愛の摂理中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | いつでもそれなりに こなして 時どき虚しさに 襲われた だから強く望んでた だから僕を覚えてた 似たような影を踏み 歩いてきた 傷の跡 削られてゆくばかりの愛と いくらでも与えられる愛と 誰にも選べない 何故に弄ばれて 君の肌が熱を帯びてゆく その瞳が色を変えてゆく 誰にも聴こえない 柔らかな愛を奏でて 出来れば永遠が 欲しいけど 途切れてしまうほど 続けたい だから強く望んでた だから君を求めてた 抱きしめるその度 遠くへと すり抜ける 騒がしい明日が嫌になるから 光の中じゃ見失うから 誰にも求めない 君にしか求めない 僕の指が闇に滑り込む その吐息が耳元を濡らす 誰にも知り得ない 静かなる愛の摂理に 削られてゆくばかりの愛と いくらでも与えられる愛と 誰にも選べない 何故に弄ばれて 君の肌が熱を帯びてゆく その瞳が色を変えてゆく 誰にも聴こえない 柔らかな愛を奏でて |
誘惑 -album mix-中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | 見つめられて言葉失って 気がつけば逃げ道を断たれて 君が思うままのシナリオ運び 望むところよ 物足りないだけが 口実じゃないのよ 私の今までが 嘘みたく見えて 彼は悪くないんだ とても行き届いて だけどそれが私を責めるの 何食わない顔して 魔が差すような恋の手招き わざとらしく戸惑いながら 命綱はずした 手を引かれるままに私は 気後れを誰かに押しつけて 君が誘いかける甘い罠に 夜を託した あの子にさらわれた ささやかな想いは 今もまだ時々 私を悩ます 思い切りぶつかって 粉々に砕けて それができたのなら違ってた ほらすぐに抱き寄せて 憚らずにキスを奪ってよ 無抵抗を装いながら 梯子を蹴落とした 軽く手を振り まだ暗い朝 何故だか涙がひとつこぼれた |
世界は手のうちに中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | 世界は霧の中 君がそれを晴らすのさ 答えは手のうちに 今を迷わず賭けろよ 砂漠の風に磨かれた プラチナの肌輝かせ 冷たいヒール突き立てた 無愛想な愛のコラージュ 代わる代わる現る 胸騒ぎの知らせが つぎにつぎに我先に 奪い合う無常の果てで 世界は霧の中 君がそれを晴らすのさ 答えは胸の中 今を迷わず賭けろよ 使い回しのディスコードに 耳を貸す理由もないし 濃いグロスの赤は語る 近頃物足りないの 代わる代わる通り抜け 時は飲み込んでゆく 次に次に先急げ 光を見逃さないように 世界は霧の中 君がそれを晴らすのさ 答えは手のうちに 今を迷わず賭けろよ |
そのぬくもりの中で中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | 北風が通り抜けて その冷たさにうつむき 僕の肩に身を寄せて つぶやく君の言葉は さみしさで掠れていた 僕は聴こえない振りをして 忘れないように なくさないように すべてに触れながら覚えた 君の声を 君の姿を 胸の中に響かせ わかり過ぎたことだけど 愛することは孤独で 振り返るその瞳に 見とれて言葉失くした 夕闇があたりを染めた さよならをまた 急かすように 同じ朝を迎えるなら その温もりに抱かれたまま 君の声を 君の姿を 確かめて目覚めたい もしも時間を止められたら 子供のように繰り返して 忘れないように なくさないように すべてに触れながら覚えた 君の声を 君の姿を 胸の中に響かせ 同じ朝を迎えるなら その温もりに抱かれたまま 君の声を 君の姿を 確かめて目覚めたい |
未成熟中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | いつからそんな風に 危うさを着飾って 何かを言いたげな目をしては逸らす 抗えない予感が 突然訪れた 臆病すぎた少女は 逆らわなかった 男は眺めて楽しんだ 若さの速度で君は変わりゆく 傘はいらないと君は 街へ消えた 肩の荷が下りたようで 追う気もなかった 出来上がったものには 特に興味がないんだ 定まらない心と 柔らかな素肌 愛の真似事はここまでさ 若さの終わりをここで見送ろう 傘はいらないと君は 街へ消えた 肩の荷が下りたようで 追う気もなかった 雨に濡れながら君は 過去を捨てた ただそれを眺めてた 傘もささずに |
髪を指で巻く女中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | その場かぎりの偶然か 話せば解る人格者 いつもより手応え あり 胸元の空き具合が 絶妙なパーセンテージで 焦らすのが好きだね 君 まるで生命の火種 くすぶって 君がオイル注いだ 瞬く間に 燃え盛り バラの香りが ああ リスキーだ リスキーだ この感じはヤバいぜ その目が その目が ものすごいグラビティ ほらなんか ほらなんか 欲望が集まってきた 君の前で準備オーライ まてよ案外無自覚で そんなつもりはないのって 良くあるパターンかも しれない 違う確かな手応えが 髪を指でいじっては こちらに委ねてる みたい まるで生命の目覚め 感じてる 神様微笑んだ 導かれしもの達が 一斉に集まる ああ リスキーだ リスキーだ この感じはヤバいぜ その目が その目が ものすごいグラビティ ほらなんか ほらなんか 欲望が集まってきた 君の前で リスキーだ リスキーだ この感じはヤバいぜ その目が その目が ものすごいグラビティ ほらなんか ほらなんか 欲望が集まってきた 君の前で すでにスタンバイ |
