LOST IN TIME作曲の歌詞一覧リスト  40曲中 1-40曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
DrifterLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔・小高芳太朗LOST IN TIMEああこのまま鳥になって もうこの場所を飛び去って 誰もいない一人ぼっちの場所で 静かに生きていたい  子供の頃笑い合って それぞれの夢語り合って 輝いていたあの頃の二人は 今はもう欠片さえもない  どうしてあの時 もっと素直に なぜあんなこと 言ってしまったの 何度同じこと 繰り返せば僕ら 憎しみや 争いや 罵り合いの毎日を 抜け出せるのだろう  悲しみのない さよならのない 明日を探し生きてきたけど 悲しみだけ さよならだけ 心に降り積もるのはなぜだろう  何も知らないフリをしたって それが嘘だとみんな分かってる 優しさだけじゃ拭えない痛みを 君もひとり抱えてるんだろ?  悲しみのない さよならのない 明日を探し続けたけど 悲しみだけ さよならだけ 心に融けず残るのはどうして  ああいつの日か年を取って この気持ちさえ懐かしんで ただ穏やかに笑い合うような 未来は見当たらないまま  いつも通り 今日がはじまる
BlinkerLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME心がやたらとカラッカラに渇く 喉なんかよりもずっとタチが悪いや 誰といたって独りなのは滅入るけど まぁ 寂しくたっていいや なんにしても  共感が欲しい そんな時もある 放っといて欲しい そんな時もある  誰に何を言われたって 自分の気持ちがここにあることは 変わらない 変わっちゃいけない  理解しては いるんだ  言葉がやたらとペラッペラに軽くて 嘘なんかよりもずっと洒落になんないや 綺麗事すら言えないのも嫌だけど まぁ 悲しくたっていいや なんにしても  安心が欲しい そんな時もある 全部壊して欲しい そんな時もある  いつかの自分と180° 今の自分が違ったとしたって それでいい 今が全てさ  理解しては いるんだ  脳内の葛藤は まだ続く 明日にはもう その拒否権すらない 悲しい予感なんて 気のせいさ  星ハ降ル
傘のない帰り道LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ  今でもまたきっとどこかで 会えるような気がしては 人混み行き交う暮らしの 入口でふと立ち止まる  かつて君がこの場所で 始めた物語の 青過ぎて眩しい春の 光と影の夢の跡  突然の激しい雨 傘のない帰り道 濡れるのも悪くないねと 格好つけたこともあったっけ あの日から時は経って 僕だけがひとり年を取った  涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ 悲しみを洗い流すくらい 雨よもっともっと降ってくれ  誰より全速力で 駆け抜けた物語の 向こう側から君には 今の僕はどう映ってる?  さよならを繰り返すたび 強くなれると言うけど かさぶたまみれの心は 少しも強くなれないまま  突然の冷たい雨 ひとりぼっちの帰り道 君のせいでずぶ濡れさと 茶化したこともあったっけ 思い出すのは何故だろう いつだって笑顔の君ばかり  涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ 悲しみを洗い流すくらい 雨よもっともっと降ってくれ  いつかまた会えるなら その時は胸を張れるように 凸凹な毎日だけど 僕なりにやれるだけ頑張ってみるよ  だから  涙を忘れるくらい 明日よもっともっと輝いてくれ 悲しみを消し去るくらい 明日よもっともっと輝いてくれ
RepentanceLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME何もしたくない このまま消えてなくなりたいな 辛くて仕方ない 逃げられたらどんなにも楽だろう でも明けない夜はない 面倒だけれど仕方ないな 年だけ重ねて うだつの上がらないままの暮らしで  青空をどんなに眺めても 心は曇り空の下 楽しかった思い出さえ ただずっと遠ざかるだけ  諦め切れない夢を背負って その重さに押し潰されてしまった 好きだからこそ嫌いになった 今の僕はどんな顔をしているの?  何も欲しくないけど このまま終わりたくないな ちっぽけでつまらない プライドなのにうまく捨てられない  寂しくてやり切れない日々に 心は錆びて軋むだけ なりたいものになれないまま ずっと老いぼれて行くだけ  言葉にならない想いを抱いて 形に出来ぬまま消えてしまった 好きだから嫌われたくはなくて 昨日の自分をただ繰り返してきた  諦め切れない夢を背負って その重さや嘘を知ってしまった 言葉にならない想いを抱いて 孤独なまま 好きだからこそ嫌いになった 好きだからこそ大嫌いになった 誰にも見向きすらされないまま 一つの光がただ静かに消えるだけ  笑い合うことや幸せってものが こんなにも難しいとは思わなかったな
