LIVE REPORT

Bamboo ライヴレポート

Bamboo ライヴレポート

【Bamboo ライヴレポート】 『BAMBOO VIVA!!! ONEMANSHOW -SCRAMBLE POP編-』 2021年4月15日 at 渋谷TSUTAYA O-Crest

2021年04月15日@渋谷TSUTAYA O-Crest

撮影:タカハシハンナ/取材:田山雄士

2021.04.21

“破天荒ポップロック”を掲げて活動する男女混成の3ピースバンド、Bambooが1st EP『SCRAMBLE POP』のレコ発ライヴ『BAMBOO VIVA!!! ONEMANSHOW -SCRAMBLE POP編-』
を4月15日に東京・渋谷 TSUTAYA O-Crestで開催した。

2015年春に高校の軽音楽部の同級生で結成されたBamboo。この日のライヴは『SCRAMBLE POP』のリリースパーティーであることに加え、バンドにとって初のワンマンとなる記念すべき公演だ。なおも続く新型コロナウイルスの状況下、そして政府が発表したまん延防止等重点措置によって時間の変更を強いられたにもかかわらず、会場には3人の音楽を愛するたくさんの観客が詰めかけた。

定刻になると、サポートドラマーを従えた編成でBambooのメンバーが颯爽とステージに登場。黒髪ショートにイメチェンしたちなみ(Vo&Gu)、大吉(Gu)、匠(Ba)がまずはドラムセットの前に集まって気合いを入れ、ウォームアップ的なセッションを経て、『SCRAMBLE POP』の冒頭を飾る「アマノジャク」からライヴがスタートした。

赤い照明で染まるステージの中、力強いヴォーカルとハードなロックサウンドをキリッと轟かせたかと思えば、今度は一転してモータウンビートの効いたカラフルな「ウタウタイ」へ。間奏でソロ回し&メンバー紹介も華麗に決めるなど、数々のコンテストで好成績(『第5回全国高等学校軽音楽コンテスト』グランプリ、『出れんの!?サマソニ!?2019』『マイナビ未確認フェスティバル2019』ファイナリスト)を収めてきたさすがのパフォーマンスで、場内のボルテージは早くもいい感じに上がっていく。

“ついにこの日が来てしまいました。本当にお越しくださってありがとうございます。始まったばかりなのに私たちもドキドキワクワクなんですけど、みんなの力を借りて一緒に楽しい空間を作れたらと思います”とちなみが挨拶したあとのブロックでは、裏打ちのリズムが気持ち良い「枯れる」、男女のすれ違いを切なく描いたエモーショナルなラブソング「月光」、青春の透明感を真空パックしたような清々しさあふれる「クロノス」と、高校時代に作ったアルバム『Bamboo』のナンバーも含めて披露。フロアーからは自然とハンドクラップが湧き、3人も久しぶりのライヴハウス公演を存分に楽しんでいる。

本公演の模様はオンラインでも配信されており、“直接ここには来られなかった人たちも観てくれてありがとうございます”と改めて感謝を伝えるちなみ。そして、“観てくれる人たちがいて、私たちバンドが成り立っているんだなって実感してます。というのも、昨年はコロナのせいでライヴができなくなったり、どんどんネガティブに巻き込まれちゃって。リリースがまったくできないまま、無気力な一年を過ごしてしまったんです”と、人知れず抱えていた葛藤を素直に打ち明けるシーンもあった。

そんな時に大手輸送機器メーカーのHondaからのオファーを受けて制作したのが、コロナに負けず夢を追う10代の若者を応援する企画のテーマソング「HONKIDA」。本プロジェクトを通して、むしろ彼女たち自身が“落ち込んでいる暇はない!”とすごく救われたのだという。途中の歌詞を《わたしもこのBambooの音楽でみんなの心を救えたらと思うんだよなー!》と歌い替えるなど、さらに奔放なテンションで楽しく届けたその「HONKIDA」、大吉がキャップを脱ぎ捨てアグレッシブにギターを弾き倒した「イビツボーイ・ミーツガール」の鮮やかな流れはとりわけ素晴らしかった。ステージを所狭しと駆け回っていた匠がライヴで映える曲を意識して書いた「イビツボーイ・ミーツガール」だが、まさに狙い通りの...いや、予想以上の大盛況だったのではないだろうか。

“無事にライヴが開催できて嬉しいです。でも、これがゴールなわけじゃ全然なくて、ひとつの通過点なので、また明日から次のステップに向けて頑張っていきたい”と、バンドとしての決意を新たにした大吉。その後は、もう二度と弱さに溺れたりしないという想いが宿ったような「偽りをもって」、“いつか咲くためにあなたは今、そこに立っているんだと思います”とちなみがオーディエンスに告げて始まった「サクタメの花」を全力で演奏し、本編を晴れやかに締め括った。

アンコールでも人懐こいキャラクターと凝ったアレンジをもって、変幻自在のポップミュージックを繰り広げたBamboo。《弱音を吐いてうじうじしてたって何も始まらないのさ》と歌う、過去にバンドの危機を救ってくれた楽曲「なくな、少年」をエールとして送り、ラストの「人生残酷物語」では、“血も涙もないこの世界が私は大嫌いだし、そんな自分自身も大大大嫌いなんだ!”と曲中にちなみが叫んだ。こうしたアプローチもやはり、コロナ禍の苦しい心情に寄り添った、残酷に思える現状から這い上がるためのエールと言えよう。

“今までで一番長いライヴなのに、やってみると早いね”“もっとやりたい!”と初ワンマンの感想を語り合っていた21歳の若きメンバーたち。ここからまた新たな道を歩み始めるバンドの姿を、楽しみに見守っていきたい。

撮影:タカハシハンナ/取材:田山雄士

Bamboo

バンブー:2015年に高校の軽音楽部で結成された男女混合3ピースバンド。学生時代からさまざまなコンテストで好成績を収め、『マイナビ未確認フェスティバル2019』ではファイナリストに選ばれた。“破天荒ポップロック”をコンセプトに日々、自由奔放に活動中。21年3月に1st EP『SCRAMBLE POP』をリリースした。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 2

    2.ウタウタイ

  2. 3

    3.枯れる

  3. 4

    4.月光

  4. 5

    5.クロノス

  5. 8

    8.偽りをもって

  6. 10

    <ENCORE>

  7. 11

    1.なくな、少年

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