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  • indigo la End
    泣き損がいつも嬉しいんだ。
    泣き損がいつも嬉しいんだ。

    indigo la End

    泣き損がいつも嬉しいんだ。

     2019年10月9日に“indigo la End”ニューアルバム『濡れゆく私小説』をリリースします。今日のうたコラムでは、その収録曲からドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』挿入歌である新曲「小粋なバイバイ」をご紹介! 尚、同ドラマの主題歌、indigo la End「結び様」も以前、 うたコラム にて取り上げております! 吹きこぼれた後の やり場のない台所 感情的になるには 絶好のタイミング 声も荒げずあなたが 出て行ったあと静けさの中で悩んだ このまま終わらせるかどうか 「小粋なバイバイ」/indigo la End  この恋の終焉を予感させる歌の幕開け。胸中の熱が高まって高まって<吹きこぼれた>のは、主人公の言葉でしょう。好きゆえに、つい二人の関係にとって、致命的な本音をこぼしてしまったのではないでしょうか。それによって、一瞬でジュッと消えた愛の炎。訪れる沈黙。そこで<あなた>も同じように<感情的になるには 絶好のタイミング>だったはず。  しかし、感情が<吹きこぼれ>てしまった主人公の激しさと相反し、<あなた>は静かに<声も荒げず>出て行ってしまいました。ひとり残された<やり場のない台所>では、いっそう<静けさ>が際立ち、自分の熱も徐々に冷めていく様子が伝わってきますね…。そして、消えた炎をもう一度つけるべきか、それとも<このまま終わらせるか>、静まった自身の感情と改めて向き合ってみるのです。 決まった期限がきたと 思えば思うほど単純なことで なんだかんだ次の方が 想い強くなるものだしさ 絶対が無いから良い想像はご勝手にって 神さまも言ってるけど 「小粋なバイバイ」/indigo la End  単純に考えれば、この恋はもう“寿命=<決まった期限>”がきたんだと思えばいいだけ。それに「絶対にこの人じゃないといけない」わけでもない。でも<絶対が無い>ということは「絶対にやり直せない」わけでも「絶対に終わり」なわけでもないんですよね。どんな<良い想像>をしようと、どんな選択をしようと、すべて自分次第。だから…。 恋心は小粋だから 簡単には終わりが来ない 一回のバイバイで泣いたくらいじゃ 結局あなた以外自信ないんだ 泣き損がいつも嬉しいんだ 当然のようにいて バイバイあなた以外 「小粋なバイバイ」/indigo la End  だから、主人公は<一回のバイバイで泣いたくらいじゃ>恋を終わらせません。というより、嫌でも<終わりが来ない>のです。だって<恋心は小粋だから>いろんな形で、また“想うパワー”を与えてくるのです。たとえば<結局あなた以外自信ない>と思い知らされることも然り。これは逆に言えば<あなた>とならやっていけそうな気がするという“希望”でもありますよね。    さらに<泣き損がいつも嬉しいんだ>と感じることも然り。自分が泣いてばっかりの恋で、報われないし、時間も損なわれていくし、心身も壊れていくかもしれません。でも、そうやって損をすることさえ<嬉しい>くらいに<あなた>を好きなのでしょう。痛みも傷も<あなた>がくれたものだから愛おしいのでしょう。そして<バイバイあなた以外>と言ってしまえるほど、主人公の世界にとっては<あなた>がすべてとなるのです。 恋心は小粋だから 簡単には終わりが来ない 一回のバイバイで泣いたくらいじゃ 結局あなた以外自信ないんだ 泣き損がいつも嬉しいんだ 当然のようにいて バイバイ バイバイ 小粋なバイバイ 「小粋なバイバイ」/indigo la End  こうして幕を閉じてゆく歌。何度でも泣く覚悟や、何度でも<バイバイ>を越えてゆく決意が、ラストの<バイバイ バイバイ>には込められているのではないでしょうか。曲の疾走感と高まってゆく“好き”の相乗効果がたまらない、indigo la End「小粋なバイバイ」を是非、ご堪能ください…! ◆紹介曲「 小粋なバイバイ 」 作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音 ◆Major 5th Full Album『濡れゆく私小説』 2019年10月9日発売「 通常盤 WPCL-13103 ¥3,000+税 初回限定盤 WPZL-31658 ¥4,000+税 <収録曲> 1、花傘 2、心の実 3、はにかんでしまった夏 4、小粋なバイバイ 5、通り恋 6、ほころびごっこ 7、ラッパーの涙 8、砂に紛れて 9、秋雨の降り方がいじらしい 10、Midnight indigo love story 11、結び様