蹲る人LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME誰かの溜息が夜の 風に混ざりあって冬を 待つ街並みを 静けさで包みこむよ  明日を報せるって事が 未来をつまらなくするから 僕はいつだって 真っ暗闇の中にいるよ  ここからならいつも 世界は光って見えるから 土砂降りの大雨に 打たれたって平気さ  ただうずくまって 小さく呟いて 約束もしないで なのに 君に触れたくて  誰かの告白が夜の 星空に溶けてった冬を 待つ街並みの 静けさに白く色を塗るよ  僕たちはどうしていつも 無い物ねだりばかり 臆病風に吹かれても 知らんぷりはしないから  ただうずくまって 小さく呟いて 約束もしないで なのに 光に触れたくて  ただ許しあって 小さく微笑んで 僕の暗闇を 君の 光で照らして
アンカーLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME誰のせいでもなく自分自身の取捨選択で ここまで来たんだと僕は言い切ることなど出来ようか 誰のせいにもせず他人の業さえ全て背負い切って あの丘の上まで歩く聖者に石を投げつけながら  あれからどれくらい僕は幾度生まれては死にながら 争いの日々にその足を前に踏み出せたろうか あれからどれくらい命の輪廻から転げ落ちながら 今に至るまでどれだけのバトン繋いできた  誰より近くて果てしなく遠いリレーのアンカー  ゴールテープなんてどこにもない 表彰台すらあるはずもない ただまっすぐまっすぐに折れ曲がった 光になれなかった光たち  揺りかごで聴いた墓標に名前を刻む音を 忘れ去ったまま何かを信じることなど出来ようか 揺りかごで聴いた逃げ切ろうと囁き笑う声を 振り払いもせず僕は何度やり過ごして来た  誰もが誰かの世界を繋ぎ止めるためのアンカー  灯台なんて見当たらない 方位磁石も持ってなんかいない ただまっすぐまっすぐに道を誤った 世界樹になれなかった枝葉たち  誰もがいつしか世界を締め括るリレーのアンカー  ゴールテープなんてどこにもない 表彰台すらあるはずもない ただまっすぐまっすぐに折れ曲がった 光になれなかった  光たち
赫い日LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME隣にずっといる気配は 孤独だねいい加減解ってる 解っている 馴れたなんて言いたかないけど そこにはずっと誰もいないもの いないもの  後悔もいい加減飽きるね 「たられば」をいくら言っても 楽にはなれなかったもの  進むのは時間ばかり ねぇ待ってよ おいていかないでよ  綺麗事にいつも顔が引きつって 戻らずに今日も無理矢理に笑ってる 二枚目の舌だけを咬みちぎって 生きていけたらな  心にも無い良い人演じ続けて 一体何になりたかったの? 何をしたかったの?  過ぎ去った時間ばかり輝くのは何故? 言わないでよ  綺麗事にいつも顔が引きつって 戻らずに今日も無理矢理に笑ってる 二枚目の舌だけを咬みちぎって 生きていけたらな  生きていけたらな
トーチシンガーLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME心の中で 君の名前を呟くだけで 心の中が ほんの少し暖かくなる それだけでいい わけじゃないけれど それだけで 嬉しいんだよ  心の中に 君がやって来たあの日から 心の中が とても賑やかになったんだ それだけでいい わけじゃないけれど それだけで 明日がこんなにも 待ち遠しい  いつまでもきっとこのまま この想いは届きもしないまま 冬の街のビル風に 吹き消されてしまっても いつの日も僕はこのまま ただ君の幸せを願ってる 叶わない恋を歌うよ これからも笑ってほしいから  心の中で 君の笑顔を浮かべるだけで 心の中に 優しい光が灯るんだ それだけでいい わけじゃないけれど それだけで 灰色の日々でさえ 愛おしい  いつまでもきっとこのまま この祈りは届きもしないまま 夏の強い夕立に 打たれ消えてしまっても いつの日もずっとこのまま ただ君の喜びを願ってる ありがとう この高鳴りを 僕にくれた人 あなたのために歌うよ いつまでも笑ってほしいから  ララ ルラララ ルラ
オクターブLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME誰もが何かを犠牲にして 生きてるって分かり切っていて でも一体何が犠牲になって いるのかにはまるで興味なくて 誰もが自分だけ可愛くて そんな世界に絶望をしてる様な フリだけは妙に上手くなって 結局誰も笑わなくなって  愛を知らないまま生きて行くのかい?このまま 夢も見ないまま暮らして行くのかい?このまま  何もかも過去の焼き直しで 言葉さえも誰かの受け売りで だけどこの心が騒つくのは 何物にも代え難い事実で ドからドまでの白と黒で 出来る事なんてもう出尽くしている はずなのにまだ今日もずっと マイクの前で喚き散らしてる  愛なんて不確かなものはいらない いまさら 夢なんて幻はもう見たくない いまさら  見透かしてしまいそうさ その瞳の奥にある嘘を 悲しいほど透明なままのその涙で 誤魔化したりなんかしないでくれよ  愛を知らないまま生きていくのかい?このまま 夢も見ないまま暮らしていくのかい?このまま  引き裂いてしまいそうさ 心にしまった憧れさえも 狂おしいほど燃え上がる情熱も捨て去るなら いっそ僕にくれないか 見つかってしまいそうさ この世界の奥にある嘘に 悲しいほど透明なままのその涙を 僕に流したりしないでよ
