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【ライヴレポート】 『BanG Dream! Special☆LIVE Girls Band Party! 2020→2022』 2022年11月12日 at ベルーナドーム

2022年11月12日@ベルーナドーム

(c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.

2022.12.28

次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!(バンドリ!)』に登場する6バンド(オープニングアクトでは新バンドのMyGO!!!!!が出演したので計7バンド)が一堂に会するイベント『BanG Dream! Special☆LIVE Girls Band Party! 2020→2022』が、11月12日に埼玉・ベルーナドームで開催された。同ライヴは2020年5月に開催予定だったもの。約2年越しの開催となり、集まったバンドリーマー(ファンの呼称)はもちろん、出演者であるメンバーたちも嬉しさを爆発させ、『バンドリ!』の歴史を刻む記念碑のようなイベントとなった。

■ MyGO!!!!! ■

■ Morfonica ■

トップバッターとして登場したMorfonica。2020年の時点ではオープニングアクトの予定だったことや、初のライヴ出演となった同年8月開催の『BanG Dream! 8th☆LIVE 夏の野外3DAYS DAY3:Special Live 〜Summerly Tone♪〜』に触れ、“トップバッターとして出られて嬉しい”と話しながら感動している様子が伺える、ヴォーカルの進藤あまね(倉田ましろ役)。デビュー曲「Daylight -デイライト- 」をはじめ「ブルームブルーム」など、アツいバンドサウンドとAyasa(八潮瑠唯役)のバイオリンが融合した、壮大な楽曲をしっかりと聴かせた。

最後にギターの直田姫奈(桐ヶ谷透子役)の“このまま終わるのはもったいない。先輩たちと絆を奏でたい”とPoppin'Partyのメンバーを呼び込み、Poppin'Party×Pastel*Palettes×Morfonica名義でリリースされたコラボ楽曲「絆色のアンサンブル」も2バンドによりライヴ初披露された。

■ ハロー、ハッピーワールド! ■

『バンドリ! ガールズバンドパーティ!(以下、ガルパ)』のライヴ出演は3年振りとなったハロー、ハッピーワールド!(以下、ハロハピ)。伊藤美来(弦巻こころ役)は客席を見渡し“わ〜い! 顔がいっぱ〜い!”と、こころ流の感想とともに、RAISE A SUILENをバックバンドにつけてライヴ初披露となった「にこ×にこ=ハイパースマイルパワー!」などで客席を盛り上げる。

スペシャルゲストとして、『バンドリ!』のライヴには初出演となる吉田有里(北沢はぐみ役)も加わる。“楽器が弾けないのに、こんなかたちでステージに立つ反則技を、お客さんが受け入れてくれて嬉しい”と涙ぐんだ吉田を“関係ない。ウェルカムだよ”とやさしくリードした伊藤。ふたりで「うぃーきゃん☆フレフレっ!」を歌い、フルスウィングをする振り付けやジャンプなどで、吉田もステージを楽しんだ。

■ Afterglow ■

会場が赤いペンライト一色で埋め尽くされたのは、『バンドリ!』のライヴに2年9カ月振りの登場となった佐倉綾音(美竹蘭役)のステージ。スタンドマイクに手をかけて、叫ぶように歌った「独創収差」や「Y.O.L.O!!!!!」などを披露。「Hey-day狂騒曲(カプリチオ)」ではスタンドを振り回しステージで暴れる。“すごい人ですね。頭がいっぱいある〜すご〜い!(笑)”と、伊藤のMCをなぞって笑いを取った。

■ RAISE A SUILEN ■

RAISE A SUILEN(以下、RAS)では会場にクラップが広がった「R・I・O・T」をはじめ、ベース&ヴォーカルのRaychell(レイヤ役)の歌声とDJの紡木吏佐(チュチュ役)のラップがスリリングにかけ合う「HELL! or HELL?」、会場がひとつになって《Wow! Wow!》と心で叫んだ「DRIVE US CRAZY」など、ライヴで人気のナンバーを連投。

Raychellが“2年越しのドームだぞ! もっといけんだろ? 全力でかかってこい!”と叫ぶと、観客は全力でペンライトを振ってステージへ声援を送った。最後に伊藤を招きRASとハロハピのコラボ曲「ラスハピーポー!」を披露。RASのカッコ良さとハロハピの明るくポップな要素が合体した同曲に、演奏が終わるとともに会場からは大きな拍手が送られた。

