黒猫作詞の歌詞一覧リスト  13曲中 1-13曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
鎮魂の歌陰陽座陰陽座黒猫黒猫足音響かせて 叢立は勇む いざや鬼殿へ その首を討たんと 暮れ懸かる空に 昔時を打ち捨て 守らう俤 瞼に紊れる 焔を掲げよ 鬨の声を呼ぶ 今宵帰る 道などいらぬ 朽ち果てたこの骨に 唯花が咲けば良い 荒ぶる爪牙に 屍累々と 在りし日の夢は 散り散りに毀れる 血に濡れた友の 唇は歌う さらば愛し子よ 健やかに生きよと 其の歌を刃に 竦む足を駆る 語り継がう 名前はいらぬ 朽ち果てたこの骨に 唯 花が咲けば良い いつか時は 総てを浚い 光射す この阜を また幼子は駈けるだろう 寄り添い往く 生き世は失せど 骨に咲く其の花に 君が微笑めば良い
揺籠の木陰陽座陰陽座黒猫黒猫紅ひとひら 風に揺られて落ちた 祝いの花か 死花花か  産着は帷子 とうに野火手は落ちて 常世に生まれて 寂しかろ  梢に枝に 稚児は実る 渡る夜風に 揺られて睡る  母喰鳥が ひとつ唱えば夜更け 朝風吹くまで ねんねしな  此の枝を閨に 青葉を包みに 母の腕を 知らぬ儘  薄紅色の 頬に一滴 夜露は 魄を悼む涙  時告鳥が ひとつ唱えば夜明け 朝影射すまで ねんねしな  まだ戸は開かぬ
月花陰陽座陰陽座黒猫招鬼風に烟る月の 光に揺らめく 姿を化す花は 水鏡に映ろう  聘えど仮初めなら 千代への糸を紡ぎ 人ならぬその身を 永久に咲けと祈る  唯 想いは清かに肌を染めて 散り初む命の 定めと知る 溢るる泪の 雫に揺れ 露の恋に 散るひとひら  禁めの恋ならば 其の手に手折られ 後世に二重にと 月読に乞い願う  躯は満つる闇に 花へと還ろうとも 此の腕を柩に 夜を裂いて詠う  唯 想いは清かに肌を染めて 散り初む命の 定めと知る 溢るる泪の 雫に揺れ 露の恋に 散るひとひら  唯 想いは清かに肌を染めて 散り初む命の 定めと知る 溢るる泪の 雫に揺れ 露の恋に 焦がれ消ゆるとも  弓張の月が 円む様に 散り逝く命が廻るのなら 朝明に水沼の 畔に咲き 巡り逢える今一度
夢虫陰陽座陰陽座黒猫黒猫かげろふ 野辺に揺蕩えど 瞬く刹那の恋を手繰り 後世に渡す白糸は 宿世を希みて翅に纏る  祷りは 夜を籠めて 月を染むる 樹々に花に水に 青は満ちる 生まれ落つ命と 果てる命は 同じ雨に濡つ 運命と知り乍ら  靄に霞む 玻璃の眸は 遠き空を 見放きて 堕つる 水に散りそむ花の様に その身は解けて 流る  嗚呼 夜は更け往く 夢路に独り 翅を閉じて 愛しむ歌さえ 歌えぬ時の果無さ  嗚呼 夜は明けぬる 夢路に火取り 翅は朽ちて 愛しむ歌さえ 遺せぬ時の果無さ  かげろふ 野辺に揺蕩えど 瞬く刹那の恋を手繰り 後世に渡る翅の音…
歪む月陰陽座陰陽座黒猫黒猫冷たい水の底で 死を待つように横たわる 幾年数えたのか この身は朽ちてゆくばかり 見上げる水に揺れる白い月 貴方の骨のように 清い光で私を刺す 嗚呼 叫びは 泡と消えてゆく 嗚呼 貴方の流した血に濡れた 喉が今も紅い  貴方を殺めたのは 消し得ぬ鱗の欲望 嘲り嗤うように歪む月 愛した人を喰らう様を その身に映さないで 嗚呼 終わらぬ 水の地獄なら 嗚呼 血濡れた鱗の罪に泣く この息の根を止めて  月は総てを射抜く光で 私の骸を晒すのでしょう 嗚呼 終わらぬ 水の地獄なら 嗚呼 血濡れた鱗の罪に泣く この息の根を止めて
