LIVE REPORT

LONGMAN ライヴレポート

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【LONGMAN ライヴレポート】 『TOUR2022 "This is Youth"』 2022年6月5日 at Spotify O-WEST

2022年06月05日@Spotify O-WEST

撮影:村井 香/取材:田中 大

2022.07.03

SEが鳴り響く中、ステージに登場したさわ(Ba&Vo)、ひらい(Gu&Vo)、ほりほり(Dr)。3人が放ったサウンドがひとつになり、会場全体をアツく震わせた「Opening」を経て、「Never Let Go」がスタートした。ライヴ冒頭からパワー全開で演奏できる喜びに満ちた彼らの様子が表情はもちろん、音からも真っ直ぐに伝わってくる。ひらいが“始まったぞー!”と叫んで「Mind Of Past」へ突入すると、フロアー内に漂う熱気は急上昇していった。

「Excuse」が披露されたあと、最初のMCタイム。“渋谷のスクランブル交差点をめちゃめちゃ楽しみにしていて”と、会場入りする前のことを語り始めたひらいであったが、その様子を見たさわが“ひとりだけ歩き方がダサくて。人一倍猫背で”と指摘した。“一回の青の間に往復せなあかんから”というひらいの言い訳に対して、“関係ないやろ、ダサいのと?”とほりほりがツッコミを入れるのを聞いて観客は大爆笑。そして、“一年越しのツアー。『This is Youth』をリリースしてすぐには全国を回れなかったから。このツアーでみんなと僕らで、『This is Youth』を完成させたいと思ってます!”とひらいが観客に呼びかけ、さらに多彩なナンバーが届けられていく。

「Never end」を皮切りに、ますます絶好調となっていった演奏。エネルギッシュなナンバーの数々を経て、会場のムードを一気に瑞々しく塗り替えていたのが「HUG」。さわの温かな歌声が、耳を傾けている人々の心を包み込んでいるのを感じた。そして、再び迎えた小休止。オフだった前日のことを彼らは語ってくれた。“東京の行きつけのベトナム料理屋さんで店員さんに顔を覚えられました”(ほりほり)。“母親に“バターを入れるタッパーを買ってきて”って言われて、お店まで指定されて合羽橋に行ったの。家具屋さんの前を通ったら、椅子や机と並んでベースが置いてあって“どういうこと?”と思ったら、“音楽教室やってます。”と書いてあって”(さわ)。“外国の方がしゃべっているなぁって思って振り返ったら、ただの滑舌の悪いおじいさんだった”(ひらい)――互いの行動や着眼点にツッコミを入れ合うテンポのいいトークは、演奏以外でも3人のコンビネーションが抜群であることを感じさせてくれた。

5月にリリースされたEPの表題曲「ライラ」、“みんなで飛ぶ曲です!”(ひらい)の言葉どおりの風景を作り上げた「WALKING」などによって、素晴らしい一体感がますます生まれていた中盤。“みんなでルールを守って、協力し合って、今日みたいな空間がある。めっちゃ幸せやと思います。ほんまにありがとうございます!”と、音楽を思いっきり楽しめるライヴハウスが戻りつつあることへの喜びを、ひらいが語る場面もあった。“毎日、山あり谷あり。僕らにとってストーリーになるように、ドラマチックになるようにやっていこうと思ってます。みんながおったら続けられるし、みんながおってくれるようなバンドにこれからも頑張りますんで、よろしくお願いします!”というひらいの言葉は、大きな拍手とともに受け止められていた。

手拍子によるコール&レスポンスが3人の演奏にさわやかな音色を添えていた「Makes You Rock」、観客それぞれの胸のうちにさまざまな思い出を蘇らせたはずのメジャーデビュー曲「Wish on」、飛び跳ねながら盛り上がる人々の姿が壮観だった「Just A Boy」、ミラーボールが放つ光の粒子がフロアーに降り注ぐ様が綺麗だった「Hello Youth」...パワフルなナンバーが一気に放たれて本編は終了。観客の手拍子に応えてステージに戻ってきた3人は、“#LONGMANとおしゃべり”で寄せられたツイートを読みつつ、観客とのコミュニケーションを楽しんでいた。誕生日を迎えた観客のために「おたんじょうびのうた」を歌ったり、リクエストに応えて「PAINT IT!」を演奏するなど、リラックスしたムードのひと時だった。

アンコール1曲目「Will」を披露したあと、“昼から飲むビールは好きでしょうか? そんな曲です!”とひらいが言い、勢い良くスタートした「BEER!」は、疾走感に満ちたサウンドが爽快極まりなかった。そして、“最後にみんなですごい空間を作りましょう”(ひらい)という言葉が添えられ、ラストを華麗に締め括ったのは「FEEL GOOD」。活き活きとしたサウンドが、“ライヴハウスって最高だなぁ”ということを改めて実感させてくれた。

“おかげさまで素敵な空間ができました。ツアーを回って、大きくなって、いい曲を作って帰ってきますので、良かったらまた遊んでください。今日は本当にありがとうございました!”――メンバーを代表してひらいが挨拶。手を振りながらステージをあとにした3人を、力強い拍手が見送っていた。彼らがこのライヴで噛み締めた手応えは、今後の活動のための素敵なエネルギーとなるに違いない。

撮影:村井 香/取材:田中 大

LONGMAN

ロングマン:四国・愛媛発の男女ツインヴォーカルパンクバンド。2012年より現在のメンバーで活動スタート。14年に1stフルアルバム『Neverland』を全国リリースし、15年8月には2ndミニアルバム『tick』発売。17年夏よりライヴ活動を休止していたが、18年に復活ライヴを行ないさまざまな大型フェスにも参戦。19年6月にインディーズを総括するベストアルバム『Dictionary-indies BEST 2013-2019-』をリリース。同年11月にTVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のEDテーマ「Wish on」でメジャーデビューを果たした。精力的にライヴ活動を続けながら、20年に1stフルアルバムを発表し、21年にミニアルバム『This is Youth』をリリース。22年4月より全国ツアーを開催し、5月にEP『ライラ』を発売する。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    01. Opening

  2. 18

    <ENCORE>

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