椎木知仁作詞の歌詞一覧リスト  68曲中 1-68曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
悪い癖PLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Bad「あ、この映画、面白かったよ。 別れた恋人が死んじゃうんだけど。」 「へぇ、映画なんて珍しい。」 誰と見たのか聞けない、君の悪い癖 「友達が女に間違われてナンパされたことがあって、 それが超ウケる話なんだけど…」 結論から話し出す僕の癖 何も言わず笑う、君の悪い癖  最後の最後は喫茶店 あの、六文字、が流れて 気付けばなぜか二人とも泣いていた  何万回使い古された愛してるより君が欲しかったものって ずっと、もっとそばにいる、ということ きっと、もっと言葉にする、ということ  「ねぇ、この二人結婚するんだって。」 僕はその日もテレビを眺めてた 「そっかぁ、私達もうそんな歳だよね。」 見ないフリをした、僕の悪い癖 「仕事嫌なの、やめちゃおうかなって。」 別にいいんじゃない?って僕は思ってた 「冗談、私、やめてもやることないしね。」 今ならわかる、あの日、君は  懐かしい写真にあの日が残ってたんだよ 裏道のイタリアン 二人で歩いて、よく行ったね 数え切れない僕の間違いも 使い切れず残ったシャンプーも 僕の悪い癖も君はわかっていたんだ  何万回君が目を瞑って僕に言わないでくれた言葉って ずっと、そっとそばにいる、ということ ずっとずっと「寂しかった」ということ  二人の映画に乾杯を
クリサンセマムGOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Badうたた寝なんて ちょっと古いだろうから いないいないばあ!を繰り返す あいつのどこがいいんだって うるうるしないでいてよ  君がなんか悲しそうで僕は嫌だった
愛ゆえにPLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Bad私の全てに気が付いてほしいの 例えば、髪、爪、目 そんなのマストで褒めてほしいの あ、そう、金土は遊んでたい 欲しいものポチッと買っちゃいたい 年々、旅行が大好きになっていくわ 「aiko聴くと暗い子と思われる」くらいのプライドと 愛がないと枯れてしまう通勤中 月々、足りない、好き好き、って言ってほしい 日に日に、冷たくなるなんて、許さないからね  僕は疲れてしまったんだ 君に疲れてしまったんだ  「あ、いや、もう、ごめん、あの、いや、その…」 って、は?は?は? いじいじしてないでさ、早く言えよ、直々言え ミスってキス?意味分からない ディスイズディス、これはこれって 絵で描いたような綺麗な浮気ですね 前の彼女が呼んでた愛称、アイコン、お揃いのiPhoneケース、大体、 まだ持ってる感じが信用できない最低です いちいち、うるさい?危機?胃に穴開きそう? 引き際、なくなるまで、ずっと側にいてほしいの  私「重たい」って思ってるんでしょ 美人だし良いでしょ 私「疲れる」って思ってるんでしょ でも私がいいんでしょ  僕は疲れてしまったんだ 君に疲れてしまったんだ  愛ゆえにね
真赤MILLION LYLICMy Hair is BadMILLION LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Badブラジャーのホックを外す時だけ 心の中までわかった気がした 携帯なんて出なくていい いつの間にか 時間が止まればいい 翌朝、君は先に出ていった 僕にと、鍵、残して  夕立ちの止んだ街が近付けた ただ陽が落ちた、下北は地下のライブハウス いつもは冷たくするくせに 二人の時は優しくするんだね 君は言う「あなた、犬みたいでいい」って  三番線に悲しい音が流れた 曖昧な誓い、会いたいが痛い バイバイが聞こえなくなるように  春、恋に落ちて 耳を澄まして 君を探して 僕は誰かを ついに失って それでもいいって 君を待とうって決めてた 夏の匂いがした  0.1秒で飽きる毎日が 突然、輝き出したんだ 目が合うだけでも なぜだか胸が痛んだ 空っぽのコルクボードには どんな写真があったのか気になった 見つめたまま隣で黙っていた 君の犬なりに気を遣ったんだ  振り向いて欲しくて なぜか甘えてしまう 格好つかないよなって笑ってた 合鍵を返して 首輪を外して ちゃんと言おうって決めてた  君を纏って 頬に触れたって ただ響かなくて 距離は愛しさを また髪を切って ふいに風が吹いて 君に言おうって思ってた 夏の匂いがした  赤い首輪はついたまま
卒業PLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Bad渋谷駅前は今日もうるさい なかなか二人になれない たまには手を繋ぎたい そんなに素直になれない 帰りの電車はギュッと混みあい 降りる扉は反対 その瞬間ふと目と目が合い 二人、手繋いでいたんだ  してあげられること、いくつもない しいてあげるなら腕枕くらい 無理に背伸び、格好つけたって あんまり気付いてくれない そんな君には悪気がない でも僕にはまるで余裕がない 僕をわかってくれない 君をわかってあげたい  川沿いの街、終電車たち 田園都市、矢印は緑 僕は君のなんだった 冬になればもう一年だね 愛したって愛されたって 身勝手だって思った 僕はわかんなかった  さよならは言わないで 僕ら、友達に戻ろう  別れてやっと気付いたの ねえなんでこんなに寂しいの 変えてしまった爪の色 私、真っ赤に戻したの おはよう、おやすみ、 って誰に言うの あいつの愚痴もすぐ聞いてほしい また美味しいお店見つけたの やだ、独り言みたいだ  乾いたランジェリー 思わず笑ったバラエティ 部屋には、私、一人きり 冬になるとまた思い出すね なんて言うか、 悲しかった時のことですらも 忘れたくないって思うの  ありがとうって言わないで 私たち、恋人に戻ろう  君より可愛くていい子 俺よりずっと優しい人 そんなのいくらでもいるよ 君の心が嫌だった 俺は心が痛かった でも 君が好きだった  一万回間違ったって 恋や愛をやめられないさ さよならだけを伝えるつもりが ありがとうと言う 僕にとって 君にとって じゃなく 二人にとって 子供のままじゃダメだ でも 大人ってなんだ  渋谷駅前は今日もうるさい なかなか一人になれない 街角で人が抱き合い 東京はもう春みたい 帰りの電車はすぐ座れた いつもの駅とは反対 恋人でも 友でもない 二人からの卒業
悪口たちGOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Badあのひと うざい、きらい、もうはなしたくない もうおなじくうきすいたくもない やることなすことほんとおもんないの ね、ちかくにいたらうつっちゃいそう きもい、いたい、めもあわせたくない おうさまかなんかのつもりじゃない? びょういんつういんがいいよ けっせきならラッキーハッピー ねぇ、みんなもそうおもうでしょ?  悪口言って どうしたい どうなりたい どう思ってどう怒ってる もうただ胸が痛い  きたいしない、まじできがきかない すぐでんわちょうからけしさりたい くたばれ、すけべ、うるせー、まぬけ ぼけ、あばずれ、ばか、はぶられちまえ ねこちゃん?にゃんにゃん だんだんはらたたせないで やなとこ、とうにとおりこし ここでとうにんどうし、もんくどしどし きゃあ つって ぽりこうよぼう ぽちぽちからのもしもし よしよしこっちこっち ろうやでまいとしとしこし もういい こりごり そう とまらん おわらん つかれちゃったじゃん  悪口言って どうしたい どうなりたい どう思ってどう怒ってる  もうただ胸が痛い つけっぱなしのTVショー 聞こえないように アハハ 言いたりない 見たりない 悪意に いなくなってく新人賞 墓は混み合っていたんだ  どうしたい どうなりたい 本当のところどう思ってる  もういない あの子はもういない いくら悪口言ったって 今じゃもう会えない  どうしたい どうなりたい 僕らは誰を嫌ってる ただ胸が痛い ただ胸が痛い ただ胸が痛い
最愛の果てPLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Bad何も言わないで ちゃんとわかってあげるよ 今夜、帰ってくるなら 笑って許してあげるよ  もう 笑わなくていい だって 疲れているでしょう 退屈でギリギリな日々 隣にいてあげる もう 大丈夫だよ もう充分 頑張ってるんだしいいよ いいこいいこ そう 甘えん坊でいいよ すぐに泣かなくていい もっと楽に考えよう 泥酔でノリノリなAM4:00 朝起こしてあげる もう大丈夫だよ ちゃんとまるっと覚えていなくていいよ できる できない じゃなくて 無理に やらなくていいよ  何も言わないで 目逸らしてあげるよ 君が前を向くなら 笑って許してあげる  答えなんて 見つからなくていいよ 先生だって 本当は知らないよ 君が教えてくれた パンケーキの味 きっと ずっと ちゃんと きちっと 覚えていられないよ もう一度 行こう もっと一緒にいようよ  何も言わないで ちゃんとわかってあげるよ 今夜、帰ってくるなら 笑って許してあげる  何も知らないで もっと愛しておくれよ いつも黙っているから 笑って許しておくれよ
戦争を知らない大人たちGOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Badまるで春みたいで むくりと動き出した 寝ぼけ眼 僕は 生乾きだった 水盤の蛇口 フライパンの残り 「来週には満開」と キャスターは笑った チェックつけた求人 上京した友人 封を開けることもなく 溜まっていった郵便 蝶々がひらり ふわり 街は春のように ふれあい通り 咲いた 偽物の桜花  まるで夏みたいで スッと思い出した 駅前に向かうと 揺れる ミニスカート まじヤりたいだけで やることもなくて 「学生としての自覚を」って 先生は言ってた 初めて吸った煙草 バイト タイムカード 部活終わり 夕方 君の浴衣姿 嫌に暑い夜に 二人 並び 花火よりも 君を見たかった  Good night…  まるで秋みたいで 世間は冷たかった 成った穂が垂れるように 愛想振りまいても 死んじまった蝉の方が 誇らしく見えて 「阿呆う」なんて 電線のカラスが鳴いた 父とやったキャッチボール 公園のスコップ ちょっとでも褒めてもらいたかったんだ 真っ黒になった僕に 母は優しかった きっと 愛されていたんだ  Good night…  まるで冬みたいで 言葉が白くなった 雪が降るみたいに 街は静かだった ただいま おかえり なんて聞こえない部屋に 「メリークリスマス」って テレビが言った 年末 飲み会 行かなかった二次会 話合わなかった ていうか 合うわけないか 見分けのつかない ヤング雑誌 グラビア 見分けのつかない ゆとりだった 僕ら  幽霊も UFOも 宗教も 信じない 友情や 愛情や 日々の事情 優柔不断 迫られる決断 勇敢な勇者も 恋人に勝てない テロが起こった日 飲み過ぎてゲロ 新聞に包まり 眠った子猫 眠れば なにも わからない なにも 感じない  Good night…
また来年になってもGOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁ずっとハッピーエンドばかり待っている 今年も無事 終わりが迫った 残り少し もう少しだけ 頑張ってみる  世界中 朝から晩までいつでもなにか起こっていて 世紀の大失恋 その一方ラブホは満パンだった 下向き 落ち込み ゲロ泣き それでもまつ毛は上向きにして 三日も経てば ケロッと元気になっちゃってたりしてね もう良くない日は良くないで良くない?ぽくない?ロクなことがなくない? ロクなこと?ナナなこと?テクマクマヤコン? それくらいテキトーでよいのだ いっぱい知りたい 聞きたい 行きたい もっと話してみたい 本当にもう兎にも僕もノリノリでゴーゴー  ゾウも蝶も生きているんだ 頭を抱えて悩みます 考えるんだ 来年も  きっとハッピーエンドばかり追っている また年を召し かっこよくなるんだ 残り少し もう少しだけ 踏ん張ってみる  がっかりしたんだ 友達にがっかりしている自分に はっきりしたんだ 誰でも決意は揺らぎます 育てていくんだ いつまでも  ずっとハッピーエンドばかり待っている ご存知の通り なんか足りないや もっと凄い 超凄いんだぜ  せーのっ ワンツースリー ワンツースリー 動き出す 大変そう 難しそう くらいがいいんだ これがバッチリ終わったら なにか食べに行こうぜ  ずっとハッピーエンドばかり待っている 今年も無事 終わりが迫った 残り少し もう少しだけ 頑張ってみる
