夜顔

谷村新司

夜顔

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
発売日:1995/05/25
この曲の表示回数:60,789回

夜顔
気休めだけの言葉に 体も慣れたわ 今では
やつれた指のリングさえ  重くて痛いわ このまま
愛を忘れた骸達が 繰り返す道化芝居に
最後の幕を下ろすには 裏切ることだけね

行きずりの人に 声かけて
視線で誘ってみる
やさしい妻の顔を捨てて
女の顔になる

幸福を求める度に 不幸福になる 何故なの
だいそれた望みじゃないわ  ぬくもりが欲しい それだけ
愛が静かにこぼれてゆく 二人の指の隙間から
さしさわりない妻よりは 狂った女になりたい

行きずりの人に 声かけて
視線で誘ってみる
やさしい妻の顔を捨てて
女の顔になる

見知らぬ人に 抱かれながら
涙が ほほをぬらす
悲しい仮面のその下で
妖しく 燃えてゆく

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