小さな隣人LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | 冷たい 雨降りで ここから 動けない 錆び付いた 心には 誰の声も 届かない 独りで 見上げてる 夜空には 何もない けど 悲しい 歌ばかり 口ずさむ気にも なれない こんな気持ちを何と言おう 空っぽだって訳じゃないんだ ただ虚しくて寂しくて 仕方がなくもあるんだけれど こんな気持ちを何と言おう 切ないってだけじゃないんだ ため息の中から零れた希望に 思わず挨拶をしたんだ 悲しい ほどに青い 空が今日は 苦しくて でも 優しい 歌ばかり 口ずさんでいた 昼下がり こんな気持ちを何と呼ぼう 無表情ってわけじゃないんだ まだ君のことを思い出すと 胸が締め付けられるけれど こんな気持ちを何と呼ぼう 泣きたいってわけじゃないんだ 渡り鳥を見つけ零れた笑顔に 「元気かい?」って声をかけたんだ |
誰かはいらないLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 失くした感情のいちばん奥に 僕は恋い焦がれた ふとした瞬間の些細な事が 僕を此処へ導いた 君の痕跡を探してたんだ 古い傷跡が邪魔をするんだ 胸の奥底に眠った日々よ それでも時計は回り続けている 僕 君 誰かはいらない 胸の奥底に眠った人よ それでも時計は回り続けている 僕 君 誰かはいらない |
旅立ち前夜LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | もうすぐ此処を 旅立つ君に さよならじゃなく この歌をうたう 季節外れの 冷たい雪と 思い出達が 僕をすり抜ける 時間が経って 大人になって 見るもの全て 錆び付いてきて 夢を見る事 忘れてしまって 泣き出しそうな この心を 壊してみろよ 叫んでみろよ 目の前の大きな壁にぶつかっても 頑張れよ 負けるなよ 歯を食いしばって僕等は生きてる 振り向くな 前を向け 小さな命を僕等燃やしてる もうすぐ此処を 出て行く君に さよならじゃなく この歌をうたう 一緒に笑った 共に走った 全力だった あの季節を 忘れやしない 捨てたりしない 迫りくる明日に何を見つける 頑張れよ 負けるなよ 歯を食いしばって僕等は生きてる 振り向くな 前を向け 小さな命を僕等燃やしてる 頑張れよ 負けるなよ 歯を食いしばって僕等は生きてる 振り向くな 前を向け 小さな命を僕等燃やしてる もうすぐ此処を旅立つ君に さよならじゃなく この歌を贈る |
太陽のカフスLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | 知らぬ間に鳴ったスタートの号砲で 世界を知る事になって 気まずさに吐いたそれまでの環境じゃ 愚痴をこぼす暇もなくて どうすればいいの どうしたらいいの 考えるほどに 遠くなる実像 もうそれはきっと 僕じゃない何か 背伸びするほどに 顔を出す虚像 承認欲求を充たしたいがために 弱者の剣振り回して 望んでさえいなかったサイコロの出目に 踊らされる日々の中で どうすればいいの どうしたらいいの 考えるほどに 遠くなる国境 もうそれはきっと ここじゃないどこか 押し黙るほどに 湧き上がる感情 まだ僕らは この世界の涙を まだ僕らは 止められずにいて まだ僕らは 作りかけのまま 見当たらないパズルの 足りない正解のピース 探しながら どうすればいいの どうしたらいいの 考えるほどに 遠くなる実像 もうそれはきっと 僕じゃない何か 背伸びするほどに 顔を出す虚像 もし僕らが この世界の誰より もし僕らが 笑顔を忘れて もし僕らが ひとりぼっちになっても 色褪せない記憶を 抱きしめて暗い夜空を 見上げながら 歩いて行こう |
その名前をLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | LOST IN TIME | 最初からそこに名前があった いつしかそいつに意味が生まれた 争いの後の静けさに似た 穏やかで残酷な朝を迎えた 最後ならいっそ自由になれた けれどもそれには続きがあった 残された業という十字架に 未来を切り裂く力は無かった その名前を その心を 背負うものに どうか光あれ 身体を全部脱いだって 魂は消えてはくれない 憂鬱に軋む星の歌も 嘘が邪魔で聞こえない 両手をいくら振ったって 船は見つけてはくれない 欲望が世界中溢れ出して 流れ星の数が足りなくなった 最後まで誰も笑わなかった 一字一句間違わなかった 争う事を避け続けてきた その代償にまだ気が付かないのかい その名前を その心を 背負い歩く 君に幸あれ 身体を全部捨てたって 心まで亡くなりはしない 憂鬱に軋む星の歌も 過去が邪魔で聞こえない 徒党をいくら組んだって 心までまとまれはしない シュプレヒコールのその真ん中で 誰の声も届かない 身体を全部脱いだって 魂は消えてはくれない 欲望が心から溢れ出して 流れ星の数が足りなくなった 流れ星の数が足りなくなった 最初からそこに名前があった |
