初期衝動BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | | 雲天の天見上げ 胸底に涙置いて 屈辱を励ましと さあ一歩 進め 見切れた真昼の夢 揺らせ続け 掲げ威風堂々 胸に手を当て追い込む 己一人の闘争 響きこの胸高鳴る 容赦なき初期衝動 万全に言い逃れ 唱導の声枯れて 凡人と顔埋め 生き恥と憶いを 仮面と飾りの城 誰の台詞 またも逃げ口上 隠れ出戻り連続 木偶の机上の遠吠え 後で言うなぜあの時 どこで無くした衝動 口先に唱えた馬鹿の一つ覚え 本物 本当 本心 本望 偽物の 過ちの まやかしの 建前の 本物 本当 本心 本望 人間の 望んだ一縷の夢 巡らせ巡らせ 鳴らせその衝動 胸に手を当て追い込む 己一人の闘争 響きこの胸高鳴る 容赦なき初期衝動 |
賽の河原BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | BRAHMAN | 叫んで揺れた仙境に潜む 限りない憎悪 耐えて耐えた犠牲の裏 形ない業 重ねた回向の塔崩す ねだる梢と賽の河原 揺るいだ決意はどこに 揺れて 鳴り響く 世界の沈む姿を見つめる 一切の空 一つ二つ三つ四つ数えて受ける 無限の罰 砕けた自儘の死を告げる 毎に積み出す始めから えぐれた爪痕胸に 再び ここに立つ 現今刻む 裏切る常に 困難さえ 裏切る言葉 根も葉もない 裏切る自身 絵空事 裏切らず 重ねた回向の塔崩す ねだる梢と賽の河原 揺るいだ決意はどこに 揺れて ここに立つ |
今際の際BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | | 幾千分の蹤跡と 咲いて散った孤独と 咲いて散った叫びを 後先無しの窮鳥と 燃えて去った痛みと 燃えて去った地平線 刻め 今際の際 今ここ 刻め 今際の際 杭刺す 生涯の層一層 一進一退の攻防と 泣いた知った強さよ 泣いて知った弱さよ 逆境さえも失敗しりと 恐れ持った生き様 恐れ待った死に際 落ちて 奈落の群れ 束の間 落ちて 奈落の群れ 蹴散らす 風前の真髄と 印刻 毎回の惨事 心血注ぐ挙げ句の幾重 生涯の層一層 刻め 今際の際 今ここ 刻め 今際の際 杭刺す |
俤BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | | 白く色づいた夜は半夏生 胸突く念いは暁待てず 黒い影並ぶ悪い夢のよう 響く慟哭に顔を埋めて いくつもの名前呼ぶ 置き去りの包み 形を戻して 声枯れたその後で 叫び続ける微かな証を 白く息ついた朝は冬化粧 胸に刺す宝は泥に塗れて 空も雲も海も行き交う人も今日 終焉の合図に姿を消して いくつもの道の上 確かに息吹いた欠片を集めて 泣き濡れたその後で 静かに見つけた俤導かれ 何度目のこの場所で 片手に抱き取る我が身の欠片と 何度でも側に来て 瞼に残る俤探し続けて |
露命BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | | 闇照らさず 梨礫 紡いで 寝言ぬかす 落ちかけの 傾国 取り違えた この一期 挑んで 糾えた縄の如く 糾えて 糾えて 禍福をかざして 夜半を超えて 戸惑い後 露命 繋いだ ただ 仇一つ撃たせば 露命 繋いで ただ ひた隠した 算乱す 死生命 口の奢る 成れ果ての 順境 足を止めて 思い焦げ 泣いて 糾えた縄の如く 糾えて 糾えて 姑息を灯して 夜半を超えて 露の命 露命 伝えて 仇二つ投げては 露命 伝えて ただ 糾えて 糾えて 現 裂く 黄泉路 乾く身と 繋いで踊る 慈雨にぬれて 此処 禍福をかざして 夜半を超えて 戸惑い後 露命 繋いで ただ 露命 伝えて ただ 闇照らさず 梨礫 紡いで 寝言ぬかす 落ちかけの 傾国 取り違えた この一期 挑んで 糾えた縄の如く 糾えて |
空谷の跫音BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | | 溢れた目に飛び込んで滲んだ数々の 堪えた目に寄り添って写した抜け殻の窓 景色は何のために 歪んだ目を引きずって進んだ瓦落多の路 気配は誰のために足を鳴らす 足音鳴る 空谷に足を鳴らす 誰かの待つ足音鳴る 己惚れ 行く末 隣合わす怯えた夜は凍て 夢ばかりを描いた 君ばかりと話した 溢れた目に飛び込んで滲んだ数々の 汚れた目を覚まして掴んだ数々のもの 答えは誰のために足を鳴らす 空谷に誰かの待つ足を鳴らす 君を鳴らす 空谷に願い届く足音鳴る 溢れた目に飛び込んで滲んだ数々の 答えは誰のために |
遠国BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | | その手を出さずに言葉を寄せて 言葉を濁して姿を見せず 裏切りの箱船と没落に集る劣等 姿を隠して遠くで笑う 遠くに塗れてその手に奪う 生み落ちた絶望よ 落陽に染まる列島 時化る荒天に小舟浮かぶ 闇に還らぬ いつか燃え盛る幻と 沈んで消える 遠国 照らすサイレンとシュプレヒコール 声に届かぬ 沈む夕刻の影を 過ぎし旭日の朝を 迫る黄泉の 烈日 落日 裏切りの連続に 衆望 欲望 連日の絶望に 憂国 売国 絶望の峡谷に サイレンとシュプレヒコール 声の届かぬ 郷国 いつか燃え盛る日は沈み また日は昇る |
警醒BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | | 酉の正刻 軋めく 悲憤慷慨 嘲笑 やがてくる報いヘ ボケた境界さ迷う 寝ぼけ眼の顔無し 高括る日和を 責めた 自覚と逃走 責めた 罵倒と軽蔑 悲鳴と嫉妬 固着と乖離 群 盲 象 下手で上等 生き抜く 秘めて必ず 仇打つ 見つけ出す お前を 提示 開示 警醒 笑え 無用の産物 砕け 未来の惨劇 焼き付けた お前を せめて 貫け善人 世代 不感と劣等 澱む生簀の回遊 死して結べ 破城槌 怒りを 怒りを 怒りを 酉の正刻 軋めく 悲憤慷慨 嘲笑 やがてくる報いへ 提示 開示 警醒 |
