ 筒を抜けて 核へと走れ 管を抜け |
犬猫芝居君は証言台に立つ すれ違う瞬間、目があった 世界が始まってから 幾つ目かの革命の昼 地球に煙草を押しつけて 光にまみれて言った 「もっと手を汚して、もっと!」 そうさ、僕ら共犯者さ 君は痛いのが好き? 僕は汚すのが好き 生きたまま死んだふたりに 僕はなってみたい 頭のなか揺らめく星また消えそうだ 僕は孤独な国の孤独な街の預言者だった 誰も聞こうとはしない 沈黙の壁を固めてる 君は痛いのが好き? 僕は汚すのが好き 生きたまま死んだふたりに 僕はなってみたい 舞台の上ふたつに分れてまた演じてみたい また演じてみたい ほんの数秒でみるみる弱って 虫の息になることもある でもそれも今夜までさ てもそれも今夜までさ 君は痛いのが好き? 僕は汚すのが好き 生きたまま死んだふたりに 僕はなってみたい 舞台の上ふたつに分れてまた演じてみたい 君は笑うのが好き 口を塞がれた ああ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 君は証言台に立つ すれ違う瞬間、目があった 世界が始まってから 幾つ目かの革命の昼 地球に煙草を押しつけて 光にまみれて言った 「もっと手を汚して、もっと!」 そうさ、僕ら共犯者さ 君は痛いのが好き? 僕は汚すのが好き 生きたまま死んだふたりに 僕はなってみたい 頭のなか揺らめく星また消えそうだ 僕は孤独な国の孤独な街の預言者だった 誰も聞こうとはしない 沈黙の壁を固めてる 君は痛いのが好き? 僕は汚すのが好き 生きたまま死んだふたりに 僕はなってみたい 舞台の上ふたつに分れてまた演じてみたい また演じてみたい ほんの数秒でみるみる弱って 虫の息になることもある でもそれも今夜までさ てもそれも今夜までさ 君は痛いのが好き? 僕は汚すのが好き 生きたまま死んだふたりに 僕はなってみたい 舞台の上ふたつに分れてまた演じてみたい 君は笑うのが好き 口を塞がれた ああ |
市場物語が続いていくって 感動的にみんな信じている もうすでに一部の人たち 笑いの発作止められないよ ラリって またブットんで 痛みを忘れた ぼくのことだ 七色の雨が降っている 塩の街 浮かれ騒ぐのさ 一斉に誤作動おこした火災報知器 スペクタクル 貪婪で やわらかい爆撃を背にし 扉をおりていけ 地下深くへ すすめ 純粋無垢な憎悪のかたまり 武装解除して押し黙ったきみは危ない 暗闇は見えるよりはるかに広大なスペース 沸き立つ欲望も言葉も押し殺していけ 物語が続いていくって 黒幕の契約の上で 七色の雨が降っている 塩の街溶けはじめるのさ 扉降りていけ 地下深くへ すすめ 純粋無垢な憎悪のかたまり 武装解除して押し黙ったきみは危ない 暗闇は見えるよりはるかに広大なスペース 物体にまつわる情報量を越えていく 光はきみの想像に制限をかける 沸き立つ欲望も言葉も押し殺して 暗闇は世界よりはるかに広大なスペクタクル むせかえるほど濃密な空気があるよ 遠くで水の音がしている 耳をすませ 耳をすませ 清潔な流し台を血液が走る | People In The Box | Hatano | People In The Box | People In The Box | 物語が続いていくって 感動的にみんな信じている もうすでに一部の人たち 笑いの発作止められないよ ラリって またブットんで 痛みを忘れた ぼくのことだ 七色の雨が降っている 塩の街 浮かれ騒ぐのさ 一斉に誤作動おこした火災報知器 スペクタクル 貪婪で やわらかい爆撃を背にし 扉をおりていけ 地下深くへ すすめ 純粋無垢な憎悪のかたまり 武装解除して押し黙ったきみは危ない 暗闇は見えるよりはるかに広大なスペース 沸き立つ欲望も言葉も押し殺していけ 物語が続いていくって 黒幕の契約の上で 七色の雨が降っている 塩の街溶けはじめるのさ 扉降りていけ 地下深くへ すすめ 純粋無垢な憎悪のかたまり 武装解除して押し黙ったきみは危ない 暗闇は見えるよりはるかに広大なスペース 物体にまつわる情報量を越えていく 光はきみの想像に制限をかける 沸き立つ欲望も言葉も押し殺して 暗闇は世界よりはるかに広大なスペクタクル むせかえるほど濃密な空気があるよ 遠くで水の音がしている 耳をすませ 耳をすませ 清潔な流し台を血液が走る |