背中のバラッドLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 正しいのか 間違ってるのか 何処から来て何処へ向かうのか 何一つ 答えの出ない 無気力なまでの時代だからこそ なぁ親父よ いつかみたいにブン殴ってくれないか このままじゃぁ俺はあんたを越えられるねぇ なぁ親父よ いつかみたいに背中で語ってくれないか いつまでたっても俺の答えであってくれ 会社のため 家族の為に 下げたくもねぇ頭下げて 吊り革に 揺られて眠る 無様なまでの後ろ姿 なぁ親父よ いつかみたいに自慢話してくれないか このままじゃぁ俺はあんたを語れねぇ なぁ親父よ いつかみたいにキャッチボールしてぇな いつまでたっても俺のボールを受け止めてくれ 面と向かっちゃ 照れ臭過ぎる 小さく見えた あんたの背中を向かって呟いた「ありがとう」 なぁ親父よ 悔しいが俺はまだ半人前だ このままじゃぁ俺はあんたを越えられねぇ なぁ親父よ いつかみたいに背中で語ってくれないか 未来の俺が あんたの様な答えになる為に |
全ての贈り物LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 最後まで開けなかった匣の中 遠い記憶 誰もが眠りについて もし あの日 あんな事を言わずにいれば 今の僕は きっと ここには 居ないね 最後には 開け放った窓の外 通り過ぎる 春風の気まぐれさえも もし あの日 あなたに出逢いさえしなければ 今の僕は もっと 空っぽ だったね 平行線 交わらない点と点を いつまでも 重ならない手と手を サヨナラを言うためだけに 僕らは生まれたわけじゃない 哀しみを負うためだけに 僕らは生きて来たわけじゃない 笑い合おう 歌い合おう 愛し合おう ずっと そう あの日 あなたが微笑んでくれたから 今の僕が きっと ここにいるんだね サヨナラを言うためだけに 僕らは生まれたわけじゃない 哀しみを負うためだけに 僕らは生きているわけじゃない 憎しみをぶつけるために 僕らは生まれたわけじゃない 涙を流すためだけに 僕らは生きて来たわけじゃない 笑い合おう 歌い合おう 愛し合おう ずっと 交わらない点と点を 重ならない手と手を |
スピンオフLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | LOST IN TIME | 主人公しか出て来ないその物語の結末は 見事なエゴのぶつかり合い そして誰もいなくなった 主旋律すら聞こえない合唱の筈のステージは 不協和音の出しゃばり合い そして誰もいなくなった 誰かの物語の中じゃ 所詮エキストラ 君も僕も 誰かの物語の中じゃ 照明すら当たらないよ 日陰にしか咲けない花 余りに不憫に見えたから 君の為になればいいと 日向に移した それからすぐ花は枯れた 悔やんでも元には戻らない 悲劇と喜劇の狭間で 何かがはじけた 知らなかったんだ 無人駅から発車する 見送る人のいないホーム 今日も何一つ変わらない 今汽笛は鳴り響いた 無尽蔵に駆け巡れない 決められたレールの上は 今日も何一つ落ちてない 今汽笛は鳴り響いた 誰かの物語の中じゃ 所詮エキストラ君も僕も 誰かの物語の中じゃ 出番一つもらえないよ 真水の中泳ぐ魚 世界を知らせたかったから 君に喜んで欲しいと 海に放した それからすぐ彼は死んだ 悔やんでも命は返らない 正気と狂気の狭間で 何かが壊れた 知らなかったんだ 誰もいない夜を歩く 咲く場所さえ 選べない 花 泳ぐ場所を 選べない 魚 望んで檻に 入る ひとたち それだけ 僕にしか見えない音 君にしか聴こえない景色 夢と現実の狭間で 誰かが壊れた 知らず知らずに重くなる 足どりに気を取られながら それでも明日へと向かう 脇役のストーリー いずれ何もかもが終わる 悔やんでも過去へは帰れない 世界と自分の狭間で 何かがはじけた 知らなかったんだ 誰もいない夜を歩く 今 分かったんだ 意味の無い存在なんて 無い |
