千野隆尋作詞の歌詞一覧リスト  111曲中 1-111曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
アイスランドGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太今日の天気は蛍光灯 ポストの中の地球 知らない間に流れてく まるで坂道のようだ  電気は血液 コンセントは心臓 リズムがドクドク流れ込む 流れ込む  傷口に流れ込む 嬉しいも悲しいも 閉ざしきった体だから 閉ざしきった心だから 傷口に流れ込む  言葉なら置き去りに 声に羽をつけて アイスランドの生命は どこまでも響く  傷口に流れ込む 寂しいも恋しいも 閉ざしきった体だから 閉ざしきった心だから 傷口に流れ込む  意地 プライド 妬み 怒り なんてコトはない 傷口しか開いてないんだ  傷口に流れ込む 言葉でも言葉じゃなくても 閉ざしきった体だから 閉ざしきった心だから 傷口に流れ込む  ドクドク ドクドク ドクドク…  今日の天気は蛍光灯 ポストの中の地球 知らない間に流れてく まるで坂道のような日々
会いたいEVENEVEN千野隆尋伊丸岡亮太鶴田海王あなたが好きな長い髪を切って あなたが好きなコーヒーも飲まなくなって あなたが好きな土手を歩かなくなって あなたが好きなハルジオンが枯れて  あなたがいない日々には 慣れてきたつもりなのに あなたがいた日々からは 抜け出せないままでいる  会いたいなんて言わない 会いたいなんて言わない 会いたいなんて言わないから 会えないなんて言わないで  あなたが好きな古い本を売って あなたが好きな雑誌も買わなくなって あなたが好きな喫茶店があった 曲がり角には可愛いアジサイが咲いて  会いたいなんて言わない 会いたいなんて言わない 会いたいなんて言わないから いつかのように抱きしめて  距離の分だけ恋しさは 募るものだって聞いた 離れたら急に愛しさは 騒ぎ出すよって聞いた でも離れたくないし離したくないし 離さないでいてほしい だから私… 私…  会いたいなんて言わない 会いたいなんて言わない 会いたいなんて言わないから 会えないなんて言わないで 会いたいなんて言わない 会いたいなんて言わない 会いたいなんて言わないから 会えないなんて 会えないなんて さよならなんて 言わないで
あいつGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太お金もないし 帰る場所すらないし 元はと言えば彼に裏切られて えっと…  ちょっと待って嫌だ こんなに弱いはずないんだって 強がってみても 涙止められない 会いたい…  彼の為だと増やしたバイトだけが 残るなんてどれだけ私バカなんだろう  誰でもいいから愛せてしまえたなら あいつも上手に仕舞えるかな  「ちょっと待って、やっぱりダメなんだ。俺には君だけなんだ。」 なんて言ってXXXが済めば 置いていくんでしょう? いっそ…  どうでもいいから割り切ってしまえたなら あいつは笑って会ってくれるかな  ちょっと待って嫌だ そんなに都合のいい女なんて でもいいの結局 あいつは特別なの…ずっと
青い瓶GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋過ぎ去った時間は 永遠になれるんだ きっと過去は変われないから 後悔が後を断てない 買えなかった指輪も 行けなかった旅行も 言えなかった言葉も…  未来は今をまたいで 後悔になった 何気なく入った雑貨屋で あなたの匂いと出会った  帰り道で泣いたのは 独りになったからじゃない ただあなたの優しさに 気づけたのが今だから  過ぎ去った時間は 永遠になってしまう  期待は今をまたいで 後悔になった 何気なく過ごした時間なら 永遠に立ち尽くす  帰り道で泣いたのは 独りになったからじゃない ただあなたの声すらも 聴こえたのが過去だから  青い瓶の透明な水は 透き通って色こそ無いけど その匂いに振り返った 僕だけにあなたの色を映す  帰り道で泣いたのは 独りになったからじゃない ただあなたの優しさが 今向かうのは僕じゃない  過ぎ去った時間は 永遠になったんだ
赤いリップGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太今夜もあなたの帰りを待つの あなたが好きなアイスを買って 換気扇の下には灰皿 あなたが吸った煙草が3本 何度もスリープ解除して 何度も画面を確かめて 前髪のくせが気になって 何度も直して待ってるの  好きって言いたい だって好きだから あなたが笑う顔が たまらなく好きだから  「おかえり。」って笑顔で言うの その準備なら出来てるの 落とさないまま待ってるの あなたが好きな赤いリップ  何でもないけど電話したい 何でもない訳ないけど いつまで経っても連絡が 来ないからただ不安なの  「ただいま。」って笑顔が好きで その為なら何でもしたい なんて言ったら困らせるから そんなことなら言わない  あなたが好きな私でいたい たったそれだけのこと  重いって言わないで 軽いって見くびらないで 私は私 あなたはあなた だからきっと わかり合えないよね  「大好きだよ。」って笑顔で言うの その先ならわかってるの それでもやっぱり伝えたいの あなたが好きな赤いリップで  あなたの為 私の為 これでよかったんだよね  ありがとう さよなら  あなたが好きな私でいたい たったそれだけのこと
当たり前GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋当たり前に7時に起きて 当たり前に歯を磨く 当たり前にトーストを焼いて 当たり前にバターを塗る そんな当たり前は誰かにとって 当たり前じゃないかもしれない 現にうちの父さんは まだいびきをかいてる  当たり前の前にあった当たりでもない生活 当たりでなんかなかろうが 誰にもはずれなんて言えない 当たり前の前にあった当たりでもない生活 作り上げた当たり前が 大切なのは当たり前  当たり前に彼女に会って 当たり前にカフェに行く 当たり前に愚痴ばかり聞いて 当たり前に嫌気がさす そんな当たり前は誰かにとって 当たり前じゃないかもしれない そうかこれが俗に言う 幸せなのかも  当たり前の前にあった当たりでもない生活 当たりであるかないかなんか 誰にもわかるはずなんてない 当たり前の前にあった当たりでもない生活 築き上げた当たり前を 愛と呼ぶのかもしれない 当たり前の前の前の前の前の 前の前の前の前の前の 前の前の前の前の前に 僕らは産まれた
あとさきGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋誰もいなくなった 深夜の高架下 缶ビール開ける 音だけが響く ネクタイをほどいた ため息がこぼれた いつかの声が 聞こえた気がした  「もういいよ。十分だよ。いいよ。 辛いならもう…逃げたら?」  ここにどれだけ走ってたどり着いたんだ? どれだけ転んで 立ち上がってきたんだ? 散々捨てられた夢の続きをまだ 今も見てるからだ  夢に向かって走れ!未来なら自由だ! 通勤ラッシュの 中吊り広告 あの頃はよかった なんて思いたくなかった だから今も 走る  ここにどれだけもがいて立ち向かってきたんだ? どれだけ堪えて 頭下げたんだ? 見下され続けた夢の続きをまだ 未だに見ていたい どれだけ作って壊してきたんだ? どれだけ壊して頭抱えたんだ? 必死で掴んだ夢の続きなんだ 逃げられやしないよ  「もういいよ。十分だよ。いいよ。 辛いならもう…」 あぁ うるさい  ここにどれだけ走ってたどり着いたんだ? どれだけ転んで 立ち上がってきたんだ? 散々捨てられた夢の続きをまだ まだ まだ まだ まだ どれだけ悩んでどれだけ答えてきたんだ? どれだけ無理して どれだけ合わせてきたんだ? これだけ見続けた夢の続きを あとどれだけ見れるだろう?  誰もいなくなった 深夜の高架下 歩き出す靴の 音だけが響く
あと一駅でGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太さよならだけが響く 続く言葉はもういない 数センチ先の髪の匂いで 忘れかけた想いが騒ぐ…  涙の海をクロールして 果ては見えてこないや 言葉じゃ足りないから言う ごめんね ごめんね ごめんね  あと一駅で君がいなくなる あと一駅で肩が冷たくなる あと一駅で世界が終わる  涙の海をクロールして 果ては見えてこないや 頭が足りないから言う ごめんね ごめんね ごめんね  あと一駅で君がいなくなる あと一駅で肩が冷たくなる あと一駅で世界が終わる  君が泣いてる 君が泣いてる 今にも消えてしまいそうなくらいに…君が泣いてる  揺らいだのは僕の心臓で 残ったのは君の残り香で 揺らいだのは僕の心臓で 残ったのは君の残り香で  あと一駅で…あと一駅で…あと一駅で…あと一駅で…  あと一駅で君がいなくなる あと一駅で肩が冷たくなる あと一駅で世界が終わる  さよなら。
いちについてGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太引き出しの奥なんかじゃない カーテンの裏なんかじゃない そんなトコじゃない いつか教室に置き忘れた いつかオルガンに置き忘れた 詰め込みすぎたポケットの奥に  ボクを見つけて ねぇ早く 右回りの針は止まらない ボクを見つけて ねぇ早く 僕がボクをまだ思い出せる内に  よーいドンで走り出す もう止まるコトは出来ない 始まりでつまづいたってもう 引き返せはしないんだ  本棚の隙間なんかじゃない テーブルの下なんかじゃない そんなトコじゃない いつか校庭に置き忘れた いつかブランコに置き忘れた いつかの光で照らしてあげる  ボクを見つけて ねぇ早く カウントダウンは止まらない ボクを見つけて ねぇ早く 僕がボクをまだ諦めない内に  よーいドンで走り出す グラウンドに響く靴の音 始まりでつまづいたヒザは 気にも留めず走るんだ よーいドンで走り出す 夕方のチャイムは聴こえない ボクらの声は高らかに 踏み出せない僕を笑うんだ  懐かしい傷跡を指でなぞってみた 僕もまたボクに笑い返した
いなくなる日GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太朝から雨が降っていた 街はいつもと変わらなかった でも君はいなくなる でも君はいなくなる テレビの気象予報士が 午後から雪に変わると言った でも君はいなくなる でも君はいなくなる  変わらないように電車に乗って 変わらないようにいつかの駅へ 変わらないように人が行き交う 君がいなくなるのに  発車のベルが鳴った またねは言えないから一つだけ 忘れていいから ただどうか元気でね 元気でね  雨が吹き込むホームで 変わらないように笑っていた でも君はいなくなる もう君はいなくなる  発車のベルが鳴った できるなら今すぐに手をとって 連れ去りたいけど ただそんなバカなこと しないから  発車のベルが鳴った 少し垂れた目尻に伝う雨 変わっていくのは いつだって不確かな僕らで 発車のベルが鳴った 雪に変わらないまま閉まるドア 忘れないでいて ただどうか元気でね 元気でね
いらないGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋信じないなら 信じなくていいよ その分の時間なら ちゃんと用意しとくから  泣きたいなら 泣いたっていいよ その分の笑顔なら ちゃんと用意しとくから  あたしなんていらない 奇跡なんて知らない 居場所だって一つだってもう見つからない 明日なんていらない 昨日だっていらない 意味ないって消えたいってもうそんなことは 言わないで  変われないなら 変わらなくていいよ そのままの魅力なら ちゃんと知ってる  愛せないなら 愛さなくていいよ その分の勇気なら ちゃんと用意しとくから  あたしなんていらない 夢だなんて言わない 愛だなんて恋だなんてもうどうでもいい 明日なんていらない 昨日だっていらない 意味ないって死にたいってもういらないなら ちょうだい  君じゃないからわからないけど 僕じゃないからわからないでしょ? 知ったかぶりなんかじゃない ただのわがままで言わせて…  あなただって知らない 奇跡だって知らない 愛があって 夢があって 君が生きていて 明日だって知らない 昨日だって知らない 未来だってあるんだってそう 覚えていて  生きたいなら 生きてたっていいよ その分の居場所なら ちゃんとここにあるから
雨天決行GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太もう大丈夫安心して 僕がついてるからね 小さいけれどバカにするな どこまでも走る冒険家さ  持ち物確認 まずビンのふたでしょう? それと絶対に言うなよ 父さんの腕時計  網戸の向こうから 決行花火の合図  またいっぱい笑ってほしいから またいっぱい泣いてもいいから 立ち向かえないならほら 連れ出してあげる 言い訳なんかしないでね 逃げない勇気を持て さえない顔でうずくまって 何かが変わるかそんな訳ないでしょう? 悩んで 落ち込んで 傷ついて それでもその足は 走れるはずでしょう?  じゃり道さか道 あら凸凹あぜ道 歩きにくい道ほど ワクワクするもんだ  突然の夕立 かまうもんか浴びて行こう  またいっぱい笑われりゃいいから またいっぱい泣いたらいいから 見返したいならほら 連れ出してあげる 絶望なんかしないでね 見えない覚悟を持て 言いたいやつは言わせとけよ 暇なやつらに構ってる暇はない  ジャングルジムのてっぺんが 初めての秘密基地だった バレバレじゃんかと笑った 見せつけようぜと笑った 僕たちは何度も笑った 夕立を無視して走った いい加減思い出した? 3年2組13番  いっぱい笑ってほしいから いっぱい泣いてもいいから 言い出せないならほら 連れ出してあげる 苦しいばっかりだったら 大人になるのはまだ もう少し後でいいんじゃないか? どんなに雨が降ろうが雨天決行 悩んで 落ち込んで 傷ついて それでもその足は 走れるはずでしょう?  無敵の冒険家さ
うまくは言えないけれどGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋どう足掻いても地球の為だけじゃ 生きていけない僕達は たった一人の為だけにすら 生きれないので どう凝らしても遠くの悲しみが ちゃんとわかれない僕達は 見えないモノの大切さを ちゃんとわかれないので  見えないと不安だと 触れないと不安だと だから神様にも形をつけた  明日が見えない僕達は もう持ちきれない程の理屈で 埋まらない心を 埋めようと願う うまくいかないコトばかり うまく言えないコトばかり 大丈夫 いいんだよ うまくは言えないけれど  どう足掻いても僕らの為だけじゃ 何も出来ない世界なら 僕らの為に動けるのは 僕らなんじゃない?  知らないと不安だと 聞かないと不安だと だから神様にも物語をつけた  明日を知らない僕達は もう持ちきれない程の理想で 埋まらない心を 埋めようと願う うまく出来ないコトばかり やりたくもないコトばかり 生きていく希望なら ほんのささやかでもいい  遥かな未来なんて見える訳ないじゃないか 密かな過去にさえも触れる訳ないじゃないか それなら今しか無いんだから 過去にも未来にも 繋がるんじゃないかな  明日に繋がる僕達は もう吐ききれない程のため息で やりきれない思いを 吐き出そうと願う うまくいかないコトばかり うまく言えないコトばかり 大丈夫 いいんだよ うまくは言えない僕も そんな日々の中 そしてこんな夢の中 信じたい想いで 歌を唄っている うまくは言えないけれど
エターナルサンシャインGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太結局途中で眠ってしまった 映画のタイトル思い出せず 青冷めた小さな公園 入り組んだ枝を仰ぐ ブランコの鎖は冷たかった 空はもっと冷たかった 待ち合わせより少し早く 僕を呼ぶ懐かしい声  久しぶりに会った君は 変わらないように笑った  エターナル・サンシャイン 何も無かったように エターナル・サンシャイン 愛し合ったように エターナル・サンシャイン 笑いかける君が とても悲しかった 悲しかった  「久しぶりだね。」って交わし合った 口元がどこかぎこちなかった 場違いにきれいなスイセン 不安げな風に揺れる あんなに二人は笑い合って あんなに二人はふざけ合って あんなに一緒に居たのに 続かない会話の中  エターナル・サンシャイン 何も無かったように エターナル・サンシャイン 愛し合ったように エターナル・サンシャイン 髪を切った君が とても悲しかった 悲しかった  結局途中で眠ってしまった 起きたら君が泣いていた なんで寝ちゃったの?なんて すぐにまた笑っていた 笑っていた  エターナル・サンシャイン 何も無かったように エターナル・サンシャイン 愛し合ったように エターナル・サンシャイン 笑いかける君が とても悲しかった 悲しかった