沈黙と陳列 幼少は永遠へMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁人が轢かれるのを見た 僕は汗をかいていた 春の煙 少し眠い 悲鳴 パトカー サイレン  母が買った絨毯 他人を感じる瞬間 家族の空間と通販 不気味に思える習慣 軍艦船を眺めた 少年が言う タイムマシンに乗りたい 冷蔵庫の中 腐る心  1999年 父に連れられた球場 動物園や水族館 大勢の女が脱いだビデオ ストリップ劇場 午前二時すぎ託児所 二階の古着屋 それらすべて 見ているようで見られてる  家に帰りたい 砂の城はすぐに崩れた 君が泣いていた それを見ていた  また明日になれば また次の朝が来れば 隣に僕がいれば なんて言えずにいた  iPhoneから送信
革命はいつもGOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁九月 旅客機がビルを壊してた 真っ黒いパンジーが盛大に咲いてた 眺めていたんだ ずっとテレビが泣いてた 悲しくなかった 卒業式 女子達が泣いてた 溢れた涙が頬を伝ってた 拭えば拭うほど ただ泣けないやつが悪者みたいだ さよなら  逆らいたいなんて思わない 革命が起きて 逆さまになっていくだけ ブラックコーヒーとビーカーと居残り 第二理科室で 僕は悪魔に 猛反抗期へ  全部嫌だった まだ幼かったんだ 弁当なんて殆ど残して捨てた 生徒が握った采配 担任の真の正体 鐘は鳴っていたんだ  塾から帰ると 灯りがついてた 家の匂いとか 夕飯が待ってた 暖かい気がしたんだ でもなんでなんだろう そんなんいらない うざいんだって言ってしまった反抗期  間違いたいなんて思わない 革命が起きて スペードの3が死ぬだけ きっと遠い恋 マドンナシナリオに 誰にも言わずに 君にも言えずにいただけ  ずっとキラキラしていたいのに 当人 革命に革命が起きてまたふりだしへ ブラックコーヒーとビーカーと居残り 第二理科室で 机に書いた 猛反抗期へ
ワーカーインザダークネスGOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁6am めざましは永遠 米兵の亡霊の敬礼と朝礼 メーデーメーデー休みたい ルーティーンに熟すマスト厚化粧 淡々と無表情 大体 あーしが残業兵長でしょ テンションアゲ サタデーまで いえ はい 喜んで  山手線 内回り 新宿 渋谷方面行き 人 人 人 人 人 人だらけで愛しい 通勤ラッシュにツムツム? お前を繋げて消してポイントアップ お寿司だ 押す イイネ オーノー 降ります Don't touch me おい 神様 飯奢ってくれ  毎日 限 界 だ それでも天使も悪魔も共に働くの  サイズは?ポーズは?構図は? 必要な文面は?連絡先は?添削は? 判子は?大丈夫?すいません? もう学生じゃないのわかってる? 起きてる?インテル入ってる? 死んでる なら 死んでるでいいけど 残業手当はつかないから  は? まじやばいんだけどうちの会社さ B.L.A.C.K a.k.a 暗黒帝国 屁こく上司に ヘイコラヘイコラ 良い子にしてるの 手とか出そうで ペースも乱れて 最悪 大悪 大厄 代役立ててよ でもさ やめたらやめたで どうすんの? ねえ 神様 一本ちょうだい  毎日 限 界 だ それでも天使も悪魔も共に働くの  仕事の為の生活 生活の為の仕事 私さ なんでさ ここにいるんだ 絶対絶対天国ならこのまま逝ってもいいよ セドリックで迎えにきてちょ  濃い化粧には品がない 薄い化粧には意志がない 化粧をしないと自信がない ないないないない 八方塞り もう 最後は自分次第 そんなの毎月なんかで読むじゃん 休みたい 帰りたい 辞めたい でもおーし 負けたくないから ねえ 神様 ちゃんと見ててね  毎日 限 界 だ それでも天使も悪魔も共に働くのよ  一に仕事 二に仕事 それはそれで上等 ウ
mendo_931GOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁めんどくさい 男も女もめんどくさい 仕事も授業もめんどくさい あれこれいちいちめんどくさい お前が思うよりお前はめんどくさい  化粧を少しだけ濃くしてこい 飯代もホテル代も俺が出す ありがとうもごめんねも言わなくていい だからつべこべ言わずに服を脱げ 女の子の日?先に言え もう払っちゃってるんですから  生きるのもなかなかめんどくさい
恋人ができたんだPLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁恋人ができたんだ 本気で好きと思う子なんだ 君の調子はどう?君の調子はどうだい?  恋人ができたんだ 君には似ても似つかないんだ 君の調子はどう?君の調子はどうだい?  恋人ができたんだ 先のことも考えてるんだ 君の調子はどう?君の調子はどうだい?  恋人ができたんだ 遊園地にも一緒に行ったよ 君の調子はどう?君の調子はどうだい?  別れる と 離れる は似たようで違うみたいだ 僕らも二人と呼ばれてたね  出会ってしまった 通じ合ってしまった それは消せないけど 奪ってしまった 奪われていった 心を返してもう眠ろう 街ですれ違ったって 思い出したって 話しかけないでね 恋は薄まって でも愛はまだ残っているよ もう会えないよ だって 恋人ができたんだ  でも もしも 君を知らなかったら 今の 恋人も 好きになってなかったんだろう 顔も 歳も 話し方も 好きな物さえも違う 番号も 指輪も 下着の場所も 写真も 録画していたあのドラマも もう覚えていなくてもいい 忘れてしまってもいいのに  恋人ができたって 君からちゃんと聞いていないよ どうか幸せに  愛し合ってしまった 繋がってしまった それは消せないけど 奪ってしまった 奪われていった 心を返してもう眠ろう 時間が経って 思い出せなくなって 忘れてもいいよね 恋は薄まって でも愛はまだ残っているの? もう会えないよ 僕ら 恋人ができたんだ
グッバイ・マイマリーPLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁都会の乗り換えも慣れた六月の正午 下品な中吊り広告を ボーッとただ流し込んでいた 駅から二分 自動施錠のワンルーム 君が茹で上げたパスタは いつも決まって柔らかいけれど好きだ  二人でよく行った五百円の飲み放題 薄めで頼んだレモンハイ たった二杯でほっぺ赤った 酔っ払った君は特に可愛かった デザートは酒肴になるんだって 得意げに二つ頼んでた  首都高は僕らに見向きもせずに流れて 同じように季節も流れてた  結婚したいなって思ってたんだ でも思っていただけだったんだ どういうことかわかんなかった 合鍵で開けても君はいなかった 僕の荷物がまとまり 手紙が置いてあった  どうしたらよかった? そんなこと僕はわかってた 君がくれたリュックを背負ってた 寝る前に必ず化粧を落としてた君のことだ しっかりごっそり僕のことも キレイに落として寝ているんだろう  ストローを噛むようにイライラしてばっかりの 僕の小ささが僕を見離した  結果次第だって思ってたんだ あと一年で変わってたんだ どうしたらいいかわかんなかった 合鍵で開けても君はいなかった 「なんちゃって」って出てくる気がしてやまなかった  僕が写真を眺めてる間に 君は結婚しちゃったりするんだろうか 隣になぜか花束とタキシードでキメ込んだ 僕がいるんじゃないかって思ってしまっている  ちゃんとしようって思ってたんだ でも思っていただけだったんだ どういうことかわかってたんだ 合鍵をポストに入れて去ったんだ 頑張れと書かれた手紙は持って帰らなかった  結婚したいなって思ってたんだ でも思っていただけだったんだ どういうことかわかんなかった 合鍵で開けても君はいなかった 僕の荷物がまとまり 手紙が置いてあった
音楽家になりたくてGOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁ありがとう また今度 って 僕らは車を走らせた 大丈夫さ きっとどうにかなるだろう  旅情はきっと良好なんだ なぜかいける気がしてんのさ あの日と同じ名前の バンドを僕は続けてる  路地裏のライブハウスに 今夜も明かりが灯ってる ハイエースに揺られている方が よく眠れるようになっていた  1に努力 2に挨拶 3 4 はサボって 5には友と飲んで 気が付けば また次の知らない街にいて  そうこうしているうちにも そっと時間は幻みたいに そうしているうちにさ そっと未来が耳元を切って 過ぎていくだけ  いつか俺もこんな風にって 雑誌に噛り付いていた みんなすぐ結婚するんだ ロックスターより遠く感じてる  煩いな もうわかってるって やる気がないならやめてるよ もういいよ どっちでもいいよ ただ今夜はそばにいたいんだ  1にマメさ 2に優しさ 3 4 はブチって 5で女に会って 抱きしめていたら 急に怖くなって  そうこうしているうちにも そっと痛みは幻みたいに そうしているうちにさ そっとあの子が耳元を切って 消えていくだけ  あなたなら大丈夫って言ってくれた あの子 が まだ 多分 好きだ  1 2 3 4 5 6 7 8 飛ばして 急に君の前で 君を歌ったら 取り戻せるのだろうか  こうして胸焦がして鳴らすよ どこかで今日も君は生きてる  もう会えなくたっていいよ すぐに帰れもしないし こうしているうちにさ いつかそんなことも忘れていくんだ  旅は続いていくんだ 未来が耳元を切って 次の街へ
接吻とフレンドPLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁いってらっしゃいと言った僕に 黙ったまま振り返って 君は ん って顔して 僕はキスして見送る  扉閉まって一人になって またベッドに潜り込んで 君の匂いにつられ 僕は一人で果ててる  君の部屋にいる 僕が部屋にいるから 尻に敷かれてるのかな  ずっと一人座って待っている 君の言うことを聞いてる きつい雨 嵐でも待っている いつでもキスして迎える  君の掌で踊る 君の掌で踊る 踊らされてるんじゃない ただもっと上手に踊りたい  二人の洗濯を干し終わって 特にやることもなかった 君の青い下着が揺れ 僕の未来が乾いてる  ただいま と鍵を開ける音に おかえり おつかれ って言って 君は ん って顔して 僕はキスして応えた  君の愚痴を聞く 僕が全部聞くんだよ うなづいているだけだけど  ずっと一人座って待ってたよ 君の言うことを聞いたよ 掃除も洗濯も終わったよ いつでも帰っておいでよ  君の掌で踊る 君の掌で踊る 踊らされてるんじゃない ただもっと上手に踊りたい  タバコの臭いが君からしたって ねぇ どうしてなんて聞いたりしないから  心の中にいる 君の中にいるんだよ まさに(2)娘(1)だね なんてね  ずっと一人座って待っている 君の言うことを聞いてる きつい雨 嵐でも待っている いつでもキスして迎える  君の掌で踊る 君の掌で踊る 踊らされてるんじゃない まだまだまだまだまだ 踊りたい
