EPOCH 〜始まりの詩〜サンドクロック | サンドクロック | 滝田周・永田佳之 | 滝田周 | 木村篤史 | 限りある時間を使い 僕は今 どんな足跡 残せるんだろう 名だたる開拓者みたいに 偉大な第一歩は 踏み出せなくても 脱ぎっぱなしになったシャツとデニムの山 相も変わらず 散らかった部屋の中 寝転んだまま 自分の中 旅する 身勝手な言い訳を手荷物に エゴに囚われた 感情の迷路に 迷い込みそうな日は 君の名を ふっと 浮かべてみる 世界中の夜を 今 飛び越えて やっと 君の元へと辿り着いた 呆れた顔が 僕に笑いかける そこら中に蒔いた名もない種が やがて 芽吹いて 花咲かせる日まで 巻き起こる 全ての出来事を 君と二人で 分け合えたら スローモーションで流れる 君との時間 何気ない会話が続いてく 夢中で話す君を見ている それだけで 心が穏やかになる もし君の未来が 淀んだ影に 飲みこまれそうな日は 僕の名を ふっと 浮かべて欲しい 世界中の朝日を 盗み出して ずっと 君の足元を照らすから 怖がらずに そのまま進めばいい そこら中にありふれた日常が やがて 歌になり 風に乗る日まで 目まぐるしく 変わっていく景色を ひとつ残さず 焼き付けよう 地図に記された目的地じゃなくて 胸の高鳴る方へ 君となら そこに道が生まれる 世界中の夜を 今 飛び越えて やっと 君の元へと辿り着いた 新しい風に 僕ら 身を任せる 世界中に蒔いた名もない種が やがて 花を咲かせ 枯れゆく日まで 巻き起こる 全ての出来事が 君と僕の歴史になる |
1+1サンドクロック | サンドクロック | 永田佳之 | 永田佳之 | 木村篤史 | 1+1 でしか進めやしないのに また近道探して 空回りして 遠回りしてんだ 自惚れがいつだって 弱い僕の案内人 また都合のいいプラス思考で 僕は逃げ出したんだ 「なんとかなるさ」はなんともならずに 僕の目の前で山積みになって またいつもの様に 僕は逃げ出す場所 探してんだ しょうもない自分+1 くらいならできんだろ くだらない自分+1 くらいならできんだろ もうどうしようもないくらい ダメな自分に嫌気がさしても 明日のため なんか1つくらいならできんだろ あの頃の自分から どれくらい変われたろう イメージしていた自分にどれくらい近づけたろう 変わろうとして でも変われなくて 同じこと繰り返してるだけで そのうち そんな自分すら 可愛く正当化していた しょうもない自分+1 くらいならできんだろ くだらない自分+1 くらいならできんだろ もうどうしようもないくらい ダメな自分に嫌気がさしても 明日のため なんか1つくらいならできんだろ どうせ 1+1+1+1+……でしか 進めないのなら しょうもない自分+1 くらいならできんだろ くだらない自分+1 くらいならできんだろ もうどうしようもないくらい ダメな自分に嫌気がさしても 明日のため なんか1つくらいならできんだろ 本当ダメな自分+1 くらいならできんだろ もう全部投げ出してしまいたい 暗い辛い夜があったとしても 明日のため なんか1つくらいならできんだろ 本当ダメな自分+1 くらいならできんだろ どうせ1+1 でしか 進めやしないから |
グリーディーランドサンドクロック | サンドクロック | 滝田周 | 滝田周 | 木村篤史 | ダーウィンが説いた「進化論」 紀元前の遺伝子が悩ませる 現状の君に 特に不満はない 変わってしまったのは 多分 この世界 理性で築き上げたダムは 崩壊寸前 今にも 溢れ出してしまいそうさ Greedy Land! 欲望の渦の中 ここは Greedy Land! 真っ逆さまに落ちてく 終わりのない ロールプレイング・ゲーム もったいぶらずに Baby 君をもっとちょうだい ニュートンが説いた「万有引力の法則」 実体の無い力が悩ませる 素っ気ない君の態度が 一層 僕の好奇心を 掴んで離さない 知性で凍らせた本能 太陽に触れて 今にも 溶け出してしまいそうさ Greedy Land! 欲望のユートピア ここは Greedy Land! 朝から晩までカーニバル 終わりのない 飽くなき探究心 もったいぶらずに Baby それだけじゃ 物足りない 次から次へと 唾つけて ナイモノネダリを繰り返す Greedy Land! 宇宙まで飲み干してしまいそうさ Greedy Land! 欲望の渦の中 ここは Greedy Land! 真っ逆さまに落ちてく Greedy Land! 欲望のユートピア ここは Greedy Land! 僕ら どこへ向かうんだろう 終わりのない ロールプレイング・ゲーム もったいぶらずに Baby いい加減に よそ見してないで Baby 君をもっとちょうだい |
