首。Cocco | Cocco | こっこ | 柴草玲 | 根岸孝旨 | 抱きよせて 絡まって 引き裂いて 壊したい 悩ましく 誘って 蹴落として 潰したい あなたと見た海に その首を 沈めたい ah ろうそくを灯してみれば 枯れていく薔薇に気付く この部屋も買い換え時ね 花びらは 葬られた 餓えている ベッドの中で 夜毎ほら 干からびていく カラカラに風に吹かれて からっぽの身体 深い闇へと葬られた 抱きよせて 絡まって 引き裂いて 壊したい 悩ましく 誘って 蹴落として 潰したい あなたと見た海に その首を 沈めたい これからも これから先も 私ほど純粋な女に 会えるわけ ないことぐらい わかっているでしょう? 目を覚ましてよ からっぽの身体 深い闇へと葬られた キスをして 囁いて 舌を出し 感じたい Oh ずっと舐め合って 濡れながら悶えたい 後姿 が遠く 愛しくて それだけ 抱きよせて 絡まって 引き裂いて 壊したい 悩ましく 誘って 蹴落として 潰したい 抱きよせて 絡まって 引き裂いて 引き裂いて 引き裂いて 壊したい あなたと見た海に その首を 沈めたい |
カウントダウンCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | まだ間に合うわ今なら まだ戻れるわ急いで あの女にはできない この想いには勝てない さぁ 早くして 撃ち殺されたいの? 血迷った過ちに 気付いて泣き叫ぶがいい はり裂けたこの胸に 甘えてごらんなさいな 時間がないわ 跪き手をついて わたしに謝りなさい 力なくしなだれて わたしを愛していると つぶやきなさい。 まだ弾丸は飛ばない まだこの愛も消えない まだあなただけ見てるわ 足の指の先から舌を這わせて さぁ 立ちなさい 撃ち殺されたいの? その鼻をへし折って 倒して蹴り上げるわよ 言い訳が見物だわ 今さら何を言っても 遺言だけど 跪き手をついて わたしに謝りなさい 力なくしなだれて わたしを愛していると つぶやきなさい。 血迷った過ちに 気付いて泣き叫ぶがいい はり裂けたこの胸に 甘えてごらんなさいな 時間がないわ 跪き手をついて わたしに謝りなさい 力なくしなだれて わたしを愛していると つぶやきなさい。 つぶやきなさい 3つ数えるまでに 天使に会える さぁ 目を閉じて 撃ち殺してあげる。 3.2.1 |
走る体Cocco | Cocco | こっこ | 根岸孝旨 | 根岸孝旨 | 咲き乱れていた ねぇ おとぎの世界は甘くて 最初に見た愛は ねぇ 最後に見た夢に凍えた こじあけた扉はいつだって 悲しい結末だけ 物語るように 教えられたけど あなたをさらって逃げましょう あなたの自由を奪ってしまうの この腕がちぎれて 悔やんでも 帰る場所なんて あるはずもないから 手をつなぎながら ねぇ 指の間からこぼれる 嘘は輝いて ねぇ 真実になること知ってる? 目に写るものさえ 壊れてく 見えない永遠など 私はこの手で つくってゆくから 全てをかきわけ逃げましょう ためらい飛び出せないならあなたを 刻んで詰め込んで カギをかけ やさしく抱えて 汽車に乗せてあげる あなたをさらって逃げましょう あなたの自由を奪ってしまうの この腕がちぎれて 悔やんでも こじあけたままの 扉のむこうで 風は吹いてるから |
遺書。Cocco | Cocco | こっこ | 成田忍 | 根岸孝旨 | 私が前触れもなく ある日突然死んでしまったなら あなたは悲しみに暮れては 毎晩 泣くでしょう。 2人で行くはずだった島と 夜景の綺麗な坂道 叶わぬ明日の地図を見て 自分を責めるでしょう。 骨埋める 場所なんて いらないわ。 大事にしてたドレスも、 写真立ても、 ひとつ残らず焼いて。 そして灰になった この体を 両手に抱いて、 風に乗せて あの海へと 返して下さい。 例えば何かがあって 意識さえ無い病人になって あなたの口づけでも 目覚めないなら お願いよ。 その腕で終らせて そらさずに最後の顔 焼き付けて 見開いた目を 優しく伏せて。 そして灰になった この体を 両手に抱いて、 風に乗せて あの海へと 返して下さい。 いつか誰かまた求めるはず。 愛されるはず。 そうなったら幸せでいて。 だけど、私の誕生日だけは 独り、あの丘で泣いて。 裸のまま泳いだ海。 私を 想って。 |