告白PLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁一生痛いくらい酷い恋したい 不幸になっちゃうくらい大胆な方に 未来に期待したい なんて撤回だ 今だけでいいんだ 思いっきり飛び込みたい 自由に 銘々 名映画のストーリー 若者はずっと悩んでいた  決めたんだ 誰かに合わすのはやめたんだ 現在は最終回 延滞した十代じゃいられない どうしたいんだ そんなバックグラウンドに興味はない やるか やらないか 我を裏切れ  一万回くらい愛し合いたい 不純に 啾啾 終始 逃したブーケ つまんないくらい簡単な方に行け 単純がいいさ 痛い芝居 大名作のモンスター 心身深沈 死んだダンサー 若者はずっと悩んでいた  北北西を過ぎる 高速バスに揺られた イヤホンはなかった すっと 不安になるんだ きっと 心配はないさ ぜったい 終わりは来るんだ  最上階 掻き鳴り合え 四拍子 珠玉の私曲と不安なステージ 泣きたいくらい酔いどれの宴会の 夜越えていった 歴代最大写したブローニー 二千年以上経っている今日も 若者はなぜか悩んでいる 明日を見てる  すっと 不安になるんだ きっと 心配はないさ ぜったい 終わりは来るんだ  いつか死んでしまうんだ
PLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁真夜中に目覚めちゃった なぜか泣いてしまった 優しい夢を見た 心まで溶けていくの その熱が残るような あなたの夢だった  怒ってよ 振り向いてよ 嘘を付かないで傷付けてよ ここに並んで眠ってた あれも、これも、そのどれもが  幻みたいになっていくんだね 恐ろしいぐらいに冷めていたね 「もしもあの時泣いてたらどうしてた?」 そう言えば もう朝だ  鏡の前でボーッとしていて 昨日見た夢のことずっと思い出してる あの日みたいに笑ってた あの時みたいに話してた でも最後には取り乱してしまった 「じゃあどうしたら良かったの? なんでなんにも言わないの? わかってあげれなくてごめんね、 でも最後ぐらいちゃんとしたかったよ」 一人で眠っている 二人の痕が残っている  悲しみや疎ましささえ 美しく化けてしまったね 「でも、もしもあの日に戻れたら」 ちゃんとわかってあげるから  ベランダで揺れてた 白い花枯れてた あの日のまま貼られたカレンダー 捲れないでいた 指輪に気付いてくれなかったね そして 目を瞑るだけ  幻みたいになってたのに なぜか前より優しいから 「もしもあの時泣いてたら」 そんなこと言えなくて  こうして二人でいるとさ 時間が戻っていくみたいだね 「もしもあなたが嫌じゃなきゃもう一度」 そう言うと笑ってた ねぇまさか また夢だ
運命PLATINA LYLICMy Hair is BadPLATINA LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁偶然だった 最後であの日と同じ服 僕は遅れて行った 見慣れない短い髪だった 気不味くて珈琲で流し込んだ でもなぜか味がしなかった 沈黙が続いていた その瞬間 僕は悟った  きっと終わりだった ずっと分かっていた もう何も言わなかった ずっと怒鳴っていた じっと睨んでいた でも君は泣かなかった どうして 終わりだけわかってしまうんだよ  立ち上がる僕の手を掴んで その拍子にグラスが落ちた たった数秒が長すぎて たった一言も言えなくて 偶然か 必然か どちらでもいい ただ この縁が 破片が いま消えるのを待っていた  指に触れるだけで 胸が高鳴ってた そんな二人はいつが最後だったろう 今は触れるだけで 痛むほどに酷く腫れていた そして僕はそっと目を逸らして  きっと終わりだった ずっと分かっていた ついにエンドロールだった 僕は店を出ると もう振り返るはずもなかった すぐに泣く君が嫌いだった  最後の最後で本当はね 聞きたかったよ 硝子の破片を拾いながら 床を拭く君の手に目を疑ってた どうして指輪、外してなかったの?  必然だった いつでも終わりは何かの始まりへ
シャトルに乗ってMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁今夜も煌々と丸が浮かんでる 兵隊たちは銃と空に祈っている 遊び疲れた子供たちは静かに眠っている  今夜も衛星を点で繋いでる 其々を愛称や名前で呼んでる 世界中がただ一つだけを大事に想っている  まだ残っている傷を少し気にしているだけ  街を壊した怪獣は玩具になってる 殺人も地震ももう随分慣れてしまっている 公園で鳩が飛んでいくのを見た 平和には羽が生えていた  犬や猫を撫で他の肉を食べるし 彼女が妊娠か…なんて頭を抱えてる 教科書で地球の歴史を見た 僕は端っこの方にいた 時計は進んでいた  僕ら ただ笑っている たまに泣いている まだ悩んでいる 少し堪えている 時代は変わっていく 争いは続いていく 愛し合っている だから手を繋いでいる 今日もありがとう また明日ね  ただ出会っていく 別れはやってくる 陽が昇っていく そして海に沈んでいく 春が咲いている 夏が鳴いている 秋が暮れて 冬が寄り添っていく 元に戻っていく この地球の全てと 今日も今日を生きてる  今夜も煌々と丸が浮かんでる 僕らもきっといつかは死んでしまうという また生まれ変わっても 君のそばにいる
永遠の夏休みMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁朝顔が咲いていた。横に空の如雨露が転がっていて、 いつか夏休みが終わってしまうことをみんなが知っていた。 ラジオ体操の判子が疎らだからって怒られるわけじゃないし、 まだ宿題はほとんど残っているけれど、大丈夫、きっとまだ大丈夫。  気が付くと僕は鼻血を出して、ネット横、木の下で横になっていた。 鼻に詰めたティッシュに汗と血が滲んでいた、 凍ったアクエリアスが全身に染みていくのがわかった。 金属バットにボールが当たる、上がる砂埃が目に染みる、 蝉にも負けずに叫び続けた「ばっちこい、ばっちこい」何を待ってる? 本当は何を待っている?  練習を終えると僕は歩いて帰った。道路沿い、六階、親が置いて行った飯代。 銀色の鉄柱、二階の学習塾。キラやレアを待つ、商店街のカードダス。 静かに霊柩車が横切る度に、山内が言っていたあの話を思い出した。 「お母さんやお父さんを連れて行かれないように こうやって親指を隠すんだよ。」って。  日が暮れて鐘が鳴る ただそれの繰り返しを  冷房の効いた部屋でゲームをしている。 氷の溶けたグラスに水滴が付いている。 画面の中の主人公が隠れて敵が来るのを待っている。 ポテトチップスを摘んだ手で触ったコントローラを 濡れたティッシュで拭き取って、セーブして、 ぬるい麦茶を一気に流し込んで喉を潤した。  新井とは一度喧嘩したけどいつのまにか仲直りした。 栗原がピッチャーで優太郎がキャッチャー。 寺倉はサイドスロー、健太は肩が良かった。 田口は背が高くて、菊は足が速かった。 石井が菌と呼ばれていると、みんなでそれに乗っかった。 杉本は双子、金持ちの近野、関谷ん家の小さな犬、 一度も話したことなかったけど浅野のことが好きだった。  マンションを出ると都会特有の熱気で 公園にいくともう自転車が集まっていた。 いつか貰ったお年玉の残りを話して、 爪楊枝を赤く塗って駄菓子屋のおばちゃんを騙した。 誰かが鬼になって誰かを追いかける。 誰かが捕まって誰かが鬼になる。 敵になっては味方になる、僕は主人公じゃなかった。  日が暮れて鐘が鳴る ただそれの繰り返しを 気が知れて友になる ただそれの繰り返しを 足りなくて足し続ける ただそれの繰り返しを 朝が来て母が呼ぶ ただそれの繰り返しを  共働きの両親が連れて行ってくれた遊園地、 ベンチでソフトクリーム、虹色に見えた。 観覧車、ゴーカート、お化け屋敷、ジェットコースター、海賊船、 その中から僕はなぜかメリーゴーランドを選んで、 馬に跨って、ふと気がついた。  僕はずっと同じところを回っている そしていつか終わりが必ずやってくる  時計は回ってまた同じ数字に戻る 遊び終わってまた必ず家に帰る 一月の内にまたこんなに髪が伸びてる 終わったはずの夏がまた訪れる  もう二度と九月なんて来ないように 永遠の夏休み 終わらないこの八月に 日差しは弱くなり コンクリートは冷えた でもまだみんなの声が聞こえる  大丈夫、きっとまだ大丈夫。
こっちみてきいてMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁あ~やだやだ まだ寝ていたい まだこのまま布団にいたいのに とにかく君の休日に対するやる気が凄すぎて引いてます 化粧だの 風呂だの テレビだの なんだの 準備が出来たら起こしてよ なに そう 終わったの? うん わかったってば  僕を見ている 君が見ている  ねぇ 昼なに食べたい? もっとすぐ起きたらよかったね 米? 麺? パスタ? 肉? 魚? どれ? こっち向いてよ 話聞いてよ わかりました 調べます どれほれこれは? やだ? これは? ちがう? これは? なに? どれでもいい? ああ そういう感じね  機嫌損ねてる 首傾げてる でも食べてる 美味しいらしい  あれ なんか夜景きれいだね 二人だけだしここ穴場だね 思ってもないタイミングで急にロマンチックが訪れちゃったね 肩を抱き寄せ まるまるしかじか そういうの出来たらいいのにね 期待しないでね  できないから できないけど 僕を見ている 君を見ている  疲れちゃったら休もうよ 元気出してちょっと頑張ろうよ 無理して笑って帰っておいでよ 家ではずっと好きにしたらいい 浮かれちゃったら遊ぼうよ 本気出してちょっと頬張ろうよ お洒落して笑ってどっかいこうよ 休みはずっと好きにしたらいいから
燃える偉人たちMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁馬鹿ばっかの中で歌う ただ端から期待なんかしないから 良かれ悪かれギャラは変わらんから あなた神様 あざす札束 その汚いディッキーズ脱がす また必ずこの現場に来さす 全国 全箇所 全箱 変化を お前何様? 知らねーよ ばか  make love に take it out 天使か 悪魔か ちゃんと返事しな 名刺代わりのお触りとハッタリ 段々良くなる ガンガン濃くなる 東西南北 朝昼晩 経験 年齢 問わず 下斜め前(前)パンチで波動拳 気が付かすロックバンドの可能性  決定的 徹底的 理想的 この目をよく見ろ その目でよく見ろ 乙です お先です  解散覚悟のぶっ込みで勝負 ホームレスなのに出世コース 興味愛想挨拶もなかったのに 手のひら返して smiley smiley ありがとう その急に湧いて出た愛を貰って歌います 俺の吐いた唾なんか飲んで美味いすか? なんか笑えるっすね 冗談すよ 冗談  映画みたいに終わらない あの名画みたいに残りもしない 最愛の女 マドンナ 書いて 腐らない愛のドキュメンタリー 日本列島 東名阪 屋内 屋外 問わず 前下斜め(前)パンチ昇竜拳 紛れもなく僕らが本人です  決定的 徹底的 理想的 この目をよく見ろ その目でよく見ろ  家族 彼女 友達 他人 バニラ チョコ ストロベリー 全世界がいきなり総立ち マリア 君の微笑み  決定的 徹底的 理想的 この目をよく見ろ その目でよく見ろ  言動がいい 行動がいい 印象がいい 血統がいい 流行がいい 同調がいい もうどうでもいい ちょうどうでもいい だからジョークだって ジョーク
My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁このまま二人は どこか遠く遠くまで 誰にも行き先も言わないまま さよなら さよなら 死んだと思ってもいい 僕らを探さないで  いつもの場所で降りないで 分かるから何にも言わないで  それから何年後 誰かが描写して そのまま二人は美しい噂になったんだ
僕の事情My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁家族 彼女 友達 全世界が総立ち バニラ チョコ ストロベリー マリア 君の微笑み 雑草に火を 脱走に死を そして正義を 誠意を 敬意を 夜の公園に気をつけろ 自らの身を守る術を
