田口囁一作詞の歌詞一覧リスト  26曲中 1-26曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
シアロア感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一どうして答えはいつも誰かの手にある? 掴んだ時には 僕はもう遅すぎる  どうして奴らはそうも上手に愛される? 生まれた時から 僕と違う生き物みたいだ  白旗(はた)を振れ どうしようもないほど 高まる焦燥と諦めで  これは意味のない遊びだ 熱い想い 願い 全て空回る 冴えないやり方でも ただ一つ 止まない歌を 降らせ降らせ  そうして君の歌で街を沈めよう 合言葉のように僕ら同じ酸素を吸うんだ  空を見て 溺れるくらいに 溢れ出す感傷と歌うよ  ああ全て嘘さ 僕が描いた夢の話 ただそれを用いて 誰かと 話が、  これは意味のない遊びで 熱い想い 願い 全て空回る 冴えないやり方でも ただ一つ 止まない歌を 降らせ降らせ  意味のない遊びでいい いつか君と話が出来るならば 嘘や間違い重ねて生きる僕だから その日まで一人 歌をうたおう
0と1感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一機械仕掛け 神さま ほら 祈るたびに逃げ出す ウサギの眼であなたは ナイフを手にする  赤く青く瞬く夜 終わりのないパレード あなたのいる世界はたのしい? それとも  ねえ おしえて あなたに渦巻く 醜い気持ちを 抱えた歪みを 残らずわたしに おしえて  浅くなぞる傷痕 地図 その痛みを辿るよ 目印がなくても一人で帰れる?  それならきかせて あなたが選んだ正しさ 狡さも孕んだ生き方 すべてをきかせて  ひとり落とす涙の理由 弱く 強い メロディ あなたが嫌うあなたに残る 今も白い メロディ 聞かせて  ねえ 教えて あなたの言葉で 醜い気持ちを 抱えた歪みを  悲しさはナイフにならない 力に変えるの その口と声で わたしと歌って 歌って 教えて
孤独の分け前感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一サヨナラカミサマ 気まぐれ程々にしようよ アミダで割り振る道楽 チグハグに運命  今日僕が食べ残す 捨てるつもりの明日を 君が欲しがってた 切り分けて差し出して 君の命に代わろう  裏切られて君は笑う 僕も笑う 痛みに気が触れる 今 手に取るように終わりがみえた 祈るように生きる度に 愛す度に 希望や救いの類いに見放されて まだ目を逸らさない まだ君は息をする  「さよなら」って、神様 僕には言えそうにないんだ この期に及んで自分の孤独を想うんだ あやふや重ねて気付けば 逃げ場所がなかった  投げやりに食べ残し 捨ててしまった昨日は 君にあげたかった 切り分けて差し出せる そんな命はないのに  明日の朝 僕は目覚めて それを恥じる 言葉は役に立たない 弱く笑う君はそれを咎めない 無力さに苛まれても 変われないさ でも時間だけは過ぎて 終わりの近くで僕より強く まだ君は息をする  笑う 僕は一人 ああ 世界が溶けていく 明日があるのは何かの罰か  祈らないで生きるために 過ぎた日々を大切に忘れていこう 君がいなくても今日を迎えてる僕が まだ息をしている
人魚姫感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一ねえ 沈む惑星(ほし)を喩える言葉 知らずにいれば溺れずにいれた 忘れられてた伝わない歌を 飽きるまで胸で繰り返し捲る  割れた色の空を抱いて揺れる願い この手のひらに残る熱に悲しき夢を見た 音の無い海の中  繰り返す日々に惑い 懲りもせずに傷ついて 痛みが二度と止まなければ 薄れることもない  また歌が響くなら僕は笑うよ 見え透いた嘘に気づかない振りで  怯える目に映る救いはどこにあるの? この指先に触れるもの 醒めながら夢を見た 音の無い海の中  繰り返す日々に惑い 懲りもせずに傷ついて 痛みが二度と止まなければ 薄れることもない  僕らはいつも一人 歌を伝え泡沫へ 別れを告げて終わることを始める この海で溺れるように
none感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一今、なぜ僕は この位置を愛せないのだろう  例えば憧憬塔 或いは焦燥線  悲しみに隆起した残像を 崩す指先 キーを叩いている モニタに対峙して  まさに僕が死んで 消える時 誰かに 僕は焼きついていたい  痛みを昇華した水蒸気 血液を溶かす 今を嘆いている 鏡を凝視して  やはり色はまるで伝わらなくて 彼方に描いて  僕はなぜここにいる 神が僕を突き刺して 息を止めるのもまた 浅はかな慰み  ここに影もなく ひたすら声張り上げて ああ、そうだ きっと解っていたこと 僕の中で 啼く  今、なぜ僕は この位置を愛せないのだろう 歩行速度をあげて 見据えた憧憬塔  僕は今ここにいる 神はいつか突き刺すから 今は屑と呼ばれても 描き続ければいい、だろう?