PURPLE中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | 許されないその答えを 誰ひとり解らなくて ふたりを咎める理由など どこにもなかった 望むだけ失うなら それは仕方のないこと 鍵穴を埋めてしまえば 帰れない 静かな朝焼け 縋り合う指先の熱が それだけが今を知る 確かな現れ たれ込めた雲に抱かれた 無情の街で 後ろめたさを踏みつけては 風に紛れた 足早に過去を振り切る 君の目には ざらついた砂のように今が ただ映っていた そこには黄昏 もたれ合う肩のか弱さに 愛しさが胸を裂く 不確かばかりで たれ込めた雲に抱かれた 無情の街で 後ろめたさを踏みつけては 風に紛れた 目を閉じたその向こう側に あの日の空 辿り着けない彼方の夢 君が佇む |
ドア中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | 行かないで 僕の目の前から消えないで ひとり置き去りにされる夢に うなされて目が覚めた真夜中 生きるには あまりにわかりづらい世界さ どれもが正しくて間違いで 選ぶにもひどく悩ましい 絶え間なく現れ 消える 時の足音 目を閉じて さらわれないように 言い聞かせ 何も揃わないけど 君が望んでくれるから 遠い約束の続きを開いて 読み進めよう 次の物語 あのときがもし違ってたなら こんな風にならなかったかも 本当かな 僕はそう思わないよ 悪いけど 今がただ 何食わぬ顔して そこにある だから君と僕は構わずに 静かな風の道を行こう 休みなく命を 運ぶ君の鼓動に 耳を当て 眠りにつきたい 少しだけ 何も解らないけど 君が笑ってくれるなら 雨上がりのような心を抱いて 鍵を回すよ 次の旅立ちへ ビルの群れ 高くそびえる空 目を凝らしたら ひとつの星のひかり 何も揃わないけど 君が望んでくれるから 遠い約束の続きを開いて 読み進めよう 何も解らないけど 君が笑ってくれるなら 雨上がりのような心を抱いて 鍵を回すよ 次の旅立ちへ まだ見ぬ日々へ 今くぐり抜けて |
薄紅 -album mix-中田裕二 | 中田裕二 | 中田裕二 | 中田裕二 | | 山肌を染めた薄紅が 車窓の向こうに咲き誇る 絹の糸するりとほつれた 心と心の縫い目から 一息で告げた 別離の言葉を 涙押し殺し君は受け取る さだめは僕らをつなぎ さだめは僕らを遠ざける 思い出が次々と しがみついて力つきて それでも春はふたたび 鮮やかな色に染められて 少しずつやわらいで 時折 さみしげに振り返り 唇を染めた薄紅が 恋を手繰り寄せたあの夜 ひとひらの花びらが踊り なす術無く水面に落ちた 何気ない笑みが 今更愛しい 今宵は誰かの胸の中だろうか さだめは僕らをつなぎ さだめは僕らを遠ざける 思い出が次々と しがみついて力つきて それでも春はふたたび 鮮やかな色に染められて 少しずつやわらいで 時折 さみしげに振り返り 時折 さみしげに振り返り |
サブウェイを乗り継いで中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | あの子との部屋を後にして 青春とさよなら 路頭に迷ってふらふらと 水色の地下鉄に転がる 東京はまだまだ見えない あの子は涙顔 これから俺は何をすれば 若さだけが取り柄で情けない 気付けば兄貴の愛の巣に 逃げ込んで居座る 新しい季節を迎えて 緑色の地下鉄で向かった 東京はまだまだ先だぜ あの子が気にかかる 少しだけ夢が芽吹く頃 夜の風が手招きはじめてる 若さで輝くあの街へ 西へ移り住もう だけど馴染めないこの街は 私鉄から地下鉄に戻った 東京はまだまだ深いね あの子はいまいずこ メロディが星空に踊る 恋しても何となくね尻窄み 大手町の地下要塞 西船の埃っぽい朝 葛西に帰れない下北の夜 錦糸町の下世話な店 銀座の夜は気高くて 新宿は魔性を秘めていて 相も変わらず憧れで ただいま八重洲あたり午前二時半 東京に負けられないのさ 月を見上げながら 果たして夢は夢のままか だけどほらあの頃よりはマシさ 今宵は黄色の地下鉄で あの子と久しぶり 晴れてこの道一筋です 変わらないこの街が好きです 変わりゆくこの街が好きです あちこちに思い出が TOKYO |
LOVERS SECRET中田裕二 | 中田裕二 | Yuji Nakada | Yuji Nakada | | 抱きしめたくて 今すぐ手を差しのべて 夢をさまよう 現実に僕は溺れて 心はもう君の瞳の中 吸い寄せられて 甘いささやきで また連れ出して PLEASE CALL ME BABY 空っぽのビターなエール 疲れて投げ出す体 中途半端にフィナーレ 当たり障りないシネマ いたずらに降り出す スコールを逃れて やるせない浮世の 風で折れた傘を捨てた こんな様子じゃ 色々と続きそうだ 君の得意な その嘘でもっと騙して 恥じらわないで 今すぐ愛を仕掛けて 夢をただよう 現実に僕は浮かれて 心はもう君の瞳の中 吸い寄せられて 甘いささやきで また連れ出して PLEASE CALL ME BABY 知りたがりのやつらが 卑しくばらまいたノイズ それにくらべ君なんか 底知れぬ深いミステリー 失われた神秘が 宿るその奥の方で 極めて手つかずの 美しい花咲き乱れ こんな世界じゃ 色々と耳障り 君の香りと微笑みにもっと酔いしれ 抱きしめたくて 今すぐ手を差しのべて 夢をさまよう 現実に僕は溺れて 恥じらわないで 今すぐ愛を仕掛けて 夢をただよう 現実に僕は浮かれて 心はもう君の瞳の中 吸い寄せられて 甘いささやきで また連れ出して PLEASE CALL ME BABY |