元彼女としてMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁恋愛なんて疲れたの もう何も信じないわ  会いたい!なんて思うとにっちもさっちもいかないわ 病気?病院よりも美容院がいいわ ピンク!金!銀!派手めに染め直して クリンクリンの目尻でフリル踊らせて  恋愛なんて疲れたの もう何も信じないわ  毎晩パーティーしないと不満で不安で仕方ないの 週末は円盤を回していたいの「超都合いい関係でいいや」なんて私は嫌 あなたのWi-Fiじゃない もう近寄らないで  甘くみないで バカにしないで  darling darling 悲しまないで もう私のじゃないのよ darling darling 近寄らないで もう貴方のじゃないから  恋愛なんて疲れたの もう何も信じないわ  先週は年収のいい男らと遊んだけど 今週は研修医 来週はなんだ? 恋愛なんて疲れた なんて歌っていますけれど あなたに疲れただけみたいだったの  万華鏡を覗くように 同じ模様はこの世にはない あなたに恋人面されるなんて  バカみたいで ありえないわ 甘くみないで バカにしないで  darling darling 悲しまないで もう私のじゃないのよ darling darling 近寄らないで もう貴方のじゃないから  恋愛なんて疲れたの もう何も信じないわ そう あんたに疲れたの もう何も信じてあげれないわ
いつか結婚してもMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁大好きで大切で大事な君には 愛してるなんて言わないぜ  手紙は書かない 写真も撮らないし 贈り物なんてなんか恥ずかしくて 外で食べるのもいい でも家だともっといい 残り物だってもう恥ずかしくないしね これからもよろしくね ずっと ずっと  大好きで大切で大事な君には 愛してるなんて言わないぜ  君の好きなものを俺も好きで良かったし 俺の嫌いなものにまで君は優しくて 俺の知らないことを君は知っているけど 君の知らないことは俺も知らないんだ お互いがお互いを もっと もっと  大好きで大切で大事な君には 愛してるなんて言わないでいいね 毎日がなんだか退屈に思えても 毎朝、僕の横にいて  なんだかんだ言って僕らは他人で ああだこうだ言って好きにしたらいいよね なんやかんやあってこのまま暮らして そうだ たまには旅行でも行こうよ  大好きで大切で大事に思っている 愛してるなんて取っておけばいいよ 大したことなど起きたりしないけど 大したことなんていらないよ  大好きで大切で大事な君には 愛してるなんて言わないでいいね 毎日がなんだか退屈に思えても 毎朝、僕の横にいて
関白宣言My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁君の中身がどうだとか 君の見た目がどうだとか そんなのよくわかんないけど 僕は君が好きなんだ  君のこの先がどうだとか 君の今までがどうだとか ばちぼこどっちでもいいから そばにいてくれよ  君に気がある野郎とか 俺のことが好きな子とか クソほどどうでもいいからさ 早く車に乗ってよ  聞こえない まじ興味ない それで、来週どこ行きたい?  君の周りがどうだとか 君の気持ちがどうだとか そんなのよくわかんないけど 僕は君が好きなんだ  そうかな わからない もういい どっちでもいい 信じられない? どうせ続かない? まあいいからこっちきてよ  君の中身がどうだとか 君の見た目がどうだとか そんなの気にしてないから  僕の中身がどうだとか 僕の見た目がどうだとか いやなら頑張っていくから ずっとちゃんと見ていてよ  君の中身がどうだとか 君の見た目がどうだとか 誰になんて言われたってさ 僕はずっと 君といたいんだ
熱狂を終えMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁擦り切れるほどに聴いていた 盤は埃かぶっていた 天気予報を待っていた 彼女はこう話していた 「当たらない方を願うなんて なんか少し可哀想ね。」 確かにそうだね  今夜、 大正解を疑え 悟る経験に逆らえ 襲う冷静を破り去っていけ 僕ら永遠の途中で 青い年齢を呼び起こせ 忘れちゃいない 思い出せ 無くしちゃいない  飽きるほどに通っていた あの店は紙が貼ったまま 地元の友と飲んでいた あいつはこう話していた 「俺も子供が出来たんだ、 今度はお前の番かもよ。」 確かにそうだね  今夜、 最前線舞い戻れ 先に先制奪い取れ 辛い劣勢逆手に取っていけ 危機的な展開に飛び込め 熱い偏見を持ち込め 確かにあの日過ごした 昔のこと思い出していた  もう一瞬も戻らない もう一瞬も止まらないのなら もう一瞬も戻せない もう一瞬も止められないのなら  実家の壁に掛かっていた あの時計がまだ動いた頃 写真には僕も写っていた 彼は僕にこう話していた 「時間に終わりはないけれど 僕らはいつか終わってしまう。」 確かにそうだね  今夜こそ、 決戦の笛を吹け 決意表明を帆にして 思い通りに舵を取っていけ 巨大迷路を彷徨え 揺れる決断を楽しめ ここからが面白い ここからだ  そうさ、 永遠を越えるまで あの地平線を望むまで 何度だって想いのさす方へ この人生を信じて 迫る限界を受け入れ さらにもっと輝ける 自分を思い浮かべて立っていた
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
復讐My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁ずっと忘れないでいるから  はじめは 愛し合ったり いつでも 優しかったり あれこれ 嬉しかったり はじめに 戻りたい って浸ってる場合じゃない こっから復讐してなんぼ もう一回!そう言ったんだ! 紅一点 さあ もう一点だ!  きっと必ず後悔さしてやる  春になったら殺っちゃうぞ! だから顔も体も名前も全部 ずっと覚えてて忘れないでいよう 待ちに待って殴っちゃうぞ! だからあれもこれも番号も全部 ずっと覚えてて忘れないでいよう 神様だってそう言うさ 喪服に着替えて葬祭しよう 線香の匂いが香る さよなら  別れは 急に来たり 終わりは 悲しかったり あれから あの涙は 怒りや憎しみに さあ今こそ天罰を 今日も明日も明後日も来月も 背後に気をつけろよ 刺してやるから  たった一回の一生を 傷付けられて黙ってられるかよ ほんの一瞬で気が付いた あの恋は本気だったんだ  ずっとこのままじゃいられない  仏になって許してやる だから顔も体も名前も全部 ずっと覚えてて忘れないでいろ 最後は水に流してやる だからあれもこれも番号も全部 ずっと覚えてて忘れないでいろ それでいいよ  仏様だってそう言うさ ドレスに着替えて晩餐しよう いつでも次の始まりは さよならから  何十回!何百回!何回だってもう一回! 何千回!何万回!何回だってもう一回だろ!
My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁白黒つけるのは 何色の紙に書けばいい? 身の程を知るには 鏡を眺めていればいい?  表だけを 人として見せ合うのだろう その手紙は 表にしか書いてないだろう  ただひとつになりたいのに どこまでもふたつで いくら愛や教養を見せ合っても 辿り着くのは裸だ  時間は全てを 洗い流してくれるけれど それに凝りもしないで 泥を塗り合う  傷付いても 傷付けられても 痛みを忘れて また愛求め彷徨う動物  離したくないだけなのに 握り潰してしまう それを 元に戻したいだけなのに 形を覚えていない あまりに不器用だ  疑ってしまうからこそ 信じる価値が上がってく 知らない国の音楽 身を切る賭博さえ 見ているだけでいいはずだったのになぜか僕は また素手で触れていた  だから今、 僕は罰せられようとも 身を捕らわれようとも 例え十字架に吊るされようとも 息絶えるまで また それを探すから  今、 僕がするべきことが 忘れてゆくことならば 夜が明けたらそうするから 日が昇るまでは I'm in love
天才っていいなMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁来週からまたパリ 超忙しいね ミラノ ロンドン 香港 和食とバイバイ 見えない所ばっかり 動物の刺青 気に入らないでも羨ましいらしい  楽しきゃいい 洒落てりゃいい 嫌なら引っ越した方がいい 格好いいがいい 可愛いがいい 直感で選んでいいがいい 妄想での武装を 早々と就職からの逃走を You are my soul!soul!と堂々と控訴中心の暴動を  甘い夢見ていたい 眠っていられない 夢じゃなにをしたっていいな 遊んで暮らしたい 休んでいられない いいないいな もう天才っていいな  悪口 噂話 その人生の憂さ晴らし いくらでも殴っていいよ どこも痛くないから 俺は作り 演り ヤリ 人となりが金になり 友と飯を食い 遊び 人生は素晴らしい  人を殺しちゃ駄目だよーなんてわかってるんだけど この灰皿で思いっ切り打ったらどうなっちゃうのかな? しちゃいけない と できない を同じポケットに入れてると ラスボスが倒せない  攻めちゃえばいい 逃げちゃえばいい 修行のフリでいいのに 真面目がいい 不真面目がいい 自分がいいならいいがいい 行動した方がいい 後悔は経験と言い換えていい 衝動抑えないでいい 肩書きは何度も書き直したっていい  甘い夢見ていたい 眠っていられない 夢じゃなにも痛くないや 遊んで暮らしたい 休んでいられない いいないいな もう天才っていいな
微熱My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁顔がいいとか 頭いいとか 別にどっちでもいいけど 楽しかったとか 優しかったとか なんかムカつくな 初対面の人にはね だいたいみんな優しいよ それとさ まあ 一応ね そいつの名前を教えてよ  それでも君が笑うなら それでいいような気もする だけどさ君は平気なの? 背中の弓矢痛くないの? 友達だからとかもういいから 怒っても 惚れても 君の思い通り  お金持ちとか 自慢話とか そんなのに乗っかるなよ なんでもできる そつなくこなす そんなにいいかな? 押しても突っ込んでもダメなら 一度引いて試してみるよ 「僕のさ大切さに気づいた?」 なんて言う勇気持ってないけど  いつかさ君が泣いてたら その時はそっとそばにいる まじでさ俺は本気だよ 冗談なんかじゃない  タクシーの中、 繋いできたあの手はなんなの? 間違いだとしても まだ忘れられないから  それでも君と笑ってたら これでいいような気もする だけどさ君は天使だよ そんな笑顔で話さないで 鈍感だからとかもういいから 怒っても 惚れても ずっと微熱
惜春My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁味のないフライを砕いたまま 薄い茶を交わしていた 夏日報道に金魚は浮いていた 周りはセックスやドラッグたちとよく遊んでいた 大人になったような気がしていた  僕らは笑ったって 写真に残したって いつかはどこかへ忘れてしまうんだ  虫の様に坂に溜まっていた 肺に愛を濾していた 週末になるとみんな踊っていた 彼女は既読と約束を一々欲しがった 駅でするキスの味を覚えていた  僕らはいつだって 自らを愛していて 本当はほとんどもうどうでもよかったんだ  僕はついにもうやめてしまったんだ 本当にもう面倒くさくなった YouTubeかなんか流したまんま 目を瞑っていた そしてそのまま眠ってしまっていた  白い布を羽織っていた 不思議な感じだった 周りに続いて沖へ歩いていた 急に爆音で木琴が鳴って呼吸を失った ソファで目覚めた ふとみると君からの着信だった  僕らはいつだって 勘違いばっかで 幸せはいつだってそのおかげだったんだ  追い風を追い抜いてゆくように 思い通り遠い方に行こう あの雲切り裂く大胆なイメージで 思い出しても辛くないように 荷物で重たくないように 僕らはいつも わざと置いていて 忘れてしまうんだ  だから忘れる為に先を急ぐんだ