同じ空の下でGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋何度でも口ずさむメロディ なんかとても大切な気がする 何度でも繰り返し歌う 君のその鼻歌のせい  何度でも口ずさむメロディ なんかとても曖昧な気がする 何度でも繰り返す内に 気づいたら変わっている  学んできた歴史も 明日には変わるかも それならこの歌ごと 今日をここに記そう  何度でも歌うから 僕らは違うから惹かれ合うのさ 同じ空の下で 何度でも歌うから 僕らは孤独から求め合うのさ そう何度でも 何度でも君と  何度でも口ずさむメロディ なんかとても大切な気がする 何度でも繰り返しては ほら胸が温かいや 何度でも明けていく空 何度でも吹き抜ける風 何度でも新しい今日 どんな今日も君に話そう  何度でも歌うから 僕らは違うから助け合うのさ 同じ空の下で 何度でも歌うから 僕らは孤独から見つけ出すのさ そう何度でも 何度でも君を  歩んでいく未来も 明日には変わるかも それなら笑い合える 今日を連れて進もう  何度でも歌うから 僕らは違うから惹かれ合うのさ 同じ空の下で 何度でも歌うから 僕らは孤独から求め合うのさ そう何度でも 何度でも君と 君と
オレンジGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡崎広平たんぽぽの綿毛が 羽織ったシャツの袖口に どこからやって来て どんな旅をしたのかな  待ち合わせして帰った 夕焼けに向かう なだらかな坂道で君が 振り返って笑う  ささやかな一瞬は まぶたの奥焼きついて 永遠じゃ敵わない オレンジ色の宝物  案内するからと 胸を張って言うけれど 今日もまた迷った なのになぜか嬉しそう  しりとりしながら帰る 夕焼けに向かう なだらかな坂道で僕は 「晩ごはん」で負けた  一番星見つけては 私の方が先だよと ムキになるその顔が たまらないほど愛おしい  何気ない時間ですら君にかかれば 魔法のように生まれ変わる  なだらかな坂道で 夕焼けにふと立ち止まる 振り返る君をまた 重ね合わせて 二つ並んだ影法師 もう今じゃ一つきり 一番に光る星 見つけられずに オレンジに 溶けていく
限りなく透明なGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太海には誰もいません 空はどんより曇っています 誰かが名前を呼んだ気がして 振り向きましたが誰もいません 小さな薄い貝殻が 指先で音を立てました あんまり薄いものだから もろく割れてしまったのです  こんな所に一人だから ひどくちっぽけに思えて 生き物のようなさざ波が 音も何も食べてしまった  君は僕の爪を桜貝みたいだと言った  西にはかもめが飛んでいます 風を上手にとらえています 天使の梯子が降りてきて あんまり綺麗で泣きました  とっても眩しい青だから 君にもきっと見せたくて 試しに両手ですくってみたら 色も何も無くなりました  君は僕の爪を桜貝みたいだと言った  どうしても君に贈りたくて 夢中になって探していた 振り向きもせず歩いていたから 気づいた時にはもう  ずいぶん離れてしまったよね  君は僕の爪を桜貝みたいだと言った やっと見つけた 限りなく透明な
かくれんぼGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太GOOD ON THE REEL手慣れない化粧 塗りたてのネイル 彼女は今日も独り 街にかくれんぼ  青空を汚すように 煙を吐き出し歩く 彼は肩身の狭い 喫煙所へとかくれんぼ  涙じゃ足りないなら いっそ叫び出してもいいから  見つけ出すから ねぇ 君まで この声はたどり着けるかな 独りぼっちなんて言わせないって 言わせてよ どうせ話したってわからない 自分だけがなんて塞いでる その耳に歌う歌があるって 気づいてよ ねぇ  明け方の街を背に これから始まる人と すれ違っては自分が 嫌いになってかくれんぼ  眩しすぎる朝なら いっそ背中合わせでいいから  見つけ出してよ ねぇ 君まで この歌はたどり着けるかな 独りぼっちなんて言わせないって 聴かせてよ どうせ何したって変わらない 明日なんて来なくてもわかる 僕にだってそんな時もあるって 気づいてよ ねぇ  もういいかい? 「いやまだだよ。」 もういいかい? 「ほっといてよ。」 ねぇ いつまで隠れてるの? もういいでしょ? もういいよね 隠れん坊 みいつけた  見つけ出すから ねぇ 君まで この声がたどり着けずとも 独りぼっちなんて言わせないって 言わせてよ どうせ隠れたって無駄だよ とっくに気づいているんでしょ? 君の歌はちゃんとここにあるって 歌わせて ねぇ
カルキニクハGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太乾いた空気が口元でカラカラ音を立てる オバケ電球が今にも切れそうな命を繋ぐ 雨の降らない空を見る 寒さに凍える人が好き  始まりと終わりに泣いた 幾千の星が密かに歌う 光を以てしても 影が消えることはない  重なる想いを思い出し 重ねる想いは独りきり さよならの足音に合わせて ひどく明るい讃美歌を  開いたページが北風でペラペラしゃべり出した 懐かしい匂いが路地裏で息を潜めている 雨の降らない空を見る 冬の似合う人が好き  さよならの続きを書いた 宛名のない手紙密かに仕舞う 未来を以てしても 過去が消えることはない  重なる想いを思い出し 重ねる想いは独りきり 後悔の足音に合わせて どうか明るい讃美歌を  いつくしみ深き 君の為の祈り 取り去れない憂いの為に 夢を見る祈り
ガーベラGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太朽ちかけたベンチに座っていた 暮れかけたオレンジに染まっていた 北風でブランコが揺れていた 急に独りぼっちな気がした  いつの間にか落ちた太陽 伸びた影は夜が食べた  閉じたガーベラ 戻れないなら 君のことはもう忘れたいの 閉じたガーベラ 触れないなら 温もりとかもう忘れたいの  ひび割れたアスファルトを歩いていた プランターの花に見惚れた 暮れてったオレンジに似ていた 急に独りぼっちな気がした  いつの間にか変わっていた 変われないのは思い出だけ  閉じたガーベラ 溢れるから 君のことはもう忘れたいの 閉じたガーベラ 壊せないから 真実とかもう忘れたいの  いつもここにはガーベラが揺れてた 気にも留めずに通り過ぎてた  閉じたガーベラ 思い出すなら 涙なんてもう忘れたいの 閉じたガーベラ 思い出すから 笑顔なんてもう忘れそうだ 閉じたガーベラ 開いていた 幸せとかもう忘れたいの 閉じたガーベラ 開かないなら 君のことはもう忘れたいの
君の友達GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡崎広平いちぬけた にーぬけた 夕方5時のチャイムが鳴る 残ったのは僕ら二人だった うつむいてどうしたの? 地面を染めてく丸い跡 初めて君の泣き顔を見た  通学路は違ったけれど いつからか待ち合うように 登下校も夢中になって遊んだ  君がいたはずの街が いつもと変わらないから 君がいる気になってしまう おはようの交差点  雨上がり 水たまり 傘ですくってはぶち撒けて せっかく晴れたのにびしょ濡れだ うつむいてどうしたの? 肩を震わせて笑い出す 「最後の最後までありがとな。」  お別れ会で渡した色紙 みんなは「さよなら」と でも僕には書けなかった「またね」  君がいたはずの街も 時が経てば変わってく 君と過ごした時間なら 変わることはないのにな 返し忘れた漫画を 読み返す  覚えていて 覚えていてね 思い出して ほら笑っていて  いちぬけた にーぬけた 夕方5時のチャイムが鳴る 残ったのは一人だけ 地面を染めてく丸い跡 かくれんぼ 鬼ごっこ 溢れ出したら止まらないよ 知らない街 知らない日々 でも僕は君の友達
銀河鉄道の朝GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太物語に続きがあるなら カムパネルラの父さんは 家に帰って一人になって きっと泣き崩れただろう 優しさを持て囃すなら 気づける日が来てほしい 左足が好きな猫 朝陽の漏れるカーテン  知らないことを知ったように 子供たちがうなずく わかれないことをわかったように 大人たちがうなずく 諦めたわけじゃなく 歯を食いしばっている  他人のために見送ったはずの いくつもの小さな場面が 諦めただけじゃなかったかと こっそり胸の奥に問う 叶えようと星に願って 叶わないと息を吐く そう思ってしまったら 何もしていないのと一緒だ  物語に続きがあるなら ジョバンニに何が言えるだろう 家に遊びに行ったところで ミルクは飲み干せなかったろう 優しさを持て囃すなら 気づける日が来てほしい カムパネルラの父さんも 救われる日が来てほしい  自分のために見送ったはずの いくつもの小さな場面が 諦めただけじゃなかったかと こっそり胸の奥に問う 叶わないと高を括って 叶えようとしなかった そう思ってしまったら 何も出来ないみたいじゃないか  言えないことを言ったように 子供たちがうなずく 許せないことを許すように 大人たちがうなずく 諦めたわけじゃなく 歯を食いしばっている  未来のために見送ったはずの いくつもの小さな場面が 諦めただけじゃなかったかと こっそり胸の奥に問う 叶えたいと描いた夢は 朝でも見える星になる そう思ってしまったら 何もしないより前に進もう
Growing YellowishGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太天井を見上げている。 いくつもの笑い声と、いくつもの泣き声が染み込んでいる。 外では光と今朝方までの雨が、影に色を付けた所だ。  冷たい空気を肺に仕舞い込んで、 できるだけ長く止めている。 できるだけ長く止めている。  君の髪の匂いも 君の湿った背中も 君の喘ぎ声も すべて染み込んだ天井になる。 悲しいくらいの歳月を 真っ白に染めてくれないか。 All of me are you. All of me are you.  天井を見上げている。 まるで水の中だ。 君と煙達が漂っている。  冷たい空気を肺に仕舞い込んで、 できるだけ長く止めている。 できるだけ長く止めている。 全部白くなればいい。 全部白くなればいいのに… 生きたいと呼吸。呼吸。。呼吸。。。  君のスカートに潜り込む。  君の冷たい足も 君の器用な指先も 君の感触も すべて染み込んだ天井になる。 悲しいくらいの歳月を 真っ白に染めてくれないか。  忘れられないよ。 君は僕の酸素になってしまった。 シミは濃くなっていく…広がっていく…  君の嬉しい顔も 君の怒った横顔も 君の呼ぶ声も すべて染み込んだ天井になる。 悲しいくらいの歳月を 真っ白に染めてくれないか。 真っ白に染めてくれないか。 真っ白に染めてくれないか。 All of me are you. All of me are you. All of me are you. All of me are you.
交換日記GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡崎広平傷つくのが怖くて 傷つけたくもなくて そんな身勝手な想いが 結局傷つけた やっとたどり着いた 隧道の向こう側 取り消し線の奥に書かれた 本当の言葉  それは僕を照らして まるで君が溢れた 気づかないふりしてた 気づいてたのに  あの映画のラストのように 大袈裟なんかじゃなくて 君じゃないとダメだって 本気で思ったんだ  今日この日を迎えたこと 今日も一緒にいれること 特別よりも大切な 当たり前になれたこと 恥ずかしいなんて外した お揃いのイルカのキーホルダー 今じゃ恥ずかしく思うよ 恥ずかしがった自分を  傷ついてもよかった ただ私は待ってたの なのに返ってこなかった 交換日記 乗り越えたかっただけ 信じてしまっただけ 暗い未来を打ち消すような あなたの光を  それは私を照らして 相変わらず眩しくて 見つめるのがやっとで 見えなかったから  あの映画のラストのように 綺麗事じゃなくて 分かり合えないことでも 分かち合いたかったの  今日この日を迎えたこと 今日も一緒にいれること 特別よりも大切な 当たり前になれたこと 月日と共に色褪せた お揃いのイルカのキーホルダー 私にずっとしがみついた 色褪せない気持ち  交換日記が作ってくれた 未来に今立っている 一度は離しかけた手を 繋いで今立っている 手汗なんて気にしないから しっかり握らせて これから歩く未来でも 決してはぐれないように  今日この日を迎えたこと 今日も一緒にいれること 特別よりも大切な 当たり前になれたこと これからは新しい鍵に お揃いのイルカのキーホルダー 約束なら小指じゃなくて 薬指に 一つじゃ叶わなかった 二つ揃えて形になった ようやく揃ったキーホルダーが 未来を照らしてくれた
コトノトコGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太生きてるとは色んなコト 悲しいコト 苦しいコト むかつくコト 悩みゴト  死ねばいいなんて言われても 死にたくないから困ったコト  だから一緒にいるコトにした。  ただ愛しいと想うコト ただ幸せだと感じるコト それは一緒にいるコト それは君のコト 君のコト  生きてるとは色んなトコ 近いトコ 遠いトコ 懐かしいトコ 寂しいトコ  行けばいいなんて言われても 行けやしないから困ったトコ  だから君のいるトコに行く。 ずるいなぁ  ただ行きたいと思うトコ ただ帰らないと言い張るトコ それは一緒にいるトコ それは君のトコ 君のトコ  コト コト コト コト 胸が鳴る トコ トコ トコ トコ 会いに行く  ただ愛しいと想うコト ただ幸せだと感じるコト それは一緒にいるコト それは君のコト  ただ生きたいと願うコト ただ小さな手を握るコト それは一緒にいるコト それは君のコト  コトノトコ
コワシテGOLD LYLICGOOD ON THE REELGOLD LYLICGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋あなたが離れて二月。 今頃知らない笑顔と笑っているのかい? それとも僕を想って独り夜に泣くのかい?  離れるって言った時 何も言えなかったコト ただただ振り返る今日が 一斉に声を上げる 一斉に叫び出す 「幸せってヤツは 悲しいんだね」  あなたが幸せでいるのなら それを壊してしまいたい…だからさ あなたを幸せに出来るのは 僕以外いないなんて言う わがままな僕の心をコワシテ  あなたが離れて二月。 「将来性が無いからね…別れる。 それでも今も好きな気持ちは変わらないよ。」ってずるいや。  手を振って出てった時 後を追えなかったコト ただただ振り返る今日が 一斉に声を上げる 一斉に叫び出す 「約束ってヤツは 破れるんだね」  あなたが独りで泣いているのを どこかで望んでしまうから あなたの支えになれるのは 僕以外いないなんて言う わがままな僕の心をコワシテ  始まりには終わりがある あなたと居たら忘れてた やっぱり変えられないかなぁ…やっぱり 「始まりってヤツは 終わるんだね」  あなたが幸せでいるのなら それを壊してしまいたい…だからさ あなたを幸せに出来るのは 僕以外いないなんて言う 独り善がりな心を コワシテ
ゴーストGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太色んな音が言葉になって つんざくばかりの大合唱 アスファルトには魚が2匹 干からびた銀色の光  色んな声が音になって つんざくばかりのオーケストラ 黒い空には旅客機が2機 身勝手な赤色の光  閉じっぱなしのドアは簡単に開いて 鍵をかけたならこっちのモノさ  生暖かいミルクに 君の亡霊が踊る 愉快なコトに 783回目の 夜 色んな事が記憶になって つんざくばかりのファンファーレ 気づいたらずっと後ろの方で 囚われた柔らかな光  開けっぱなしのドアは簡単に閉じて 鍵がかかったら必死なモノさ  生暖かいシーツに 君の亡霊が歌う 愉快なコトに 783回目の夜  透けたままの君を愛し続けてる 透けたままの君と踊り続けてる  おそろいの記憶から 繋ぎ合わせて作る 君の亡霊と 783回目の…  生暖かいラストに 君の亡霊が落ちる 愉快なコトに 783回目の夜
