若葉LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | せめて今だけ 泣かないでよ もう離さないから 淡い緑が 輝いたら それは始まりの季節 「苺のジャムの瓶が 空っぽになってしまう頃 ちょうど合わせるように この時間も 消えてしまいそう」って せめて今だけ 泣かないでよ もう離さないから 甘くて苦い 夢みたいな 今を歩いて行こう 「どこかの校舎の部屋で 合唱が舞い上がる頃 ちょうど合わせるように この時間を 思い出すのかな」 君の行く 遥か未来が どのくらい 幸せかなんて 考えないで まるで最後の 恋みたいに もう永遠のように 秒針の上 走り抜ける 「今」を追いかけている いつか終わる そこに向かう 分かっているから せめて今だけ 泣かないでよ もう離さないから 秒針の上 走り抜ける 今を追いかけて だからお願い 泣かないでよ もう離さないから 淡い緑が 輝いたら それは始まりの季節 |
蜜柑LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | ばらばらに砕け散り 置いて来た夢の骨 からからに乾く皮 縮んでく心臓の方へ 白黒模様の雨が 降り注いだトーンは0 「絶望」の少し手前 「充実」は彼方の向こう 「死にたい」と言える余裕 画面の中まるで女優 菖蒲色の胸の裏で 化粧をして 3、2、1 アクション 鮮やかに飛び散った 未来の粒は何処へやら 追いかけて追いかけて それでも分かんねえや 華やかでどす黒く 被さってくる「明日」とやらよ どうせなら無限地獄 鬼でも連れてこい ばらばらに砕け散り 置いて来た夢の骨 からからに乾く皮 縮んでく心臓の方へ 瞳をぐるりと回し 覗き込んだ自分さえも 真夜中のライトみたい 見えない場所が多すぎて 「なりたい」と言った君が 笑いながら輝いてる その景色が胸の裏に お邪魔をして 騒ぎ出す 灰色の脳内に 柔らかな光を灯す 叫んでも叫んでも それでも変わんねえのに 何気ないその声が まるで全てを 赦すように 細い腕握りしめ 千切れるほど引っ張った ばらばらに砕け散り 置いて来た夢の骨 からからに乾く心臓 沁みていく君の声 鮮やかに飛び散った 未来の粒をまた探す 追いかけて追いかけて それでも分かんねえけど 華やかでどす黒く 被さってくる「明日」とやらよ どうせならオレンジの 光も連れて来い |
薄荷飴LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 神楽坂南外の堀ギリギリのビルの角で 貴方待つ松明よろしく燃ゆる胸は 遅い青春のよう ゴム風船ヤニを押し付けてジリジリと音を立てた 破裂待つ本末転倒の行く先も 承知の上 「ほらね」「言わんこっちゃないね」 はいはい耳タコ閉じる両目 虚しく転がった薄荷飴 閉じる蓋のない口の中 黒い空に上がる花の火は そそり立つビルで丸くなれず 二人みたいで なんか悲しい 午後8時街にさようならの拡声器響き出せば 誰が為に急ぎ地下鉄に吸い込まれ消える皆 「じゃあね」「またね」 そんな言葉を使うのもうんざりだ 終わりが見えている始まりは ほら打ち上がった花みたい 貴方に囚われた心臓は 娑婆の空気などもう要らないわ 虚しく転がった薄荷飴 愚痴など吐けない口の中 ころりころりと音を立てりゃ 閉じる蓋を待つ口の中 黒い空で散っていった花 淡い色の二人みたいで なんか悲しい |
最果LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 窓を開ければ鉄の香り 涙のレンズで空は灰色 昨夜(ゆうべ)がまるで嘘みたいに あなたがいない今日が始まる 二人の両手 二人の指 髪の毛なんかも 足した数でも 足りないくらい 溢れていた あなたと私 淡いメモリー ずっと見惚れていたよ 孤独を消す横顔 胸を掘り返し あなたを埋めた 忘れないように 記録を残すように もう さようなら いつしたとしても 平気なように 焼き付けたはず なのに何故だ 膨らむ悲しみは 酷く愛おしい そうあなたのせいだ 「君の涙が作る雨に 降られてクシュんと風邪を引いたら 上がる体温 それはまるで 君への想い」 なんて笑ってた ずっと続くようにと 永遠じゃない「今」を 幾度も願い 歩いた道は ほうら行き止まり ここが最果てみたい 終われば良いな こんな苦しみは 消えれば良いな こんな切なさは でも ああそうか 膨らむ悲しみは 酷く愛おしい そうあなたのせいだ 嗚呼 夜中が朝を招いても 蒼い雨 空に隠れても あなただけ いない世界など 何になるだろう 意味があるの? 目を閉じれば 浮かぶ喜びや 口に出せば クサい台詞が 楓のように 胸に根をはって 優しくそっと 残り続けるから もう さようなら いつしたとしても 平気なように 焼き付けた全部 もう さようなら そうね さようなら あなたが居ない 今日が始まっていく |
狂喜乱舞LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 場口々「やい」「やい」 痛み入る暇もなし で今まで 止むなし 他人事は知らんぷりさ 貼った もう人生逃げたかねぇ 狂狂回る我ら巡る ガソリンは心臓燃やして せちがれえ今を引き裂いて 白と黒つけてやれ うなだれた今に決別を 狂喜の明日に閃光を ちぎって空に舞った「今」は はなむけの花束さ 期待打つ心臓部 狂喜で魅せる乱舞 出しぬかれてんてこ舞い 近間には信用もなし 高くくり鼻高 へし折られ 恐いドキ 動機 なんて御構い無し 今ここから 腹を抱えて笑う阿呆 気にせず放りなげておけ 猫も杓子も分かりゃしねぇ 分かる必要もねぇ こびりつく過去に決別を 目指した未来で乱舞を 握ってシワになった「過去」は 意味もないガラクタさ 武者震う心臓部 狂狂回る我ら巡る ガソリンは心臓燃やして せちがれえ今を引き裂いて 白と黒つけてやれ うなだれた今に決別を 狂喜の明日に閃光を ちぎって空に舞った「今」は はなむけの花束さ 期待打つ心臓部 狂喜で魅せる乱舞 |
愛情LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 愛されてる 誰かがいる 愛している 誰かがいるから 「泣きたい」「消えちゃいたい」 「あなたが愛しいわ」 言葉にするだけで 不思議と 心臓は震えるよ 悲しみの夜を 辛い朝を 何度でも 瞼をたたんで 耳塞いで 越えていく 誰かが言う 「大丈夫?」と 誰かは言う 「大丈夫」と 愛されている 誰かがいる 愛している 誰かがいる ほら 救うはずさ 誰かの愛情が 「あなたが愛しいわ」 不思議と 心臓は泣きだすよ 悲しい夜も 辛い朝も 何度でも 瞼をたたんで 耳塞いで 越えるから 誰かが言う 「大丈夫?」に あなたが言う 「大丈夫」と 愛されている あなたがいる 愛している 誰かがいる 「もう嫌」止められない 溢れる悲しみは ほら 救うはずさ 誰かの愛情が 愛されている 誰かがいる 愛している 誰かがいる 愛されている 誰かがいる 愛している 誰かがいる |
