凶夢伝染ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 蒼キ朝(アシタ)過去ハ死セリ 君ハマタ孤独ヲ抱ク 夜ヲ覆ウ目蓋開ケ 凶キ影ヲ恐レルナカレ 仄くらき柩から 産み堕とされた人形のように 躰は赤く凍え 心は闇にあやされ育つ 君に僕が見えるかい つなぐ手の冷たさに 鮮血の爪立てる 眉寄せてごらんよ 壊し合おう 先に続く 謎に満ちる結末を 羽も脚ももがれたまま 虚空のなか朽ち果てるより もうひとり僕がいて 誰かを痛いほど愛しているんだ さぁどっちが 幻だろうね 劈く絶叫より おぞましきもの人の囁き 悪しき言霊ばかり 心操伝わってゆく 僕は君に触れていたい たとえみんな消えても 騙されてあげようか 綺麗に笑いなよ 交わし合おう 恋うるように いつか綴られる希望(ゆめ)を 血と涙に塗れたって 待ってるのは絶望じゃない もうひとり君がいて 誰かを殺すほど傷付けていても ねぇいったい 罪って何だろう 蒼キ朝過去ハ死セリ 僕ハマタ孤独ヲ知ル 夜ヲ覆ウ目蓋開ケ 凶キ影ヲ恐レルナカレ 壊し合おう 先に続く 謎に満ちる結末を 羽も脚ももがれたまま 虚空のなか朽ち果てるより ああここに僕らはいる ほんとは痛いほど 生きていたいんだ もぅとっくに答えは 分かってるね? |
雪華懺悔心中ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 一片一文灰散る如く 薄霞 時は降り積もる 毀れる躰はああ何処で 朽ちゆくのでしょう 蠢く私の不浄の指は 毒の絲吐いて女郎蜘蛛 縛られた過去の亡霊と 人肌を縊る 綺麗事ほどお笑い種の 表を越えて渡りませ 本当は 悪いお人で あらしゃりますか 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して 刺青の薫り墨染めの桜 漆の闇へと隠しつつ はるかに 愛する痛みなら 膿み尽くしたでしょう 見上げる宵には裸木の骨 生きれど女は月髑髏 白珠の下腹満ちるたび 生まれ出づる死よ 朝日を知らぬ赤子のように 血肉包まれ眠りませ 本当に 可哀いお人で あらしゃりますね いのち愛しや 賽の河原の 石積み遊び憫れ 通るは百鬼 罅ぜる鬼灯 転ぶ間もなく針の山 女夜叉抱きませ 懺悔野ざらし 二度と帰らせまいと 占う吉凶は 剥ぐ爪はらはら花弁数えて 怖いお人で あらしゃりますか いのち惜しかろ 飲み乾す咽に 爛れる情の苦し 秘すれば仏 焼かれて般若 崩れゆくほど麗しや 女夜叉抱きませ 夢の通い路 二度と戻れぬように 踏み出した足首 舞う雪はらはら六花に埋もれて 愚か恋しや 痴人の愛の 果て無き情け縺れ 堕ちては外道 縋れど地獄 のぼる気も失せ蜘蛛の糸 如夜叉燃しませ 戀の恨道 引き返せぬのならば 覚悟の腹はいざ 抜く鞘ひらひら段平翳して |
夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 指を組み踊りましょう 揃いの真白い服は 窓と同じ たそがれ色に染まっています あれはダフネ薫る春 この“今”は永遠ではなく ふたり分かつ刻は来ると 悟り泣いたのは ここが黄泉の国ならいい うつろなる蒼き互いの瞳に まだ知らぬ哀しみの代わり 滲ませたい 美しい闇 胸合わせ回りましょう 甘く馨し乙女の姿で 靴音は重なって 響くどこかにある 空の彼方 あなたはわたしの死 わたしはあなたの生 それはひとつの生を 死に続けるための 受け継いだものは何 出会えぬ父さまは誰 格子の外 華やぐ声が通り過ぎます ここは黄泉の地下なのです うつろなる蒼き四っつの瞳は 夜ばかり見つめていたから 一目(ひとつ)に溶けてしまいそう 離れずに巡りましょう 次の世でまた 目覚める一緒に 始めからやり直す 光る朝靄 開かぬ瞼へ あなたはわたしの目 わたしはあなたの目 それなのになぜ 同じ夢を視られないの 胸合わせ回りましょう 甘く馨し乙女の姿で 靴音は重なって 響くどこかにある 空の彼方 わたしはまだ少女 あなたはまだ人形 生も死も同じ舞台の上 グラン・ギニョール |