進む時間 止まってた自分LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | LOST IN TIME | 全然気が付いてなかったんだよ 時間があんまり なかった事に 何もやらなくたって 毎日は進む 今になって気付いたって 意味がない 君の仕草一つ一つに 僕だけがわかる 小さなサイン ちっとも気付かなくって 見過ごしてばかり あの時わかっていれば 違ったのかな 何にもわからなくって 放っといてばかり 今になって気付いたって意味が無い 僕は 駄目だから 独りの方がいいんだよ そうやって 逃げてばかりで 君を困らせてたね もしも 叶うなら 時間を戻したいよ やり直したい事ばかりさ もう君はいないけど 君の仕草一つ一つが 僕だけのものじゃあ もうないんだな ちっとも気にしないって 振りをしてばかり あの時素直でいれば 違ったろうな 何も気付かなくって 笑ってた僕を 今になって 取り消したい 忘れたい いつか 思い出して 笑える日が来るのかな 僕にも朝は来てる 君がいなくなったのに 今は 少しだけ 君の思いがわかるよ だから僕も進まなくちゃ もう君はいないから |
SyntheseLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 日付が変わった街を横目に 僕たちの今日はまだ 昨日にならずにここにあって 時間がまるで 僕らに寄り添って いつまでもずっとずっと 続くような気がしてた 明日を恐れていたわけじゃないけど この今がこの瞬間が 終わってしまうのが怖かった なぁ友達よ 僕らは進もう 賛成と反対の そのどちらかじゃなくて その先へ 一歩一歩 もっともっと 誰も出したことのない答へ ずっとずっと 何度だって 立ち上がれることの証明 一歩一歩 もっともっと 誰も辿ってはいないルートで ずっとずっと 何度だって やり直せることの証明 朝日が照らした街を横目に 僕たちの今日がまだ 昨日になるのを拒むから 残された時間の全てを背負って この今をこの瞬間を 始める決意を歌うから さぁ友達よ 僕らは進もう 保守だとか革新だとか 両方含んでただ前へ 一歩一歩 もっともっと 誰もが見慣れた挫折の後でも ずっとずっと 何度だって 立ち上がれることの証明 一歩一歩 もっともっと 誰もが辿った道だとしても ずっとずっと 何度だって やり直せることの証明 この肩に その両手に 託された襷に 気がついたなのら 一歩一歩 もっともっと 誰も出したことのない答へ ずっとずっと 何度だって 立ち上がれることの証明 一歩一歩 もっともっと 誰も辿ってはいないルートで ずっとずっと 何度だって やり直せることの証明をしよう さぁ友達よ 僕らは進もう |
所在なき歌LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | LOST IN TIME | 醜態も晒さぬまま ふっと消えてしまえばいいと 秀才の振りばかりして 嘘は増える一方だった 9回の裏になって やっと焦る無策な僕の 重罪を笑えるなら いっそ笑ってくれりゃいいな 嘘つきの僕に 出来る事はないかな 今でも探してる ただ君と一緒にいたい 消せやしない傷のせいで 踏み出せない弱い自分を 他でもない君の前に 晒してしまうのが怖い 出口の無い狭い部屋から 今日も歌う所在なき歌 また同じ嘘をついて 全てを壊してしまうのかい 失敗を怖がるのは きっと誰でも同じなんだ 弱虫の僕に 出来る事はあるかな 今でも探してる ただ君を大切にしたい 寂しくて 苦しくて泣いていた昨日や 見えて来ない不安な明日を 他でもない君の胸に ぶつけてしまうのが怖い それでもあぁ 狭い部屋から 僕は歌う所在なき歌 もしここで笑えたなら 君は振り向いてくれるかな 気がついてしまったよ 間違っていたんだよ 失敗を繰り返して やっと今ふりだしに立った |
車輪の下LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | いつからだろう 平気で嘘をつけるように いつからだろう 全部人のせいにして いつからだろう 言い訳ばかり上手くなる いつからだろう そんな毎日に馴染んでた 腐る程ある愛の歌で あの争いが止められるのかい? 勝ちが全てのこんな時代に 悔しいが今の僕は無力だ 吐き出して 吐き出して 吐き出して 吐き出しても 届かない 届かない 届かない 君の胸に もっと強くなりたい いつからだろう 希望を見つけられない日々 いつからだろう 陰口ばかり叩くように いつからだろう 自分ばかりが可愛くて いつからだろう 卑怯者になったのは 狂う世界の車輪の下で 青い心は踏みにじられて 勝ち負けよりも大事なものが 泥にまみれて泣き叫んでる 聞こえるか 聞こえるか 聞こえるか 聞こえてるだろ? この声が この声が この声が 君の胸に それでも信じたい 明日を知らない僕等は 古い轍の向こう側にまだ夢を見てる 聞こえるか 聞こえるか 聞こえるか 聞こえてるだろ? この声が この声が この声が 君の胸に 吐き出して 吐き出して 吐き出して 吐き出しても 届いてくれ 届いてくれ 君の胸に もっと強くなりたい |
