愛はさかあがり姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 宮崎貴士 | | どうして はじめはいいのに どうして 辛くなるんだろう どうして 好きなだけなのに どうして 私たち どうして わからないんだろう どうして 難しいんだろう どうして 同じじゃないんだろう どうして 私たち 愛のさかあがり 頭に血がのぼっちゃう どうして はじめはいいのに どうして 辛くなるんだろう どうして 好きなだけなのに どうして 私たち 愛のさかあがり 頭に血がのぼっちゃう どうして わからないんだろう どうして それもいいけれど どうして 同じじゃないんだろう どうして 私たち |
あべこべでさかさま姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 宮崎貴士 | 宮崎貴士 | 「もうすぐ」私は言う 「まだまだ」君は遠い目をする あべこべ 鏡を見てるみたい 私と同じなのに きれいにさかさま 「行こうよ」って私が言えば 「ねむいよ」って君は言うんだ どうしてだろう 困ったなあ 「行こうよ」って言っちゃう 「もうすぐ」私は言う 「まだまだ」君は遠い目をする あべこべ 鏡を見てるみたい 私と同じなのに きれいにさかさま 行こうよ 聞こえてる? どうして「ねむい」なの? あべこべ 君と私 さかさまのまま歳をとって まだ並んでいる 鏡を見てるみたい 私と同じなのに きれいにさかさま 「行こうよ」「ねむいよ」「行こうよ」「ねむいよ」…… |
言いたいことがあるんだよ姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | STX | | あっ、コミュニケーションをうまくとれない人 この曲を聴いてね できるようになるかも でも ちがうかも ごめんなさい あっ、コミュニケーションをうまくとれない人 喋り始める時 最初「あっ」って言う人 あっ、私です ごめんなさい ねえ もしも私がいつか すっかり懐いて 気さくに喋っても ばかにしない? 嫌わない? あっ、コミュニケーションをうまくとれない人 喋り過ぎちゃう人 喋るの苦手な人 でも 君の気持ちわかります ねえ もしも私がいつか すっかり懐いて 気さくに喋っても ばかにしない? 嫌わない? 言いたいことがあるんだよ ずっと考えてるけど やっぱり今日も言えないや 余計なことは喋れるのにな あとまわし よわむし ねえ もしも私がいつか すっかり懐いて 気さくに喋っても ばかにしない? 嫌わない? |
お母さん、たまが妖怪になってるよ姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 町あかり | | 「たまはもうすぐ死ぬからね。マグロでもケーキでもあげましょう」 わがやのたまは おとしより みんなで甘やかそうって決めてはいたんだけど マグロを食べてる たまはまだ生きている 近ごろなんだか 前より元気そうだ たまが妖怪になったよ たまが妖怪になってるよ お母さんたまを見てよ! しっぽが9本になってる 「たまはもうすぐ死ぬからね。マグロでもケーキでもあげましょう」 わがやのたまは 妖怪です そう言われてからもうずいぶん経ちました ケーキを食べてる たまはまだ死んでない 近ごろなんだか もっと甘やかされてる たまが妖怪になったよ たまが妖怪になってるよ お母さんたまを見てよ! うしろ足だけで立っている しっぽが抜けても たまはまだ死んでない うしろ足で歩く たまはまだ生きている たまが妖怪になったよ たまが妖怪になってるよ お母さんたまを見てよ! どうも人間に見えるよ |
おかえりのうた姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 宮崎貴士 | | さようなら先生 さようならあなた それではここでさようなら さようなら猫ちゃん さようならみなさん それではここでさようなら 泣かないで 棺かつぐ男たち 私を愛してた さようなら先生 さようならあなた それではここでさようなら さようなら猫ちゃん さようならみなさん ここでお別れみたいです 今日の日も陽が落ちて いつものとおり さようなら先生 さようならあなた それではここでさようなら さようなら猫ちゃん さようならみなさん それではここでさようなら さようならママも さようならパパも それではここでさようなら さようなら森や さようならビルも それではここでさようなら さようなら先生 さようならあなた それではここでさようなら さようなら猫ちゃん さようならみなさん ここでお別れみたいです |