氷の楔陰陽座陰陽座黒猫黒猫いつか結ぶ運命の糸は 遠く彼岸の旅路と成りて…  愛しき人の骸を横たえて 血も通わぬ此の腕を齧る 降りゆく雪の白さに怯えては 終の知らせを待ちわびる  己が罪の深さを知りて 君を殺めた指を落とすとも 痛みも感じぬ氷の身は 命を絶つ事も許されず 雪の化身と生まれし業を 背負いて永遠に哭き続ける   愛する者達を抱き締める事さえ 叶わぬ孤独を生きるなら 紅く燃えさかる業火で此の身を 焼かれて地獄へと堕ちたい  雪は何処までも 白く降り積もる それは 終りなき罰の様に  愛する者達を抱き締める事さえ 叶わぬ孤独を生きるなら どうか燃えさかる業火で此の身を 焼き尽くし灰にして欲しい  いつか結ぶ運命の糸は 固く氷の楔と成りて…
陰陽師陰陽座陰陽座黒猫黒猫・瞬火「東海の神、名は阿明 西海の神、名は祝良 南海の神、名は巨乗 北海の神、名は禺強 四海の大神、全知全霊の力を持ち 百鬼を避け、凶災を蕩う 我、常に月将を以て占時に加へ、 日辰陰陽を見る者なり」  荒ぶる森羅の魔物達よ 羅ごの夜に目覚めん 掲げる桔梗の星の上に 開かる光と陰の門  闇より出でたる魔性を祓い去る 光放つ十二神将 我が足に集い呪詛を込めて飛べ 此の世の和を結ばんが為  光は闇を裂き 風は雲を散らす 万象の力よこの両手の力と変れ  渦巻く暗雲天を殺し 現る凶事のうなりか 地獄に這いずる蟲の如く のたうつ哀れなる怨霊  舞い踊る邪気に朱の霊符を放ち 冥土送りの唄を唄う 戦慄く魔魅達を喰らう式神ども 骨を食み血肉を啜れよ  光は闇を裂き 風は雲を散らす 万象の力よこの両手の力と変れ  「今は昔、京の都に 人ならぬ力を操る者有り。 古井戸より冥界へと行き来し、 死者と語り物怪とたわむる。 数多の式神を使役し、 満月の夜には魔物に跨がり 天を駆けたという。 其の者を人は、陰陽師と呼ぶ。」  闇夜に綾なす魑魅魍魎の群れ 冥府の藻屑と引き裂かん 轟く雷鳴その叫びの果てに 紅蓮の火を上げる地獄へ  還れ魔の民よ二度と目覚めぬ様 結んだ印に情けを込め 鎮まる魂 黄泉の底で眠れ 哀れなる性を忘れ去り  光は闇を裂き 風は雲を散らす 万象の力よこの両手の力と変れ
面影陰陽座陰陽座黒猫招鬼皆紅の衣を濡らした 別れ路の狭霧 手向けの花は白き山査子 冥き途を逝く 今も忘れぬ その声を聞き定む 狂おしく爪を噛み砕いて さざめく時の葉は (色褪せ) 叶わぬ恋に散る (刹那に) 二度とは逢えぬ運命と 煩う胸を灼き (明かに) 鮮やぐ紅い花 (紊れて) 哀れなこの身を嗤う 尽きせぬ涙 渇く間もなし 彼の岸に紕い 加羅の香りに揺れる顔 遠き夢に消ゆ 夢寐に戦慄く この腕を掻き毟る 流れる血を呪い乍ら さざめく時の葉は (色褪せ) 叶わぬ恋に散る (刹那に) 二度とは逢えぬ運命と 煩う胸に咲き (明かに) 鮮やぐ紅い花 (紊れて) 哀れなこの身を嗤う  皆紅の衣に映ろう 在りし日の姿 亡き人の影 空しく散りて 触れる事も無く さざめく時の葉は (色褪せ) 叶わぬ恋に散る (刹那に) 二度とは逢えぬ運命と 煩う胸を裂き (明かに) 鮮やぐ紅い花 (紊れて) 哀れなこの身を嗤う やがてこの身を枯らすまで
