サンタクロースがやってくる大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 清水信之 | 誰が言い出したか忘れたけど 昔に聞いたこと 覚えている X'masの夜 国境を越えて 何かが街にやってくる セスナより素早いソリに乗って 通りをすり抜ける風になって 倉庫の屋根へ レールのふちへ 気づかないうち やってくる 誰にきいてもサンタクロース Fu Fu Fu ふくろをかかえて寒空を駆ける みんなで呼んだサンタクロース Fu Fu Fu 長いこと それを忘れていたよ 年老いた婦人の願いごとは 異国の戦場で星になった 愛する人のズボンのすそに そっと頬をうずめること 忙しい用事に追われる人は 一番大切な誰かのために ひさしの先のまぶしい雪を まっさきに伝えること 誰にきいてもサンタクロース Fu Fu Fu 木立のかげからガラスの隙間へ 知らないうちにサンタクロース Fu Fu Fu 人恋しいきもち 気づかせてくれる みんな変わらない 時は流れて 何かを待って 待ちくたびれる こんなきもち なくさないで きっと誰もがサンタクロース Fu Fu Fu 街を急ぐときも 火を入れるときも いつも心に住んでる Fu Fu Fu 形のない明日を信じれるきもち きっと誰もがサンタクロース Fu Fu Fu 街を急ぐときも 火を入れるときも いつも心に住んでる Fu Fu Fu 愛してるきみを信じれるきもち 又 一年が素敵であるように ゆたかであるように 素敵であるように ゆたかであるように Merry X'mas! |
彼女によろしく大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 清水信之 | 彼女のことをよろしくと なさけなく笑えばいいのか ひげもそらずにうつろいだ このぼくを話せばいいのか 悲しみは何故 どちらが多く 背負って生きてゆければいい 情熱を消さないで わからずに愛しすぎないで それだけの気がかりを ひきずるようなぼくが悲しいだけ 今も 他の誰にもわからない きみの良さ ぼくなら見つける 割れた歩道に耳を寄せ 変わっていくきみを見送る 悲しみは何故 どちらが多く 背負って生きてゆけばいい 情熱を消さないで まっすぐな目をそらさないで きみだけがきみだけを 強く激しく求めていて欲しいだけさ 情熱を消さないで わからずに愛しすぎないで それだけの気がかりを ひきずるようなぼくが悲しいだけ 今も 情熱を消さないで まっすぐな目をそらさないで きみだけがきみだけを 強く激しく求めていて欲しいだけさ |
手垢のついたステイショナリー大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 清水信之 | きみの特徴を一言で言うと 気難し屋のガールフレンド つまらぬことに必死すぎても ぼくにはわかるガールフレンド くしゃくしゃのえり ケシゴムの粉 きみはもういない 手垢のついた画用紙にきみが残した メモリーズ しょっぱすぎたね くだらないわけで大切なきみを失った 若さが今もせつないよ あれからぼくも働き始め きみの噂もきかない 二人で行ったアトリエもない バーゲンが近い 今の彼女はきみに似ている 気の強いとこが 手垢のついた画用紙がほこりをかぶって メモリーズ 泣き出しそうさ 少しはにかんだ輪郭を風が誘うたび 何処かできみを感じてる 手垢のついた画用紙にきみが残した メモリーズ しょっぱすぎたね くだらないわけで大切なきみを失った 若さが今もせつないよ 時々胸があつくなる |