退屈の群像感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一「呼吸次第で今日の色は変わる。」 「嘘吐きだね、そうなんだ。」  詭弁を弄せば 回る回る 乗り気じゃない? そうなんだ。  ガラス越し 街 それ自体に何を臨む  今  虚言 悲鳴 罵声  ここで何を叫ぶ  巻かれた撥条に ただ踊り続けていく そんな劇を観ていた [眩しすぎる光 痛み出す瞳 幕間など無い 書割の下僕]  切ない歌、聴き飽きた そうだよ、またすぐ生産(う)まれるんだ 誰かの声が消費されていく  巻かれた撥条に ただ踊り続けていく そんな劇を観ていた [眩しすぎる光 痛み出す瞳 幕間など無い 書割の下僕] さあ 薄れていく意思に ただ身を委せていけ それで許されるさ [鈍感な他人(ひと)は 誰しもがそう 痛みを以たず 伝わないと知る] ああ
ストロボライツ感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一磨き上げてきた 憧れの翼に今 火を放つ 決めつけの意味や美意識のかけらを 熱に換えてしまえ それで飛べる  生かされた時代を変えるような 捨て去るためにある現在(いま)を 君が目蓋で閉ざした現実(ゆめ)を 視る  逃げ延びるだけでギリギリ繋いでる 鳴りを潜める希望 戦略と理知で ありふれた救いを 浮力に換えるだけ それで往ける  鮮やかにきらめく野望を そっと穏やかに打ち砕いていく そうして君を照らす陽射しに 日常に 知らず知らず侵されていく 優秀なシナリオ 疑えば? さあ、  鮮やかにきらめく野望を そっと穏やかに打ち砕くような それとも 生かされた時代を変えるような 捨て去るためにある 今  眩しい火を放って 憧れは 翼は灰に換えながら 別れを告げて夜にかざす 一筋の光に変えていく すべて  獰猛に疾い 風向き知らせてる 想像と熱情に揺れるその先に 手を伸ばして
エンリルと13月の少年感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一朝のホームを人混みに紛れて 慣れたフォームで流されてゆく そんな風にさ また少し染まっては モノクロの一部に変わった  街ゆく人それぞれに宿した 理由なんて知るすべもなくて だけど僕らはきっと同じなんだろう いつしか もう立ち止まれない  嵐のような日々の忙しさに軋む 心をあやすように  少しでも遠くへ 遠くへ 向かい風に俯きながら それでも遠くへ 遠くへ 僕ら光を探してる  空の才能 剥き出しのプライドを傷つけた 継ぎ接ぎの夢 臆病にかざしてみるたびに 凝りもせずまたバラバラになって  ビル越しに見た空は遠く影を落とす じき雨が降るだろう  僕はただ遠くへ 遠くへ 響く声を手に入れたくて 細い体を雨に濡らし 歩き続けている  嵐の向こうに果てがあるなら教えてよ 渦巻く雲間に光を祈る僕らは 独り  遠くへ 痛む足を引きずりながら 遠くへ 果てなんてなくても  遠くへ 遠くへ 向かい風に俯きながら それでも遠くへ 遠くへ 僕ら光を探してる  嵐の向こうに果てはなくても変わらない 雲が切れるまで光を祈り僕らは行こう
僕の嘘とエンドロール感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一始まりの部屋で僕らは互いに向かいあった おかしいな 君はどう見ても僕で怖くなった 「おはよう」語り出す 「君は僕の描くストーリーを旅して生きてく」 「言うなれば君は主人公さ」  パッと目をあければそこは戦場だった 右手で強く宙を切って剣を振る 誰かの血を浴びて雨と空を仰いだ  「ありふれた手品でもいいんだよ 騙されてみてよ 狂おしくなったり叫んだりしようよ」 悲しみが頬を伝うけど やがて霞んで  【次回へと続く】  ここはどこだ? 