切手LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 口づけたのは 君じゃない ただの切手 感情を散らした手紙 届きますように その心(ハート)の端に針を通し 私に縫い付ければ 遠く遠く離れるなんて ありえなかったかもだけど 尖りながら震えた文字が 彩った言葉たちは 魔法じゃない この瞬間が 本当と教える そうね 悲しいわね 口づけたのは 君じゃない ただの切手 感情を散らした手紙 届くように 届かないように 空気抜けたように しぼんじゃった 恋の淵で 私以上の未来を手にし 笑う君思う 誰かの悲しみで生まれるのが 誰かの喜びなら どうかどうか 前者は私 後者が君であるように ラストシーンの雨の中で 抱き合う二人みたいに せめて せめて ぐしゃぐしゃの顔 隠しててください 君にバレないように 書き出しからもう ひどいもので 勝手だけれど せめて言わせて 紙の上でだけは その心(ハート)の端に針を通し 私に縫い付ければ 遠く遠く離れるなんて ありえなかったかもだけど ラストシーンの雨の中で 抱き合う二人みたいに せめて せめて ぐしゃぐしゃの顔 隠しててください やはり 悲しいわね |
非英雄LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 例えばほら左腕が 伸ばして今の倍あったら 震え涙顔の人を 余分に一人助けたかな ぐるぐる偽善糞な空想 夢と現の中間管理職 「でもね、でもね、でもね」って 描いた夢に唾がかかるほど言い訳 「出鱈目ではないけどね」 自分に言い聞かせた背後で笑う あの日の「英雄」 例えばほら面の皮が 分厚く今の倍あったら 悲しい言葉言う人にも 笑ってうなづいていたかな ころころ気分素顔はアミダ 損と得とを瞬間電卓計算 「だよね、そうね、わかる」って いびつな自分を曲げはめていく作業 「全部嘘じゃないけどね」 理想の前膝ついてぽろりと涙 Ah Ah 「だよね」って Ah Ah 「そうね」って Ah Ah 「わかる」って Ah Ah ねえ聞いて Ah Ah 出鱈目じゃ Ah Ah ないけどね Ah Ah 本当は Ah Ah わかってるけどね 「でもね、でもね、でもね」って 描いた夢に唾がかかるほど言い訳 「出鱈目ではないけどね」 自分に言い聞かせた背後で笑う あの日の「英雄」 |
花束LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 何から 話そうか? どこまで 思い出そう? 愛したはずが愛されたり 愛し返してみたり 目の前で溢れた あなたの言葉が スローモーションで 鳴り響いた 糸屑も自分も同じようなものと 腐りかけた胸を さらってくれた 街を彩る 誰かの笑顔 同じように今は 笑えてるかな 今 目を閉じて見えたのは 星の数ほどの 悲しみと それを消したあなた こんな素敵な夜 涙はいらない こぼれる弱さを包む花束 何から 伝えよう? どこまで 伝わるだろう? 只側にいてくれる事が どれ程嬉しいかを 夢のような終幕(フィナーレ)に 必要なものは 喜びと それをくれたあなた こんな素敵な夜 涙はいらない 「大丈夫」「よかった」と笑いたいのさ 何度も 何度も 胸を掻き毟る不安から逃げ出して それでも それでも なんとか歩いてく「幸福」へと 夢のような終幕(フィナーレ)に 必要なものは 悲しみを 全て消したあなた ほらその手をあげて 涙は拭かずに 「大丈夫」「よかった」と泣いたまま 目を閉じて見えたのは 星の数ほどの 喜びと それをくれたあなた こんな素敵な夜 涙はいらない こぼれる弱さを包む花束 |
喝采LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 愛おしいあなたが 涙を流している 何にもできないわと 何にも持ってないと だけど 僕らは その告白に 手を叩こう 言葉にもなれない その声を 全て解り合うなど出来ないが ただ「怖い」とあなたが言ってくれた ぽつり溢れた想いが 嬉しいから 愛おしいあなたが 必死で笑っている 面白くもない時 辛く悲しい時も 何かを 守ってる あなたに手を叩こう あなたと誰かとの 悲しみを 測り比べることは出来ないが ただ「悲しい」と僕らにくれるなら せめて泣き叫ぶ声を隠してあげよう 愛おしいあなたが 必要に思うなら 何にも出来ないけど その時は傍にいて 僕らが 手を叩こう 言葉にもなれない その声を 全て解り合うなど出来ないが ただ「ごめん」と言うことも違うから ぽつり溢れた想いが 嬉しいから 愛おしいあなたが 笑うように せめて素晴らしき明日に 手を叩こう |
純情狂騒曲LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 渦巻きの風が吹く ハリボテの摩天楼 股座(またぐら)に火をつけて 囚われ姫の元へ さあ さあ いかれたネオンの下 ごろにゃあと鳴らす喉 骨まで愛すように 表面を舐める君 そーっと そーっと 駄目だ 駄目だ 心情が 「惚れた 腫れた」 騒いでら もういっそ そういっそ 脳・心臓 ぶちまけりゃ 愛情も 快楽も 正直者(しょうじきもん) 楽になれるが 嗚呼 嫌だ 嫌だ 飛んでった 純情も ジャリ銭も 君が為 薄情な 勘定も 愛情と 勘違えば はまってく またまた 嗚呼 嫌だ 「あら、また」「いや、、ほら、、」「嬉しい」空っぽの会話 因果な駆け引き 甘い地獄 チクタク チクタク 無情に 時計が回れば めでたし めでたし はい御仕舞い 嫌だ 嫌だ 狂信の 入場門 地獄の1丁目 猛毒の 純情の 惨状を 愛で遊ばせ 君の罠 ハリボテの摩天楼 またまた姫の元へ もういっそ そういっそ 脳・心臓 ぶちまけりゃ 愛情も 快楽も 正直者(しょうじきもん) 楽にしてよ 嗚呼 嫌だ 飛んでった 純情も ジャリ銭も 君が為 薄情な 勘定も 愛情と 勘違うさ はまってく まだまだ 嗚呼 嫌だ |
葉桜LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 消えゆく薄紅 黄緑塗って ふわり風笑う 流るる日々と 追憶の中に ふたりを願うよ 俯いたまま 震えていた肩 きっと君もそう 悲しいんだね への字の口で せき止めた言葉 きっとあなたもそう 悲しいのね あの日 散らかってた花は 色を 塗り替え並んで 揺れているよ 「誰誰」の手の中で今は 笑っているはずだろうけど 体が千切れそうなくらい 痛いから考えないでいよう 消えゆく薄紅 黄緑塗って ふわり風笑う 君の何かになれないのならば いっそ雨にでも なれたらいい たまに訪れ 「あれ」と気づかせて そっとその頬を 濡らすような 涙 流してる数だけ ふたり 幸せになれる 嘘ばっかりだ 閉じた目の中に出来た夜 あるはずもない星をかき分け 届かないその手を握って 見たこともない顔で笑うよ 流るる日々と 追憶の中に ふたりを願うよ 何をしているの 何を見つめているの 誰と生きてるの 誰を思っているの 今幸せなの 今不幸じゃないの それならいいけれど 「誰誰」の手の中でいいよ 嘘ばっかりだけど 閉じた目の中に出来た夜 あるはずもない星をかき分け 「誰誰」じゃない この手の中 見たこともない顔で笑うよ 消えゆく薄紅 黄緑塗って ふわり風が泣く 「まだいる僕」と 「もういない君」で 「ふたり」を願うよ |
