LIVE REPORT

東京事変 ライブレポート

東京事変

東京事変 JCBホール

2008年08月23日@JCBホール

撮影:三吉ツカサ/取材:ジャガー

2008.08.20

“どうしても同じ空間で好きなアーティストのライヴを観たいと思って始めました、私のワガママです”。本イベント『SOCIETY OF THE CITIZENS』開催のきっかけを椎名林檎が語る。世の中にはこんな素敵なワガママもあるみたいだ。第一回目にも出演したSOIL & "PIMP" SESSIONS、ZAZEN BOYSに加え、SCOOBIE DO、エレファントカシマシが登場する、夢の2日間。それは両日観た人は勿論、どちらか一方を観た人も十分に楽しめる内容であることは言うまでもなかった。 イベントのトップを飾ったのはSCOOBIE DO。“お前と俺のいる、この空間が気持ち良くなればいい”とコヤマシュウが観客を煽りながら「Private Lover」を歌い、「What’s Goin’On」ではSOILのホーン隊も参戦し、濃厚なサウンドで楽しませた。続くエレファントカシマシは、「悲しみの果て」といった代表曲から新曲「新しい季節へキミと」と短時間の間にグッと旨味を凝縮したナンバーを演奏。どれも力強く胸を打ち、会場をさらに一体化させる。イベント2日目、SOIL & "PIMP" SESSIONSがにぎにぎしく演奏を始めるや否や、会場は一気に波を打つ。そこへ椎名林檎が登場し、「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」を披露するとなれば歓声は止まるはずがない。一方のZAZEN BOYSは、“バラードをひとつ...”と言っておきながらアップテンポの「RIFF MAN」に始まり、休む間を与えないクールなサウンドをかき鳴らした。 今回はこれだけではない。転換を利用して、ZAZEN BOYSの向井秀徳と林檎、SCOOBIE DOとSOIL、林檎とコヤマ(SCOOBIE)と丈青(SOIL)といったスペシャルセッションも行なわれたのだ。 そして忘れてはならない。両日ともに出演し、イベント企画者でもある東京事変の圧巻のステージを。アルバム『娯楽』のノリのいいナンバーを中心に攻め立て、「黒猫道」では早まるリズムに合わせ一緒に弾み、「キラーチューン」では両手を左右に揺らすなど、会場の一体感は凄まじいものだった。 アンコールは、そのイントロダクションで歓声が沸いた言わずとしれた椎名林檎の名曲「丸ノ内サディスティック」。東京事変の手にかかればジャジーなテイストに様変わりし、大人な世界観を広げていくのだった。心に深く焼き付けて、夢の2日間はあっと言う間に幕を閉じた。
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