幾つもの旅を終えて僕はまた次へ向かう 刻みつけた出会いと別れを何度だって忘れて  目を開けた僕の手をそっと握る女性(ひと) 愛しいその目が濡れて僕を映す  「ありふれた手品でもいいんだよ 騙されてみてよ 恥ずかしくなったり騒いだりしようよ」 愛しさが胸で揺れたけど やがて霞んで  【次回へと続く】  始まりの部屋で僕らは互いに向かいあった 「おかえり」語り出す 「君はもう自由だ サヨナラさ」  「目覚めたらすべてを忘れて元通りだよ 懐かしくなったり痛んだりしないよ」 「ありふれた手品には意味を 君がつけなよ」  「さあ行こうか」  目が覚めて 頬を伝うこの涙の理由を でも胸のどこかで知っているんだ ありふれた物語に今 名前をつけるよ  続きを生きるよ
その果て感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一都合よく世界は終わらない 無情に続く 悲しい日のあとも降り止まない雨みたいに  焼け野原に立って僕はまだ古ぼけた地図を ポケットに忍ばせて指先で弄んでいる  これからどこに行こうか 雲が来る前に 帰る場所があったなら それを忘れないうちに どこか遠くへ  心配ないさなんて言えないけど 僕ら明日にまだ繋がっていて 知ってる形とは違うけど光はあって まだ信じてみてもいいかな 変わり映えのない その果て  過ぎた日々は少しだけ優しい こんな僕にも 悲しい日のこともいつしか記憶に溶けて 心を正しく扱うためのよく出来た仕組みだ 嫌ってしまったあの人とも もう一度話してみたいなんてね 勝手だな  伝わらない言葉はきっと生き方の違いだ 何故かそんな無力さが少しだけ心強い 許されたみたいで  僕の言葉で生きてみよう 知らないこともまだ溢れるけど 自分らしい場所なんてどこにもない それこそが多分誰かの押しつけだろう あるのは変わり映えのない自分だけ  風に吹かれてどこへでも行こう レールなんてない時代さ  心配ないさなんて言えないけど 僕ら明日にまだ繋がっていて 知ってる形とは違うけど光はあるって まだ信じていたい メッセージなんてありはしないけど こんな僕だってまだ歌うたってる  いつでも 祈るように空見上げ 変わり映えのないその歌で 歩き続けた その果て
終点のダンス感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一火を点けろ そう感情論に頼って そう現状回避で走って  火を点けろ もうどうなったって変わらない 燃えかすのような時代に  僕はいない僕らに席なんてない 出来の悪い多数決だろう?  空っぽになって踊ろうよ 不可思議な雨上がりの波紋なぞって そっと終わりに近づいた ただ君 笑う 笑う  目を凝らせ こめかみに宛がった 引き金引く瞬間に  君がいない世界に用なんてない 頭悪いやり方だろう?  空っぽになって踊ろうよ 日の沈む砂浜で手を取りあって そっと終わりに近づいた ただ君 笑う 笑う  空っぽになって踊ろうよ ありがちなロードムービーの終着地 後悔して笑うんだ だからさあ 踊れ 踊れ  彼らにとって僕らがどんなに間違った生き物で この痛みも熱も嘘も本当も全部誤魔化されてしまったら どうだろう それでも生きるんだろう? そうして僕らどこまでもただ間違い続けてゆく  空っぽになって踊ろうよ 不可思議な雨上がりの波紋なぞって そっと終わりに近づいた ただ君 笑う 笑う  空っぽになって踊ろうよ ありがちな物語の螺旋に沿って そっと終わりに近づいた ただ君 笑う 笑う  微笑んだ僕に振りかぶって 致命傷 サヨナラって君が笑って そっと終わりに近づいた ただ君 笑う 笑う なぜだろう 笑う 笑う
