その“異変”は自分にとってどのように作用するものかわかりません。

 2020年1月27日に“崎山蒼志”がメジャーデビューアルバム『find fuse in youth(ファインド・フューズ・イン・ユース)』をリリース!またメジャーデビューに先駆け、自身の楽曲をバンドアレンジした配信シングルを三ヵ月連続でリリース!2018年に高校生フォークソングGPへ出演以降、その名を広め続けてきた彼の待望の今作をご堪能あれ…!
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放つ“崎山蒼志”による歌詞エッセイを第1弾~第3弾に分けてお届けいたします。今回は第1弾に続く第2弾。綴っていただいたのは、新曲「Undulation」のお話です。楽曲誕生の背景、歌に込めた想い。是非、歌詞と併せてこのエッセイを読んでみてください。

~歌詞エッセイ第2弾:「Undulation」~

「Undulation」は中学生3年生のときに作った楽曲です。当時、日常を通して感じていたこと、抱えていた葛藤、将来への不安などが、僕の地元・浜松市の浜名湖周辺や家の周りの風景と同期していく様なイメージで書いた楽曲です。

「Undulation」は“うねり”という意味で、この楽曲内ではそれを“異変”という意味で扱っています。その“異変”は自分にとってどのように作用するものかわかりません。良い意味での異変かもしれません、悪い意味での異変かもしれません。

また、歌詞中に“うねり”は風景に起こる事柄として登場します。自分の手ではどうすることもできない異変が起こるという意味もあるのです。例えるならば、自然現象のような。ある種、無情な歌詞の様にも思います。

そんな「Undulation」ですが、今回、1月27日発売のアルバム『find fuse in youth』の先行配信シングル第3弾としてリリースされました!「Heaven」、「Samidare」同様にアレンジャーの方とこの曲を“再定義”というかたちで練り直し、アレンジしていただき、リリースするといった運びとなりました。

また、アニメ『2.43 清陰高校男子バレー部』のEDテーマにもなっています!ノイタミナ枠!とっても有難いです。主人公たちの葛藤とも、この曲は相まっているのではと思っています。アニメと一緒に多くの方々にこの曲を聴いてほしいです。アルバムのほうも、どうぞよろしくお願い致します!

<崎山蒼志>

◆紹介曲「Undulation
作詞:崎山蒼志
作曲:崎山蒼志