次回予告My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁眠れずに眺めてた あのテレビ 僕らはいつまでも忘れられないまま  日曜のままの身体の朝 起き抜けの肌 熱めのシャワー 身の残ったバナナの皮 スヌーズ機能のままのアラーム 雑な歯磨き 塵紙がない 戸締りの鍵 木々の真緑 休みは七分の二 なのに 遊びたい 休みたいの二分の二の日々  新聞もニュースも他人事の様に流れ踊ってる 今起こる戦争 暴動と喧騒 それより週末はなにしよう 自分自身の熱愛期待してる 浮気はしないししないでね 若さ故の薄暗さより 大人方の明るさの方が違和感だ  将来の夢や生活の為 ぶつけた痣や計画の仇 先の話より昔の話ばっかりになった でもずっと  眠れずに眺めてた あのテレビ 僕らはいつまでも忘れられないまま 奪い取られてた でもいつか 僕もきっと気付かずに奪い取ったんだろう 失くなったことばかり ずっと思い馳せないでいて 続きは これから  冬になる度 校庭に積もる雪 長電話がより近付けていく距離 本当の気持ちだって 機械越し電波に話すほど 僕らは今に頼ってる  心の奥にある鍵の付いたおもちゃ箱 勇者の剣 お城の積み木 ピース足りないパズルの続き etc. いつか無くなる日が来るよ いつか忘れる日が来るよ でもそれはきっと大切な誰かにあげる日なんだ  僕ら年老いても この街は変わり続けていくだろう 僕らも変われたら だけどその僕が変わるチャンスは何度あるんだろう? 失敗しないなんて 後悔しないなんて いくら望んだってあり得ないって これからも何度だって 失くしていくけれど 僕らの続きはいつだって今日だ
芝居My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁もしもこれが映画だとして今日はどんなシーンだろう ひとつも解決していないから 終わりはまだ先だろう  肝心な台詞を間違えて また人を傷つけたり 誰かの演技を真似てみて より自分が分かったり  急な即興で笑ってしまったり あの名優がこの世を去ったり 一秒一秒全てのシーンがもう 撮り直せない  幸せは思い出として古びていく 読み終えた台本や 着崩れした衣装たちが重なってる このまま 出番は続いていく 残った傷も汚れも恥じたりしないでいい 美談だけじゃきっと映画を愛せないから  悲しい台詞が増えたのは 嬉しい場面の前振りだろう 厳しい言葉が悔しいのは 本気になった証拠だろう  台本のどこを探してもない 君の名前はもう書いてない いくら拒んで逆らっても 次へページをめくらなきゃいけないから 何度も手に取る写真の君は 時間が経つたびに また綺麗になった  たまには 今までを再生してみる 砂嵐で歪んだり何も映らなかったり きっとそれでいい  このまま僕は僕で古びていく 若い頃の台詞を指でなぞっては 恥ずかしくなったりする  積み上げた作品が崩れること 人はそれを走馬灯と呼ぶらしいけど 今の僕が予告編になるような 長い映画を撮ることに決めたんだ
舞台をおりてMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁わざと今夜はお互い笑ってあげたいんだ 今日で二度と会うことがないとどこかでわかるからね  春の片隅に咲く 花が踏まれている 鉛空に浮かぶ 旗が破れている 誰がどうとかはいいから 一つはいつでも一つだよ 同じ場所にはいないけど同じ月を見た  せめて今夜は昔の話はしたくなくて これからどうしていこう とか話して振り返らずに終ろう  今夜 この舞台をおりたら 恋人役を終えたら 二人は また次の劇場に向かい また 誰かと 愛し合う役をするから  せめて今日だけ朝が来ないでと願ったなら ずっと 夜が続いてしまって 二人はまた眠ってしまうから  わざと今夜はお互い笑ってあげたいんだ 物語の最後はきっとハッピーエンドがいいから  幸せな役だけ 演じて行くわけにはいかない 二度と舞台をおりずにいられるような そんな恋をするまで
GOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁朝も昼も晩も今日も明日も来週再来週も 時間もお金もギターもお気に入りのこの帽子も 今世も来世もさ来来世も晴れも雨も曇りも 春夏秋冬国内外でもクリスマスもお正月も  もう欲しいなら全部君にあげてもいい 君には僕の隣が似合う  僕の最後になってくれよ 僕の最後にさ 君の最後にならせてよ 君の最後にさ 僕を君にあげる その代わりに 君の最後を頂戴  みんな最初を欲しがるけれど 僕はそんなのいらない いいんだその最初のおかげで 今の君がいるんでしょ  いつか僕が有名になって 週刊誌かなんかに 撮られて 張られて 「どういう関係?」なんて聞かれてもすぐに答えるし 芸能人 デルモ 読モ その他諸々 お姉さんの誘いに乗らないし 幼虫食べるよ バンジー飛べるよ 馬にも足にも坊主にもなるよ 嵐の中で幸せを祈るよ 飲み過ぎない 自惚れない すぐ拗ねない よくない?よくなくなくない?愛しくなくなくない? ほら そう底なしに君のこと思っている でも君は僕の名前すら知らない  僕の最後になってくれないか  僕の最後になってくれよ 僕の最後にさ 僕の最後になればわかるだろう あいつはブームで終わりさ 僕の二番手にでもしとけばいい もうくれないならいっそ奪いたい 知りたいよりも知らせたい 物語の始まりはこれから 君の最高の
怠惰でいいとも!My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁もういいです ほんとにいいです 勝ちとか負けとかどうでもいいです 雑魚でもいいです アホでもいいです 友達やめてもらってもいいです 薄情です 女々しいです 糞です 明日にはここから逃げるつもりです なんならこのまま終わりでいいですか?  なんて言っても続くんです この曲も マイナスも ネガティブも ポジティブもう腐ってますもん 悪口も 陰口も 胡散臭さも 嘘も 冗談も 愛想笑いも もうさんざん もうたくさん あとは 助さん 格さん よろしくお願いちゃん  あららら このまま ダメになっちゃっていいかな?(いいとも!) ありがとう 超怠惰 ダメになっちゃっていいんでしょ?(いいとも!)  酒なら飲みてー 誰かと飲みてー 満足したら帰ってもらいてー そのあと寝転んで 桃鉄 です ぼくなつ です ぼくなつツー です ツーウィークアキュビューコンタクト 目からそのままゴミ箱です  そうしたら もう見えないです 動けないです やらない?ちがいます できないです 電話も出れない 外にも出れない 出られない の ら もつけられないです 悪いんです でも謝らないです その代わり もう生まれ変わっても 人にはならないです  あららら このまま ダメになってしまうのかな?(そうとも!) 許して 超怠惰 ダメになってしまう僕を(いいとも!)  許しても 許されても 終われないはずだったのに(終われるさ) ありがとう 超怠惰 僕を楽にしてくれるのかい?(いいとも!)
lighterMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁朝食の後 珈琲飲もうなんて 火ついた煙草を吸い 巡らせる歓談 テレビワイドショー 今年も咲いているベランダの花に気付かず 阿呆面のまま また火つける  つまんなくはない でも面白くない 君の話を聞く 僕は笑顔だ そうなんだ 六万回聞いた 相槌を繰り返す 僕はアレクサだ 夢もベッドも一緒 安心安全ぱっぱっぱっ 右手が二本ないと 握手できないや 信頼と威圧を与えろファッション ポッケに忍ばせた青の箱にただ また火つける  ほら そう 神様なんていないから 苦々しいのに吸うのさ ただ君の話が 少し楽しく聞こえた 仏様たちに話しても イエス様たちに話しても ほら 口を揃えて言う そうなんだって  “人の成功に唾吐いていたい” 妬み 恨み 羨み を買っていたい ゴミはゴミでも燃えるゴミでいたいな  信じるものだけが報われるを 信じたものだけが報われるの Everything's gonna be all right. を胸に 理想を本当に 嘘を本当に 炎は火を重ねて書いているんだ つまりは始まりが  また火つける  ほら もう 神様だって疲れてた 参りや祈りに参ってたから 人の願いを ただパケにして売った 仏様たちも疲れてた イエス様たちも疲れてたから 声を揃えて叫ぶ 黙ってくれって  朝食の後には 珈琲を淹れてよ 安いのでいいから 君の手で淹れて欲しい 君の話が終わる前に この手の煙草が終わっても ほら また次の火つけるから
愛の毒My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁期待しないくせに 期待してる みたいな顔すんじゃん 抱いてないのに 抱かれた みたいな顔で 何回でも僕は恋をする 害でも僕に憑依する 百害あって一利はない 君は毒 だけど 好き 二百害あっても触れていたい 早く 火をつけて
ホームタウンMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁そう たしかに そうなんさ なにもない あるといえば母校と実家くらい? 真っ昼間もほんとに曇りばかり もう夜なのに灯りがない気がしない? 海 山 川 田んぼ 雪はあるけど スキーもしない 釣りもしない 今日も山麓線に掛かる 鳥 と この街でまだ夢を見てる まるこ しののめ わのき 辺りに 一杯 二杯 三杯 みたいにいっぱい 気付いたらニックスの記憶がないから 次の日 みあり にて反省会 ほんでたまには直江津にも顔を出して n の沼にお邪魔して 昼ごろ起きたら 上越家 おつかれした また遊びに行きたいな  愛している 愛されてる たまに愛していない でも愛してくれる ここにいる 誰かといる たまに一人でいる たまに君といる  友達が結婚したんだ まじおめでとう あの頃のまま あいつがパパママ ここは俺が出す から 箱でパンパースでも 買って じゃあね うるせーな 帰れ かっこつけない お前がかっこいい 違うよ かっこつかない だけだよ みんな相変わらず 変わらずに変わってく  あいつは離婚? 超うけるね おかえり たまには君の部屋もやめたいけど リオンズ とか遠いんだもん 間違えて入室 SMルーム 壁も床も真っ赤っかなんだ 眠れないよね 0時迄か24時間の原信に寄って 発泡酒買って帰ろうよ 小さかった指輪も 別れの理由も もういいよね? 若かったってことで  愛している 愛されてる たまに愛していない でも愛してくれる ここにいる 誰かといる たまに一人でいる たまに君といる  あの頃の放課後はいつもライブハウス 上越アース 集まる ただなんとなく 場所も出演者もお客さんも寝床も いつだって守ったのは k & y なんにもはないけど 遊び方はある 行くとこなんてないけど乗る ワゴンR その悩み 話題に 笑い話 まねき ダジュール 今日はどっちにする? バンドマン a.k.a. セーブオン店員の abc ただ心強かった 魚民も 笑笑も 奢ってもらってたけど 今思えば無理して払ってくれてたんだな 上越アースに教えてもらってたんだ 音や 人や 恩や 情や 縁や 酒や ズレや 金や 初めてや 繰り返しや こだわりや 変化を  ここにいた時点で 運が良かったんだ  愛している 愛されてる たまに愛していない でも愛してくれる ここにいる 誰かといる たまに一人でいる たまに君といる  高田公園の観桜会 リージョンで成人式 超遅めの大宴会 ジャスコで撮ったプリクラ持ってくんなよ 蓮が咲く頃に酔いも覚める 花見の次は 花火 さらに 浴衣で綺麗な君がいた 今は弱い野球部も何十年か前に 一度甲子園に行ったんだってさ 収穫の秋 新米は美味いよ って なぜか母が自慢げに話し 薄味に不満げな父も箸を止めずに 黙ったまま食べ終えた 冬はもういい?歌わないでいい? 大雪はもういい 寒いのももういい 電車動かない 公休はサンキュー 好きじゃないけど嫌いじゃない もしもここにいなかったらどうなってたかな 東京で謳歌か?テキーラいっちゃおうか? なんて似合わないのに それを似合うまでやって こういう暮らしを羨ましがってたかな 四度目の転校でここに来たんだ 野球道具しまって買った お年玉でギター  My Hair is Bad 組んだ 北城のマックまで タイムマシン乗って行って 改名させたいよ… 坊主から長髪へ 高校から無職へ 上越から全国 インディーズからメジャー 夢も現実になれば ただの現実だ あの頃の憧れが いまの途中経過 ここで育ったんだから ここに拘ろう ここに住んでるんだから ここを育てよう 帰ってくる場所は もうここにあるから どこまででもいこう  愛している 愛されてる たまに愛していない でも愛してくれる ここにいる 誰かといる たまに一人でいる たまに君といる  愛した分だけ 愛してくれる 愛された分よりも 愛したい たまに愛していない なのに愛してくれる 上越 まだここで夢を見てる また旅に出る その荷物をまとめる ここから離れる 別れじゃなく 出発だ 勝手に上越(ここ)を背負って 挑戦したい 成長したい 見たい 見せたい ホームタウン  帰ってくる場所はもうここにあるから ありがとう ホームタウン