血の断章ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 鳩の血のいろ 似合う雪の首 接吻(ベエゼ)より甘い あなたの牙の痕 少女のときから 待ち続けていた 小さな悪夢 つなぎつむぎあわせながら 棘を手折る優雅な指で わたし弔われて眠り 月の柩で目覚めた ただあなたを愛するため 人はこころを 胸の奥隠すけど 宝石匣で わたしは育てるの 永すぎる魔冬 哀しみ抱えた あなたの腕に 放たれ輝けるように 誰も願う 永遠の愛は 初めからここにしかない だから貴いと知るほど ただあなただけ崇める 愛おしい お父様 わたしを 抱いて 蕾散らす懺悔の爪に わたし抉り取られ睡り 薔薇の柩で叶わぬ ただ馨しい死を夢む 無垢なる無為なる 真紅の真白き花嫁 さよなら遠い刻 |
六道輪廻サバイバルALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | この肉体朽ち果てて 蟲棲む土となっても 追憶の粒子たち 卵となり蝶となる また死んでまた生まれ 君と出逢えるだろうか 違わずに交じる指 火を点せ曲がり角 六道ヶ辻 地獄谷堕ちて悪行の数 饑えど渇けど減らず餓鬼の河 畜生這う行方に外道みち 猛者ども夢亡き修羅阿修羅 浸す闇のsurvivalism 月光観音が導く 苦艱彩り一世の極色 童子昇天羽衣の五衰 脳内からamphetamine 動脈へと紡ぐ極楽 この世でもあの世でも 閉ざされた“現在”のように 手探りで前を向く ぼくらは独りのまま また生きてまた死んで 何処へと続くのだろう 巡り合う渡り合う 迷い途 鬼ばかり 六道輪廻 いまのうちに出来るだけ その手を強く握っていよう 光と影今生過去未来 皇子と巫女前世現世来世 戀うる限り無きnirvana 悟るべきものは幻想か この五臓 流れ果て 蓮(はな)咲く水となっても 霊魂の抜け殻は 雨となり空(くう)となる また生まれまた死んで 君と出逢えるだろうか 逝き違う擦れ違う うつそみは転げ墜ち 六道ヶ坂 いまのうちに出来るだけ 君をもっとずっと抱いていよう この世でもあの世でも 閉ざされた“現在”のように 手探りで前を向く ぼくらは独りのまま また生きてまた死んで いつまで続くのだろう 巡り合う渡り合う 迷い途 鬼ばかり 六道輪廻 この肉体朽ち果てて 蟲棲む土となっても 追憶の粒子たち 卵となり蝶となる また死んでまた生まれ 君と出逢えるだろうか 違わずに交じる指 火を点せ曲がり角 六道ヶ辻 この瞬間に適うだけ 君を強く抱きしめていよう |
禁書ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 夜毎にわたしの洋墨(インク)は垂れる 人生を綴る羊皮紙の上に それなり甘美な筋書き それでも書棚に積み上げられた 古今東西本の中 あなたの小説ひとつに 及ばない 活字貪り生きられればいい 扉開けるように次の表紙を また開く 現など捨てて行く ここは崇拝図書館(bibliotheqou) 神々しく気の触れたその右手のペン先が わたしの脳に物語を認めてく官能 ああどうか躰を裂き 直に美しい妄想 注いでください 失神するまで 叡智は閃光と暗澹湛え 熟成されながら言葉に宿る 悪魔と天上の爛酔 他に何もわたしはいらない あなたの世界へと飛べる 想像力あれば 命かけ読み耽る ここは終身図書館 見目麗しく並び語られる文字は音楽 瞼も胸も捲られてく目眩く幻覚 もうどうかこの魂 潰れるくらい凄絶な たった一度きりの結末をください 奇なる事実より奇な ここは禁断図書館 わたしが死んだ後は青褪めた皮膚を剥ぎとり 鞣して縫い合わせて装丁に飾ってほしい 時の黴纏いつつ 世界に唯一の私家版 誰かが手に取るまで息を潜める わたしこそがあなたの描いた妄想 |