コンチェルト大江千里 | 大江千里 | Senri Oe | Senri Oe | Nobuyuki Shimizu | そでをおろし通る小さな階段に 少し肩に落ちる西日をまどろんだ 見かけだおしの誰かを愛してしまいそうな 気がする 不思議な午後 季節はずれの何に迷いを残して ふと佇んで息を飲み込んでしまう 市電が通る度にサッシに影が落ちる 時計にはさんだ料金証 ようやくぼくも落ちついて 仕事もうまくいってる 暮れなずむ光と影を追って 幾年月か古典はぼくの魂をゆする 油をさしたはがねのように たたく鍵盤の上 ゆるく感じる世界に 何が見える? 何が聞こえる? 遠く離れた友だちに手紙を書いた 形のくずれかけたローファーを直した 何かが変わりそうで きっと何ひとつ 変わらないようなぼくでいるよ お腹のすかしたきみのこと 入口で待たしたまま 一番先の言葉が見つからない 幾千分の奇跡はこんな月並なぼくさ ちょっとずつきみを愛するような ぼくはきっとこれがいい 多分きみもこれがいい こんなことは今までなかった 幾年月か古典はきみの魂をゆする すべをなくした小鳥のように たたく鍵盤の上 ゆるく感じる世界に 何が見える? 何が見えない? 幾千分の奇跡はこんな月並なぼくさ ちょっとずつきみを愛するような ぼくはきっとこれがいい 多分きみもこれがいい こんなことは今までなかった 幾年月か古典はぼくの魂をゆする 油をさしたはがねのように たたく鍵盤の上 ゆるく感じる世界に 何が見える? 何が聞こえる? |
バンドをつくろう大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 清水信之 | この前に逢ったよりも やせたみたいだね 彼氏とはうまくいってる 口では言うけど 今年はどんなところで X'masをするの 彼氏も呼んで みんなで楽しくやろう 通りの雪が眼鏡に映る頃 きっと見えない何かが見えるはず バンドをつくろう 時間をつくろう 集まれば 何か始めよう イブまでに 昔のように ガレージを整頓して スネアを張り替えて 古いラジカセを出して 曜日をきめよう 街のムードに悲しくなった夜 痛むくらいに想いがよみがえる バンドをつくろう 昔にもどろう いつだって最初はスタイルから 入ったね あのころは 見せかけじゃなく 流行でもなく 自分にどれだけ必死になれる 大切なのは そんな心の かたくななまでのアンダンテ バンドをつくろう 昔にもどろう いつだって最初はスタイルから 入ったね あのころは バンドをつくろう 時間をつくろう 集まれば 何か始めよう イブまでに 昔のように |
六甲GIRL大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 清水信之 | 六甲 GIRL しかめた眉でボンネットを手でたたいた 六甲 GIRL 短く切った前髪を少し揺らした 六甲 GIRL 遅刻しすぎるぼく 責めたてるように 残りの金曜全部 映画を観ようと言った そんな最初のプランは 暮れの街にもみ消されそうさ 来年の頭すぐに 逢えなくなってしまうから さらって行きたかったのさ あんな星に手が届くカーブへ 口ではうまく言っても やり場のない苛立ちを きっと気づいていること ぼくはわかってた 六甲 GIRL あの日以外のきみなら思い出せるのに 六甲 GIRL 瞳の向きも最後に言ったさよならも 六甲 GIRL ぼやけてしまうよ 悲しいけれど 今頃きみは試験で 忙しくしている頃 ぼくに話す出来事も めっきり少ない 六甲 GIRL 今でもきみを本気で好きと言えるけど 六甲 GIRL 東の街でぼくは随分変わったよ 六甲 GIRL 神戸ナンバーはそのままだけど 人は誰でも同じじゃいられない 思い出の中でしか笑えない 六甲 GIRL あの日以外のきみなら思い出せるのに 六甲 GIRL 瞳の向きも最後に言ったさよならも 六甲 GIRL ぼやけてしまうよ 悲しいけれど |
JANUARY大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | | JANUARY ひとさし指できみの髪をそっとかきわけた JANUARY 胸いっぱいに今年の空気を吸い込んでみた 去年のぼくはこういってた 「ひとりのひとにしばられちゃだめさ」 だけど ぼんやり ガムシュの音が しんしん しんしん 近づいて 今は ひとりの大切なきみと 背中でクロスする JANUARY 年賀ハガキは平凡すぎる言葉を選んだ JANUARY 来年も又 同じ景色をここからながめたい 二人で居ると とてもあついから さましたチャイに砂糖も入れずに こうしてみんな同じなんだね しんしん しんしん 近づいて いつか うれしい泪のあとの 笑顔に喜べる JANUARY 年を重ねて その分もっと拙なくていいから JANUARY きみはいちばんきみらしくいて そばで守るよ 世界中の幸わせより きみがぼくだけに笑いかけること これはきっと言葉じゃなくて しんしん しんしん 近づいて 何も言わずに同じ時間を ゆっくり刻むこと ゆっくり刻むこと ゆっくり刻むこと |