■ Roselia ■

Roseliaは「FIRE BIRD」「PASSIONATE ANTHEM」「ROZEN HORIZON」など人気曲を出し惜しみなく、のっけから披露。ステージにスモークが吹き出すなど迫力ある演出の中で、ヴォーカルの相羽あいな(湊友希那役)は台に足を乗せて歌い鬼気迫る歌声が印象的だった。かと思えば、ベースの中島由貴(今井リサ役)は指でハートを作って配信やライブ・ビューイングで観覧している観客へ向けてカメラに向かってニッコリ。荘厳なカッコ良さの中に、メンバーの愛らしさも光った。

MCでは客席にウェーブが巻き起こり、その様子を観た相羽が天然発言でメンバーをザワつかせる場面も。最後は佐倉を呼び込み、Roselia×Afterglowのコラボ曲「競宴Red×Violet」を投下。ヴォーカルのふたりがステージの真ん中で睨み合ったり、すれ違いざまにハイタッチするなど、まるで物語のワンシーンのような時間だった。

■ Poppin'Party ■

トリを務めたPoppin'Partyのステージは「ぽっぴん'どりーむ!」でスタート。“みんな待っていてくれてありがとう。溜まり溜まったパワーを使い切るくらい、盛り上がっていこう!”と、ギター&ヴォーカルの愛美(戸山香澄役)。会場にクラップが大きく鳴り響いた「イントロダクション」、ギターの大塚紗英(花園たえ役)が寝転んで演奏した「イニシャル」など、ポップでカッコ良い楽曲が次々と繰り広げられた。MCでこうしたライヴができることを“奇跡”と表現して嬉しさを嚙み締めた愛美。彼女の歌とギターで始まる「Live Beyond!!」では感極まって泣いて歌えなくなる。そこへ大塚やベースの西本りみ(牛込りみ役)が駆け寄り、愛美を支えるようにして演奏したシーンは感動した。ラストの「キズナミュージック♪」では歌詞の内容も相まってメンバーや会場全体に涙が広がった。

■ 愛美(Poppin'Party 戸山香澄役)× 佐倉綾音(Afterglow 美竹蘭役)× 相羽あいな(Roselia 湊友希那役)× 伊藤美来 (ハロー、ハッピーワールド! 弦巻こころ役) ■

終盤は、愛美、佐倉、相羽、伊藤の4人が「クインティプル☆すまいる」と「TWiNKLE CiRCLE」をメドレーで披露するなど、コラボステージが次々と。4人が肩を抱き寄せ合いながら歌う姿は実に青春を感じられた。

■ Poppin'Party× Roselia× RAISE A SUILEN ■

Poppin'Party×Roselia×RAISE A SUILENによる「夢を撃ち抜く瞬間に!(3rd Season #13 Full Ver.)」では、3バンドのメンバー15人が勢揃いし、間奏でギターが3人並んで演奏するなど、圧巻の演奏と歌を聴かせた。

■ 全出演者 ■

ラストは出演者全員で「CiRCLE THANKS MUSiC♪」を歌唱。各バンドの代表が演奏し、メンバー同士で仲良く抱き合ったりしながら、みんなで歌いつないでいくさまは、絆がどんどん深まっていくような感動があり、観ているほうも思わず笑顔になるほど。

最後に各バンドのヴォーカルがバンドを代表して感想を語った。Afterglow、ハロハピのバックも務めたRASのRaychellは“久しぶりにバックバンドもさせてもらって楽しかったです。最高の一日をありがとう”とひと言。Morfonicaの進藤は声優になる前からバンドリーマーだったそうで“なんて幸せ者なんだ!”と感激。伊藤は“いつか他のメンバーも一緒にステージに立ちたいです”と想いを伝え、相羽は“念願だった最高の景色。想像以上でした”と言葉を残す。佐倉はゲームの音声収録時は孤独だったことに触れ、“台本の先に、こんなにたくさんの人がいて支えてくれていたことは、当たり前じゃないと改めて実感しました”と、愛美は“弱気になったこともあったけど、メンバーが励ましてくれて、改めてメンバーの大切さを感じました。気持ちは今までの何千倍も込められたと思う”とコメント。話をしながらまた泣き出した愛美に次々と駆け寄ったメンバー。『バンドリ!』ファミリーの温かさに“みんなが大好き。『バンドリ!』最高!”と応えた愛美のひと言にこの日のライヴの全てが表れていた。

撮影:ハタサトシ、福岡諒祠(GEKKO)、池上夢貢(GEKKO)、高田まき子/取材:榑林史章

(c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

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