REINCARNATION松任谷由実 | 松任谷由実 | YUMI MATSUTOYA | YUMI MATSUTOYA | | Once upon a time 遥かな過去から 今日まであなたを求めて REINCARNATION 恋人達はときどき 不思議なミラーをのぞく 二人は知らない時代 どこかで一度めぐり逢っていたはず 静かな台風の目に 蝶々が運ばれるように 二人の愛は旅して あるとき遠い国までたどり着く Once upon a time 遥かな過去から 今日まであなたを求めて REINCARNATION 恋人達はときどき 不思議なワープをくぐる 二人は気づかぬうちに 同じあやまちをくり返すかもしれない 生まれた川をめざして 魚が帰るように 二人の愛は旅して ときには時の流れを逆のぼる Once upon a time 時間にはぐれて 今日まで宇宙をさまよい REINCARNATION 熱い腕の中で 今 DE JA VUを見てた なつかしい景色へ さあつれてって Far beyond time この次死んでも いつしかあなたを見つける Far beyond time この次死んでも いつしかあなたを見つける REINCARNATION Once upon a time 遥かな過去から 今日まであなたを求めて REINCARNATION Far beyond time この次死んでも いつしかあなたを見つける REINCARNATION |
オールマイティー松任谷由実 | 松任谷由実 | YUMI MATSUTOYA | YUMI MATSUTOYA | 松任谷正隆 | 恋がシャーベットみたいならいいのに 会えないときは凍らせておけるわ はやく食べなきゃ あなたと私 形がくずれてしまいそうよ 私の冷蔵庫を開けないで 忙しそうね 調子はいかが ニコニコ テーブルをはさむけど いつでも恋のオールマイティー 見せどきが肝心だから 今は hu hu hu キミを離さない 私が出ると切れてしまう電話 あなたの手の内にクィーンがまざってる こちらのカードはカスばかりでも 一枚 ジョーカーを持ってるのよ いつでも恋のオールマイティー 一度しか使えないけど だから hu hu hu キミを離さない いつでも来いのオールマイティー 見せどきが肝心だから 今は hu hu hu キミを離さない 離さない |
NIGHT WALKER松任谷由実 | 松任谷由実 | YUMI MATSUTOYA | YUMI MATSUTOYA | 松任谷正隆 | あなたの友達に街で会えば 私はどんな顔すればいいでしょう 今も苦しい気持さ とられぬように ネオンに照らされ 踊ってみせるだけ ペイヴメントは夜更けの通り雨 みんな急ぎ足 孤独のドアを叩き合いはしない 私のことを傷つけてつらいと ひとに云わないで すぐにすぐに忘れてしまうのに 次々消えてゆく店の灯り 心をかりたてるシャッターの音 あの頃のあなたへハネをあげながら 走ってゆきたい どんなに遠くても 私を置いてゆくのならせめて みんな持ち去って あなたが運んでくれた全てを 私のことを傷つけてつらいと ひとに云わないで すぐにすぐに忘れてしまうのに 私を置いてゆくのならせめて みんな持ち去って あなたが運んでくれた全てを ペイヴメントは夜更けの通り雨 人もネオンも 蒼い蒼い河を流れてゆく |
星空の誘惑松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | 星屑がこぼれそうな夜 小刻みにふるえるミラー 理由はきかず遠いところへ 私のこと運んで欲しい 想い出は流れ去るランプ うそでいい 好きだと云って そっと重ねた冷たい手を 私ずっと大事にするわ いつも気軽に誘い合えたあなたとも 悪い恋に堕ちそうな星空の誘惑 まだ彼のことを忘れ切れず窓を見る 私のほほ包んでくちびるをふさいで 想い出は流れ去るランプ うそでいい 好きだと云って うなるような 風の音は なぜ私をひとりにするの 哀しいたびに会ってくれるあなたさえ いたづらに失くしそうな星空の誘惑 きっとあなたの心は友達のまま わがままな涙にとまどいゆれてるでしょう オレンヂのトンネルの中は 横顔がネガのようだわ 今のうちにさらわれたら あとでみんな夢だと云える 星屑がこぼれそうな夜 小刻みにふるえるミラー もうもどれぬ遠いところへ 私のこと運んで欲しい 今のうちなら 夢だと云える |
川景色松任谷由実 | 松任谷由実 | YUMI MATSUTOYA | YUMI MATSUTOYA | 松任谷正隆 | 川風は草を吹いて ボンネットをすべって行った いくども 初夏の日は車とめて 腕の中で野球を見ていたわ 水面がまぶしすぎて なさけない顔になる あなたが好き あなただけが大事だった素敵な季節 じっとしてね ちょっとだけ 光と影ゆらさずに 恋が消えてしまったら この景色も消えるから 切りたての髪をおさえ 今日も強い風の堤防おりれば 想い出はとび石の数 たぐりながら渡って向う岸 流れが音をたてて 足元あやうくする あなたのあと あなただけについて行った夢中の季節 ときめいてね ときどきは 私のこと考えて 恋が過ぎてしまっても この川辺を走るなら じっとしてね ちょっとだけ 光と影ゆらさずに 恋が消えてしまったら この景色も消えるから ときめいてね ときどきは 私のこと考えて 恋が過ぎてしまっても この川辺を走るなら |