大人になっても恋をする姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 川辺素 | 川辺素 | 何度目かのドライブミュージック 東京の夜景を渡る 何度目かのワイングラス 酔ってないのに勘違い 初めての時に 巡り合おうとして 同じことくり返してる 懲りないね 大人になっても 恋をする 初めてみたいに 苦い初恋 甘い不倫 全部過ぎてったはずなのに 初めての時に 巡り合おうとして 同じ本読んで泣いている 懲りないね 大人になっても 恋をする 初めてみたいに |
さよならのワルツ姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 宮崎貴士 | | 今日もステージの幕は下りて 帰りの道の星 いつもよりもきれい 気を付けて帰って 今夜はおやすみなさい 今日もいろんなことあったけど また会えてよかった 一緒に踊ったあのワルツを忘れないで 今夜はおやすみなさい 考えてしまう前に 眠りにつきましょう 今日もステージの幕は下りて 帰りの道の星 いつもよりもきれい 気を付けて帰って 今夜はおやすみなさい おやすみなさい おやすみなさい |
深度は秘密のハイウェイ姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 君島大空 | 君島大空 | ホテル横目にカーブに差し掛かる ライト後ろに流れる高速 窓開けて君はひどく退屈そう 軽い憂鬱 重い煙草が 風と流れ込んで口塞ぐ ねえ 暗い海に行こうよ すぐどこまでも潜ってみせてよ ねえ 深い海でしようよ ふたり 目を閉じて 夜に溶ける ゆれる スピードが上がる 宙ぶらり ひかる遠くのトンネル抜けたら なにもかも飽きて 君は泣き出しそう バックシート倒して 眠りに落ちる速度で逃げ切りたい ねえ 暗い海に行こうよ 月あかりの橋が架かってる でも踏み込んだら消えちゃいそうで渡れない ねえ 暗い海に行こうよ すぐどこまでも潜ってみせてよ ねえ 深い海でしようよ ふたり 目を閉じて 夜に溶ける |
好きになったらどうしましょう姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 町あかり | | 好きになったらどうしましょう 嫌われてしまったらどうしましょう 悩むよりも簡単に 好きになったらそうしましょう 好きになったらどうしましょう 好きになったらそうしましょう 南の島に行きましょう ずっと手を繋いでましょう 好きになったらどうしましょう おいしいものいっぱい食べましょう そのまますぐに抱き合って眠れるのならそうしましょう 好きになったらどうしましょう 好きになったらそうしましょう 南の島に行きましょう ずっと遊んでいましょう 好きになったらどうしましょう 目が覚めたら夢のような匂い ほほえんでから 笑い合って暮らせるのならそうしましょう 好きになったらどうしましょう おいしいものいっぱい食べましょう そのまますぐに抱き合って眠れるのならそうしましょう 好きになったらどうしましょう 目が覚めたら夢のような匂い ほほえんでから 笑い合って暮らせるのならそうしましょう あなたを好きでいましょう 私にしてくれるように あなたを好きでいるように 私を好きになりましょう 私を好きでいるように あなたも好きでいましょう 好きになったらどうしましょう 好きになったらそうしましょう |
そういうこと姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 藤井洋平 | | 友達はみんな やめなよって言うの バカだって あなたを好きになるなんて 誰とデートしたとか付き合ってたとか それ聞いて私 ただ笑ってた いつもお願いしているの 次はもっと話せますように きれいに着飾ってる時に 偶然ばったり会えますように でも振り向かない 私に気づかない 特別になりたい いつかでいいから 友達はみんな やめなよって言うの バカだって あなたを好きになるなんて 誰を泣かせたとか騙してたとか 友達もあなたが好きだから あなたは優しいけれど 私にも笑顔なんだけど あの子と同じように ふざけた感じで喋ってくれない ああ 振り向かない 私に気づかない 恋人になりたい いつかでいいから 今日ね 着飾って会えたんだけど ミュール直してた 外股のままで 内股だったら違ったのかな あなたと私はそういうことみたい 運命わかったの そういうことって あなたと私はそういうことみたい 運命わかったの そういうことって そういうことって そういうことって |