Rain manCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | I'm so sleepy Day and night The streets are filled with sunshine Little birds are singing to the sky Funny stories Cherry trees Who cares? Who cares? Lay lay ha yeah… I don't care if it rains I don't care if it rains ”Who am I?” I put a spell on me Where are my eyes? Black eyes Babies are crying to the moon Chocolate Sweet candies So what? So what? Lay lay ha yeah… I don't care if it rains I don't care if it rains Let's the storm rise Let's the storm rise Let's the storm rise Let's the storm rise Lay lay ha yeah… I am waiting for the strong winds I am waiting for the rainy clouds Rain man make me forget everything Make me fade away fade away fade away fade away fade away |
ベビーベッドCocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | あなたに瓜二つの 生き物が わたしの子宮から 出てきたら バンドを呼び集めて 舞い踊り その子の誕生を 喜ぶわ あなたのように 私を捨てないように 鉄の柵で作った 檻に入れて眺め 乳を与えあやして いつもいつも見てるわ 壊れるぐらい 愛してあげるの 首輪と足枷でも こしらえて 私の名前だけを くり返す 他人の密を 覚えて汚れないよう 霧の朝がきたなら 海の見える部屋で きしむ肌を教えて 強く抱いて眠るわ 溶け出すぐらい 愛されたいから 届かない影を追い求めて 一人で泣き叫ぶ毎日を くり返さないように 鉄の柵で作った 檻に入れて眺め 乳を与えあやして いつもいつも見てるわ 壊れるぐらい 愛してあげる 霧の朝がきたなら 海の見える部屋で きしむ肌を教えて 強く抱いて眠るわ 溶け出すぐらい 愛されたい あなたのように 私を捨てないように |
SING A SONG〜NO MUSIC, NO LOVE LIFE〜こっこちゃんとしげるくん | こっこちゃんとしげるくん | Cocco | Cocco | | のばら イバラ 足に絡み もがき 足掻く 浮かれながら もうイッちゃう ノリノリなの 舌の奥地 青い鳥に 会いに行く未知 and I sing a song 雨は飴 無茶な朝 歌うたえば キミは いつも 速く 走る ボクは ここで 手を振ってる もう いっぱい ノリノリなの 聞いていて ベイビーブルー 愛は愛のままで and I shout yeah さよならも 言わないで 音で縛って もうイッちゃう ノリノリなの 舌の奥地 ノリノリなの 聞いていて 青い鳥に 会いに行く未知 and I sing a song 雨は飴 無茶な朝 歌うたえば 聞こえるでしょ “I LOVE YOU” |
がじゅまるの樹Cocco | Cocco | こっこ | 根岸孝旨 | 根岸孝旨 | 家族みんなで暮らしてた頃 がじゅまるの樹窓からながめてたわ 小さい頃は木登りしていた ママが呼ぶのよ「ケーキが焼けたわよ」と 私は笑いながら手を振るの。 ある日目覚めて私は独りよ 泣いたりしないタバコを吸ってたわ 公園からはやさしいそよ風 愛していたし愛されていたけど それだけでよかったの ずいぶん楽になったわ 自由だもの とりあえず何となく生きてきた 誰か私を止めてよ 押さえつけてあの樹に縛るの 誰かお願い止めてよ きつくきつくあの樹に縛るの 朝が来た時 私は生きてるのかしら?生きてるのかしら? がじゅまるの樹の下で パパの肩車 やわらかな髪と 夏のにおいのする広い草原 チクチクおひげが痛くて泣いた そういえばあれが最後かしら 涙を流した記憶は終わり。 そうね「失なうものなどないわ」と そう言った私を あなた抱いたの だけど大丈夫 バイバイさよなら 後を追うのは嫌なの 無様だから お菓子はきらいなのよ もう沢山よ ケーキの味をやっと 忘れたと想ってた それなのに 誰か私を止めてよ 押さえつけてあの樹に縛るの 誰かお願い止めてよ きつくきつくあの樹に縛るの 朝が来た時 私は生きてるのかしら?生きてるのかしら? がじゅまるの樹の下で |