    2019/09/30

  • indigo la End
    結んでもないから、僕はまだ君を愛さないことができる。
    結んでもないから、僕はまだ君を愛さないことができる。

    indigo la End

    結んでもないから、僕はまだ君を愛さないことができる。

    切れやすい糸でむすんでおきましょう いつかくるさよならのために (笹井宏之)  こちらの笹井宏之さんの短歌は、以前うたコラムにて 、 indigo la End「はにかんでしまった夏」 をご紹介した際に引用したものです。この曲の主人公は、まさに【いつかくるさよならのために】わざと関係を【切れやすい糸でむすんで】おいて、いざというときに傷が浅くて済むように、感情的にならなくて済むように、予防線を張っておりました。 全然何ともないはず 涙が出るなんてないはず でも感情的なブランコに 振られ続けるの何で 考えたっていないのに 君は絶対にいないのに おかしいな はにかんでしまった夏を 見逃さず睨んだ 「 はにかんでしまった夏 」/indigo la End  しかし、結局は“<はにかんでしまった>=うっかり深い恋に落ちてしまった”がゆえに、別れたあとも<感情的なブランコに 振られ続ける>ハメに…。さて、今日のうたコラムでは、そんな「はにかんでしまった夏」の<僕>よりもさらに強い意志で、恋の予防線を張ろうとした主人公が描かれている、indigo la Endの最新曲をご紹介いたします。 想いの距離が今 近付き過ぎていたことに 気付いた面が熱を帯びた 火照った心の素 君に見せないように 喜怒哀楽のスロット早回しした ぐるぐる変わる僕の中でも 君はずっと素敵だ だから僕は言えない “好きだなんて言わない” その先にある未来は 限りなく壊れることはないってだけ 「結び様」/indigo la End  2019年10月9日に“indigo la End”がリリースする、ニューアルバム『濡れゆく私小説』の収録曲であり、現在先行配信中の新曲。足立梨花×白洲迅のダブル主演ドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』のエンディング曲として書き下ろされた「結び様」です。この曲の<僕>の場合、まず【切れやすい糸で】結ぶことさえ拒んでいるんです。    なぜなら、やはり【いつかくるさよなら】が怖いから。終焉にたどり着かないよう、自分の<火照った心の素>を隠して、<喜怒哀楽>に先回りをして“好きだなんて言わない”と理性のブレーキをかけております。始めなければ終わらない。好きと言わなければ<未来は 限りなく壊れることはない>と、この恋を守ろうとしているのでしょう。 結んでもない 結んでもないから 僕はまだ君を愛さないことができる いつでも仕舞い込める 悩んでもない 悩んでもないフリ 上手くはないけど 不器用には慣れるから 好きにならなきゃよかった それだけは言いたくなくて “好きにならないから” って子供みたいだな 「結び様」/indigo la End  そしてサビでも、繰り返し自分自身に<結んでもない 結んでもないから>と言い聞かせる主人公。