夜鷹之星LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 嫌いなあの子に 好きな振りをしてます そんな自分の事が 大嫌いになります 大好きな人に ひどく気を遣います こんな自分の事を 好きでいてほしくて 胸の 奥の 醜い部品 どうか どうか 消えて 悲しい声を悲しく出せるような(悲しい) 欲しい愛情を欲しいと言うような(欲しい) 嬉しい声を嬉しく出せるような(嬉しい) そういう人でありたいと言う人で(僕らは) いたいと 願うよ 暗い考えはそうさ よだかのように(飛び去り) 何万光年先の夜の空へ(投げさり) 大好きな人に素直であるように(いたいよ) 受け入れられない事もあるさと笑い飛ばせるような… それは 夢のようで それは 幻のよう きっと 出来ないかも でも 出来るかもよ 悲しい声を悲しく出せるような(悲しい) 欲しい愛情を欲しいと言うような(欲しい) 嬉しい声を嬉しく出せるような(嬉しい) そういう人でありたいと言う人で(僕らは) いたいよ いようよ |
火花LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 戦いの鐘がなる 曇天の雨の中 未来なんて あっちゅう間 撒き散らせその火花 ついつい過去に酔わされて あらぬ方位に誘われる 心配性に魔が差せば 不安に現在(いま)を忘れちゃう 「嫌よ嫌よも 好きのうち」 五月蝿い手前(てめえ) しゃしゃり出たら 戦いの鐘がなる 曇天の雨の中 悲しみに負けぬように 燃え上がれこの感情 一吹きで消えそうな 儚げな明日のため 倒すべき過去の君 撒き散らせその火花 ふらふら千鳥足取りで 夢路を目下進行中 現実の刃(は)を煙(けむ)に巻き かしまし胸の口塞ぐ さぁ寄っといで 見ておいで 宴も闌(たけなわ) やりましょうか もう泣くのは充分だ そら心臓(ハート)に火付けろ 明日死んでしまうなら それも笑える程に きゃあきゃあ散々騒ぎ立て にゃあにゃあたまに猫のように いけしゃあしゃあと毒吐いて やれ 「じゃあ、じゃあ」とクダを巻く ええ ええ そんな手前(てまえ)には 銘々文句あるでしょうが 不安対安心が 毎回前者圧勝の 小心者さ 御免遊ばせ 戦いの鐘がなる 曇天の雨の中 悲しみに負けぬように 燃え上がれこの感情 もう泣くのは充分だ そら心臓(ハート)に火付けろ 倒すべき過去の君 撒き散らせその火花 振り返る暇はねえ 未来なんて あっちゅう間 撒き散らせその火花 |
擬態LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 赤く染まる太陽に ただ 見つからぬように 黒く淀む真夜中に また 隠れれるように 痛いのは嫌 辛いのは嫌 だから何かに 混ざる どうだっけ こうだっけ どれが正解か 困難で教えて欲しい 相対的自分ばっかりが ゆらりゆらり どんなんが 自分だったっけ 傷を避けて あたりへ溶けていく 「僕」は 消えた消えた 薄っぺらい猿真似で ただ 隠れているよ 深く重い現実に ただ 見つからぬように 正直は怖い 真っ直ぐも怖い だから何かに 混ざる なんだっけ どうだっけ 何が本物か こんなんじゃわからないや 絶対的自分=がっかりが じわりじわり そんなんじゃ 当たり前か 傷を避けて 周りへ混ざってる 「僕」は 消えた消えた 赤く染まる太陽よ もう 僕を見ないで 黒く淀む真夜中 もう 迎えにきて 早く 早く どうだっけ こうだっけ どれが正解か 困難で教えて欲しい 相対的自分ばっかりが ゆらりゆらり どんなんが 自分だったっけ 傷を避けて あたりへ溶けていく 「僕」は 消えた消えた 「僕」は 消えて さよなら |
夕顔LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 夜がはためいたら そっと外すホック 昼が隠していた 恋が脱がされてく 数時間の夢は 夢遊病のように 身体だけ抜き取る 魔術師みたいよ 「辛い」「痛い」より幸福(しあわせ) あなたが消えるくらいならば 「他人」「他人」その掟に 私 がんじがらめ 但し 心地は良し 夜が終わる頃に そっと感染す化粧 昼に隠されてた 恋の復讐みたい 数時間の夢は まるで鉄の雨 傘もさせないから ズタズタになる 「未来」「希望」よりこの瞬間(とき) 頭の中身は花だらけ 数時間の恋路の果て がんじがらめ 私 「怖い」「怖い」でも会えない 時計の針チクタク踊り 「知らぬ」「存ぜぬ」の掟に 心 がんじがらめ 「未来」「希望」よりこの瞬間(とき) 頭の中身は花だらけ 数時間の恋路の果て 私 がんじがらめ 「辛い」「痛い」より幸福(しあわせ) 「他人」「他人」その掟に 私 がんじがらめ 但し 心地は良し |
葵LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | ねぇ 幸せって何? 悲しいことが無いこと? ねぇ 幸せって何? ねぇ 答えは何? 優しい方がいいから 嬉しい方がいいから 楽しい方がいいから きっと 僕らは悩む 嫌いより普通に 普通よりも好きに 好きよりも愛する そんな「自分」が欲しい 吹き飛ぶほどの か細い嬉しさや喜びを 僕ら つなぎ合わせる 夜の空に貼る 今日の終わりに もう泣かないように 息するみたいに 自分を愛し 笑えますように ねぇ 幸せってのは 悲しいことがあってさ 苦しいこともあってさ やっと 分かるものかな ひがんでは悔しい 蔑んで虚しい でも何故か辞めれない きっと 誰でもおんなじ こんな気持ちが 消え去るほどの 頼りない言葉を聞かせてよ「でもね、大丈夫。」だと もう泣かないでと 泣いてる雨に ただ隠れながら 息するみたいに 誰かを嫌う 自分を嫌うよ ねぇ 幸せって何? ねぇ 幸せって何? ねぇ 幸せって何? ねぇ 答えは何? もう大丈夫と 囁く声に ただもたれながら 息するみたいに 自分を愛す 誰かはいるから 夜の空に貼る 今日の終わりに もう泣かないように 息するみたいに 自分を愛し 笑えますように |