観覧車My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁助手席の窓から一目覗いた 観覧車がきれいだった 今年最後の花火のようだった  「乗りたい」という君に頷く僕に 工事の看板の彼が 深く頭を下げていた  優しいだけが優しさじゃないとどこかで分かるのに それでも優しさばかり追っている  少し寒くなってきたね また長い冬がくるね  「きれいだったこの夜景も 朝が来れば違う顔だ 今の僕らと似ているように見えない? 観覧車は昇って あとは落ちてくだけだ」 とは言わずに抱き寄せてキスをした  カラオケで上辺だけを見せ合った こういう場は苦手で誤魔化していた 知らない曲にタンバリンが鳴っていた  必要ないものにすら必要とされたかった僕は 必要のない相槌を打っていた  一人の部屋では針を突き刺して たまに傷口を開いてた 優しい悶絶 特別だったから 痛くないと分からなかった  この傷が見えないように もっと近づいてきてよ この傷が見えるのなら そこだけを舐めてみてよ  「本当はもう気付いてるよ あなたは傷も痛みも知らない 悲劇を気取って教えて欲しいのよ このゴンドラから観覧車は見えないじゃない」 窓に映る真逆の君が話す  僕らの花火が散って ふと振り返るともう 観覧車は真っ黒の鉄だった
化粧GOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁まだ 湿ってたバスタオルは 床に落ちたまま 乾かずに 冷たいまま ここで 二人が着ていた 寝巻きも 洗えずに くしゃくしゃに 残ったまま  口紅で書いた 赤い糸じゃ あなたのこと 縛れなくて あの子のこと まだ好きだってわかっているから ほら 早く愛してあげなよ  「今日は本当にありがとう でももう行かなきゃ。」 知らない車 指差して 「迎えに来てくれたの」なんて笑ったまま 人混みに逃げ込んだの  曲がり角で 泣き崩れて 悲しみだけ 街に溶けた 過ちと分かるのに過ちを繰り返すだけの ほら 早く迎えに来てよ  飲めないお酒を飲んだのも 疲れていないフリしたのも 一秒でも 隣にいたいだけだったの いつも優しく答えてくれたあなたなのに 諦め方は 教えてくれないのね  今ならまだ やめられると 思うときには もう遅くて 抱き締められたら 嘘でも暖かかったよ 今までありがとね  触れた唇 残した赤は あの子に会う前に落として 口紅が薄れた その瞬間にわかってたのは もっと素直になれたら よかったよ  素顔になれたら よかったよ
浮気のとなりでMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁君の嘘 その服装 その言葉遣いも どっか見下してる表情も 怒り通り越し 涙目に浮かべたり 逆逆逆ギレも 慣れました  都合のいいだけのハートに はぁ となりながら嬉しいよー でも 黙々とどこの誰に返信しているの… ほら 目泳がしたままムキにならないでよ あれもあれも気になるけど  今日も 悪いことされて平気だったのはなんでだろう? 悪いことされて怒らなかったのは 本当は悪い人じゃないもん  「ごめんごめん ばっかりでごめん ってごめんってまた言っちゃってごめん…」 ってごめんなさい顔のお面していて 起こっちゃったことに 怒っちゃったりしないけど 本当は胸の奥の奥じゃ くそくそくそくそくそやろー あほーばかあの大嘘野郎ーあー これは 無関心 じゃなくて 器の広さ だよ? でも痛いの痛いのまとめて君に飛んでったとしても 包帯は巻いてあげるよ  今日も 優しくされて許してしまったのはなんでだろう? 優しくされてなあなあにしてしまったのは だって本当は優しい人なんだって ちゃんとわかっているからね  間違っているのは果たしてどっちなの?  今日で君の僕をやめて 僕は僕の僕に戻ろうかな 悪いことされて怒らなかったのは ずっと信じてたからじゃん  で、悪い人だったんですか?
My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁梅雨になる その前に ちゃんと乾かしておいたんだ 風に飛ばされた帽子が落ちてる 夕立や雷 揺れた公園のブランコ 青に染まるまで  今年もきっと雨が洗い流してくれると たった二週間ほどのブルーを浴び続けたいようだ  部屋干しの体操着 二限は体育館でバスケ 放課後 廊下の傘がまた盗まれてる 歳を取る その前に ちゃんと残しておきたかった 青がわかるうちに  今年はずっと雨が泣いているかのようだ その涙を拭かずに浴びたまま 芽吹く日を待っていた  溢れた川 見に行こう 少年野球の試合 中止だろうし 電話を待ってた 土で建てたお城が水に沈む光景に 王様なんてもうとっくに国を出てた  今年もきっと夏がすべて乾かしてしまうの 始まりが何かの終わりならここで濡らしたいんだ  今年もきっと雨が洗い流してくれると 花になる その前に 僕らが水を浴びられるように  梅雨になる その前に ちゃんと乾かしておいたんだ 無くしてしまう前に染み込ませたい その色が青なんだ
君が海My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁この夏が最後になるなら その横顔だけでいいから ずっと忘れない  八月の教室には もう誰もいなかった 吹奏楽たちと埃が 少し溢れた なんの訳もなく 寂しくて 水槽に浮かんでた 幸福も 不幸も まるで 泡みたいだ  母に似た癖毛の背中に 季節より先に 君のこと乗せてた  あの海を待っていた ただ蝉が鳴いていた この夏が最後になるなら その横顔だけでいいから ずっと忘れないように  約束通り 電話した 午前0時過ぎ 花火だけ持って 砂時計は残りわずか 自販機の明かり 君と逃げ出した 青さが二人を締め付けて離さないような またただ夢を見ていた  団扇に穴を開けて覗いた 氷菓子を舐めた君が笑っていた  ただ恋に落ちていた 頬に汗をかいていた 線香花火が落ち消えた後に 二人は黙って近付き 暗闇でまた口づけた  何度も襲ってきた 記憶が残っていた 想い出を校庭に埋めて 子供たちは皆大人になった  枯れた朝顔 魔法が解けるようだ 八月は眠るように目を閉じた 砂を止めたくて横にしていた 砂時計を元に戻しても 今は  あの夏がもう来なくても いつまでもあの海が君  君が海
予感GOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁オリンピック中止のニュースすら 聞こえないくらい恋してた 開かない海の砂浜で 横顔に見惚れていた  彼氏がいたっていいから 内緒は綺麗になっていくから 叶いはしない でも構わない 居心地に甘えていた  君と笑っていた なぜか僕は少し切なくて これが夢なら覚めないでそう願っていた 電話を待っていた 僕からはかけない約束だ 恋人に飽きた日だけ愛されていた  和食 タイ料理 割高の商品 帰り遅くならないように 隣に居たくて ダメともわかってる ソーシャルディスタンスなんてことにしないで 助手席 僕に頷いてる 用意した 台詞も話せずに 人気のない路地で君が先に降りた  じゃあねと別れた後 いつも僕は少し我慢してた 振り返れば辛いのも分かっていた 誕生日が迫っていた 君が彼に怪しまれないものを 探している自分が二番目と気付いていた  誰もいない体育館 卒業の合唱をしよう 花壇のフリージア摘んで胸に刺そう 去り際に君が言う 「またね。」すらも響いてしまうくらい 静かな今夜を過ごそう  「大事な話があるの。」とラインがきた時に すでに良い予感と悪い予感が揺れながら襲ってきた  「結婚するんだ。」って受話器越しで君が泣いていた 僕は「おめでとう。」としか言えなかった  本当は分かっていた 僕たちが結ばれないことも 君が話したいことも 終わり方も  オリンピック中止のニュースすら 聞こえないくらい恋してた 開かない海の砂浜で 横顔に見惚れていた  渡せなかったプレゼントが まだ部屋に残っていた 僕は今もあの夢の中 君からの電話を待ってる
グッド・バッド・バイMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁残りあと三分半だった もう二度と会えない気がしたんだ 数秒間を永遠に思うくらい バッグを揺らしたまま走っていた 一言目なんて言うかなんて 決めるどころか思いついてないが 君が帰る前に 叶うならこの瞬間だけ、時よ止まれ  放課後、下駄箱の中に 手紙なんて入れられない 折れた踵直したスニーカー 掲示板に置き去りの折り紙 もう縁がない電話ボックスも 映画のセットのようだろう  鳥に強い追い風が吹くように 不意な恋に故意、覆い被すように 夕陽が綺麗と話す君を思い出した  二分経ったくらいか 汗ばんだシャツに気付いていた 駅まであと一分もないのに 君の後ろ姿、小さく見えてた 改札の奥、歩いて行った ついに踏切鳴り出してしまった 遮断機が閉まる前に 叶うならこの瞬間だけ、時よ止まれ  中庭の蝶々や削れたチョーク 汚れた青い如雨露 自転車小屋の錆び 蛇口で溢れた水 はしゃいで自転車落ちそうになったこと あの日の二人の帰り道を一人走っていた  間違いに間違いがなくたって 答えなきゃ間違いもないように この問いにもう一度挑戦するなら今しかない  最後の数十秒間だ 夢中で階段駆け上がった 到着した車両に乗る君が 跨線橋からはっきり見えてた 発車のベルが鳴り響いた 扉が閉まる音と同時、やっと着いたホーム 車内の君と目が合っていた  窓越しに通りすぎる君が 僕の後ろ指差して何か言った 立ち止まったままで 僕は思わず振り返った そこにはあの日見たのと似た 綺麗な夕陽があった
味方GOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁本当のヒーローは意外と近くにいるんだ きっとこれからも僕は正義にも悪にもなれないけど 誰よりも君の味方だ  たった一秒でも 長く笑えるように ありふれた日々の 味方でいられたなら なにも必要ない 瞬きの後に君がただ そばにいれば それでいい  僕の為だと世話焼きを 肌に気を 朝は早起きを やたらに「身体に悪いよ」と取り上げたり 「もう君が敵か味方かわからない」と 不満げな僕に満足げだ  たった一瞬でも 心に触れられたら 逆に僕も守られてると知れたら 言葉は必要ない 誰になんと言われようとも そばにいた日々が真実だ  何度も観た映画も お気に入りの漫画も また同じシーンで 泣いてしまうけど もしも二人の話がさ 映画や漫画になってもさ もう誰も泣かない話にしよう  弱さを見せ合える人がいること それが二人の強さだ  たった一秒でも 長く歳をとって 春からまた春になるまでを 繰り返して 今日はどうだったとか 明日はあれをしてみようとか それだけでいい  「最後は必ず正義が勝つ」って言うけど そんなの信じたりしたくないのは だって 僕は もう 悪になろうと 君の味方でいたいから 君が笑えば なにもいらない 君がいれば 僕は負けない  la la la .....