一度だけ少女は何も失わないさ 雲の上ステップ踏んで 296号線はいつも渋滞 空に交わるアーチを描いた 誰かの笑い声が 滑り出して伝染病そんな夢を見てた 「なんてことしたんだ君は」 冷蔵庫が呟いた 僕らは一度だけ ハレルヤ、ハレルヤ たった一度だけ 僕は戦争の本を読んだ 取り憑かれてしまった 残酷な 残虐な部屋に立って このクリーム色の壁紙にはどれだけの言葉が 染み込んでいるんだろう 「なんてことしたんだ君は」 洗濯機が呟いた 僕らは一度だけ ハレルヤ、ハレルヤ たった一度だけ 「なんてことしたんだ君は」 ガスコンロが呟いた 誕生日おめでとう ハレルヤ、ハレルヤ たった一度だけ ハレルヤ、ハレルヤ たった一度だけ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 少女は何も失わないさ 雲の上ステップ踏んで 296号線はいつも渋滞 空に交わるアーチを描いた 誰かの笑い声が 滑り出して伝染病そんな夢を見てた 「なんてことしたんだ君は」 冷蔵庫が呟いた 僕らは一度だけ ハレルヤ、ハレルヤ たった一度だけ 僕は戦争の本を読んだ 取り憑かれてしまった 残酷な 残虐な部屋に立って このクリーム色の壁紙にはどれだけの言葉が 染み込んでいるんだろう 「なんてことしたんだ君は」 洗濯機が呟いた 僕らは一度だけ ハレルヤ、ハレルヤ たった一度だけ 「なんてことしたんだ君は」 ガスコンロが呟いた 誕生日おめでとう ハレルヤ、ハレルヤ たった一度だけ ハレルヤ、ハレルヤ たった一度だけ |
いきている憶えている うまれたとき 耳が痛かった 世界がうるさくて きみが生きている どうしてただそれだけで まぶしいんだろう スタンバイオーケー 荷物をまとめて 降りていく玄関ホール いってくるよ 乗るはずだった列車はすでに満席で 行き先を変えることに決めた 足元を走るシマウマ模様の影 夜の風ごうごう 耳が痛かった きみは知っている どうにもならなかったこと きみは生きている どうしてただそれだけで かなしいんだろう 神と獣に挟まれて 居心地悪いよ ヒトは いったりきたりして かわす緊急車両 踊る赤信号 交差点の真ん中でとりみだしたって オーケー | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 憶えている うまれたとき 耳が痛かった 世界がうるさくて きみが生きている どうしてただそれだけで まぶしいんだろう スタンバイオーケー 荷物をまとめて 降りていく玄関ホール いってくるよ 乗るはずだった列車はすでに満席で 行き先を変えることに決めた 足元を走るシマウマ模様の影 夜の風ごうごう 耳が痛かった きみは知っている どうにもならなかったこと きみは生きている どうしてただそれだけで かなしいんだろう 神と獣に挟まれて 居心地悪いよ ヒトは いったりきたりして かわす緊急車両 踊る赤信号 交差点の真ん中でとりみだしたって オーケー |
Alice揺れる日傘泥だらけのひざ まぶたを伏せて闇へ降り行く この坂道を世界は転がる Whole Low is Hollow 野蛮な声に君は微笑んだ コントロールを失った 暗闇のなか体は傾いて まっさかさまさ まっさかさまさ カメラは回る食事のあいまに 時間は溶けて君はあおむけに 湿ったベッド虚ろな眼差しで まどろんでいた まっさかさまさ まっさかさまさ 君のこころは楽団のそばに 砂ぼこりたてて行進している 「君は誰の子だい?」 誰かが耳打ちした まっさかさまさ | People In The Box | 波多野裕文 | People In The Box | | 揺れる日傘泥だらけのひざ まぶたを伏せて闇へ降り行く この坂道を世界は転がる Whole Low is Hollow 野蛮な声に君は微笑んだ コントロールを失った 暗闇のなか体は傾いて まっさかさまさ まっさかさまさ カメラは回る食事のあいまに 時間は溶けて君はあおむけに 湿ったベッド虚ろな眼差しで まどろんでいた まっさかさまさ まっさかさまさ 君のこころは楽団のそばに 砂ぼこりたてて行進している 「君は誰の子だい?」 誰かが耳打ちした まっさかさまさ |
アメリカ神様 僕は愛しているよ 愚かで淫らなこの世界を おはよう もうひとりの僕 もう目を開けて眠らないで 朝の志願兵 まだ眠る街を背に 歌う 血とか汗とか精液を 新しいシーツに隠して ピアニスト泣き出した 君だけなのさ 僕の呼吸をデザインできるのは 強くなることは とても恥ずかしい 本当はね 皆の衆、射撃用意だ 撃ち放せ! パパとママ席を立つ 後ろめたさで 怒りで 屈辱で 車はスピード上げて炎に包まれる 哲学は銃殺刑だ もう ちゃちなメタファー捏ち上げるな 奪い合うひとつのボール 気をつけろ それは すり替えられた時限爆弾 勝ち続けろって声に耳を貸すな 紙幣の積み木 批評家たち 僕らが抜けたトンネルはいつだって ただの銃口だから 強くなることは とても恥ずかしい 本当はね 皆の衆、射撃用意だ 撃ち放せ! 