夕立LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | まだ泣いているのかい まだ俯いているのかい 目で見れないその傷は どうすれば分かり合えたかな 会いたくて 目を閉じれば まぶたの裏 あなたが笑う 雨に打たれて 消えた涙は このままそっと隠しておこう 大げさに思うくらい やりすぎと思えるくらい 小石ほどの声さえも 伝えれば変わっていたかな 取るに足らない出来事が どれほど嬉しかったか いつまでも いついつまでも 胸の中で あなたが笑う 生きるしるしが あるとするなら それはきっとあなただろう 泣かないで 顔を上げて 泣かないで せめて今だけ 雨に打たれて 消した涙は このままそっと黙っておこう 「大丈夫さ 悲しくなんかないよ」と 嘘をつくから 「大丈夫よ 悲しくなんかないわ」と 嘘をついてよね 会いたくて 目を閉じれば まぶたの裏 あなたばかりで 目で見ることが できない傷を もう少し分かり合えたら いつまでも いついつまでも 胸の中で あなたが笑う 生きてる意味が あるとするなら それはきっとあなたでした 泣かないで 顔を上げて 泣かないで せめて今だけ 雨に打たれて 消した涙は このままそっと黙っておこう そして「大丈夫」だと 二人はそっと嘘をつくよ |
怪人一面相LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | さぁいらっしゃい さぁご覧あれ 世にも不思議な奇譚 まるで複写した顔だらけ 私の話 悲しみさえ 楽しささえ 滑稽な喜びさえも ましてやご立腹なんて形も忘れたよ 感情殺した後で 同じ顔を貼るおまじない 骨のステッキ回し 願う平常 バラバラな感情巻きつけて隠した 薔薇色の怪物 泣いている どうかお願い傷をつけないで 心臓は雨ざらし 冷える 正直な 百面相 それが人間プログラム ましてや言い争いなんて素晴らしい正解 感情殺した後で 生き返すためのおまじない ハートに薬を混ぜて 増やす熱情 ええそうです 私にゃ顔がありません なぞって貼り付けて 繰り返す だからお願いそっとしておいて 心臓は崖崩し 揺れる 感情殺すその前 涙せきとめるおまじない 鏡 乱反射した 私は誰だ バラバラな感情を更に巻きつけて 薔薇色の怪物 泣いている どうかお願い傷をつけないで 心臓は雨ざらし ええ そうよ 私にゃ顔がありません なぞって貼り付けて 繰り返しちゃう だからお願い助けておくれよ 仮面は1枚だけ 濡れる |
悪人LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 黒の中の黒から降る真っ黒の雨 絶望家の午後に 無粋(ぶすい)な色を殴る 日々は枯れ ヒビで割(さ)かれ 霞む優しさよ 誰が為 影に隠れ 声溜めに沈む 笑えない 僕は悪い人? 「感情-(マイナス)感傷」が もう嫌なんだって叫んでる 本性は 乱反射して 胸でラッタッタ踊り狂う 絶体絶命寸前で まだ「病んだ」なんて笑ってる 「本当」は 次々死んで 悪人は今日も優しく眠る 本能の中で眠る善と悪の姫 かじった林檎で「お仕舞い」なら楽なのに ひび割れて 響かぬまま 霞む優しさよ 誰の為 誰を守り 誰を傷つけた? 独りでも 大丈夫なのに 心では「誰か 手と手 合わせて」なんて祈るよ 「世間体÷(ワル)真実」が ほら小っさいまんま叫んでる 本性は 諸手(もろて)をあげて 胸でパッパッパ手を叩く 絶体絶命寸前で 「どうやんだ?」なんて泣いている 「純粋」は 次々死んで 悪人は今日もまた震えてる 「感情-(マイナス)感傷」が もう嫌なんだって叫んでる 本性は 乱反射して まだラッタッタと踊っている 「世間体÷(ワル)真実」が ほら小っさいまんま叫んでる 「後悔」は 次々増えて 悪人は今日も震えて眠る 「等身大÷(ワル)真実+(タス)感情」で声を張り上げる 「本当」は 次々死んで 悪人は今日も優しく眠る |
桜桃LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 赤く染まって 二つ並んだ 付かず離れず 距離を保って 私はとても あなたが好きで 私はとても 悲しかったんだ まあるい気持ちを 口に含んで ころころと 転がせば 言葉になるかな でも「嫌」なんて 言えなかった 綺麗なまま 忘れてほしいから 真っ赤になった 目の淵では 涙がほら ふらふらと揺れてる 言葉は殴らないし 切り裂きもしないけど 優しい音に隠れ 私を殺してしまう 無理によそった スプーンの中 溢れそうな 粉砂糖みたいに 欲張ったから こぼれちゃった 想いはほら さらさらと落ちて 赤く染まって 二つ並んだ 付かず離れずまだ居たかった 「もう嫌」なんて 言えなかった 綺麗なまま 忘れてほしいから 真っ赤になった 胸の真裏 あなたがほら ふらふらと揺れてる 付かず離れず 距離を保ってる 私はとても あなたが好きで 私はとても 悲しかったんだ |
楓LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | あたし本当に 嬉しかった 話の続き 忘れるくらい だから都合よく 覚えているわ あなたこぼした あの言葉だけ 人は何かを 食べ生きるもの ならばあたしを 食べてもらって あなたの中へと 飛び込めるなら せめて美味しく なれるといいな 喜びも ほころびも 混ぜ合わせて どうして 言えなかった事 わかりきったような声で ぽつぽつとくれるんだろう あなたが いるこの世界 それだけでもうあたしに 意味はあるから それだけでもうあたしは 生きれるから あなたに会うと 嬉しいのに あなたに会うと 悲しくなる 千と四百四十回 回る針に しがみついてみたら 止まらないかな 一つ二つ三つ まだ 四つ五つ六つ ほら やっぱりだめかしら なんて 嘘みたいな事 信じきったような声で ぽつぽつと言えるんだろう あなたが いないその世界 それだけでもうあたしに 意味はないの あたし本当に 嬉しかった だからとっても 怖くて 切なくて 何かが 終わるのが どうして 言いたかった事 魔法のような声で ぽつぽつとくれるんだろう あなたが いるこの世界 それだけ他に何も いらないから それだけでもうあたしは 生きれるから どうか 瞬間(いま)よ 続け 喧騒(けんそう)の中 時間を止めて 星間(せいかん)の下 呼吸を止めて 心音(しんおん)の傍 歩幅合わせて どうかどうか 離さないで |
折紙LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | まずはそちらとこちらで ちょうどあいだを探して ゆっくりとゆっくりと向き合って そこに線を引っ張って 私がその線まで 頼りなげに倒れたら ほっといて ほっといた振りをして そっと覆いかぶさって そしたら まるで全ては ここにあるように その他全て、右手、左手でそっと消し去って 重なり合う二人は どこか少し足りなくて 互いの 悲しい 嘘も 過去さえも ぎゅっと織り込んで そうして出来た形は まだ消えてしまいそうで いつまでも どうかどうか このままでなんて 願っている 次はそちらとこちらで ちょうど探したあいだに ゆっくりとゆっくりともたれて そこの線は無くなって そしたら 二人の全て そこにあるように その他全て、今もこの先もずっと消さないで 響き合う苛立ちも やがて出会う苦しさも 例えば 優しい 嘘も 偽りも そっと折り合って そうして出来た形も ねえ消えてしまうのかな いつまでも どうかどうか このままでなんて 夢みたいで ぼやけぬように そう 一つ 一つ 一つ 一つ 折ってく 形を作って 重なり合う二人は どこか少し足りなくて 例えば 優しい 嘘も 偽りも そっと織り込んで そうして出来た形を ずっと消えないようにと いつまでも どうかどうか このままでなんて 願っている |