それぐらい<僕>には、結ぶより大切なことがあるのです。それは“不変”であること。この恋が<好きにならなきゃよかった>なんて言ってしまうものにならないように、素敵な<君>のそばにいられなくならないように、何度も<僕はまだ君を愛さないことができる>と確認し、同時に“変わらない関係性”に安心するのです。 結んだ夜明けの想いが裏腹に 僕を締め付ける だからもう迷わない 仕舞い込むこと決めた 結んでもない 結んでもないから 僕はもう君を愛さないことにするよ この歌にだけ残す 「結び様」/indigo la End  ただし、歌の終盤では【結ぶ】というワードに二重の意味が生じております。これまではおそらく“恋愛関係になること=つながること”を【結ぶ】と表現してきたはず。それが“何かを締めくくること=終わりにすること”を意味する【結ぶ】も綴られているのです。つまり<僕>は【結ぶこと(想いを締めくくること)】で【結ぶこと(繋がること)】へのかすかな期待に、終止符を打つ決意をしたのではないでしょうか。    すると<結んでもないから 僕はもう君を愛さないことにするよ>というフレーズも、新しい意味に捉えられそう。歌の前半では“まだ恋愛関係でない”がゆえに<僕はまだ君を愛さないことができる>と、選択の余地がありました。でも終盤では<僕はもう君を愛さないことにするよ>と、ただひとつの選択を告げています。これは【結んでもない(想いを締めくくってない)】から、もう【結ぶ(終わらせる)よ】という意志でしょう。 回しても回しても 揃わない当たりの気持ち 僕はなんだか損をしてるみたいだ 好きにならなきゃよかった 「結び様」/indigo la End  こうして幕を閉じてゆく歌。最後の最後が、一番言いたくなかったはずの言葉<好きにならなきゃよかった>であることが皮肉ですよね…。こうなりたくないからずっと“好きだなんて言わない”ようにしてきたのに。“好きにならないから”と言い続けてきたのに。そのやるせなさは「結び様」というタイトルに、込められているように思えます。    「結び様」とは、結んでゆく様子のこと。ですが「様(ざま)」という語は、その様子をあざけったりする際に使う言葉です。きっと<僕>は【結べず(繋がれず)】に、もっとも最悪な形で【結ぶ(締めくくる)】ことになった恋を、自嘲的に見つめているのでしょう。そして、結局こんな「結び様」だよ…と、吐き捨てるように<好きにならなきゃよかった>と歌っているのでしょう。    たとえ【切れやすい糸でむすんで】も、結ぶことを拒んでも、自分の意思に反して、深みにハマってしまうのが、恋というもの。複雑に絡まってゆく恋心の様子を、indigo la End「結び様」から見つめてみてください。どうかみなさんは<好きにならなきゃよかった>とこぼれてしまうような結末を、迎えずにいられますように。 ◆紹介曲「 結び様 」 2019年7月16日配信リリース 作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