コスモポリタン大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 清水信之 | もう肩の荷を降ろして 瞳の奥を見て あなたが愛した母国を ぼくは宿してるの 黒い髪と忘れそうな日本語が 悲しいくらいあなたに似合っている コスモポリタン ぼくのしてきたことは何 この手がとどきそうなあなたに 言葉も捜せずに 子供はジープをたたき 行き先を問うけど あなたは答えはしない 先をいそぐばかり ひざに泳ぐ虫をはらえずに あてを捜す贅沢をうらやむように コスモポリタン アジア中の汗がしみこむ 力のない大地をぼくは これ程 愛せない 同じ水 求めて 声を枯らしてても 越えられない淋しさを 人は求めて旅をする コスモポリタン 今 世界は軌道をなくし やり場のない孤独のありか 誰かに求めてる コスモポリタン アジア中の汗がしみこむ 力のない大地をぼくは これ程 愛せない コスモポリタン ぼくのしてきたことは何 この手がとどきそうなあなたに 言葉も捜せずに La La La……… |
愛するということ大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 清水信之 | さけそうで はりさけそうで その胸をひきちぎるほど 強く強くぼくが抱きしめる 霧雨に沈める頬を照らすような あまりにきみはぼくの何を そっと抱きしめる これじゃ言葉も泪も悲しすぎる 自由なんていらない 平和なんていらない きみがそばにいればいい きみが全てになればいい つまらなく ひきずるような 優しさが残酷になる ぼくはきみをきっと許さない 胸元に確かめるように耳をあて この手に残るシャツの香り そっと抱きしめる きみはもっと激しく絶望しろ 自由なんていらない 破片だけがあればいい 苦しくはかないほどの きみが全てであればいい 今のきみは犠牲に走ってる すでにこの手じゃ少しも救えない 自由なんていらない 平和なんていらない きみがそばにいればいい きみが全てになればいい 自由なんていらない 破片だけがあればいい 苦しくはかないほどの きみが全てであればいい |
フレンド大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | 大江千里 | | 街で見かけた細い肩を 呼びとめることもできず 指が覚えた市外局番 何度もまわして切った ぼくらの他の誰もがもう 結婚したというけれど ちがう理想を比べるたびに 泣きたいくらいひとりさ 車のワイパーが消してゆく こだわり続ける ぼくの何もかも全部 YOU BELONG TO ME きみが選んだ道を 許せなかったぼくは YOU BELONG TO ME 誰かを愛して さみしさ形にできずに悩んでる 苦しいことが何かあると すぐにあきらめるきみを 流されそうな街のすみで ずっと見守っているよ YOU BELONG TO ME きみがこだわる道を ゆずらないでほしい YOU BELONG TO ME あの日出逢った全て 誇りに思ってるから シグナルの途中でかき消されて うずくまって泣いてた背中見えたよ YOU BELONG TO ME きみが選んだ道を 許せなかったぼくは YOU BELONG TO ME 誰かを愛して さみしさ形にできずに悩んでる YOU BELONG TO ME きみがこだわる道を ゆずらないでほしい YOU BELONG TO ME あの日出逢った全て 誇りに思ってるから |