時計仕掛LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 絵空事のような 希望をにぎって しわ模様のシャツの 胸に詰め込んだ 三角形貼り付いた 夜空を見つめては 繰り返し繰り返す 明日に息を吐く 真っ暗な頭に 点した明かりは 今にも消えそうに チカチカ点滅 長針と短針が 追い抜き追い抜かれ 毎日が昨日と 同じ姿してる だからって何もできないや だからってじっとはしてられず 世界中に 散りばめられた 不安を全て抱えた気がして 悲しいとか 苦しいだとか 簡単な言葉さえ吐き出せず 同じ感覚(間隔)で止まらずに 痛みと時間を刻む 幸福はいつも見えなくて 朝靄に混ざって消えていく 繰り返し繰り返す日々が 正解か不正解か教えてよ 例えばほら この戯れ言が 意味も何もないただのゴミでも 流れている 頬の涙は 繰り返すことのない現在だろう 世界中に散らばる皆 ここにも同じような奴が居るさ ごめんね今 心をぬぐう 鮮明な答えは出せないけど 同じ感覚(間隔)で刻まれた 心と時間を抱え |
罪之罰LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | また 誰か傷つけて また 傷をつけられて 仕舞いにゃ 繰り返してた 曲がった背骨の中で 金切り声をあげて 仕舞いにゃ 八つ当たりさ こんな罪の どこだ罰は? 誰だ悪者は 誰だ善い者は 僕は逃げていくよ 罪は花吹雪 罰は風の中 ひらり隠してくよ ほら また傷ついた ほら また傷つけた 幸せになりたいだけで 不幸なんて要らないだけで 君を撃ち 僕を守る始末 激情の怪物が 噛み付いた心臓は 懺悔に 目を腫らした こんな罪の どこだ罰は? 幸か不幸だか 罪は生きたまま 僕は逃げていくよ 何度傷ついて 何度傷つけて 何処へ逃げていくの こんな罰は 誰が悪者だ 誰が善い者だ 僕はどちらだろう 罪は花吹雪 罰は風の中 ひらり隠すんだろう 罪の罰を 教えて |
未来前夜LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 目の前に広がった夜 その向こうに明日が覗いて 何かが始まりそうだと 心臓がそっと合図を出した 「何かが変わるかしら」「何かが変わるのかな」 形のない不安に 僕ら手をつないだ 青と黒とが混ざった 星を隠してる夜空に 食べられてしまわないように 明日を眺め続けた 知らないことも 見えないことも 歯がゆいことも 抱きかかえてる まるで夜明けに出発する旅人みたいに 悲しくて ただ切なくて やりきれなくて どうしようもない想い詰め込み 見つめていた未来の前夜 嗚呼 楽しいことは何だろう 胸が震えることは何だろう 簡単な答えのはずが 心臓は首をかしげてしまう 「あれもこれもいいのかな」「あれもこれも嫌だな」 瞬間変わる言葉が 節操ない僕らだ そう 分かってる 分かりきってる こうだったらなあ なんてイメージ まるでアニメに参上する英雄(ヒーロー)みたいに 輝いて もう眩しくて 最高すぎて どうしようもない そんな何かを 探している未来の前夜 明日は きっと きっと もっと 嗚呼 ほら 悲しくて ただ切なくて やりきれなくて どうしようもない想い詰め込み 出発する旅人みたいに 知らなくて まだ見えなくて 歯がゆいことに 溢れるけれど それでいいんだと 手をつないだ未来の前夜 嗚呼 |
蜂蜜LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 心臓に爆弾を仕掛けられた そんな気持ち 均等にカチカチと刻む音が スピードを上げる ひい ふう みい カウントが鳴る よお いつ む 幸も不幸も さぁ始めましょう 甘い 甘い 小さな恋が ひっつきあって 全てを隠す 後の祭り 最早手遅れ 嘘も本当も混ざり合っていくよ ぐるぐる 狂狂と 花の吹雪く 真夏の果実 枯れた落葉 白い吐息で 四六時中いついつさえも 少しづつ想い集めているの 例えばその胸に 他の誰が居ても 構いはしないわ 終わりのない この物語 涙で濡れた ページをめくり 遠い遠い 貴方の為に 可愛げのない自分を殺すから 甘い言葉達 煽る期待 今日も「あの人」にそっと寄り添いながら あなたは笑う 甘い 甘い 小さな恋が ひっつきあって 全てを隠す 終わりのない この物語 どうすればいい どうなればいい 甘ったるい 小さな恋を 集める私 他人事あなた 後の祭り 最早手遅れ 嘘も本当も混ざり合っていくよ ほら見て ぐるぐると ほら見て 狂狂と |
楽団奇譚LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 咲け 飛べ さぁ 騒げ 顔面暗転 幕開けて 残響共鳴 匣に鳴り 「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」お待ちかね 「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」皆の声 感傷も 心傷も 寄っていらして 乳母のように もたれあそばせ 騒げ これが奇譚の世界 夢か現はどうでもいいさ 乾き 枯れた心持ちより 擦り合わせて 涙を燃やせ さあさあ 眼前おわします 不幸幸福 語り部の 一、二、三、四、五人囃子 五、四、三、二、一で開始 銘銘相互 辛い方 銘銘相互 口開けて 「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」ちょうだいな 「嗚呼嗚呼嗚呼」有り難き幸せ まだ まだ 叫べ ほらおいで誰も彼も ほら此処じゃ皆同じ 命短し 奇跡の出会い 願うはこれが別れの終わり 乾き 枯れた心も同じ 傷も 痣も 過去も 共に 笑いあそばせ 騒げ これが奇譚の世界 夢か現はどうでもいいさ 乾き 枯れた心持ちより 擦り合わせて 涙を燃やせ 咲け ほら 騒げ そら そら |