卒業式では泣かなかった姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 鳥居真道 | 鳥居真道 | 私 魔法がとけたみたい 大変よ いつもの校舎がなんだかすごく眩しい こんなきれいな場所に居たんだね はなれる日にたどり着くまで全然気づかなかった 卒業式が終わって 私どうなるの? 制服脱いで たちまち大人になっちゃう もうこのままじゃいられないのね 私 魔法がとけたみたい 残念ね まばゆい帰り道は ほら普通の道 みんなの声 遠くに聞こえてる なつかしいってこういう気持ちのこと言うのかしら 卒業式が終わって 私どうなるの? 制服脱いで たちまち大人になっちゃう いま私どこにいるんだろう なにもかもが変わってしまうから 年下の女の子の制服も過ぎた季節 卒業式が終わって 私どうなるの? 制服脱いで たちまち大人になっちゃう 明日はみんなお別れしてはなればなれ また会おうねとゆびきり約束したけど きっともう会わないね きっともう会えないね 思い出の中でまたね |
DSK019姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 藤井洋平 | | そんなに急に電話ひとつで呼び出されても困っちゃうなあ なんてね、わざと口に出して言ってみたけれど 少し早歩き 交番を横切って 踏切を渡った あそこのディスクユニオンへ ちょっと! レコードさくさくしている君 バイト行かないの? うつむいたまま くさくさしている君 何かあったのね? そんなに急に呼び出したわりに素っ気ないのね 困っちゃうなあ これが好きとか 何があったとか 音が良いとか そうじゃないでしょう? 本当はほかに話したいことあるのわかってるんだよ うつむいたまま くさくさしている君 何かあったのね? レコードさくさくしている君 バイト行かないの? レコードさくさくしている君 バイト行かないの? なんだかくさくさしている君 何かあったのね? レコードさくさくしている君 仕方のない君 そうね、天気もあんまり良くないしね 何か食べようか |
人間関係姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 藤井洋平 | | 店員が笑ってるから 少し戸惑ったよ このカフェも変わったんだね 私達はどうなんだろう あの頃のここときたら 店員は無表情で たばこ吸っても怒られなくて 煙みたいな会話ばっかしてた 「この間のパーティー最高だった」 「横浜のバンドが人気だって」 「深夜観た映画面白くてさ」 「ねえ、この後 どこ行ってなにしようか」 内緒でここで会った先生 死んじゃったって 三年も前に 店員が笑ってるから 少し戸惑ったよ このカフェも変わったんだね 私達はどうなんだろう この頃元気にしてる? 仕事の調子はどう? いま人間関係にいるよ どうしようもない会話思い出してる 「そういえば あのジャズ喫茶って行った?」 「あの子の彼 やり方がめちゃくちゃだって」 「東京って最高の街だよね」 「ねえ、この後 どこ行ってなにしようか」 男の子の気を惹きたくて 裸の写真送ってた あの子がヌードモデルだって ずいぶん遠くまで来たような どこにも行けていないような |
バーヨコハマ姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 町あかり | | 大人でいるって とっても素敵 隣の知らない人に 乾杯と内緒話 「あの、お好きなお酒を、どうぞもう一杯だけ。 今日は夜更かししませんか。誰も怒らないから」 大人でいるって とっても素敵 運命なんてもうなくて どこへでも好きなところへ 「あの、この店を出たら、ちょっとそこの港まで 酔い醒ましに行きませんか。船が光ってるから」 私もあなたも、もう大人だから、 どこかへ行くことも行かないこともできて、 一緒にいることもいないこともできるの。 それってとっても愉快で、とっても寂しいことだと思わない? 月も海のあかりも 濡れて揺れているみたい 小舟のような道を ゆらり揺れながら歩く 私たちこんな自由で なんて寂しいんでしょう |
