fumika

まっすぐに生きるというのは、人間にしてみればなかなかにハードなことだ。

 2019年10月23日に“fumika”が4年ぶりのフルアルバム『VARIOUSELF』をリリースしました。今作は、本人が綴った「VARIOUS(さまざまな)」と「SELF(自分自身)」の造語によるタイトルです。彼女の“魂が震える歌声”が存分に活かされた、生命力がみなぎるような全14曲が収録されております。
 
 さて、今日のうたコラムでは、そんな“fumika”本人が歌詞エッセイを執筆!3週に渡ってスペシャルな記事をお届けいたします。本日は第1弾に続く、第2弾!綴っていただいたのは、わたしたちが紆余曲折を乗り越えて大きくなるためのパワーを与えてくれる、アルバム収録曲たちについて。このエッセイ&歌詞で、あなたも新たなる一歩を踏み出す勇気が持てますように…!

~アルバム『VARIOUSELF』歌詞エッセイ第2弾~

 さて第二週目。一週間というのは、本当にあっという間だ。気づけば二週目のエッセイ締め切り直近!さぁfumika、机の前へ行け!PCを開け!Wardを立ち上げろ! という具合に、 New Album『VARIOUSELF』をリリースしてからは特にライブやインタビューで忙しなく活動していることもあって、目の前のことで精一杯なのが私の現状である。

 そんな慌ただしい日常の中、私の心の拠り所になっているものがある。それは上京して共に生活している2匹の動物。ハリネズミのたわお(5歳)と、カルフォルニアキングスネークのまろ(6歳)である。え?ハリネズミはともかく、蛇は気に入らない? 確かに苦手な人が多いかもしれない、が私にとってはとても愛らしい生き物なのであしからず。

 この二匹、どちらも夜行性であるため私が帰宅した時、ちょうど良いタイミングでお出迎えしてくれるのだ。ここでよく聞かれるのだが、懐くのか?ということである。正直わからない笑。でも一緒に過ごしているうちに、ご飯をあげるタイミングで名前を呼べば穴ぐらからひょこっと顔を出して、のそのそ出てくるし、遊んでいると寄り添ってくる。どういう感覚なのだろう、と時たま考える。

 彼らは今ここがどこで、何のために生きているのか、私のことも、きっと理解していないだろうが、とにかく生きるために食べ、寝て、動く、何にでも真っ直ぐな彼らが好きなのである。しかし、その“まっすぐに生きる“というのは、人間にしてみればなかなかにハードなことだ。

 昔から私が決まって憧れるのはスラムダンクでいえば桜木花道や、海賊王になりたいルフィーみたいな王道ヒーローなのである。私には腕力はないが、小さい頃から歌ったり踊ったりすることが好きで、それを喜んでくれた人のミニヒーローになれた気がしたのだった。それが原点。ヒーローにだって紆余曲折はあるのだ!それを乗り越えて大きくなるなるのだ。私もVARIOUSELF(いろんな自分)を受け入れて、また新たなる一歩を踏み出していく。

New Album『VARIOUSELF』よりこの5曲を。

-M12「フレー!フレー!キミ」-

今キミの名前を叫ぶよ、叫ぶよ
この声を枯らして声援送ろう


アルバム唯一のロックアップテンポナンバー。アレンジャーの石塚さんと、みんなで両手を上げて 叫ぶような曲にしたい!と創り上げた一曲。やる気が出ない時、この曲はオススメ!

-M8「Starlight」-

輝く Starlight
いつだって君を 見守ってるから
明けない夜が いくら続いても
かならず Sunrise
信じて欲しい きっと夜明けは
何倍も強い光が 降り注ぐから
雲が晴れたのなら いつでも
歩いて行ける


やっぱり年齢を重ねると現実的に出来ること、出来ないことが明確になってきている気がして、信じ続けることはとても簡単なことではなく苦しいことも多いけど、 それでも夜が明ければ朝は来るように、辛いこと悲しいことも乗り越えた先には、何かが待っていてくれてる様な気もする。サビの思い切りの良さがあるフレーズは、そんなことを思いながら何度もトライした曲。

-M5「花束に込めて」-

君のすべてはきっとAlright
('cause)まだ知らない未来もずっとAlright
ほら心配しないでそう大丈夫って
ナミダで咲いた笑顔に花束を


私は誰に対しても言葉で励ます事が苦手です。でも歌なら歌える、笑。…ということがこの曲の始まりだった気がします。ライブで盛り上がる一曲で、来てくれた人の笑顔が間近に見えるので自分でも最高にハッピーになれる曲。

-M7「You're my Hero」-

君じゃなきゃダメだよ 誰かを愛せることを
教えてくれたの
涙の足跡 ここへ辿り着いた
きっともう迷わないから
止まない雨が続いても 手を繋いで夜を越えよう
You're my Hero


私はよく強がってばかりいて、そんな時って心も体も石のように固くなっている気がします。そんなハリネズミ状態を解放してくれたり、またそんな自分の情けない状態を気づかせてくれる存在が「君」といえる人なんじゃないかな。がんばればがんばる程に生きづらい事が多いんだけど、許したり柔らかくなることって、自分一人じゃ不可能なことだと思うんです。

-M13「akari」-

うちへ帰ろう 笑ってみよう 涙は いっしょに流そう
見慣れた笑顔に包まれ 今日が溶けてく
おかえりって ただいまって  世界でたったひとつだけ
わたしを待っててくれる場所 ひとりじゃない
We are always together.

団地をテーマに、というのがお題でした。こどもの頃には当たり前で簡単だった、何気ない近くにいる人との会話はもしかして温もりの原点だったのかもしれないな、と思います。

 今夜もたわおと、まろが私の帰りを待っている。明日もいい歌を歌うために、私もそろそろ家路に着こう。

<fumika>

【最終回へ続く!】

◆ニューアルバム『VARIOUSELF』
2019年10月23日発売
初回盤 YRCN-95312 ¥3,500+税
通常盤 YRCN-95313 ¥3,000+税

<収録曲>
1.アマリリス
2.DANGEROUS feat.RG
3.あなたのいない、この世界で。
4.FIGHTER
5.花束にこめて
6.Story
7.You’remyHero
8.Starlight
9.ピリッと大スキ
10.無理かもって思ったら それより先に進めない
11.冬物語
12.フレー!フレー!キミ
13.akari
14.んなら、またね。
このトピックをシェアする
  • LINEで送る