蛍LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 夜に溶けそうな信号で ほんのり光った横顔に 「素敵」だと まして「好き」と 言えはしなかった 夕立が去った夜だから 濡れた道は月のせいで きらきらと 輝くから ほら夢みたいだ 人一人分空いた隙間 つなぐように埋めた言葉 楽しそうに 笑う君を 只見つめていた さようならまでもう少し 君が居なくなる街 涙でにじむ街灯 蛍みたいだった 君が僕を忘れて 僕も君を忘れられたら その顔をまっすぐに 見つめて「またね」と言えるかな 空に咲いた花弁 夜に消えていくその前に この声が枯れるくらい 想いを伝えればよかった 改札前止まる会話 隠れている次の言葉 寂しそうに 笑う君を 只見つめていた さようならまであと少し 神様がいるのなら 魔法みたいに時間を 止めて欲しかった 最終のベルが鳴り 扉が閉じてしまう前に その腕が取れるくらい 引き寄せる事が出来るかな まるで蛍みたいに 列車の灯りが近づけば その顔をまっすぐに 見つめて言えるかな「待って」と あと何分だろう あと何秒だろう どうすればいい どうしたらいいのだろう まるで蛍みたいに 列車の灯りが近づくと その顔からまっすぐに 涙が溢れだしてた 君が僕を忘れて 僕も君を忘れられたら その時はまっすぐに 「好きだった」なんて言えるかな 空に咲いた花弁 夜に消えさったその後で まるで蛍みたいに 列車の灯りも消えていった |
世界分之一人LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | ねぇ世界 僕の目は 何の為にあるの ねぇ世界 この声は 何の為にあるのでしょう ねぇ ねぇ世界 僕の目は 泣いているばかりで ねぇ世界 この声は 弱音吐いているばかりで ねぇ 今 なんとか 息をしてるけど そっと 不安は 襲いかかってくる 何でもない僕らが 求め続ける明日は 砕けた 理想に 邪魔をされるけど 「世界分の一人」と 自分を信じたいから ねぇ世界 この目に 希望を 映しておくれよ 平静な 君の目は 何を見つめてるの 無感情そうな その声は 何の為にあるの 夢見た英雄(ヒーロー)の 翼はもう見えないかな 破いて捨てた物で 溢れてしまう目蓋は 抑えた 感情 時に飛び越えた 何万回頭を 抱え続けりゃいいだろう ねぇ世界 少しだけ 失望 隠しておくれよ ねぇ世界 僕たちが いる意味はあるよな ねぇ世界 僕たちを 必要としてるよな 今 なんとか 息をしているよ 今 なんとか 前を見ているよ 何でもない僕らが 何かになるその為に 破けた 理想も 抱えていくのさ 「世界分の一人」と 自分を信じたいから ねぇ世界 この胸 希望で 満たしておくれよ |
秘密LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 幼気(いたいけ)な姿の 言葉が出る口に もう一人の僕 そっと指置いた 「痛い奴」が本性 それは承知の上 隠した影が こっちを見ている 「そうするの?」「それでいいの?」 五月蠅えな 何ならいいのさ? 闇で笑う 秘密の心に 吹き荒ぶ風と 涙の雨 虚言の絵に 描かれた顔が 隠しているのは 本当の僕だ 「異彩」とか「異端」は 綺麗すぎる呼び名 もう一人の僕 「不適合」なだけ いかがわしい程に 素直すぎる君よ ただ眩しくて 見つめられない 「ああしろよ」「ああなれよ」 五月蠅えな 分かっちゃいるのさ 黒い外套(まんと) 脱ぎ去る怪人 すかすかな身体 魔法のようさ か細い手が 握ったハンマー 壊すべきものは 「嘘」の塗り壁 闇で笑う 秘密の心に 吹き荒ぶ風と 涙の雨 胸の隅で 聖者の行進 「清く正しく」と 笑うのさ 虚言の絵に 描かれた顔が 隠しているのは 本当の僕だ |
珈琲LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 夕焼けの交差点 向かい合う二人 「ここだよ」と振った手は 「さようなら」みたい 音のない喫茶店 隣り合う二人 動かない唇は カップにつけて あら珈琲は冷めたみたい 新しく頼まなきゃ 不思議なものね こうなると 苦い味だけが残る あと数センチ 二人の距離は なぜか 足りないみたいで 隙間を通る苦い香りが ゆらり 漂っているだけ 胸の底 こびりついた 甘い記憶は 溶けないで 残ってる お砂糖みたい もう珈琲は冷めたみたい 嫌だけど 冷めたみたい 悲しいものね こうなると 苦い味だけが残る 恋を混ぜれば 浮かぶ記憶(メモリー) どうか 消えて消えないで 「二人のために 世界はある」と どうか 言って言わないで あと数センチ 二人の距離は なぜか 足りないみたいで 隙間を通る苦い香りが ゆらり 漂っているだけ |
相思相逢LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 僕等は 素晴らしい明日を 歩いていく 涙に揺れる声でそっと 「ありがとう」 「しまった」と泣く 僕の横で あなたは只頷いていた 「良かった」と泣く 僕の横で あなたも只泣いていたんだ 希望が不安に 食べ尽くされても 最終の最後に あなたがいると思えば 僕等は 素晴らしい明日を見つめてる 冷たい笑い声も きっと消えるよ 涙も戸惑いも怖さも超えていく 震える手をつないで言った 「ありがとう」 彼には誰が 君には誰が 彼女には誰がいるのだろう 「誰も居ない」と「誰も知らない」二つは似ているようで違うから 「一人」じゃないみたいに 「孤独」じゃないみたいに 「誰か」がいるみたいに 「誰か」と進むように 僕等は 素晴らしい明日を 歩いていく 嬉しいこの想いを そっと伝えよう 涙も戸惑いも怖さも超えていく 震える手を掴んで言った 「ありがとう」 |
薄紅LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | さようならあなた 薄紅の空の下 私は右 あなたは左に 「大好きよ あなたを忘れない」 言葉は 出る前に 心で 死んじゃうけど 二人を塞ぐ 花びらの雨 ひらり 鳴り響く音(メロディー) せめてあなたが 隠れるくらい 薄紅染まれ染まれ さようなら私 旅立つあなただけを 想っていた せつない私よ 「大丈夫 なんとかなるはずさ」 言葉を 信じれず 「二人」を 消してしまう 稲妻のように 流れた涙 じわり 滲んでく頬に 指輪の消えた 右手で触れた 「じゃあまたいつか」なんて 眩しい朝に 笑う君を 暗い夜に 泣いてた君を 「嬉しい」なんて 笑う君を 隠れながら 泣いてる君を 言えないだろう 当たり前だろう 若い僕には 何もできない 許されるなら いっそこのまま 何も言わずにさらってしまおう ほらひらりひらりと染まる空よ 強く引き寄せたいこの手を隠して 二人を塞ぐ 花びらの雨 ひらり 切なげな物語(ストーリー) 「私は右に」「僕は左に」 時間よ止まれ止まれ わかっているわ わかっているよ せめて二人が消えちゃうくらい 薄紅染まれ染まれ さようなら染まれ染まれ |