シャボン玉LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 幸せは いつでも ほんの ほんの 一瞬で 瞬きを する間に 小さく 弾けて 消えてった ああ 忘れないで 昨日までの事 そこには間違いなく 君もいた 私たち 人間は とても とても 臆病で だからこそ 人間は とても とても 優しいんです 悲しみは いつでも ほんと ほんと 突然で 僕たちは いつでも なんにも 準備 出来ずじまい ああ 亡くさないで 昨日までの日々 そこには まぎれも無く 君がいた いつまでも 人間は ほんと ほんと 悲しくて だからこそ 人間は ずっと ずっと 幸せです 私たち 人間は ずっと ずっと 幸せです |
残像LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | LOST IN TIME | 心とは裏腹の 綺麗な笑顔も 出来る様になった 憂鬱なこの日々が 誰かのせいなら良かったのにな 言葉の奥に 見え隠れする 微かな影に ただ怯えているだけ 思いつく言い訳は 考えた全部 もう使い切った 見透かされるから ずっと誰にも逢いたくはなかった 心の果てに 消したはずの 微かに残る その温もりは 息をする事すら忘れてしまう程 焼き付いて離れない 君についた嘘 幼かった夢を 逃げ出すための 口実にして 足りない自分に 溺れるだけで泳ごうともしなかった あぁ 君は何処だ? あぁ 君は何処だ? 息をする事すら忘れてしまう程 焼き付いて離れない 尽きる事のない不安に 渇ききった涙 拭いきれぬ思い 不意に恋しくなった 君についた あの嘘 |
366LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | 君以外の全ての人が 笑顔で溢れていたんだよ わかるかい? まあ、わからなくてもいいけど 大声で泣いているのは 周りで君だけだったんだよ わかるかい? まあ、わからなくてもいいけど あの日から始まった君の 君にしか歩けないストーリー その続きを描くノートは いつだって君自身が持っているんだよ 366の始まりとその足跡が 360° 見渡した世界 溢れてる 数え切れない記念日を 一つも残さずに祝おう 今 君の未来に エールを 君の訪れを待ち侘びて 彼女や彼が変わって来たこと わかるかい? まあ、君もいつかわかるよ あの日から始まった君の 君こそが切り拓くストーリー その続きを示す磁石は いつだって君自身の掌の中に 366の始まりのファンファーレが 360° 全方角に 鳴り響いてる 君によく似てる笑顔を ずっと前から知ってるよ ほら 君のすぐそばにいるよ 366の始まりとその足跡が 360° 見渡した世界 溢れてる 数え切れない記念日に 新しい日付を刻もう 今 君の未来に エールを |
サンカクLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | LOST IN TIME | 白く弾んで 消えた息 帰り道は いつも静かで 都会の灯りに 光る雲 古い季節の 忘れ物一つ 心の中に 迷い込んだ 風の音が 酷く綺麗で 扉の向こうに 見えたのは がむしゃらだった あの日の僕 刻一刻 消えていく想いに もうきっと 手も振らないんだろうな 君の言葉が 今になって 僕の心に 穴を空ける 遠く離れた この場所から 見上げた夜空は 白い三角 静かに光るだけ 通り向こうの 靴音に 冬の面影 夢よどうか 覚めないでくれ どうかこのまま きっと僕等は 今もずっと 見知らぬ道を歩いている 時に悲しくなったのなら 見上げる夜空に 冬の三角 君に 想いを馳せて |
されど犬走るLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | LOST IN TIME | 信号が変わったのをまた見逃して 待ちぼうけ躓いた日曜日 陽なたぼっこしたいつもの公園で 放った犬は あ~ 帰って来ない こんなに空は晴れやかなのに 財布も心も空っぽだよ どうして 忘れてしまおう あいつのことなんて 振り回されるのに慣れてはいたけど まるでいつかのあの娘みたいだな ついて来いよと突っ走っては強がって 振り返ってみれば あ~ 誰もいない お天道様も僕を笑うよ 背中丸めてとぼとぼ帰り道 忘れてしまおう あの娘の事なんて 靴紐切れてた されど犬は走る 踏んだり蹴ったり 泣きっ面に蜂 涙を誘う夕方五時の鐘 明日こそはと少しだけ前を向いて 家に着いたら あ~ 帰ってきてた 何してたんだよ 僕をほったらかしにして 何してたんだろう されど犬は走る |