Merino suitLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME明日はきっと今日よりもいい日になっているはず だなんて言いながらこんな暮らしいつまでも繰り返したって 白髪もシワも目の下のクマも増えて来たのに いつまで若者のつもり?アスリートもみんな年下になってる  席を譲れよ 割食ってんだってこっちは 次へ進めよ いつまで居座ってるつもりさ?  格好つけてハナから未来に期待なんかしてないなんて言いながら その実逆転勝利を常に狙ってる  羊の着ぐるみの中で研いできた牙の出番がやって来たってのに 錆びて外せなくなった背中のファスナー  席を外せよ 割食ってんだってこっちは 次へ向かえよ いい加減後ろが詰まってる 早く進めよ そこはまだゴールじゃないだろ 早くどけよ 順番待ちはもう懲り懲りだ  羊の着ぐるみの中で吐いてきた毒で痺れても平気なフリ 本音言うと誰か外して背中のファスナー  席を譲れよ 満身創痍なんだこっちは 次へ向かえよ いい加減後ろが詰まってる 早く進めよ 背中をまだ見ていたいんだ 早くどけよ お人好しはもう懲り懲りだ
太陽のカフスLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME知らぬ間に鳴ったスタートの号砲で 世界を知る事になって 気まずさに吐いたそれまでの環境じゃ 愚痴をこぼす暇もなくて  どうすればいいの どうしたらいいの 考えるほどに 遠くなる実像 もうそれはきっと 僕じゃない何か 背伸びするほどに 顔を出す虚像  承認欲求を充たしたいがために 弱者の剣振り回して 望んでさえいなかったサイコロの出目に 踊らされる日々の中で  どうすればいいの どうしたらいいの 考えるほどに 遠くなる国境 もうそれはきっと ここじゃないどこか 押し黙るほどに 湧き上がる感情  まだ僕らは この世界の涙を まだ僕らは 止められずにいて まだ僕らは 作りかけのまま 見当たらないパズルの 足りない正解のピース 探しながら  どうすればいいの どうしたらいいの 考えるほどに 遠くなる実像 もうそれはきっと 僕じゃない何か 背伸びするほどに 顔を出す虚像  もし僕らが この世界の誰より もし僕らが 笑顔を忘れて もし僕らが ひとりぼっちになっても 色褪せない記憶を 抱きしめて暗い夜空を 見上げながら  歩いて行こう
366LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME君以外の全ての人が 笑顔で溢れていたんだよ わかるかい? まあ、わからなくてもいいけど  大声で泣いているのは 周りで君だけだったんだよ わかるかい? まあ、わからなくてもいいけど  あの日から始まった君の 君にしか歩けないストーリー その続きを描くノートは いつだって君自身が持っているんだよ  366の始まりとその足跡が 360° 見渡した世界 溢れてる 数え切れない記念日を 一つも残さずに祝おう 今 君の未来に エールを  君の訪れを待ち侘びて 彼女や彼が変わって来たこと わかるかい? まあ、君もいつかわかるよ  あの日から始まった君の 君こそが切り拓くストーリー その続きを示す磁石は いつだって君自身の掌の中に  366の始まりのファンファーレが 360° 全方角に 鳴り響いてる 君によく似てる笑顔を ずっと前から知ってるよ ほら 君のすぐそばにいるよ  366の始まりとその足跡が 360° 見渡した世界 溢れてる 数え切れない記念日に 新しい日付を刻もう 今 君の未来に エールを
No casterLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME何をしたって何処へ行ったって 僕じゃなくたって 最初から全部 決まってる  代わりなんて幾らでもいるって わかってたんだ 最後まで全部 決まってる  誰も汚れたくはなくて その手は綺麗にしてあって 大切なものも掴めなくて ただ流されてるだけ  素知らぬ顔で平静装って ヘラヘラしたって 息継ぎがなくちゃ 泳げない  寂しくて辺りを見渡したって みんな自分で精一杯なんだ全部 終わってる  全て水の泡になって この手は綺麗なままあって 何もかもが手遅れのまま  選ばれなかった僕らの 何気ない日々はどこへ向かうの  革命を願う暇があるなら 歌ってよ 配役を悔やんでも仕方がない事さ 続々と舞台を降りる人たち  英雄の要らなくなった世界  金なんかなくて夢だけ持って 歩いてたって平気だった 全部昔の事さ  何一つ手に入れられなくって もがいてる事に馴れて来ちゃって 全部投げ捨ててしまいそうになる  窮状を嘆く暇があるなら 笑ってよ 現実に途方に暮れる歌 歌いながら 繰り返される無人劇のその中で 誰も彼もが振り下ろす一太刀  英雄の要らなくなった世界
小さな隣人LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME冷たい 雨降りで ここから 動けない  錆び付いた 心には 誰の声も 届かない  独りで 見上げてる 夜空には 何もない  けど  悲しい 歌ばかり 口ずさむ気にも なれない  こんな気持ちを何と言おう 空っぽだって訳じゃないんだ ただ虚しくて寂しくて 仕方がなくもあるんだけれど  こんな気持ちを何と言おう 切ないってだけじゃないんだ ため息の中から零れた希望に 思わず挨拶をしたんだ  悲しい ほどに青い 空が今日は 苦しくて  でも  優しい 歌ばかり 口ずさんでいた 昼下がり  こんな気持ちを何と呼ぼう 無表情ってわけじゃないんだ まだ君のことを思い出すと 胸が締め付けられるけれど  こんな気持ちを何と呼ぼう 泣きたいってわけじゃないんだ 渡り鳥を見つけ零れた笑顔に 「元気かい?」って声をかけたんだ
