ああすれば、こうすれば、こうしたらなんて。

miwa
ああすれば、こうすれば、こうしたらなんて。
2019年8月14日に“miwa”がニューシングル「リブート」をリリースしました。タイトル曲は金曜ドラマ『凪のお暇』主題歌として書き下ろされた楽曲。毎回ドラマのエンディングのたびに、視聴者から「この歌が流れるタイミングが最高!」との称賛の声がSNSに上がっております。尚、歌ネットの注目度ランキングでも首位を記録した人気曲です。 ああすれば こうすれば こうしたら なんて考えて 進めないでいるなら 複雑な感情 全部捨てちゃえ 「リブート」/miwa ドラマ『凪のお暇』の主人公(黒木華)は、OLとして働いていた28歳の女性。いつも人の顔色を伺い、場の空気を読みすぎ、無理をした結果ある日、心身ともにダウン。それをきっかけに「私の人生、これでいいのだろうか…」と自分を見つめなおし、会社を辞め、マンションも解約し、付き合っていた彼氏を含め、すべての人たちとの連絡を絶ち、人生をリセットすべく新生活をスタートさせるところから物語は展開していきます。 そして、彼女を追いかける、元カレ(高橋一生)はちょっと性格に難あり。また、彼女の新たな住居であるアパートの隣人(中村倫也)も、一見やさしいけれど、元カレとは違うタイプの難あり。現在、3人の三角関係は周りの人たちを巻き込みながら、複雑にこじれつつ進行中です…。さて、そんな3人のどの立場で聴いても響くのが、miwaの主題歌! miwaのブレスを合図に、思いきり吐き出される冒頭のフレーズ。ドラマの登場人物はまさに<ああすれば こうすれば こうしたら>とそれぞれの“たられば”を考えては<複雑な感情>に囚われ<進めないでいる>人ばかりですが、わたしたちにも、そんなときってありますよね。でも“選ばなかったほう”ばかり考えていても<時間まで無駄>でしょう。 ああすれば こうすれば こうしたら なんて考えて 時間まで無駄でしょ 胸の痛み 蹴飛ばし舞い上がれ 愛してる 愛してる 愛してる なんて 本音さえ言えないでいるなら 複雑な感情 全部捨てちゃえ 「リブート」/miwa ああしたい こうしたい こうしたら なんて言わなくちゃ 叶わないままでしょ 高いヒール 蹴散らし 舞い上がれ 信じてる 信じてる 信じてる 私は私 幸せになるんだ 複雑な感情 全部捨てちゃえ 「リブート」/miwa だからこそ、miwaはこの歌で、すべての“たられば”人間に「リブート」するパワーを与えようとしているのです。あえて「リセット」ではなく“「リブート」=再起動”という言葉を使っているところも重要。まず「リセット」とは、状況を切り替えるために、いったんすべてを最初からやり直すこと。ゼロになることを意味する言葉だと思います。 きっとドラマの主人公も“全部リセットしたい!”という気持ちだったはず。だけど実際のところ、自分のすべてをなかったことにするのは難しいですし、今までの人生にだって少なからず価値はあるはず。ゆえに“不可欠でない要素=<複雑な感情>”だけを<全部捨てちゃえ>とmiwaは歌うのはないでしょうか。 つまり自分の核となる部分、大切にしたいところは残したまま“「リブート」=再起動”して、新たに仕切り直していこうと伝えているのです。たとえば<愛してる 愛してる 愛してる>という本音や<ああしたい こうしたい>という願望。それらは失わないように、ここから<私は私 幸せになるんだ>という意志を持って、歩き出すのです。 これで良いの 間違ってないよね 微妙なメリット 気まずいサルート 華麗にイグジット 共に笑うアミーゴ ああすれば こうすれば こうしたら なんて考えて 時間まで無駄でしょ 胸の痛み 蹴飛ばし 舞い上がれ 愛してる 愛してる 愛してる なんて 本音さえ言えないでいるなら 複雑な感情 全部捨てちゃえ 「リブート」/miwa ときには<間違ってないよね>と誰かに尋ねたくなるときもあるでしょう。でも<複雑な感情>を全部捨てちゃって、ぐずぐずした人間関係から<華麗にイグジット>すれば、そこには新たな<共に笑うアミーゴ>が待っているはず。笑顔になれるはず。そうやってmiwaは「リブート」に伴う不安も、強く吹き飛ばすかのようにこの歌を歌います。 ああすれば、こうすれば、こうしたら、と今日も悩んでいるドラマの登場人物たちにとって、そしてあなたにとって、miwa「リブート」がお守りになりますように。やがて<胸の痛み 蹴飛ばし 舞い上がれ>る日がやってきますように…! ◆紹介曲「 リブート 」 作詞:miwa・katsuhiko sugiyama 作曲:miwa