神様 僕は恨んでいるよ 本当はね 不思議なこの機械を 誰の子でも いられない いられない | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 神様 僕は愛しているよ 愚かで淫らなこの世界を おはよう もうひとりの僕 もう目を開けて眠らないで 朝の志願兵 まだ眠る街を背に 歌う 血とか汗とか精液を 新しいシーツに隠して ピアニスト泣き出した 君だけなのさ 僕の呼吸をデザインできるのは 強くなることは とても恥ずかしい 本当はね 皆の衆、射撃用意だ 撃ち放せ! パパとママ席を立つ 後ろめたさで 怒りで 屈辱で 車はスピード上げて炎に包まれる 哲学は銃殺刑だ もう ちゃちなメタファー捏ち上げるな 奪い合うひとつのボール 気をつけろ それは すり替えられた時限爆弾 勝ち続けろって声に耳を貸すな 紙幣の積み木 批評家たち 僕らが抜けたトンネルはいつだって ただの銃口だから 強くなることは とても恥ずかしい 本当はね 皆の衆、射撃用意だ 撃ち放せ! 神様 僕は恨んでいるよ 本当はね 不思議なこの機械を 誰の子でも いられない いられない |
あのひとのいうことにはいかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえすの この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと 嵐の過ぎ去った荒野では いたんだ記憶がさまよっている 傷つくことに夢中だった でもどういうわけか今日も 生きてる この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと 鏡のなかのわたしは あの頃と変わらない姿 いかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえす 容赦はできないのさ それしかみえない もう期待さえしなくていい これから起こることぜんぶ 息が止まるくらい美しい ひとはそれを 狂気というけど ねぇ、きみはほんとうに知ってた? ねぇ、きみはほんとうに知ってた? この完璧ではない世界で 人生って一度しかないこと | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | いかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえすの この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと 嵐の過ぎ去った荒野では いたんだ記憶がさまよっている 傷つくことに夢中だった でもどういうわけか今日も 生きてる この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと 鏡のなかのわたしは あの頃と変わらない姿 いかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえす 容赦はできないのさ それしかみえない もう期待さえしなくていい これから起こることぜんぶ 息が止まるくらい美しい ひとはそれを 狂気というけど ねぇ、きみはほんとうに知ってた? ねぇ、きみはほんとうに知ってた? この完璧ではない世界で 人生って一度しかないこと |
あの頃子供は風の子 永遠の休日を 空想より遠い あの海へ あの夏へ 帰るよ 誰もがまともなふりをしている 太陽がうたうから 笑うから 大人は神の子 海にペンを走らせる 息を吹きかけて 揺らせよ 漂うヨット みて 誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから 日々が消えるのは こわいから 誰もがまともなふりをしている 誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 子供は風の子 永遠の休日を 空想より遠い あの海へ あの夏へ 帰るよ 誰もがまともなふりをしている 太陽がうたうから 笑うから 大人は神の子 海にペンを走らせる 息を吹きかけて 揺らせよ 漂うヨット みて 誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから 日々が消えるのは こわいから 誰もがまともなふりをしている 誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから |
