碑(いしぶみ)長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | | 正直者が つえをついているよ 遠慮深そうに 裏通り歩いている 信じられるものは 影をひそめてる うたがわしい 奴ばかり 表通りさ 君は この先 どこへ行くのか あてのない 旅は いつまで続く 何かに汗を 流してみても 何かがちがう だからとて 愛に背けば 孤独に堕ちてく いつも心に 激しさ もって 動かぬ 碑(いしぶみ) 胸にだきしめ といだ 刃(やいば)が おれるまで まだまだ まだまだ まだまだ…… 立ち上がれ! 石ころけとばして あしたを のぞけば 誰かに吐いた うそが 川面に浮かぶ 暮れてく 夕焼けに 心は痛くないか! のぼる朝陽に うしろめたさはないか! 君は この先 どこへ行くのか あてのない 旅は いつまで続く 何かに汗を 流してみても 何かがちがう だからとて 愛に背けば 孤独に堕ちてく 心の すき間に 鍵はかけたか 青春芝居に けりはつけたか といだ 刃(やいば)が おれるまで まだまだ まだまだ まだまだ…… 立ち上がれ! |
二人歩記長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | 瀬尾一三・徳武弘文 | 住み慣れた部屋を 今日限りひきはらい また 次の場所へ 行こうと思うんだ 最後の荷物を 車に積み込んだら いろんな想い出が ふと通りすぎた ひとり暮らしの 僕に君は どんな時でも 花一輪のやさしさを 持ってきてくれた だけど朝になれば 夢がさめる様に 短いひとときが 淋しすぎた きのうまでの わざわい事に 別れを告げ ドアを閉めて 階段を降りる あゝ 今度こそ しあわせになれます様に そんな願いで 車をはしらせた 時の間(はざま)の 想い出は 置いて行こう いくつもの夢と いくつものいたわり合いが この街をあとに 長い影を引いて行く 「あなたとの暮らしが 始まるのは いつからなの?」 涙するたびに そう問いかけてたね いつわりのない君の そんな瞳を見た時 うすよごれた 僕の 過去がうつっていた だからもう君を 死ぬまで 離しはしない 僕は君なんだし 君は僕なんだよ きのうまでの わざわい事に 別れを告げ ドアを閉めて 階段を降りる あゝ 今度こそ しあわせになれます様に そんな願いで 車をはしらせた 時の間(はざま)の 想い出は 置いて行こう |
Poor Boy's Blues長渕剛 | 長渕剛 | 松井五郎 | 長渕剛 | | セントルイスの 鐘の音に 髪をつかんで おこされた 遅いめざめの ベッドには 見知らぬ 女が ねむってる 俺ら ここいら よそもので つけがたまる その日暮らしさ 一日の なりゆき なんてさ コインの 裏表 いつか この町を 出てゆく バスに のるつもり 希望という名の 通りをぬけて さよなら したいね さびたハープと 汽笛が 男には 最後の メモリー そう なんとなく 生きてることも おしまいにしたいさ マルディグラの馬鹿騒ぎ 年中つめこんだ 酒場では 老いぼれたちの ディキシーバンド しわが刻まれた 旋律(メロディ)で プアーボーイズサンド 片手に 故郷(ふるさと)と呼べば ミシシッピー だけど 風にさえ 時代の ペンキが ぬられてく いつか この町を 出てゆくバスに のるつもり 欲望という名の 通りはさけて さよなら したいね 旅にでてゆく 気持ちは 男なら たったのひとつ そう なんとなく 死んじまうのが いやなだけなんだよ |
さよなら列車長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛・松井五郎 | 長渕剛 | | さよなら あなた 元気でいてねと 心つつんだ お守り しのばせる ひろげた地図で はかった距離を 涙の列車が 明日 走ります つらくなるのなら 見送りは この部屋 ひとりで 手をふるつもりです あゝ ゆらゆらゆれてる 想い出みんな おいてきぼりですね あなたの邪魔にならないように さみしい 汽笛 呼ぶのは あなた 耳をふさいで よりそうふたり 語るには みじかく ねむるには 惜しい 最後の一夜 抱いてください あなたが 帰る その時まで かわらぬ 想いで 過ごす わたしです あゝ どうせかなわぬ 私の わがまま 便りに 書きません 遠い 遠い お別れ街へ あなたが 帰る その時まで かわらぬ 想いで 過ごす わたしです あゝ どうせかなわぬ 私の わがまま 便りに 書きません 遠い 遠い お別れ街へ |
道長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | | 歩き疲れて 息をきらして 歩いても 歩いても みつかりません 自分の やりたい事 したい事 はやりの唄では なぐさめられない だから自分だけはと 頑張ってますが 自分のやりたい事 したい事 泣くだけ 泣いたら 朝の太陽で 顔を洗って 出なおしましょうか 歯をくいしばり にぎりこぶしふれば いつかは 良い事 あるもんですよ 探しているのは 女でもなく 探しているのは お金でもない 自分のやりたい事 したい事 右を向いても 左を向いても 誰れも 教えて くれません 自分のやりたい事 したい事 泣くだけ 泣いたら 朝の太陽で 顔を洗って 出なおしましょうか 歯をくいしばり にぎりこぶしふれば いつかは 良い事 あるもんですよ |