眠れる森の王子様 〜春・夏・秋・冬〜Cocco | Cocco | こっこ | 根岸孝旨 | 石田小吉 | 偶然耳にした ひだまりの中で息をしているようだった 懐かしい名前 響いた胸の奥 鮮やかに全部 肩に残るにおいまでも まだ覚えていた 春と夏と秋と冬を過ごした なぜかいつもふりむきながら 春と夏と秋と冬をこうして 暗い森を彷徨いながら 私は糸を紡いでいる 私は1人血を流している 今日も夢を見た 大きな窓へと私はそっと歩いてた あの細い道を 焼きつくその寝顔 甦るのは眠れる森の王子様 もう目覚めないで 春と夏と秋と冬を2人で 他の誰も愛さぬように 春と夏と秋と冬をこうして 他の誰も見えないように 私はあなたを探している 私はあなたを愛している あなたと私は 離れてはいけなかったの 素敵ね そうなのよ さぁ 錘を磨ぎましょう 春と夏と秋と冬を過ごした なぜかいつもふりむきながら 春と夏と秋と冬をこうして 暗い森を彷徨いながら 春と夏と秋と冬を2人で 他の誰も愛さぬように 春と夏と秋と冬をこうして 他の誰も見えないように 私は城へ向かっている 私と森に眠りましょう |
やわらかな傷跡Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | 小さなわたし 乾いた道を 汗ばむ背中 陽射しに揺れ 若い夏草のよう 細い坂を登れば 両手ひろげて 流れる雲に 愛を夢見た 絡まる髪が とまどいながら 同じにおいと出会い 縺れ溶け出す頃 明るくなってゆく空を ふたりは憎んでいたけど いつの日か幼ない愛は 抜殻を残して 飛び立つことを 知っていた ブーゲンビリア 蔦を這わせて 織り重ねては 時間を敷きつめ 刺さる棘に気付くと 木影からこぼれる あの太陽が 見えない腕で 明日を急かした 歩くために 失くしたものを 拾い集めて 手首に刻み込んでも 明るくなってゆく空を ふたりは憎んでいたけど いつの日か幼ない愛は 抜殻を残して 飛び立つことを 知っていた 窓たたく季節を もう何度 数えたのだろう 手を伸ばせば 届きそうなほど 残酷に朱く ah… ah… ah 置き去りにしてきた 記憶を腫れあがる 傷跡たちを やわらかな あなたの温度を 狂おしく 愛していたから 明るくなってゆく空を ひとりで 憎んでみたけど いつの日か 幼ない愛は 抜殻を残して 飛び立つ時を 待っていた |
ひこうきぐも。Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | あなたはとんでもなく 安らぎの人だった 1人で歩くことも ままならない細い脚 大きな瞳を ふちどる長いまつげ ひこうきぐもを 追いかける 私とそれを見守る あなたがいた冬は So far away So far away So far…far away きれいなお人形も 欲しかったおもちゃも あなたは持ってたのに 包み紙そのままで もうすぐ空へと 飛び立つこと知ってた? ひこうきぐもを 追いこして あなたは誰より高く 飛んでいけるはずよ So far away So far away So far… 最後にその目が 見ていたものは なあに? ひこうきぐもを 追いかける 私とそれを見守る あなたがいた冬は So far away So far away So far…far away |
星の生まれる日。Cocco | Cocco | こっこ | こっこ | 根岸孝旨 | わたしの肋骨(はしご)から 空へと登りなさい 髪の毛を伝って 頭に足をかけて 今すぐ飛んで行けばいい 遠くへ旅立てばいいの ああ あなたが 星に着くころ ああ わたしは 独り泣くから 壊した幸せと 犯した罪を合わせ ロープを編み上げて 命を繋げばいい 乾いた 罰を置き去りに 想い出 背負うこともない ああ きのうを 許せるように ああ 明日を 愛せるように 縛った手を 離してあげましょう 西の空へ 放してあげましょう ああ あなたが 星に着くころ ああ わたしは 独り泣くから ああ きのうを 許せるように ああ 明日を 愛せるように わたしを 忘れてしまえばいい。 |