さよならの到着便

伊勢正三

さよならの到着便

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
編曲:瀬尾一三
発売日:1993/06/18
この曲の表示回数:21,061回

さよならの到着便
遠く粉雪が
降りる駐車場
僕が指差すと
君は笑って
モノレールを選んだ

君が東京へ
戻ったその訳
僕はおもわず
君の指を見て
気付いてしまったけど

さよならを一度
君に言わせた僕に
今君を慰める
そんな資格はなかった
時はなぜ
過ぎてしまったの?

冬の桟橋は
灯り消えたクリスマスツリー
工場の煙
螺旋の倉庫
淀む運河を見て

ふっと懐かしい
ため息が出るなら
忘れたはずの
言葉は今も
悲しい膳物

貨物船ばかり
浮かべた港だって
君となら
いつまでもロマンティックな夜だった
時はなぜ
過ぎてしまったの

僕は今
君と同じスピードだして
離れずに走るから
止まって見えるモノレール
君はまだ
気付いてくれない

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