少女蜜葬~Le sang et le mielALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 腐る 薫る 肉体は柩 舞って 彷徨えるPsyche 蟻が 運ぶ 蠍の死骸へ 靡く 墜ちる 混じり合った 血と蜜が 夜ごと開く 生の夢 零す 浸す 最後の一滴 呑んで 囚われのNymphe 闇が 漏らす 炎の残像 踊る 纏う 貌を変えた 女 少女 知らぬ誰も 自分なの? 絡み合った 根と棘が 月夜に縫う 死の瞼 眠る恋よ 黒い翼扇(つばさ)に抱かれ けして 目覚めぬよう 声を閉ざし 息をする わたしは茎 伸びる花 |
北京LOVERSALI PROJECT | ALI PROJECT | Arika Takarano | Mikiya Katakura | | 云うこときかない 可愛い君を攫って 桃源楼の房間 監禁しませう 絹襦子帯子で 目隠ししたら 緋牡丹の莟に接吻を 聞けよ聞けその耳 私の声を 逝き去りし日を乞う 歌姫の歔欷 ここは夢魔の彼方 恋亡骸の厭わしき指先 嗚呼君よ思い知るがいい 紫檀の寝床に 君の吐息は良く似合う いと甘き烟 口移ししませう 琥珀の素肌に 螺鈿のように煌く 刺青を彫らせたい 見よご覧その眼で 私の姿 薄闇纏い舞う 娼妓の秘技 纏足の臭いぞせし北京の 夜は永久を騙り わが愛の不滅を語らん 嗤え嗤うがいい愚かな我を 破滅に導かれ貴方を恋うる 夜ごと子宮の中に孕むは炎 女達は何を燃やすため愛を産む 見よご覧その眼で 私の胸の 血塗れて羽搏く 凶鳥の狂気 ここは夢最果て 黄泉恋坂 いと優し抱擁 嗚呼君よ思い出すがいい |
阿芙蓉寝台ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 水銀を混ぜた薄紅の美酒を そうと知りながら飲み乾しては 溶かしこむ 戀よ この身が纏えぬ白繻子の衣を 微醺の躰を巡り終えた 血糊で染めれば 甘き死を粧って あなたが抱く 私こそが罌粟の華 足も腕ももぎ取られた 囚われの女のように 想いだけが留まっている 胸を裂けばこの鼓動を 捧げて饗せますか 擦り切れた絹の阿片寝台に 臥せれば百年も昔の 黄昏が広がる 永い刻をただ出逢う為だけに 生きたと申し上げましょう あなた終わりなどないと 永遠の忘却は 恐れより痛みより 耐え難いもの 頸も骨も切り刻まれ 人形の一塊となる わが心は烟と散り 物を言わぬ脣から 吐き出される紫 吸えよ深くこの私を さあ咽に皮膚に肉に 爛れながら気づくがいい 限りないほどの恍惚 真の愛の化身を 私を視る眼を剔ろう ああ愛しき罪人よ 闇の底で共にあらん 裂いた胸の心臓を 重ねて饗し合おう |
蓮華幽恋ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 片倉三起也 | 夜気を浸す 蓮の池に 月は傾れ 留まる 生まれてきて 今初めて 静寂という 無を知ったの あなたの首で やさしく舞った この指は 心から生えて咲く花 溢れる水も 泥濘るむ泥も 混じり合い引き合って 光を渡す けれどみんな 涸れてゆくのなら そこはふたりが 生きる場処では ないでしょう わたしにはもう 石畳を踏む跫音さえない 聞こえるのは 笑うような 碧いつぼみ 開いた音 あなたの肩を 抱き掻き抱く この腕は 鞘のない生身の白刃 恋しい人よ その首の根に 刻み込む 傷の痕 蓮華の刺青 たとえ来る世 消えず残っても 思い出さずに 見つけてください わたしを あなたの上に 頽れ燃える この骨は 埋もれて空を見ぬ茎 愛しい人よ 目覚める間 紅炎の夢を視る 散華の子宮 きっと来る世 出逢えたときには 思い出すでしょう あなた次はその腕で 殺めてください わたしを |
眼帯兎と包帯羊のMarchenALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | シューマン | | 片眼の兎追い少年は 裏庭の柵越え 森に迷い込む 飛び散る木漏れ日の精たち 色とりどりの花 目が眩んでゆく 触れば怪我する 毒茸の群れが 嗤って転がる 絡まる蔦の葉 樫の根に掴まれ 足を滑らせた 空が罅割れ 墜ちる苔の上に そっと降り積もる 光る胞子 裸の胸に 少年は夢に凭れ 忘れてゆく 続くべき日を それはいけないことではなく 覗き見るは兎 赤眼の輝きで 忍び寄るは羊 三本肢で 森の底は怖い だけど魅惑に満ち 何かを失くしても 抜け出せはしない 行こうもっと奥へ遠くへ 君ももっと気に入るから ママもいないひとりじゃない 誰もぶたない君を 蜜蜂溶けた甘い芥子のお茶を飲み 駒鳥詰めた美味しいパイを食べよう 綺麗な蝶々が 貰いにやってくる 君の良い心 蹌踉ける羊追い少女が 白い靴を汚し 森に入り込む 幸せの頬翳りもせず 翼生えたように どこまでも先へ 微風つなげて やさしく迎えよう 崖の向こうがわ 帳が降りても 本当の暗い闇 感じないように |
