そして今秋も、大人気ベストセラーコミックの実写化映画が公開!『四月は君の嘘』(9月10日公開)です。物語は、母の死を境にピアノが弾けなくなってしまった天才ピアニスト・有馬公生(山崎賢人)と、勝気で自由奔放なヴァイオリニスト・宮園かをり(広瀬すず)の出逢いからはじまります。止まっていた彼の時間が、かをりによって少しずつ動き出すのですが、実は彼女の身体は重い病に侵されているのです。優しい“嘘”に隠された、切ない真実とは…。
そんな大注目・実写化映画の主題歌を書き下ろしたのは…いきものがかり!タイトルは「ラストシーン」。8月24日に32枚目のニューシングルとしてリリースされました。メンバーの水野良樹さんは自身のTwitterで『「四月は君の嘘」の映画主題歌を担当させて頂くことが決まったあと原作をすべて読ませていただきました。宮園かをりの、あの美しい後ろ姿にずいぶん助けられて曲を書いたような気がします。「さよなら」のその向こうで生きるひとたちに、この歌がつながっていけるのなら、それ以上の願いはありません。』とコメント。
「どうしてそんな顔で 立ち止まっているの」
君ならば そんなふうに 怒って言うかな
ぶつかり傷つくたびに くじけてしまいそうさ
でも僕は“これから”を生きなきゃいけない
かなわぬこともあったんだ
やりきれない悔しさをいくつも越えたよ
この街もずいぶん 変わってしまった
ふたり歩いた道で 今はひとり空を見上げる
春のなかで
涙がこぼれないように 君を思い出すけど
いつも笑ってるんだ 少しずるくないかなぁ
ねぇ 僕はあの日から強くなった
そうでもないかな 風が笑った さよなら
「ラストシーン」/いきものがかり
別れにも様々な種類がありますが、歌詞を読むと「ラストシーン」の“君”はもうこの世にはいなくなってしまったような印象を受けます。大切な人を残して逝くこと、大切な人に残されて生きること、どちらも言葉では言い表せないくらいに苦しいことでしょう。だけど残された側は、どんなサッドエンドだったとしても、まだ続いていく“アンド”を生きていかなければならないんですよね…。そんな想いを綴っているのが「ラストシーン」なんです。
涙がとまらないよ もう君に会えないんだね
一緒にすごした日が 遠いひかりになっていく
ねぇ それでも僕は行かなくちゃ
君がいなくとも 明日をみつめていく
涙がとまらないよ ずっと好きだったんだ
なんど春が来ても ぜんぶ忘れないから
ねぇ さよならをもう伝えるよ
君だけがいない 今を生きてく
「ラストシーン」/いきものがかり
この歌には、君と過ごした時間の回想シーンや、まだひとり悲しみのなかに立ち尽くす僕の姿が多く描かれております。しかし曲が“ラストシーン”に近づくにつれ、徐々に“さよならを伝える”という覚悟を決め、最後は<君だけがいない 今を生きてく>という決意を胸に歩き出してゆくのです。大切な誰かを失って、あの日から動き出せずにいるという方。是非、このいきものがかり「ラストシーン」を聴いてみてください。そして、水野さんの言うようにこの歌が、“さよなら”の先を生きてゆくあなたに繋がっていきますように。
◆32nd single「ラストシーン/ぼくらのゆめ」
2016年8月24日発売
ESCL-4659 ¥1,111+税
<収録曲>
1「ラストシーン」
※映画「四月は君の嘘」主題歌
2「ぼくらのゆめ」
※「爽健美茶」2016年キャンペーンソング
3「ラストシーン -instrumental-」
4「ぼくらのゆめ -instrumental-」