然様ならばLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 昨日までの事を全て 忘れる訳じゃないから 黙って手を振るだけ そっと見送るよ 流れる景色に 賑やかだった日々を重ね合わせて 心に仕舞うよ 再び出会うその時まで さようならば さようならば 薄紅色に染まる思い出 さようならば さようならば 君の幸せを願う 昨日までの事を全て 背負って明日へ向かうから 決して涙見せはしないよ 本当は少し寂しいけど 流れる月日に 語り合った希望の全て忘れないと 心に誓うよ 再び出会う事が無くても さようならば さようならば 立ち止まらずにいざ行くがいい さようならば さようならば 振り返らずにそれぞれの道へ さようならば さようならば 吹雪く桜のその儚さよ さようならば 然様ならば 君の幸せを願う |
最後の一球LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 入道雲の下 バスが来るのを待ってる君に 伝えたい事があるんだ 不意に止まった蝉時雨 揺れる陽炎 次に会えるのはいつだろう バスよどうか どうかほんの少し 夏の終わりを待ってくれ 輝き溢れた季節と君に 言えなかったさよなら 今 サイレンが鳴る たった一度 君と追いかけた夢が たった一つ 僕の胸を張れる事 遠ざかれば遠ざかる程に 眩しくなった 夕闇迫る午後 あれからどれくらいたったんだろう 面影亡くした町並み あの夏の欠片も見えない 揺れる心と 果たせずにいた約束 懐かしくて 照れくさくて あの日の様にバスを待った 年をとるのに精一杯すぎて 言えなかったさよなら 今 サイレンが鳴る たった一度 君と語りあった夜が たった一つ 僕の胸を締め付ける 遠ざかって遠ざかり過ぎて 忘れていたよ たった一度 君と追いかけた夢が たった一つ 僕の胸を張れる事 出口のない こんな時代でも いつだって 少年は 輝いている |
さぁ旅を始めようLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | さぁ 旅を始めよう 優しい歌を 捨てよう 時に誰かを 傷付けながら さぁ 旅を始めよう 悲しい歌を 捨てよう 時に誰かに 傷付きながら 君の住む町に 帰る為に いつか未来に 託す為に さぁ 旅を始めよう 優しい歌を 歌おう 時に誰かと 手を取りながら |
告白LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 君がこの歌を聴いた時 どう思うか不安になった きっと今の僕自身の事 誰よりも僕が分からないから それでも僕は 歌が歌いたい 今ある全ての 思いを託して 迷路の出口は 君の笑顔だった 音色の理由は 君の涙だった 君にこの歌を歌う時 どんな景色に出逢えるだろ きっと見た事もないような 場所へと君を連れて行くから だからこそ僕は 歌が歌いたい 目の前のあなたに 思いを預けて 迷路の出口は 君と出逢えた事 音色の理由は 君を愛せた事 それでも僕は 歌が歌うよ あらゆる嘘から 君を守るよ 迷路の出口は 君の笑顔だった 音色の理由は 君の涙だった 迷路の出口は また新たな入口で それでも答えは 君の笑顔だった 喜びも 悲しみも 全て 決して捨てるな |
勲章と傷LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | LOST IN TIME | 変わらないものを探してるうちに 変わってしまった心の奥 治らないんだと諦めていたのに 治ってしまった心の傷 まだ毎日は 終わりそうに無い いつ終わったっていいと思いながら 一体いつまで走ればいいの? 変わりたいから歩いているうちに 帰り道が分からなくなって 辿り着きたい場所は今も遠くて 何も出来ない 途方に暮れる まだ毎日を 終わらせたくは無い いつ終わったっていいと思える日は 一体いつになればやって来るの? 勲章をぶら下げて 誰に胸を張るのさ 傷口をさらけ出して 誰に甘えてるのさ 結局の所 僕も君も いつまでたっても分かり合えないじゃないか まだあの嘘は 見破れそうにない いつ終わったっていいと思える日は いつになったって来やしないから 一体いつになれば報われるの? 兵隊を引き連れて 誰に怯えてるのさ 被害者を演じ切って 誰に依存してるのさ 結局の所 僕も君も いつまでたっても分かり合えないじゃないか |
教会通りLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 気がつくのは いつだってそうさ 何かを無くした あとなんだ 悔やんだって 悲しんだって 戻れないのは わかってるけど 夕闇の中 手を繋いでた 教会通りの 帰り道 寒いねって 笑ってたっけ いつだったろうか いつだったろうか 同じ夜を見てた あれは気のせいだったのかい 僕は覚えてるよ 今も覚えてるよ あんなに近く あった筈なのに 見つける事が 出来なかった 二人の肩に 降り積もる嘘 気付かなかった 気付けなかった 同じ朝を待った あれは思い過しだったのかい 僕は覚えてるよ 今も覚えてるよ 僕ら過ごしたあの日々は確かにそこに そこにあったんだ 同じ夜を見てた あの頃に あの場所に もう戻れないってことぐらい 分かってる それでも 君と過ごした あの日々は幻なんかじゃない 僕は思い出すだろう きっと思い出すだろう いつか思い出すよ きっと思い出すよ |