最終章BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | BRAHMAN | 抱えた両手の中の 慰めの嘘ばかり 数えては行き詰まる ずる賢い過去も背に 未だ見ぬ世界の果てに 一片の現実を 投げ出した劇の途中 終えるには早すぎた 偶然の呼び覚ました 運命を眺めやって 探した答えに揺れる 痩せ枯れた顔見えず すれ違い手放した 鈴生りの夢模様 あざとい心を隠し こじれたこの手を取って もう一度旅に出よう 二度とはもう戻らない 最終の章を開けた 後悔を叩き割って 解けて 解ける 走り去って行く前に 偶然の踏み外した 運命を摘み取って 最終の地に向かう 後悔を共に連れて 偶然の運命よ 走り去って行く前に |
Jesus Was a Cross MakerBRAHMAN | BRAHMAN | Judee Sill | Judee Sill | | Sweet silver angels over the sea Please come down flyin' low for me One time I trusted a stranger Cuz I heard his sweet song And it was gently enticin' me Tho there was somthin' wrong, But when I turned he was gone. Blindin' me, his song remains remindin' me, He's a bandit and a heart breaker, Oh, but Jesus was a cross maker. Sweet silver angels over the sea Please come down flyin' low for me He wages war with the devil A pistol by his side And tho he chases him out windows And won't give him a place to hide, He keeps his door open wide Fightin' him he lights a lamp invitin' him, He's a bandit and a heart breaker, Oh, but Jesus was a cross maker Sweet silver angels over the sea Please come down flyin' low for me I heard the thunder come rumblin' The light never looked so dim I see the junction git nearer And danger is in the wind And either road's lookin' grim Hidin' me, I flee, desire dividin' me, He's a bandit and a heart breaker. Oh, but Jesus was a cross maker Yes, Jesus was a cross maker Sweet silver angels over the sea Please come down flyin' low for me One time I trusted a stranger Cuz I heard his sweet song And it was gently enticin' me Tho there was somethin' wrong But when I turned he was gone Blindin' me, his song remains remindin' me, He's a bandit and a heart breaker, Oh, but Jesus was a cross maker. Sweet silver angels over the sea Please come down flyin' low for me |
鼎の問BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | | 誰かを庇った姿のまま 肩に落とした小降りの雨 何か話しかけては無音のまま 拙く耐えた五分後には 街中の灯が落ちて 握る手に残された 今この世界 何度目の秤に乗せた鼎の問 誰かを押しのけ連れて行くの 剥ぎ取り奪い逃げて行くの 笑顔で答えた糸も切れた 桃源郷と理想は消えた 参道に影はなく 祈る手に血の滲む 怒りを見せて何度でも 軽さに溶けた鼎の問 街中の灯が落ちて 握る手に残された 参道に影はなく 祈る手に血の滲む 街中の灯が灯り 参道に人溢れ 今 目の前の何度目の 祈りを超えて何度でも |
霹靂BRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | BRAHMAN | ほんの小さく声を張り ここはどこかと尋ねてた 言うに耐えない結末は 晴れたこの日も奪うよう 息も静かに横たえて 届き視線を交わすように いずれ世界の幕降りる 今日も手前と笑い出す 永劫 過去も その先の 泉に写る水のよう 細波砕けて息も逝く 当たり前に浮かんで 当たり前に消えてく 水の浮かんだ笹の船 波に溶けていく砂の城 すくい出せない掌の 次もおそらくその中で 霞む中で誰もが 風に跡を託して さあ わずか残る わずか注げ 当たり前に 夜は明けて |
虚空ヲ掴ムBRAHMAN | BRAHMAN | TOSHI-LOW | BRAHMAN | | 巡り巡る非業 再三再四 因業と因縁に 決断と決別を 有りの儘の卑怯 再三再四 千辛万苦 この身を 廻り廻る非道 再三再四 改悪と改竄に 変幻と全霊の 志の途上 再三再四 再来と再生を 形のない虚空の狭間に 廃れた刻を刻んで 救いのない無常の彼方に 掴んだその手離さず 嘘で固まる答えのその中を 変わり続ける恐れを捨て去れば 揺らいだ街飛び出して 誰かの手を抜け出して 踊れ 再度 済度 再三再四 命捨てても己は捨てず ただ人心染まる 形のない空虚の狭間に 廃れた刻を刻んで |