サロペットサンドクロック | サンドクロック | 永田佳之 | 永田佳之 | 木村篤史 | ことごとく君の機嫌を 損ねてしまうようだ 言わなくていいような よけいな事を言って 新しいヘア―スタイルは マッシュショートって言うらしい 聞いた事のない カタカナを褒める 君の機嫌を直す術を知らない 細い指の 隙間が好きだ 淡い髪の 匂いが好きだ 的を外して また君を怒らせる ケース・バイ・ケースで器用に 嘘をつける男が 素敵なんだと君は言う なんとなくだがわかる 爪の先に 小さな光る石をつけてきた 大げさに褒めてやる よけい怒らせる 君を喜ばす言葉を知らない 眠りに就く前の 体温が好きだ 首筋にあたる 寝息が好きだ 適当なあいづちの 上の空をつつかれる 曖昧な口約束の 詳細を尋ねられる 僕の“でも”とか“まだ”とか撃ちぬく 君の“いや”とか“ほら”の銃撃を 逃れながら 交わしながら 繰り返してく LIFE 細い指の 隙間が好きだ 淡い髪の 匂いが好きだ 眠りに就く前の 体温が好きだ 首筋にあたる 寝息が好きだ 君と二人で目覚める 朝が好きだ 時々 君が着ている ツナギみたいな洋服の 呼び名はどうやら サロペットって言うらしい |
IN THOSE DAYSサンドクロック | サンドクロック | 永田佳之 | 永田佳之 | 木村篤史 | 今じゃ鼻で笑うような事で 暇ありゃ朝まで夜な夜な没頭 月末は常にカツカツの暮らし 待つ給料 断つ遊び場への入場 ケツに火つくまで 気づかぬふり 別にいくつになってもなんて In those days In those days I wish I could go back In those days In those days あっというまに過ぎていく go back go back 今じゃ馬鹿ばっかだと 裏でクラクション 墓場までもってくか? そのコレクション 匿名の誹謗中傷は stop stop stop stop 散々な目にあったわけじゃなく 簡単な迷路に はまっただけ 一か八か吉か凶かいますぐ さぁ 道なき道 探しましょう In those days In those days I wish I could go back In those days In those days あっというまに過ぎていく go back go back あの頃は何を初めったてビギナー 身支度もロクにせずにギター弾きゃ 何もかもが上手くいく お気楽な頭の設定 あっというまに 崩れ去って しょっぱい顔で YES にメス入れる 最近はなんかどうも不感症気味 In those days In those days I wish I could go back In those days In those days あっというまに過ぎていく do it do it |
モノクロームサンドクロック | サンドクロック | 滝田周 | 滝田周 | 木村篤史 | だって多すぎて 探すのはもうやめよう 待って早すぎて 足がもつれてしまう 勝手気ままに 夢と戯れて 疲れて眠って 明後日 自分の立ち位置になど興味はない クリアなコードで 響かせてみても つたないこの歌は あなたの元には届かない それなら白と黒の絵の具で塗り潰してしまおう 花も風も空も愛も 然すればすぐに見つけられるだろう あなただけが色付いてる 分かってくれなんて 今さら言えない 言えない 笑ってもう少し 隣で笑っていて 高価なレンズで 焼き付けてみても 汚いこの染みが 美しく映ることはない それなら白と黒の写真で切り取ってしまおう 花も風も空も愛も 然すればあなたはきっと気づくだろう 僕だけが色付いてる 余計なモノばかりが 部屋中に散らかっている 息も出来ない程 沈んだ時に出来れば 同じ気持ちでいれたら それなら白と黒の絵の具で塗り潰してしまおう 花も風も空も愛も 然すればすぐに見つけられるだろう あなただけが色付いてる 白と黒の写真で切り取ってしまおう 花も風も空も愛も 然すればあなたはきっと気づくだろう 僕だけが色付いてる モノクロームの世界で |