生者の更新感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一行く宛ない僕らは手を取りあって どこへ向かおうか  目覚めてみた灰色の空がひどく冷たくて わけもなく生きる意味だとかわからなくなって 行先不明のバスを乗り継いだその先でいつかは なんてバカな想像に縋った  僕らは死を待つみたいに彷徨って それだけで 退屈でも幸せだとつぶやいた わらってくれないか  バスは今渋滞のなかでうめき声あげる 見晴らしのいい場所はもう誰かの墓で埋め尽くされてる  なんとなくわかっていたことだろう 破綻してるんだ じゃあ僕らはどこへ行こう 明日から逃げるように  誰もが今日生きるために彷徨った それならば 僕らのこんな絶望も同じだって 許してくれないか  救いのない憧れだけばら撒いて 見せつけて 踏み荒らされた世界でも生きろって まだ?  赤黄色の枯れ葉の路 彷徨った風のなか 行く宛ない僕らは手を取りあって どこへ向かおうか  行き詰まった生者の更新 眺めるのは誰?
光のあと感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一あれはそう波の音 遠い日の光 ここは暗い部屋 水底の静けさ  耳をつく秒針にわけもなく騒ぐ 心臓の早鐘に呼吸まで乱してさ  瓦礫に埋れてく夢 子供だましの希望と 僕らの生活の果て 誰も教えてくれない  裸足の下に触れてる地面だけが確かで 走り出す 走り出した 今よ ただ過去に、  「変われ」  ねえ 振り払って 嘘や罪や間違いが 血に溶けてしまっていつか 僕は僕でいられなくなるんだ  闇雲に走るのも少しずつ慣れ すり減らす感情さえ当たり前に思えた  誰かの正しさにまた押し流され溺れて これじゃない これじゃない なら正解はどこへ?  「走れ」  ああまといつく 虚勢惰性劣等感を忘れ 暗がりを駆けても 景色がない現在地は不明  「叫べ」  ねえ 振り返って 嘘や罪や間違いが 血に溶けてしまって もう 僕は僕で 僕にしかなれない 僕にしかなれない
ひとりの週末感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一テレビが朝からヒットチャートの 屈託のないエールばらまいて ザッピングで飛び込むバッドニュースも 紙芝居になっちゃった  ニコニコなアイツも熱心な信仰者かもしれない 一筋縄じゃないでもみんなそうでしょ 寝てるうちに全部終わらないかな  前を向いて前を向いてって 気楽に言わないでああしんどいな 前を向いて 前を向いたって ここからじゃなんにもみえないよ  積み上げた僕らの決心を彼ら知る由もなく 「人の気も知らずに」でも僕もそうかな 寝て起きたら全部変わらないかな  前を向いて 前を向いてって 気楽に言わないでああしんどいな 前を向いて 前を向いてって あなたには簡単に見えるのね でもここからじゃなんにもみえないよ  朝陽にまみれておやすみなさい
涙のプール感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一たまには歌おう 楽しい歌でも  ららら らら 馬鹿らしくなって 恥ずかしいな だけどまだ笑っていたい ただそれだけの歌を  僕らが生まれた街から街へと 旅する言葉は宛なく彷徨う 同じじゃないけど少しわかるよ 別の色の涙のプールで  ららら らら 誇らしくなって 嘘みたいな だけどまた笑っていた ただそれだけで生きる  ららら らら 馬鹿らしくなって 恥ずかしいな だけどまだ笑っていたい ただそれだけの歌を  不器用に咳をして 頬をかいて誤魔化して 嫌な汗がひいたあと またぽつり歌い出して  ららら らら 誇らしくなって 嘘みたいな でも少し繋がっている 僕らの合言葉を  ららら らら 馬鹿らしくなって 恥ずかしいな だけどまだ歌っていたい ただそれだけで生きる  ららら らら