砂漠GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太どんなに長い道程も 振り返ればほんの数秒 どうやら随分来てしまった 相変わらず喉が渇く 敢えて戻らない訳じゃない どう足掻いても戻れない 後ろ向きのまま進んで行くか もしくは前を向くかだ  足の速い人達が 次々追い越し消えていく 残された人達が 信じられるものは一つだ  彼らにはなれなかった 僕らだけの世界で 彼らにはなれなかった 僕らだけの未来へ 気づいたらもうこの足は 道を作り出していた 地図のない砂漠で  どんなに長い道程も 先を見ればまた蜃気楼 どうやら随分続くらしい 砂埃に目を細めた  足の速い人達が 水を求めては消えていく 残された人達は 諦めきれず砂を噛んだ  彼らにはなれなかった 僕らだけの涙で 彼らにはなれなかった 僕らだけの誓いを 気づいたらほらこの道に 花は咲き始めている 独りじゃない砂漠で  どんなに長い道程も 振り返ればほんの数秒  彼らにはなれなかった 僕らだけの世界で 独りではなれなかった 僕らだけの未来へ いつかはそうこの花が 一面を赤く染めた 地図のない砂漠で
さよならポラリスGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太小田急線 十字架 患ったのは僕の方 願わなければよかったね 結局叶わないのなら 水族館 そうだな 水族館に行きたいな 大きな魚を見たいね できるだけ大きな魚  欲しがらないのは難しい だってみんな孤独なんだ 自分からは抜け出せない さよならポラリス  近道なら永遠に近い渋滞 だったら遠回りでいいよ 人を掻き分けて歩くなら 人と笑っていたいよ 痛いよ  6等星 ヒトデ 慎ましく健気な光 見つからなくてよかったね いつまでも元気でいてね  探さないのは難しい だってみんな孤独なんだ 引力からは抜け出せない さよならポラリス  目印なら光放つ恒星 掴むことのできない指標 誰になりたいと願うより 自ら光ってみたいよ 痛いよ  小田急線 十字架 患ったのは僕の方 水族館 そうだな 水族館に行きたいな
35℃GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡崎広平やっと地上に出た蝉が ミンミンと夏を謳歌する うざったい朝のタオルケット 蹴り飛ばす35℃猛暑 近所から一年中響く 役目を失った風鈴 やっと迎えた舞台で 風を涼しげに歌う  都心でも売られ始めた コンビニでふと見かけた 久しぶりに飲むマッ缶は やっぱり甘すぎるな  ありがとう たった一つの言葉が ありがとう 今も僕を支えている ありがとう 覚めてしまえば夢は夢 ならいっそ 覚めないで このまま 覚めないで  近所から一年中響く 役目を失った風鈴 やっと迎えた舞台で 風を何として歌う? ラムネのビー玉越しに 真っ青な空広げた あの雲見て クジラみたいだ さぁ どこまでも泳いでいけよ  夜9時集合で 忍び込んだプール 塩素の匂い 飛び込もうよ 共犯じゃん ほらせーので せーので  ありがとう びしょ濡れて笑う横顔 ありがとう やっぱり君は甘すぎるな  ありがとう たった一つの言葉が ありがとう 今も僕を支えている ありがとう 覚めてしまえば夢は夢 ならいっそ 覚めないで このまま 覚めないで
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
SUNRISEGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋口を衝くのがありがとうか すみませんかで決まってくる じゃんけんぽん あっち向いてホイ まぁ どっち向いてもたかが知れてる 何はともあれ材料を用意 夢と無謀と始まりの予感 それから大さじ一杯の希望 いやちょっとそれは盛り過ぎか  伝統のルール 先代のルーツ 背負った背中もこれまたクール 果たしてそれは正解か? はたまたそれが…  SUNRISE 今日のお出ましだ ほら窓開けて お出迎えを SUNRISE 仕込みなら万端 混ぜて捏ねては 寝かせた夢 SUNRISE バンザイ 一切合切 問答無用叩き起こして 挑むのが人生  意味を知るのが先だろうが 後だろうかなんかどうでもいい じゃんけんぽん あっち向いてホイ まぁ どっち向いてもこじつけだ  近代のブーム 最新のツール 背負った背中もこれまたクール 果たしてそれは正解か? はたまたそれが…  SUNRISE 夜明けぜよ乾杯 その油断こそ 命取りに SUNRISE 注意力散漫 混ぜて捏ねては 落とし前を  SUNRISE…  バンザイ…  深淵のプール 問題のループ 渾身のフック 限界のズック 残酷なムーブ ぞんざいなミューズ 散々なゴール モーニングコール  SUNRISE 今日のお出ましだ ほら窓開けて お出迎えを SUNRISE 仕込みなら万端 混ぜて捏ねては 寝かせた夢 SUNRISE バンザイ 一切合切 問答無用叩き起こして 熱くたぎれ はたまたそれが 風立ちぬ人生
サーチライトGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋安心安全に守られた こなしていくような日々の購読 普通の定義に慣れたせいで 鍵の在り処をうまく思い出せない  街灯じゃ暗いと カラスが頭上で笑った 囚われた日常にしがみついた  その手を伸ばした光の先が 例え望んだ結末じゃなかったとしても その手を伸ばした確かな勇気が 明日に架ける光放ち出して 次の経路を照らす  抑制抑圧に閉ざされた 押しつけるような日々の朗読 偽造の摂理に慣れたせいで 鍵の在り処をうまく思い出せない  予想の範疇 カラスが頭上で笑った 囚われた日常にしがみついた  その手を伸ばした光の先が 例え高くそびえ立つ壁だとしても その手を伸ばした故の困難が 明日に架ける光放ち出して 次の活路を見出す  何度倒れてきたんだい? 何度挫けてきたんだい? だんだん日常化して 悔しくもなくなって でも今君がそこにいること 今君が生きていること それだけあれば十分に 君が欲しがった鍵になる  その手を伸ばした光の先が 例え望んだ結末じゃなかったとしても その手を伸ばした確かな勇気が 明日に架ける光放ち出して これからが勝負だよってまた手を伸ばして 例え希望が打ち砕かれたとしても 何度も何度もその手を伸ばして 壁の向こうに君が描き出した 自分自身を照らせ
写窓GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋さらって五時半 揺らいだ想いなら瞼の裏にあるよ 溢した言葉も 落とした涙も 今では行方不明  太陽は何処に行くんだろう? 昨日は何処に居るんだろう? それでも回って 回って 近づく体と 遠のく心を 電車は機械的に 夜へガタンゴトン引き摺る  遠く ずっと遠く向こうで 泣いているのは いつかの陽炎 遠く ずっと遠く向こうで 離してしまったら 繋げない右手でバイバイ  流れるスライド なぞる写し絵 何で幸せなの? 刺さった言葉も 混ざり合う涙も 今では行方不明  太陽は何処に行くんだろう? 明日は何処に居るんだろう? それでも回って 回って 近づく未来と 遠のく二人を 時間は当たり前と ビルの夕影を伸ばす  遠く ずっと遠く向こうで 鳴いているのは いつかの蜩 遠く ずっと遠く向こうで 離してしまったら 繋げないあなたと  何処まで影を伸ばすんだ? 此のまま影が重なって すべてが夜に沈んだら 涙を一粒私にください  遠く ずっと遠く向こうで 泣いているのは いつかの夕立 遠く ずっと遠く向こうで 離してしまったら 繋げない右手を 繋いで赤らむ いつかの写窓に バイバイ
シャボン玉GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太シャボン玉を飛ばそう 君が息する証として 星めぐりの歌が死んだ 華やかに踊る街角で シャボン玉を飛ばそう 君が息する証として 欲望が恋を裏切った 孤独に帰るベランダで  悲しいことを教えてあげる 人は死ぬことを知らないと 生きてることすら忘れるんだ  幸せの為の悲しみを 思いやる為の痛みを ため息で捨ててしまう前に シャボン玉を飛ばそう 君が生きてく証として  シャボン玉を飛ばそう 君が息する証として 思い出が今を蝕んだ 乗るしかない満員電車で  苦しいことを教えてあげる 人は後悔を知らないと 大切なことすら忘れるんだ  叶える為の苦しみを 支え合う為の寂しさを ため息で捨ててしまう前に シャボン玉を飛ばそう 君が生きてく証として  信じることを教えてあげる 人は裏切られたとしても 愛することから逃げないんだ  幸せの為の悲しみを 思いやる為の痛みを ため息で捨ててしまう前に シャボン玉を飛ばそう 笑われてきた決意を 諦めかけた明日を ため息で捨ててしまう前に シャボン玉を飛ばそう 君が生きてく証として
シャワーGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太何も変わらない映画 ベッドで横になって見た 薄暗いアパートの一階 エンドロールはビルの夜景  飾り物を脱ぎ捨てたら 排水口に流すことは決まった? そんなに簡単なら苦労しないけど そんなに簡単でもいいじゃないか  赤と青をうまく回して 回して 回して 赤と青をうまく回して 回して 回して  何も変われない生活 ベッドで横になって見た 薄暗いアパートの一階で ビルの夜景を見たんだ  飾り物を脱ぎ捨てたら 排水口に流すことは決まった?  赤と青をうまく回して 回して 回して 赤と青をうまく回して 回して 回して こんなに重くちゃ動けないよ まだ見ぬ明日は未来なんだ  あんなコトなんて流しちゃえばいいよ こんなコトなんて流しちゃえばいいよ そんなコトだって流しちゃってさ どんなコトだってうまく回して 回して 回して  赤と青をうまく回して 回して 回して 赤と青をうまく回して 回して 回して こんなに重くちゃ進めないよ まだ見ぬ明日は未来なんだ  未来なんだ  何も変わらない映画 エンドロールはビルの夜景
ショーベタGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太GOOD ON THE REEL僕らはただの売り物で 価値がなければ捨てられる 答えを持っているようで 実際なんにもわからない 派手に気取ってみるものの 中国製のコップの中 中途半端に呼吸をする 優雅なショーベタに似ている  作られた色 作られたヒレ みんなによく見られるように 作られた場所 作った夢 戦う前に立ち塞がる 見えないガラスの壁に  何度も何度も叩きつける頭 何度も何度も繰り返す傷 誰にも知られないように 作られたステージの上 何度も何度も締め続ける喉 何度も何度も流される度 誰にも知られないように 作った希望が踏みにじられる 生きているということすらも 煙草の吸い殻のように  僕らはただの売り物で 常に陣地を争って 見向きもせずに罵られ 振り向かれては笑われる  作られた色 作られたヒレ みんなに気に入られるように 作られた場所 作った夢 戦う前に立ち塞がる 見えないガラスの壁に  何度も何度も伸ばし続ける手を 何度も何度も払われる度 誰にも知られないように 作った希望が投げ捨てられる 生きているということすらも 潰れた空き缶のように  ダブルテール クラウンテール スーパーデルタ ハーフムーン… どうかな? だめかな? まだ まだ  何度も何度も叩きつける頭 何度も何度も繰り返す傷 誰にも知られないように 作った希望が窒息してる 生きているということすべて コップのショーベタのように
自由形GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋宇佐美友啓さぁ お別れさ いつもの日常に手を振って 窓を開けた うららかな日和 やぁ 近所に住み着いた野良猫にあいさつ いつも通りの駅へ歩いていく  スクロールされていく ありふれた現実をクロールで掻き分けていく 白昼夢 息継ぎさえ忘れて  そう 始まりはいつでも澄ました顔をして 震える手を 無理矢理引いていく 見えない不安 心の準備ができていようとなかろうと 時は進んでいく  スクロールされていく ありふれた夢をクロールで追いかけていく 白昼夢 溺れてしまう前に…  繰り返す言い訳が今日を 明日へと繋げた ぬぐえない後悔ならば このまま連れていく  スクロールされていく ありふれた僕はクロールで泳いでいく 白昼夢 息継ぎさえ忘れて
zzzGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太彼氏が言うから春を売り出した 派手目な彼女は暗い路地裏で…snore 家族が増えたと夜勤を増やした 移り気な彼はコンビニのレジで…  疲れた顔のおっさんは また酒で孤独をノックする 一人きりのカウンターで…snore 純情そうな少女は また一粒で宙を飛ぶ やりきれないよな…  羊数えては 眠れない夜 鼓動が気になって 眠れない夜…連れ出して  初めて男に声をかけられた 無口なあの娘は知らない腕枕で…  妻を亡くしたじいさんは また遺影を抱えたまま 敷きっぱなしの布団で…snore 引きこもりの長女は また手首の傷が増えてる やりきれないよな…  羊数えては 眠れない夜 熱がこもる体 眠れない夜…踊ろうよ  …snore…snore…snore…  羊数えては 眠れない夜 世界中のいびきで 眠れない夜…陽が昇る
水中都市GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋駅前の雑踏はまるで川のよう 時間も人も流されるままに どうしようもないよってこなしているのは やりたいことも流されるからだ  明日こそはって決めたはずの 明日がまた遠くなる  息を切らして走りたい 掴むために藻掻きたい 誰もいない人混みで 生きていると叫びたい 期待と不安をリュックに詰めて 力強く踏み出した街は 流れるほどに忙しくて 流されるほどに苦しい  怒らないのは優しいからじゃない 使い古した気を使うからで 謝った分だけ優しくはなれない そこに気持ちが不在だからだ  昨日まではって捨てたはずの 昨日がまた今日になる  声を涸らして伝えたい 示すために抗いたい 誰もいない人混みで ここにいると叫びたい 未来と過去をリュックに詰めて 疑いなく踏み出した街は 流れるほどに嘘つきで 流されるほどに虚しい  このまま遠くへ流されたい でも到底海には出られない 立ち止まることを許さない 流れ続ける人の中 迷いながら ぶつかりながら たまに舌打ちをされながら やりきれない痛みを抱いて 変われない日々を許してく  息を切らして走りたい 掴むために藻掻きたい 誰もいない人混みで 生きていると叫びたい 期待と不安をリュックに詰めて 力強く踏み出した街は 流れるほどに忙しくて 流されるほどに苦しくて 望んだはずの明るい未来 選んだはずの夢見る舞台 川の流れは冷たくて 流されるほどに苦しい
スケール美術館GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太失敗作と言われる 無名な画家の絵には 汚れた服で笑う 美しい少女の顔  いわゆる正しさが 僕にはとてもわからなくて 悩んではみたけど 僕はその絵が好きだった  正しさにまた傾く度に 少女の顔が曇りゆくなら 間違いだって見捨てないから それでも明日を望めないなら Change of values 決して終わりのない票の取り合いを 絵空事だと笑う  傑作だと称される 有名な画家の絵には ひどく目を見開いた おぞましい男の顔  所謂間違いが 僕にはとても判らなくて 悩んではみたけど 僕はその絵が嫌いだった  間違いにまた傾く度に 男の目でも枕浮くなら 正しさだって間違えるから それでも明日を望めないなら Change of values 決して終わりのない票の取り合いを 絵空事だと笑う  中央に飾られた 作者不明の絵には あなたが描いたような 天秤が揺れている  正しさにまた傾く度に 間違いがまた重さを増して 間違いにまた傾く度に 正しさがまた重さを増して Change of values 決して終わりのない票の取り合いを 絵空事だと笑う
