今日バイトでイライラモヤモヤすることがあったアナタ!

タウンワーク!タウンワーク!
バイトが君に
見つけてもらう時を
待っているよ
「バイトが君を待っている」/槇原敬之

 8月10日は“バ(8)イト(10)”の語呂合わせから<バイトの日>と言われているそうです。アルバイトといえば、タウンワークのテレビCMソングで流れていた、マッキーの楽曲“タウンワーク♪タウンワーク♪”というフレーズが耳に残っていますよね。ただ「バイトが君を待っている」はこれから新たな世界に飛び込むワクワク感に満ちていますが、なかなか“バイト”という単語からプラスのイメージは湧きにくいと言いますか…、正直めんどうくさいなぁ…行きたくないなぁ…というような気持ちになりませんか?
 
『いつまでもバイトを続けたくはなかったので、音楽だけをやれるということが一番嬉しかったですね。ただ、バイトをしながら嫌だなぁとか、腹立つなぁとか、不自由なことがたくさんある中で「だけど自分には音楽があるから大丈夫だ」って、常に良いものとして音楽はあったんですよ。その悔しさとかマイナスな気持ちを全部曲にぶつけてプラスに変えていくという流れもありましたし。でも、バイトを辞めて音楽だけやれる幸せな状況になったとき、自分にとって音楽の中に良いものも悪いものも、どちらも出来てしまってそこで悩んでいるところはずっとありますね。』(クリープハイプ 尾崎世界観)

 以前、歌ネットのインタビューに登場してくださった、クリープハイプの“尾崎世界観”さんに「メジャーデビューを果たしてからの心境の変化」を尋ねたとき、このようなことをおっしゃっていました。デビュー前の尾崎さんのように、“音楽活動”をしながらバイトをしているというアーティストも多いでしょう。本当は音楽一本でやっていきたいけれど、それだけではまだ食べていけないから、“生活”をするためにバイトをする…。そこには様々なフラストレーションが溜まっていくハズです。

深夜のコンビニの店員が缶ビールを買う客に舌打ち
いつも使ってるスタジオのお気に入りの部屋が取れなかったし
彼女が妊娠しているかもしれないらしい
全くホントにムカつくぜ
「バイト バイト バイト」/クリープハイプ

バイト先のクソが バイト先のクソが
バイト先のクソが バイト先のクソが
ある バイト先のクソが バイト先のクソが
バイト先のクソが
クソが クソが クソが クソが
「身も蓋もない水槽」/クリープハイプ

お元気ですか、相変わらずでもそれが嬉しいな
バンドは辞めたよ、バイトは続けるよ
また君に会いたいよ
「山羊、数える」/クリープハイプ

バイト先では虫ケラみたいで君の前では飼い犬みたいだ
もう俺にはこれしかないなと意気込んで歌うけど
君が稼いできたお金でノルマを払って今から帰るね
「君の部屋」/クリープハイプ

 尾崎さんがインタビューでおっしゃっていた言葉のとおり、とくにクリープハイプの過去楽曲には“バイト”の苛立ちや気だるさ、切なさ、虚しさが歌詞に込められているものが多いような気がします。本当に、音楽によってその蓄積したマイナスがすべてプラスに変わっているんです。バイト中にイライラしたことがあったときには是非、帰り道でクリープハイプの楽曲を大音量で聴いてみてください。あなたの叫びを彼らの楽曲が代弁してくれますよ!