昨日の事LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | さあ 夜が来る 誰もがそっと 家路に就く もう帰ろうと 囁く声 すれ違う さあ 夜が来る 今日が終わるのを そっと噛みしめる もう いいだろうと 諦めが 背中を押す あぁ、 今日は何もなかった さあ 夜が来る 僕は一人きり さあ 夜が明ける あぁ、 昨日は 色々な事があった 思い出はいつでも 僕の左隣で 優しく小さな 冬の抜殻 さあ 夜が明ける 君にさよなら |
北風と太陽LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 頑張り方を 解らないまま 頑張っている 君が好きで 私も何も 解らないけど ただ近くで見て いたかった きっと私には 他の誰よりも 君の存在が 大きくて 君自身を 見失ったのでしょう 今になって 悲しくなる 人はどうして こんなふうに 後になるほど 思うのでしょう いつか もっと正直に 話せたならなあ もっと素直に 笑えたならなあ 人はどうして こんなにも 歯痒いほど 不器用でしょう いつか もっと正直に 話せたならなあ もっと素直に 笑えたならなあ 目を潰して しまうほどの 太陽と 僕はいたのかなあ |
悲しいうたLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 冷たい硝子細工は ぬかるんだ泥の上に じっと立ってる 尖った三日月に似た 閉ざした目の裏側に 貼付いている いっそのこと 僕が消えよか 世界の終わりを 僕は望んでしまった 君の絶望を 僕は願ってしまったんだ 心の奥に潜んだ 酷く淀んだ何かが こっちを見てる 巡ってやがて出会って 過ちを何度も繰り返えし 分からなくなる 僕のせいなのは もちろん知ってる 世界の終わりを 僕は望んでしまった 君の絶望を 僕は願ってしまったんだ |
カッターナイフLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | カッターナイフを手に取って 私はあの娘を呼びました 信じていたのに裏切られ 許さない事に決めました どうやら私はあの人と 仲直り出来そうにありません ごめんなさいが届かない ごめんなさいが届かない ごめんなさいが届かない わたしはあの娘にもう届かない 100円ライターで火付けて 私は家を飛び出しました 成績悪くて叱られて 何もかも嫌になりました どうやら私はあの人は 許してもらえそうにありません ごめんなさいが届かない ごめんなさいが届かない ごめんなさいが届かない 私は誰に謝ろう |
傘のない帰り道LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | 涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ 今でもまたきっとどこかで 会えるような気がしては 人混み行き交う暮らしの 入口でふと立ち止まる かつて君がこの場所で 始めた物語の 青過ぎて眩しい春の 光と影の夢の跡 突然の激しい雨 傘のない帰り道 濡れるのも悪くないねと 格好つけたこともあったっけ あの日から時は経って 僕だけがひとり年を取った 涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ 悲しみを洗い流すくらい 雨よもっともっと降ってくれ 誰より全速力で 駆け抜けた物語の 向こう側から君には 今の僕はどう映ってる? さよならを繰り返すたび 強くなれると言うけど かさぶたまみれの心は 少しも強くなれないまま 突然の冷たい雨 ひとりぼっちの帰り道 君のせいでずぶ濡れさと 茶化したこともあったっけ 思い出すのは何故だろう いつだって笑顔の君ばかり 涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ 悲しみを洗い流すくらい 雨よもっともっと降ってくれ いつかまた会えるなら その時は胸を張れるように 凸凹な毎日だけど 僕なりにやれるだけ頑張ってみるよ だから 涙を忘れるくらい 明日よもっともっと輝いてくれ 悲しみを消し去るくらい 明日よもっともっと輝いてくれ |
オクターブLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | 誰もが何かを犠牲にして 生きてるって分かり切っていて でも一体何が犠牲になって いるのかにはまるで興味なくて 誰もが自分だけ可愛くて そんな世界に絶望をしてる様な フリだけは妙に上手くなって 結局誰も笑わなくなって 愛を知らないまま生きて行くのかい?このまま 夢も見ないまま暮らして行くのかい?このまま 何もかも過去の焼き直しで 言葉さえも誰かの受け売りで だけどこの心が騒つくのは 何物にも代え難い事実で ドからドまでの白と黒で 出来る事なんてもう出尽くしている はずなのにまだ今日もずっと マイクの前で喚き散らしてる 愛なんて不確かなものはいらない いまさら 夢なんて幻はもう見たくない いまさら 見透かしてしまいそうさ その瞳の奥にある嘘を 悲しいほど透明なままのその涙で 誤魔化したりなんかしないでくれよ 愛を知らないまま生きていくのかい?このまま 夢も見ないまま暮らしていくのかい?このまま 引き裂いてしまいそうさ 心にしまった憧れさえも 狂おしいほど燃え上がる情熱も捨て去るなら いっそ僕にくれないか 見つかってしまいそうさ この世界の奥にある嘘に 悲しいほど透明なままのその涙を 僕に流したりしないでよ |
蹲る人LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | 誰かの溜息が夜の 風に混ざりあって冬を 待つ街並みを 静けさで包みこむよ 明日を報せるって事が 未来をつまらなくするから 僕はいつだって 真っ暗闇の中にいるよ ここからならいつも 世界は光って見えるから 土砂降りの大雨に 打たれたって平気さ ただうずくまって 小さく呟いて 約束もしないで なのに 君に触れたくて 誰かの告白が夜の 星空に溶けてった冬を 待つ街並みの 静けさに白く色を塗るよ 僕たちはどうしていつも 無い物ねだりばかり 臆病風に吹かれても 知らんぷりはしないから ただうずくまって 小さく呟いて 約束もしないで なのに 光に触れたくて ただ許しあって 小さく微笑んで 僕の暗闇を 君の 光で照らして |
羽化LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | LOST IN TIME | 生活の匂いのする 帰る場所を見つけたとき 少女は女に 変わりゆくのでしょう 途方もない憧れを 静かにそっと諦めたとき 少年は男に 変わりゆくのでしょう 静かに流れる 時間に耳を傾けて いつしか僕等は 新たな場所を目指す 変わり栄えの無い日々を 不意に愛おしく思えた時 誰しもが皆一つ 歳を採るのでしょう 時に不甲斐無い自分自身を 言い訳もせず許せた時に 誰しもがまた一つ 歳を穫るのでしょう 静かに流れる 川のように身を携えて いつしか心は 新たな場所を目指す いつしか二人は 新たな場所を目指す 手を取りあって |
アンカーLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | 誰のせいでもなく自分自身の取捨選択で ここまで来たんだと僕は言い切ることなど出来ようか 誰のせいにもせず他人の業さえ全て背負い切って あの丘の上まで歩く聖者に石を投げつけながら あれからどれくらい僕は幾度生まれては死にながら 争いの日々にその足を前に踏み出せたろうか あれからどれくらい命の輪廻から転げ落ちながら 今に至るまでどれだけのバトン繋いできた 誰より近くて果てしなく遠いリレーのアンカー ゴールテープなんてどこにもない 表彰台すらあるはずもない ただまっすぐまっすぐに折れ曲がった 光になれなかった光たち 揺りかごで聴いた墓標に名前を刻む音を 忘れ去ったまま何かを信じることなど出来ようか 揺りかごで聴いた逃げ切ろうと囁き笑う声を 振り払いもせず僕は何度やり過ごして来た 誰もが誰かの世界を繋ぎ止めるためのアンカー 灯台なんて見当たらない 方位磁石も持ってなんかいない ただまっすぐまっすぐに道を誤った 世界樹になれなかった枝葉たち 誰もがいつしか世界を締め括るリレーのアンカー ゴールテープなんてどこにもない 表彰台すらあるはずもない ただまっすぐまっすぐに折れ曲がった 光になれなかった 光たち |
雨が上がってLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 雨が上がって 忘れ去られた 傘みたいな そんな気分さ 雨が上がって 幸せな筈なのに 雪が溶けて 形の崩れた 雪だるまのような気分さ 春になって 幸せな筈なのに 何故だろう 言いたい事や 気持ちが溢れてるのに どこかで怖がっている 自分自身を 追い出せない 夏休みの ど真ん中の 日曜日みたい そんな気分さ 休日だから 幸せな筈なのに お金を稼いで 都会で暮らす ぬかるむ様な 泥道もない 便利だから 有り難い筈なのに 育てもせず 殺しもせず スーパーに行って 豚肉買った 生き物だから 有り難い筈なのに 何故だろう 悲しい事件や ニュースが 溢れてるのに どこかで他人事の 自分自身が 笑っている 僕の育った 小さな町へ いつか帰ろう きっと帰ろう 田舎なんて 嫌いだった筈なのに |
