言葉にならない想いはキスにこめて。

 男女混声豆腐メンタル4人組バンド“ゴホウビ”が、2023年2月8日に新曲「kissしよ」をデジタルリリースしました。白雪姫がモチーフとなっている今作。主人公の王子様が、姫に対して強がってしまい、「ごめんね」が言えず、もっとも伝えたい「アイラブユー」をなかなか伝えられないという、カップルにありがちな何気ない日常が描かれております。おとぎ話だけではない、現代人の心にも刺さるバレンタインソング…!
 
 さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“ゴホウビ”のスージーによる歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は第1弾です。綴っていただいたのは、新曲「kissしよ」にまつわるお話。学生時代のバレンタインのちょっと切ない思い出とは…。好きなひとへの言葉にできない想いをたくさん抱えているあなたへ。この曲とエッセイを受け取ってください…!



2月。節分にバレンタインに、コンビニもスーパーマーケットも品出しや模様替えに忙しい季節。“ほえー、まぁ関係ない…か”などと思いつつも、チョコレートフェアなんてやってると思わず買ってしまう。ええ、自分のおやつに。
 
学生時代、私は好きな人にブラウニーを手作りして渡したことがあります。その場で開けて食べてくれたので、恥ずかしそうに「どう?」と聞いてみました。当然のように「おいしいよ。」と、返ってくると思っていましたから。でもその人の答えは「うん!普通!」。
 
うん、絶句。
 
世の、手作りチョコレートをもらった者たちよ、お世辞でもいいから「おいしい」と言え。材料を買い、不器用な手つきでチョコを刻み、時に失敗して半べそでイチから作り直すなんてことも…。不慣れなお菓子作り、あなたを想ってがんばった、その時間ごとどうか抱きしめて。そして傷ついたオトメ心に幸あれ。切なる願い。
 
 
…そんな記憶を思い出すこのビタースイートシーズンに、私たちゴホウビは「kissしよ」という、一見とんでもなくリア充(死語?)なタイトルの楽曲をリリースしました。
 
しかしこの曲の歌詞は<悲しい夢を見たよ 君がいなくなる夢>から始まり、主人公はちょっとヘタレな“王子様”。<世界で一番彼女にふさわしい人は誰>と、おとぎ話“白雪姫”に登場する王妃のように、鏡に問うてしまう始末。
 
もし私がこの主人公の友人だったら「もっと胸張れよ、素直になれよ」と思わず言ってしまうかもしれません。
 
でも、自分の過去を思い返したとき、好きな人に対して、常に意地を張らず自分の想いを言葉にできていたかな、自信満々でいられたかな、と考えると…とてもじゃないけどYESとは言えない。
 
「君といると強くなる」とか、「恋をするとキレイになる」とかよく聞くけど、どうですか? 本当にそうですか?
 
私はいつも真逆で、“君”といると弱くなり、恋をすると無様になった。
 
でも、全力で好きだった。
それだけは嘘じゃない!
…と、今更言ったってもう遅い。
 
現在進行形で大切なパートナーがいる人はどうか、今が思い出なんかにならぬよう。
 
ヤキモチも不安も、情けない自分も楽しげなサウンドに乗せれば、ほらこんなにかわいい歌になる。
 
“ベイビーアイラブユー
アイラブユーのkissしよ”
 
言葉にならない想いはキスにこめて。
 
 
そしてヒトリの人は、ゴホウビと踊りましょうよ。ほら、こっちにおいで。

<ゴホウビ・スージー>


◆紹介曲「kissしよ
作詞:スージー・cody・405
作曲:スージー
配信先:https://lnk.to/kissshiyo

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