星の宿り陰陽座陰陽座黒猫黒猫闇を住く船に 寄せ返す波は 僅かな瞬きの後に 消えてゆく命の名残 さらさらと流れ 玉響に光る 岸辺に積もるその亡骸を 鳥は空に還す  果てなく続く夜に 生まれた星は震え 放つ光に焼かれ 鳥は燃え墜ちて 夜空を流れる  風は凪ぎ時は逝く 人はただ朽ちてゆく 凍てついた空を 尚も包む闇よ  満ちてゆく星が 露の世を照らす 終の道を辿る者たちの 標と成る様に  いつしか星は宿り 幾千の絵を描く 儚い人の夢と 哀しい運命を その身に湛えて  風は凪ぎ時は逝く 人はまた生まれ来る 凍てついた空に さしも光る星よ  風は凪ぎ時は逝く 人はただ繰り返す 限りない罪に 紅くその手を濡らして  風渡り船は往く 弔いの灯をともし 冴え渡る空を 仰ぎ謳う歌よ  永遠に祈る歌よ
月姫陰陽座陰陽座黒猫瞬火・黒猫嗚呼 闇に凍える私は月 幽かな光を肌に纏い 空を満たす 水の様に この身を溶かす 腕を待ち侘びる  徒恋 それとも運命の糸 叶わぬ 遙かな夢か幻 消せぬ想いは 朧の雲に 密んで嘆く 泪は地を濡らす  私の光が消えぬ間に どうか呪縛を断ち切って 風はいつしか雲を散らし 彼方の空に光は満ちる…
組曲「黒塚」~鬼哭啾々陰陽座陰陽座黒猫黒猫・瞬火血潮垂る刃の如き 心は瞋恚に燻びて  哀れなるは業に ただ呻きすめく鬼よ 我が手で黄泉路へと導く  永遠に鬩ぐ運命に哭いて このつつ闇を 流る先に光は見えぬ  鳥の音は遠く 吹きしく風に消ゆ 過ぎし日の姿 ほろほろと散りぬる  戦慄けどひとり のづらに佇み 踏み惑う花に 懐かしき歌は響く  曝け出す嘆きを ただうち震わす鬼よ その手を祓いて清めんと  永遠に狂る運命を裂いて 降魔に落つる それは暗き闇夜を千切る  安らけし光を知りて 弔いは業を解き放く  その目に泪は溢るる
組曲「黒塚」~安達ヶ原陰陽座陰陽座黒猫黒猫・瞬火風の音の遠き 古の咎よ 今は結ぼほる  の玉か  木の暮れの闇に 潜みて存へば 此処ながら黄泉つ 獄となりぬる  幽けし 人の心ばへ 交ろふ 鬼のささめき  朽ち残る骨は 何ぞ白き色や 野晒しとなりて なほ薄笑う  幽けし 人の心ばへ 交ろふ 鬼のささめき  底ひなき 常闇に落つ 血染まる 衣を纏ひて  我はさも 鬼魅となりけり 血を啜り 肉を喰らふ  我はさも 鬼魅となりけり 血戯へて 爪を掲ぐ  あれほど見てはならぬと申したに、 とうとうこの姿を見られてしもうた あなた様もこの婆とかかづろうたのが 運の尽きと諦めなさるがええ いかにも累々と積もる白骨は 私の喰ろうた人のなれの果て 私も昔は若く美しゅうございました 背負い切れぬ程の業罪が 私を鬼にしたのでございます いつしか口は裂け顔は醜く歪み 髪はみすぼらしい白髪になり果てました 一夜の宿をと訪ね来た旅人の喉笛に 爪を立て血を啜り其の肉を喰ろうて 今日まで生きながらえたのでございます 何故このような業を背負うたか それは私が死んだ我が子を  喰ろうてしもうたからです
陰陽座陰陽座黒猫瞬火何処かで 響く鈴の音に 仄かな 光震え  そっと指先にとまって消えた まるで刹那の 夢の様に  静かに目を開いて 全てを忘れないで この闇い夜空に瞬く 生命の燭を  幾千幾億の命が あやなす時の中で  ひとつ またひとつ 生まれて消える 終わることない 光の列  静かに鼓動聞いて 全てを忘れないで 星も樹も人も鳥達も 瞬きを繰り返す  静かに目を開いて 全てを忘れないで この闇い夜空に瞬く 生命の燭を  静かに目を開いて 全てはまた始まる いつかまたここで会えるから 私を憶えていて
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