ESPER松任谷由実 | 松任谷由実 | YUMI MATSUTOYA | YUMI MATSUTOYA | 松任谷正隆 | 愛するため 愛するため 誰もが持つひとつのエスパーはパワー あなただけを あなただけを 感じることが私のエスパー 私の写真や小さな噂が 朝から出てくるのは 忘れちゃいやよと 送ったサインよ 連絡下さい すぐにすぐにすぐに 離れてても 離れてても 腕の中にいる気がするのはなぜ あなただけに あなただけに きこえる声が 私のエスパー 毛糸のあみ目は くり返えす呪文 やさしく縛りたいの ひらめく予感に立ってふりむけば 電話が鳴りだす 強く強く強く 愛するため 愛するため 誰もが持つひとつのエスパーはパワー あなただけを あなただけを 感じることが私のエスパー |
心のまま松任谷由実 | 松任谷由実 | YUMI MATSUTOYA | YUMI MATSUTOYA | 松任谷正隆 | Hurry up 心のまま Hurry up とても愛している 細いマスト鳴らし 海流に乗ったように 許して今まで傷つけた 今では会えないあのひとに 届かせて 潮の便り 私の見た雲は 馬のかたち あなた何に見えた 言葉にしてるまにちぎれてゆく それは愛に似てる Hurry up 心のまま Hurry up とても愛している 細いマスト鳴らし 海流に乗ったように 許して今まで傷つけた 今では会えないあのひとに 届かせて 潮の便り 私が好きなのは 嵐のあと 光る水平線 しけた海もやがて月を映す 銀の鏡になる Hurry up 心のまま Hurry up 今は急いでみる 叫ぶような風に じっと身をさらしながら 許して今まで傷つけた 今では会えないあのひとに 届かせて ああ許して今まで傷つけた 今では会えないあの人へ 旅をする心のまま (RIB II世号に捧ぐ) |
ずっとそばに松任谷由実 | 松任谷由実 | YUMI MATSUTOYA | YUMI MATSUTOYA | 松任谷正隆 | ゆれる海に潜るような 何もきこえない ひとりぼっちのとき きみはハンター もがきながら 宝物みつけ きっと戻って来る かわってあげられぬ痛みが哀しいわ どんなに思っていても たなびく夕映えの雲 私に 涙あふれさせてくれたかわりに そっと呼んで つらいならば 時を かけて行くわ 人は勝手ね 淋しいからよ きみらしいフォームでゆっくりと泳いで 疑うこともなく知り合う人々を “ともだち”と呼べた日々へ ふりそそぐ8月の雨 私を はだしで笑わせてくれたかわりに そっと呼んで 胸の奥で ずっと そばにいるわ 今日も 明日も ずっと |
ハートはもうつぶやかない松任谷由実 | 松任谷由実 | YUMI MATSUTOYA | YUMI MATSUTOYA | 松任谷正隆 | 風をよけて あなたの背にしがみついた あの日最後のバイク日和 海の色が教えていた まわりじゅうを傷つけても会いたかった あの気持を何と呼ぶの もうたくさん 今静かに夏が終わる あなたのせい hum 私のせい hum 知らぬ同志は月日のせい あなたにさえ hum 私にさえ hum ハートはもうつぶやかない 自動ドアが開けばそこは残暑の街 手紙なんてとっていても しかたないさ 心だけが離れてゆく あなたのせい hum 私のせい hum 知らぬ同志は月日のせい あなたのため hum 私のため hum ハートはもうつぶやかない 昔のアドレス帳に 愛を封じ込めて あなたのため hum 誰かのため hum 幸福も祈らなくなり よみがえる メモリー やるせない メロディー ハートはもうつぶやかない あなたのせい hum 私のせい hum 知らぬ同志は月日のせい あなたにさえ hum 私にさえ hum ハートはもうつぶやかない |
経る時松任谷由実 | 松任谷由実 | YUMI MATSUTOYA | YUMI MATSUTOYA | 松任谷正隆 | 窓際では老夫婦が ふくらみだした蕾をながめてる 薄日の射す枯木立が 桜並木であるのを誰もが忘れていても 何も云わず やがて花は咲き誇り かなわぬ想いを散らし 季節はゆく 二度と来ない人のことを ずっと待ってる気がするティールーム 水路に散る桜を見に さびれたこのホテルまで 真夏の影 深緑に ペンキの剥げたボートを浸し 秋の夕日細く長く カラスの群れはぼんやり スモッグの中に溶ける どこから来て どこへ行くの あんなに強く愛した気持も憎んだことも 今は昔 四月ごとに同じ席は うす紅の砂時計の底になる 空から降る時が見える さびれたこのホテルから |