初夏の哀悼感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一青が踊る 雲は高く 届きそうで何故か手を伸ばして 白い線が空に滲む 風が吹いて 夏の香りがして  胸が騒いだ 冷ややかに木陰が揺れて 終わる季節の気配が またひとつ僕を大人に変えてく  さらさら流されるままで僕らは遠くまで来た いつの間にか帰れないな さよならは愛しい思い出と鮮やかな傷を残す 触れてみれば涙こぼれた  青が踊る 雲は高く 届きそうで届かないままで  胸に馴染んだ 孤独が嫋やかに揺れて 終わる時代の景色は あの坂の上で振り返れば ほら  ただただ遠く延びながら僕の足元へ続く 本当にもう帰れないんだな 坂道を下り始めれば景色は丘の向こうへと 消えてしまう  さらさら流されるままで僕らは遠くまで来た 懐かしむにはまだ早いか さよならは愛しい思い出と鮮やかな傷を残す 僕のそばでそっと佇むように  青が踊る 雲は高く 風が吹いて 僕らは夏へ
星のぬけがら感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一静けさが頬に触れて ふと顔を上げて気づく そうか今日もとうに日は落ちて どうりで冷え込むはずだな  冷たい手に息を吐く 気休めでも温かい そんな僕に誰も気付かない 当たり前に通りすぎる 足りない言葉ならべて また少し悲しくなる そんなふうに今日も届かない 思わず空を仰いだ  星の雨 この街を包んで涙の跡になっていた 言葉より心より疾く流れて消えた  らら 悲しいよ 僕はここにいるよ らら 寂しいよ 君はどこにいるの  世界が僕を落として 明日の方へ転がるなら こんな歌はきっと届かない 人知れず消えてゆくだろう 眩しい星座の端で 形になれないままで だけどそっと息を潜めてる 消せない願いみたいに  星の雨 この街を包んで涙の跡になっていた 言葉より心より疾く流れて消えた 諦めに追いつかれぬように空に向けて歌ってみた 言葉より心より疾く流れて消えた  らら 悲しいよ 僕はここにいるよ らら 寂しいよ 君はどこにいるの らら 悲しいよ 僕はここにいるよ らら 寂しいよ 君はどこにいるの
神様のコンパス感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一神様がくれた虹を追いかけて 知らない景色を縫って走った 無邪気な発明と鈍く光る武器を手に この位置まで辿りついて  生まれてきたからには誰かの役に立たなきゃ、と 言葉を選ぶうちにわからなくなっていった あなたの願いは 僕の心は  ねえもう一度 僕のために歌っていい? 価値のない歌かもしれない あなたの傷は癒やせない ねえもう一度 僕のために歌っていい? ステージライトは似合わない 僕は僕にしかなれないから  神様がくれた虹を追いかけて 知らない景色を縫って走った 迷子に慣れすぎた僕が選んだこの道の 行き先はもうわからないよ  勝算などなくとも前を向かなきゃならなくて 言葉が見つからない なにもなくなってしまった あなたの願いに僕は溺れる  ねえもう一度 僕のために歌っていい? 価値のない歌かもしれない この声は届かない ねえそれでも僕のために歌っていい? 僕は僕にしかなれない わかっているさ それでも いつかはあなたのために歌えればいい 意味のない遊びの果てにいつかあなたに届けばいい
ノエマ感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一声が風に乗って誰かを刺せば それが望みだった 触れ合う事だって 肌を挟めば意味は無いと知った  僕らは終わり無き旅を 今日も独り続けて行く  ただ一つ君が描く地図を 僕が今 手にする言葉の意味を 求め旅は続く  所詮真似事の生き方でも 続く他に無いか 答えの出た問いをなぞりながら 生きる他に無いか  どうせ僕は箱庭にいるさ 本当は“本当”は一つじゃない  ニセモノの街でいつもと同じように 偽物とヒトの波に揺られ流れていた そう、旅は続く  夕映えの路を歩く 風が歌 乗せて 涙脆い胸に流れた 今は少し信じられる  僕が今 眼にする欠片さえ 世界は確かにこの胸を刺す たとえ 君の手が幻だとしても 僕の手が温度を覚えているから そう、それが繋ぐ