素晴らしき今日の始まりGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋懐かしい匂いがしました 誰かは上司に頭を下げます 誰かはリングに崩れ落ちます 僕は多摩川に着きました  運送トラックの風に吹かれて 大して星の見えない空を 明けない内に見上げます  さぁ 今日の始まりです  伝えたいコトがあります 届けたいモノがあります 叶えたいユメがあります 守りたいイノチがあります 消えないキズがあります 咲かないハナがあります 言えないコトバがあります 守れないイノチがあります それでも生きていくから… それでも愛するから…  懐かしい匂いがしました 誰かは新居に荷物を運びます 誰かは病室で祈っています 僕は手すりに手をかけます  水道橋で風を受けて 大して星の見えない空に 羽根じゃない手を広げます  さぁ 今日の始まりです  伝えたいコトがあります 届けたいモノがあります 叶えたいユメがあります 守りたいイノチがあります 消えないキズがあります 咲かないハナがあります 言えないコトバがあります 守れないイノチがあります それでも生きていくから… それでも愛するから…  誰かは空に祈ります 誰かは風に囁きます 誰かは雲に嘆きます 誰かは雨に唄います 「愛してる。」 「愛してる。」 「愛してる。」 「愛してる。」  伝えたいコトがあります 届けたいモノがあります 叶えたいユメがあります 守りたいイノチがあります 消えないキズがあります 咲かないハナがあります 言えないコトバがあります 守れなかったイノチがあります それでも生きていくから… それでも愛するから…  さぁ 素晴らしき今日の始まりです
せい歌GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太世界は自分の都合の上で 気象予報士も予測不可 何かに触れて晴れても雨でも 結局自分の都合の上で  都合上の優しさ 都合上の厳しさ そうやって都合が悪くなると 簡単に見限ったりしてまた  何かのせい 誰かのせい こんな窮屈な世の中じゃ そんな言い訳も世界のせい  世界は他人の都合の上で ノストラダムスも予言不可 何かに触れて築くも滅ぶも 結局他人の都合の上で  都合上の正しさ 都合上の疚(やま)しさ そうやって都合が悪くなると 簡単に謝ったりしてまた  何かのせい 誰かのせい こんな身勝手な世の中じゃ 何かのせい 誰かのせい そうしなきゃ守れないよなんて そうしなきゃ許せないよなんて そうしなきゃ進めないよなんて そうしなきゃ生きれないよなんて そんな言い訳も世界のせい
星座づくりGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋二人が出会った瞬間も 一つの星として数えてみる たぶん君は笑うけど 終電を逃したあの夜も 不格好な誕生日ケーキもね 一つ一つ数えて  あの星頼りにこの星探し この星頼りにその星探し デネブ ベガ アルタイル 幾千の星の物語  喜びや悲しみだって 温もりや寂しさだって どれも一つ一つ手繰り寄せ 繋いで光る二人の星座 打ち上がる花火にそっと 照らされた笑顔をずっと ただ眺めていたいと願うのは 星を灯した君のせいだよ  二人で集めたシーグラス 部屋中探しても見つからない たぶん君は怒るけど でも思い出なら光っているんだよ 失くしたって真夏の星のように 一つ一つ光って  くだらないことで笑って 思い出してまた笑って まぁどっちにしたって僕たちは 二人でいないとつまらないや 些細なことでケンカして 引くに引けずに言い合って それも星となって時を経て 思い出してまた笑い合うのさ  あの星頼りにこの星探し この星頼りにその星探し その星頼りにどの星探し? もう見失わないように  喜びや悲しみだって 温もりや寂しさだって どれも一つ一つ手繰り寄せ 繋いで光る二人の星座 忘れたくないことだって 忘れられないことだって ほらどっちにしたって僕たちが 確かに灯した消えない光  ずっと胸に ずっと君に 消えないだろう 消えないだろう ずっと胸に ずっと僕に 消えないだろう 真夏の夜空に
背中合わせGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋ねぇ 覚えている? 撮るとなると硬くなって笑えない写真 ねぇ 覚えている? 一度言うとそればかり買ってくるお菓子 ねぇ 覚えている? 誰が言ったかもわからずに使う名言 ねぇ 覚えている? 靴ひもを結ぶ時はいつも固結び  どう思っていたんだろう 何を考えていたんだろう いつでもそばにあった 当たり前の日常をまさか 愛しく思うなんて  背中合わせ 合わせられる距離なら 向かい合えるはずだったなんて どんなに辛い時だって 背中合わせ あんなに一緒にいて こんなにも知らないことばかり 今更になって気づいた  ねぇ 覚えている? 洗濯物を分けて洗うようになって ねぇ 覚えている? 訳もなくイライラして避けるようになった  どう思っていたんだろう 何を考えていたんだろう いつでも付きまとって 鬱陶しい日常をまさか 愛しく思うなんて  背中合わせ 働く姿なんか 考えたことすらもなかった 聞いたことすらもなかった 背中合わせ 愚痴を吐くこともなく ただ黙って守っていたなんて 今更になって気づいた  ねぇ 覚えている? やっと見つけた夢を話して怒鳴られた夜 ねぇ ついムキになって 「お父さんの子供になんて生まれたくなかった。」  背中合わせ 本気じゃなかったんだよ 言えるはずもなく時が経って 結局謝れなかった 背中合わせ 自分勝手な私に 相変わらず不器用に言った 「がんばれ。」だなんて 今更になって  ありがとう
0GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡崎広平1つが2つに 2つが3つに 変わらないようで変わっていく 少なくとも心は 3つが4つに 4つが5つに 速度を上げて変わっていく 計らずとも世界は  花かんむりを作る少女 狂ったように走り回る少年 誰もが振り返る淑女 悟ったように微笑んでいる老人 人の数だけ形があって 僕はなんか泣きそうになって 青白い空を見上げた  0から始まる物語は いつか終焉を迎える 笑っては泣いて形を変えて いつかそれぞれの形になる さぁ どこへ行こうか 何をしようか 望むならいっそ果てまで たった1つの0に君と僕は 選ばれたんだ  6つで小学生 はていくつで大人に? わからないようでわかりたくない 少なくとも今は  愛情を求めている彼氏 対安定を求めている彼女 夢を追いかけたい生徒 どうせ叶いっこないと諭す先生 人の数だけ思いがあって 僕はなんか泣きそうになって 灰色の道を見つめた  0から始まる物語は いつか終焉を迎える 藻掻いて足掻いて形を変えて いつかそれぞれの形になる さぁ どこへ行こうが 何をしようが どんな結果が待っていようが たった1つの0を君も僕も 背負っていくだけ  思う数だけ悩みがあって 悩む数だけ答えは無くて 出会う数だけ別れがあって 別れの度臆病になって そんな自分が嫌いになって 僕はなんか泣きそうになって 灯りゆく街を眺めた  0から始まる物語は 終焉を迎える 愛して信じて形を変えて いつかそれぞれの形になる さぁ どこへ行こうか 何をしようか 世界が変わる その瞬間に 光射すんだ 走り出すんだ 望むならいっそ果てまで  たった1つの0に君と僕は 選ばれたんだ  1つが2つに 2つが3つに 変わらないようで変わっていく 見えなくとも未来は
そうだ僕らはGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太夢は叶わないかもしれない それでも手を伸ばすことはできる 悩みは晴らせないかもしれない それでも聞くことならできる  向き不向きとか得手不得手 誰もが抱える皮肉な平等 何でもできる人なんていない ならできることからすればいい  そうだ僕らは飛べやしないけど この両足で走り出すことはできる そうさ僕らに羽根なんてないけど この両腕で抱きしめることができる  僕らは愚かかもしれない それでもいいじゃないか別に  普通とか異常とか 誰に決められる 全く同じ人なんていない でも全く違う訳じゃない  そうだ僕らは飛べやしないけど この両足で立ち上がることはできる そうさ僕らに羽根なんてないけど この両腕で支え合うことができる  いつだって夢を 持ちなさいとか諦めなさいとか どっちだよ どっちでも どっちみち  そうだ僕らは飛べやしないけど この両足で一歩ずつ進んでいく そうさ僕らに羽根なんてないけど この両腕で抱きしめることができる
So Late MeGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太雑食の太陽 ちりちりと頬をつく ドレミ So Late Me ゆっくりと僕に降りそそぐ 星がきれいだね からすが空けた穴ぼこさ ドレミ So Late Me ゆっくりと僕に降りそそぐ  目が覚めた王様は 彼女の手のぬくもりで また今日が来たことを知る  絶え間なく降りそそぐ時間の中で 与えられた限りの時間の中で 苦しみや痛みの合間を縫って ゆっくりと僕に降りそそぐ  夢を見てたんだ そこではみんな笑ってて ドレミ So Late Me ゆっくりと僕に降り注ぐ  手をふった少年は 涙のつたうぬくもりで 大切な思い出を知る  絶え間なく降りそそぐ時間の中で 与えられた限りの時間の中で 争いや孤独の合間を縫って ゆっくりと僕に降りそそぐ  ドレミファソラシド どちらさまでしょう? ドレミファソラシド そちらはどうです? ドレミファソラシド どこへいきましょう? ドレミファソラシド レ
それだけじゃGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋「蛍は死ぬよ。 明日には…」 君が言うから不安になって 「僕らいつまで生きれるの?」 僕が聞くから不安になって  繋がったのに 溶け合ったのに それだけじゃまだ足りないみたいで 信じてるのに 愛してるのに それだけじゃまだ足りないみたい  夢と君を抱いたまま怯えた いずれ離さなきゃなのか手のひら 濁りきった明日にもこうして 繋いだまま眠ってもいいのか  現実でこそ曖昧で だから二人は不安になって 離れることを恐れては 影を持たない夢を追って  疑ったのに 裏切ったのに それだけじゃまだ足りないみたい  夢と僕を抱いたまま怯えた 不安なんて隠して笑うから 濁りきった明日ならどうして 繋いだまま離さずいれるのか  私ならいつまでもあなたを 支える覚悟は出来てる だからあなたの幸せが 伝わるほどに光るよ 僕にはまだまだあなたの夢を 叶えることは出来ない だからあなたの優しさが 伝わるほどに痛むよ  夢と夢を抱いたまま怯えた 正解も間違いも無いから 濁りきった明日にもこうして 繋いだまま夢に抱かれてく 何が足りないのかも知っている それが僕のせいなのもわかってる それでも優しくするから 独りよがり夢にしがみつく  愛だけじゃまだ 夢だけじゃまだ 二人は生きていけないみたいで
それは彼女の部屋で二人GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太愛の形は知らないし だからハート型のチョコレートをあげた。 冷たいナイフで凍えた手を 僕は両手で包んだ。  君との事はいつでも、いつかの事で…  「明日が恐い。」と震える声 「あなたのせいだ。」と揺れる声 「一緒にいよう…」と泣いている 泣いている  愛の形は知らないし だからハート型のチョコレートをあげた。 錆びたナイフが刺さった胸を 君は両手で包んだ。  君との事はいつでも、いつかの事で… 気づいた時には「愛してる」なんて言えなくなって…  「明日が恐い。」と震える声 「あなたのせいだ。」と揺れる声 「一緒にいよう…」と泣いている 泣いている  君の声一つ…君の声二つ…君の声三つ…君の声四つ… いくつも刺さったままだ。  生きる理由を奪ってしまった。  「明日が恐い。」と震える声 「あなたのせいだ。」と揺れる声 「一緒にいよう…」と泣いている 泣いている  それは彼女の部屋で二人 それは彼女の部屋で二人  いつかの事。
存在証明書GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太マンションの壁に貼ってあった ボロボロの求人広告 そういえば今の生活も 望んでたはずだったなぁ…でも  現実になったら現実は現実で 夢だって叶ったら現実で  やっと何処にたどり着いても またなんか違う気がしてきちゃうし 出口はドコ? むしろ入り口は? 思い出せない僕達に 存在の証明を  何処だって行けるはずだった 何だってやれるはずだった 悩み抜いて決めたはずだった 間違いはなかったはず…でも  現実になったら現実は現実で 当たり前になっては手遅れ  どうせいつか終わってしまうなら まだなんかやれる気がしてきちゃうし 出口はドコ? むしろ帰り道は? 行方知らずの僕達に 運命の詳細を  存在証明書はすでに 発行手続きが済んでいた 現実を壊す勇気を とんでん返しの運命さ  結局どんなに満たされても すぐに慣れてしまうわがままな生き物 求人広告 募集要項には 表せない僕達に… やっと何処にたとり着いても またやっぱ違う気がしてきちゃうから 出口じゃなく むしろ望むのは 替えのきかない僕達の 存在に照明を
そんな君のためにGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太愛されなくて 愛さなくなって 押しつけられて 機械になって 笑わなくなって 泣けなくなって 気づいたらもう 独りになって  それでもまだ生きていたいと 君が言うなら 君が言えたら  そんな君の為に生きたい そんな君の為になりたい 心からそう思えるような そんな人になりたい  それでもまだ生きていたいと 僕が言うから 必ず言うから  こんな僕の為に生きたい こんな僕の為になりたい 心からそう思えるような そんな人になれるかな  死にたいなら簡単さ 生きてればいいんだよ 生きていけばその内 終わりなんて来るから  そんな君の為に生きたい こんな僕の為に生きたい 心からそう思えるような そんな人になりたい そんな君が見ていた こんな僕を見ていた こんな僕は見惚れた そんな君に見惚れた きっと風が吹いてた きっと星が流れた きっと気づかないほど ずっと見つめ合ってた
ただそれだけGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋狂ったガーベラ ガラクタの街 アイスランドが光を撃って 羽根が生えた気になって 二日酔いの朝に笑った サン=テグジュペリが言ってた 友達とやらを作りたい ゴミ箱みたいな路地裏で 天使を一人見つけたから  ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけで  笑えるなんて思ってもなかった 理屈なんかはどうでもよかった ただ少し笑えた自分が ちょっと愛しく思えた 日差しは今日も暖かかった 空の青は悲しみじゃなかった ただそれだけで世界が ちょっと愛しく思えた  見慣れたポスター 地下鉄の風 グランドピアノが孤独を打って 鍵盤のような心で 二日酔いの朝がぼやけた 子供服売場笑い合う 大きなお腹に見惚れてた 欲で飾ったデパートで 確かな光見つけたから  ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけで  溢れるなんて思ってもなかった 理屈なんかはどうでもよかった ただ少し溢れた自分が ちょっと愛しく思えた 大地は今日も冷たかった 風の声は言葉ではなかった ただそれだけで世界が ちょっと愛しく思えた  繰り返しみたいな朝 進むだけの針 苛立ちでいっぱいになったホーム 気づくとまだ生きている 知らない間に 嫌った世界に また立ってた 生かされてた  ただそれだけで  生きれるなんて思ってもなかった 理屈なんかは中身がなかった ただ変わらずにある世界が ちょっと愛しく思えた 消えたいとか嘆いてみたって 生きるコトをやめたくはなかった ただそれだけで自分が ちょっと誇りに思えた  ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけで
第三質問期GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋どうして どうして 生きていれるのに どうして どうして 意味が要るのかな? どうして どうして 日々は続くのに どうして どうして 逃げてしまうのかな?  なんで なんで 君は? ねぇ なんで なんで 僕…  終わらないとわからないよ 当たり前に 慣れてしまうから 終わらないとわからないよ 目の前の大切なモノ それにさえも気づかない  どうして どうして 声に出来たのに どうして どうして 届いてくれないの? どうして どうして 君はいないのに どうして どうして 思い出すのかな?  なんで なんで 君は? ねぇ なんで なんで 僕…  終わらないとわからないよ 理由なんて いらなかったのに 終わらないとわからないよ 目の前の大切なヒト それにさえも理由を求めて  なんで なんで世界は 矛盾に溢れてしまうの? ねぇ なんで なんで答えは 誰も持っていないの?  終わらないとわからないよ 意味なんて 始めから無いし 終わらないとわからないよ くだらないプライドなら 答えですら無いし  終わらないとわからないよ 言えなかった 言葉とか全部 終わらないとわからないよ 目の前の大切なコト それでさえもまだ足りない
ダンスGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋神様に尋ねました 僕の命に価値はありますか? いや価値なんて付けれないよ 皆同じ人間だからさ 死神に尋ねました 僕の命に価値はありますか? いや金なんて払えないよ むしろ払ってほしいぐらいさ  神様に尋ねました 僕は僕でいたっていいですか? いや勝手にしたらいいよ だってその為に作ったから  新進気鋭と取り沙汰されても 時代ってのは残酷なもので 流行り廃れてはタンスの肥やし あれって誰? これって何? ねぇ ねぇ 教えて  秤にかけるものでもないし 比べるようなものでもないけど 一瞬で傾くんだ 忘れられたかのように 誰かが決めたあらすじ上で 操られてることにも気づかず 器用に踊るんだ 未来のない 今だけのダンスを  神様に尋ねました 僕でいたら夢は叶いますか? いやそんなのはわからないよ それはあなたの努力次第さ 死神に尋ねました 努力したら夢は叶いますか? いやそんなのどうだっていいよ ただ仕事増やすなよ  秤にかけるものでもないし 比べるようなものでもないけど 一瞬で輝くんだ 思い出したかのように 誰かが決めたあらすじ上に 祭り上げられた裸の王と 器用に踊るんだ 使い捨ての 仕組まれたダンスを  神様に尋ねました 僕に何か使命はありますか? いや特別用意してないよ だから自分で見つけてくれ  秤にかけるものでもないし 比べるようなものでもないけど 一瞬で傾くんだ 運命られたかのように 誰かが決めたあらすじ上だ 必死でしがみつくこともないさ 不器用でもいいんだ 誰でもない 量り知れない 君だけのダンスを
小さな部屋GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太今日はなんだか朝の日差しがやけに眩しく 小さな部屋を照らす 寝惚け眼でやっと起こした体 カーテンを開けてみる 昨日壁に飾ったカレンダーの 写真を眺めて思う 行きたい場所なんていくつもあるのに それなのにまた  明日こそはって今日も行く 散らかる狭い部屋の中 たまってしまった洗濯物 久しぶりに晴れてよかった 明日こそはって今日も行く たどり着けそうもない場所も 明日が来てくれるなら 目指してもいいよね 歩こう  今日はなんだか夕焼け空がやけに眩しく 小さな部屋を照らす 膝を抱えていたら世界に独り 取り残されたよう いつか書いた手紙は出さずじまいで 引き出しの奥眠る 上がり込んだ夕陽があんまり綺麗で ドアを開けた  明日こそはって今日も行く 通い慣れた道の端で いつの間にか咲いていたスミレ 雨続きでよく頑張ったね 明日こそはって今日も行く 上手くいかなかったことも 明日が来てくれるなら 出来そうな気がするんだ 歩こう  無数の窓に 灯りがともっていく そこにいたんだね 生きていたんだね  明日こそはって今日も行く すっかり暗い帰り道 切れかかった街灯が一つ チカチカと夜道を照らす 明日こそはって今日も行く 散らかる狭い部屋の中へ 明日は来てくれるから 安心してまた今日も おやすみ
月祭GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太月がやけに明るくて 見上げながら帰った夜 明日の旅行が楽しみで なかなか寝付けなかった夜 些細なことでケンカして 背中合わせで泣いた夜 ついついゲームに熱中して 気づいたら朝を迎えた夜  下手くそなギターを静かに鳴らす 孤独と付き合う僕の夜  手を叩こう そして歌おう なんでもないこの夜を 照らし出そう お月様と さぁ 盛大に祝おう ららら…ららら…  友達の部屋に集まって うるさくて壁を叩かれた夜 解散して一人になって 急に寂しさが襲う夜  新しく買ったマニキュアの匂いが 意外と好きな君の夜  手を叩こう そして歌おう なんでもないこの夜を 照らし出そう お月様と さぁ 好きなように跳ねよう  転んだってまた 立ち上がってまだ いけるんだって強がって 歩いていくしかないんだ 信じていくしかないんだ でも これからは一緒だ  手を叩こう そして歌おう なんでもないこの夜を 照らし出そう お月様と さぁ 盛大に祝おう ららら…ららら… なんでもないこの夜を 照らし出そう お月様と ららら…ららら…
つぼみGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋夜にはあなたがくれた物を 一つずつ捨てることにしたよ お揃いのキーホルダー 貝で出来たフォトフレーム  夜にはあなたがくれた物を 一つずつ捨てることにしたよ 紫陽花のポストカード 夏に舞ったスノードーム  この街ではどこに行っても なんだかあなたがいるようだから 次の春にはこの街も 捨てることにしたよ  昨日まではあなたがいて 昨日までは笑っていた もらった物は捨てられても 思いだけは拾ってしまう  夜にはあなたがくれた物を 一つずつ捨てることにしたよ 少しずれたオルゴール プラスチック製のトイカメラ  このままではどこに行っても 気づけばあなたを探してしまう 待ち合わせていた改札で 足を止めてしまう  一つ一つ捨てる度に 一つ一つ日々は過ぎて 色づいたイチョウの木も 黄色い葉を捨てていく  夜にはあなたがくれた物を 一つずつ捨てることにしたよ でも寂しくなった部屋の中は いろんな思いで散らかっていく また一つ捨てて二つ捨てて 雪が溶けて春風が吹く 凍えていた枝の先に 小さな蕾が  去年まではあなたがいて 去年までは笑っていた  あなたはもういなくたって 今年もまた桜は咲く この街はもう捨てていくけど 思いだけは拾ってしまう  夜にはあなたがくれた物を 一つずつ捨てることにしたよ これで最後の一つ 薬指の指輪
停止線より遥か手前でGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋変わりたいけど変わらないだけだよ だって変わるよりこのままいる方がラク 話したいけど話さないだけだよ だって話すより合わせている方がラク  わかりたいけどわからないだけだよ だってわかるより流している方がラク 伝えたいけど伝えないだけだよ どうせ伝えてもわかってくれないし  誰にも届けない声は行き場無くして 小さな瞳に溢れても届かない 誰かに届けたい想いさえも殺して 小さな瞳は変わらずに映すだけ 映るだけ  壊したいけど壊さないだけだよ だって壊すより何もしない方がラク 歩きたいけど歩かないだけだよ どうせ歩いてもたどり着けないし  誰にも届けない声は行き場無くして 小さな瞳に溢れても届かない 誰かに届けたい想いさえも殺して 小さな瞳は変わらずに映すだけ 映るだけ  何もしないけど決めつけて 何もしないけど欲しがって 停止線より遥か手前で 私は私を嘆くだけ  誰にも届けない声は行き場無くして 小さな瞳に溢れても届かない 誰かに届けたい想いさえも殺して 小さな瞳は変わらずに映すだけ 変わりたい 話したい わかりたい 伝えたい 壊したい 歩きたいけど… 私には、
手と手GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太繋がり合って 支え合って かけがえのない手を取り合って  花が開いた 可愛らしい薄紅色 あんなに地味で小さな蕾が こんなに温かい姿で咲いている 花が開いた 見上げてはほら笑い合う そこには大人も子供も性別も 国も宗教も関係ない  一つ また一つと 小さな小さな優しさがまるで 一つ また一つと 小さな小さな花びらのように  繋がり合って 支え合って かけがえのない手を取り合って それは一つの花となって そしてまた繋がり合って 慰め合って 労り合って 分け隔てもなく思いやって それはいくつもの花となって そしてまた繋がり合って 東京という大きな幹に 数え切れない花が咲く  花が開いた 気づかない内に開いた 自然と差し出した手が 掴んだ手からまた繋がっていく手と手  一つ また一つと 小さな小さな花びらのように  重なり合って 助け合って かけがえのない手を取り合って それは一つの花となって そしてまた繋がり合って ぶつかり合って 認め合って 見返りなんて求めなくたって それはいくつもの花となって そしてまた繋がり合って 東京という大きな幹に 数え切れない花が咲く  何本もの地下鉄が 根っこのように広がって 繋げていく街と街 スクランブル交差点 行き交うすべての人にも きっと会いたい人が…  繋がり合って 支え合って かけがえのない手を取り合って それは一つの花となって そしてまた繋がり合って 重なり合って 助け合って かけがえのない手を取り合って 一つ二つと花となって 三つ四つと微笑み合って それはいくつもの花となって そしてまた繋がり合って 東京という大きな幹に 数え切れない花が咲く
透明な傘の内側からGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太二時の虹が滲んだ 君の眉が歪んだ 泣いているのかい? 泣いているのかい? 無神経な僕は 汚れたシーツのシミの一つ  まぶたのシャッターを切る たどり着いた終点に 君が溢れてるように たった一人の たった一つのアルバム フィルムはあと何枚だろうか  公園の声が聞こえた 僕ら耳を澄ました チクタク チクタク チクタク チクタク… あたかもすべてを 支配してるようで嫌だな  まぶたのシャッターを切る たどり着いた終点が 僕の死であれるように たった一人の たった一つのアルバム フィルムはあと何枚だろうか  透明な傘の内側で 雨に濡れないコトを願う 透明な傘の内側で 時に割れないコトを願う 透明な傘の内側で 僕らは世界を欠席する  まぶたのシャッターを切る たどり着いた終点に 君が溢れてるように たった一人の たった一つのアルバム フィルムはあと…  まぶたのシャッターを切る たどり着いた終点で すべてが叶いますように たった一人の たった一つのアルバム フィルムはあと何枚だろうか
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
匿名GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太笑顔も教えられる時代で 悪くもないのに謝って 気にされてる訳でもないけど 人目ばかり気にする日々で  今にも泣き出しそうな空に言う 「大丈夫だよ。意味なんて考えてはいけない世の中なのだから...」  匿名希望 明日は嫌い 誰でもない景色として 自由のフリした探り合い armeria@wasurenagusa ここも結局同じだ  どうせ同じような今日なら 来てくれなくたっていいのに この生活から抜け出す勇気もないくせに 皮肉なものだ  今にも泣き出しそうな空に言う 「大丈夫だよ。日々なんてこなしていければいい世の中なのだから...」  匿名希望 明日は嫌い 誰でもない景色として 救いのフリした晒し合い armeria@wasurenagusa ここも結局...  誰もが叫ぶ 声も出さずに 泣きそうだから少し黙って 誰もが叫ぶ 顔も出さずに 泣きそうだから少し黙って  匿名希望 明日は嫌い 誰でもない景色として 未来のフリしてわからない armeria@wasurenagusa  匿名希望 今日に期待 誰でもない景色として 孤独のフリして気づけない armeria@wasurenagusa 忘れないで 忘れないで
トワイライトGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡崎広平コンコン 西陽が隙間から勝手に部屋に入り込む ツンツン 通りは冷え切って夜の準備を始める  ハッハッ 気づけば吐息は真っ白なドレス纏って シャンシャン きらめく気配になんだか寂しくなっている  街では浮かれたイルミネーションが歌う  胸が高鳴ったあの頃の僕らに 戻れなくたって僕らは笑い合えるさ  ファンファン 祈りを込めて二人は祝福の下 バイバイ 何度も交わした「またね」を思い出している  一人には慣れた そう思っていた 笑い合う声に滲む光  あぁ 街では浮かれたメロディーが呼んでいる  胸が高鳴ったあの頃の僕らは くだらない話でいつでも笑い合っていた 胸が高鳴ったあの頃の僕らに 戻れなくたって僕らは笑い合えるさ
ドアGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太インターホンが鳴った 午前指定の宅急便だ 近所のCD屋さんには 入荷しなかったCDだ インターホンが鳴った どうやら警察官みたいだ 何かがあった時の為に 個人情報を聞きに来た  僕の毎日はこのドアから始まる  おはよう 訪ねる人 またね 出て行く僕 同じ時を越えて 同じドアを開けて  インターホンが鳴った 別れたばかりの彼女だ うちに置いていた荷物を とうとう取りに来たようだ  僕の毎日はこのドアから終わった  おはよう 訪ねる人 またね 出て行く君 同じ時を越えて 同じドアを閉じて  インターホンが鳴った 出てみたら誰もいなかった 拍子抜けしてふと見上げた 空がとても綺麗だった  おはよう またね  またね
DreamerGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋いっそ全部全部全部 あげちゃったっていいから あと少し もう少しだけそばにいてよ 相も変わらず  今更気づいた ここには何もない 何でもあるよって 罠にかかった 憧れてきたこんな風景 見慣れたらほんと失敬 抜け出せないな 根拠のない自信表明 振りかざし恥ずかし 出口はどうですか?  だんだん夜になって 騒ぎ出す人とネオン 毎回初めまして すれ違ってはバイバイ  いっそ全部全部全部 あげちゃったっていいから あと少し もう少しだけそばにいてよ 今度こそ全部全部 あげちゃったっていいでしょ? やれ現実とか無謀とか 言わないでよ 相も変わらず  今更気づいた ここには何もない 今更気づいて 何か変わるの? 1986年 掬い上げられたあの日から 全部全部全部全部 もらってばかりで返せない 才能ないのはあなたのせいじゃない 甲斐性ないのは見くびりすぎじゃない? いや違いないか  だんだん夜になって 騒ぎ出す人とネオン 徘徊混ざり合って ひとりぼっちにバイバイ  いっそ全部全部全部 あげちゃったっていいから あと少し もう少しだけそばにいてよ ほら全部全部全部 あげるって言ってんだよ なぁ少し もう少しだけこっち向けよ いっそ全部全部全部 あげちゃったっていいよね? あと少し もう少しだけ見届けてよ 全部全部全部全部 僕の中の全部 さらけ出す姿を 見ていてくれよ 相も変わらず
DropGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太君が欲しかったのは湿気ったビスケットですか? 有名なパティシエの甘い甘いチョコレートですか? 君が欲しかったのは酔っ払いバッカス像ですか? 完璧な肉体美で強い強いダビデ像ですか?  不安な君は川の傍 手を滑らして落としたでしょう?  いつか落とした真っ青な夢は 君が欲しがったそれなりの色に 堕ちていけ!  君が欲しかったのは酸化していくシルバーですか? 永遠に輝ける高い高いプラチナですか?  不安な君が川の傍 落としたのはわざとでしょう?  いつか落とした真っ赤なネイルは 君が欲しがったそれなりの色に 堕ちていけ!  The rain will soon drop. 川の傍 The wind will soon drop. 落としたら The light will soon drop. また君は嘘をつくのでしょう?  いつか落とした真っ白な羽は 今も隠れて飛べる日を待っている 終わらない欲望のルールの中で 君が落とした終幕を上げて 飛んでいけ!