予知夢LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME使い道のない記憶 午前4時のベランダ 飛び出した野良猫 針の飛んだレコード 古ぼけた嘘と 溝の無い螺子と 知らない 知らない 青  砂の入った鞄の 無意味な重さと 盗まれたバイクの 壊れたブレーキ ニセモノの呼吸も 何もかもみんな いらない いらない あぁ  夢さえ忘れた大人たちと 夢すら知らない子供たち ここからどこへ向かうかの前に 僕らどこから来たのか思い出せない  強く吹いた風と 迷子の絵葉書 飛べなかった鳩と 手付かずのクレヨン 言えなかった言葉と 踏み出せなかった一歩 消えない 消えない 過去  分かり合えない事分かりながら それぞれがそれぞれ歩めばいい そんな綺麗事さえも手垢にまみれて 僕らいつまで経っても繰り返すだけ  歌うことのない歌 最後の手掛かり 読まなかったあとがき 熱の無いイメージ 消えかけた煙草も 誰も彼もみんな 知らない 知らない 顔  螺鈿細工のように光る世界 壊せば二度ともう戻せない 汚れた心のずっとずっと奥に 今も眠ったままだと 忘れていた笑顔  今日と昨日と明日の全てが 一直線上に並んでいるとは 限らないってことくらい僕らは わかりきっていたはずだったけど 君と僕とその間の距離と ほんの少しの揺るぎないものとが きっとそう遠くない未来に重なったら  その時が合図さ
22世紀LOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIME聖人なんかじゃないから 争いを止められはしないけど 遠い街で流れている血に 涙を零さずにいられない  政治家なんかじゃないから ぶっちゃけ全部他人事だけど 振り下ろされた拳を前に 両手を後ろには組めない  抱えた矛盾のその中で 真実はいつも歯切れが悪いな  いつの日か僕ら 世界と離れて 最後にはみんな 独りになるから それまではどうか どうか側にいて 手を握って 手を握って  歯車なんかじゃないから 噛み合わない事ばかりあるけど 飼い慣らされた言葉を前に 分かった様な顔はしたくない  超能力者じゃないから 過去を変える事は出来ないけど ここまで生きて来られた事を 奇跡と思わずにいられない  抱えた迷いのその中で 歩いて行くのは難しい事だね  いつの日か僕ら この場所を去って 最後にはみんな 消えてしまうから それまではどうか どうか側にいて 手を握って 手を握って  100年前も50年前も 50年後も100年後も  いつからか僕ら サヨナラの意味を 勘違いしては 忘れてしまっていた だけどいつだって それは突然で 必ず来るから 別れは来るから だからこそどうか 今は側にいて 手を握って  手を握って
呼ぶLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME何かを蹴落として 掴み取ったものを 幸せと 呼ぶには少し 違うような 気がするよ  憂鬱を追いやって 手に入れた自由を 埋めるように やって来たのは 求めちゃいない 孤独だけだった  ないものねだりばかり 繰り返しているうちに ずっと持っていたものさえ なくなってしまったよ  どっちが上でどっちが下 そんな物差しばかり使うから  ちっとも本当が見えない  誰かを想うことに 臆病になり過ぎて 陽の当たる 道を避けては 自分すら 傷つけていた日々  手の中にある幸せに 気が付けない虚しさで その足跡をただ否定する 生き方しか知らない人  どっちへ行けば どう歩けば いつも人の目ばかり気になって  ちっとも辿り着けない  僕はきっと明日も 君が好きだよ  どっちへ行けど どう暮らせど 君が幸せならば それでいい  ちっとも思いは届かない 届かない
homeLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME新しい一日が また やってきて 僕らは今日も 迷子になる  新しい正解を 見つけたいから 僕らはいつも 迷子になる  ここまで来たけれど このままでいいのかは まだ分からないから いつでも不安になる  君を思い出すのは いつも決まって 何かに躓きかけた時  君を思い出すのは いつも決まって 何かいいことがあった時  ここまで来れたのは このまま進めるのは 君がいたからだと 君に伝えるために  僕の歩く道は 僕の生きる日々は ただ そのためだけに あれば いい  ただいまとおかえりが紡ぐ季節の 瞬間と永遠の中で ただいまとおかえりが紡ぐ世界の 揺れ続ける螺旋の中で  ここまで来れたのは ここから進めるのは 君がいるからだと 君に伝えるために  僕の描く音は 僕の歌う声は ただ そのためだけに ただ君のために 僕の歩く道は 僕の生きる日々は ただ そのためだけに あれば いい 歌えれば いい  ここが君の home 僕たちの home