あなたのなかの忘れた海海へいこうよ 今夜 電球の柔らかく照らす 明日じゃもう手後れになる あなたはもう手後れになるから 海へいこうよ 今夜 壁のすぐ向こうさ 温かい毛布もとっくに あなたを温めてはくれない いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを すべてはつくりものさ、 それでなにがいけないのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ 風が荒れ狂っている 心臓は鳴るよ 轟々と 胸の痛みは古い友達 これからもどうぞよろしくね いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを すべてはつくりものさ、 それでもいきていくのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ ほんとうのきもちなんて だれも知らないはずさ すべてはつくりものさ なにがいけないのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 海へいこうよ 今夜 電球の柔らかく照らす 明日じゃもう手後れになる あなたはもう手後れになるから 海へいこうよ 今夜 壁のすぐ向こうさ 温かい毛布もとっくに あなたを温めてはくれない いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを すべてはつくりものさ、 それでなにがいけないのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ 風が荒れ狂っている 心臓は鳴るよ 轟々と 胸の痛みは古い友達 これからもどうぞよろしくね いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを すべてはつくりものさ、 それでもいきていくのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ ほんとうのきもちなんて だれも知らないはずさ すべてはつくりものさ なにがいけないのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ |
穴誰ひとりいれるな その穴のなかには 年齢 性別問わず 年収 国籍問わず 誰ひとりいれるな そのようにきいております 誰ひとりいれるな その穴の内部を のぞいた男がいた 砂丘から望遠鏡で 翌日 風邪ひいた そのようにきいております | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 誰ひとりいれるな その穴のなかには 年齢 性別問わず 年収 国籍問わず 誰ひとりいれるな そのようにきいております 誰ひとりいれるな その穴の内部を のぞいた男がいた 砂丘から望遠鏡で 翌日 風邪ひいた そのようにきいております |
空き地(New Recording)空き地のまんなかに立つ 空き地のまんなかに立つ 少し前は駐車場だった その前はなんだったけ こはもうすぐ洒落た家が建つらしい もぐらは引越しの支度で忙しい 空き地のまんなかに立っている 空き地のまんなかに立っている ここはもうすぐ高い家が建つらしい 東京も冷え込んできた 人気物件ありますか? おでんを家で作ろう 翌日が美味しいよね | People In The Box | 波多野裕文 | People In The Box | | 空き地のまんなかに立つ 空き地のまんなかに立つ 少し前は駐車場だった その前はなんだったけ こはもうすぐ洒落た家が建つらしい もぐらは引越しの支度で忙しい 空き地のまんなかに立っている 空き地のまんなかに立っている ここはもうすぐ高い家が建つらしい 東京も冷え込んできた 人気物件ありますか? おでんを家で作ろう 翌日が美味しいよね |
空地門を出てどこかへと行くよ 肥えた土地には貧しい果てがあると 知っていても 高く伸びるビルにだって限りはあるし 無視をするや否や 雷 落ちるよ おもいの丈を叩きつけろ ある男はいうけど 良くいえばオールドファッション ただの時代遅れ きみの声は聞こえたけど 言葉は届かない そうさ 水彩画に描いた曇り空を ベランダのホースでもって 洗い落としてみれば そこにはなにがある? ただのぬれた紙がある | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 門を出てどこかへと行くよ 肥えた土地には貧しい果てがあると 知っていても 高く伸びるビルにだって限りはあるし 無視をするや否や 雷 落ちるよ おもいの丈を叩きつけろ ある男はいうけど 良くいえばオールドファッション ただの時代遅れ きみの声は聞こえたけど 言葉は届かない そうさ 水彩画に描いた曇り空を ベランダのホースでもって 洗い落としてみれば そこにはなにがある? ただのぬれた紙がある |