Tag in myself感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一振り下ろす拳 世界を裂いて放射状に伸びゆく蜘蛛の巣に 自ら掛かる哀れな住人を蝶が静かに嗤う 壊したいのは鏡じゃない その奥に生きるこの僕だ 流れ出す血は痛みを連れ 価値の無い僕をも生かす  「ようやく出逢えたね」 この伸ばす手を悉く逸れ羽霞ませる いつでもそうだ 目指した光 眼を開いて両手伸ばしても それは揺らいで掴めど消えていく  足跡から立ち上がる影 走り疲れた僕を追いかける 振り返るのを恐れる僕は 軌道を外れ気付けば今 ここに独り道を失くした  描いたものに捨てられて 造ったものの影に追われて  また縋るのはこの弱い僕 溢れ出す血を止める脆い嘘 振り下ろす拳 世界を裂いて夜を塗り潰していく 壊したいのは鏡じゃない その奥に生きるこの僕だ 流れ出す血は痛みを連れ 価値の無い僕をも生かす  振り下ろす拳 世界を裂いて放射状に伸びゆく蜘蛛の巣に 自ら掛かる哀れな住人を蝶が静かに嗤う 壊したいのは鏡だろう 映し出した世界とその嘘を 突き刺さる硝子 今になって気付いたよ まだ痛む事  流れ出す血は止まらなくても また自分の瞳で空を見た 流れ行く雲 その行方なら、まだ 現実とは不確かな物だろう 滲む景色を溶かす通り雨 輝く物の後姿を捉えた気がした午後
blue感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一壊れた気がした 僕らはたった今あらゆる世界と切り離されている それでも居場所を求めて迷う日々 美しさに汚れていく  煮え切らないんだ 嘆いても叫んでも 生きると誓えるか? その細い手で  感傷とは無関係で進む街 僕を乗せて 飛び降りる勇気も無いからここにいる  壊れたフリして 僕らはきっとまだ あらゆる世界を受け入れられずに それでも居場所を求めて迷う日々 正しい嘘を教えて  この手を掴んでよ 君なら出来るだろう? 信じてもいない救い求めて 縋って  壊して 直して 悲しみ募るのは それでも生きていく自分を知る為 汚れた細い手 翳して掴むモノ この街の何処か  壊れたフリして 僕らはきっとまだ あらゆる世界を受け入れられずに 影踏み 続けていつしか歩き出す 二度と纏わない色で
冬の魔女の消息感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一絶えず続く雪の中 音もない森に独り その身に宿る蒼い温度は 自ら凍てつく悲鳴  迷子 抱き上げる腕 熱 …温もり 偽りの日々でも続くなら そばにいてと  なのに 独りよりもこの胸は痛みを 増していくの  それなら、気付いて こんな 私に気付いて  別れはそう 突然に あなたの背を見送って  ただ 一つ出来ること 雪のように消えるだけ  二度と触れ得ぬその肌の温度と 引き換えに私の胸には 紅が宿るの  やがて春が訪れるこの森でも あなたは 思い出してくれる?  孤独な冬の魔女の行方を