子供になろうMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁格好つけてて いつだって大人やってます 家賃や税金もきっちりと納めています 自炊や掃除洗濯だってちゃんとしてると もう自分で自分に嘘ついているみたいなんです  本当はまだ子供のままなんです よくできたって撫でられて眠りたいです 本当は褒められたいだけです そんなにちゃんとしていないんです みんな勘違いしてるんです  遠慮していて 敬語で相槌打ってます 聞き上手とみんなが喜んでいます 家に着いて「ただいま」って漏らした後 ドッときてバッと倒れた…この疲れはなんなんだ!  本当は今逆らってしまいたいです でもそれじゃあ嫌われてしまいそうです 泣きそうになってしまうけれど 我慢する癖がついていて うまく泣けないです  あの頃だったなら 迷わなかったことで 迷って 踏み出せなくなって 笑わせたいって思うよりも 笑われたくない方が勝ってしまう 大人になったのに小さくなってる  でももしも子供に戻れば 本当に僕は幸せなのかな? 子供扱いが嫌だった 自分でやってみたかった 「大人ばっかズルいよ!」ずっとそう思っていた!  本当にまだ子供のままなら もっと自由に生きられるはずなんだ 子供みたいに素直でいよう 大人みたいに企んでみよう 子供のままの僕を喜ばすために大人を楽しもう!
心はずっとMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁履きたいあれ 着てみたいあれ 残ってたカレー おろした2万円 腫れた扁桃腺 風邪みたい いくら勝ち取ったって思っていたって 譲ってあげるから 目で合図して みんな家族と 思えばいい 歯を洗い さらに皿洗い そして服洗い 身体まで洗い まだ使いたい ものだけを洗い 他はいらない なるべく 身軽でいたい 羽生えない gに逆らえない 高すぎると怖い のに 空を飛べるって 知らなかった  時間はあるようでないけど、時間はないようであるのさ! 僕らが思ってるよりもずっと… 長くて短いもの!  じきに顔にしわを いつか身に衰えを 顔も 身も 脳も どうも長くはないけど 心はずっとこのまま いつまでも僕のものだから ロボが壊れても パイロットは死なない 窓あけてよ もっと 顔みせてよ もっと 見た目は見た目で 君じゃないこと知ってる 君のものも僕の 僕のものも君の みんな家族と思えばいい  心はいつだってあるけど、身体はいつかは捨てるのさ! 僕らが思ってるよりも何回も… 乗り換えて過ごすのさ!  人の言うことが 聞けないのはばかだ 人の言うことしか聞けないのはいやだ 偶然と思っても いいけれど ほんとは…  時間はあるようでないけど、時間はないようであるのさ! 僕らが思ってるよりもずっと… 長くて短いもの!  迷子になってすぐ泣いてしまわないで 心配なんてしないでいいよ なんで?って言われたって 「心はずっと、身体はいつか」を 理解さえすれば また会えるから すぐ会えるから
白春夢GOLD LYLICMy Hair is BadGOLD LYLICMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁いつまでも続くみたいだった もう春と言われるならそうだった 触れないと消えてしまいそうだ deja vu をしゃぶるのにも疲れていた  空のトマト缶洗っていた 手料理と言われるならそうだった 水に薄まった赤色が この生活に似てると思っていたんだ  去年の今頃を思い出した 青春と言われるならそうだった 薄暗いクラブで流れていた 曲の名は一つも知らないでいた  タクシー探した途中だった もう朝と言われるならそうだった 急に目が合ってしまったんだ 背の低い唇にキスしてしまった  夢の中は今日何曜日の何時なの? ずっと住み慣れた部屋の中なのに早く帰りたい  茶髪も髭も伸びきっていた 憂鬱と言われるならそうだった ステイホームでホームレスみたいだって 友達が指差して笑っていた  不思議と会ってるみたいだった リモートと言われるならそうだった 匂いのない花みたいだった でも偽物もないよりマシと思った  夢の中で今日も屋上に座って 今飛び降りたらこの夢から覚めるならそれも悪くない  楽しいことがないか 退屈そうに話してた あの時間が楽しかったって いま気がついてしまったよ  快晴ばかりが続いていた 平和と言われるのならそうだった 葉の擦れる音だけ響いていた 宅配のチャイムが目覚ましだった  都庁が真っ赤に染まっていた もう少しと言われてもそうなのか? 夜に薄まった赤色で トマトがまだあるって思い出した  Stay alone so long… 今日からもう ないものを探すよりそばにあるものを大切にしたい  時間が戻らないように 昔に戻れないように もう元に戻るより 元より良いように 夢からまた夢へ  夢から覚めても まだ夢の中で見てた 白春夢
カモフラージュMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁そう 愛だったんだって気づいたんだ 直感で分かったんだ 僕のアンサーは優しさだけだった もっと遊んでいよう 来週は三人で海に行こう 今の若さが羨ましくなるまで  早朝の匂い 騒々しい報道のニュース 教会の上に光った銀色の十字架 川沿いに立った火ばしら ミファを失ったピアニカ 裏庭に落ちた稲妻  もう心が宇宙に気づいたんだ そうするとどうだろう 帽子が飛ばされた  そう 天に昇っていこう いつだって叶うとイメージして 僕らのナンバーは“333”なんだ もっと繰り返そう 来年もあの初詣に行こう 昔の若さが微笑ましくなるまで  愛称に愛情が芽生えてくるまで 輝いていたいなら自由でいて 代償も迷走も必要なかったね 星に選ばれた  青春だったんだ いつだって終わって気がついた 思い出はあの頃の今だった 龍を宿していよう いつだって思い通りでいよう 本当はいつまでも  そう 愛は感情じゃないと気づいたハートが 潤ってもう乾くことがないこと教えてくれたんだ もっと笑っていよう 来週も来年も再来年も 僕らはいま誓おう いくつになっても心は自由であることを
歓声をさがしてMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁ベッドの上からもう動けなくなって テレビでは友達が笑っていたんだ DJ お願い さぁ僕の曲をかけて 悲しみをティッシュに包ませてくれ  ファミレスでポエムばかり書いていたんだ ロックだ!フォークだ!スプーンだ!どうのこうのいいや 馬鹿みたいにただ僕は君のことが好きで 眠ってもいないのに夢見心地で  一週間丸ごと 学校休んで出かけて 探してみても見つからない 心の放送室 鍵は掛けないでね 全生徒が聴いていた  音楽でもいい 映画でもいい YouTubeでも お笑いでもいい アニメやゲーム 読書でもいい なんでもいい 好きならいい 大好きばかり 見つけに行きたい 今ドキドキできるものを手に取りたい DJ放送室 僕の曲をかけて みんなが帰っちゃう前に  渋谷原宿下北にも売っていないね なんでもあるなんて嘘だったんだ もう持ってるのにどこにあるのか わからなくなるから困っているんだろうな  もう持っているのに足りないや  百光年先までスペースシャトルに乗って 探してみても見つからない 心の放送室 もう大音量 全僕に聴かしていた  仕事でもいい 恋愛でもいい 料理でもいい 洋服でもいい スポーツでも 絵を描いてもいい 配信でもいい なんでもいい 未来でもいい 思い出でもいい いつか それに 出会えたらいい 何歳でもいい どうでもいい もう夢でもいい なんでもいい もう人生なんて よくわからないし 少しでも 明るく楽しくいたいから なんにもみつからない それはそれでいいじゃん 理由はいらない DJ もういいや 僕の曲は僕が 歌うことにするから  大好きばっかり見つけに行きたい  大歓声や拍手が心の中で鳴って なぜか僕はただいまと漏らしてしまった DJ放送室 きっとこれでいいんだね
花びらの中にMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁二十代の終わりは妙に静かだった 今までの思い出が輝いてみえた 振り返ってしまうと寂しくなるから 僕はもう先にいくよ  鍔が曲がったニューエラ 食べ散らかしたスナック菓子 夜のセブンイレブン 学生気分のアイフル 使い終わったクラッカー テキーラが残った身体 空になった瓶に挿した一輪の花  今が楽しければ 今は楽しければ どちらも愛していた  綺麗だった花火が いま散ってしまうようです 落ちてく花びらの中に 今夜僕を埋めよう  散らかった車の中で昼が来るまで 薄い毛布に包まっていた 先のみえない未来も怖くはなかったんだ いつか必ず沈む船で まだあの地図を描き続けてる 僕らは笑っていた  二十代の始まりあまりに幼かった 傷付けたことにも気が付かないくらい もし振り返ったら許せなくなるから 僕はもう先にいくよ  青かった夜明けが 朝になってしまうようです 若かった過ちの中に 今夜僕を埋めよう  逆らったとしたって 時は流れてくだろう 若かったといつか話すだろう 今の僕のことも  さよなら 僕の二十代へ
My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁「このまま君の舌を噛み切ったら 嘘をつけなくなるかな?」 キスしたままそう思ってた 目は閉じないままでいた  別れを誓い合ったその口で何度もキスをした 消えた続きがベッドだけにはあった 「またね。」と手を振った君が 窓から見えるまで 鍵は閉めなかった  昨日君が忘れていった金のピアスを 鏡の前で付けてみた 可笑しくて笑ったら耳元で揺れてた それがなぜか嬉しかった  もしも君が嘘をつかなかったら きっと僕は傷付くから この先もずっとずるい人でいてね 誰か一人だけを愛せる人にならないでね 乾いたキスが好きな君のままでいてね  おかえりと言うみたいに抱き寄せて 何度もキスをして幸せに泥を塗ろうよ 外から鍵をかけてもう「またね。」なんて言えないように  「このままこの舌、噛み切ってしまっていいでしょ? 僕のだって噛み切っていいよ、 初めてのお揃いにしようよ。」 あの日言った別れの言葉を もう二度と言い直せないように もう誰にも愛を誓えないように
ギャグにしようぜMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁どうせなら 笑い話にしようぜ 笑ったりしないから 恥ずかしいくらいが いいんじゃない もうぜんぶさ ギャグにしようぜ  なにをしても なにをみても なに食べても 楽しい!可笑しい!探していたいな つまらない や くだらない たまには良くないけど良くない? まぁ 退屈よりきっといいと思うな ばかばかしいものを買ったり見たときこそ いいな!いいね!って思っていたいな まじ真面目な話ばっかりじゃ疲れてしまうし ふふふ と へへへ が大事なんじゃん?  「そう、人生いつでもタイミング。」 頭や身体働かせたってタイムマシンに乗れやしない だったらもうずっとかわるがわる変わる自分と共に 今を好きでいられるといい  どうせなら 小旅行に行こうよ 近場でもいいからさ そうまさに カニ食べ行こうだよ なにするかじゃない 誰といるかさ  ふいに振り向いたときには 良くも悪くもオールオッケーになってほしいから 嫌な記憶の花が違う色に染まるまで 水をあげよう  「そう、時が解決してくれるって。」 頭から洗ったシャワー中に身体についた泡が流されるように いつかどうせまた忘れられるから今は解決しないでいい  だからもういっそ 笑い話にしようよ 拍手して笑うから 隠しても 隠さなくても 無くなんないなら 勿体ないじゃん  笑い話にしようぜ きっと楽になるから 悲しさも 辛さも 苦しさも もうぜんぶさ ギャグにしようぜ
仕事が終わったらMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁ビール!ハイボール!レモンチューハイ! ワイン!日本酒!全部ちょうだい! テキーラ!イエガー!ボトルでちょうだい! なんでもいいから乾杯だ!  仕事あれこれ終わったら 昼からパジャマのまま企んで ばかかあほかみたいな顔で飲み出したいよね 夜は焼肉焼き鳥和洋食中華なんだっていいから 飲みに出たいんだ  だからまだ頑張れそうだ 休みまであともう少しだ 頑張った後の一杯が 一番美味しいって分かってるから まだまだ まだまだ頑張れます まだ我慢できるのさ だから終わったら飲みに行きたいんだ  春、花見、夏、花火、屋台 秋、冬はなんだ?なんでもいいや 飲む理由は来るんじゃなくて作るものだから フェス、ビアガー、バーベ、いや、ベランダでもいいから 外で飲みたいよな  よく頑張った!えらいな! 好きなもの頼んでいいな あれだけ頑張ったんなら 誰も文句はないんだから もう二度とお酒飲みたくないなって 心の底からマジで思うまで飲んでいたいんだ  ビール!ハイボール!レモンチューハイ! ワイン!日本酒!全部ちょうだい! テキーラ!イエガー!ボトルでちょうだい! なんでもいいから乾杯だ!