朗読する女中と小さな令嬢ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | 最後の朗読をしましょう お嬢さま いつものように暖炉の前 人形抱き 凭れ お聞きなさいませ 妖精 スミレ 冠 お城 きれいで気高い王女なら 茨の鎖に巻かれても かならずや ほどかれる お屋敷 嵐 オオカミ 暴動 木の棒 打たれて叫ぶのは 火の粉に 焼かれて呻くのは 誰でしょう おいたわしい 夜毎お聞かせした 童話を お嬢さま いつまで憶えておられよう 私はもう今宵限り 忘れます 夜明けには黒い 馬車が迎えにくる あなたの一族 を乗せるために 止められない物語 歯車を回し |
女化生舞楽図ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | 斎藤聡 | 篝火から 煙立って 天へ昇る 鳥のようね 燃えてるのは もう私だけ 肌に夕日 傾れ落ちて 踊る足首 触れるのは 冷たく熱い指 この世とあの世を行き交う 海辺の砂の一粒 抱えすぎた 女たちの 肩に掛けよ 錦(きん)の袖を 死んだ恋の 花が開く 浄土の岸 まで幾晩 瞑った眼の奥 横切る はるかなる唄声 薄闇に出会うあなたは 誰に似ているのかしら 哀しみの化身が纏う 極彩の羽衣 目映さの中にすべてを 収めて 舞う 伸ばす手首を 掴むのは 優しく強い指 この世とあの世を行き交う 波間の風の一片 悦びの化身を纏う 私は片羽の 飛んでゆけない胡蝶なの 独りの 舞い 醒める 夢は つづく 繰り返し |
赤い蝋燭と金魚ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | Yoshihisa Hirano | 諸肌を脱いだ 肩に蝋を垂らす あなたの眼とても 真剣過ぎて怖い むかし人間に 裏切られた人魚 蝋燭を赤く 塗りつぶして海へと 消えて行ったのよ 可哀相 ゆらぐ炎が 映し出すものは何 もしあなた いなくなれば わたしには 帰る場処が なくなって この世はきっと 空の水槽 溶けそうに熱い 声をあげるたびに 口を開け泳ぐ わたし斑の金魚 もうすぐ赤く変わるでしょう ガラス越しでも かまわないの 触れていて まだあなた 離さないで このからだ 息を返す 何度でも 浮き上がってゆく 灯るのは 鱗の肌 燃えるのは 緋色の鰭 ねえあなた いなくなれば わたしには 生きる場処が なくなって この世の底で 赤い水葬 |
秘密の花薗ALI PROJECT | ALI PROJECT | 宝野アリカ | 片倉三起也 | | あなたが失くした緑の鍵 ふたりの秘密の花薗へと 続く錆びた扉 最後に開けたのは 昨日のことか それとも遠い昔 葉末の腕がひらく 迎えるように 萌黄の蔦は伸びる 抱き取るために 蘭の薫りは 紗衣(ローブ) 菫の群れは 茵 双子の少女のように 片時も離れない どちらの背中にも見えた 美しい蝶の翅 光に透けていたわ わたしが盗んだ大事な鍵 ふたりの季節を留めたくて 出口は鳥たちが 枝で隠したのに なぜ潜ったの あなたは泥だらけで 糸杉 幹が揺れる 微風乱し 茨の茎は軋む 問いかけようと 薔薇の憂いは 吐息 百合の雫は 涙 この世の花という花 ここで萎れてゆくわ どうか戻ってきて 時を止めたまま 待っている ずっとひとりぼっちで それは誰も知らない 些細な事件 想い出を忘れない あなたのために 蝶々の骨で作った 小さな鍵を 送るわ 街中さまよっても 扉はどこにもない だけど失くさないで 二度と 埋められたわたしだけ 終わらぬ春を生きる |