奇々怪々LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 真っ黒の果て やってきた影 意地の悪い「それ」は神か悪魔か 閃光 速攻 執行 全部「破壊する」 馬鹿か冗談じゃないやいや 迎え撃つのは 狂騒の胸 恐ろし嬉し 笑ってら 惚れた腫れたか 消えちゃうくらい 嗚呼 大概さ 奇々怪々世界 終わるとまた やって来る影 此間(こないだ)のよりも 悪い奴ら 「けけけ」とこちらを嘲笑い 粧(めか)した希望に泥投げやがる 小さい「目標」「将来」だって「守り抜く」 そうよ冗談じゃないや 嫌々? いやいやいや 鳴り響くのは 臆病の鐘 「どうすりゃいい」と叫んでら 化かされたような 現実ばかり 嗚呼 繰り返す 奇々怪々世界 やりあって ややあって やりあって 真相は とおりゃんせ 見えなくて それでも 今より少し 前を見るために 僕らは また繰り返し 未来守るために 迎え撃つのは 狂騒の胸 恐ろし嬉し 笑ってら 鳴り響くのは 希望への鐘 「さあ始まり」と叫んでら 惚れた腫れたも 二の次正義 嗚呼 負けられぬ 守り抜くさ この奇々怪々世界 |
灯源LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 「ずっとこのまま変わらなくいられるのかしら」 幸福の定義を 毎日探してる 巡る日々を 振り返り また肩を落とし 「もういや」と吐き捨てて 僕らは迷ってる ほら見てこの夜の あとちょっと先 メロディ澄む 世界が広がる 小さな夜の果てに 見えない星を探す もがいてる 現実に 儚い行路を見つめてる さよならさ 迷いと混乱の日々に そのランプは 暗闇を 淡く照らす 「ずっとこのまま変わらなくてもいいのかい」 幸福への葛藤は いつもと同じ場面 ほら見てその足で 踏んだあぜ道 見落とした モノが咲いてる 僕らはか弱いから 僕らは儚いから 夢の淵 ぽつんと光る 希望へ時に失望する 変わりたい と願い 変わりたくない とも願う 夜はただ 暗く光る ほら見て気がつけば 星空は夜明け前 幸福への答えは そうきっとこんなもんだ ぽろぽろと落ちていく 涙はぬぐい去って 見えないもの 見ようとして か細い光を伸ばしていく さよならさ 足跡を 一歩にかえて そのランプは 暗闇を 淡く照らす |
非幸福論LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 篦棒な日々の 幸せは真っ青な小鳥 ここに掴むのは 夢のまた夢か 僕ら暗闇に いるからこそ知る光 悲しみの君よ 賽は投げられた 黒い襯衣(シャツ) 笑ってる 幸福の番人 足掻こうが 「現実」で 撃ち抜かれお仕舞 そうね 諦める理由は 豊富に多々用意されているのだけど 僕ら不幸せ だからこそ知る想い 悲しみの今に 膝を抱えてた 篦棒な日々の 幸せは 真っ青な小鳥 瞳を閉じれば そこで羽ばたいた 幸せになるために 僕たちは泣いている 黒い紙 落とされた 一筋の白濁 鮮やかな 輪郭に 奪われた感傷 黒い襯衣(シャツ) 泣いている 幸福の番人 下された 「現実」は 神からの挑戦 いいさ 幸せになんて徐々になればいい 僕ら暗闇に いるからこそ知る光 悲しみの君よ 賽は投げられた 篦棒な日々の 幸せは 真っ青な小鳥 瞳ひらいたら そこで羽ばたいた 悲しい僕らの 幸せのために |
葡萄LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 瓦落多が手招いた 未来図は夢か幻か さあさあ手の鳴る方へ 丸いマゼンタ 僕を笑う こんがらがった胸は 錆びた銅貨 トタン式のポッケに 投げ込んで 紫の空へ 希望を灯火 仄暗い明日を 僕らは睨む 頭痛たた 心臓ばらら そこに待つは 悔やみか闇か 叫べ 叫べ 胸が沈むその前に 瓦落多が手招いた 未来図は夢か幻か 狂わずいられない 僕らはもがいてるんだ 探している正解は まるで目蓋の裏側 闇に実る果実 丸いマゼンタ 僕を笑う やっとこさ見慣れた 不安の種は ねじ式の背中に 背負い込んで 諦めるように 仕向けられた 決め打ちの世界へ 唾を吐くんだ 「まぁまぁ、痛たた」「いやだ、阿呆か」 妬む輩 馬鹿が馬鹿を言う 笑え 笑え 遠慮せずに 好きにしてあそばせ 泡沫の未来図に 切っても切れない罪と罰 分かっちゃいるけど 叫ばずにはいられない 探している正解は ずっと目蓋の裏側 闇で笑う果実 丸いマゼンタ 僕に笑う 瓦落多が手招いた 未来図は夢か幻か さあさあ手の鳴る方へ 丸いマゼンタ 僕に笑う |
朝顔LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 「あなたは私をどれほど好きかしら? 私はあなたをこれほど好きだから」 「僕ならとっくにあなたを真ん中に 小さな世界を頭に描いてる」 「それなら何にも怖くなんかないわね」 「そうだね大丈夫 遠くで暮らしても」 繋ぐ言葉は雨に変わって 泣いた笑顔を濡らしてた さようならの言葉は ちぎって空に投げた 「嬉しい」と言う頬に ひらひら ひらひら いつもよりも傍に 寄り添って歩き出して つなぐ手と手の中 全てがあると思ってた 何回も何十回も 二人は夜を数えて 回る秒針両手で 必死にしがみついた 何十も何百回も 二人はすれ違って 追いかけあった背中に 必死にしがみついた 「仕方ないわね」 「仕方ないよね」 笑う泣き顔 うつむきあって 琥珀の月の先 ぽたりと落ちた涙 「悲しい」と言う頬に きらきら きらきら 四角い枠の中 言葉だけが寄り添って 抱き締めたらそれで なんとかなると思ってた 「私はあなたを どれほど好きなのかしら? あなたを想う程に こんなに苦しい」 「僕はあなたの事 どれほど傷つけたの? あなたを想う程に こんなに切ない」 さようならの言葉は 抱き合って隠し合った 夜明けの来ない胸に 涙が降り注いでた |
傷年傷女LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 節操低下 感情は硬化 本能的 皆パッパラッパ 幸不幸は どっからの因果 幻想的 皆連鎖の関係性さ 擦れ擦れ 危なげ ふらふら 誰彼 やれやれ 煽られ 見て見て のせられる 本状態は どいつのせいか 末期的 誰彼放火 寂しいと 死んじゃうとか 猛禽類なら一発だ 感傷的な 将来を悲観 だったらなんだっていうんだ 幸不幸は どうだっていいんだ 将来は 皆誰しもぶらんぶらんさ 傷年傷女 手を挙げろ さあ さあ 頭ぶちまけて 傷さえも装飾なんだわ わあ わあ お隣り同士で 叫び合えば安心かい? 現実の硬さに 夢は3・2・1で死んでも 御仏も神の声も知らねえ「先の未来」 非健康な 感情は鋭化 画期的 解決ないが 「悲しいと死んじゃう」とか 「大好きで死んじゃう」とか 感情的な 自身の悲観 そんなんがなんだっていうんだ 幸不幸は どっちでもいいんだ 将来は 今楽しいかどうかだから 傷年傷女 顔上げろ さあ さあ 心ぶちまけて 傷なんて当たり前でしょう? 傷? 創? なんでもかんでも痛がっちゃしんどいだろう ほら 全てぶちまける それが出来りゃ簡単なんだわ わあ わあ 言えない言葉を 心臓が叩き出す 現実の硬さに 僕ら3・2・1で死んでも 誰一人奪われずに消えねえ「先の未来」 |
