LIVE REPORT

BRAHMAN ライブレポート

BRAHMAN

『AUTONOMY』

2008年03月10日@Zepp Tokyo

撮影:Tsukasa Miyoshi/取材:高木智史

2009.07.20

遂に始まったニューアルバム『ANTINOMY』を引っ提げたツアー『AUTONOMY』。もはやBRAHMANのライヴでしか感じることのできない、ライヴ前のファンの高揚感や焦燥感がすでに霧状の熱気となり、この日も会場に立ち込めていた。そして始まる。人の渦があちこちにうごめき、前に前に押し迫る感情剥き出しのオーディエンスの群れ。毎度のことながら、それに圧倒され、ただその光景を直視するだけの自分がいたのだった。オーディエンスの向かう先にいるメンバーの4人は凄まじいエネルギーを放つ。稚拙な言葉で申し訳ないのだが、それは衝動的な抗うようなものではなく、訴えるような、念じるようなものに感じ、TOSHI-LOWの一声一声、他の3人のメンバーが鳴らす一音一音が心に心地良く鳴り響いていた。曲が鳴らされている間には緊張感が体に張り付き、曲間にそれがフッと一瞬緩む。その瞬間に寒気とは違う感覚でブルッと体が反応し、血が巡っていることを確認する。BRAHMANのライヴはそんな生きていることを確認させてくれるのだ。今ツアーは現在も続いているため、曲順や細かいことまでは書けないのだが、セットリストにはBRAHMANが入念に考え込んだであろう思慮深さを感じ、その構成、表現には、ただ感動があった。ライヴをする者も観ている者も心が叫び、汗をかき、生きていることを感じる。どんな大作と呼ばれる映画などよりBRAHMANのライヴの方がドラマがあると言えるのではないだろうか。
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  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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