My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁髪を切るだけ またそれだけで きっと大丈夫だって思えた 街中の花が咲くみたいだ 何度でも傷付いた思い出をハサミで落とせば 鏡には主役が映っていた  ドキドキしちゃった時はもう堂々としちゃえばいいや 案外、内心は人にバレていないから 楽に考える秘訣は考えないってことさ 知っちゃたらもう戻れないよ? 知らないに二度と戻れないよ? 無知は罪 いや 無知にも価値があるから 一番知っておくべきは正直な自分自身さ  いつもよりたまにでいいや いつもあると慣れてっちゃうから 幸せに飽きないように不幸せも食べるのさ  許せないことを許せたとき 僕はやっと許された 悲しみに羽が生えて飛んだ 許せないを許したい 本当はそう思ってると気が付いた  誰よりも愛されたいのなら 誰かをまずは愛さなきゃな 人は鏡なら人は僕だ あぁなりたいになれなくたって なりたくないだけにはならないでいたい 鏡は嘘をつけない  タイムマシンに乗れたって またやり直したって 結末はきっと変わらないから 旅立ちのリュックには マシンガンやナイフじゃなく 主役が映る手鏡を
正直な話My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁ねぇ 正直な話 僕の言うことは信じないで 洗濯機の中に二人の服があることを信じてね  毎晩ご飯を作ってる君をみていて ありがとうや美味しい以上の気持ちになった なんて言えばいいかわからない僕は ひとまずお皿を洗ったよね  言葉にならなくても一緒にいよう ありがとうとごめんがあったらいい  ねぇ 正直な話 君の言うことも信じないよ 丁寧に畳んであったTシャツを信じてるよ  なんにもない休みになにもしないで 昼頃「おはよう…」って起きてみたって 何を食べたって 何を観たって つまらないと思う日には  なにも言わないでただずっといよう 今日日曜日だとかどうでもいいでしょ  二人ともさ いい大人でしょ それならなおさらそうじゃん 愛しているだとか大切だよだとか 言葉だけじゃ言葉だけだから  正直な話 僕のすることを信じてほしい 「やっぱこの人でよかった。」と 思えるようにするから  ねぇ 本当はもう 君の言うことやすることで 本当に君でよかったって 僕はとっくに思っていた  一回しか言わないから ちゃんと聞かなくてもいいよ  本当に幸せにしたいなって思うよ ありがとう
My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁僕の前だけで 今夜だけ独身に戻る君を僕は責めなかった 時間が許すまで 恋人でいられる気がしてしまってたんだ  「もしも二人 もっと早くに 出会っていたら どうなっていたかな?」 そんな風に君が言うから答えたんだ 「今より幸せになってたんじゃない?」  真っ先にひらいた この花が散ることを わかっていながら まだ甘い夢を見てた それでも 今夜だけでも 隣にいられたら 僕はそれだけで幸せで君と笑ってた  いつもはどんな顔をしているか どんな毎日を送ってるか知らなかった 薬指の指輪だけが 僕になにか教えてくれた  電話さえ許されなくて でも抑えられるとまた会いたくなった 今夜、元にあった場所に君を戻さないで このまま連れ去れたら  真っ二つにわれた道の真ん中に立って 「帰って欲しくない。」と言えずに手を握った 君は困った顔のまま 僕の肩に顔を付けた 二つの影がまた一つになった  東京駅前の深夜 陽が落ちた赤煉瓦 植物園のストーブ 初雪が降った朝 もしも二人もっと早くに出会ってたって 報われないってわかってた でも忘れたりできないなら いま時間を戻そう  なんにもいらなかった 君がいてくれたら 一ヶ月に一度だけ甘い夢に触れた この恋が綺麗な秘密で終わるように ちゃんと終わらせるから  この物語にハッピーエンドなんてないと わかってても これで最後と誓っても 何度だって破り捨てて また二人で迎えた日々を もうこれで本当に  最後にしてしまうね 今まで嬉しかったよ どこまでも優しい君が好きだったよ じゃあもう夢から醒めるね この音が止まったら そこで手を離すね さようなら
サマー・イン・サマーMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁あれは 漫画みたいな夏の日だった 海岸を目指してた 僕たちは自転車5台で カンカンだった太陽の下 早いよって声がして振り返った サマー・イン・サマー  チャイムが鳴っても騒がしい高橋 アスファルトに日が照り返してた午後 彼女たっての希望 「次の日曜、あの漫画の実写を観に行こう。」  だから 夏、バスを待つ、暑い日だった 缶ジュースを揺らした 私服の君に緊張してしまった 日曜の映画館に着いて 二人が買ったのは 思い出だったんだね  夜空に星が見えた時 「あの光は何年も前から届いてる。」 って誰かが言ったあの時、ちゃんとわかった 今、ここで光れば 「綺麗だ。」と未来で言うだろう  あれは 映画みたいな夏の日だった 海岸を目指してた あの頃の5人は、レンタカーで 思い出は漫画みたいになった じゃあこれはあの日の実写だね いつかの 僕らは まだ  チャイムが鳴っても騒がしい高橋 アスファルトに日が照り返してた午後 誰かたっての希望 「大人になっても、 また今日と同じこの5人でこの海に来ようよ。」 サマー・イン・サマー
瞳にめざめてMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁瞬きすら忘れてしまうくらい いつのまにか夢中になってたんだ 初めからそう決まってたみたいに まるで天使のように現れた君が僕の前で笑った そのときわかった きっとこれを待っていた  恋をしてた あのときに 僕は目が離せなくて 青い海より 光る星より 僕はただ君をみていたかった  君は僕をどう思ってるのか わかるようでわからないけど 戸惑った僕にまた無邪気に笑うから 気がつくと僕も君につられて笑ったんだ  喜んだ横顔を もう忘れられなくて きっと君より 他の誰より なんでだろう 僕が嬉しかった  Wow. もう、きっと病気なんだ Wow. どこでなにしてても Wow. 目を閉じても浮かんでるんだ Wow. 君の笑う顔が  目の前に君がいると 言葉が出てこなくて 勇気がないんじゃない 言う気はあるけど だけど まだ  恋をしてた あのときから 走り出した 気持ちは 止まらない でも今は 恋のままで もう少しだけ このままで 君を見ていたいから  恋をしてる 今、君に
悲劇のヒロインMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Badわざと電話したんだよ きっと君は気まずいと思ってね 心配しなくてもすぐに帰るよ 私のものだけ取りに行くよ  出会ってからもうずっとこのマンション エレベーターでキスしたの懐かしいね あぁでもこうやってここにくるのも これで最後なんだね  笑顔でいようって決めてたのに なぜか涙が出てきて かっこわるいってわかってるよ でもインターホンが鳴らせないよ  まだ好きだって言ったら馬鹿にするよね 笑っちゃうよね まだ好きだって言ったら頷かないよね 笑ってくれないよね  もう何回、何十回、何百回 開いたドア開けなくなった いや、弱くない弱くない、私は弱くない 怖くない、焦らないで 冷静にみてたらヤバいね そういえばいっつもごめんね 今日は月が綺麗だ  インターホンを鳴らした後 どんな顔してたらいいか 考えてもわからないから かっこつけるね  笑顔でいようって決めてたから 最後まで笑顔でいるね 君は私のものじゃないよ でも私は君のものだよ  「ここにはなにもなかった。」 そんな顔しないでよ 馬鹿にしないでよ  「こんなはずじゃなかった。」 ここにきてわかったよ ここにきたのは  まだ好きだからだよ  「好きだからだよ。」
自由とヒステリーMy Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Bad君がいなくなって気がついた 君がいなくなって僕は自由だ はじめからこうすりゃ良かったって 口に出していた  君がいなくなった部屋の中 君が置いてったものをみていた 思い出す度に腹立ってんだ あの日もそう  バカにしないでよって君はまた 当たり前みたいに泣き出した 勝手に出てく君を止めなかった  月曜から金土日 毎日、楽しいから もう帰ってこないでね もしも出会う前に戻れるなら 僕ら、出会わせないで  二人が過ごした小さな部屋の窓辺には 君と育てた観葉植物 君がいなくなった日から 前よりも元気になったんだ  記憶がまた蘇る 君がなにかを投げつける 僕の耳をかすめて化粧水が姿見鏡にぶつかる 割れた破片、あの時に確かに見た、君の顔 こっちを見てなぜか笑ってたよね?  突然君から電話きた 今から行くって切られた どうせ来ると僕はわかってたよ  数分後、君が部屋の前で泣いてるのが ドア越しでもわかってた 君がインターホンを押すまでは 僕はただ黙ってた  君からの電話に出たのも 今からこのドアを開けるのも 君のためじゃない 僕は僕の自由を今夜勝ち取るためだ  でも ドアを開くその先には 泣きながら笑ってる君がいて そのまま僕に抱きついて一言 「ただいま。」って言ったんだ  ずっと抱きついて離れないまま 僕の話なんて聞かないまま 僕を試してるみたいに言った 「好きだからだよ。」
太陽My Hair is BadMy Hair is Bad椎木知仁椎木知仁My Hair is Bad始まりを待ってる、行き先は知ってる 空はコバルトブルー、風のアンサンブル 泥だらけのグラウンド、聴こえたブラスバンド 今日も今日に想いを繋いだ  菜の花揺れてる、鳥たちが飛んでく 名前入りエナメル、履き慣れた白いシューズ 汗と喜怒哀楽を、熱くなったアスファルト 幸も不幸も想いを繋いだ  正々堂々いこう、この先へ  今日、 太陽よりももっと 熱くなっていたいと思った そうだ、 いつか今日を思い出すような気がした 今までで一番暖かい春になる  昇り沈んでゆく陽は繰り返し 青い空を刺すように、赤い春が咲った さぁ、踏み出そうぜ  一歩踏み出すのが怖い時もある あの日の涙をいまも覚えてる でも振り返っても無駄だったことなど 一つだってなかっただろう  さぁ、胸を張って臨もう、この先へ  今日、 太陽よりもきっと 輝いて光っているんだ 大丈夫、 どうなろうと最後は笑っていようよ  太陽よりももっと 高く飛んでいる気がするんだ そうだ、 いつか今日も思い出になってしまうよ  だから後悔のないよう 走りたいように走れ、今日も 今までで一番暖かい春になれ 熱くなれ  燃えろ太陽
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