夏の大三角GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋きれいなおよめさんになれますように かわいいおはなやさんになれますように さゆりちゃんがげんきになりますように みつあみがじょうずになりますように  短冊ひらひら夕涼み 金魚が残した波間に揺れる 袖を濡らした織姫の 何よりも透き通った願い  元気でやっていますか? 最近はどうですか? 夢中で書いた願いを 覚えていますか? 浴衣姿でりんご飴落っことして 母さんに怒られて泣いたあなたは 一人で歩けていますか? 笑っていますか?  かっこいいヒーローになれますように えらいだいとうりょうになれますように かずきくんとなかなおりできますように はやくじてんしゃにのれますように  短冊ひらひら夕涼み 綿飴が残した粗目頬張る 袖を返した彦星の 何よりも透き通った願い  元気でやっていますか? 最近はどうですか? 隠して書いた願いを 覚えていますか? 浴衣姿で水ヨーヨー振り回して 先生に叱られて泣いたあなたは 一人で歩けていますか? 笑っていますか?  織姫は天の川を渡って 彦星は両手を広げた 織姫は泣きながら笑って 彦星は優しく微笑む  今夜はあなたも 笑っていますように
202GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太風にさらわれた雲 鉄塔の上を飛ぶ 離ればなれのあの子探しに 青く澄んだ空の話。  何も気づかずに朝が来て 何も気づかずに夜が来ました。  夕に照らされた雲 太陽の下に揺れ ピンク色に頬を染めてく 赤く焼けた空の話。  何も気づかずに朝が来て 何も気づかずに夜が来ました。  夜に染められた街 幾千の電球が 幾千の星をしまいこんだ 黒く滲む空の話。  何も気づかずに朝が来て 何も気づかずに夜が来ました。 何も気づかずに今日が過ぎ 何も気づかずに明日が来ました。  ありがとう。 ごめんね。 また明日。。
2月のセプテンバーGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋心に刺さったトゲは まだ抜けないままで 言わなかった言葉が ぶつかって痛む  まぶたにかかった日差し 汗ばんだ背中 死にたくなった2月は 勘違いの温度  話し合って 擦れ合って すれ違って いなくなって見上げたなら 何が降る?  二度と来ない今日に傘を差して まぶた裏の方で君を待った 記憶たどる香り ともる灯り そうずっと 風が歌う今日に耳塞いで 悲しい声は噛み殺して ひどい夢の終わり 君の言葉 そうずっと 待ってるんだよ  何も無かったようでいて こんなにも溢れて 二人はきっと昨日も 特別な記念日  話し合って 擦れ合って すれ違って いなくなって いなくなって いなくなって 雨が降る  ここにいない今日に傘を差して 思い出の無い場所で待った 深く沈む帳 滲む灯り そうきっと 雨が鳴らす今日に耳塞いで 優しい音を待ち望んで ひどい夢の終わり 白く染まればきっと  街に何千個の傘の花 道に何千個の雨の花 胸に何千個の日々の花  君はどこだ?  二度と来ない今日に傘を差して まぶた裏の方で君を待った 記憶たどる香り ともる灯り そうずっと ずっと  ここにいない今日に傘を差して 思い出の無い場所で待った 深く沈む帳 滲む灯り そうきっと  雨が鳴らす今日に耳塞いで 優しい音を待ち望んで ひどい夢の終わり 白く染まればきっと  帰って来ると 思ってるんだよ 根拠なんて無く 思ってるんだよ  雪になったら…
逃げ水GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太好きだった夏を取り戻しに 紫陽花模様を頼りに 胸を誘う方へ  耳障りなアラーム音が 今日もまた朝を押しつける しょうがないからベッドを降りて しょうがないから顔を洗う 通り過ぎる快速電車 いつも通り満員電車 今年ももう6月になったなぁ ふと見上げた中吊り広告  「紫陽花の季節」って 目に留まってふいに 元気かなって君のこと  好きだった夏を取り戻しに 見慣れない浴衣姿に 何も言えなくなった僕だけの 好きだった夏を取り戻しに 紫陽花模様を頼りに 胸を誘う方へ  イヤホンから流れ出した あの頃よく歌ったラブソング 変な替え歌でうたった後に 必ず笑う顔が浮かぶ いつもの駅なら見送って だんだん人が減っていって 気づいたら知らないホームにいて フェンス沿いにあの日の君の  好きだった夏を取り戻しに 花火の音に隠れて 大好きって聞こえた僕だけの 好きだった夏を取り戻しに 紫陽花模様を頼りに 胸を誘う方へ
GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋得意料理はありません 強いて言うならカップ麺 掃除もろくにできないし 断捨離なんてもってのほか ハイブランドのコスメ さりげなく香る香水 大人っぽく見えてるかな 外見ぐらいは  こんな私を好きになってくれる 素敵なあなたはどこかな? あんなに泣いてもまだかな? 新しい恋  雨が上がったなら虹を見せて それぐらいのご褒美がなくちゃ 乗り越えたってやり切れない やってらんない 許してやんない どんな慰めの言葉より 本当の言葉が聞きたいの 神様はいつも誤魔化して 言ってくんない 信じてやんない  オススメされた出会い系 無料だからダウンロード アカウント作ってみたけど 何を書けばいいのやら 出身地は? 趣味は? 特技は? 休日の過ごし方は? こんなんで私の 何がわかるっていうの?  恋が実ったなら愛教えて それぐらいのご褒美がなくちゃ 運命なんて割り切れない 割ってやんない 許してやんない どんな安っぽい言葉でも すがって生きてる人がいるの 神様なのに他人事で 済まさないで ちゃんと言って  雨が上がったなら虹を見せて それぐらいのご褒美がなくちゃ なんて見上げてみればこんなにも 綺麗な空 見たことない どんなありふれた言葉より どんなありがたい言葉より 私が聴かせてほしかった言葉が 今聴こえた気がした
24時間GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太あなたの匂いが残るベッドで 24時間 悲しみを抱いて眠った  彼女は赤いカーディガンを着て 大きいとふくれて 彼はそれを見て可愛いと言って すごく似合っていると  あなたの匂いが残るベッドで 24時間 悲しみを抱いて眠った  アイスクリームを食べる冷たい唇が好き 分けてくれなくていいから その唇をちょうだい  忘れないけどさよなら 戻れないからバイバイ 涙で濡らしたシーツなら あなたが選んだ花柄のまま  忘れないけどさよなら 戻れないからバイバイ 外した指輪が繋いだ 薬指の違和感をなぞる 忘れないけどさよなら 戻れないからバイバイ 同じようには笑えないから もう会いたくないよ  あなたの匂いが残るベッドで 24時間 悲しみを抱いて眠った
願わないようにGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太「あなたさえ居なければ…。」 それが本心じゃないように 「明日さえ来なければ…。」 それが孤独じゃないように  独りよがりじゃないように 悲しみじゃないように  一つの命に ちゃんと幸せが溢れるように 少しの希望で ちゃんと明日を願えるように そうあるべきであるように それが続きますように  「あなたさえ居なければ…。」 それがナイフじゃないように 「明日さえ来なければ…。」 それがカッターじゃないように  独りよがりじゃないように 悲しみじゃないように  一つの命に ちゃんと幸せを与えるように 少しの希望で ちゃんと明日を迎えるように そうあるべきであるように それが続きますように  一つの命に事情や経緯は関係ない 少しの希望に具体的な何かはいらない 一つの命は罪ではない 少しの希望は意味ではない  一つの命が ちゃんと幸せを信じるように 少しの希望が ちゃんと明日を繋げるように そしていつか分かつように そしていつか守れるように この願いがいつか いつか 願わなくてもいいように 願わないように  そうあるべきであるように それが続きますように
ノーゲームGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋おさない かけない しゃべらない 焦った時こそ冷静に もたず つくらず もちこませず 面倒事はごめんです  へたれ 弱虫 意気地なし まぁ なんとでも言えばいいさ 飛んで火に入る夏の虫 なぁ そんなのもったいないだろ?  危なくなったらエスケープ かっこ悪いことじゃない 戦わずして勝利へ 真っ直ぐだけが道じゃない 恐れや不安 苦悩葛藤 誰が臆病と言えようか 逃げたいならば逃げればいい 生き抜く為の才能だ  支点 力点 作用点 無理なんかせず省エネに 見ざる 言わざるを 着飾る クールにかわす身のこなし  無用な論争ご苦労なこった 異常な干渉ストーカーですか? ネット社会が生み出すモンスター 戦々恐々盛り上がってるか? 病んだら負けのクソゲーム ストレスからの空想ゲーム たった一言で誰かの 人生が狂ってく  危なくなったらエスケープ かっこ悪いことじゃない 戦わずして勝利へ 真っ直ぐだけが道じゃない ならば迷わずに修正 かっこつけるとこじゃない 願えるのならゴールは 0対0ノーゲーム 批評や非難 誹謗中傷 誰に救済ができようか 逃げたいならば逃げればいい 生き抜く為の選択だ  正解だ
ノースポールGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太言えなかった言葉は今も いつかの海で出番を待つ 砂を引きずる波音に 消えないように揺れている デュランドの音がいつものように 慣れない人混みを景色にする そして僕は世界をやっと 受け入れることが出来るのだ  駅前の花屋で見かけた 鉢植えのノースポール 大切に育てられた120円の命を 譲り受けることにした  ビニール袋の小さな花が 倒れそうで心配だから 今日はゆっくり帰ろう 帰ろう  コンビニと線路の間の ガタガタ道を今日も歩く 人が行き交う大通りは いつも通り避けている 何人とすれ違ったとしても 通り過ぎては平行線 白い花は相も変わらず 歩調に合わせて揺れている  駅前の花屋で見かけた 鉢植えのノースポール 行き着く先がどんなに望まない場所であっても 生きることしか知らない  ビル群に沈む大きな花が 寂しそうで心配だから 雑踏に溶けた小さな僕は 楽しそうなノースポールと 今日はゆっくり帰ろう 帰ろう
NO FUTUREGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋無駄なモノが多すぎて 飛べないなんて言う そりゃそうさ羽根なんて 始めから無かった まだ夢なんか見れて 羨ましいなんて言う それこっちからしてみたら ただの嫌味にしか聞こえないよ  そういうコトじゃないって わかってるけどごめん 鳥よりも早く走れる僕ら 意味の無いコトで笑おう  あきらめた明日でも 迷わずに向かうべきだ 決めつけた未来でも 決められた未来は無い  出会えてよかったよ また今度なんて言う どうせ出来ない約束なら しない方がマシじゃないか?  そういうコトじゃないって わかってるけどごめん 今度僕から連絡するよ 意味の無いコトで笑おう  あきらめた明日でも 迷わずに向かうべきだ 壊された心でも どうか明日を受け止めて  偉いと呼ばれる人達が 自分を守る言い訳を そのまま正義にしちゃったら 僕らは何にもわかれない わかれない わからない… 僕らに明日への希望は?  あきらめた明日でも 迷わずに向かうべきだ 決めつけた未来でも 決められちゃいない あきらめた明日でも 迷わずに向かうコトで いつの日か決めつけた アイツらを笑おう
ハイド&シクシクGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋・岡崎広平手のひらに人って書いて飲み込んでも 変われない? 変わらないかな もっとやっとけばよかったなんて吐き出しても 戻れない? 戻らないでしょ  ここに書いとくよ すぐに忘れちゃうから  過ごした時間しか作れない今で 立ち向かって行くなら 過ごしてもいない未来に怯えても どうにもならないよ  隠した涙も 教えられた笑顔も 今ここで 全部笑い飛ばそう 隠れて泣いてた 後悔の連続が 今ここで 一斉に狼煙上げる  頑なに正解を振り翳して わかった気になってるんだよ もっとこうすればよかったなんて吐き出しても どうしようも出来なかったの  だからここに書いとくよ すぐに忘れちゃうから  過ごした時間しか作れない今が 決めつけた答えなら 過ごしてもいない誰かの思いを 否定できるわけがないね  隠した涙で 溺れそうな誰かに ほら気づけば 君もなりかけてる 隠れて泣いてた 後悔の連続で 今誰が 始まりの火蓋を切る?  いつだって僕らは 後悔に恋して いつだって僕らはそう…  すぐに忘れちゃうから  隠した涙も 教えられた笑顔も ただ時には必要さ それでも 隠れて泣いてた 後悔の連続が 今ここで 光る 隠した涙で 溺れかけた誰かが ほら今も 君に投げかけてる 隠れて泣いてた 後悔の連続で 今誰もが 一斉に走り出す
白日GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太「これがペテルギウスで、こっちがシリウス。それでね、これがポルックス。」 「違うよ、それはプロキオンだ。さっき君が教えてくれたろう?」  白日のお返しは 安物のプラネタリウム  You make me. I sick you. 朝焼けが星を食べた頃、 You make me. I sick you. 僕たちは愛を食べた。  「ここにオリオンがいて、こっちにライオン。それでね、これがポルックス!」 「好きだねぇ、ポルックス。彼はカストルと双子だってね。」  白日のお返しは 安物のプラネタリウム  You make me. I sick you. 朝焼けが星を食べた頃、 You make me. I sick you. 僕たちは愛を食べた。 You make me. I sick you. 朝焼けが星を食べた頃、 You make me. I sick you. 僕たちは愛を食べた。  白日のお返しは チョコレートよりも甘い甘い 安物のプラネタリウム  You make me. I sick you. You make me. I sick you. You make me. I sick you. You make me. I sick you… (..........repeat)
ハッピーエンドGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太どうなるかはわからないけど 私はまだ歩いてみるわ だってそうでもしなきゃほら どうなるかはわからないでしょ?  世界はガタガタ崩れてくけど 私はまだ死なないわ 目を閉じて いくつも数えて…  私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの 愛する人を失くしても 夢は幻と気づいても 終わることなんて出来ないの だっていつだって ハッピーエンドを待ってるの  どうなるかはわからないけど 私はまだ試してみるわ だってそうでもしなきゃほら どうなるコトも出来ないじゃない?  未来がグダグダ続いてくのは 私の勝手な一人芝居 目を閉じて いくつも数えて…  私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの 愛され方を忘れても 夢は見れないと気づいても 終わるコトなんて出来ないの だっていつだって ハッピーエンドを待ってるの  寂しさなんて産まれた時から知ってる だから忘れる方法を知らない 苦しみに目を向けるばかりで 愛されているコトに気づけない私達は…  私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの 愛する人を失くしても 夢は幻と気づいても 終わるコトなんて出来ないの だっていつだって ハッピーエンドを…  どうなるかはわからないけど 私はまだ歩いてみるわ だってそうでもしなきゃほら ハッピーエンドは来ないでしょ?  (私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの) 私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの (私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの) 私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの (私達はいつでも ハッピーエンドを待ってるの) 私達はいつでも…
GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太彼にはずっと一緒にいようなんて そんな大それたコトは言えなかった 彼女はずっと一緒だよなんて 叶えたいから何度でも言えた  温度差とかそんなんじゃない 彼は臆病になりすぎたんだ  今日も二人は 同じ部屋で朝を待つ 晴れの日も 雨の日も 手を取って それなのにいつか枯れてしまうなら そんなの花と一緒じゃないか  彼は別れる時の苦しさを いつも思い描いていた 彼女は別れる時のコトなんて 考えないようにしていた  価値観の違いなんかじゃない 彼女はいつも怯えていたんだ  今日も二人は 同じ部屋で求め合う 風の日も 曇った日も 手を取って それなのにいつか枯らしてしまうなら そんなの花と一緒じゃないか  幸せならその手のひらに 幸せならその唇に いつだってあると思ってた いつだってあると信じてた 彼には当たり前になってしまった 彼女はいつも怯えていたんだ  今日も二人は 同じ部屋で朝を待つ 雪の日も いつの日も 手を取って それなのにいつか枯れてしまうの? 二人は 同じ部屋で息をする 春の日も 夏の日も 秋の日も 冬の日も 手を取って 手を取って 手を取って 手を取って でもいつか枯れてしまうなら でもいつかわからなくなるなら そんなのいらない いらない いらない いらない いらない  花なんていらない
BYSTANDERGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太さぁ、一つ目の問題ですよ 傍観者さん デデン! 栄光を掴んだのはどちらでしょうか? A:ただただ見ていただけの傍観者か B:諦めがつかなかった誰かさんか  チクタク針は回っていますよ あなたの答えは? GIVE YOU A CHOICE  正解者にはなんと! 決めつけた運命が覆るベルトをプレゼント 不正解者には残念! 群れを成す運命に大人しく従う罰ゲーム BYSTANDER あなた次第!  さぁ、二つ目の問題ですよ 傍観者さん デデン! 賞賛をもらったのはどちらでしょうか? A:ただただ見ていただけの傍観者か B:思い切って踏み出した誰かさんか  チクタク針は回っていますよ あなたの答えは? GIVE YOU A CHOICE  正解者にはなんと! 先に立つ後悔がよく見えるメガネをプレゼント 不正解者には残念! 付き纏う後悔の足枷で生きてく罰ゲーム BYSTANDER あなた次第!  さぁ、最後の問題ですよ 傍観者さん デデン! 希望を絶ち切ったのはどちらでしょうか? A:死んじゃう程追い詰めた誰かさんか B:それでも見ていただけの傍観者か
GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋GOOD ON THE REELツツジの前で写真を撮った 細い路地の角に咲いた 赤が似合わないと言った君の 頬が少し赤かった  たまに思うんだ その笑顔を見てると 僕は君を笑わせる為に 生きてるんじゃないかって  くだらないことで笑い合えたら それだけで世界は輝くんだ 意味ばかり求めてしまう日々に 君という光が差すんだ  行きたい店を決めていくと たいがい定休日ってオチ 休みに遠出を試みると たいがい朝から雨降り  たまに思うんだ その泣き顔を見てると 僕は君の幸せの為に いない方がいいかなって  くだらないことでケンカをしたって 気づいたら笑ってる二人がいた 自分ばかりになってしまう時は 君という光を探すんだ  どんなに季節を重ねたって どんなに体を重ねたって 埋まらない隙間がある だからいいんだって 君がいいんだって その隙間に愛があるんだって  これからもずっと一緒にいようね 笑い合っていようね 君が笑っている為に 地球は今日も回るんだ 君という光で
ヒツジと花の戦いGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋虹も光なら やっぱり暖かいのかな 台風が来た時 猫たちはどこにいるんだろう トゥララリルラ このメロディーはなんだっけ? 思い出す前に 鼻歌はどっか行っちゃうんだ  シャラララ シャラララ あんなに光っていても シャラララ シャラララ もういない星だよ  大切なものでこそ 目には見えなくなっているんだ 宝箱の中 外からじゃ見えやしないでしょ? 名前のない星なら 好きな名前で呼んでみてよ それだけでほら 少し特別だって思うでしょ?  海が青いのは 空の仕業じゃなかったって 知ってしまったら 何かを一つ失うんだ トゥララリルラ 頭でわかったつもりでも 置いてきぼりだった 心が胸をキュッとする  シャラララ シャラララ あんなに散っていても シャラララ シャラララ また花は咲くんだよ  大切なものでこそ 目には見えなくなっているんだ 決めつけられたら きっとつまらなくもなるでしょ? どこにでもある花でも 毎日水をあげたなら それだけでほら ここにしかないって言えるでしょ?  大人もはじめは みんな子どもだったこと 今でも夕陽は なんだか寂しい  大切なものでこそ 目には見えなくなっているんだ じゃあどうやって探す?ってもう簡単なことでしょ? じっとしてくれなくて たまに追いつけなくなるけど 心が動いたそれは 大切だってことでしょう
向日葵とヒロインと僕GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太今日に咲いた大輪の向日葵 やわらかい温度で大地を包む 名残惜しげに色濃く 寂しげなオレンジとピンクのコントラスト 今日の彼方へ沈む  向日葵は青に染まらぬよう、照らすコトしか叶わない。  今日に泣いた暗がりのヒロイン 黒い鳥 クチバシ 夜空をつつく 黒絨毯穴だらけ 悲しげな黒色と銀色のコントラスト 今日の彼方へ沈む  ヒロインは舞台の上で、照らされるコトしか叶わない。  朝に夜はいない いない いない 夜に朝はいない いない いない 触れるコトなど叶わない きっと宇宙は、どこか欠けるようにできてる。  向日葵とヒロインと僕 幸せのキャッチコピー いつかの宿題の四角に書く 『二つが一つに笑う 一つが二つに泣く』 僕はずっと前から きっと気づいていたんだ 愛しくて 悲しくて 曖昧で… やっとあなたに贈ります。  朝に夜はいない いない いない 夜に朝はいない いない いない 触れるコトなど叶わない きっと宇宙は、  朝に夜はいない いない いない 夜に朝はいない いない いない 触れるコトなど叶わない きっと宇宙は、どこか欠けるようにできてる。  ヒロインは今日に向日葵を、摘みに行く夢を見ました。
標本GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太磔にされた蝶々に もう飛ぶことは許されない 乾き切ったスワッグに もう咲くことは叶わない  過去の栄光 そして焦燥 焦った所で誰ももう 聴いちゃくれない わかるだろ? なぁ わかるだろ?  世界中の物語より あなたに尚残る歌を 自分が生きた証として 死んでも尚生きる歌を ららら ららら でもいいんだ あなたが未来で口ずさむ 微笑むように咲く歌をそっと  思い出にされた記憶に もう会うことは許されない 折れ曲がったプライドに もう立つことは叶わない  流行り物に流されるより あなたに尚響く歌を 自分を生きた誇りとして 死んでも尚生きる歌を  70億も望まない あなたにだけ歌おう  遠く光る星なんかより あなたに尚届く歌を 自分の生きた祈りとして 死んでも尚生きる歌を ららら ららら でもいいんだ あなたが未来で口ずさむ 瞬くように降る歌をそっと
ひらりGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太昨日の夢が今も 頭を離れないまま 洗濯物を干して ふと目についた桜が 美しく 誇らしく 咲いてた ひらり  あんまり近くて気づけないまま 季節は春 花粉症でひどく詰まらせた鼻 優しいただいま  声が聞きたくなって電話した 空しく繰り返した呼び出し音 わかってた ずるいよね 今年も目一杯咲いているよ 相変わらず元気に咲いているよ 見上げれば 花びらが ひらり  深夜によく部屋着で 行った駅前のコンビニ 開かなくなったドアに テナント募集の張り紙 君と見た 街並みが 変わっていくよ  思い出せていた温もりももう 忘れてしまうな  靴も履かないままで飛び出した 意外と冷たかったアスファルト 悪いのは 僕だけど それでも胸が君を呼んでいた 二人だけのあだ名で呼んでいた 振り返る 君の影 ひらり  手を振るよ 舞い上げた 桜の木の下 君によく懐いていた 野良猫が鳴いた
ファンファーレGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋宇佐美友啓夢か幻 続きを描くと言うなら せめて進んだ先に 後悔がないように  あなたが行く道を 迷わず照らして 決めつけた運命のレジスタンス  閉め切ったカーテンを開いた 眩しさに眩んだ どんな暗がりにも 光は差すのさ ゲリラ豪雨を降らして 嫌われた雲が 隙間から奏でる 光のパイプオルガン  繰り返す深爪 頼りのない小指でも 耐えていけるだろうか 将来への約束  重たい窓を開いた 紙吹雪が舞った どんな困難にも 風は吹き抜ける 無言の歓声が響いた 言葉すら超えて 駆け出すなら追い風が吹く どこ吹く風  やり切れない思い達が 胸に溢れていく 息もつけない現実に  閉め切ったカーテンを開いた 眩しさに眩んだ どんな暗がりにも 光は差すのさ 言い訳ばかり並べて 眺めているような あなたにこそ鳴らすファンファーレ 藍より青く
冬の羊GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太二人の家 ベランダ 空と同じ色の屋根は 二人で塗ったんだ おはよう キスを交わす二人は リビングに入り込んだ 光に溶けていくようで きれい  白いソファーで 白い体温に頬を  テレビでは悲しいニュースが流れてるみたいだけど 世界ではまだ殺し合いなんかやってるみたいだけど 愛してるよ さわらせてよ  二人の家 ベランダ 罪を犯す星は流れ ヒトデになったんだ おやすみ キスを交わす二人は 遠い遠い争いの 悲鳴が聞こえないように 眠ろう  テレビでは悲しいニュースが流れてるみたいだけど 世界ではまだ殺し合いなんかやってるみたいだけど 愛してるよ さわらせてよ 愛してるよ さわらせてよ さわらせてよ  愛してるよ
ペトリコールGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太朝方の青い空気 結局眠れなかった6時 空っぽになった2段目の棚 忘れていった蝶々のピアス 雨の匂いがした  夕方の下り電車 座りたいから各駅停車 代わり映えもなく進む日常 絶え間なく移り変わる小説 雨の匂いがした  通学路で男の子が 折れた傘で笑った 濡れたアスファルトは マーガリンみたいな匂いだと笑った  いつか失くした宝物 もう探すことはないだろう きれいなものを踏みにじって ゆっくりゆっくり歩いていく 集めていたビー玉は 今じゃもう欲しがったりしない 懐かしさと寂しさの横で 雨の匂いがした  夜型のひどい生活 いつの間にやら近づくアラーム 点けているだけで安心なテレビ 選ばなかったニュース番組 雨の匂いがした  通学路で男の子が 折れた傘で笑った 喉が渇いたなら 上を向いて雨を飲むんだと笑った  いつか失くした宝物 もう忘れてしまうのかな 綺麗な物を買い漁って ゆっくりゆっくり歩いていく 集めていたビー玉は 今じゃもう輝いていない 懐かしさと寂しさの横で 雨の匂いがした  通学路で男の子が 折れた傘で笑った 失くしていく僕の 子供の頃のあだ名を呼んで笑った  雨の匂いがした
ホワイトラインGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太誰もいなくなった屋上に 夕陽が刺さっている 誰もいなくなった屋上は 寂しさを孕んだ 人が溢れかえる新宿に 三日月が刺さっている 人が溢れかえる新宿は 憎しみを孕んだ  グラウンドに引かれた石灰の白線上 はみ出さないように震えながら歩いている それがすべてだった  どこにだって行ける ここに立って言える 一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ  今を求めだした瞳に 秒針が刺さっている 今を求めだした瞳は ため息を孕んだ  グラウンドに引かれた石灰の白線上 始まってもないコトに怯えながら歩いている それがすべてだった  どこにだって行ける ここに立って言える 一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ  考えすぎたせい 寂しさだって 憎しみだって 張り裂ける程孕んだ頭で 石灰の白線上 ただひたすらに歩いている  どこにだって行ける ここに立って言える 一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ どこにだって行ける ここに立って言える 一歩右に踏み出せばそこは 永久に続く宇宙だ
HOPEGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋宇佐美友啓あきらめきれない僕たちは 何度間違えてきたんだろう 妄想や想像に眩んで 何度空振りしたんだろう あきらめきれない僕たちは 何度間違えてきたんだろう 競争や焦燥に駆られて 何度足踏みしたんだろう  正解なんてないんだろう ならどこに向かうんだろう HOPE一本踏みにじって せめて火傷ぐらい残したくて  あきらめきれない僕たちは 輝ける明日を願ってる 悔しさで割ったハイボール 強炭酸が胸で騒ぐ あきらめないから僕たちは いつまでも同じ夢を見る そんなんだから僕たちは あきらめきれない僕たちは…  あきらめきれない僕たちは 何度間違えてきたんだろう 街頭ビジョンを見上げて 何度唇を噛んだろう あきらめきれない僕たちは あきらめないから僕たちなんだ  路上の隅で 踏みにじられた希望の 吸い殻にはまだ 火種が生きてる  あきらめきれない僕たちは 輝ける明日を願ってる 勢いで打ったSNS 情けなくて仕方ない あきらめないから僕たちは いつまでも同じ夢を見る そんなんだから僕たちは あきらめきれない あきらめきれない僕たちは 見たくない明日を見ないように 両手で覆った両の目 塞げなかった胸が痛い あきらめないから僕たちは いつまでも同じ夢を見る そんなんだから僕たちは あきらめることをあきらめて 僕たちは… 僕たちは…
ぼっち部屋のティティGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋未来 期待 不安纏って 開かれる地図の偶像 時給 胃炎 虚構背負って 募らせる日々の妄想 痛い 痛い それでもまだ 微かに光る残像 嫌い 不快 全国ネット 潰される愛の空想  アイデンティティ アイデンティティ そんなの社会にいりません! アダプテイション アダプテイション なんで言われたコトしか出来ないの?  ってそれじゃどうすりゃいいんだよってそれじゃこうすりゃいいんだよ 社会に答えなんて無いなら 自分で作ればいいんだよ  誰かが押し付ける答えに安心してる 抱えた両膝は 立ち上がれるはずなのに  知らん 無理 興味がない 遮断するバカの強行 嘘? 意外! イメージに無い!! お前が何を知ってんの?  アイデンティティ アイデンティティ それよりあの子をごらんなさい ステイビリティ ステイビリティ 夢を持てない最近の若者  ってそれじゃどうすりゃいいんだよってそれじゃこうしてみたらどう? 他人に答えなんて無いから 自分で作ればいいんだよ  誰かが罵る言葉に流されている 隠した思いには 質量が無いと解っといてね  ぼっち部屋にテレビは無い。 ぼっち部屋に時計は無い。 ぼっち部屋に電波は無い。 ぼっち部屋に誰かは無い。  誰かが決めつける普通になりきっている 眺めた両手なら 意外と誰かを救えるんだ
迷子ごっこGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太迷子になった 道が無かった 目印さえわからなくなった ここはドコで 私はダレ? なんでココにいるコトになった?  最後に見たのは いつかのY字路 舗装された左と 歩きにくそうな右  見えないまま走り出した 当たり前だと突き進んだ 「後悔なら先に立って、僕を叱ってくれないか?」  迷子になった 道が無かった 目印さえわからなくなった 背後にあった 張り紙を見た なんだそうか!そうゆうコトか!  『ココならドコでも アナタがダレでも そんなコトは問題じゃない 足元を(みて)ごらんなさい』  見えないまま走り出した 当たり前になってしまった 「後悔なら先に立って 僕を叱ってくれたなら…」  ならなんだって言うんだ! 何が出来たって言うんだ? 足元を見てごらんよ 道は形を無くしたよ  見えないまま走り出した 振り向きもせず突き進んだ いつか誰かが言ってたっけ 僕の前には道が無い  見据えてまた走り出した 前後も無く突き進んだ なんだ始めから道なんて 僕が作っただけだった 目を閉じていただけだった
迷子センターGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太迷子センターは大盛況 いつ覗いても長蛇の列 整理券すら貰えない 果てしない行列 確かにここに居るはずなのに なんだかまるで居ないようで たまらなくなって来たのに これじゃあんまりだよ  僕の意味を知りませんか? ここに居ろって言ったのに 僕の意味を見ましたか? すぐにどこかへ行ってしまう  迷子の迷子のアナウンス どこに向かえばいいですか? 迷子の迷子のアナウンス 帰り道はどっちですか? 迷子の迷子のアナウンス 僕に何が出来ますか? 迷子の迷子のアナウンス 何の役に立てますか?  迷子センターは大盛況 いつになっても長蛇の列 耐えられなくなった人を 今朝ニュースで見たよ  僕の意味を知りませんか? ここに居ろって言ったのに 僕の意味を見ましたか? むしろ意味などあるのかな  迷子の迷子のアナウンス ここに居てはだめですか? 迷子の迷子のアナウンス 何をすればいいですか?  「お呼び出しを申し上げます。どこどこからお越しのだれだれ様、 捨てきれなかった夢がお呼びです。迷子センターまでお越しください。」  迷子の迷子のアナウンス 迷子の迷子のアナウンス 迷子の迷子のアナウンス 僕の出番はいつですか?
MarbleGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太GOOD ON THE REEL心拍数が上がっていく 眠れない朝の5時半に 今なら間に合うだろうか こぼれない涙を抱えている  昔みたいに笑った顔を 望んだとしても叶わないなら 悔しいけれど 寂しいけれど 明日は笑えよ  諦めた夢を無駄にはするなよ お前が掲げた右手を下ろすな 不器用なお前が不器用に悩んで 選んだ道なら胸を張っていけよ  心拍数が上がっていく 眠い目で昼の2時半に 路地裏地下のライブハウス 魂の居場所を探していた  昔みたいに競い合った夢を 語ったとしても戻れないから やるせないけど ぎこちなくとも 迷わず進め  張り上げた声を忘れはしないよ お前が残した思いは消えない 不器用なお前が不器用に歌った Paperback Writerがどこからか響く  客はほとんど共演者 くしゃくしゃになったアンケート 階段で乾杯缶ビール ひどくぬるくて 塗装の剥げたレスポール ぼこぼこになった58が めちゃくちゃ格好よく見えていたっけな  諦めた夢を無駄にはするなよ お前が広げた両手で離すな 不器用なお前が不器用に愛した 世界に一つの幸せをいけよ
Mr.WeekGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋Mr.Monday 悲しみも笑えるように Mrs.Tuesday 朝陽と海に出かけよう Miss.Wednesday「またね。」 鍵をかけたら Mr.Thursday 迷子のアナウンスが鳴る  こんな一日を 一輪のつぼみとして いつかこんな日も 色をつけて開くように  かけがえのない日々を  Mrs.Friday 思い出を消した二人の Miss.Saturday 再び動いた心  どんな一日も 一輪のつぼみとして いつかどんな日も 微笑みから開くように  かけがえのない日々を  Mr.Sunday 例え嘘でも...君は本当にきれいに笑う  こんな一日を 一輪のつぼみとして いつかこんな日も 私として開くように そうして束ねた花束を 大切な人に贈れるように そうして紡いだ人生を 大切な人に渡せるように かけがえのない私を
mean me inGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太蝉の絶叫に似た声で どうかしそうだ 今朝も高架下の柱に ホームレスさんだ  空いた 胸に巣食う穴 埋めてしまうような 驚きを依頼したい  いつも通りにまた 取り憑かれて吐き気がする 逃げ出したい 痛い 死体みたい 風が吹くよ 生ぬるく吹く風が  ふいにぶつかった舌打ちで どうかしそうだ  いつも通り見下されて いつも通り見限る いつも通り気を使ったら いつも通り損する いつになく抗ってみては いつも通りバカ見る いつも通りばかりの世界 嫌い  いつも通りにまた 取り憑かれて犯されそう 変えてみたい 叫び出したい 風が吹くよ 生ぬるく撫でていく