    2019/08/06

  • indigo la End
    寒くなっても衣替えせず、まだ夏を引きずってやるから。
    寒くなっても衣替えせず、まだ夏を引きずってやるから。

    indigo la End

    寒くなっても衣替えせず、まだ夏を引きずってやるから。

    切れやすい糸でむすんでおきましょう いつかくるさよならのために (笹井宏之)  こちらは歌人・笹井宏之さんの作品です。みなさんも【いつかくるさよなら】に先回りして、恋の予防線を張ることってありませんか? いざというときに傷が浅くて済むから。切れにくい糸で固結びしてしまうと、離れるとき痛くて苦しむから…。さて、今日のうたコラムでは、そんな短歌にも通ずる想いが込められている新曲をご紹介いたします。 ありふれた夏の瀬に おまじないみたいな恋をした 確信に満たないことだらけ 最初に解けて欲しかった 素直になれない心地良さ 他人と他人の馴れ合いを それなりに楽しんだ 隙を見せるのはこれからだった 短い筒の穴から覗く 視野の狭い愛情を送り合った そんなことしてたら 触れ合える距離に君はいなかった 「はにかんでしまった夏」/indigo la End  2019年4月27日に“indigo la End”が配信リリースした「はにかんでしまった夏」です。描かれているのは<ありふれた夏の瀬>のとある恋。ちなみに<瀬>とは【川の流れが速く、水深が浅い場所】を指す言葉なので、月日はみるみる流れ去り、何かに深入りすることもなく浅いところで過ごしてきた<僕>の“これまで”が見えてきそうですね。    その<僕>の<おまじないみたいな恋>もまた、最初は<瀬>のようなものだったはずではないでしょうか。つまり、深入りするつもりはなかったのです。あくまで<おまじないみたい>に「続いたらいいな」と願い、一方で「叶わなくても仕方ない」とダメもとの気持ちもあり。どこかで期待することや本気になることを恐れていたように思えます。    だからこそ<他人と他人の馴れ合いを それなりに>楽しむ程度だったのでしょう。隙も見せず“好き”も見せすぎず<短い筒>を隔てているかのような、恋をしていたのでしょう。前述した短歌の言葉を借りれば【切れやすい糸でむすんで】おいたのです。でも、やっぱり【切れやすい糸】で結べば、繋がりは切れやすいもの。結局、待っていたのは<そんなことしてたら 触れ合える距離に君はいなかった>という終焉でした。 全然何ともないのに 涙が出るなんて困ったな 愛想笑いも様にならないくらいに 今日は変だ 考えたっていないのに 君は絶対にいないのに おかしいな はにかんでしまった夏を 見逃さず睨んだ 「はにかんでしまった夏」/indigo la End 全然何ともないはず 涙が出るなんてないはず でも感情的なブランコに 振られ続けるの何で 考えたっていないのに 君は絶対にいないのに おかしいな はにかんでしまった夏を 見逃さず睨んだ 「はにかんでしまった夏」/indigo la End  では【切れやすい糸】で結んでおけば、本当に【さよなら】の傷も、浅くて済むのでしょうか。決して、そうではないことが、この唄のサビに表れておりますよね。すぐ流れ去る浅い恋をしていたはずなのに、おまじない程度の期待だったはずなのに、<全然何ともないはず>なのに、<涙が出るなんてないはず>なのに、涙が出て、愛想笑いも様にならなくて、ただただ<感情的なブランコに 振られ続け>ている<僕>がいます。    同時に、後悔しているのではないでしょうか。この<はにかんでしまった夏>のことを。<はにかんでしまった>とは“うっかり照れてしまったこと=恋にしてしまったこと”を意味しているようにも、“恥ずかしがって本気を見せなかったこと=【切れやすい糸】で結んでしまっていたこと”を意味しているようにも捉えられそう。というより、両方の狭間で<感情的なブランコに 振られ続け>ているのかもしれません。 寒くなっても 衣替えせず まだ夏を引きずってやるから 覚えてろってさ 全く誰に言ってんだか 「はにかんでしまった夏」/indigo la End  唄の終盤。本当なら<ありふれた夏の瀬>だったはずのこの季節が、今や<寒くなっても 衣替えせず まだ夏を引きずってやるから 覚えてろ>と思うほどの、特別で深い深いものになっていることが伝わってきます。いつのまにか<僕>は、自分が思っている以上に“本気”になっていて、この恋に深く沈んでしまっていたのでしょう。 結局 君のことが好きなんです 涙が出て今日も困ってます 感傷的なスタイルは 似合わないはずなんだ 考えたっていないのに 君は絶対にいないのに おかしいな はにかんでしまった夏を 見逃さず睨んだ はにかんでしまった秋は 見逃してしまった 「はにかんでしまった夏」/indigo la End  そして最後のサビ。あれほど“隙”を見せなかった<僕>からついに<結局 君のことが好きなんです 涙が出て今日も困ってます>と、本音が溢れ出しております。別れてから、やっと“本気な自分”に素直になれた。でも、時すでに遅し。切ないですね…。あの季節の恋を、まだ引きずっているあなた。心の<衣替え>をしていないあなた。是非、その行き場のない想いを重ねながら、indigo la Endの新曲「はにかんでしまった夏」を聴いてみてください。 ◆紹介曲「 はにかんでしまった夏 」 2019年4月27日配信 作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