星空LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 曇り空 星のない 夜の端貼りついた 未来得た僕たちは ゆっくりと輝きだす 悲しくて悲しくて 屑のような日々の中 僕たちは目を閉じて ただ星空を待っていた 曇り空 星のない 夜の端見惚れてた 未来までどのくらい あるのかもわからなくて 悔しくて悔しくて ここじゃないその先へ 僕たち声の限り ずっと叫び続けてたんだ 小さな箱の中で 溢れたこの想いに 五つの角が生えて 空へ飛びついた 曇り空 星のない 夜の端腰かけて 未来へと僕たちは ぼんやりと輝きだす 誰かが僕等を笑ってる 指を刺しながら馬鹿な笑顔で 恐ろしい障害が 次々重なって きりきり舞う胸に ざぁざぁ降り注ぐ 簡単に進めずに 簡単に生きれずに それでも僕たちは 少しずつほら輝いてく 流星の 星空の 夜の端貼りついた 未来得た僕たちは こんなにも輝いてる ほら |
十六夜LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 曇天直下の雨が ど頭つらぬいた夜に 眠たそうな両目を 無理やり開けられるよ 頷くだけの顔は 運命に並ぶ黒蟻 彼方に舞う希望を お空に拝んでいる 描いた未来が 紙屑になる前に 寝ぼけた現実 叩き潰せ 十六夜の僕ら 集まった光のように いざ宵の果てに 灯した淡い灯り 貧相な手首掻っ切って いたずらに並べた傷を 悲しそうな両目で ぼんやり見つめていた 繕うだけの顔は 白に憧れる黒サギ 何かを変えたくって 涙はこぼれている 弱った心を 何かで支えたくて 預ける身体を 探している ほら横を向けば 傷持った心ばかり ふらふらの足は 誰だってみんな同じだから さあ行こうか 僕らが今始める世界へと 存在論 幸福論 どっちが邪論?正論? 信憑性 欠如個性 はいはい五月蝿え常識 招く 明日は 敵か 味方か あちら? どちら? 誰も知らない ほらほら夜明けはすぐそばに 僕等十六夜に 集まった光を持ち いざ宵の果てに ほらもっと灯りをともすのさ さあ行こうか 僕らが今輝く世界 「未来」へ |
茜LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | このナイフを握ったら 赤い糸をちぎれるかしら そしたらあなたの方を 私とだけ結べるかしら 振り向いたのは 他の子の為 砕ける笑顔は悪人のよう 泡(シャボン)のように 弾けて消えた ほんの一度 交わす視線 それだけで死んでしまいそう あなたが好きなのは誰でしょう あなたが憎むのはどんな人でしょう 茜の胸と緋色の頬 触るのはいつでしょう ありふれた男ならば 雨が降れば忘れてしまう 脳内を舐めるほどの あなたとなら到底無理だわ 目を閉じたのは 他の子の為 愛する素振りは悪人のよう 同じ世界で 同じ時間を 生きることが あなたの罪 受けるべき罰はないけど その記憶の縁 こびりついて 擦っても消えない 痣になれたら どんなに幸せなことでしょう 夢のまた夢だけど あなたを好きなのは誰でしょう あなたが好きなのはどんな奴でしょう 茜の色に染まるナイフ 握るその前に… 心の隅っこ 座り込んで 寝ても醒めても 傍に居れたのなら 茜の胸と緋色の頬 柔くほどけていくの あなたに溶ける為に |
斑LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 欲張りなんて人聞き悪い 何にもしないで何かをしたいだけ 「どうやって?」って知らねえって天井向いて息吐いて 善も悪もかき混ぜぐっと飲み込む 欲しがりなんて人聞き悪い 何もしないでただ好かれたいだけ 「どうして?」って分かんねぇって毎回毎回不安定で 最高イメージポシャっちゃってまた落ち込む ほら この胸はまだら いろいろな声 矛盾で溢れた 僕らは嘆いている 正論ばかりに 目眩でくらくら とうに出来るならやってんだ この胸はまだら 助けてなんて言いたくはない 助けないのなら傷つけるくせに どうやったって我々毎回毎回心配で そういつだって涙目さっと隠してる 壮大未来まだら いろいろな色 広すぎる明日に 何かを見つけれない 悲しい思いを ぐるぐる巻きに いつも何気なくやってんだ 聞こえるかい? 届いてるかい? 教えてよ(正論を)ちょうだいよ(正解を) 助けてよ(この胸を)助けてよ(この僕を) 聞いてるかい?(おい誰か)届いてるかい?(おい誰か) 助けてよ(助けてよ) 助けてよ ほら まだらな未来に 始まりの鐘 がんがん響いて 頭が割れそうだろ? 暗黒の明日に 横たわる太陽 どんな夜にでも朝があるのなら 果てない未来まだら いろいろな声 矛盾で溢れた 自分もいいもんだろ まだらの模様に 染まる今さえ いつか愛せるのだから この胸はまだら |
霙LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | あなたのその声が私を刺せば まるで鉄の雨がこの胸に降るよう 「助けて」の四文字すら出ないのさ 誰かの「頑張れ」が私を刺せば 歪んだ笑い顔 すぐに組み立てるよ 本当の声は出るわけもない 嘘や吐き気ばかり浮かぶ 幸福までの答えは ほらね誰も知らない 聖者でも屑でもない みぞれみたいな私 ねえ誰か教えてよ ねえ誰か聞かせておくれ ねえ 誰かの喜びが私を刺せば 誰かの悲しみをまた探してしまう 本当の正義は知っているけど 卑怯な事ばかり浮かぶ 誰もが愛する人に 特になりたくはない でも愛が欲しいと嘆く みぞれみたいな私 ねえ誰か教えてよ ねえ誰か愛しておくれ ねえ 愛される方法など さあね 知りたくもない とはいえ孤独でもない まるで みぞれみたいで 幸せになりたいのに ほらね声に出せない 幸も不幸もごちゃ混ぜ みぞれみたいな私 ねえ誰か教えてよ ねえ誰か聞かせておくれ ねえ ねえ どうか助けておくれ ねえ |
共鳴LACCO TOWER | LACCO TOWER | 松川ケイスケ | LACCO TOWER | LACCO TOWER | 今日今この瞬間 足りてないものばかり 青白い頬から滑り落ちそうな 形状の無い想い こぼれてしまうよ 「悲しい」その言葉は 言えないのに ねえどうして 分かってしまうの ありふれてくだらない 悩みに病み 絶望した この胸と鳴り合うように 明日、未来その瞬間 足りないとまた感じ 宵闇をくぐるように 心臓の奥 記憶に残る不安 猛威を振るうよ 矛盾だらけで理論もないこの背中を そっと摩るその両手はとても暖かい 寂しいこの気持ちは 言えないのに ねえどうして 無くしてくれるの 傷ついて繰り返し 悩む後に 絶望した この胸と鳴り合うように こっちで鳴って 揺れる想い そっちで鳴って 響き合えば そっちで鳴って 揺れる想い こっちで鳴って 響くだろう こっちで鳴った こんな想い そっちで鳴って 響き合えば そっちで鳴った そんな想い こっちで鳴って 響くように そうさ 僕たちはずっと 悲しみの傍 暮らしてく だから 「嬉しい」その言葉は 言えないのに ねぇどうして 分かってしまうの ありふれてくだらない 悩みに病み 絶望した この胸と隣あって 鳴り響いてるよ こっちで鳴った こんな想い そっちで鳴って 響くように そっちで鳴った そんな想い こっちで鳴って 響くように |