パノラマ街道まっしぐら姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 直枝政広 | 直枝政広 | 出発は夜更けだった 日がのぼる気配は遠い 暗がりのずっと先見えてくる 見えてきた? 惨憺たる道のり 君ならどうする 問いかける 夜が明ける匂いがする 目がくらむ光ここはどこ おぼろげなドライブコース見えてくる 見えてきた? 散々だった道のり でも君の気配感じてる 目に見える標識じゃ行き先はわからない きっと終わりは海 指先にひらく空 気まぐれな強い風 髪が頬くすぐる 私はもうすぐに笑いだしてしまいそう どこに来たかわかる? 素晴らしいところだよ 果てしない目的地見えてくる 見えてきた? 燦々たる道のり 君の声がする 聞こえてる 天気雨降り出して 変に笑い飛ばしちゃう気分 まっしぐらでいる理由見えてくる 見えてきた? 燦然たる道のり 君と共にある 知っている 目に見えない でもわかる ゴールに君はいる きっと終わりは海 指先にひらく空 気まぐれな強い風 髪が頬くすぐる 君は砂を蹴って 駆け出して笑って はじめて振りむいて 旗を振って見せて かんながらの道は手放しのままでいい 視界がひらけてく まっすぐ運ばれる 私はもうすぐに笑いだしてしまいそう どこに来たかわかる? 素晴らしいところだよ |
マジで簡単なコネクション姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | STX | | マジで簡単なコネクション 下品な話ばかりねフラストレーション いつも散々なディレクション だったら自分でやるわディストラクション 「私とにかく褒められたーい」って可愛い顔して彼女言ってた それで他人に好かれて妬かれて嫌われる仕事してるんだけど もし普通に生きられたのなら、もっとちやほやされただろうに ハイリスクな人生を選んだんだ? 「危険を取れない奴らは沈め」 嘘吐き続けアディクション 訪れた時が終わりサティスファクション 現実世界のフリクション ここで生き抜くことが私のミッション 地上じゃなくても事情は同じ 見返したいよね? あいつらのこと 自分を捨てずに不貞ずにやり過ごすのも戦い方のひとつです どうして君は認めて欲しいって願うばかりで 何もしないの? もしかして、もしかして、自分が 天才じゃないって気付いちゃうのが怖いんじゃないのかにゃ~? マジで簡単なコネクション 下品な話ばかりねフラストレーション いつも散々なディレクション だったら自分でやるわディストラクション 嘘吐き続けアディクション 訪れた時が終わりサティスファクション 現実世界のフリクション ここで生き抜くことが私のミッション |
来来ラブソング姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | STX | | はい、来来軒の 私、猫です 新宿路地裏に店はあります ここは酔っ払いと それと時々 どろんとした犬がやって来るけど 目と目じゃ通じない 好吃ロ馬?猫吃飯 目と目じゃ通じない 我愛イ尓!吃飯了! 私は猫なので可愛がられます 脂っこいものとかもらえるのです なのに犬ときたら 目を離してる隙に 急にいなくなって 鍋になってる 目と目じゃ通じない 好吃ロ馬?猫吃飯 目と目じゃ通じない 我愛イ尓!吃飯了! そうやって時々 犬が来ても 会えなくなるから好かないように 目と目じゃ通じない 好吃ロ馬?猫吃飯 いつかあの鍋 食べてみよう |
やすらぎインダハウス姫乃たま | 姫乃たま | 姫乃たま | 町あかり | | 傷ついてだめだね キス好きね なでなで ひとり呑みだめだね 私でも呼んでね いつも頑張ってる 座ってる 時も気が張ってる 上司からはノルマの調子どう? 部下からは ノロマ!あの人トロいよ 汗が湧いたワイシャツ パタパタ これで乾いた? お疲れさま~インダハウス やすらぎインダハウス! 疲れてる そんな時は 私ですがお呼びですか? やすらぎになりたいな 預かります つらい気持ち 寂しくてだめだね 寝れないね なでなで 落ち込んじゃだめだね 私 見てるからね ドキドキ心臓破裂しそう ドギマギしちゃって喋れなそう それでもちらっと目を見ては ババっと逸らして地面を見てた ハラハラ 気まずい周囲 恋煩いにつき取扱注意 恋に落ちたな~インダハウス やすらぎインダハウス! 疲れてる そんな時は 私ですがお呼びですか? やすらぎになりたいな 預かります つらい気持ち 外ではやっぱり強くなくっちゃ 人として芯は太くなくっちゃ 甘えるな 怠けるな 騒ぐな いつだって慌てるな でもちょっと甘えたい? 優しい腕に抱かれたい? いいよーバブバブ インダハウス やすらぎインダハウス! 疲れてる そんな時は 私ですがお呼びですか? やすらぎになりたいな 預かります つらい気持ち 疲れてる そんな時は 私ですがお呼びですか? やすらぎになりたいな 預かります つらい気持ち |
