人間失覚

VALSHE

人間失覚

作詞:VALSHE
作曲:minato
編曲:Ryo Hayashi・minato
発売日:2015/06/24
この曲の表示回数:18,728回

人間失覚
かわいらしいと言われた顔も
ただただ 怖くて厭らしくて
いつどんな瞬間もその唇が
清潔に保たれる不気味さよ

羞恥と道徳は
体裁のアクセスリィ

私の身体に染み付いた泥を
押し広げいくばかり それを見つめた
善意と悪意の境界が滲む
無邪気さを装った報いをください
手加減などなさらぬように

見境の無いサーヴィスのあとで
私は狂気となってしまう
果てはきっとそう旅立ちの日の
詩人になれると夢を抱く

私と私との
醜悪なアンヴァランス

だらしなく降った雨さめざめと
恥じるのはこれまでのよく出来た過去
上質な傘が私を守る
侮蔑にも似た価値はいまだ見出だせず
生きることに億劫でした

私の身体に染み付いた泥を
貪って味を知り飢えを満たした
拭い取ったあとに残ったものが
失望か欲望かそれも理解らず

出来るだけ早く もっと早くと
そんな風に思いながら生きて来ました
愚かなことだと罵った他人を
幼稚で高慢だと思い込んだまま仕舞うほうが
「私らしい」と

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