あなたは生きているLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | 海北大輔 | | 長く伸びた 自分より 背の高い影が 夕焼けと僕を繋いだ 冬の帰り道 あの娘の泣き声に似た 西向きの風は 呼んでいる 宝物だった いつかの面影 青を争って 悲しみを繰り返すよ 鎖は解けない なのに何故だろう 空は綺麗だ 遠い昔 見たような 目の前の景色が まるで 何も無かったように 無邪気に笑うよ 青を争って 悲しみを繰り返すよ 傷は消えない なのに何故だろう 星が綺麗だ 少しずつ進む針は 戻ろうともせずに 過去の骸を 明日へ誘う (La la la La la la La la la) (La la la la la la la) (La la la La la la la) 色いろ、あるけど あなたは生きている |
明け星LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | ふるさと 恋しや 静かに 佇む 吹けない 口笛 夕焼けと三日月 ぼんやり 眺める 隙間の 空から 東京の街でも 星って見えるんだね 知れば知るだけ言葉に詰まる もう子供には帰れない それでも世界は回る だから明日へ進もう 知れば知るだけ悲しくなって もう無邪気には笑えない それでも地球は回る だから明日も笑おう 思えば 遠くへ 来たよと 呟く 鳴らない 口笛 きらきらと 明星 ほんのちょっとだけ僕ら あの日に忘れ物をしてきた でもきっとそのお陰で 手に入れられたものもあった 知れば知るだけ孤独になって もう何も信じられない それでも世界は回る だから明日も信じよう だからそれでも今を笑おう それでも今日を生きよう ぐるぐる地球は回る 僕らを乗せて回る ぐるぐる回る |
証しLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | LOST IN TIME | 不意に誰かに呼び止められた気がして 振り返った夏の夕暮れ 立ち止まったままの時間に手をかけて 君に”狡い”と呟いた 静かに願うよ あぁ言葉よりも もっと心の近くで 僕は歌いたい 頑張っている振りなんて しなくてもいいんだよ ありのままの その姿が 君の生きた証 何も変わらない事が退屈だった その幸せに気付かずに 愛されている自分を知る術のない 寂しがりやの君が好き まだ覚えているんだよ あの日歌ってくれた歌 あぁ希望よりも もっと当たり前な何かを 僕は探したい 頑張っている振りなんて しなくてもいいんだよ 出会えた人 その全てが 僕の歌う理由さ 何にも持っていないだなんて 思わなくていいんだよ 歩いた場所 その全てが 君が生きる証 |
赫い日LOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | | 隣にずっといる気配は 孤独だねいい加減解ってる 解っている 馴れたなんて言いたかないけど そこにはずっと誰もいないもの いないもの 後悔もいい加減飽きるね 「たられば」をいくら言っても 楽にはなれなかったもの 進むのは時間ばかり ねぇ待ってよ おいていかないでよ 綺麗事にいつも顔が引きつって 戻らずに今日も無理矢理に笑ってる 二枚目の舌だけを咬みちぎって 生きていけたらな 心にも無い良い人演じ続けて 一体何になりたかったの? 何をしたかったの? 過ぎ去った時間ばかり輝くのは何故? 言わないでよ 綺麗事にいつも顔が引きつって 戻らずに今日も無理矢理に笑ってる 二枚目の舌だけを咬みちぎって 生きていけたらな 生きていけたらな |
青よりも蒼くLOST IN TIME | LOST IN TIME | 海北大輔 | LOST IN TIME | LOST IN TIME | 心の中とはまるで正反対の 表情ばかりがどんどん上手くなって 本当の自分がどこにもいないよ 誰か助けて 誰か助けて 走れ 走れ 見つからないように 走れ 走れ 誰もいない方へ 子供のままでは生きては行けないと 大人になるふりどんどん狡くなって 本当の気持ちを思い出せなくて 泣いてる僕を 誰かが笑う 助走もないまま誰よりも高く 跳べると信じてたあの頃に もう一度 もう一度だけ 胸を張れる僕でありたいから 心の深く青よりも蒼く くすんで汚れてた感情を もう一度だけ 呼び覚ましに行こう 走れ 走れ 見つからないように 走れ 走れ 誰もいない方へ 誰かが泣けば 誰かが笑う 言葉もないまま抱きしめて強く 不安も悩みも憤りも もう一度 もう一度だけ 強くなれるその時は来るから 心の深く青よりも碧く 眩しく昂った感情を もう一度だけ 呼び覚ましに行こう |