秋の檸檬僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 金子麻友美 | | 彼はでていった 突然に いつものこと でも泣いている 秋に降る雨のように 無造作な涙よ 僕は「どうでもいい屋さん」 つい言ってしまう それがどうした でも君だけは愛してる それも冗談に聞こえるかな 待っているわ いつまでも この部屋で この国の水は匂う あなたいつもそう言ってたね キッチンにいつも檸檬 グラスへ一滴 グラスへ一滴 |
あの子の恋人僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 金子麻友美 | | 知らない本 見たことのない美しい映画 好きな曲 全部君が教えてくれた 制服で笑う君 ほかの子とは全然違う でも君に教えたのは大人の男(ひと) なんでだろうこの気持ち どうしてあの男と付き合うの? 目を見たら わがまま言えないから 今日もひとり帰ります |
いとこのさっちゃん僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 金子麻友美 | | 懐かしい家 寂しそうな縁側と玄関 久々に会う君は喪服 やけにきれいに見える 小さい頃 押し入れに潜って ふたり 内緒話したね 賑やかな午後 親戚達の中で君と目が合った |
今僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 佐藤優介・澤部渡・佐久間裕太・シマダボーイ・山ちゃん | | いまは昔 気づけば舟に乗っていた ほそい川に流されて歌をうたってた あたりは真っ暗闇 でも大丈夫 一方通行でひとりぼっちだから事故に遭ったりはしない オーケーいまは昔 気づけば舟に乗っていた 暗がりから知らない舟がやって来てはじめて自分以外の音を聞いたの めっぽう愉しい 演奏するとたまに事故ってもいいの オーケー今って不思議ね「い」って言って「ま」って言って ほらもう「いま」は昔歌が後ろに流れてく歌が後ろに流れてく いまは舟で前進しながら過ぎ去った音楽を眺めてる 音は川のほとりで光ってる振り返れば点々と 点々と 点々と |
奪われた子宮僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 佐藤優介・澤部渡・佐久間裕太・シマダボーイ・山ちゃん | | 子宮をとられちゃった海辺で急にさらわれて目が覚めたら失くなってた ま、いっか体の中に空き地ができたよでも不思議ぽっかりするのは胸のほう 言いようのない気分が海辺の波にさらわれたどろんとした目の猫を見た ま、いっか町の空き地がなくなっちゃったよねえ不思議うっかり脳が混乱しそう |
HBD僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 佐藤優介・澤部渡・佐久間裕太・シマダボーイ・山ちゃん | | ハッピーバースデー 大好きな君今年も何者にもなれなかった君のこと ハッピーバースデー 愛してるよ残念だったね 27歳で死ねなくて年上ナースの彼女は癇癪起こして レコード割るの君が買ったロックスターたちのレコード でも君はロックスターみたいには振る舞えなくて 無言で家を飛び出すしかできなかった ハッピーバースデー 大好きな君今年も何者にもなれなかった君のこと ハッピーバースデー 愛してるよ残念だったね 27歳で死ねなくて銀座でも行ってくり抜いたメロンで ヘネシーを飲もう君に泣きつかれて大満足してる私 どう? ネオンがきれいだね きっと君がいなくても街は華やいでるね 君がいてもいなくても世界になんの影響もない 君がいなくても夜景はきれいケーキを用意するよ 涙でろうそく消してみせてよ お誕生日おめでとう ハッピーバースデー |