    2019/05/22

  • indigo la End
    まさか僕ら愛し合った? あなた僕だけを見てるの?
    まさか僕ら愛し合った? あなた僕だけを見てるの?

    indigo la End

    まさか僕ら愛し合った? あなた僕だけを見てるの?

     2018年10月20日に“indigo la End”が新曲「ほころびごっこ」を配信リリースしました。千原ジュニア主演の映画『ごっこ』主題歌として書き下ろされたこの曲。物語を動かしてゆくのは、他人に知られてはいけない秘密を抱えながら不安定な“ごっこ生活”を送る、40歳目前の父親と5歳の娘です。しかしその日々は突然、衝撃の事実によって崩壊してしまいます。一体、二人の“ごっこ生活”の秘密とは…。 まさか僕ら愛し合った? あなた僕だけを見てるの? すれ違わない確信が持てないと見返せない 「ほころびごっこ」/indigo la End  そんな映画の世界にピタリと寄り添うのが主題歌です。タイトル「ほころびごっこ」の【ほころび】とは【縫い糸が切れて合わせ目が開いた状態】や【変化が生じて整合性を失うこと】を表す言葉。さらに【ごっこ】は【誰かと一緒に何かのマネごとをすること】ですね。まず、この歌の<僕>にとっての【ほころび】は<愛し合った>ことでしょう。  冒頭の<まさか>という一言から「そんなことあるはずないのに」という動揺が伝わってきます。だけどそこに否定や拒絶の気持ちはありません。むしろ【ごっこ】ではなく“真実”であってほしい。だから<僕ら愛し合った?><あなた僕だけを見てるの?>と恐る恐る相手に訊ねているのです。何度も確認して<すれ違わない確信>が欲しいから。 軽んじた人生を送るしかないって 誰が決めたのか知らないまま付き合ってる 急な温かいムードは痛みに似て痒い 慣れてない幸福の合図は似合わない 救われたことないから 救い方がわからない ヒーローになれたら ヒーローになれたら やっときた幸福そうな結末に綻びたい そんな気持ちはあるけど 「ほころびごっこ」/indigo la End  歌詞を読み進めていくと、なぜ<僕>は愛に対して極端に臆病なのか、その理由が明らかになってゆきます。これまで<僕>は、何にも期待せずに生きてきた人間なのです。積み重ねてきた淀んだ“過去”が原因で<軽んじた人生を送るしかないって>思い込み、どこかで“不幸による整合性”を保ちながら、自分の人生と<付き合って>きたのです。  しかし<愛し合った>ことで変化が生まれ、保ってきた“不幸による整合性”が失われている状態が今なのではないでしょうか。つまり「何も期待しない」「どうせ救われない」そんな縫い糸で綴られてきた日々が<急な温かいムード>や<慣れてない幸福の合図>により合わせ目が開き、思いがけずほころんでいるのだと思います。    そして、バランスの取れない<幸福>のなかで、はじめて“愛するひと”のためにしてあげられることを考える主人公。ただし、適当に手を差し伸べて救った気になったり、簡単に<ヒーロー>を気取ったりはしません。何故なら<僕>は愛を知らないからこそ、人一倍、繊細に真剣に正しい愛を見つけようとしているからです。ゆえに<やっときた幸福そうな結末に綻びたい そんな気持ちはあるけど>…それもなかなか難しいのでしょう。 まさか僕ら愛し合った? あなた僕だけを見てるの? すれ違わない確信が持てないと見返せない 「バイバイ」「ごめん」「もうしないから」 後ろ向きな想像でごめんね 抜け出しはしたいんだ あなたを見て一層思った 「ほころびごっこ」/indigo la End まさか僕ら愛し合った? あなた僕だけを見てるの? すれ違わない確信が持てないと見返せない どんな愛情も無駄にしないように 拾い続けることでいいの? あなたを見ては確信に変わるようで 変わらないようで 「ほころびごっこ」/indigo la End  これまでの<軽んじた人生>を変えてくれた<あなた>がそばにいる今。想像もしなかった<まさか>の幸福な可能性が広がっていきそうな今。でも<僕>はまだ何より“いつか失うかもしれない”という恐怖が拭えません。だから<「バイバイ」「ごめん」「もうしないから」>と<後ろ向きな想像>をして悲しみに先回りをしてしまいます。    だけど歌が進むにつれ<抜け出しはしたいんだ あなたを見て一層思った>、<どんな愛情も無駄にしないように 拾い続けることでいいの?>、<あなたを見ては確信に変わるようで 変わらないようで>と、不安定ながらも<幸福そうな結末>の方を選ぼうとしている気持ちがどんどん強さを増して伝わってくるのです。きっともう、想いはとっくに固まっているのでしょう。 愛情ごっこで手を打とう その内本物になるかもしれない 最初は大体真似事よ ずっとそうなのかもしれないけど 「ほころびごっこ」/indigo la End  そして歌のラスト、主人公は<愛情ごっこで手を打とう>という結論にたどり着きます。<その内本物になるかもしれない>という期待を持って。ずっと<真似事>かもしれないけど…と、また<後ろ向きな想像>で予防線を張ってはいますが、人生に期待できるようになったこと自体が<僕>の大変化です。それに<愛情ごっこ>と言いながらも、歌のなかにはもう『ごっこ』ではない“愛情”が満ちておりますよね…!    さて、映画『ごっこ』と主題歌のindigo la End「ほころびごっこ」。どちらの世界も、劇場でじっくりとご堪能ください! ◆紹介曲「ほころびごっこ」 2018年10月20日配信 作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