群れる青GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡埼広平午前4時 太陽を待たずに 不確かな夢と微かな希望 アルコールがエンジンに引火 そうして僕ら走り出したんだ  群れる青 トワイライト刹那 ごめんな それよりありがとう 色づいて色褪せた 思い背負って走り出したんだ  笑え今日 歌え明日 冷え切った窓に群青 ここは寒すぎるから 誰か僕を抱きしめてくれ  ドキドキは 時々ならメーデー 胸を打っていたのに 忘れていた サンライズ眩しさに 目が眩んで思い出したんだ  例えばうずくまって ひび割れた日々は何色? どうせ嘘をつくなら せめて僕を見失わぬように  Pretend not to hear. 塞いでも防げない声 Pretend not to hear. でももういいんだ  笑え今日 歌え明日 くすぶって消えぬ群青 ここは寒すぎるから 誰か僕を抱きしめてくれ 例えば身を焦がした 群れる青それは群青 どんな涙だろうと どうか僕を抱きしめてくれ  笑え今日 歌え明日 僕らの群青
迷走GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太君に出会えた偶然 そこに理由はいらないのに 君に出会えた必然 そこに運命はいらないのに 探り探って意味に 積もり積もって言葉に 巡り巡って声に 迷い迷って不確かに  生きてるコトに意味なんて無いよ 君に触れたいそれがすべて 生きてるコトに意味なんてあっても 結局逃げるでしょ?  でも 意味が無いと僕ら不安で 託つける為また迷走 君の声をもっとちょうだいよ 何もわからなくさせて  僕が企む構想 そこに迷いはいらないのに 僕が抱える煩悩 それが愛すら曇らせてく 探り探って意味に 積もり積もって言葉に 巡り巡って声に 迷い迷って不確かに  生きてるコトに価値なんて無いよ 君に触れたいそれがすべて 生きてるコトに価値なんてあったら お金で買えるでしょ?  でも 価値が無いと僕ら恐くて 夢見たコトにすら迷走 君の声をもっとちょうだいよ 夢さえも忘れるように  現実さえも 感覚さえも 君の声で 甘く溶かして  言葉はただの音でしかないよ 君に触れたいそれがすべて 永遠なんて手に入れちゃっても 飽きてしまうでしょ?  でも 届かないと僕ら必死で 押し付ける度また迷走 君の声をもっとちょうだいよ 何もかも猿になろうよ 終わらないと僕らわかんなくて 生きてるコトにすら迷走 君の声をもっともっと… 何もわからなくさせて
目が覚めたらGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太さよなら あなたが居た世界 さよなら あなたと生きた日々 いつまでも いつまでも  目が覚めたら白い天井 新しい花の匂いがする もうどれくらい経つだろう 柔らかな風が心地いい 中庭で車椅子を押す 寂しげな顔の看護師さん 座っているおばあさんは もう長くないらしい  さよなら あなたが居た世界 さよなら あなたと生きた日々 いつまでも 忘れないでいてね さよなら あなたが居た未来 さよなら あなたと出会えた街 いつまでも いつまでも  目が覚めたら蛍光灯 枯れた花びらが落ちる音 隣のシーツは真っ白に 誰も居なかったかのように  さよなら あなたが居た世界 さよなら あなたと生きた日々 いつまでも いつまでも  嘘をついて飛び出した夜 今でも毎日思い出す ちゃんと言えなくてごめんね でも後悔はしてない  さよなら あなたが居た世界 さよなら あなたと生きた日々 いつまでも 忘れないでいてね 明日もしも目が覚めたら またあなたを思い返すの おやすみ いつまでも  目が覚めたら白い天井 体中に繋がれた管 あとどれくらい持つだろう あなたは元気でいるかな
モラトリアムGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太GOOD ON THE REEL煌めく街 誰もいない人混みの中 冷めた顔貼りつけて今日も歩いてる 期待なんてしてないといつも偽って 寂しさを見下してヒール鳴らしてる  ねぇだって 馬鹿みたいでしょう? 何も知らないような瞳で 唇を求めるなんて 明日また眩しすぎる朝に ボロボロになったメイクと 洗い流してしまうの  慰め合うのが愛だとか言うのなら 私はナイフを振りかざして 中途半端に愛を囁く その喉に突きつけてこう言うの 「愛して。」 肯定し合うのが愛だとか言うのなら 私は両の手で突き飛ばして 上目遣いで 何も知らないくせにって見下すわ  流行りの色 買い換えたブランドのポーチに 忍ばせた愛嬌を今日も振りまいて  ねぇだって 馬鹿みたいでしょう? 人の顔色ばかり伺って 何も言えなくなるのは 今夜また眩しすぎる月に なんだか泣いてばかりで 大嫌いな女に  気を使えるのが愛だとか言うのなら 私はシーツを引き千切って 白い華奢な手首を縛って マットレスを汚してこう言うの 「愛して。」 許し合えるのが愛だとか言うのなら 私は裸足で部屋から出て 見つかるまで 知らない男の胸に甘えるわ  ぶつかり合う声と心が喘いでる 傷つけたかったわけじゃなくて うまく笑ってることに慣れた 私を傷つけて欲しかった 「愛して。」 認め合えるのが愛だとか言うのなら 私の渇いた喉を絞めて そんなだから失うくせに また愛を求めるんだって言って 言って 言って  「愛して。」
夕映GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆弘・伊丸岡亮太曇った窓を指でなぞる 大きな水滴ができた きっと簡単なことなんだ 難しくしてんのは僕のほうで  太陽に見つからないように 影に隠れてヘタな口笛を吹く きっとそれだけなんだ 進めないのは僕のせいで  いつだって そう今だって 変えることができないままなの だから ねぇ ねぇ 少しだけ 僕をね…忘れないでほしいんだ  失くした僕らの塞いだ心を 開くカギも力も 全てその手で握ってるんだ 胸には大人の壊した 心のカケラを ヒカリを 一つ二つって握ったままなんだ  朝には夜を夜には朝を 嫌いだなそんなの 昨日と明日の間 つぶやく 今日で言うなら夕映え  いつだって そう今だって 見失って終わってく今なの だから ねぇ ねぇ 一つだけ 君には…忘れないでほしいんだ  きっといつだって そう今だって 逃げてく今が止まってくれない だから ねぇ ねぇ ここにいて 僕の ねぇ ねぇ そばにいて いつだって そう今だって 叫ぶことをやめないでいるのは 僕は ねぇ ねぇ ここにいる ここでね…生きてるんだ  失くした僕らの塞いだ心を 開くカギも力も 全てその手で握ってるんだ 胸には大人の壊した 心のカケラを ヒカリを 一つ二つって握ったままなんだ
ユリイカGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太開かれた公園に閉ざされた君 電線が瞳を伝う 人は好きだけど嫌いなの 私と書いて矛盾  一人が好きで ピアノが好きで 救いの無い小説が好きで  戦うのが下手なくせ 傷つくのだけすごく上手い 嫌いになるのはすぐなくせ 嫌われるのは得意じゃない いきなりしゃべらなくなるのは そうやってまた押し付けるから いきなりいなくなれるのは 帰れる場所が待ってるから  突き放す優しさと泣き出した君 難題が頭を満たす 人は好きだけど嫌いなの みんな消えちゃえばいい  一人が好きで それでも嫌で 信じられない自分が嫌で  奪い合うなら逃げるくせ 諦めるのは得意じゃない 口癖のように繰り返す 「でも でも でも…」  私だけを必要としてよ そんなに期待しないでよ 私だけを見つめてよ そんなに構わないでよ 私だけを求めてよ わかった気にならないで もういいからほっといてよ 私と書いて矛盾  認めるのは癪なくせ 認められたい私には 伝えられるなら伝えたい でも言葉に… 戦うのが下手なくせ 傷つくのだけすごく上手い 嫌いになるのはすぐなくせ 嫌われるのは嫌だ いきなりしゃべらなくなるのは そうやってまた押し付けるから いきなりいなくなれるのは 帰れる場所が待ってるから
ゆれてGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋・岡崎広平本当はずっとわかれなくて でも独りが恐いから ここにいれたら安心だし だからこの方がいいんだけど  なんだか独りでは何もできない気がして いつも心の内側が揺れてる  本当の声飲み込んでまた 合わせて笑うことに慣れて 置いてきぼりにされないように 必死で隠すこの思いが 明日を願って 生きているって ゆれて ゆれて ゆれて  本当はずっとわからなくて 決めたくはなかったから 「はい」か「いいえ」じゃ片づかないと 曖昧に頷いてたら  なんだか独りでは何も決められないようで いつも心の内側が揺れてる  本当の声飲み込んでまた 合わせて貶すことに慣れて その矛先が向かないように 必死で隠すこの思いが 明日を願って 生きているって ゆれて ゆれて ゆれて  考えても答えが出ないことは 始めからわかっているんだ でも考えるのをやめないのは 生きている証拠だ  本当の声飲み込んでまた 合わせて笑うことに慣れて 置いてきぼりにされないように 必死で隠すこの思いが 明日を願って 生きているって ゆれて ゆれて ゆれて
YOU&IGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡崎広平1つ目は人目気にして 少しでも大人ぶる所 2つ目は隠したいのに すぐ赤くなってしまう所 きっと好きな所を 挙げ続けてもキリがない それなのに 不安が拭い切れないよ 何が足りない? 足りない? 足りないんだろう?  2人ぼっちじゃいかないみたいだな  ねぇ なんでなんだろう ねぇ どうしてだろう こんなに人が混ざった世界で 君を見つけたのは奇跡でいいだろう? ねぇ なんでなんだろう 1億分の君だけ こんなにも愛しく想ってしまうんだろう  3つ目は嘘がつけずに 余計に話しちゃう所 4つ目は素直すぎるくせ 見つめると話せない所  1人ぼっちじゃもういられないよな  ねぇ なんでなんだろう ねぇ どうしてだろう そんなにキスをせがんで 自分からはしないのは甘えたがりだろう? ねぇ なんでなんだろう 1億分の君だけ いつでも考えて不安になるんだろう  いつでもそばには居られないから 首筋に痕を  ねぇ なんでなんだろう ねぇ どうしてだろう どんなに言葉を持って口にしても うまいこと伝わらないんだろう? ねぇ なんでなんだろう 1億分の僕だけ選んでくれたのは やっぱり奇跡だろう
四つの手のひらGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太左ポケットは僕のために 右ポケットは二人のために 通り過ぎた日々の箱には 数えきれない優しさが詰まってる  一つ一つ紡いでいく まるで暖かな日差しのよう 一つ一つ紡いでいく 切れない糸で毛布を編む  一年はキスで始まる。 形がないのに壊れてしまうから 二人でそっと包んで 四つの手のひらで 温もりを込めて  終わらない夢は僕のために ならこの歌の言葉は誰のために 通り過ぎた日々の箱には 数えきれない寂しさが詰まってる  一つ一つ紡いでいく まるで針のような三日月のよう 一つ一つ紡いでいく 切れない糸で毛布を編む  一年はキスで始まる。 形があるのに壊してしまうから 二人でそっと包んで 四つの手のひらで 悲しみを込めて  一つ一つ紡いでいく 切れない糸で毛布を編む いつまでも いつまでも くるまって 世界は二人だけのモノ  一年はキスで始まる。 形がないのに壊してしまうから 二人でそっと包んで 四つの手のひらで 幸せを込めて  一年はキスで始まる。  これからも ずっと。
よりGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太死んだ花に生かされた 名前も知らない花 澄んだ空が僕を生かす いや澄んでるのかはわからない  様々に生かされて今日を越す 未来に抱かれた光  鮮やかに香る花も 青さに耐える空も 意味も無く笑い合う日々も 囁き合える愛も 死の向こうには何も無い 僕はそのように思うのです  死んだ人に生かされた 声も知らない人 瞬く星が僕を生かす まだ生きてるのかはわからない  命を捧げた人も 届きそうもない星も 真夜中にすすり泣く声も 支えてくれた胸も 死の向こうには何も無い 僕はそのように思うのです  あなたにも終わりは来るけど その日まで生きていく あなたにも雨は降るけど 傘なら持って来たよ  これから歩き出す人も もうすぐ終える人も 終わりを迎えるその時に 笑っていれるように 意味も無く笑い合おう 言えるなら声に出そう その手は優しく撫でるように 支えになれるように 死の向こうには何も無い だから僕はその時まで…歌う
夜にだけGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋千野隆尋未だ6畳ちょっとの限界 そいつは誰かのせいかい? 笑う笑う だってそれは僕のせいなんだ 苦しめるやつの正体 そいつはどこのどいつだい? 笑う笑う だってそれは僕のことなんだ  進行形はing イマカラナクノハガマンデス 腐るほどあったやれること 端から腐り始めてる  夜にだけ夜にだけ 隠れて泣いて みんなの前では いつも笑ってるんだよ 夜にだけ夜にだけ どうか許して 明日になったら またちゃんと笑うから  もはや飽和状態の現状 そいつは誰かの陰謀? 笑う笑う だってこれが今や日常だ  過去形なら確かed エイエンニドウニモデキナイ 腐るほどあったやれること 腐った後じゃ手遅れだ  夜にだけ夜にだけ 隠れて泣いて そうしてる間に さっそく朝は来るけど 夜にだけ夜にだけ どうか許して 明日になったら またちゃんと笑うから 笑うから  心に決めた進むべき道が 頭ごなしに捻じ曲げられてく 悔しかった夜が 逃げなかった夜が いつか自分の背中を押す  だから夜にだけ夜にだけ 隠れて泣いて でもみんなの前では笑って 戦って  夜にだけ夜にだけ 隠れて泣いて 繰り返してく度に 強くなるから 夜にだけ夜だけは 泣いたっていいだろ? 明日になったら またちゃんと笑って いつかの僕が 心から笑えるように 笑えるように
rainbeatGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡崎広平雨、ベランダに居座る日陰をなぞる音 しとしとのようで 雨、向かいの庭に咲くツツジを揺らす音 ぱらぱらのようだ ―― rainbeat  雨、静かな図書館の出窓をたたく音 ぽつぽつのようで 雨、砂場で晴れを待つバケツを満たす音 ざあざあのようだ  まだ間に合うさ  鳴らせ 忘れられた世界を 響け 時速30kmの協奏曲 鳴らせ 忘れかけた心を 傘を閉じたあなたにそそぐコンチェルト ―― rainbeat  雨、傘を鳴らすリズムで外へと誘う音 手に触れた温度 雨、ぎゅっと力強くそっと柔らかく 包まれていく  鳴らせ 隠し立てた世界を 暴け 時速30kmの協奏曲 鳴らせ 隠しかけた心を 傘を閉じたあなたにそそぐコンチェルト ―― rainbeat  花も 草も 木々も 根を伸ばせ 鳥も 虫も 魚も 群れをなせ 風が 雲が 空が 渦を巻く 雨よ叩け!  鳴らせ 忘れられた世界を 響け 時速30kmの協奏曲 鳴らせ 忘れかけた心を 傘を閉じたあなたにそそぐコンチェルト ―― rainbeat
REMGOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋岡崎広平眠れない 眠れない 眠れない 束になった ファンデーションを塗りたくって いかにもな顔で笑う世論 眠れない 眠れない 眠れない 癖になった 疑うことも売り払って 公衆的趣向を買う  皆さんこちら手の鳴る方へ 乗り遅れるな神はこちら  洗脳からのアンチテーゼ 一切意味を持たない 計画通りだ問題ない 商業化したアヴァンギャルド 散々信じ込ませて 後にも先にもぜんたーい進め!  眠れない 眠れない 眠れない 塵になった かたちの不在をいいことに 刻んだ像をつくっちゃならない  皆さんこちら手の鳴る方へ 値引きセールの神はこちら  混沌からのアンチテーゼ 一体何が悪いと? もう価値無いから問題外 常習化らのクオンタイズ せーので右に倣えよ 端から端までぜんたーい進め!  皆さんこちら手の鳴る方へ 今期流行りの神はこちら  慢心からのアンチテーゼ はいはいすぐに飽きるよ 浅い眠りなら問題ない 正当化したモダンタイムズ せいぜい神欲しがれよ 夢から覚めても夢うつつ
レースのカーテンを揺らしたチームしゃちほこチームしゃちほこ千野隆尋千野隆尋出羽良彰冷たい風が吹いた あの娘のスカートを揺らして 少年の汗を飛ばして 僕の部屋に吹いた  冷たい風が吹いた 男のスーツをなぞって 彼女の涙をすくって 僕の部屋に吹いた  いつからだろう ぬくもりに慣れて頑張れなくなったのは いつからだろう 恥ずかしくなって走れなくなったのは  数え切れない思いの中で たった一つの思いが叫ぶ それは誰にも聞こえないようで きっと誰かが聴いている 使い切れない言葉の中で 使い古された言葉をただ 当たり前だと笑うようで きっと誰もが望んでる 生きたい  冷たい風が吹いた あなたの祈りをさらって 優しく頬を触って 僕の部屋に吹いた  いつからだろう いつからだろう  数え切れない思いの中で たった一つの思いが叫ぶ それは誰もがしていないようで きっと誰もが隠してる 拭い切れない涙の中で やっと掴んだ日常をただ うまくこなしていたいようで きっと誰もが足掻いてる 生きたい  冷たい風が吹いた 疲れた顔にキスして 繋いだ手を通って 僕の部屋に吹いた 冷たい風が吹いた 世界中を旅して 透明になった風が レースのカーテンを揺らした  数え切れない思いの中で たった一つの思いが叫ぶ それは誰にもわからないようで きっと誰もがわかってる 数え切れない奇跡の中で たった一つの奇跡が叫ぶ 平気な顔をしてるようで きっと誰もが叫んでる たった一つの命として 代わりのいない命として かけがえのない命として  生きたい
私へ~光にまみれたver.~GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL千野隆尋伊丸岡亮太GOOD ON THE REEL拝啓 あの頃の自分 今の私は、君が描いた未来とはちょっと違ってしまったけど、 それでも今の生活は、なんとなく幸せです。 雨の日にはしゃぐ子供を見て、君の姿を重ねたりして、 そんなに傘を振り回したら、折れてまた叱られるよって。  おままごとはしないけど、かくれんぼはしないけど、 今の私は…そうだな、コーヒーが飲めるようになったよ。  元気ですよ。 生きてますよ。 未だに大人なのかはわからないけど、元気ですよ。 笑ってますよ。 たまには隠れて泣いちゃうけど、幸せですよ。 幸せですよ。 でもなんだか、寂しい。  つき合ってる人はいるよ。 君が描いた王子様とは、さすがにだいぶ違ってしまったけど、 それでも笑顔が可愛い、とても優しい人。  舞踏会はないけど、かぼちゃの馬車もないけど、 たまの休みが合えば、遊園地に連れていってくれるよ。  元気ですよ。 生きてますよ。 未だにぬいぐるみは捨てれないけど、元気ですよ。 笑ってますよ。 たまにはお酒に呑まれるけど、幸せですよ。 幸せですよ。 でもなんだろう、寂しい。  元気ですよ。 生きてますよ。 元気ですよ。 笑ってますよ。 幸せですよ。 でもどうして? 寂しい。  寂しいからこそ手は、誰かの手と繋いで。 気づかなくても日々は、温かくて幸せ。
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