賞金めあての宝さがし長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | | あれは 去年の年も おしせまったころだったぜ 俺のうちの 回りで 誰かが やけに 騒いでる 何かと思い 窓ごしに 階下を みおろせば 何とか雑誌の 首が並んでた 一瞬たじろぎ 俺は 果たして 悪者なのか やましい事でも この俺 やらかしちまったのかと 想いめぐらし 考える ひまもなかったぜ 次の朝にゃ ごらんの とおりさ 人の心に 土足で かまわず ハーイ失礼と あげくの 果ては ある事ない事 わめきちらしていた だけども しょうがないぜ だけども しょうがないぜ 賞金めあての 宝さがしだとさ さぞかし人の不幸を ながめりゃ 楽しかろう 人の弱味で めしを食えば うまかろう 探偵もどきで 事実を 何かに すりかえて 闇とりひきは まだまだ 続く ひと山あてたら 次のえものの けつをかぎ回り きょうも せっせと ここほれワンワン すけべな野郎 しめきり まじかのページをうめたら ハイそれまでさ 200円分 脳なし頭 人の心に 土足で かまわず ハーイ失礼と あげくの 果ては ある事ない事 わめきちらしていた だけども しょうがないぜ だけども しょうがないぜ 賞金めあての 宝さがしだとさ だけども しょうがないぜ だけども しょうがないぜ 賞金めあての 宝さがしだとさ |
銀色の涙とタバコの煙長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | | いつものように僕は 暗いひとりのこの部屋で 帰ることない君を待って 待ちわびた顔で タバコをふかす ガスコンロの上のやかんは シューシュー音を立てて 窓ごしの空に 蒸気の粒が また ひとつひとつ流れて落ちた その日の 夕暮れは とっても悲しくて 銀色の涙が こぼれ落ちた そして 陽は沈み 回りの家の 窓ガラスに灯がともった それから 僕は朝を待って いつの間にか コタツの 中でスヤスヤ 夢の中 明るい陽ざしが まぶたの上に その日の夜明けも とっても悲しくて 銀色の涙が こぼれ落ちた そしてまた僕は タバコに火をつけ しけた気分で プカプカ吸い始めた その日の夜明けも とっても悲しくて 銀色の涙が こぼれ落ちた そしてまた僕は タバコに火をつけ しけた気分で プカプカ吸い始めた |
ほこりまみれのブルージーンズ長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | | 風吹く夜は ここに来て 昨日と明日を ふるいにかける 我が身のほこ先 今だ迷えど ためらいながらも 夢ここに在り 照る日もあれば 曇る日もあるんだし ほこりまみれの ブルージーンズ そのままで Oh… 君の街まで 僕らの声が聞こえるかい このひとときを共に語れ 熱い心で 遠くへ続く 一本道を 僕らは愛を 運んで行こう 悲しみまじりの 雨の夜とて 心を開いて 待てばよい 軽やかな足音が もうすぐそこまで ほこりまみれの ブルージーンズ そのままで Oh… 君の街まで 僕らの声が聞こえるかい このひとときを共に語れ 熱い心で 君の街まで 僕らの声が聞こえるかい このひとときを共に語れ 熱い心で |
Bye Bye 忘れてしまうしかない悲しみに長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | 長渕剛 | | 淋しい言葉ばかりが 降り続く街だった 腹の底から 泣いていた 金にならない声で 心ゆくまで俺ら 唄ってばかりの 街だった うす汚れた地下室の 小さなステージで 汗を流しては 明日を みつめていた いつかはきっと この俺も チャンスをつかむんだ いつかはきっとこの俺も そんな あてない 気持ちばかりに 自分がせきたてられ 何をやっても 裏目裏目だった 雨の降る晩 ギターをかかえて 公園のベンチで ひとつめの夜を いつもうなだれっぱなしの そんな俺らに 愛しい女が 手をさしのべていた そして俺らの部屋に そいつのコートがかかり 一年の月日が過ぎていった 淋しい者同志 身体を寄せ合って 情けばかりを 愛だと信じていた あれは クリスマスの夜 俺ら仕事を終え そいつが待ってる いつもの棲み家へ けだるい顔を ひきずったまま ドアを開けてみると “さようなら”と書き置き 一枚 雪の降る晩 行く末案じて 暗い部屋で ふたつめの夜を Bye Bye Bye Bye 忘れてしまうしかない悲しみに Bye Bye Bye Bye あの時流した にがい涙に いくつかの恋もしてきたし 別れもあったけど 俺らには あの場所があった 久しぶりだよ あの街 ステキな仲間がいた街 でも もうたくさんだよ 唄と同時に いろんな想い出が 悲しみばかりを さそってくる ふりかえれば いつでも やさしく迎えてくれる でも もう 戻れないんだよ もどるところはひとつ 靴音ひびく この街 そう 冷たく孤独な この街だけさ 過去の自分に 別れを告げ 新しい街へ出て行ったはずじゃないか Bye Bye Bye Bye 親切だった人たちに Bye Bye Bye Bye 同じ涙を流した仲間に Bye Bye Bye Bye 忘れてしまうしかない悲しみに Bye Bye Bye Bye あの時流した にがい涙に |