孤独な守人感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一雨止まぬ森を急ぐ 風の噂 すがる様に  醒めぬ夢に堕ちた君の 微笑みが永久になる 悲しみは鞴のように 焦りの火を炊きつけて  湛える霊薬の 泉は煌めく 汲みげよう さぁ咎と共に  ああ その声を 願わくば もう一度  瞬く間に泉は枯れて 怒りをその身に受ける 一掬い希望を残して  雨止まぬ森を独り 歩けど出口に逢えず 口にすれば呪いは解ける されど君は目覚めない  現れた旅人に 決意を固めて 「彼女の元へ」と それを託した  ああ その声を その笑みを 旅人は森へ戻り あの人の無事を告げる  ああ 僕だけは 想い出と 朽ちてゆく  安らかな笑みを浮かべ 男は森へ消える 二度と見ぬ あの人の 幸せよ永久にあれと
表現と生活感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一下らない執着を 届かない唄を それで良い それから始めよう 独り  手に余る虚しさだけ振りかざす僕に 意味、無い  味の無い食餌に 痛まない胸に 掴め無い理想に 怯えてる一人  手を伸べる誰しもが 傷口だけ増やす  報われたいと称賛を食って 贋物の価値、呑み込む危うい薬 「気が付いてる?」 「君の所為だろう」  益体ない攻撃に つまらない嘘を  誤解のない現実を 蹴り倒す背中を 探しているのか?  勝算をくれ 舞台の上だけで良いから 認めて 生かして 気の所為で良い、 「作品だ。」と
Hide & Seek感傷ベクトル感傷ベクトル田口囁一田口囁一田口囁一伸ばす手に僅かに触れる 確かな熱をもう離さない そうして僕はただ流れる時と闇に脅えた 眼を開く 地上に揺れる影 数えた刻の重さを語る 君は消えた 色褪せた世界と共に 僕を残して  結んだ掌に掴む世界は 輪郭を無くしてゆく 揺らめく明日の意味を 君は何処に描く? 皹割れたキャンバスで  離れた指に幽かに残る 確かな熱はもう大気に消えた 抵抗さえも失くした僕 黄昏をただ待つ  綻ぶ“自分”の糸を紡ぎ直すことも出来ず 終わらないこの遊戯をくだらないと嗤っていた  諦めの頬 静かに伝う 柔らかな風が今 涙を拭う やっと気付いた 君じゃなかった 背を向けたのはこの弱い僕  まだ目を覆っていた ただ刻を数えていた 「立ち上がれ、僕を探し出せ。」  世界は僕を抱いて変わらず横たわる そう 恐れるものなどは無い もう目は覆わない この手に掴んだ明日の意味をこの場所に描くと決めた 自分の信じる場所で僕を見つけだすよ 終わらない Hide & Seek
夏の幽霊田口囁一田口囁一田口囁一bermei.inazawabermei.inazawa太陽に炙られて 這い回る蜥蜴のようだ 忙しい足並みで 闇雲に年を重ねた  いつの間に磨り減って 鈍くなるこの胸さえも 蒸しかえす郷愁が薫っては 少し騒いだ  結末忘れた映画みたい この青さはあの日の続き? わからない 少年期特有の熱の その痕跡を辛うじて辿ろう  あの夏の幽霊は 声もなく僕の記憶を揺らして 今もまだこの道に 冷ややかな影を落としている  さりげない焦燥が風に解け 薄れゆくのを感じては 手繰り寄せるようにまた 思い出と伴に 痛みを確かめる  浮かんでは消えていく 雨雲のような俤(おもかげ)を 微睡みの嗅覚で追いかけて その手触れた  蘇るものは蝉(せみ)の音(ね)と 光を纏って笑った、 君は誰? 少年期特有の熱が 鮮やかな夢みたいに囁く  あの夏の幽霊は 声もなく僕の記憶を揺らして 今もまだこの胸に ささやかな刺を残している  密やかな感傷が 止めどなく膨らんで僕を満たす 君の手を取り歩く憧憬(あこがれ)を 僕は忘れていたのに  大切だったこと やがて霞んで 少しずつ違う自分になっていった 夕立に洗われて 雲が過ぎたら あの日と同じ青を待つ 帰ろう  あの夏が続くなら もう一度欠けた想い抱き寄せて ありふれた痛みでも 年を取る僕の栞に変えてゆく  あの夏の幽霊は 声もなく僕の記憶を揺らして 今もまだこの胸に ささやかな刺を残している
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