ビバリウム

Ado

ビバリウム

作詞:Ado
作曲:Ado
編曲:高慶“CO-K”卓史
発売日:2026/02/18
この曲の表示回数:0回

ビバリウム
あれからどれくらい経ったことだろう
くぐもった物言いは相も変わらずで
鏡が写すは隔たる理想像
不器用な指先に今日も手をかけた

誰かの言葉で 1人、爪弾き
しょうがないね 望まれたことなんてないし
こびりつく赤色 罵声の裏で問答
「欠陥は特別?」
なら、初めから紛いもの

叶えたいものとは引き換えに
大切なものを壊してきて
後悔ばかりで息ができないから
感情を棄てて楽になって
転んだ後の傷の治し方も
残した過ちの悔いも知らないまま
大人になるの?

仄暗い 箱庭で
とめどなく私が私の夢を見ていた
遠くで揺れた光は 私を呼ぶ気がした

気付けば 振り向くと此処に、1人
散らかった部屋の中 迷い込む蜃気楼
どうして 溢れだす涙と焦燥
深爪の指先また赤く染まった

「頭の中で聞こえる」「私と私でない声が」
「繰り返し 繰り返し
生まれてきたことを否定する」
「どうして何もできないの」
「どうして何も知らないの」
「わからない」
「わからない」
「私にはわからない」
「正しいこと1つも知らないまま」

「大人になってしまったみたいだ」

「君は何も信じなかった」
「誰も信じられなかった」
「君に必要だったのは名声よりも先に」
「大丈夫の一言だったね」

「居場所をなくしちゃってごめんね」
「だから もう出てこなくたっていいさ」

「揺れる都の奥
その光の中で 機械少女の歌が聴こえた」
「私も、そこに行きたい」

仄暗い 箱庭で
とめどなく私が私の夢を見ていて
触れられる距離のまま 離れないで 変わらないで

この箱庭で
どれだけ迷って、縋って、見えなくなっても
この目で揺れた光は あの日描く未来だ
さよなら まだ 私は
歌わなくちゃ

夜が明けるまで 1人じゃないから
クローゼットの君はまだ
泣いてる

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