SDDベイブ僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 佐藤優介・澤部渡・佐久間裕太・シマダボーイ・山ちゃん | | あの瞬間 大っ嫌い宇宙船のドアが開いて全くの無音になる あの瞬間なぜか耳を塞ぎたくなる 何も聞こえないなんて ソーシャル・ディスタンシング・ダンシング・ベイビーソーシャル・ ディスタンシング・ダンシング・ベイビー 余裕で踊ってみせる君 ソーシャル・ディスタンシング・ダンシング・ベイビーソーシャル・ ディスタンシング・ダンシング・ベイビー こっちを向いてピースサイン宇宙は飽きちゃった 誰だって行けるんだし木星は退屈よ やめましょう涙の粒が飛んでっちゃう だって無音は怖いから ソーシャル・ディスタンシング・ダンシング・ベイビーソーシャル・ ディスタンシング・ダンシング・ベイビー 余裕で踊ってみせる君 ソーシャル・ディスタンシング・ダンシング・ベイビーソーシャル・ ディスタンシング・ダンシング・ベイビー せめて近づいてほしいのよ ソーシャル・ディスタンシング・ダンシング・ベイビーソーシャル・ ディスタンシング・ダンシング・ベイビー…… |
片目の仔猫僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 澤部渡 | | 片目の仔猫のように あなたと暮らした 大事にされるほどに 涙が流れた 好きだったのは 嘘じゃないわ 嘘はよくついたけれど 愛されることで いっぱいだった 気まぐれが憎い あなたがいなくなって ただの野良猫よ 好きだったのは 嘘じゃないわ 嘘はよくついたけれど あなたのこと 半分も見えてなかった 気まぐれが憎い あなたがいなくなって ただの野良猫よ |
悲しくていいね僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 佐藤優介 | | こんなに悲しい気持ちも いつか忘れてしまうのね こんなに寂しくてつらいのに 少し待てば元通り 映画観たあとも あなたって何も言ってくれなくて 喋り下手なのね 悔しいけどそんなとこが好きだった こんなに悲しい気持ちも いつか忘れてしまうのね こんなに寂しくてつらいのに 少し待てば元通り なくした気持ちが なくなってしまった時が あなたとほんとに お別れなのね いつか図書館の貸し出しカードの人が好きだった 同じ本を読んでる それだけでなんか嬉しかった 運命じゃなかったし 会うことももうないんだろうけど あなたもそうだったのね いつか忘れてしまうことが悲しい |
可哀想なジョルジュ僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 澤部渡 | | この町に置き去りにされたジョルジュは 魅力的な男にも振り向かない 「若いのに可哀想ね」 うわさ話も どこか うわの空 遠くを見つめてる あの あんちくしょうめ そのうち ふらりと 帰ってくる気がするの 調子のいい男(ひと)だったから ひとりぼっち置き去りにされたジョルジュは 昔の男の名で呼ばれている あの あんちくしょうめ 帰ってくるときは 花束のひとつでも 渡さないと許さないわよ この町に置き去りにされたジョルジュは どこか うわの空 遠くを見つめてる 昔の男の名で呼ばれている |
楽器としての体僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 佐藤優介・澤部渡・佐久間裕太・シマダボーイ・山ちゃん | | 手 手 手を叩く 音がするい き 息を吐く 声になるか ら だを揺らす 胸がすく飛び跳ねる 内臓が踊る汗のたま 浮かんでる誰にも見えない点の上でまわる どっちがまわってるのか わからなくなるまで倒れて天を仰いで ぜえぜえして繰り返し手 手 手を叩く 音がするい き 息を吐く 声になるか ら だを揺らす 胸がすく踏み鳴らす 誰かが来る手を繋ぐ まわりだす私たちだけの線の上でまわるどっちがまわってるのか わからなくなるまで倒れて天を仰いで 輪に戻って繰り返し 手 手 手を叩く 音がするい き 息を吐く 声になるか ら だを揺らす 胸がすく上がる体温 笑い転げる脳に響く 足の裏月と太陽が空の上まわるどっちがまわってるのか わからなくなるまで倒れて天を仰いで 明日になって繰り返し君 私 溶けて 私と私 私たち 溶けて 私と私 |
君とデート僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 佐藤優介 | | 退屈させないでね 今日はハイヒールで来たのよ? |