アンダルシアに憧れて

イイプルギスの夜

アンダルシアに憧れて

作詞:真島昌利
作曲:真島昌利
発売日:2019/09/11
この曲の表示回数:11,194回

アンダルシアに憧れて
アンダルシアに憧れて バラをくわえて踊ってる
地下の酒場のカルメンと 今夜メトロでランデブー
ダークなスーツに着替えて ボルサリーノをイキにきめ
いかすクツをはいた時に 電話がオレを呼び止めた

受話器の向こうがわでボス 声をふるわせながらボス
ヤバイことになっちまった トニーの奴がしくじった
スタッガーリーは言うのさ 今夜 港で決着を
立ち入り禁止の波止場の 第三倉庫に8時半

誰か彼女に伝えてくれよ
ホームのはじでまってるはずさ
ちょっと遅れるかもしれないけれど
必ず行くからそこで待ってろよ

がくぶちのウラの金庫に かくしたコルトをとりだす
オレの手がふるえてるのは 何もこわいわけじゃないさ
コルトはオレのパスポート 黒くてかたいパスポート
スタッガーリーの頭に こいつをブチ込んでやるさ

タクシーで港に着くと ボス達は青ざめていた
怪しい気配に気づくと オレ達は囲まれていた
暗闇からマシンガンが あざけるように火を吹いた
ボルサリーノははじけ飛び コンクリートにキスをした

誰か彼女に伝えてくれよ
ホームのはじでまってるはずさ
ちょっと遅れるかもしれないけれど
必ず行くからそこで待ってろよ

激しい痛みが体を 電光石火につらぬき
はみだし者の赤い血が カラッポの世界を染める
うすれていく意識のなか オレはカルメンと踊った
アンダルシアの青い空 グラナダの詩が聞こえた

誰か彼女に伝えてくれよ
ホームのはじでまってるはずさ
ちょっと遅れるかもしれないけれど
必ず行くからそこで待ってろよ
必ず行くからそこで待ってろよ

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