明け星LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMEふるさと 恋しや 静かに 佇む 吹けない 口笛 夕焼けと三日月  ぼんやり 眺める 隙間の 空から 東京の街でも 星って見えるんだね  知れば知るだけ言葉に詰まる もう子供には帰れない それでも世界は回る だから明日へ進もう  知れば知るだけ悲しくなって もう無邪気には笑えない それでも地球は回る だから明日も笑おう  思えば 遠くへ 来たよと 呟く 鳴らない 口笛 きらきらと 明星  ほんのちょっとだけ僕ら あの日に忘れ物をしてきた でもきっとそのお陰で 手に入れられたものもあった  知れば知るだけ孤独になって もう何も信じられない それでも世界は回る だから明日も信じよう  だからそれでも今を笑おう それでも今日を生きよう ぐるぐる地球は回る 僕らを乗せて回る  ぐるぐる回る
青よりも蒼くLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME心の中とはまるで正反対の 表情ばかりがどんどん上手くなって 本当の自分がどこにもいないよ 誰か助けて 誰か助けて  走れ 走れ 見つからないように 走れ 走れ 誰もいない方へ  子供のままでは生きては行けないと 大人になるふりどんどん狡くなって 本当の気持ちを思い出せなくて 泣いてる僕を 誰かが笑う  助走もないまま誰よりも高く 跳べると信じてたあの頃に もう一度 もう一度だけ 胸を張れる僕でありたいから 心の深く青よりも蒼く くすんで汚れてた感情を もう一度だけ 呼び覚ましに行こう  走れ 走れ 見つからないように 走れ 走れ 誰もいない方へ  誰かが泣けば 誰かが笑う  言葉もないまま抱きしめて強く 不安も悩みも憤りも もう一度 もう一度だけ 強くなれるその時は来るから 心の深く青よりも碧く 眩しく昂った感情を もう一度だけ 呼び覚ましに行こう
ニジノシズクLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIMEあぁ 忘れないうちに 心に鍵をかけて 君がいた事実を 無くしてしまわぬように  あぁ 笑えてるうちに 世界が終わればいい そんな事ばかりを 考えてしまったよ  家路を急ぐ人の中を 流れに逆らって歩いた 君に言いそびれた言葉が 胸の中につかえたまま  あの頃の君を 今も覚えてる 思い出にしがみついてばかりの 僕を未だに揺さぶってるよ 君が走ってた 日々を眺めてる 太陽に背中を向けた僕に あの日のように虹が笑うよ  そう何度だって僕ら やり直せるはずだと 信じていたかったけど やっぱり駄目みたいだな  もう 動き出している この街の片隅で 君のいない毎日に 馴れてきてしまったよ  傘も持たず土砂降りの中を 駆け抜ける学生の中に 君に言いそびれた言葉が 小さく光って見えた  あの頃の僕ら 追いかけた夢は 今でもきっと何処かの誰かが 素知らぬ顔して追いかけてる 君が歌ってた 色褪せない日を これからの僕の歩く未来に 無駄になんてしたくないんだ  誰かが遺した 君の幻を 何処かでずっと頼りにしたまま 立ち止まっていたけど  あの頃の僕が 辿り着けずにいた 光り輝くあの場所に向けて 今やっと歩き出しているよ 君が走ってた 日々を追いかけて 寂しくなったら振り返るから その時には虹をかけてよ
なくしたうたLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME今日を振り返れば ああすれば良かったとか 悔やんだって戻れないのは 分かってるんだけど  今日を振り返れば どうすれば良かったのか 悩んだって仕方ないのは 分かってるんだけど  見たくないもの 聞きたくないもの 世界中溢れてる 今 こんな時代に 生まれ落ちたその意味を 僕らに 誰か教えて欲しいよ 答えてよ  嬉しい事や悲しい事を 何一つ忘れてく僕らは それでも 今日よりもほんの少しでも 前に進める様な 明日を待っている  ドアを叩くのは誰? 僕を笑いに来たのかい? もがいてしがみついてるのは わかってる だけど  小さな頃になりたかった 夢に描いてた大人を いつの間にか追い越してしまったな まだ何も手にしていないのに いないのに  嬉しい事も悲しい事も 何もかも無くしてく僕らは それでも 今日よりもほんの少しでも 笑顔になれる様な 明日を待っている  明日を探してる
その名前をLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME最初からそこに名前があった いつしかそいつに意味が生まれた 争いの後の静けさに似た 穏やかで残酷な朝を迎えた  最後ならいっそ自由になれた けれどもそれには続きがあった 残された業という十字架に 未来を切り裂く力は無かった  その名前を その心を 背負うものに どうか光あれ  身体を全部脱いだって 魂は消えてはくれない 憂鬱に軋む星の歌も 嘘が邪魔で聞こえない  両手をいくら振ったって 船は見つけてはくれない 欲望が世界中溢れ出して 流れ星の数が足りなくなった  最後まで誰も笑わなかった 一字一句間違わなかった 争う事を避け続けてきた その代償にまだ気が付かないのかい  その名前を その心を 背負い歩く 君に幸あれ  身体を全部捨てたって 心まで亡くなりはしない 憂鬱に軋む星の歌も 過去が邪魔で聞こえない  徒党をいくら組んだって 心までまとまれはしない シュプレヒコールのその真ん中で 誰の声も届かない  身体を全部脱いだって 魂は消えてはくれない 欲望が心から溢れ出して 流れ星の数が足りなくなった  流れ星の数が足りなくなった  最初からそこに名前があった
スピンオフLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME主人公しか出て来ないその物語の結末は 見事なエゴのぶつかり合い そして誰もいなくなった  主旋律すら聞こえない合唱の筈のステージは 不協和音の出しゃばり合い そして誰もいなくなった  誰かの物語の中じゃ 所詮エキストラ 君も僕も 誰かの物語の中じゃ 照明すら当たらないよ  日陰にしか咲けない花 余りに不憫に見えたから 君の為になればいいと 日向に移した それからすぐ花は枯れた 悔やんでも元には戻らない 悲劇と喜劇の狭間で 何かがはじけた  知らなかったんだ  無人駅から発車する 見送る人のいないホーム 今日も何一つ変わらない 今汽笛は鳴り響いた  無尽蔵に駆け巡れない 決められたレールの上は 今日も何一つ落ちてない 今汽笛は鳴り響いた  誰かの物語の中じゃ 所詮エキストラ君も僕も 誰かの物語の中じゃ 出番一つもらえないよ  真水の中泳ぐ魚 世界を知らせたかったから 君に喜んで欲しいと 海に放した それからすぐ彼は死んだ 悔やんでも命は返らない 正気と狂気の狭間で 何かが壊れた  知らなかったんだ 誰もいない夜を歩く  咲く場所さえ 選べない 花 泳ぐ場所を 選べない 魚 望んで檻に 入る ひとたち  それだけ  僕にしか見えない音 君にしか聴こえない景色 夢と現実の狭間で 誰かが壊れた  知らず知らずに重くなる 足どりに気を取られながら それでも明日へと向かう 脇役のストーリー いずれ何もかもが終わる 悔やんでも過去へは帰れない 世界と自分の狭間で 何かがはじけた  知らなかったんだ 誰もいない夜を歩く 今 分かったんだ 意味の無い存在なんて 無い
所在なき歌LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME醜態も晒さぬまま ふっと消えてしまえばいいと 秀才の振りばかりして 嘘は増える一方だった  9回の裏になって やっと焦る無策な僕の 重罪を笑えるなら いっそ笑ってくれりゃいいな  嘘つきの僕に 出来る事はないかな 今でも探してる ただ君と一緒にいたい  消せやしない傷のせいで 踏み出せない弱い自分を 他でもない君の前に 晒してしまうのが怖い  出口の無い狭い部屋から 今日も歌う所在なき歌 また同じ嘘をついて 全てを壊してしまうのかい  失敗を怖がるのは きっと誰でも同じなんだ  弱虫の僕に 出来る事はあるかな 今でも探してる ただ君を大切にしたい  寂しくて 苦しくて泣いていた昨日や 見えて来ない不安な明日を 他でもない君の胸に ぶつけてしまうのが怖い  それでもあぁ 狭い部屋から 僕は歌う所在なき歌 もしここで笑えたなら 君は振り向いてくれるかな  気がついてしまったよ 間違っていたんだよ  失敗を繰り返して やっと今ふりだしに立った
進む時間 止まってた自分LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME全然気が付いてなかったんだよ 時間があんまり なかった事に  何もやらなくたって 毎日は進む 今になって気付いたって 意味がない  君の仕草一つ一つに 僕だけがわかる 小さなサイン  ちっとも気付かなくって 見過ごしてばかり あの時わかっていれば 違ったのかな 何にもわからなくって 放っといてばかり 今になって気付いたって意味が無い  僕は 駄目だから 独りの方がいいんだよ そうやって 逃げてばかりで 君を困らせてたね もしも 叶うなら 時間を戻したいよ やり直したい事ばかりさ もう君はいないけど  君の仕草一つ一つが 僕だけのものじゃあ もうないんだな  ちっとも気にしないって 振りをしてばかり あの時素直でいれば 違ったろうな 何も気付かなくって 笑ってた僕を 今になって 取り消したい 忘れたい  いつか 思い出して 笑える日が来るのかな 僕にも朝は来てる 君がいなくなったのに 今は 少しだけ 君の思いがわかるよ だから僕も進まなくちゃ もう君はいないから
希望LOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIME夜の中を走り抜けた 赤色灯 消した救急車 誰かの祈り乗せたまま 僕のついた溜息をかき消した  何かの為に生きるという事が 出来なくなってきたこの街で 誰もが疑う事忘れたまま 硝子細工の安心に溺れてる  僕はまだ 答えは要らない 葛藤の中で 漂っていたい  揺れる心 消えない傷跡 声無き声 叫び続けてる いつか君と 紡いだメロディ 最後の一言を 思い出せなくて  夜の隙間を埋める様に 等間隔に立つ常夜灯 誰もいないこんな時間に 君は本当に僕を照らしてるの?  今はまだ 言葉にできない 喧噪の中で 抗っていたい  憂う心 隠しきれない嘘 それでもまた 踊り続けてる いつか君と 紡いだメロディ 最後の一言を 思い出せなくて  だから僕は歌う  信じてる事 見えない足跡 それでもなお もがき続けてる あの日君が 差し伸べてくれた その手に甘えてばかりだった  揺れる心 標の無い未来 さよならは言わずに行くから いつかまた会えるよ  変わり続ける 代わりのない世界で