    2018/11/01

  • indigo la End
    一番下手になった時こそ本当に誰か好きになる
    一番下手になった時こそ本当に誰か好きになる

    indigo la End

    一番下手になった時こそ本当に誰か好きになる

     2018年7月18日に“indigo la End”が4th Full Album『PULSATE』をリリースします。今作に収録されている新曲「蒼糸」は先行配信がスタート。併せて、歌詞も先行公開中です。さっそく今日のうたコラムでもご紹介。いつか結ばれる運命の二人は、見えない【赤い糸】で結ばれているという説は有名ですが、では【蒼糸】とは一体、どのようなものなのでしょうか。 羨むことばかり増えた 冷たい日常に 気持ちが落ち着かないよ 理論ばっか備えた 虫が鳴いてる 井の頭線に揺られて 偉くなった気がしなくもない夕暮れ時 恋したんだったよな 想い合ったんだよな あなた 膨らんだストーリー 起承転結 3文字目半の糸 「蒼糸」/indigo la End  まず、人は憂鬱な気分のことをブルーと言いますよね。この歌の<私>も、冒頭からまさに心は“蒼(あお)”です。幸せそうな人々が目に付いては<羨むことばかり増え>て、ザワザワする。それは<恋したんだったよな 想い合ったんだよな>と、過去形で噛み締めている<あなた>との恋のせい…。そして、二人がダメになった(もしくはダメになりそうな)原因や事実に想いをめぐらせ、いつも<理論ばっか>備えているのでしょう。  だから、たとえば<井の頭線>で仲良しカップルを見かけても、自分は脳内に備えた<理論>によって冷静に心をなだめ、人として<偉くなった気がしなくもない>状態になっているのではないでしょうか。でもいくら理論を備えたって、自身は<あなた>との恋物語の<起承転結>の【結】を結べずにいるのです。いつまでも【結】という字の片割れ<3文字目半の糸>をユラユラ揺らしている。その糸こそが【蒼糸】です。 もらってばっか 太った恋に 擦れて減ったさよなら その気ない弱いセリフ落っこちた 守ってあげる 救ってあげる 思ってたってどうしても この恋には軽すぎたみたい 「蒼糸」/indigo la End  もしも<3文字目半の糸>が【赤い糸】だったら、きっと二人はハッピーに結ばれていたはず。だけどこの恋を結ぶのは【蒼糸】なんですよね。【蒼糸】とは、どんなに想っていても結ばれない運命の糸なのか。本当は結ばれる運命なのに自らの弱さでサッドエンドに変えてしまう糸なのか。ただいずれにせよ、そんな糸では<太った恋>を保ち続けるのは不可能なのだと思います。  また<私>は、自分の中の“重すぎる”想いが怖かったのかもしれません。いつも<あなた>からもらってばかりで、どんどん太ってゆく恋。温かい日常。幸せ。それが怖くて、試すかのように<その気ない弱いセリフ>=<さよなら>をこぼしてしまう。さらに<守ってあげる 救ってあげる>なんて言葉は“重すぎる”想いを、守ることも救うこともできない。ピッタリくる言葉なんてない。それほどに大切すぎる恋だったのです。 大なり小なり誰もが間違う 経験とともに恋が下手になる 一番下手になった時こそ 本当に誰か好きになる 幸せか普通かわからない 普通か不幸かもわからない でも両方あなたがいるなら 糸は吉に絡まるから 「蒼糸」/indigo la End  人は<経験とともに恋が下手になる>とは、よくわかる気がしますね…。そして<私>が<一番下手になった時>に、出会い本気で好きになったのが<あなた>です。ゆえに、時に大きな間違いをして、心とは違う言葉を吐いて、何が正解かわからない行動をして、互いを【蒼糸】で繋いでしまっていました。だけど、今や幸せでも普通でも不幸でも良いのです。<あなたがいるなら 糸は吉に絡まるから>。もうなんだっていいから<あなた>と“結”ばれていたい。そんな痛切な想いが伝わってきます。 もらってばっか 太った恋に 少しずつの好きだよ 打ち明け過ぎないセリフあなたに 守ってあげる 救ってあげる 思ってたってそれだけは この恋にはまだいいみたい 蒼い蒼い私に新しい色を付けてくれた あなたが好きよ 思ってもないさよならばっかごめんね この恋には軽すぎたみたい 「蒼糸」/indigo la End  さて、このように幕を閉じてゆく歌。ラストでは、大それた言葉は捨てて<少しずつの好きだよ>を<あなた>に打ち明けております。もしかしたら、この恋はまだ終わってないのかもしれません。歌の中で“糸の色”が、少しずつ変化していたのです。だからこそ最後に綴られているのが<蒼い蒼い私に新しい色を付けてくれた あなたが好きよ>という言葉と<思ってもないさよならばっかごめんね>という本音。    二人は【蒼糸】を捨てて<新しい色>でまたこの恋を結び始めたのでしょうか…。聴けば聴くほどいろんな深読みができそうな、indigo la End「蒼糸」ですが、あなたはこの歌の<私>と<あなた>の<起承転結 3文字目半の糸>の続きに、どんなストーリーを描きますか…? ◆紹介曲「 蒼糸 」 作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

    2018/06/29

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