物語の終わりにLOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMEもう泣かないよ 君がいなくても 時計の針は 進んだよ  大人になれば 分かると思ってた 答えは今も 出ないけど  少しずつ 磨り減ってきた 踵に 染み混んでくる雨 一つずつ 重ねてきた 嘘を 今も背負っている  明日になればきっと 忘れてしまう様な 小さな物語に この胸は鳴り止まない 動けなくなった体だけ 残して  もう泣かないで 君は一人じゃない 心の奥が 言うんだよ  大人になって 分からなくなった 答えは今も 眠ってる  一つずつ 重ねてきた 夢に 嘘はつけない  明日になればきっと 消え去ってしまう様な 新聞の方隅で 鐘の音は鳴り止まない  動けなくなった体を 呼ぶ声が聞こえる  幕が開き始める  エンドロールが 今終わる  もう 泣かないよ 時計の針は進んだよ
青春の欠片LOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIME初恋の匂い 渡り廊下と 下駄箱の上 体育館の裏 飛び越えたフェンス 青春の欠片  放課後の合図 待ちわびたチャイム 飛び出した教室 行き場を無くした あふれる思いを 抑え切れなくて  自分の居場所を いつも探しているけれど 誰ひとつ何ひとつ 教えてくれない  あぁ 青春の欠片よ 僕らの命は 此処にしかないんだよ あぁ 親愛なる友よ また明日 笑おう  机に隠した 秘密のアジトは 真夜中のラジオ 薄暗い部屋と あの子の涙を 繋ぐ周波数  消しゴムじゃ消せない 落書きだらけの心に 咲いているその花に 名前は要らない  あぁ 青春の欠片よ 君にもあるのさ 気付いているかい? あぁ 親愛なる君よ どうかずっと無くさないで  心の向かうままに 描いたその夢を 握りしめる事 ためらわないで 胸が痛むなら 痛みは抱いたまま 歩いて行けばいい  あぁ 親愛なる君よ また明日 また明日 笑おう  初恋の匂い 折れた鉛筆 破った手紙 窓際の席 色褪せはしない 青春の欠片
26LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME眠る街を映す 嘘に覆われた雲 境目の見えない 真夜中の零時 心の通わない 四角い森の中 羽を折ったカラスが 息を潜めてる  煙る空の色は 熱の無い鈍色 選ぶ事の出来る 檻の中の自由 灯りに群がった 蛾の様な人ごみを ひたすら掻き分けて 君を探してた  強く握りしめた その手が答えならば ここから君を連れて 今すぐこの街を出よう  涙を拭きなよ さぁ走り出そう 僕等は輝く 未だ見ぬ世界で  指先から伝う 君の温もりが 目を醒ましたカラスの 夢に火を燈す 動き出した世界と 真新しい風が 刻み出した時間は 君を求めてる  消える暗闇の中で 螺旋が交わる  涙は捨てなよ 明日は夢じゃない 掴んだその手を もう離さない 僕等の未来は 僕等が作ろう
LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME泥の様に 眠った夜に 少し夢を見た いつか僕が 仕舞い込んだ 言葉が顔を出した  それぞれに 輝き出した それぞれの未来 やっと僕は あの日の君の答えが 解った気がした  さよなら 愛しき人よ あなたの 後ろ姿に 何度も 手を振るよ 最後まで 言えなかった  ありがとう  嘘みたいに 無邪気だった頃 知らなかった想い 今の僕は あの日描いた未来に 辿り着けたろうか  さよなら 愛しき人よ あなたの その笑顔に 何度も 助けられたよ 最後まで 言えなかった  想いを  さよなら 愛しき日々よ あなたが いてくれたから 何度でも 頑張れたよ 最後まで 言わなかった  …
はじまりLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIMEいつもの様に 夢を断ち切る音 何気ない僕の今日が また始まる 顔を洗う 鏡の向こうに 少し疲れた 僕の顔だ  素っ気ない程 平凡な占いに 続けざま 出発を告げる時報 読みかけの本を 鞄にしまって さあ ドアを開けよう  いつもの駅へ 向かう路の途中 いつの間にか変わった 季節に気が付いた 何一つ 代わり映えのしない よく晴れた朝に ありがとう  止まぬ夕立も 枯れない花も 若いままの君も 終わらない歌も 何処にも無いのは 分かってるけど それでも信じてみたい  短くなってゆく影を 誰一人 気にも留めずに それだけのこと それだけのこと  あぁ 君に逢いたくなった  暮れ行く町の 雨上がりの虹の様に 世界のどこかで 産声をあげる いつしか全てが 歌の様に終わるなら  それでも構わない  それでも僕は今  君との始まりを歌おう
NEWSLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIMEまだ 明けきらない夜の 隙間にうずくまって 僕は ただ  黙って 笑って 穏やかな一日を願うんだ  まだ 痂になって 日の浅い思い出を  君は また 剥がして 泣き出して あの頃の僕みたいだな  そっと手を翳しながら 眩しそうに閉じた その瞼に  どうか 焼き付けて 日々起こる全ての事  まだ 亡くさないで まだ 抱きしめていて  ああ 忘れないで 生きる意味 その全てを
証しLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME不意に誰かに呼び止められた気がして 振り返った夏の夕暮れ  立ち止まったままの時間に手をかけて 君に”狡い”と呟いた  静かに願うよ あぁ言葉よりも もっと心の近くで 僕は歌いたい  頑張っている振りなんて しなくてもいいんだよ ありのままの その姿が 君の生きた証  何も変わらない事が退屈だった その幸せに気付かずに  愛されている自分を知る術のない 寂しがりやの君が好き  まだ覚えているんだよ あの日歌ってくれた歌  あぁ希望よりも もっと当たり前な何かを 僕は探したい  頑張っている振りなんて しなくてもいいんだよ 出会えた人 その全てが 僕の歌う理由さ  何にも持っていないだなんて 思わなくていいんだよ 歩いた場所 その全てが 君が生きる証
残像LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME心とは裏腹の 綺麗な笑顔も 出来る様になった  憂鬱なこの日々が 誰かのせいなら良かったのにな  言葉の奥に 見え隠れする 微かな影に ただ怯えているだけ  思いつく言い訳は 考えた全部 もう使い切った  見透かされるから ずっと誰にも逢いたくはなかった  心の果てに 消したはずの 微かに残る その温もりは  息をする事すら忘れてしまう程 焼き付いて離れない 君についた嘘  幼かった夢を 逃げ出すための 口実にして  足りない自分に 溺れるだけで泳ごうともしなかった  あぁ 君は何処だ? あぁ 君は何処だ?  息をする事すら忘れてしまう程 焼き付いて離れない 尽きる事のない不安に  渇ききった涙 拭いきれぬ思い 不意に恋しくなった  君についた あの嘘
サンカクLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME白く弾んで 消えた息 帰り道は いつも静かで  都会の灯りに 光る雲 古い季節の 忘れ物一つ  心の中に 迷い込んだ 風の音が 酷く綺麗で  扉の向こうに 見えたのは がむしゃらだった あの日の僕  刻一刻 消えていく想いに もうきっと 手も振らないんだろうな  君の言葉が 今になって 僕の心に 穴を空ける  遠く離れた この場所から 見上げた夜空は 白い三角  静かに光るだけ  通り向こうの 靴音に 冬の面影  夢よどうか 覚めないでくれ どうかこのまま  きっと僕等は 今もずっと 見知らぬ道を歩いている  時に悲しくなったのなら 見上げる夜空に 冬の三角  君に 想いを馳せて
LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME渇き出した喉 遠ざかる過去 望まない朝にため息を少し  形にならず 空まわる言葉 並んで歩いた すれ違う思い出と  どれだけ強がって 訳を探しても 此処にもないことは 知ってしまったんだよ 背中に焼き付いた 罪のせいだろうか 昨日を捨てる事が出来ない僕は 不意に強くなる風に 目を閉じる  丸めた背中を 突き刺す月が 色褪せぬ夜に 映し出した影  姿も見せず 気まぐれな心 情けないくらい 秒針は速くなる  幼かった自分を ようやく見つけた もう君の残像に 悩みはしないんだよ 背中に焼き付いた 罪のせいだろうか 付き纏う過去形に 成す術もないまま  不意に過ぎるさよならに きっと 少し安心しながら 僕は耳を塞ぐ  柊が小さく揺れている  柊が
やっと言えた言葉LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMEいつだって 思ってた 言葉じゃ 辿りつけないって 本当は 分かってた サヨナラは 小さなはじまりだって  明けない 夜はないし 止まない 雨もない 傘は 持ってないから 僕の心は ずぶ濡れだけど  いつだって 願ってた 言葉は 裏返しだったけど 本当に 思ってた もう今は 僕も踏み出せたよ  明けない 夜はないし 止まない 雨もない 傘は 持ってないから 僕の心は ずぶ濡れだけど  またいつか 違う形で 会えたなら その時は お互い 幸せでいよう  またいつか 違う何処かで 逢えたなら その時は お互い 幸せでいよう
昨日の事LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMEさあ 夜が来る 誰もがそっと 家路に就く  もう帰ろうと 囁く声 すれ違う  さあ 夜が来る 今日が終わるのを そっと噛みしめる  もう いいだろうと 諦めが 背中を押す  あぁ、  今日は何もなかった  さあ 夜が来る  僕は一人きり  さあ 夜が明ける  あぁ、  昨日は 色々な事があった  思い出はいつでも 僕の左隣で  優しく小さな 冬の抜殻  さあ 夜が明ける  君にさよなら
ココロノウタLOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIMELOST IN TIME大声で笑いたいのに 笑う事が出来ない僕と 大声で泣きたいのに 泣き出す事が出来ない君  痛みに慣れてしまったのは きっと臆病だったから 夢を忘れてしまったのは 変わらぬ日々に疲れたから  ありのままで こころのままに 僕はこの唄を歌う  悲しい事が 悲しい訳じゃなくて 悲しいと言えない事が 悲しい  ありのままで こころのままに 僕はココロノウタを歌う  悲しい事が 悲しい訳じゃなくて 悲しいと言えない事が 悲しい  嬉しいことが 嬉しい訳じゃなくて 嬉しいと言ってくれる君が 嬉しい
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